AWC 小説−−−パーシェリィ・サーガ−−−


        
#280/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (YXB     )  87/ 8/28   0:52  ( 51)
小説−−−パーシェリィ・サーガ−−−
★内容
えっと、これを書く前に・・・
コンテストがあるって聞いて、本業(Sofladiaの原稿)を休んで
書きます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−第一章−−−−−−−−−−−−−
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のどかな町並み、すがすがしいそよ風にふかれながら一人、
窓辺に腰を掛けて空を見上げている少女がいた。
彼女の名はアイリーニ。
少し内気な少女ではあるが、その分心やさしい事でもこの町
で、一であると皆から噂されていたが、本人は別に自分の生
き方に沿って生きている、とでもいったようだろうか。
アイリーニは五人兄弟のちょうど真ん中で、やはり両親にか
まって貰えないらしい。真ん中は損だということだ。
だが生まれついての性格だろうか、別にそのことを心の苦に
すらしていない、清純な少女だった。
しかし、まわりは余り問題などなく、のどかな毎日を暮らし
ている。彼女の一日は家の手伝いから始まる。
彼女の家では食料品などを売っている。その店の中の掃除を
まず始める。
それからすぐに町の勉強会に出掛ける。そこは少し古びてい
るが、別に中はそれほどではなかった。
彼女は主に上級ルーン文字を学んでいるが、そこで一番と言
う訳ではなかった。
上級ルーン文字は下級ルーン文字よりも数段難しい文字では
あったが、彼女の歳なら何とか理解出来るぐらいであった。
上級ルーン文字を学んでいる生徒で、彼女と同級は数人いた。
のっぽのジリクとのろまなダース、あと彼女より頭がいいレ
シーニの三人だった。
上級ルーンを学んでいる仲間は十人ほどいた。その中ではレ
シーニが一番頭はいいのだが。
あと仲がいいのは一つ下のミリーノやタジニーイなど、ミリ
ーノも少女だったが。
別に授業はそれほど難しくはない。ただ要領を覚えれば、だ
が。
彼女達もほとんど友達に会うのが一番の楽しみになっていた。
会うといつでも時間を忘れて話し込んで、帰って怒られた事
もあるほど。
大体の内容は、友達同士で今度何処に行こうかなどという、
どの時代にも子供達がはしゃぐ様なことであった。
ある時こんな会話があった。
「うーん、こんどはどこにいく?」
「もう行ける所はないかもね」
「あ、俺そういえば父さんにキャンプ場の場所聞いたんだ」
「へぇーー、どこ?」
「うん。テール側の畔の川原。あそこ案外いい場所だよ」
「じゃそこにしましょ!!」
「そうだねぇーー。そこがいいんじゃなーいかな」
「よし決まった。今度の休みに行ってみよう!!」
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