AWC ◇フレッシュボイス2



#616/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/06  19:50  ( 35)
今のところ驚きはない   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「真犯人」第二回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意です。
 平成二十年(物語の中で現在進行形)に裾野市で起きた殺人を担当する刑事の日下
は、昭和四十九年発生の男児誘拐殺人と関連ありと確信し、その事件の時効一年前に特
捜班を率いた重藤元刑事を訪ねる。協力を依頼する日下に対し、重藤は根拠が弱いとし
て断る。日下は根拠を補強すべく、捜査を続行。殺人被害者の男性・須藤勲の勤め先に
て、彼が誘拐殺人の被害に遭った別れた妻の息子(尾畑)守の遊び道具二点(野球のグ
ローブと赤いプラスチック製のバケツ)を飾っていたことを聞き出す。実物を見せても
らおうとすると、それらが消えていることも分かった。そして須藤勲が殺害された現場
からは、赤いプラチック片が見付かっていた。恐らく守の持ち物だったバケツの欠片
だ。だとすると、須藤は息子の遺品を持って土地勘の乏しい場所に出向き、殺されたこ
とになる。これこそ、現在の殺人事件とかつての誘拐殺人とを結び付ける根拠と言える
のではないか。この件を重藤に持っていくと、今度は捜査協力の依頼に応じてくれた。
そして、かつての特捜班にいた刑事が残した手帖に文字だけがあった“第三の筋読み”
の内容について、語り出す。特捜班は三組に分かれて真相を追っていた。一つは、被害
者の父親で妻とは別れていた須藤勲。一つは、尾畑家がそこそこ金を持っていてすぐに
でも身代金を払えると知っていた、前科のある男。そして最後の一つは、誘拐が目的で
はなかったという線だった。
 ――粗筋はこんな感じ。
 キャラクターを表す細かい心理描写やエピソードは省いていますが、ポイントを押さ
えており、登場人物の特徴がよく伝わってきます。
 誘拐殺人の時効一年前である昭和六十三年の段階で、被害者家族が警察に不信感を抱
いているのは説明があったし、分かりますけど、平成二十年の時点で被害者家族が捜査
に協力的出ないのは、不信感だけでは説明できない。となると家族の中で何かがあっ
て、誘拐殺人なり別れた夫の殺人なりにつながっていると推測するのが常道だけど、い
まいちしっくり来ない。前の感想にも書いた気がするけれども、誘拐事件が身内の犯行
なら、余程の理由がない限り、迷宮入りなんてならないと思うので。その辺りを納得さ
せてくれる物があるのか、それとも全く別の真相なのか……楽しみ。
 しっくり来ないと言えば、誘拐事件で被害男児の守を最後に見た第三者である近所の
女性の証言について、昭和六十三年になって誤りがあったと判明するくだり。一階の勝
手口から目撃したとされていたのが、本当は二階の窓から目撃していたことが明らかに
なる。うーん、最初の捜査がどれだけ杜撰だったんだって話になるなあ。あるいは、警
察内部の都合でよからぬ“力学”が働いたなんて風に持っていくのか。

 ではでは。




#617/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/07  23:24  ( 27)
朝から格闘技三昧   永山
★内容
 プロボクシングWBSS、日本人として初参加の井上尚弥が一ラウンド七十秒でKO
勝利。
 勝ちは動かないと見る向きが多かったものの、世界の強豪が集うトーナメント一回戦
での七十秒勝利はやはり衝撃的。
 格闘技の試合、短くても私なんかは楽しめる口ですが、短いとだめな向きには今回は
物足りないでしょうし、マッチメークのミスという見方もできなくないかも。チャンピ
オン以外を含む八人のトーナメントじゃなく、最初から四人でやればいいじゃん的な。
 あと、実況を聞いていると、解説者が二人呼ばれていたみたいですが、一人しか喋ら
ない内に試合が終わってしまって、ちょっと笑った。短時間で終わった試合だと、勝者
のファイトマネーが時給換算でいくらになるかという話題になることがありますが、解
説者のギャラもどのくらいになるんだろ? まあ、解説者は試合が短く終わっても、そ
のあと放送時間いっぱい喋らないといけませんが(笑)。

 総合格闘技UFC229をUFC日本公式ツイッターの無料動画配信(前座試合)
と、WOWOWメンバーズオンデマンド(メインカード5試合)とで視聴。
 画像がかなり安定していることに驚き。ありがたい。ただ、UFC日本公式ツイッ
ターの方は、終了間際に配信が停まってしまいましたが。フルラウンド戦って判定が告
げられる間際だったので、ちょっとイラッとした。接戦じゃなかったから、まだましで
したが。
 で、メイン終了直後に対戦した二人の陣営による大乱闘が繰り広げられ、最初に手を
出したチャンピオンがベルトを返還してもらえないという事態に。続報によると、逮捕
者まで出たとか。プロレスならいざ知らず、格闘技の試合では非常に珍しい乱闘です
が、ここはコミッショナーが公平かつ厳正な判断をなるべく速やかに出すべき。下手を
打つと、折角プロボクシングビジネスに追い付け追い越せと積み上げてきたものが、一
瞬で崩れかねない。

 ではでは。




#618/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/08  22:30  ( 46)
驚きはなくても面白い   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「真犯人」第三回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意です。
 平成二十年、現在進行形の須藤勲殺しの捜査は、壁にぶち当たっていた。かつての尾
畑守誘拐殺人の被害者家族である母親に話を聞こうとしたが、折悪しく病に倒れて入
院。同じく遺族である娘(守の姉)が看病に付いているが、守秘義務を盾に捜査の協力
を拒む。遺族らの頑なな態度に疑問を抱いた日下は当時担当刑事だった重藤に問い合わ
せる。すると、重藤の口からは、そこまでに至る紆余曲折が語られる。
 昭和六十三年、三つの線を追う特捜班は、意見の衝突が激しさを増していた。前科者
を追う二人は、米山という元大学生の男を有力容疑者として割り出す。別れた父親であ
る須藤を犯人と目する線でも、須藤が高級車を売ったプロ野球選手とその後もつながり
を持ち、息子の守を練習の見学に連れて行ったことを突き止め、そこから守を密かに連
れ出していたのではないかと推理する。どちらとも決めかねる中、ある地元新聞に、誘
拐殺人の有力容疑者が見付かったとする記事が出る。その内容は米山を示唆するものだ
った。誰が漏洩したのかと特捜班では悶着が起きるが、重藤の取りなしで漏洩の犯人探
しはせず、事件解明に集中することに。
 情報漏洩は、実は県警本部長・榛の差し金だった。同時期に県警絡みのゼネコン汚職
事件が明るみに出、自身の立場が危うくなると考えた榛は、かつて尾畑守誘拐殺人の専
従捜査を率いた寺嶋を通じ、その部下であり特捜メンバーの庄司をそそのかせた。米山
犯人説を捜査の主眼に持って来るべく、マスコミに情報を流せと。このスクープによ
り、汚職の件は目立たなくなるだろうという狙いであった。
 庄司の先輩で彼と共に米山犯人説を追う勝田は、庄司と記者が口論しているところを
目撃し、漏洩したのが庄司と知る。そのことを報告された重藤は、庄司を責めるでな
く、出てしまったものは仕方がない、内容自体は事実であるし、真相究明に傾注するこ
とことが責任の取り方だとする。
 榛の差し金であることを薄々勘付いた重藤だったが、それ以上に捜査にとって障害と
なったのは、記事が出たことで被害者遺族が不信感を抱いたこと。記事の真偽や、事実
であるなら何故先に知らせてくれないのか、秘密情報が漏れたのなら何故そんなことに
なったのか等々。呼び出されて詰問を食らった重藤は、犯人逮捕を誓うことしかできな
かった。
 ――粗筋は以上です。いよいよ県警本部長の余計な力が働いてきた。予想通りとは言
え、待ってました感があって、まあ面白いです。それにしても静岡県を舞台にしている
ことが明確な作品で、ここまで県警を悪く描いて大丈夫なのかと、ちょっと心配に。昔
読んだ佐野洋のエッセイでは、警察の不祥事や警官の犯罪を題材とする作品の場合、ど
この都道府県なのか分からないように描く、という方針を明言していましたが、時代が
変わったと言うべきか(フィクションは飽くまでフィクションとして捉える土壌がだい
ぶ醸成された)。
 今回目立ったのは、重藤のコントロール力かな。上司として非常に魅力的に描いてあ
る。作品の構造上、昭和六十三年時点の捜査が失敗に終わるのは確定的なんですが、ど
うして重藤が失敗したのか、県警本部長のせいだけなのかも気になるところです。
 あと、尾畑守の姉・理恵の動向もポイントとして浮上。昭和六十三年時点で誘拐殺人
のことは記憶が朧気だとしていたのが重藤から聞いた話をきっかけにある違和感を抱い
たようですが、その後の事情聴取は情報漏洩などもあってなされず、平成二十年の段階
では非協力的になっている。このキャラクターがどう転ぶかで、展開がかなり変わって
きそう。

