◇フレッシュボイス過去ログ #2350の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「欠いた」関連は、「画竜点睛を欠く」と「お茶碗欠いた」とで、同じ用法 と見なしていいのかどうか判断つかなくて、何となく停滞しております。 本の感想>『上高地の切り裂きジャック』(島田荘司 原書房)16/6451 そこそこ顔の売れた中堅女優が、上高地で殺された。腹を裂かれ、内臓の一 部を切り取られて。ドラマのロケ地である上高地から一旦、立ち去ったはずの 彼女はどうして舞い戻り、殺されたのか。 遺体に残っていた精液からDNAが判明し、程なく容疑者として、病院の一 人息子が拘束される。が、この決定的な証拠にも拘わらず、容疑者には鉄壁の アリバイがあった。 行き詰まった刑事から、石岡を通じて助言を求められた御手洗潔は、遥か異 国の地より、電話で謎解きを始める! 表題作に加え、「山手の幽霊」を併録した中編集。 うーん。「上高地の切り裂きジャック」は面白くはあるのですが、扱われて るネタが、少々古い感じ。2003年3月初版の書き下ろし作品にして、こう いう感覚を受けるのは、最新科学をアイディアの根幹とした場合、古びるのも 早いということになりましょうか。 一方、「山手の幽霊」は、2000年の作品にも拘わらず(そして再読にも 拘わらず)、新鮮さを保っているように感じました。突拍子もないトリックと、 裏に隠された動機や犯人の置かれた状況との落差が大きく、凡人が描けば違和 感がひどくて、コメディになりかねないであろうところを、見事にまとめてい ます。 惜しむらくは、文章が若干、粗っぽかったかな。 ではでは。
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