AWC 映画の感想>「チェンジリング」   永山


        
#5926/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  10/01/22  06:15  ( 25)
映画の感想>「チェンジリング」   永山
★内容
 クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演。二〇〇八
年米国。WOWOWでオンエアされたものを視聴しました。
 今風に言うとシングルマザーのクリスティン・コリンズが仕事から帰宅する
と、一人息子のウォルターの姿がない。近所を探すが見付からず。警察に届け
て探してもらうことになり、待つこと約五ヶ月。見付かったとの一報に安堵と
喜びとで一杯になりながら駅まで迎えに行くと、現れた少年はウォルターでは
なかった。
 息子ではないと訴えても、警察は聞く耳を持たない。それどころかクリステ
ィンを異常者扱いをし、強引なやり方で精神病院に入院させる。同じ頃、クリ
スティンの訴えを耳にして、教会の牧師や弁護士が動き始めるが……。
 二時間半近い作品の半ば辺りまでの粗筋をざっと書くと、こんな感じ。
 私はWOWOWのプログラムガイドにあった粗筋を読んで、ミステリっぽく
感じたので観てみる気になったのですが、ミステリの要素は薄かったです。む
しろ社会派ドラマ、そして何よりも親の強さを描いた物語。観てよかった。
 子供の身元確認の手段があまりにもいい加減で、母親の訴えが正しいことを
示す証人もいくらでもいる。なのに、どうしてこんな事態になるのか。序盤の
警察の対応が腹立たしくてしょうがないのと同時に、こんなことって本当にあ
るのかと疑問を持ったほど。何せこの映画、一九二〇年代に米国はロサンゼル
スで実際に起きた事件をベースにした物語というのだから、驚きです。
 にわかには信じがたい展開は、最後まで続きましたが、事実に基づいている
のならジェットコースター的展開と揶揄することも叶いません(苦笑)。「事
実は小説より奇なり」、私はこのフレーズが好きじゃありませんが、本作には
ふさわしいです。

 ではでは。




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