AWC ◇フレッシュボイス2



#632/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/22  21:33  ( 32)
“Kと王の対面”   永山
★内容
 「感動する」って、「いいこと」にしか使っちゃいけないんでしたっけ?
 先の駅伝で、這ってまで次の選手に襷をつなげた行為について、一般の感想の中に
「感動した」という人が一定数いて、それらに対して「美談にするな」という声が多く
上がる状況に。
 で、ふと浮かんだ疑問が、「感動した」イコール「美談にしている」となるのかどう
かなのですが。私の感覚では……何らかの“すごいものごと”に接したときに感動する
場合があって、“すごい”は程度の甚だしさを表すのだから、いいも悪いもないよう
な。ただ、「だめなもの」に感動することはないかなあ、とか思ったり。だめってこと
は凄くないんだから。じゃあ、「すごくだめ」はどうなるんだろ、とか(苦笑)。

 WOWOWのドラマ「真犯人」最終回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意&最終回ってことで粗筋はなしです。
 大きな驚きはなかったが、かなり丹念に作られたよいドラマだった。大満足とならな
いのは、細かいところで引っ掛かりを覚えるポイントがいくつかあったため。
 伏線は敷かれていたけれども、ミステリとしては二つの点でちょっと弱い。一つはあ
からさまであること、もう一つは決定打ではないこと。決定打となる伏線ならぬ証拠は
出て来たけれども、決定打であるが故に最後、大詰めに入る直前に据えられていたし。
 感動要素――ここでは泣かせる要素ですね(笑)――である富士山云々は、多分、最
初の頃に出て来たフレーズなんだろうけれども、まさかそれが関係してくるとは思わず
に聞き流してしまったみたい。記憶にない(苦笑)。
 理恵の動きが要になるという想像は当たりましたが、彼女が行動を起こすタイミング
と、その行動のスパン(スケジュールか?)が何でこうなったのかがいまいち分から
ず。病床の母の言葉がきっかけなんだからタイミングはまあ理解できるとして、どうし
てこのような行動を取ったのかの動機付け、意味づけが弱いように感じました。無論、
ドラマで描かれたのは取り得べき選択肢の一つであるのは間違いないのですが、絶対に
これでなければならないというものではないはず。
 キャラクターの行動といえば、もう一人、別の人物の行動にも首を傾げたくなる部分
がなきにしもあらず。上と同じ感想になりますが、ある出来事に対してその人物の取っ
た(選択した)行動は解決策の一つには違いないけれども、最善策とは思えない。何で
犯罪にしちゃったのか? 事故ではだめなのか?

 ではでは。




#633/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/23  20:18  ( 34)
色んな属性を背負わせたものの   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第二話をメンバーズオンデマンドで
視聴。ネタバレ注意です。
 一九九六年の冬。官僚の父親を持ち、期待を掛けられていた高校二年生の佐伯慎一が
公園の一角に生き埋めにされて殺される。未解決のまま、時間が過ぎた。
 二〇一八年。自称犯人が警察に現れる。山田太郎と仮名を名乗った中年男は、非公表
の情報――遺体のそばにあった遺書めいたメモ書きの内容を知っていた。また、山田が
持ち込んだシャベルには被害者の血液と他にもう一人の血液が付着。二人目はまだ発生
から間もないと思われた。
 山田によれば、友達との勉強会と称して遊びに出た慎一は最終バスを逃し、山田の運
転する乗用車に乗せてもらう。その車中でいきなり死を宣告し、腕尽くで従わせて死に
場所を選ばせたという。
 もう一人の被害者は今夜襲ったという山田。急げばまだ助かるかもしれない。その件
について口を開くのと引き換えに、山田は慎一の両親との対面を望む。そして両親をひ
としきり挑発して、激怒させる。
 その後、山田の話の断片をヒントに、二人目の被害者の見当が付く。二宮という身寄
りのない十七歳少年が二人一組で車上荒らしをしているところに出くわした山田は、警
察に突き出すふりをして車に乗せた。
 一方、警察は山田の身元をどうにか調べ上げ、彼の妻の元に急行する。そこで聞かさ
れたのは、山田こと藤原が薬害エイズの被害者であり、一九九六年当時は空気感染する
だの同性愛者だのと散々に差別されていたという話だった。その事実を突きつけられる
と、藤原は、死が突然迫ったときに人がどんな態度を取るのかを知りたかったと語り出
す。
――終盤手前までの粗筋はこんなところで。
 前回のレベルを維持しており、面白い。今のご時世、特定の病気を殺人の動機に絡め
るなんて地上波ではちょっとやりにくいと思うんですが、WOWOWの強みかな。同性
愛がただそれだけで誹られる点もしかり。時代を遡ることで、緩和できている部分もあ
りましょう。また、伏線を冒頭でぬけぬけと示している辺り、心憎い。
 犯人役のゲスト俳優が宮藤官九郎と、今回も豪華。なかなかのはまり役でしたが、ち
ょっと年齢がそぐわない気がしないでもなし。
 もう一つ気になったのは、一人目の被害者の設定が活かし切れていないように思え
た。受験生であるとか父親が官僚とか、エピソード作りには事欠かない設定だと感じた
んですけどね。視聴者にそう思わせること自体が作り手の狙いか?

 ではでは。




#634/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/24  22:45  ( 27)
根っこは一つ   永山
★内容
 ネットのとある書き込みに、「文法的に言葉遣いがおかしい」というのを見付け、何
となく違和感があって気になったです。
 ちょっと考えてみるに、言葉遣いがおかしくても文法的に正しい文はあるよね。とい
うか、文法と言葉遣いとの間にはさほど緊密なつながりはないような。
「私には気品があります」
 これは、言葉遣いとしてはどうかと思う(自分で自分を気品があると評価する点)け
れども、文法的には間違っていないはず。
 でもまあ、敬語表現に誤りがある場合は、文法にも言葉遣いにも関係していると言え
る場合が多そうですが、たとえば、
「僕のお父さんは年齢よりも若く見られることが多いです」
 これなら、特に公で口にするとしたら、言葉遣いは少しまずい(お父さん→父)でし
ょうが、文法の面では正しいはず。

