◇フレッシュボイス過去ログ #2480の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
マジックを観に行こう> 数えてみたところ、これで八度目のマジック見物。今回のマジシャンの名は、 ミスターザウバー! ……誰? 初めて聞く名だし、検索しても情報は皆無に等しい。全席自由席 というのも珍しいし……。 という訳で、全然知らないマジシャンを観に行くのは、今回が初体験です。 若干の不安を抱きつつ、会場へ。 掲示板に催し物の案内があり、その中の一つにザウバーのショーのポスター も。写真が大きく載っていて、このとき初めて、ザウバーが日本人だと分かる。 端髭を生やした恰幅のいい、土建屋っぽい印象の中年?男性。プロフィールに よると、アメリカやドイツ、ラスベガスで修行したとのこと(アメリカとラス ベガスを何故分けるのかは謎)。微妙に怪しい……。 また、ポスターには、丸囲みの顔写真でゲストも示されていました。伊吹な んたらいう女性演歌歌手と、何の説明もなくセニョール玉置という若い男性。 うーむ。 会場出入口付近に行くと、客層がちょっと変わってる。いかにもマジック好 きそうな子供をつれた大人に混じって、妙に派手ななりの女性が目につく。そ のそばには、なーんとなく強持ての男が必ずといっていいほどいたり。これは マジックショーよりも、キックボクシングの会場に雰囲気が似てるなぁ。 とりあえず、さっさと入場していい席を確保しようと、列に並ぶ。係員にチ ケットを差し出すと、「整理番号は受けられましたか?」みたいなことを言う。 何のこっちゃ。 腕で示した方角を見やれば、整理番号の受付をやっている。どうやら座席表 を見せて、空いているところから選べる仕組みらしい。 それならそうと掲示しないと分からん。貼り紙もなければ、係員が声を上げ て説明することもない。大体、自由席で売っといて……意味不明。 とにかく、真ん中辺りの割とよい位置を確保し、入場。すると場内アナウン スで、「開演まで、ロビーでクロースアップマジックをやっています」という から足を運ぶ。 ザウバーじゃない人が、子供のイレギュラー発言をいちいち相手しながら、 演技を進めていた。大変な人だかりで、すぐ横や真後ろにまで客が入り込んで いるにも拘わらず、このマジシャンはなかなか鮮やかな手並み。「客から借り たお札にペンを突き刺し、抜き取っても穴が空いていない」とか「四枚のコイ ンがテーブルクロスの四隅を瞬時に移動」といったお馴染みの演目だったけれ ど、上手でした。途中、子供の茶々がうるさくなったのか、手先から火を出し てのけぞらしていました。 席に戻り、しばらく待つ。偉いさん待ちだったのか、二時開演のところを九 分遅れでスタート。 舞台に登場したザウバーは、ちゃんとしたマジシャンでした。逆の意味で期 待外れ(笑)。 この人、人間の出現マジックが得意なのか、やたらと“美女”を出現させま す。シチュエーションを少しずつ変えて、何度も同じことやってました。普通 なら一人しか出さないであろうところを二人出すなど、小さな工夫は窺えまし たが、もう少しバラエティに富ましてほしい。得意技があるのは結構なことだ が、ここぞというときに決めてみせればいいわけで。 何度か衣装替えがあって、ミリタリールックになったときは、その手のマニ アに見えてしまった。他にも、格好はマジシャンらしくても、歩き方がぎこち なかったり、手際がちょっぴり遅かったりで、かなり損をしているなと思う。 あと、ロックシンガーが弾き語りの際に使うようなマイクを二度ほど使用して いたけれど、あれは不自然で怪しい。マイクの部分に種を仕込んでおき、マイ クを握る度に種を手に補充しているのだと思う。 とまあ、色々感じつつも、イリュージョンを謳うだけあって、大がかりな演 目が多く、これで3000円はお得でしょう。 ついでながら、ゲストの二人についても感想をば。 演歌歌手の方は、子役でそれなりに活躍したあと、小六の頃から演歌を習い 始めたそうで、歌唱力はかなりありました。これでもかっていうくらい、語尾 が伸びるし。現在十九歳になったばかりとか。こういった人の大部分に当ては まるかもしれませんが、売り出し方や見せ方を工夫して、それがヒットすれば、 たちまち大化けするんでしょうなあ。 もう一人のセニョール玉置は、登場と同時に玉置浩二の「田園」が流れ、そ の瞬間、私も思い出しました。この人、テレビで一度だけ観たことあった。も のまね芸人だ。私が観たときは、関西ローカルの昼のワイドショーに出ており、 芸人がそれぞれ五分ほどのネタ見せをし、会場を埋めたおばちゃん達が、小銭 (自腹かどうかは不明)を点数として投じるスタイルのコーナーだった。セニ ョールは四、五万円を稼いでいったんじゃないかな。かなり高得点でした。 で、今回観たセニョールも玉置浩二を皮切りに、北島三郎、谷村新二、坂口 元厚生大臣、笑瓶、ペヨンジュン、長渕剛といったレパートリーを披露。最初、 「誰だおまえ?」的雰囲気だった会場を、笑いの渦に変えた。滅茶苦茶似てい る訳ではないが、特徴を掴んでいることと、歌唱力があることが大きな武器に なっており、さすがです。 ではでは。ピエールもセニョールも、いい!
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