#275/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (FXG ) 87/ 8/25 19:21 ( 62)
「その前のお話」ー秋本
★内容
「あーあー松村ミカ子です・・」
「早くやれよ」
「それでは、わたしのウンコの話をします」
「お、おい」
「わたしのウンコはとても大きいと人からよく言われます」
「おい、やめてくれよな。くその話なんか」
「ヤ、ヤダー!たかしさん知らなかったのぉ。わたしんちの猫の名前だよぉ」
「馬鹿かお前」
「エー」
「どこのどいつが猫に糞の名前なんてつけるかよ」
「だってぇ、お母さんがつけたんだもん」
「へっ、変わってるな、お前のおふくろ」
「じゃぁ、次ぎ。それに、わたしのウンコは真っ黒です」
「や、やっぱ、やめろ」
「どうしてぇ」
「つぎは、わたしのウンコはくさいです。となるだろうが」
「どうしてぇ、くさくなんかないわ。わたし毎日いっしょにお風呂にはいってる」
「いいから、他のこと話せよなぁ」
「じゃあ、もいっぺん巻き戻すからね」
「・・・」
「あーあー、わたしミカ子です。これからわたしのオッパイの話をします」
「おい、お前マジで死ぬ気あんのか!」
「・・・」
「だいたい、なんのつもりでカセットなんか持ってくんだよ。馬鹿かお前」
「・・ごめんなさい」
「泣くなよなぁ、お前が死にたいっていうから付き合ってんだからな」
「う、う」
「こんな時は、お父さん、お母さんごめんなさい。ミカ子はとっても悪い子でしたとか
何とか決まってるだろうが」
「ミカ子、お父さんいないもん」
「な、なんだよ、いねぇのかよ。ったく、どうしようもねぇなぁ、お前んち。糞の母親
といい、人のこと考えずに死んじまう親父といい」
「ごめんなさい」
「もういい。やめだ、やめ」
「う、う」
「泣くなよ。ハワイに連れてってやっからよ」
「!」
「ハワイだよハワイ。こんな心中ごっこなんかじゃなくってよ」
「ホント?」
「ああ、秋本さんて知ってるだろ。あの人からこの前、頼まれたんだ」
「何?」
「京子と俺にちょっと手伝って欲しいって」
「京子さんとは別れたんでしょ」
「ああ、でも。ハワイにいけるんならな」
「でも、わたし行けないんでしょ」
「馬鹿いえ。あと一人ぐらいなんとでもなるさ。それに、スポンサーがすげえんだと」
「ほんと?」
「本当さ。うそじゃない」
セ。なっ、ミカ子」
「うん」
ううっ、こんな悲しいそして、ひたむきな青春があっていいのでしょうか。
ぜひとも、この二人の命を救わなくては。
それが私の使命でもあるのです。
シツコイと言われても、いい加減あきらめろと言われても
後には引けない。
8月31日まではこの調子で叫び続ける、あきもと、あきもとの
「叫びのICE・TEA 」なにとぞ、なにとぞ
よろしくお願いしたします。
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テ..