 今さらですがニュースサイトを見ていると、同じ事柄を報じているのに、人物のコメ
ントが異なっていることが多々あります。以前にも書きましたが、高校野球予選の応援
に行った英語の先生が球場で新聞記者にコメントを求められて応じたところ、後日、当
の新聞を見ると掲載されてはいたものの、話したのと全く違うコメントに変えられてい
たとのこと。
 最近見付けたものでは、あるコンテストの優勝者がコメントが、四つの記事で見事に
ばらばら。些細な点で違っているだけで大意が同じであればまだよいのですが、今回は
ひどく、四つの記事で三つのニュアンスに受け取れるという有様。一つはライターの書
き間違いかと思える文章でしたけど。
 どれが本当のコメントだったのか推測のしようもなく、ニュースやワイドショーでそ
のコメント(に該当するであろう)映像が流れることもなし。何のための報道なのや
ら。

 ではでは。




#635/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/25  20:48  ( 23)
ツインついつい追認   永山
★内容
 双子の順番。
 むか〜し、双子のどちらを長子とするのかについて、あとから産まれた方を長子とす
るのだと聞きました。
 だいぶ経ってから、法律では先に産まれた方を長子にすると定められていると聞き、
ちょっと混乱。あとから産まれた方を長子とするというのが記憶違いなのかなと思った
けれども、一応調べてみると、日本にはかつてそういう習慣というか風習があったと。
先に産まれた子は、あとから産まれた子の下になっていたんだからという理由付けでし
た。※今回改めて検索すると、その他の理由付けとして、先に産まれてくる子はあとか
ら産まれてくる子の露払い役を務める、というのもありました。
 で、そのときはそれだけだったんですが、今日になってふと思ったことが。法律が定
められる前(明治七年以前)までは、あとから産まれた方を長子とする習わしに沿って
兄弟姉妹が決まった人がいる訳で、その人達は法律が施行されてからはどうなったんだ
ろ。法の不遡及ってやつかしらん。明治時代って、まだまだ長子が優遇されていたイ
メージがありますが、法が定められたことで、もめる素になったりして。
 実際、新しい法は世間になかなか浸透しなかったようで、明治三十一年に改めて通達
が出されたとのこと。つまり、明治七年以降も、あとから産まれた方を長子とする家族
がたくさんあったと推測されます。家庭内で出産が完結していたら、第三者が出産の順
番なんて確かめようがないけれども。
 そんなこんなで気になっているのは、双子(もちろん三つ子以上も含む)が人生の途
中で兄弟姉妹を入れ替えるなんてことが、当時は可能だったのかどうか……。ざっと調
べた程度では分からない〜。

 ではでは。




#636/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/26  23:00  ( 22)
カウンターを食らうん   永山
★内容
 総合格闘技のネット生配信スタートに合わせて夕食を作ったのに、興行そのものが三
十分遅れ。結局、第一試合が始まったのは五十二分後だった。何となく時間を損した気
分……。

 元・大相撲の幕内で格闘家の大砂嵐、再び無免許運転の疑いで、RIZIN(格闘技
団体)との契約解除。
 オービスに映ったのが、四月のこととか。大相撲からの引退を勧告されたのが三月だ
ったので、およそ一ヶ月で同じ過ちを犯していたのなら、反省の弁は口だけだったと判
断されてもやむを得ない。こういう経緯の後、プロレスに来るというパターンが過去に
幾度かあったけれども、ちょっと打ち止めにして欲しいな。

 米国ミシガン州オークパーク市が主催するハロウィンイベントで、ピエロの仮装禁止
を通達。昨今のピエロの扮装が恐ろしい物になってることや、ピエロが悪者役で登場す
るホラー映画が多くあること、さらには三年前にピエロの格好の集団が暴力沙汰を起こ
したことを理由として挙げる――クレーム殺到で撤回。
 撤回は宜なるかな。ピエロだけを禁ずるには説得力が乏しい。愛らしいピエロに扮し
て幼い子らを騙して悪事を働く事件があったからとかいう理由でもあれば、まだうなず
けなくもないけど。他の怖いキャラクター、ゾンビとか吸血鬼とかジェイソンとかフラ
ンケンシュタインの怪物とかは、暴力沙汰を起こしていないからOK?
 ピエロに扮した連続殺人鬼が実際にいたけれども、それは理由に入ってないのね。

 ではでは。




#637/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/27  21:53  ( 31)
間が空いた   永山
★内容
 WOWOWで放送のドラマ「三国志 〜司馬懿 軍師連盟〜」第十七回及び第十八回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 鍾ようにすげなく追い返されてしまった司馬懿。曹丕に対する丁儀の取り調べは苛烈
さを増し、拷問に等しくなっていた。
 その頃、曹丕の幼い息子が病にかかる。見舞いに来た曹操の前で、父上、父上としか
言わない。その様子を見かねてか、卞夫人が曹操に曹丕の釈放を願い出る。聞き入れな
い曹操に対し、今度は曹丕の側室の郭照が、牢屋で曹丕の世話をする許しをくださいと
懇願する。これは認める曹操。
 司馬懿は郭照と共に牢屋を訪れ、曹丕と面会する。そして血に染まった衣の切れ端を
借り出すと、卞夫人の元へ向かう。そして血の衣を差し出し、曹丕の濡れ衣を晴らすに
は鍾ようが審問しなければならないと訴える。
 その願いは聞き入れられ、取り調べに当たるのは丁儀から鍾ように。鍾ようは曹丕の
主張に嘘偽りはないと感じ、木簡の筆跡を調べるなど、公正な捜査に取り掛かる。木簡
の筆跡は曹丕のそれに似てはいるが、飛白の具合が異なっていた。誰かが字を真似たの
だとすれば、曹丕と荀ケの双方と親交があり、しかも荀ケの書房に出入りできた者に限
られる。条件に該当するのは、官吏の誰かだ。偽の木簡にある字には、本来の字の癖が
出ているはず。鍾ようは息子で無位無冠の鍾会を伴い、官吏全員の奏書を集め、字を調
べる。そして見付けた。偽の木簡を記したのは、意外な人物だった。
 ――粗筋は、第十七回及び第十八回の冒頭まで。やっぱり、このドラマは見せ場を意
識して区切りを付けているなと分かります。壮大な物語だと、どうしてもうまく切りよ
うがない箇所が出て来るんでしょうが、これまでに観た中国大河ドラマに比べたら、よ
く考えられていると思います。
 内容の方は、粗筋で仄めかしたように、意外な人物が“犯人”と分かり、そこから一
気に話が転がります。立場の有利不利がガラッと入れ替わり、めまぐるしい。推理物っ
ぽい要素も感じられ、ほんと、うまく引き込まれました。

 今日の時点でオンエアされたエピソードは既に三十話まで進んでいて、視聴済みなん
ですが、以降の感想はとびとびにするつもり。粗筋を書くのが(人名の表記を含めて)
大変になってきたこともある(苦笑)。

