◇フレッシュボイス過去ログ #2444の修正
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先だって近場では広島県立図書館にしかなさそうな本を求めて広島まで出向き、筆写し てきた部分をパソに打ち込んでたのだけれども【移動する臓器】に関するものがあるの で、意味もなく紹介しよう。 象膽 象膽随四時在足春在前膊左夏在前膊右熊膽春在首夏在腹秋在左足冬右足■(虫に冉)蛇 膽随日転上旬近頭中旬近心下旬近尾或云■(蛇に冉)蛇膽随繋而応■(魚に嘗)魚膽春 夏近下秋冬近上鼠膽在首或云鼠無膽■(キエモノヘンに章)亦無膽■(魚に侯)■(魚 に夷)亦無膽 四季によって、あるいは十日ごととか、それぞれの基準に沿ってに臓器が移動するので ある。昔の人は、変なことを考えてたもんだ。ってぇか、少なくとも象の場合は、膽っ て中心的な臓器と考えられていたので、ズシンズシンと歩く象の足に注目し其処に中心 かつ気もしくは精神が集中していると考えたのかな、とは思う。恐らく熊とかの場合 も、昔の人の観察から導き出された推論の可能性がある。即ち、膽に単なる臓器として の役割以上の物を押し付け、其の余剰分の意味付けを優先したが故に、臓器がウロウロ 動き回ると考えたってことだ。臓器云々はアレだけど、現代人だって政治とか何とか、 同様レベルだから、古人のスットンキョーを嗤う資格は全くなかろう。 などと硬いことだけ云うのも何なので、もひとつ大サービスの紹介(誰も望んでないだ ろぉが)。現代でも繁用する「恙ない」の語源に関して。 恙 戴仲培曰戦国策趙威后問斉使歳無恙耶王亦無恙耶晋顧ト之与殷仲堪牋行人安穏布帆無恙 隋日本遣使称日出処天子致書日没処天子無恙風俗通云恙毒蟲也喜傷人古人草居露宿相労 問曰無恙神異経云北大荒中有獣咋人則病名曰■(ケモノヘンに恙)■(ケモノヘンに 恙)恙也常入人室屋黄帝殺之北人無憂謂無恙蘇氏演義亦以無憂病為恙恙之字同或以為蟲 或以為獣或謂無憂病広千禄書兼取憂及蟲事物紀原兼取憂及獣予看広韻其義極明於恙字下 云憂也又■(クチヘンに筮)蟲善食人心也於■(ケモノヘンに恙)獣如師子食虎豹及人 是■(ケモノヘンに恙)与恙為二字合一之神異経誕也 やっぱ、昔の人の発想は、無邪気で楽しいね。
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