 ではでは。




#619/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/09  20:50  ( 40)
プロレスのタッグは鬼ごっこに由来する   永山
★内容
 NHKのスポーツバラエティ?「極鬼」を視聴。
 子供の遊びである鬼ごっこを競技にしたチェイスタグ、これに各スポーツの一流選手
が参戦したらどうなるか?というコンセプトで作られた番組。
 競技は決められたテリトリー内に足場となり得る障害物を配置し、一対一で行われ
る。互いに一度ずつ鬼役を務め、制限時間の二十秒以内に相手の身体にタッチすること
を目指す。相手にタッチするまでの秒数が短い方の勝利。
 このルールの下、元プロボクシング世界王者、元体操五輪金メダリスト、元スノー
ボード五輪銅メダリスト、元プロ野球選手、元プロバスケ選手、ダンス世界王者のアイ
ドル、現役を退いたばかりのレスキュー隊員らが二ブロックに分かれての予選リーグを
経て決勝トーナメント、優勝を争う。出場者の年齢は二十代から三十代に集中してお
り、アスリートよりもアイドルはやや若いという風にバランスが取れていたと思いまし
た。
 競技場を見て思ったのは、身長が低い方が有利じゃないかということ。実際、その推
測に沿った結果になることが多かったような。それでも各人の得意とするポイントが違
っているし、戦略も色々あったので、大変面白かった。
 と、上で記したのは男性部門の話。女性部門は参加者三名で、ラクロスの代表選手、
インラインスケーター、スタントにして忍者という顔ぶれ。こちらの方は先の推測が大
外れになりまして、一筋縄ではいかないなと感じたです。
 欲を言えば、チェイスタグを本職とする選手とトップアスリートとの対戦も見たかっ
た。第二回の製作に期待。

 元大相撲の横綱で元プロレスラー、タレントの輪島大士が逝去。七十歳。ご冥福をお
祈りします。
 大相撲での取り組みをテレビで見た記憶はあるけれども、小学生低学年の頃だったせ
いか、強烈な印象はない。ライバル北の湖に押されていたイメージ。その後の騒動を経
てプロレス転向がニュースになったときは、年齢的に大丈夫かなと真っ先に思ったで
す。でも、不器用なりに立派にプロレスをやっていたし、タイガー・ジェット・シン
(の商品価値)を一時的に甦らせたは大きい。無論、師匠であるジャイアント馬場の育
成方針やマッチメークがうまかったのもありますが。あとは、角界では格下だった天龍
源一郎との激闘に尽きる。ほぼ押されっぱなしだったけど、天龍の顔面蹴りなどの猛攻
に耐える頑丈さは横綱ならではだったし、反撃して天龍をしばし戦闘不能に至らせたこ
とも何度かあった。少し前に発売された専門誌『G SPIRITS』の何号だったか、
同じく大相撲出身レスラーだった石川孝士との対談が載っており、その内容からプロレ
スにも真摯に取り組んでいたことがよく伝わってきたなあ。
 残念だったのは、引退試合をするでなし、唐突にプロレス界を去ったこと。裏事情が
あるのかもしれませんけど、二年間のプロレスラー生活で記した功績は小さくなかった
と思う。同時に引退した石川(後に復帰したけど)とシングルでぶつかる舞台ぐらい、
用意して欲しかったな。

 ではでは。




#620/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/10  22:06  ( 36)
そこを評価するのはやめておこーなー   永山
★内容                                         18/10/10 22:06 修正 第2版
 輪島大士逝去を報じる記事の中に、初代AWA世界ヘビー級王者のパット・オコー
ナーがコーチを務めた旨が記してあったのを読み、え?となった。
 いや、もっとはっきり言えば、「また間違えやがって……ちゃんと調べて書けよな
〜」と思ったの。どこが間違いだと思ったかというと、初代AWA世界ヘビー級王者の
箇所。オコーナーは世界最高峰とされたNWA世界王者にはなっているが、AWA王者
にはなっていない、初代AWA王者はバーン・ガニアだという認識がありましたので。
 でも念のために検索してみてびっくり。オコーナーはAWAから初代王者に認定され
たことになっている。
 ただ、これには注釈が必要。当時NWA王者だったオコーナーへガニアが挑戦しよう
としてもNWAが認めなかった。そこでガニアと彼を支持するプロモーターらが団結し
てAWAを設立。初代王者としてオコーナーを勝手に認定。その上で、ガニアの挑戦を
受けないのであればAWA王者を剥奪するぞと迫った。当然、オコーナー側は無視し、
結果、ガニアが第二代のAWA王者になったという経緯があったと。
 昔読んだ専門の本では、AWAはガニアの挑戦を受けないオコーナーを王者として認
められない、ガニアこそ新の王者だとしてAWAの初代王者に認定した、というストー
リーになっていたはずなんですが、米国でのプロレス史発掘が進んだのかしらん。
 でもなあ、AWAがオコーナーを初代王者に認定していたのが事実だとしても、勝手
に認定しただけでオコーナー自身にとっちゃあありがためいわく、チャンピオンベルト
を巻いてさえいない。かような事情なのに、初代AWA世界ヘビー級王者という肩書き
のみをオコーナーの紹介に使うのは、はっきり言って間違っているでしょう。第四十二
代NWA世界ヘビー級王者という実績だけを示せば充分に事足りる。

 パット・オコーナーと言えば、日本プロレスの第五回ワールドリーグに参戦するため
に夫人同伴で初来日した際に、ちょっとしたエピソードが残されています。変則的な
リーグ戦で優勝を争うこのシリーズ、外国人はオコーナーの他にもキラー・コワルス
キー、ヘイスタック・カルホーン、サンダー・ザボーら大物や古豪が揃っていました。
その中にボブ・エリスというカウボーイキャラの美男レスラーがいて、優勝候補の一人
に数えられていたとされています。ところが蓋を開けてみると二勝しか上げられず、挙
げ句にフレッド・アトキンスとの試合で肘を負傷、途中帰国の憂き目に。ところが裏話
によると、エリスの途中帰国の理由は怪我ではなく、女癖の悪さ。オコーナー夫人にち
ょっかいを出して、他の外国人選手達から反感を買い、力道山の判断で強制帰国させた
とのこと。
 そのリーグ戦でオコーナーとエリスは対戦し、オコーナーが勝利しているんですが、
一体どんな試合展開だったんだろ?

 ではでは。




#621/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/11  21:09  ( 27)
ふちんかんのたいかん   永山
★内容
 また輪島訃報の記事関連で誤りが。
 スタン・ハンセンからの追悼コメントを紹介する記事に、ハンセンが輪島とPWFヘ
ビー級王者決定戦を米国で行ったと書いてあった。
 残念、米国が間違い。新潟で対戦して引き分け、横浜で再戦が行われてハンセン戴冠
という流れでした。

 そういえば……チャンピオンベルトの場合にも「戴冠」を使っていいのかしらん? 
プロレス雑誌では当たり前のように使われてきましたが。

 テレビ朝日系で放送のドラマスペシャル「誘拐法廷」を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 原作、というか海外映画のリメイクだそうです。未見。
 ちょっと浅いかなあ。誰が何のために弁護士の娘を誘拐したのか、真の狙いが中盤で
分かったくらいなので。描写が丁寧すぎるとも言えるかもしれないけど、もっと別の見
せ方があるはず。国会議員の言動も迂闊で、声を録音されて決め手にされるという定番
中の定番。もっと難敵だと思ってたのに、期待外れだったな〜。
 弁護士の証拠集めの手法が法律無視なのはわざとやっているからいいとしても、検事
の準備不足は目に余るし、警察の捜査はいい加減だし。犯行現場を警察が調べて見付け
られなかった凶器を、あとから来た被害者の母親が密かに見付けるってどんだけ都合が
いいんだよって思う。
 で、その凶器を見付けた母親が、何を持って被告人こそが娘を殺した犯人に違いない
と確信し得たのかも疑問。確かに被告人は他にも殺人に至らずとも暴行事件を重ねてい
たようだし、窃盗などの余罪もあったので疑わしいのは間違いないけど、復讐で葬ると
決意するには何らかの決め手が必要ではないか。実際に犯人だったかよかったようなも
のの(よくはないが)、違っていたら殺し損というか罪の犯し損になっていた。