 ではでは。




#638/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/28  21:07  ( 21)
昼間にやったから泥棒に間違われはしまい   永山
★内容
 屋根の補修を素人仕事でやってみた。五度目くらい? 初めて専用の補修テープとい
うかシールみたいな物も使ってみたけど、どれくらい効果があるんだろ。いい加減、業
者に頼むべき頃合い。
 とりあえず、昔に比べると、高いところに怖さを感じるようになってきたな〜。
 あと、上り下りで動かした肩が痛いのと、握力がへたるのが早いのと(苦笑)。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第三話を録画視聴……と思ったら録画失敗し
ていたので、日テレ公式見逃し配信で視聴。ネタバレ注意です。
 今回は、泥棒の煙鴉が若手刑事に力を貸してやるまでの手順が、やや雑だったかな。
いまいちな若者とそれを見守る親戚のおじさんみたいな関係になってる。それを当たり
前のものとせず、毎回、接点に工夫をして欲しい。ハードル高いですけど。
 本筋の方は、オレオレ詐欺系の詐欺に手を染めつつ、金塊泥棒もやるという犯罪者集
団の一員が、若手刑事に対して(刑事と知らずに)シンパシーを感じて云々という流
れ。ともすればコメディに傾きそうな設定だけど、結構うまくバランスを取ってハート
ウォーミングっぽい方向に持っていこうとした努力は認めねば。終盤、あれよあれよと
いう間にその一員と若手刑事とが大型金庫に閉じ込められたけれども、段取りが荒っぽ
く、不自然になっていたのは残念。
 加えて、煙鴉が警察の要請で救出のために金庫を破るという展開を被せて来たため、
焦点がぼやけたのももったいない。

 ではでは。




#639/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/29  20:51  ( 61)
読了>夢乃さんの『終末のサイエンティスト』11.ムー(略 永山
★内容
 読みました〜。↑書き込みのタイトルが字数制限に引っ掛かったので、略させていた
だいております。
 まずは気になった箇所の指摘から。

@@引用開始(指摘付き)@@
麗子はその日、二人の大人たちと一緒に二十キロメートルほど離れた隣の集落へと
       ↑
 まだ子供である麗子が同行する理由がほしいかも

テラポリス発行の貨幣もあるが、あまり使われてはいない。時折集落を訪れるる商人
                                   ↑
                               余分な「る」

 青果と果物を交換したその帰り道。帰途についてまだ五キロメートルも進んでいない
 ↑
「青果=野菜と果物」だから「青果と果物を交換」は何となく変な気がする。無論、そ
れぞれの集落での収穫物を交換したというニュアンスは伝わりますが

初めて見る“月の欠片”の落下は、麗子のまだ短い人生の中でも一、二を争うほどに美
                   ↑
 素朴な疑問。ここで「まだ短い」と形容する意図を教えてほしいです。ムーンダスト
の美しさを強調したいのだとしたら「まだ短い」は逆効果に思えるので

 そして麗子は大学を卒業し、シンシャ政府の職員として採用された。
                          ↑
 政府にしては採用前の身元調査が甘いような。既に組織のメンバーがそこそこ政府中
枢に入り込んでおり、同胞にとって不利な調査結果を弾くように手を回している、と
か?

後に建設された研究所へが新しく所長秘書を募集した時に応じたのも“組織”からの
          ↑
         「へ」余分?

いや、テンホウとシンシャの間にも、直上ではないが、集落がある。
                 ↑
       すみません、ここの「直上」の意味が分からない……伏線?
@@引用終了(指摘付き)@@

 あと、作品とは無関係ですが、togetterの書式が変わったのか、twnovelsにある御作
をワープロソフトで読むためにコピー&ペーストすると、以前は元のままの

夢乃 @iamdreamers   
「所長は居るか」

 となっていたのが、今回は貼り付けてみると、

夢乃 @iamdreamers   「所長は居るか」

 と、ツイート主名と一行目が一緒になるように(以前の分も同様)。で、全文貼り付
けたあと、自分にとって読みやすいよう、ツイート主名やハッシュタグなどを削って体
裁を整えてるんですが、やりづらくなった。(^^;


 内容については、面白かったと。麗子の立ち位置がついに見えてきて(全部じゃない
かもしれないけど)、すっきり。これまでにあったいくつかの暗示・伏線に一本線が通
るような心地よさ。
 メイン級のキャラクターの過去エピソードは、やはり読ませますね。章題が「ムーン
ダスト・麗子」となっているからには、他のキャラ一名以上についても、「ムーンダス
ト・※※」という章が用意されているものと期待しちゃいます。

 ではでは。




#640/655 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #639 ***
★タイトル (        )  18/10/30  17:22  ( 38)
感想レス>『終末のサイエンティスト』11話  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

拙い作品を読んでくださり、ありがとうございます。
にしても、誤字が減らない・・・

>素朴な疑問。ここで「まだ短い」と形容する意図を教えてほしいです。

この時の麗子は幼いので、「人生の中で」とすると「これから先、まだ長いだろ!」と
ツッコミが入る気がして(と言うか、自分で心の中で入れてしまったので)この一言が
入りました。余計だったかな・・・

>政府にしては採用前の身元調査が甘いような。

一つには、ご想像の通り、ある程度は政府中枢にメンバーが入り込んでいるからです。
もう一つは、この“組織”って反政府活動をしているわけでも破壊的な活動をしている
訳でもない、そもそも表立った行動をしていないので、政府が認知していないのです。
それで、チェックに引っかからない、と。

>すみません、ここの「直上」の意味が分からない……伏線?

