◇フレッシュボイス過去ログ #2567の修正
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2人は私の父の郷里である愛媛県宇和島市の出身で優秀な法学者であったが、ロシア皇 太子暗殺未遂事件で更に男を上げた好漢である。もちろん私とは何の関係もない。 朝刊を見ると、東京地裁八王子支部が、自衛隊宿舎にイラク派遣反対ビラを撒いた市民 3人を無罪にしていた。いや、起訴の罪名は「ビラ撒き」ではない、住居侵入だ(当た り前ぢゃが)。住居侵入は、だいたいからして、嫌がらせとかを住民側から排除する イーワケにするための規定だと私は思っている。総ての法は国家(に連なる)権力を制 限し、人民の権利を保障する。法に規定のないことは権力行使が不可能であり、法に規 定のないことは人民の行為を制限できない。簡単に云えば、法に書かれたほとしか権力 は行使できず、法に書かれた制限しか人民には存在しない。それは近代国家であれば常 識であり、いくら固有国家の憲法を「其の逆だ」と書き換えても、アッサリ否定でき る。此を、常識と云う(でなきゃイラクに内政干渉した挙げ句、戦争おっ始めて自らも 膨大な犠牲を払うバカを見て「民主化」なんか押し付けられないんだな、これが)。 例えば、宅急便の引き締まった肢体20代後半の顔立ちは十人並みだが後れ毛を汗ばん だ頬に張り付かせ健気に荷物を運ぶ女性が敷地内に入ってきたとして、誰が「住居侵 入」だと告発するか? いや、いくら別嬪でもニッポーキョーの集金人なら即座に「住 居侵入」で通報してやるが、ダブつく宅急便の制服で立ち働く、朝出がけに振ったか安 手のコロンと若い体臭が混じった甘酸っぱい蠱惑的な臭いのする心ならずも、少年のよ うに淡く筋肉質になってしまったウラ若い女性を、「へっへっへっ住居侵入だぜ、訴え られたくなかったら寝室まで荷物を運びな」とか云う族こそ、嫌悪すべき変態野郎であ る。 さすが我らが自衛隊は、そんな人でなし変態野郎ではなかった。まだしも軍人であるか ら、スットンキョーな妄想には付き合えなかったんだろう。文弱の輩こそが、岐路に立 っては主戦論、威勢の良いことを云って、国を滅ぼす。何かコンプレックスでも持っと んのかいな。キチンと喧嘩も経験してれば、呼吸は解ろぉもん。いま此の国は、戦える 状況ではない。最近は、自衛官が憲法論議に口を出したとか問題になってをるが、確か に直接的影響は与えてはならず、自衛官にもバカはいようから、バカの口出しは許すべ きではないが、良心的かつ真摯な軍人の声に耳を貸さなかった挙げ句に、前の戦争でシ ョーモナイ形で負けたって見方も出来るんだから(負けるのが必然であっても、負け方 にも色々ある)、あまり感情的にならぬ方が、よろしい。結局、何時の時代にもバカは いるのだから、飛び交う言説は玉石混淆、其れを取捨選択するが人民の器量であり、間 違って滅ぶならば当たり前、享受せねばならぬ。それが民主主義だ。例えば性的な関係 性で社会的位置を云々するが最悪のものであると、大衆小説たる八犬伝だって書いてい る。日本の常識は、何処まで後退してをるのか。 しかし地裁支部判決がマトモだったからって、安心は出来ない。ちょっと前に、原発絡 みで珍しくマトモな高裁判決が出たと思ったら、最高裁が茶々を入れる姿勢を示した。 だいたい、いまのスットンキョー内閣は詰まるところ総選挙の結果だが、政権与党中枢 政党をブッ潰すなんぞほざいてた者が、政党内閣制で主犯ぢゃなかった首班となる逆説 からして、総選挙で新任された最高裁判事に如何な正当性が現実に認められるのか。文 学に逆説は許される。政治に於いて、主権者たる人民が思考停止したなら、或いは逆説 も罷り通ろう。しかし、司法に於いては、決して許されない。 八王子判決は、基本中の基本、可罰性と構成要件の関係を明らかにした。確かに法の規 定は、まずは構成要件の認定が基本となる。検察の主張する事実が真か偽か。拷問によ る自供とか、証拠の捏造なんて耳目を峙たせる極端な事例が思い浮かぶ。しかし、検察 の主張する事実が真実であっても、果たして其れが法の想定する、罰す可(べ)き対象 か否か。健気な宅急便女性配達人を訴える者は想定できない。しかも後れ毛が汗で頬に 張り付いているのである。送り先を間違っていて、私ん家の敷地に入る理由さえない場 合であっても、である(話が進まんがな)。 結局するところ、八王子判決は、市民の常識を想定し、可罰性まで視野を広げた、マッ トウもしくは当たり前のモンに過ぎない(過去の判例を見ると此の「当たり前」が素晴 らしく輝くのだが、政治に司法が支配されているが如き現在にあってこその現象であろ う)。 一部メディアは、この判決の背景に、憲法があると書き立てていた。そりゃま、そう だ。少なくとも判決には根拠が必要であり、明らかな常識であっても、憲法とか何とか 根拠を示さねば、格好がつかない。しかし非常識首相が首班たる与党は、首相にブッ潰 される宣言までさせて、政党内閣制であるというのに不信任もせず、改憲を画策してい る。こんなアヤフヤで国憲は改正し得るのだ。別に憲法なんて杓子定規に受け取るもん ぢゃない。則ち、憲法なんてもんよりも、人民の常識が優先されることもある。イラク 派遣延長反対が世論調査の六割を超えている現状で、派遣は延長された。世論の多数を 無視する政府が憲法卯を改正したとて、幾ばくの説得力やある? またしても、「聖徳 太子の十七条憲法の時代から、憲法なんて努力義務に過ぎないもんねぇ」と破るしかな いではないか。選挙で通った議員が最も多いからこそ政権与党の中枢たる某自民党だ が、内部分裂した上で首班指名している此の矛盾、逆説。構成要件と可罰性の齟齬と瓜 二つの写し絵だ。構成要件のみ言い立て、可罰性(常識)を無視する警視庁行政は、ま ぁ走狗としては真面目に遣ったとも言えるのだけれども、常識ある司法に救われたな (バカを云う奴はいつでもいるが、其れを真に受けるか止めるかで、国のレベルが判然 とする)。 さて八王子判決、スットンキョーな総選挙で信任された最高裁判事のもとにまで上告さ れるか、控訴で終わるのか。上級審が如何な判断を出すかで、日本の未来も見えよう が、さて、如何か。まだしも司法は腐りきっていないと信じたがるは、宇和島の血のな せる術か、はたまた虚しい妄想か。 ……だから早く寝ろよ、自分。
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