 ではでは。




#622/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/12  20:56  ( 19)
X(は観たことないけど)からVへ   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「リーガルV」初回十五分拡大を視聴。一応、ネタバレ
注意です。
 うーん。新ドラマの初回なんだから、もっとかましてくれないと。キャラクターの紹
介には力が入っていて、ごちゃごちゃしながらもそれぞれの特徴を一通り示せていた感
じ。ただ、“弁護士資格を剥奪された女性が弁護士軍団を結成して”云々がとりあえず
の売りなんでしょうが、初回を見た限りではその設定を活かせていないような。弁護士
ではだめな意味づけが早く欲しいところ。
 一方、弁護士物のドラマとして肝心要であろう、扱う事件に関する仕込みが不足して
いる。既視感いっぱい、物語的には捻りも何もない展開に終始してがっかり。唯一、痴
漢被害偽証だけでなく、企業相手にも訴えて金を取るために、決定的な証拠は痴漢裁判
では使わないという流れは評価できるものの、豆知識レベルのような気もする。
 初回は視聴者を“おもてなし”して気分よくさせるために、わざと簡単な事件にした
という可能性もあるけれども、ドラマ全体のノリから想像するに、軽妙さ優先で、おお
っ!という部分は期待できそうにない? しかも軽妙さ優先と言っても、今回テンポは
決してよくなかった。その辺り、十五分拡大の弊害が出ているのどうか。
 正直、もう見なくていいかな。次回が通常枠なら比較の意味で見てもいいかもしれな
いと思ってたけど、続けて十五分拡大みたいだし。

 ではでは。




#623/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/13  21:12  ( 30)
うーん、分からん×2   永山
★内容
 最寄りの駅にエレベーターがあるんですけど、下向きの矢印のボタンが、今回利用し
た際には、何故か横向きになっていた。どこに向かうというんだ(笑)。整備した際
に、取り付け間違えたんだと思うけど、確かめてはいません。

 東京創元社の推理小説誌「ミステリーズ」の最新号VOL.91掲載の犯人当て小説
「赤鉛筆は要らない(問題篇)」に取り組んでるんですが、まだ取っ掛かりすら見付け
られないでいます。以下、取っ掛かりにはならないまでも、ポイントかなと思ってる箇
所をつらつらと。
 死亡推定時刻が午前一時以前という物凄く曖昧な書き方をしており、かつ、被害者が
一端引っ込んだあとずーっと閉じ籠もりきりで次に登場したときには死体になってるた
め、犯行時刻が絞れない。
 被害者が自筆の手紙で妹夫婦を呼び出しているけれども、来て欲しくない妹夫婦を呼
ぶからには何らかの思惑があったのは当然として、妹夫婦を出迎えないというのは解せ
ない。何らかの餌を目当てに来たであろう妹夫婦も、そんな扱いをされて気にも留めな
い。
 遺体発見現場であり恐らく犯行現場である小屋には、電卓を改造した暗号キーが取り
付けられており、特定の数が答になる数式を入力することで開錠される(らしい)。そ
の数を設定できるのは被害者だけ。前日までの数では、遺体発見時には開錠できなくな
っていた。被害者が(それまでの数を知る)家族をかばうために変更したのか、犯人に
強制的に変更させられたのか。
 小屋の周囲は雪で覆われ、母屋からの足跡は行きが二つで帰りが一つ。雪が降り止ん
だのは午前一時過ぎ。普通に考えれば、少なくとも一つは犯人が小屋から立ち去ったと
きの足跡のはずだが……。あと、被害者の妻は前日から左足を負傷して引きずり気味。
足跡には乱れなし。この一点をもって妻を容疑者リストから除外していいのか。犯人が
妻以外なら、自らが嫌疑を逃れ、妻に濡れ衣を着せるべく、乱れた足跡を残そうとする
ものではないのか。
 と、こんな感じで止まっております。
 あ、タイトルの意味も謎だな〜。

 ではでは。




#624/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/14  21:24  ( 24)
分からんの影響   永山
★内容
 犯人当ての謎解きに気を取られ、執筆があんまり進まない。謎を解いたからって賞金
が出る訳でもないのに(笑)。図書館から借りてきた本も読まないといけない(九州に
戻ると、気軽に借りに行ける環境ではないので)のだけれど、七冊中四冊読了したとこ
ろでストップしてしまってる。

 と言いつつ、テレビ等の映像作品は食事しながらでも観られるので、きっちり視聴し
てる(苦笑)。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」初回十五分拡大を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 原作は同名漫画と聞いて、ネットで探したら公式サイトで序盤は無料で読めると分か
ったので、先に読んでみました。
 その上でドラマを観ましたが……刑事のキャラクター変えすぎだろ! キャストの写
真を見た時点で、えらくイメージが違うなと感じたけど、ここまでいじるなら納得せざ
るを得ない(苦笑)。それでも原作のプロフェッショナル同士による腹の探り合いみた
いな空気はなくなるんだろうから、ちと惜しい。
 それに関連して、刑事のキャラを現代若者風の超公務員体質にしたのはいいとして、
部分的に頭悪くて非常識なのはどうにかならなかったのかと。
 ストーリーの方は、ネタとしては基本的に原作と変わらないが、テイストはかなり異
なった印象。コンゲームっぽい色を付けたかったのかな。だけど、次回以降もコンゲー
ムっぽくできるとは考えにくく、どう展開していくのかは興味ある。広げた風呂敷の畳
み方も含めて。

 ではでは。




#625/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/15  20:46  ( 30)
再解凍   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」初回をメンバーズオンデマンドで視
聴。ネタバレ注意です。
 取り壊しの決まった大学学生寮の敷地内から、学生の白骨死体が見付かる。学生証か
ら身元は橋本誠司と判明。一九七一年、機動隊と学生の衝突で死者の出た通称横須賀暴
動に学生側に加わっていた男だった。頭部に陥没骨折の痕があり、埋められていたこと
からも他殺が疑われるも、恐らく時効が成立している。が、ニュースを聞いた橋本の娘
が警察を訪れ、父はずっと生きていると思っていた、何故なら毎年お金を送ってきてい
たからと話す。その書留の送り元が世界各国になっており、もしも犯人が贖罪の意味で
送金しているのであれば、時効はまだ成立していない可能性が出て来る。こうして四十
七年前の事件の扉が開かれる。
 粗筋というか導入部は以上のような感じ。
 米国の人気ドラマ「コールドケース」のフォーマットを借りて作られた正式な日本版
で、前シーズンは期待が大きすぎた分、世間一般の評価はやや奮わなかった感がありま
した。そのせいなのかどうか、第二シーズンの第一話となる今回は、力の入ったエピ
ソードになっていたと思います。
 調べていく内に関係者が増えて、事件の真相(らしきもの)も二転三転とするのがこ
のドラマの特長の一つですが、今回は特に入り組んでいた。伏線がなく、暗示だけだっ
たとは言え、意外な結末もよくできており、これは充分に合格点に達してるんじゃない
でしょうか。
 惜しむらくは、ゲスト俳優陣が豪華で、それ故に直感で真相の想像が付いちゃいそう
なところかな。実際、私は勘で当たってしまった。
 本ドラマのもう一つの大きな特長である、事件当時の音楽をふんだんに取り入れる点
も当然ながら健在。冒頭の暴動場面(洒落じゃないよ)で「あの素晴らしい愛をもう一
度」を被せるのは何とも皮肉で哀しいし、「人間なんて」も効果的に使われていた。
 あと、前シーズンの最終回を引きずった小エピソードは、お決まりの感が強いです
が、シーズンを通してのネタにつながって来そうなので、しっかり押さえておかねば。
 何はともあれ、期待に違わぬ好発進。個人的には、捜査陣のあまり目立たないレギュ
ラーメンバーが主役を張る回が増えて欲しい。