伏線ではないです。単に、シンシャとテンホウを結ぶライン上には無い、ということ。
うーん、「直上」(すぐ上)という表現、こういうところでは使わないかなぁ・・・


>内容については、面白かったと。 

ありがとうございますっ\(^o^)/

>用意されているものと期待しちゃいます。

う、プレッシャーが・・・(-_-;
この後、どのように話を展開して、話をどう収めるか悩みどころです。プロットくらい
考えておけっ、という話ですが(-_-;;
いや、メインの話は収まります。その予定です。しかし、風呂敷を広げてしまった
サブの話が・・・予定に無かった続編が必要になってしまうかもしれない・・・
まずはこの話を収めるべく、頑張りますっ

それでは。




#641/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/30  22:39  ( 24)
睡眠車中   永山
★内容
 夜、暑くて寝苦しくて一時間半ほどしか眠れず。でも、朝五時四十分ぐらいに家を出
ると、寒かった。昼間の熱が二階の寝室に籠もったか。

 またまた九州行きのため新幹線に乗車。今度こそ新幹線フリーWi−Fiの接続を
と、前回の雪辱(駄洒落)を期していたけれども、Wi−Fi設備のある便じゃなかっ
た。残念。JR東海以外のJRも前日までにWi−Fi設備のある便を発表してくれれ
ばいいのに。
 ちなみに、前回接続できなかったのは、やっぱりウィルス対策ソフトのファイヤーウ
ォールが原因だったんじゃないかと推測。この件をきっかけに調べてみて、ウィルス対
策ソフトのファイヤーウォール設定がどんな具合になってるのか、初めて知った(汗
)。

 夢乃さん、レスをありがとうございます。
 あ、いや、期待が悪い意味でのプレッシャーになるのは本意でないので、外野からの
参考意見程度で。
 私も自作への感想で今後の展開予想をいただくと、そっちに寄せた方がいいのか、逆
に大きく裏切る方がいいのか迷ってしまったり、または展開予想の方が面白くて焦った
りと、色々経験してきたのを思い出しました。展開予想はほどほどにしておかねば(苦
笑)。
 あと、「直上」は、私は見掛けたことがありませんでしたが、そういう使い方もある
のかな。代わりに「直線上」ではどうなのかしらん。直線=細い(真っ直ぐな)ライン
で、厳密な感が出てしまうのがだめ?

 ではでは。




#642/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/31  20:51  ( 28)
攻めの姿勢ではなく当たり前に   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第三話をメンバーズオンデマンドで
視聴。ネタバレ注意です。
 二〇〇七年の夏、自衛官を夫に持つ野々宮恵理がビルから転落して死亡する。
 その一月前。当時はPKOの一環で自衛隊がイラクに派遣されていたが、任務を終え
て帰国した自衛官の何名かが自殺していた。そのこともあって派遣反対運動が一部で盛
り上がりを見せており、自殺した自衛官・菅田の妻も反対の立場を取っていた。野々宮
は現地任務中の事故で負傷し、車椅子上の人間になっていたため、野々宮夫妻も当然反
対派だろうと見た菅田の妻は、反対運動を煽る記者の大野司を恵理達夫婦に引き合わせ
るが、恵理らは取材を断る。
 二〇一八年、野々宮の息子で学生の広志が捜査一課を訪ねてくる。彼が持参したの
は、大野司の名刺。母の荷物を整理していると、名刺が出て来て、その裏には日付と喫
茶店の名前が書き込まれていた。日付はまさに恵理が死亡した日であり、当日、大野司
と会って取材を受けたのではないか? もしそうだとしたら、大野が有力容疑者に…
…。
 二〇〇七年の時点では小学生だった広志の訴えを受け、迷宮入りしていた事件の扉が
開かれる。
――さわりの粗筋は以上のようなところで。ここから二転三転、次から次へと可能性が
浮上するのはいつもの通りで、手慣れたものです。今回は他にもうまいなと思わせる点
がありまして、それは横浜スタジアムを絡めてきていたこと。舞台は横浜なので、横浜
スタジアムを物語に出そうと思い付くのは自然な流れだと思いますが、単に背景として
ではなく、横浜スタジアムをホームとするベイスターズが勝利した際に打ち上げられる
花火をも取り入れたのは、なかなかのクリーンヒット(洒落ではない)。ちゃんとス
トーリーの重要な部分を支える骨子になっている。
 あと、PKOとか自衛隊とかを殺人の動機絡みの題材にしたドラマ作りって、地上波
の局だと少々躊躇う気がする。前回に続いて、WOWOWならではの強みが発揮された
と言えそう。

 ではでは。




#643/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/01  20:01  ( 17)
でんのう……からついに出た   永山
★内容
 ネットで予約注文していた『ネクスト・ギグ』(鵜林伸也 東京創元社)が、午後一
時二十分頃に届く。発売日から一日遅れ。距離的に九州は不利なのか(苦笑)。ネット
上ではすでに(短いながらも)感想が上がっている。
 手に入れるのが遅くなるのが嫌なら電子書籍版を買えばいいのかもしれませんが、や
っぱり紙の本を手元に置いておきたい質なもので。両方を購入するほどの余裕はないし
(汗)。
 それよりも失敗したなと思ったのは、この本が出ると聞き、ネット書店で予約できる
ようになったらすぐに注文したんですけど、そのあとになって、出版社のサイトから著
者サイン入り本の注文受付が始まったこと。そういえば東京創元社はそういう販売をち
ょくちょくするところだった……。次の機会が巡ってきたら、そっちに賭けてみようか
しらん。ただ、ネット書店では期限付きのポイントが使えるからなあ(笑)。
 ここのところ読むスピードが以前に比べて遅くなりつつあるので、少し掛かりそうで
すが、とりあえず九十ページまで読んだ。四分の一強といったところ。
 東京創元社と言えば、雑誌ミステリーズVOL.91の犯人当て小説も、確信の持て
る解決をまだ見付けられないでいるし、読むのに考えるのにと時間を取られる〜。

 てことで、書き込みも短めに。ではでは。




#644/655 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #643 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/02  22:27  ( 24)
静かなる声   永山
★内容
 『ネクスト・ギグ』ほとんど読了(エピローグの手前で敢えて本を一端閉じた)。言
いたいこと、語りたいことはいくつかあるけれど、それは後日に回して。
 面白かったです、鵜林さん。そして、おめでとうございます。今後の御作にも期待し
てます。次の『ミステリーズ』かな?


