#615/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (KYC ) 87/12/23 13: 4 ( 36)
A half day of a man
★内容
午前十時、自然と目が覚める。彼はTVをまずつけて、十二時になってないことを確認して、まず安心する。電気ポットにコンセントを装着すると、朝のコーヒーの用意をする。近くのスーパーで買ったネスカフェはもう残り少ない。彼は用済みのTVを消して、コンポのスイッチを入れる。友達にかりっぱなしの斎藤由貴のテープを再生する。今日は出なくていい授業の日だと顔に笑みを洩らすと、新聞を取りに行く。面白そうなTVはないことを認識した彼は午後をどうやってつぶそうかと考える。ふと、破産であった広告に目が行く。今日は近くのスーパーで安売りをやっているんだな、おっ、もも肉がやすい。晩のおかずはこれだとひとりつぶやくと着換えのために立ち上がる。
外に出ると昨日の強風でバイクのカバーがとんでいた。彼はNinjaにまたがるとエンジンを掛ける。そしてろくにアイドリングもせずに発進した。
家に帰って玄関に上がると、やたらと日清中華そば″らうめん″の空き袋が目に入る。ヂスカウントショップで一ケース九百八十円で買って来たのだった。正月のために少しセーブしなくちゃな。彼はそう思った。その後いつものところに座るとさっきの続きを考え始めた。″PC−VANかぁ″彼はSUPER春望を取りだす。2Dのアクセスの遅さがいつものとおり気にかかる。通信機能を呼び出し,APに電話を掛ける。つながった。KYC24738,XXXXXXXXといつも通りに打ち込んで、暫く待つ。【到着】のサインが目に入る。誰だろうと思うが,事務局からの返事だった。このところアクセス時間が短いので従量制に切り替えてもらおうと思ったのだった。結局駄目だった。そしていつものとおり,JAWCとする。そしてフレッシュボイスを見る。余り変わったことはないな、と思って,Sを叩き込み,CFM「空中分解」を選ぶ。最近はほとんど読んでいない彼だったが、スパート5を見つけるとRBした。読み終わって、そろそろ何か書くかなと思った彼はJNAKAMAした後Qした。
最近暇だった彼だが、小説は全然書けなかった。かと言って,このままにしておけば″3日たてば死亡″のことわざとおり、死亡どころか別の次元に飛ぶことになる、いやそれどころか既に飛んでしまっているなと認識した。
彼はSUPER春望のワープロを呼び出すと私小説を書き始めた。
Ende
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これはNFです。分かっていると思いますが。
<KYC24738:Stuka>