 ではでは。




#626/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/16  19:50  ( 66)
マジックを観に行こう>イリュージョンミュージアム   永山
★内容
 関西と九州の往復生活が長く続くと、どちらの地元の情報にも疎くなるのかもしれま
せん。大阪城内に新しくできた施設ミライザ内に、イリュージョンミュージアム・幻影
博物館が開設されたことを知らなかったのもその一つの証左になりましょうか。
 古今東西のマジックの資料展示や、実際にイリュージョンの不思議を体験できるコー
ナー、そして十五分間のマジックショーも連日行われるという風な謳い文句で、大いに
そそられます。プロデュースしたのは、テレビ出演も何度かあるマジシャンのメイガ
ス。オープン当初の混雑時期も過ぎ、ちょうどいいタイミングということもあり、行っ
てみました。名古屋に行くついでで帰りに寄るという荒技ですが(笑)。
 ところで――本題とは関係がないので詳細は省きますが、当日は、鉄道でのトラブル
が重なりました。行く先々で在来線がことごとく遅れる。都合四度。他にも、直接身に
降りかからなかった分を含めると、六度を数えました。原因は急病の乗客への対応、プ
ラットホームでの接触事故、緊急停止ボタンが押される(実際には何もなかった等々。
大きく報道されないだけで、鉄道の遅延そのものが連日それなりの数が発生していると
はよく聞きますが、まさかこんなにもまとまって自分に関係してくるとは、参りまし
た。幸いにも、全体のスケジュールに大きな影響が及ぶことはなく、おおよそ予定して
いた範囲内にやりたいことはやれましたが。
 さて、話を戻しまして、最寄り駅であるとされるJR森ノ宮駅で降り、ミライザを目
指しててくてく歩きます。事前に調べて近くの他の駅は徒歩二十分、森ノ宮駅は十五分
てことになっていたので、森ノ宮駅にしたのですが、実際に歩いてみるとだいぶ苦戦し
ました。地図上では分からないアップダウンがやたらとあるし、目印になる物はほとん
どないし、大阪城の近くに来ても案内板一つない。それどころか、大阪城の敷地内に足
を踏み入れて以降も、ミライザがどこにあるのかを示す地図が見当たらない。相当近付
いてからポスターまがいの大雑把な地図がありましたが、それを見ても場所を把握する
のは無理でしょう。
 結局、前もって調べていたルートの曲がり方と一致するという理由をよりどころにし
て、ようやく辿り着いた。徒歩三十分ぐらいかかったかも。
 問題はこれにとどまりません。ミライザの建物に入ったあとも、幻影博物館がどこに
あるのか分からない。分かり易い案内は一切なし。地下一階にあるのは事前に掴んでい
たので、エレベーターに乗り込む。と、地下一階はスタッフオンリーになってる。どう
なってんの?
 ようやくポスターの下に右向きの矢印があるのを見付けて、そちらに向かってしばら
く行くと、足元の高さぐらいにイリュージョンミュージアムの文言が書かれた黒板を発
見。やーっと、見付けた。責められにくくする工夫満載の城の内にある施設だからっ
て、いくら何でも不親切すぎ(苦笑)。
 券売機で入場料プラスショー観覧料のチケットを購入し、階段を降りて地下フロア
へ。そこには高校の教室二つ分ぐらい?のスペースで展示が行われていました。基本的
に撮影禁止ですが、例外あり。
 内容の方は、イリュージョンの仕組みの解説と簡単な実演、展示はマジック史の概説
と歴史的資料の数々。狭いながらも、資料は充実していたと思います。概説の方が手作
り感満載で、かつ、私でも知っているエピソードが結構多かったです。やたらと「新た
な奇術が上演されると、種を見破った人(同業者)がそのままいただいて自ら上演を始
めた」というケースが多かったなあ。
 ショーは、チラシからメイガス自身が出演するものと思っていましたが、違いまし
た。演じるのは女性マジシャン二人。演目の方は、スカーフがステッキに変化するネタ
でご機嫌を伺うと、定番のオンパレードだったと言っていいでしょう。小さめの檻に膨
らませた風船を入れて閉じ、布を被せたあと風船を割ると同時に布を取り去ると、檻の
中に女性が出現。五つの金属の輪っかを互いに通したりつないだりしたりするリンキン
グリング、これは東京五輪に掛けたところが時事ネタか。人体浮遊は浮かせたあと、巨
大な輪っかを二度通して支えのないことを示す古典タイプ。あ、輪っかに切れ目がない
のを確認する役目、私がやりました。(^^;
 人体切断は、箱の中に横たわった女性を腹のところで両断し、上半身と下半身の距離
を開けるスタイル。箱から出ている足首から先の部分を、一時的にでも観客から完全に
隠すよう、ぐるぐる回すのがよくある手順ですが、今回観たものはそれがなく、うまく
やったなと感じました。ショーの演目は以上(多分)。
 実際にイリュージョンを体験できるというのは一部、観光名所での顔出し看板の記念
撮影みたいな物でした。浮いているように見える、切断されたように見えるといった写
真が撮れますが、実際のマジックの種とは無関係です。
 その他は一つの展示につきスタッフ(マジシャン?)が一人、常に演じている……と言
えばいいのかな。一つだけ実例を書くと、(ホテルのカウンターによくある)ベルを鳴
らすと、テーブルの上に置かれた箱の前面がぱかっと開いて、中の生首が喋り始めると
いう……マジック自体はよくあるものですが、常時待機していなければならないのは大
変だろうな。いわゆる見世物小屋形式と言えそう。
 そんなこんなで、規模の割には詰め込んであります。ただ、ディープなマニア向けで
はなく、初心者というかマジックを好きになり始めた人向けと言えそうです。

 ではでは。




#627/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/17  20:09  ( 28)
さわさわ、いや、ざわざわした話題   永山
★内容
 大会場で開催が予定されていたベテラン歌手のコンサートが、契約上の重大な問題が
発生したため、当日急遽中止に。
 契約上問題について公式発表がまだないので、ネットの噂レベルを参考にすると、観
客動員数が少ないため中止になったとか。事の是非はさておき、そういう契約を結べる
ことにびっくり。でもチケット購入して会場まで足を運んだ人らにとっては、ひどい仕
打ちだなぁ。医大の合否判定基準の話じゃないけど、これ、せめてチケット販売時に“
観客数が一定数以下の場合は公演中止もあり得ます”ってな風に説明をしておかないと
(説明されてたりして)。

 テレビ朝日系で放送のドラマ「科捜研の女」スペシャルを録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 参加型ミステリーイベントで本物の殺人が起きる。捜査でイベントに潜入参加してい
たマリコ(沢口靖子演じる主役)はいかにして事件を究明するか――みたいな宣伝をや
っていたので興味を惹かれ、普段は見ないこの作品を観てみましたが、外れでした。
 まず、いかにもイベントの参加に殺人が起きたかのように番宣していた印象があった
のですが、イベントが開催されているホテルの別の場所で殺人が起きます。何か違う…
…。
 何度かどんでん返しがあって、意外性を演出しようとしているのは分かるんですけ
ど、ドラマの作法からいってどれもこれも簡単に予想できる範囲にあって、ちっとも意
外に感じられず。分かり易くするにも程がある。その割に、作中の警察が犯人グループ
の第一の狙いに気付くのが遅く、愚鈍に映る。
 加えて、演出に問題があるのか演技に問題があるのか、マリコが銃を突きつけられる
場面やアクションシーン等が、全く緊きイベントが終盤で打ち切られ、どんな結末が用
意されていたのか分からない。そもそも謎解きイベントの原作小説が発売済みっていう
設定がよく分からない。シリーズ物で、小説とは異なる内容のイベントってことなんだ
ろうけど。

 ではでは。




#628/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/18  20:41  ( 50)
ながらは無理   永山
★内容
 犯人当て『赤鉛筆は要らない』を考えながら観るドラマじゃない気がする(苦笑)。