 BSジャパン改めてBSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」初回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 あんまり期待していなかったのだけれども、案外、いい感じ。
 くせや仕種、行動パターン等から相手の言葉(言動も?)の真偽を見抜くスペシャリ
スト、楯岡絵麻を主人公にした捜査物。
 私感ですが、この手のドラマの第一話って、最新の技術(本作では捜査技術)を見せ
つける展開に終始して、視聴者を「へえー凄いねー、進歩してるんだね−」と驚かせ、
煙に巻いて、次回に続くってのが多い気がします。
 本作も中盤まではその匂いを強く感じさせる展開だったんですが、終盤に差し掛かる
辺りで、うん?と思わせる流れの変化があり、俄然面白くなった。第一話にして最新技
術にも限界がある、慎重に判断せねばならないという注意を促すとともに、ストーリー
を捻ってきたのがよい。
 犯人側の犯行計画は、かなり無茶をしてる。実際はこんなにうまく、思惑通りに運ぶ
とは思えません。そもそも、いくらバラバラ遺体の殺人が事件として派手だからといっ
て、現在進行形の誘拐をこんなに軽く扱う警察ってあり得ないんじゃあないかしら。そ
こは大いに不満を覚えたです。

 ではでは。




#645/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/03  22:36  ( 24)
明々白々な静かなる声   永山
★内容                                         18/11/03 22:59 修正 第2版
 橋本環奈出演の学園祭イベントが、観覧希望者の殺到、負傷者が出るなどしたため急
遽中止に。
 自作のレギュラーキャラに芸能人がいるから、という訳でもないですが、最近よく報
じられる芸能人のイベント中止のニュースが気になります。それぞれ理由があって、ネ
タ作りの参考になる?
 で、思ったのが、この手のイベントって、わざと混乱を起こすことができると。しか
も芸能人のイベントなら、不可抗力に見せ掛けるのが比較的簡単そう。
 となると……犯人が人を殺し、混乱のせいで事故死したように偽装する、なんて筋書
きも描きようによってはそれらしくなるんじゃないかしらん。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第二話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 第一話がよかったので期待のハードルを高くしていましたが、いささか物足りない出
来映え。
 事件の構図が、視聴者にも容易に想像が付く(であろう)ことがよくない。王道パ
ターンに乗っけて、視聴者をもてなすストーリー展開もありだと思っていますが、本ド
ラマは第一話の内容から推すに、そういう趣向は取らないはず。もう一段階、裏のある
構図にして欲しかった。
 あるいは、今回は視聴者に親切すぎたとも言えそう。ストーリーは元々、それなりの
難度を有しているのに、視聴者に対してあれだけ繰り返しヒントを出していれば、そり
ゃあ勘付く人の割合が高まって当然。見せ方を工夫して、もう少し視聴者に不親切でい
れば、いい塩梅になったかもしれない。

 ではでは。




#646/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/04  22:53  ( 23)
逆もまた真なり   永山
★内容
 ミステリを読んでいる途中で推理して思い付いたトリックが、もし正解じゃなければ
自作で使おうっていうのは“あるある”だと思いますが、思い付いたトリックが(読ん
でいたミステリ以外の状況では)使いづらかった場合は、どうしよう(苦笑)。似たよ
うな状況を設定するのが手っ取り早いけど、それだと逆に、読んでいたミステリで使わ
れていたトリックが自作では正解ではない理由をこしらえなければならなくなる訳で。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第四話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 若手刑事とそれに協力する煙鴉との関係が、馴れ合いになってきた。これまでも馴れ
合いの気はあったけれども、協力に至る(納得の行く)段階を踏まずに当たり前のよう
にバディとして描かれるのは興ざめ。ルパン三世と銭形警部くらいの歴史を積み重ねて
いるのならまだしも(笑)。
 一方で、若手刑事の同僚が煙鴉の正体を見破りつつある節が、これまでずっと挿入さ
れ続けてきていましたが、今回で一端精算。まさかこんなにあっさりと、こんな形で疑
いを晴らすとは。ドラマのカラーに合っていると言える反面、原作にこのエピソードが
あるんだとしたら、どうやったんだろう? 原作漫画とドラマとでは、主人公刑事のキ
ャラクターが大きく異なってるため、同じ手は使えないはず。
 本筋の方は、スリをテーマに。毎回趣向を変えるのは面白いし、視聴者を飽きさせな
い工夫でしょう。ただ、こうして毎回変わる盗み関連のテーマに対して、煙鴉が万能に
過ぎるのがちょっとつまらない、もしくはずるい。初登場のときは、空き巣として伝説
的大物という位置づけのように描いておいて、実は何でもござれでしたというのは、後
出しっぽい。

 ではでは。




#647/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/05  22:58  ( 28)
びっくり3   永山
★内容
 世界的なプロボクサーであるフロイド・メイウェザーが日本の格闘技興行RIZIN
に参戦決定。無敗のキックボクサー那須川天心と対戦。
 色々な意味でびっくり。米国の総合格闘技団体UFCと交渉している風だったのが、
一転してRIZINとは。ギャラが洗払えるのかとか、那須川との体重差、試合ルール
とかほんと気になることばかり。中でも一番は、当日リングに上がるまでメイウェザー
が試合をするかどうか、安心できないこと(苦笑)。

 引退から復帰を目指しているプロレスラーの森嶋猛が、タクシー運転手を殴って頬骨
を折る重傷を負わせる。料金のことで押し問答に。
 これも驚いたけど、何だかさみしくなる。引退に至る過程について、きな臭い噂が立
っていたし、復帰が延期になったと思ったら、今度はこの騒動。前途多難。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第三話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 第二話で期待値が下がりましたが、今回はまた大きく盛り返した。
 今回は占い・予言ネタで、序盤はその手口について基本かつ有名なところを描いて、
容疑者が追い込まれる。このまま行くのかなというぐらいの勢い。でもこのままだとよ
くあるネタをなぞっただけになるので、何かあるなとは想像が付きます。で、中盤は容
疑者が盛り返し、主人公の女性捜査官も相手の矛盾した反応に困惑する。この辺りも定
番の流れですが、主人公が理解に苦しむ謎が、視聴者にとっても分かり易く提示されて
いるので、一緒になって考えられる。これがいい。尤も、前回の第二話も同じ構造と言
えるんですが、第二話は謎が簡単だったのが激しくマイナス。
 対して第三話では、軽くツイストを決めてきた。意外性のある答に、にやりとさせら
れる。通常なら考え付かない動機が、このエピソードではどうにかこうにか成り立って
しまう。そして答えに至るヒントが、ドラマの冒頭から堂々と明かされていたことに気
付き、またにやり。

