AWC 深夜連載小説 「イルージョン」(4)クエスト


        
#613/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (XKG     )  87/12/22  22:27  ( 71)
深夜連載小説 「イルージョン」(4)クエスト
★内容
 今日は酒を飲んで来たので、表現が過激になるかも知れん。
年少者は読んではいかん。わかったか。

 昨日は折角書こうとしたらシステムダウンしよって。ふざけるな。

 「イルージョン」(4)

 サチとルナはその後、村の公認の恋人同士になった。
めでたしめでたし。で、終わるわけがないやろー。

 ある日、島に旅の商人がやってきた。
ひなびた島のこと、それは一つの刺激的事件だった。
珍しい品々、日本の漫画雑誌、まがいものの宝石、靴の紐、なんだこれでは殆ど
押し売りではないか。まあ、もう少しまともな物を売りにきたようだ。
 商人は中年の男で娘を一人連れていた。
奥さんはどうしたのだろうか。離婚?よくわからない。
娘の名前はラミと言った。
年は12、3といったことろか。
ちょっと生意気な感じの少女である。
苦労の多い旅の商人の生活がそうさせたのであろうか。
また、少女は美しかった。
部族間の血の交わりがそうさせたのだろうか。

 サチも物珍しさにつられ、商人の店を覗いた。
しかし、サチが最も興味を持ったのは、珍しい品々ではなく、
異国的な魅力に溢れた、商人の娘に対してであった。
サチは娘を惚けたように見つめた。
かいがいしく父の仕事を手伝い、客に媚を売っていた少女も、
サチの視線に気付いた。
少女は始め、不審気であったが、サチの情熱的な視線を悟り、
照れくさそうな微笑みを浮かべ、サチにいたずらっぽい視線を向けた。
わくわくするような何かが二人の間に芽生えたのである。

 足げくサチは商人の店に通った。
商人は暫くはこの島にいるらしい。
しかし、やがて去っていくことだろ。
もとい、ことだろう。アー サケガ
サチはそのことを思うと、気が何故かせくのであった。
そうして通いつめる内に、サチと少女は親しく言葉を交わすようになってきた。

 ラミはルナとは全くタイプが違っていた。
性格は精悍というか、情熱的。
顔立ちもきりっとしている。
付き合っていて、手応えがある。
万事きびきびしているのだった。
頭がいいのだろうか。

 サチはついにラミを誘いだした。
ラミは特に戸惑いもなく誘いに応じた。
夜の浜辺。
暗い闇の中、潮騒の音だけが騒がしい。

二人は口数も少なく歩く。
サチは官能的な熱に冒されていた。
ルナとの穏やかな交際では考えられないことであった。
ラミの挑戦的な視線、ラミのしなやかな体。
サチの心は熱気に曝されていた。

 岩影にラミを誘い込む。
ラミの体を抱き寄せる。
呻くようなラミの声。ラミの体も熱い。
サチは熱の命じるままにラミの体をまさぐり、
夢でも見ているように易々とラミを自分のものにしはじめる。
しかし、これ以上書くとやばいなー。ヤメトコ

 潮騒の中で、今しがた荒れ狂った情熱の余韻と虚脱間をサチは味わっている。
ラミはそんなサチを相変わらず挑戦的な目で見つめている。
虚脱感、字も間違えたし。
今日はこんなとこか。

                       つづく




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