 WOWOWのドラマ「真犯人」第四回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意です。
 現在(平成二十年)の事件を担当する日下は、尾畑理恵に「(昭和四十九年の誘拐殺
人の)真犯人が分かった」と告げる。それは昭和六十三年の特捜班を率いた重藤の言葉
であり、まだ詳しいことは分からないという。この話に微かな動揺を覗かせる理恵。実
は、真犯人が分かったというのは偽りで、重藤の策だった。日下も承知の上で、嘘を伝
えた。
 昭和六十三年の特別捜査は大詰めを迎えているかのように思えた。まず、元学生の米
山を本命と目する線では、米山に直に質問する機会を得た。そのときの感触から、何か
隠していると見抜いた刑事らはさらに調べて、米山が親戚から車を借りて、静岡県で交
通違反を起こしていたことを掴む。それは誘拐事件の身代金受け渡しが失敗に終わった
日と同じだった。苦労して過去の記録と記憶を掘り返すと、確かに米山は違反を起こし
ており、しかも激しい抵抗を見せたという。いよいよ嫌疑が増すが、決定打がない。さ
らに捜査を進めると、当時米山と同じアパートに住んでいた男が、事件のすぐあとに引
っ越していることが判明。米山を恐れていた様子が窺えたという。再び苦心の末に隣人
の男の居所を突き止め、事情を聞くと――昭和四十九年当時、世間を騒がせていた企業
ビル連続爆破の過激派グループと米山は接触を持っていたことが分かる。思わぬ犯罪が
明るみに出たが、誘拐殺人と米山は無関係だった。
 一方、被害者の遺族に疑問を覚えて調べる線では、尾畑守の祖父・清三の当時の行動
に不可解な点が見付かる。何故娘夫婦の引っ越しの手伝いをせずにさっさと帰ったの
か、おじいちゃん子だった守と最後に交わした会話や最後に見た守の行動を全く覚えて
いない(と証言している)のは何故か。加えて、誘拐発生当日、守は尾畑家から一度飛
び出す姿を目撃されていたことになっていたが、実は目撃されたのは姉の理恵だった可
能性が高まった。
 疑念を直接ぶつけられた清三は心外だと怒った様子を見せ、「夜来い。真実を教えて
やる」と告げる。指定の時刻に重藤ら三人の刑事が清三を再訪したところ、応答がなか
った。嫌な予感に囚われた重藤らは家に上がり込む。そこでは清三が農薬を呷って死ん
でいた。あらぬ疑いを掛けられ抗議するために死を選ぶとの遺書を残して。
 遺族を被疑者扱いした上に死に追いやったとして、重藤ら特捜班は責任を問われる。
県警本部長の強硬な方針により特捜班は解散、重藤は直に清三を追い詰めた立川刑事を
かばい、自らが警察を辞職することで責任を取った。
 立川は退職後も独自に調べ続けて平成三年に死亡。その調査メモを無念の思いと共に
重藤に託した。重藤は確かめたいことができたとして、静岡は三島に向かう。
 日下達は、理恵の引っ越し前の親しい友達・杉山敦子の父親が、須藤勲が殺される少
し前に会っていたことを掴む。そのことを職場(病院)で知らされた理恵は、刑事との
後の約束をすっぽかし、密かに職場を抜け出す。
 ――粗筋はこんな感じ。
 一層盛り上がって参りました。今回は、尾畑守の遺族が現在、警察に不信感を抱いて
いる背景がよく分かりました。同時に、尾畑清三の行動には、そりゃないよと声を上げ
てしまった(苦笑)。
 警察組織内の悪役を一身に引き受けていた県警本部長の榛ですが、今回は悪役には違
いないものの、重藤らの失態は確かに大きな問題なので、この展開も仕方がないか。た
だ、現場で捜査する刑事達のことを分かろうとしないどころか、それは君らの仕事であ
って私の仕事ではないと言い放つ辺り、酷い上司だなと。
 次週はいよいよ最終回。ドラマ的に一番ありそうだった線は、この第四回で一応潰さ
れましたので、これに代わる(納得の行く)真相が用意されているのか? わくわく。

 ではでは。




#629/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/19  19:52  ( 35)
本の感想>『碆霊の如き祀るもの』   永山
★内容
・『碆霊の如き祀るもの』(三津田信三 原書房)18/5562
 怪異蒐集家にして作家の刀城言耶が担当編集者の祖父江偲及び大垣秀継とともに訪れ
たのは、海と断崖によって閉ざされた集落。そこには四つの怪談が伝わっており、しか
も一つは現在進行形であるという。足掛け二日を要し、苦労の末に現地に辿り着いた一
行。休養を取った翌朝、早速一つ目の怪談の地である竹林宮へ、土地の所有者である宮
司の案内で向かう。竹林宮はその名の通り、竹が極度に密集した一帯で、中央には洞が
あるのだが、そこに至るまでが迷路のようになっている。蜘蛛の巣をかき分け、蛇に注
意を払いながら進んでようやく中央に行き着くと、そこには餓死したと思しき男の遺体
が。刀城らより一足先に乗り込んでいた悪評高き民俗学者・及位廉也だった。及位は身
体の自由を奪われていた訳でもないのに、迷路を戻ろうともせずに何故飢え死にしたの
か? その状況は竹林宮の怪談として伝わる話を彷彿とさせた。
 これ以後も、怪談をなぞるかのような不審死が相次ぐ。他に誰も出入りしていない物
見櫓からの墜落、砂地に足跡のない状況下で銛で刺された上に撲殺された男、巨大な閂
の掛かった納屋での首吊り……。そして事件全体に影を落とす碆霊とは?
 ホラーミステリーの名手が贈る長編推理。

 普通に面白いという表現は、こういうときに使うのがいいのかもしれない。ホラーの
看板を付けているけれど、普通にミステリとしても面白い。
 第一章で、四つの怪談が綴られているんですけれど、これが結構長く感じます。退屈
ではないし、ホラーらしく怖いんですが、とにかく長い。作品の構成上、途中途中で一
話ずつ挟むという形を取れないのは分かりますが、ちょっと工夫が欲しかったところ。
ミステリの部分を匂わせるだけでも、だいぶ違ったのではないかしらん。
 そこを乗り切れば、あとは一気でした。事件が起きてからはなお加速した感じでした
が、それ以前もレギュラーキャラクターらの軽妙なやり取りもあって、すいすい読み進
められます。ただ、あまりに軽妙で、怖さがどこかへ行ってしまった感がなきにしもあ
らず。本作の作風なら、もう少し怖くなるよう、重々しさがあった方がよかったかも。
何て言うのか、書きっぷり?が二時間サスペンスの軽さに通じているような気がして、
空回りというかずれというか、とにかく勿体ない。
 最終盤、探偵役の言城が推理を語り出す章は圧巻。伏線の回数が凄まじい。そして真
と偽の解答が入り乱れる辺り、多重解決を思わせる趣向でよく考えられており、感心さ
せられました。
 そして締め括りの終章。ここで再びホラーの世界に引き戻すやり口は、定番ながらも
事前に暗示がされていることもあって、うまさを感じます。よくできています。