 ではでは。




#648/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/06  21:26  ( 36)
スポットライト   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第四話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 一九九七年、引っ越しを終えたばかりの母子三人をトラブルが襲う。父親はアルコー
ル依存症の治療で家を離れており、母親は看護師で朝まで勤めがある。そんな状況下、
留守番をしていた十三歳と八歳の兄弟が何者かによって包丁で刺殺された。刑事の中島
は、帰宅直前に引っ越し業者の従業員・荻原を見たという母親の証言に加え、現場から
そう遠くないところにいた荻原の衣服に血痕が付着していた事実により、荻原を逮捕。
取り調べでも裁判でも荻原は頑なに罪を否定したが、二〇〇一年に死刑判決が確定し
た。
 二〇一八年、証拠のもみ消し等をしていたとの警察の不祥事が明るみに出て、関わっ
ていたと目される中島刑事が自殺した。九七年の事件で中島とともに荻原を取り調べた
金子は、当時の中島の捜査手法に一抹の不安を抱いていたことを思い出す。時を同じく
して、刑務官の寺山から連絡を受け、今現在の荻原の様子を知った金子は単独で、兄弟
殺しの件を改めて調べに掛かる。程なくして、母親の証言が中島の誘導によるものだと
判明し、荻原の有罪に疑問が出て来た。しかし、死刑の確定判決の出ている事件を今に
なって蒸し返すのは非常にハードルが高い。案の定、当時の捜査を指揮した現県警本部
長は、金子らからの再捜査の申し出をけんもほろろに却下する。
 ――中盤手前までの粗筋はこんなところで。
 個人的に待望していた、コールドケースチームの刑事の一人にスポットライトを当て
たエピソード。期待に違わぬ出来映えに満足。
 海外ドラマの捜査物では、捜査官の不祥事が発覚すると、その捜査官が携わってきた
全ての事件を洗い直さねばならない、という展開がよくありますが、(実際の)日本で
はどうなんだろ。寡聞にして、そんなことが行われたとの話を見聞きした覚えがない。
何十年も前の事件ともなれば、色々と難しい面はあるでしょうが……。
 本ドラマでも、最終的に真犯人が明らかになるんですが、果たして物的証拠があるの
か、公判を維持できるのかという疑問は浮かびました。
 もう一つ、大きなネタバレになりますが、荻原の刑が執行されてから数日で真犯人が
逮捕されるっていう展開、これも現実にこんなことが起きたら大変な騒ぎになるに違い
ない。不祥事を起こした刑事一人に責任をおっ被せただけじゃ、とても済むものでな
く、死刑判決に疑問が出ていたことを本部長は知りながら、自分のところで話を潰し
て、法務大臣ら関係各所には伝えなかったんでしょう。悪く取れば、力のある関係者に
働きかけ、刑の執行を急がせた可能性すらありそうで恐ろしい。
 今回のエピソードは現実目線で捉えればファンタジーだったかもしれないけれど、最
低限こうあって欲しい現場の刑事像が描かれており、熱かったです。

 ではでは。




#649/655 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #644 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/07  21:32  (102)
本の感想>『ネクスト・ギグ』   永山
★内容
・『ネクスト・ギグ』(鵜林伸也 東京創元社)15/4542
 ライブハウスの「ラディッシュハウス」にて月に三度、土曜日に催されるロックバン
ド「赤い青」のギグ。そのクライマックスで、ギターであるクスミがあり得ないミスを
した直後、ボーカルのユースケが倒れる。彼の胸には千枚通しが刺さっており、程なく
して絶命する。ユースケの死は他殺なのか。だとしたら衆人環視の状況下で殺した理由
と方法は? 関係者の中に犯人がいる可能性が高かったが、腑に落ちないものを感じた
ラディッシュハウスの従業員・児玉梨佳は、関係者に問い掛けて回る。「ロックとは
?」
 警察の捜査が進む中、第二の死者が出る。密室状況で見付かった死体は、明らかに他
殺だったが、自殺に偽装されていた。被害者が自身のスマホで遺した最後のツイート、
「ロックは人を殺す」とは何を意味するのか。
 本格的デビューを長らく待たれていたロジック派ミステリの担い手が贈る、最初の長
編。

***ネタバレ注意!***

 物語世界の中に構築されたミステリとして、充分に楽しめましたし、淀みのない推理
物で、端的に言って面白い。一方で、東京創元社から出る新人作家の長編ミステリ第一
作にしては、大人しめの部類に入るかと。知らない読者に手に取ってもらうには不利か
も。
 それから、読みながら、小峰元の諸作や栗本薫の“ぼくら”三部作に通じる空気を感
じていました。各作品の主要キャラの年代は違えど、青春という言葉で括れそうな共通
したイメージ。

 次に、気になったところ。

1.ロープに纏わる疑問
・タカがロープの存在を他の誰にも言っていなかったのは何故か。事件の起きる前な
ら、秘密にする理由が薄いような。
・逆に、ユースケやミナミが、タカがロープを使っているところを一度も見掛けていな
いのは、作り手の都合を感じなくもなし。
・タカが普段の日常生活において、ロープを多岐に渡って利用しないのは何故か。たこ
焼き屋二階から(靴を履かずに)ロープ伝いにスタジオに入り、帰るときもロープで。
スタジオから直に外へ行く必要が生じることもあるだろうから、当然、スタジオには置
き靴しておく。たこ焼き屋にも同様。と、こうすれば便利だろうに。タカの性格にも合
っていそうな?
 ついでに、結果的に本筋とは無関係ですが、路地の目隠しがどれくらいの高さなのか
を記しておいてほしかった気がする。
・タカが隠したロープを隙を見て処分しなかった理由。いくら深く考えずに行動したと
しても、これくらいは思い付くはず。
・そもそもバンドでドラムをやる人が、手に負担の掛かりそうなロープ登りをやるの?
っていう……。

2.ステージ上での殺人に関して、改め不足?
 たとえば――ユースケがお芝居で苦しむふりをして倒れ、真っ先に駆け寄ったミナミ
が隠し持っていた千枚通しで胸を刺す――という古典的トリックの可能性を、初期の段
階で潰しておいてほしかった。他のトリックについては否定してるのだから尚更。

3.殺人と関係ないからって黙っていていいものか?
 特に、クスミ! 早めに話してくれていたら、読者は余計なことに気を回さずに済ん
だものを。(^^;

4.エレベーターの機能について
 エレベーターには、稼働しないまま一定時間が経つと箱が自動的に定められたフロア
に戻るタイプもあるはず。そういうエレベーターではないことを、ちらとでも示してあ
ればなおよかった。

5.動機の問題
 この動機で人を殺めてしまうのは少々首肯しがたいし、一人を死なせてしまったあ
と、二人目にまで手を掛けるなんて、全く後悔していないのではとすら感じる。それだ
け想いが強いんだと受け取るべきかもしれませんが……。
 第一、この動機で行動を起こすような性格なら、日常的に幾度もトラブルを起こして
いるものでは? たとえばギグの打ち上げで入った店にて、クスミを悪く言うお喋りが
近くのテーブルから聞こえてきて……とか、頻繁にありそう。

6.描写視点のこと
 女性キャラの視点で描写されている訳ですが、書きっぷりが男性だなあと感じまし
た。
論理的にどうこうじゃなく、感覚的なものですけど。今の時代に男らしさ女らしさを
云々するのはナンセンスかもしれませんが、「ここは女性ならではの感覚だな」と感じ
させる箇所が少しでもあれば気にならなかったかも。

