AWC 2004年AWC大賞部門賞投票  久作


        
#286/654 ◇AWC編集室    *** コメント #285 ***
★タイトル (GVB     )  05/01/17  00:49  ( 44)
2004年AWC大賞部門賞投票  久作
★内容
短編
一連の談知さんエッセイに1票。
とにかく今年後半(っていぅか終盤)に濃密なアップで印象が強い。
127「詩・波紋」野依はくろさん作に1票
短詩型好きの私は、こういうのがツボかも。ただ方向性は何となく解るのですが、
そこまで改行せぬでも……と思う箇所もあったりはしましたけれども、全体とし
ての印象が好みってことで。
次点106「落選文書」$フィンさん
なるほど「落選」しそうだと呟いたは、内緒。でも、$フィンさんらしくて、個
人的には好きですね。ポテポテした語り口。談知さんのエッセイと、どっちに入
れようか最後まで迷いました。「詩・波紋」は好きなのですが、さほど珍しい発
想ではなく綺麗な分だけ損をしていて、私の中では0.8票、残る1.2票を何
連に入れるかが、問題となったのですが……。失敬。

長編 棄権
あくまで作品数のみから云えば、低調な年であったかも。

連載 苦悩の末に棄権
実はヨウジさんの連載に2票を投じようと一瞬だけ考えたが、止めました。ここ
十年ほどか、旧来の合理的な利害を動機とする犯罪以外で、クローズアップされ
るものが多くなってきています。最近では、奈良の不幸な事件がありました。少
なくとも現時点までの報道では、被害者は何も悪いことをしておらず、父母眷属
への恨みでもなく金銭目的でもなさそうです。動機は飽くまで犯人(別に現在拘
束されている人物が真犯人と断じているワケではありませんんので念のため←真
犯人かもしれないが、少なくとも現時点では不確定)のココロの裡にのみある。
この「ココロの裡」を、法廷好みの客観事実の次元にまで上げ底するため、心理
学だか精神分析学だか精神病理学だか、1930年代に流行った変態性欲だかが
跋扈してもいますが、さて、どれほど普及し説得力をもっているか。
そんな変態が権力の中枢に居座っていても、実は別に不思議でも何でもない御時
世ではある。最近とみに某コメ国は危なっかしいし。
故にこそ、ヨウジさんの作品は興味深いリアリティーを現在に於いて仄めかせて
はいるものの、やはり「小説」と自称されるならば(少なくとも御自作の中で
「権力の陰謀」は「小説」と説明しておられる)、やはり「小説」として、それ
なりの説得力が必要かと。即ち、旧来の犯罪小説の如く、金・女・権力・恨みっ
て分かり易く古くさい動機なんざ無視して、単に「いやぁ実は犯人は変態だった
んすよ」で十分に結構なのですけれども、其の変態性の、または単なる変態性が
動機となり得る世界だって表現が、やはり欲しいと思うのです。このようなこと
は恐らく、まだ【暗黙の了解】までには至っていないってのが、私の立場ですか
ら。

文芸賞 棄権
短編で、小説以外の詩やエッセイに投票してしまったため。

以上、投票いたします。お手数をかけます。 




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 続き #287 2004年AWC大賞部門賞投票  $フィン
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