 ではでは。




#630/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/20  21:31  ( 59)
プロレス好きになった素   永山
★内容
 米国の元プロレスラー、ディック・スレーターが心臓病で死去。六十七歳。合掌。
 私、小学生中学年ぐらいからプロレス中継を観始め、最初は当然ながら日本人選手を
応援する訳です。が、初めて応援した外国人レスラーの一人が、このスレーター。シ
リーズは全日本プロレスの第八回チャンピオンカーニバル。ジャイアント馬場、ジャン
ボ鶴田、アブドーラ・ザ・ブッチャー、テリー・ファンクら内外十三選手が総当たり
リーグ戦で優勝を争う大会でした。そもそもリーグ戦自体観るのが初めてだったけど、
この大会は悪役レスラー三名からなるブッチャー軍団、ファンク一門ら四名のテリー軍
団、そして日本勢の全日本軍団という三すくみの構図が打ち出され、子供にも分かり易
く、興味を惹き易かった。テリー軍団は正義の外国人で、全日本寄り。スレーターは右
利きのテリーと言われることもあったように、テリーそっくりのファイトスタイルで当
然テリー軍団の一員。優勝候補は優勝経験のある馬場とブッチャー、元世界王者のテ
リーが三すくみの本命で、準優勝二度の鶴田がそれに次ぐ対抗馬と目されていたはず。
 蓋を開けてみると、開幕戦から馬場がブッチャー軍団の下っ端マスクマン、ミステリ
アス・アサシンにリングアウト負けを食らう波乱のスタート。スレーターはブッチャー
を追い込むも反則負け。その後星取りは、ブッチャーが割ってギザギザになったビール
瓶で、テリーの胸を突き刺すという凄惨な試合により根深い因縁を一層強める流れを経
て、テリーは馬場相手に押し気味だったのをブッチャーの乱入に気を取られてリングア
ウト負け、同日ブッチャーは鶴田をエルボードロップで仕留めようとロープに走ったと
ころを、リングサイドに来たテリーに文字通り足をすくわれて転倒、逆転フォール負
け。さらにリーグ戦とは無関係に割り込み参戦してきたザ・シーク(ブッチャーやテ
リーと因縁深い)が無差別乱入を繰り返した結果、スレーターが鶴田、馬場を連続撃破
する金星。最終的にテリー、ブッチャーの二名を一点差(馬場とは二点差)で上回った
鶴田とスレーターが決勝戦進出。
 だが決勝の一週間ほど前に、スレーターはブッチャーとの乱闘中に胡椒を投げつけら
れ、右目を傷めるアクシデント。決勝当日も包帯を巻いて片目の状態でリングに上がっ
た。試合は一進一退だったが、スレーターは片目の影響で距離感が掴めず、最後もコー
ナーポストに誤爆してふらついたところを、鶴田の原爆固めに切って落とされフィニッ
シュ。若い二人が争い、鶴田が初優勝を遂げるという新時代の幕開けを思わせる結末で
した。……実際にはこのあとも馬場がエースの時代は長く続くのですが。今考えると、
対等な格の馬場、テリー、ブッチャーの誰かを優勝させると他の二人と差を付けること
になるので避けて共倒れにし、ここらでぼちぼち鶴田にも優勝させておこうかとの段取
りで、相手には同世代のライバルであるスレーターが選ばれたといったところでしょ
う。
 試合展開も今のすれた目で見ると、フィニッシュシーンではスレーターが誤爆のあ
と、鶴田に投げられるのを待っている感じがもろに出ている等、名勝負とは呼びづら
い、せいぜい好勝負レベルの試合でしたが、プロレスを観始めて間もない子供心には印
象に残りました。特に、“悪者のブッチャーのせいで目に怪我を負っていなかったら、
スレーターが勝っていたかも”と強く思ったもんです。
 人気がさらに上昇したスレーターは年末のタッグリーグにも来日、次期世界王者の一
人とされていたこともあり、それなりにいい扱いを受けました。そして翌年の第九回チ
ャンピオンカーニバルに再びエントリー、今度こそ優勝をと意気込んでいたが、来日を
前に交通事故に遭って欠場。約三ヶ月遅れで別のシリーズに参加するも事故の後遺症再
発により途中帰国(ちなみにスレーター途中帰国のおかげでビル・ロビンソンのパート
ナー枠が空き、そこに立候補した天龍源一郎が海外再々々遠征前の自棄のやんぱちファ
イトでプロレス開眼、浮上のきっかけを掴む)。
 その後、交通事故の後遺症のせいなのか次期世界王者レースから脱落、日本での扱い
も徐々に悪くなり、新日本から全日本に転出してきた長州力に喧嘩ファイトを仕掛けた
ことでしばらく干されてしまう。長州が全日本離脱後にスレーターはまた来日するよう
になりますが、ライバルだった鶴田や天龍の後塵を拝し、負けこそ少ないものの中堅外
人に埋没。徐々にフェードアウトし、背骨の負傷が原因で引退。次に名前を聞いたの
は、交際女性をナイフで刺して逮捕されたというニュース(殺人未遂と当初報じられま
したが、保護観察処分で済んだところをみると痛み止めのための薬物影響下での傷害扱
いが正しい模様)。
 世界王者をも狙える位置にいたのが、交通事故のせいで転がり落ち、波乱の人生を送
った名レスラー。燻っていた天龍がスレーター欠場を端緒に、最後にはミスタープロレ
スと称される存在になったのは、まるで運が移ったかのようで、何とも言えぬものがあ
ります。

 ではでは。




#631/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/21  19:53  ( 23)
ドローン探偵の向こうを張った訳じゃない   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第二話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 軽さは変わらず、むしろ特殊部署の設立により、漫画っぽいくせのあるキャラクター
(特技を有す+刑事としてだめなところがある+極端な性格)が一所に集まったせい
で、より軽くなった印象ですね。
 でも、ストーリーの転がし方は意外と丁寧で、たとえば初回でたまたま縁があって若
手刑事に協力してやった伝説の大泥棒・煙鴉をどうやって再び若手刑事と絡ませ、協力
態勢に持っていくかについて、注目していたんですが、ちゃんとした手順を踏んでしっ
かり結び付けてた。
 また、今回、若手刑事が風邪気味で体調不良。それをどう物語に活かすのかと思った
ら、今回の泥棒捜査に参加できないと視聴者に思わせておいて実は……という仕掛けプ
ラス煙鴉が若手刑事の部屋に忍び込んだことを、刑事自身がすぐには気付かないためで
もあった(初回で若手刑事は煙鴉が故意に残す特有の匂いを嗅ぎ分けて男を旅鴉と特定
できた))という、ダブルの活用ぶり。
 その他、本エピソードでの泥棒を以前捕り逃がしたせいで左遷扱いの憂き目に遭った
刑事に、リベンジさせてあげない展開に見せ掛けて、最後にきっちり王道路線に戻す辺
りもツボを押さえてあって好感。
 全体に漂う軽さはこれから慣れるだろうし、ドラマの中でいい具合に消化していく可
能性もあるので、しばらくはとやかく言うまい。どうしても気になるのは、主役の一人
である若手刑事・斑目のキャラクターのブレだなあ。一応、大枠の型が決められていて
その枠内に収まってはいるものの、振れ幅が大きいというか。その振れ幅自体、刑事像
からははみ出してるので、違和感が強くなるのかな。

 ではでは。




#632/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/22  21:33  ( 32)
“Kと王の対面”   永山
★内容
 「感動する」って、「いいこと」にしか使っちゃいけないんでしたっけ?
 先の駅伝で、這ってまで次の選手に襷をつなげた行為について、一般の感想の中に
「感動した」という人が一定数いて、それらに対して「美談にするな」という声が多く
上がる状況に。
 で、ふと浮かんだ疑問が、「感動した」イコール「美談にしている」となるのかどう
かなのですが。私の感覚では……何らかの“すごいものごと”に接したときに感動する
場合があって、“すごい”は程度の甚だしさを表すのだから、いいも悪いもないよう
な。ただ、「だめなもの」に感動することはないかなあ、とか思ったり。だめってこと
は凄くないんだから。じゃあ、「すごくだめ」はどうなるんだろ、とか(苦笑)。

 WOWOWのドラマ「真犯人」最終回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意&最終回ってことで粗筋はなしです。
 大きな驚きはなかったが、かなり丹念に作られたよいドラマだった。大満足とならな
いのは、細かいところで引っ掛かりを覚えるポイントがいくつかあったため。
 伏線は敷かれていたけれども、ミステリとしては二つの点でちょっと弱い。一つはあ
からさまであること、もう一つは決定打ではないこと。決定打となる伏線ならぬ証拠は
出て来たけれども、決定打であるが故に最後、大詰めに入る直前に据えられていたし。
 感動要素――ここでは泣かせる要素ですね(笑)――である富士山云々は、多分、最
初の頃に出て来たフレーズなんだろうけれども、まさかそれが関係してくるとは思わず
に聞き流してしまったみたい。記憶にない(苦笑)。
 理恵の動きが要になるという想像は当たりましたが、彼女が行動を起こすタイミング
と、その行動のスパン(スケジュールか?)が何でこうなったのかがいまいち分から
ず。病床の母の言葉がきっかけなんだからタイミングはまあ理解できるとして、どうし
てこのような行動を取ったのかの動機付け、意味づけが弱いように感じました。無論、
ドラマで描かれたのは取り得べき選択肢の一つであるのは間違いないのですが、絶対に
これでなければならないというものではないはず。
 キャラクターの行動といえば、もう一人、別の人物の行動にも首を傾げたくなる部分
がなきにしもあらず。上と同じ感想になりますが、ある出来事に対してその人物の取っ
た(選択した)行動は解決策の一つには違いないけれども、最善策とは思えない。何で
犯罪にしちゃったのか? 事故ではだめなのか?