 あと、これは作者のツイッターにあるコメントを真っ向から否定する形になります
が、ロックや音楽に興味が薄い人には優しくない書き方をしてるな〜と、強く思ったで
す。最初のページから、知らない用語が頻出。想像で補えるところはもちろんあります
が、完全に分からない言葉もちらほら。いちいち検索して把握してから読むため、出足
が非常に悪かったです。物語の波に乗ってからならいいんですけど、初っ端からこれで
はしんどい。
 付随して、ドラムシューズについても説明が欲しかったかなあ。ドラムシューズが登
場したことで、私よく知らないものですから、ライブハウス内には普段履きの靴とドラ
ムシューズを履き替えるための下駄箱的なちょっとしたスペースがあるものだと考えま
した。だから、第二の事件発生を聞いたタカが隣家に向かうのに不自然なルート取りを
した場面は、靴を履き替える必要性からこのルートにしたんだなと解釈してた。

 料理の描写がやけに多い気がする。読者がふろふき大根とかいわれ大根を結び付けて
考えるよう、ミスリードするためだったりして。(^^;) 

 P250の2〜4行目の表現が分かりづらかった。理由を考えるに、台詞内と直後の
地の文とで、階段の上下の言い表し方が逆になっているせいかと。

 繰り返しになりますが、本作は掛け値なしに面白かったです。ロックについて門外漢
の自分でも、序盤を乗り切ればのめり込めましたから、リーダビリティは高い。上で挙
げた気になった箇所も、ほとんどは読了後に思い返し・読み返すことで浮かんだもので
す。
 ミステリとしての面白さを、物語としての面白さが上回った印象なのが、いいのか悪
いのかは分かりません。ただ、ミステリの部分をもっと単純な事件に置き換えたとして
も成り立つでしょうし、多分、感動の度合いもほとんど変わらないと思う。
 だから次の長編では、ミステリと物語とが不可分な作品、いやまあ不可分は大げさだ
としてもより密接なつながりのある作品を読んでみたい。と、一読者の勝手気ままな要
望でした。

 ではでは。




#650/655 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #647 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/08  21:37  ( 27)
分解すればシルマタ   永山
★内容
 「今年の漢字」の予想、というか私感による「今年の漢字」。
 装か没かで迷ったけど……『没』にしておこうっと。
 権威ある人の没落が特にスポーツ界で多かった。日本の企業の信頼性もその傾向があ
るような。予定されていたことや期待されていたことが覆って没になるケース、多々あ
った。没交渉で進まない物事も。自然災害で水没する町並みを何度も映像で見た。一方
で、災害などのボランティア活動に没頭したことで有名になった人がいたし、オリンピ
アンやノーベル賞なんて没頭の賜(今年に限ったことではないけど)。色々な流行り物
やネットの炎上騒ぎなどには、没個性、個人の埋没を感じる。神出鬼没の逃亡犯。そし
て今年も多数の著名人が没した(こじつけ)。

 プロボクサーのフロイド・メイウェザー、RIZINでのvs那須川天心公式戦報道
を否定。「エキシビションと聞いていた」。一方、RIZIN側は「契約書がある」
「調査中」とのコメントを出す。
 早い。試合がなくなるんじゃないかということ自体は、多くの格闘技ファンが危惧し
ていたでしょうけど、あまりに早い。
 メイウェザーはかつてプロレスのリングに上がってレスラーと絡んだくらいだから、
予め決められたショーをやる分には何ら抵抗がないはずだけど、その枠から一歩でも踏
み出すのは嫌なのかな、ボクシング以外で。ただ、那須川戦のルールはまだ発表されて
なかった=交渉中だったはずで、エキシビションと聞いていたというのが事実だとして
も、ボクシングルールを要求すれば障害は乗り越えられた気がする。そうせずに、いき
なり参戦辞退を匂わせる辺り、試合外のことで含むものがあるのか、あるいは他からよ
り好条件を示されたオファーがあったのではないかと、勘繰ってしまう。
 RIZIN側はこうなると、メイウェザー参戦が消滅した場合も考えて、善後策を練
らなければならない訳で、大変だわ。代替カードの編成に苦慮するのは目に見えてる
し、チケット払い戻しとかスポンサー筋への説明とかもあるだろうし。

 ではでは。




#651/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/09  22:19  ( 21)
ゲーリーの逆は……ベン・ピータース?   永山
★内容
 寝不足から来る頭痛でしんどい〜。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第四話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 安定の良作。前回は冒頭でぬけぬけとヒントを出してくれてましたが、今回はヒント
の色合いよりもミスリードの色合いの方が濃かったかも。あれのおかげで、途中までは
全然違った方向で考えてしまっていた。
 そこも含めて、事件の構図は凝っており、最後まで楽しめました。導入が、実際に起
きた事件を彷彿とさせる、というかそのまんまな設定(他人のパソコンなどを遠隔操作
してネット掲示板に犯行予告を書き込ませた事件。野良猫の首輪云々も同じ)だったた
め、どうなんかなー?と不安になりましたが、杞憂でしたね。
 この内容なら、コミカルさをぐっと抑えてスパイス程度にしておくのがいいと思うん
だけど、回を重ねる毎に逆にコミカルさを増している気がする。今回も、ヒロインの楯
岡が、腹を下した相棒役の西野に対し、「ゲーリー」絡みのあだ名を手を変え品を変え
何度も付けてた。いや、そこだけなら面白いけど、他の場面での西野の心の声による突
っ込みが鬱陶しい(苦笑)。
 あと、毎回のゲスト俳優がいい仕事してる。今回、人権派弁護士役で西村和彦が出て
いたんですが、凄く嫌味な感じに仕上がってた。「警視庁鑑識班」シリーズ等から、真
面目なイメージが強いんですが、こういう役柄もうまい。

