◇フレッシュボイス過去ログ #2322の修正
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台風通過後も、民放の映りが悪い。地震の影響もあったりして。 お題の告知、どうもです>OPさん。 本の感想>『帝王死す』(エラリイ・クイーン 著/大庭忠男 訳 ハヤカワ文庫)15/6441 軍需産業界に君臨するペンティゴ一族。その総裁であるキングの元に、殺害 を予告する脅迫状が舞い込んだ。キングの弟エーベルの半強制的な依頼に、エ ラリイと警視の父は、ペンティゴの独立領とも言える島へ拉致される。渋々調 査を始めたクイーン親子は、もう一人の弟ジュダが脅迫状の差出人だと突き止 める。しかし、このことはエラリイ達が乗り出さなくても、楽に突き止められ たはずなのに……。 疑問が残るまま、脅迫状の予告時間に何も起こさせないよう、ジュダを監視 下に置く。その間、キングはシェルターめいた仕事場に、妻と共に篭もった。 そしていよいよ予告の時間になった。ジュダは弾を抜いた拳銃を取り出し、離 れたところにあるキングの仕事場に向け、引き金を引いた。無論、銃声もしな ければ、弾丸が飛び出すこともない。ところが同時刻、キングは密室内で胸か ら血を噴き出し、倒れていた! クイーンにしては珍しいと思う不可能犯罪の密室物で、状況設定は抜群。ま さに魔術のような犯罪です。 でも不満は色々ありまして。事件に入るまでの道行きが長すぎて、間延びし た印象を受けた。もっとスマートにやって、じっくりと事件に取り組んで欲し かった気がする。解決もやや肩すかしの感。論理性はまずまずだとしても、証 拠がほとんどなかったような。 人間の織りなす物語は面白かったです。思うに、こんな大げさな軍需産業の 大物を設定しなくても、普通の富豪でよかったんじゃないかな。 ではでは。
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