 ではでは。




#633/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/23  20:18  ( 34)
色んな属性を背負わせたものの   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第二話をメンバーズオンデマンドで
視聴。ネタバレ注意です。
 一九九六年の冬。官僚の父親を持ち、期待を掛けられていた高校二年生の佐伯慎一が
公園の一角に生き埋めにされて殺される。未解決のまま、時間が過ぎた。
 二〇一八年。自称犯人が警察に現れる。山田太郎と仮名を名乗った中年男は、非公表
の情報――遺体のそばにあった遺書めいたメモ書きの内容を知っていた。また、山田が
持ち込んだシャベルには被害者の血液と他にもう一人の血液が付着。二人目はまだ発生
から間もないと思われた。
 山田によれば、友達との勉強会と称して遊びに出た慎一は最終バスを逃し、山田の運
転する乗用車に乗せてもらう。その車中でいきなり死を宣告し、腕尽くで従わせて死に
場所を選ばせたという。
 もう一人の被害者は今夜襲ったという山田。急げばまだ助かるかもしれない。その件
について口を開くのと引き換えに、山田は慎一の両親との対面を望む。そして両親をひ
としきり挑発して、激怒させる。
 その後、山田の話の断片をヒントに、二人目の被害者の見当が付く。二宮という身寄
りのない十七歳少年が二人一組で車上荒らしをしているところに出くわした山田は、警
察に突き出すふりをして車に乗せた。
 一方、警察は山田の身元をどうにか調べ上げ、彼の妻の元に急行する。そこで聞かさ
れたのは、山田こと藤原が薬害エイズの被害者であり、一九九六年当時は空気感染する
だの同性愛者だのと散々に差別されていたという話だった。その事実を突きつけられる
と、藤原は、死が突然迫ったときに人がどんな態度を取るのかを知りたかったと語り出
す。
――終盤手前までの粗筋はこんなところで。
 前回のレベルを維持しており、面白い。今のご時世、特定の病気を殺人の動機に絡め
るなんて地上波ではちょっとやりにくいと思うんですが、WOWOWの強みかな。同性
愛がただそれだけで誹られる点もしかり。時代を遡ることで、緩和できている部分もあ
りましょう。また、伏線を冒頭でぬけぬけと示している辺り、心憎い。
 犯人役のゲスト俳優が宮藤官九郎と、今回も豪華。なかなかのはまり役でしたが、ち
ょっと年齢がそぐわない気がしないでもなし。
 もう一つ気になったのは、一人目の被害者の設定が活かし切れていないように思え
た。受験生であるとか父親が官僚とか、エピソード作りには事欠かない設定だと感じた
んですけどね。視聴者にそう思わせること自体が作り手の狙いか?

 ではでは。




#634/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/24  22:45  ( 27)
根っこは一つ   永山
★内容
 ネットのとある書き込みに、「文法的に言葉遣いがおかしい」というのを見付け、何
となく違和感があって気になったです。
 ちょっと考えてみるに、言葉遣いがおかしくても文法的に正しい文はあるよね。とい
うか、文法と言葉遣いとの間にはさほど緊密なつながりはないような。
「私には気品があります」
 これは、言葉遣いとしてはどうかと思う(自分で自分を気品があると評価する点)け
れども、文法的には間違っていないはず。
 でもまあ、敬語表現に誤りがある場合は、文法にも言葉遣いにも関係していると言え
る場合が多そうですが、たとえば、
「僕のお父さんは年齢よりも若く見られることが多いです」
 これなら、特に公で口にするとしたら、言葉遣いは少しまずい(お父さん→父)でし
ょうが、文法の面では正しいはず。

 今さらですがニュースサイトを見ていると、同じ事柄を報じているのに、人物のコメ
ントが異なっていることが多々あります。以前にも書きましたが、高校野球予選の応援
に行った英語の先生が球場で新聞記者にコメントを求められて応じたところ、後日、当
の新聞を見ると掲載されてはいたものの、話したのと全く違うコメントに変えられてい
たとのこと。
 最近見付けたものでは、あるコンテストの優勝者がコメントが、四つの記事で見事に
ばらばら。些細な点で違っているだけで大意が同じであればまだよいのですが、今回は
ひどく、四つの記事で三つのニュアンスに受け取れるという有様。一つはライターの書
き間違いかと思える文章でしたけど。
 どれが本当のコメントだったのか推測のしようもなく、ニュースやワイドショーでそ
のコメント(に該当するであろう)映像が流れることもなし。何のための報道なのや
ら。

 ではでは。




#635/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/25  20:48  ( 23)
ツインついつい追認   永山
★内容
 双子の順番。
 むか〜し、双子のどちらを長子とするのかについて、あとから産まれた方を長子とす
るのだと聞きました。
 だいぶ経ってから、法律では先に産まれた方を長子にすると定められていると聞き、
ちょっと混乱。あとから産まれた方を長子とするというのが記憶違いなのかなと思った
けれども、一応調べてみると、日本にはかつてそういう習慣というか風習があったと。
先に産まれた子は、あとから産まれた子の下になっていたんだからという理由付けでし
た。※今回改めて検索すると、その他の理由付けとして、先に産まれてくる子はあとか
ら産まれてくる子の露払い役を務める、というのもありました。
 で、そのときはそれだけだったんですが、今日になってふと思ったことが。法律が定
められる前(明治七年以前)までは、あとから産まれた方を長子とする習わしに沿って
兄弟姉妹が決まった人がいる訳で、その人達は法律が施行されてからはどうなったんだ
ろ。法の不遡及ってやつかしらん。明治時代って、まだまだ長子が優遇されていたイ
メージがありますが、法が定められたことで、もめる素になったりして。
 実際、新しい法は世間になかなか浸透しなかったようで、明治三十一年に改めて通達
が出されたとのこと。つまり、明治七年以降も、あとから産まれた方を長子とする家族
がたくさんあったと推測されます。家庭内で出産が完結していたら、第三者が出産の順
番なんて確かめようがないけれども。
 そんなこんなで気になっているのは、双子(もちろん三つ子以上も含む)が人生の途
中で兄弟姉妹を入れ替えるなんてことが、当時は可能だったのかどうか……。ざっと調
べた程度では分からない〜。

 ではでは。




#636/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/26  23:00  ( 22)
カウンターを食らうん   永山
★内容
 総合格闘技のネット生配信スタートに合わせて夕食を作ったのに、興行そのものが三
十分遅れ。結局、第一試合が始まったのは五十二分後だった。何となく時間を損した気
分……。

 元・大相撲の幕内で格闘家の大砂嵐、再び無免許運転の疑いで、RIZIN(格闘技
団体)との契約解除。
 オービスに映ったのが、四月のこととか。大相撲からの引退を勧告されたのが三月だ
ったので、およそ一ヶ月で同じ過ちを犯していたのなら、反省の弁は口だけだったと判
断されてもやむを得ない。こういう経緯の後、プロレスに来るというパターンが過去に
幾度かあったけれども、ちょっと打ち止めにして欲しいな。

 米国ミシガン州オークパーク市が主催するハロウィンイベントで、ピエロの仮装禁止
を通達。昨今のピエロの扮装が恐ろしい物になってることや、ピエロが悪者役で登場す
るホラー映画が多くあること、さらには三年前にピエロの格好の集団が暴力沙汰を起こ
したことを理由として挙げる――クレーム殺到で撤回。
 撤回は宜なるかな。ピエロだけを禁ずるには説得力が乏しい。愛らしいピエロに扮し
て幼い子らを騙して悪事を働く事件があったからとかいう理由でもあれば、まだうなず
けなくもないけど。他の怖いキャラクター、ゾンビとか吸血鬼とかジェイソンとかフラ
ンケンシュタインの怪物とかは、暴力沙汰を起こしていないからOK?
 ピエロに扮した連続殺人鬼が実際にいたけれども、それは理由に入ってないのね。