 ではでは。




#652/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/10  20:56  ( 20)
ヒントでピンと   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第五話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 今回も良作と言い切りたいのですが、基本のアイディアがかつて海外ドラマで観た覚
えのあるものと同じだった。同じアイディアだと視聴者側が真相に気付く可能性が高ま
る訳で、やはりそこは評価を割り引かねば。
 加えて、恒例の冒頭及び解決手前のヒントがもろで、これはさすがに視聴者を甘く見
すぎじゃないのかと思う。毎回途中で真相が分かるドラマよりも、時々分かる程度の方
がいい。
 他の点は、かなりよかったんじゃないかしらん。容疑者である高校生役が意外とうま
い演技してたのが大きい。正義感の強い優等生の仮面の下にある真の姿が小憎らしい。
「はよ後半になってコテンパンに言い負かされろ」って思って観てたくらい(笑)。
 また、目新しさを欠いたアイディアではあったけれども、その導入の仕方はなかなか
巧みだった。他のことで「失敗したら大ごとだぞ」的な台詞を言わせておき、実際にそ
れらしき失敗が起こり、あーどうなるんだろって思わせたところで本命のアイディアに
よる展開。一種の叙述トリックとも呼べそうな、誤誘導がきれいに決まっていました。
これで気の利いた捻りがちょっとでもあれば。
 あと、ヒロイン刑事の相棒である若手刑事、今回もトイレネタがあったけれども、定
番化するつもりなのかな。やめといた方が。

 ではでは。




#653/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/11  21:53  ( 17)
偶然ではなく狙って   永山
★内容                                         18/11/11 21:54 修正 第2版
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第五話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 煙鴉への疑い、前回で一区切りかと思いきや、しっかり継続していた。それどころか
大外から急襲する感じで、一気に追い込みにくる展開。煙鴉がこれに対応して、殺人事
件が絡み、それまでとはまたちょっと毛色の変わったストーリーに。
 と、上記の部分は結構緊迫感のある流れでよくできているのに、例によって若手刑事
のパートが軽くて緊張感を削ぐ。加えて今回はもう一つ、ギャグパートがありました
が、そちらの方はまだちゃんと機能していたので、よしとしたいです。若手刑事のパー
トがなくても成り立つ構成だったと思うんだけど、違うのかな。
 そうは言っても、メインとなる物語は、これまでの本ドラマの中で一番の出来映えだ
ったと言えそう。トリックとしての意外性、煙鴉の行動と先回りの意味、感動要素それ
ぞれが結構うまく噛み合っていた印象。応用が利きそうなアイディアでもあるし、記憶
にとどめておいていいかも。
 ラストでは、煙鴉の方が(主人公の同僚の)刑事側に宣戦布告する形で締め括り。次
回以降は、主人公もそう易々と煙鴉に相談を持ち掛けられないはずですが、果たして。
それとも単独捜査を継続するのか、同僚刑事。

 ではでは。




#654/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/12  22:30  ( 19)
白黒ついた   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第六話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 ヒロインの刑事が、他の登場人物からの言葉がたまたまヒントになって真相に思い当
たるという流れは、本ドラマでは意外と初めてか? これまでは自力でヒントを掴んで
いた気がする(記憶が曖昧で未確認です)。
 その辺はさておき、番組から視聴者へのヒントの提示はますます大胆に。ほぼ答を言
っているようなものだった。それでもなお、真相に至るには入り組んだ事情があって、
難しいとは思う。
 ヒロイン刑事を演じる栗山千明、この女優さんが視聴者に向けてヒントを出すシーン
が何か既視感あるな〜と前々から思っていましたが、あれだと気付いた。NHK−BS
で不定期放送される「幻解超常ファイル」、この進行役を務める栗山が視聴者に呼び掛
けるときと似ている。同番組の超常現象肯定キャラの“黒”栗山と、そうではない“白
”栗山の演じ分けは、ドラマ中でのヒロイン刑事のコロコロ変わる態度に相通じるよう
な。
 今回は相棒役の若手刑事がほとんど空気扱いでしたが、その分、お笑い部分に無理に
力を入れた脚本だったようで、付け足し感満載。そこはマイナスでしたが、総体的には
力の入ったシナリオで、楽しめました。

 ではでは。




#655/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/13  22:49  ( 35)
“チョー気持ちわかる”?   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第五話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 二〇〇四年夏。アテネオリンピックでの日本人選手の活躍に沸き返る中、銀行襲撃の
計画が進められていた。後に発生した三人組による銀行強盗事件では、行員の廣瀬亜紀
が一人射殺され、現金など一億円も奪われたまま、未解決になっていた。
 二〇一八年。新たに起こった銀行強盗事件で使われた拳銃の弾丸を調べたところ、十
四年前の女子行員射殺の弾と、線条痕が一致した。強盗の人数も同じ三人。同一犯の可
能性が高い。
 十四年前の当時巻き込まれた女性行員の一人を銀行に訪ねると、興味深い証言が得ら
れた。現場で見付かった特徴的なピアスについて、事件よりも前に見掛けた覚えがある
という。その人物は融資の相談に訪れた若い男性客で、萩野朔太郎と名乗った。萩野は
相談窓口で出迎えようとした女性行員がお辞儀をしたにもかかわらず、隣の窓口で作業
中の廣瀬亜紀に声を掛けた。見た目から言って、地味で平凡な廣瀬に対し、証言をした
女性行員は若くて美人だという自負があった。何故避けられたのか?
 荻野の交友関係に当たり、兄貴分の男が浮上する。そいつは元暴力団員で前科持ち。
閉めたばかりのバーを探ると、紙幣用の真新しい帯が見付かった。先日強盗が会った銀
行のそれと同じ物。観念した男は、共犯者の一人が荻野であることを認める。さらに意
外な証言を、つまり十四年前の銀行強盗では廣瀬亜紀も積極的に計画に関わろうとして
いたというのだ。
――前半三分の一ぐらいまでの粗筋は以上。ここからは当の荻野や第三の共犯者がそれ
ぞれ証言して、様相がくるくると変わる。男と女の立ち位置が、ネガとポジみたいに入
れ替わる。状況ではなく人が対象だからか、いつも以上にめまぐるしく感じられるよう
な。
 他にもちょこちょことサイドストーリーが展開されてた。前回、本部長をぶん殴った
金子は、今回謹慎でお休み。と言いつつ、職場には出て来ているから、自宅謹慎ではな
く、捜査で動き回るのを禁じられたってことかしらん。
 主役の石川百合刑事に以前のエピソードでモーションを掛けていた?検事の大江が再
登場。いつも利用しているバーを教えて立ち去る。ラストで石川が訪ねて大江と酒を飲
むシーンが思わせぶり。
 被害者の妹が姉妹仲を語る場面では、石川刑事が自分の妹のことを思い描きつつ、コ
メントする。容疑者の宿泊するホテルに突入するシーンでは、石川が銃の使用にためら
いを見せる節が(シーズン1最終話からのつながり)。
 という風にかなり詰め込んできた印象。これからどう回収していくのか、注目です。

 ではでは。




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