 ではでは。




#637/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/27  21:53  ( 31)
間が空いた   永山
★内容
 WOWOWで放送のドラマ「三国志 〜司馬懿 軍師連盟〜」第十七回及び第十八回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 鍾ようにすげなく追い返されてしまった司馬懿。曹丕に対する丁儀の取り調べは苛烈
さを増し、拷問に等しくなっていた。
 その頃、曹丕の幼い息子が病にかかる。見舞いに来た曹操の前で、父上、父上としか
言わない。その様子を見かねてか、卞夫人が曹操に曹丕の釈放を願い出る。聞き入れな
い曹操に対し、今度は曹丕の側室の郭照が、牢屋で曹丕の世話をする許しをくださいと
懇願する。これは認める曹操。
 司馬懿は郭照と共に牢屋を訪れ、曹丕と面会する。そして血に染まった衣の切れ端を
借り出すと、卞夫人の元へ向かう。そして血の衣を差し出し、曹丕の濡れ衣を晴らすに
は鍾ようが審問しなければならないと訴える。
 その願いは聞き入れられ、取り調べに当たるのは丁儀から鍾ように。鍾ようは曹丕の
主張に嘘偽りはないと感じ、木簡の筆跡を調べるなど、公正な捜査に取り掛かる。木簡
の筆跡は曹丕のそれに似てはいるが、飛白の具合が異なっていた。誰かが字を真似たの
だとすれば、曹丕と荀ケの双方と親交があり、しかも荀ケの書房に出入りできた者に限
られる。条件に該当するのは、官吏の誰かだ。偽の木簡にある字には、本来の字の癖が
出ているはず。鍾ようは息子で無位無冠の鍾会を伴い、官吏全員の奏書を集め、字を調
べる。そして見付けた。偽の木簡を記したのは、意外な人物だった。
 ――粗筋は、第十七回及び第十八回の冒頭まで。やっぱり、このドラマは見せ場を意
識して区切りを付けているなと分かります。壮大な物語だと、どうしてもうまく切りよ
うがない箇所が出て来るんでしょうが、これまでに観た中国大河ドラマに比べたら、よ
く考えられていると思います。
 内容の方は、粗筋で仄めかしたように、意外な人物が“犯人”と分かり、そこから一
気に話が転がります。立場の有利不利がガラッと入れ替わり、めまぐるしい。推理物っ
ぽい要素も感じられ、ほんと、うまく引き込まれました。

 今日の時点でオンエアされたエピソードは既に三十話まで進んでいて、視聴済みなん
ですが、以降の感想はとびとびにするつもり。粗筋を書くのが(人名の表記を含めて)
大変になってきたこともある(苦笑)。

 ではでは。




#638/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/28  21:07  ( 21)
昼間にやったから泥棒に間違われはしまい   永山
★内容
 屋根の補修を素人仕事でやってみた。五度目くらい? 初めて専用の補修テープとい
うかシールみたいな物も使ってみたけど、どれくらい効果があるんだろ。いい加減、業
者に頼むべき頃合い。
 とりあえず、昔に比べると、高いところに怖さを感じるようになってきたな〜。
 あと、上り下りで動かした肩が痛いのと、握力がへたるのが早いのと(苦笑)。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第三話を録画視聴……と思ったら録画失敗し
ていたので、日テレ公式見逃し配信で視聴。ネタバレ注意です。
 今回は、泥棒の煙鴉が若手刑事に力を貸してやるまでの手順が、やや雑だったかな。
いまいちな若者とそれを見守る親戚のおじさんみたいな関係になってる。それを当たり
前のものとせず、毎回、接点に工夫をして欲しい。ハードル高いですけど。
 本筋の方は、オレオレ詐欺系の詐欺に手を染めつつ、金塊泥棒もやるという犯罪者集
団の一員が、若手刑事に対して(刑事と知らずに)シンパシーを感じて云々という流
れ。ともすればコメディに傾きそうな設定だけど、結構うまくバランスを取ってハート
ウォーミングっぽい方向に持っていこうとした努力は認めねば。終盤、あれよあれよと
いう間にその一員と若手刑事とが大型金庫に閉じ込められたけれども、段取りが荒っぽ
く、不自然になっていたのは残念。
 加えて、煙鴉が警察の要請で救出のために金庫を破るという展開を被せて来たため、
焦点がぼやけたのももったいない。

 ではでは。




#639/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/29  20:51  ( 61)
読了>夢乃さんの『終末のサイエンティスト』11.ムー(略 永山
★内容
 読みました〜。↑書き込みのタイトルが字数制限に引っ掛かったので、略させていた
だいております。
 まずは気になった箇所の指摘から。

@@引用開始(指摘付き)@@
麗子はその日、二人の大人たちと一緒に二十キロメートルほど離れた隣の集落へと
       ↑
 まだ子供である麗子が同行する理由がほしいかも

テラポリス発行の貨幣もあるが、あまり使われてはいない。時折集落を訪れるる商人
                                   ↑
                               余分な「る」

 青果と果物を交換したその帰り道。帰途についてまだ五キロメートルも進んでいない
 ↑
「青果=野菜と果物」だから「青果と果物を交換」は何となく変な気がする。無論、そ
れぞれの集落での収穫物を交換したというニュアンスは伝わりますが

初めて見る“月の欠片”の落下は、麗子のまだ短い人生の中でも一、二を争うほどに美
                   ↑
 素朴な疑問。ここで「まだ短い」と形容する意図を教えてほしいです。ムーンダスト
の美しさを強調したいのだとしたら「まだ短い」は逆効果に思えるので

 そして麗子は大学を卒業し、シンシャ政府の職員として採用された。
                          ↑
 政府にしては採用前の身元調査が甘いような。既に組織のメンバーがそこそこ政府中
枢に入り込んでおり、同胞にとって不利な調査結果を弾くように手を回している、と
か?

後に建設された研究所へが新しく所長秘書を募集した時に応じたのも“組織”からの
          ↑
         「へ」余分?

いや、テンホウとシンシャの間にも、直上ではないが、集落がある。
                 ↑
       すみません、ここの「直上」の意味が分からない……伏線?
@@引用終了(指摘付き)@@

 あと、作品とは無関係ですが、togetterの書式が変わったのか、twnovelsにある御作
をワープロソフトで読むためにコピー&ペーストすると、以前は元のままの

夢乃 @iamdreamers   
「所長は居るか」

 となっていたのが、今回は貼り付けてみると、

夢乃 @iamdreamers   「所長は居るか」

 と、ツイート主名と一行目が一緒になるように(以前の分も同様)。で、全文貼り付
けたあと、自分にとって読みやすいよう、ツイート主名やハッシュタグなどを削って体
裁を整えてるんですが、やりづらくなった。(^^;


 内容については、面白かったと。麗子の立ち位置がついに見えてきて(全部じゃない
かもしれないけど)、すっきり。これまでにあったいくつかの暗示・伏線に一本線が通
るような心地よさ。
 メイン級のキャラクターの過去エピソードは、やはり読ませますね。章題が「ムーン
ダスト・麗子」となっているからには、他のキャラ一名以上についても、「ムーンダス
ト・※※」という章が用意されているものと期待しちゃいます。

 ではでは。




#640/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #639 ***
★タイトル (        )  18/10/30  17:22  ( 38)
感想レス>『終末のサイエンティスト』11話  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

拙い作品を読んでくださり、ありがとうございます。
にしても、誤字が減らない・・・

>素朴な疑問。ここで「まだ短い」と形容する意図を教えてほしいです。

この時の麗子は幼いので、「人生の中で」とすると「これから先、まだ長いだろ!」と
ツッコミが入る気がして(と言うか、自分で心の中で入れてしまったので)この一言が
入りました。余計だったかな・・・

>政府にしては採用前の身元調査が甘いような。

一つには、ご想像の通り、ある程度は政府中枢にメンバーが入り込んでいるからです。
もう一つは、この“組織”って反政府活動をしているわけでも破壊的な活動をしている
訳でもない、そもそも表立った行動をしていないので、政府が認知していないのです。
それで、チェックに引っかからない、と。

>すみません、ここの「直上」の意味が分からない……伏線?

伏線ではないです。単に、シンシャとテンホウを結ぶライン上には無い、ということ。
うーん、「直上」(すぐ上)という表現、こういうところでは使わないかなぁ・・・


>内容については、面白かったと。 

ありがとうございますっ\(^o^)/

>用意されているものと期待しちゃいます。

う、プレッシャーが・・・(-_-;
この後、どのように話を展開して、話をどう収めるか悩みどころです。プロットくらい
考えておけっ、という話ですが(-_-;;
いや、メインの話は収まります。その予定です。しかし、風呂敷を広げてしまった
サブの話が・・・予定に無かった続編が必要になってしまうかもしれない・・・
まずはこの話を収めるべく、頑張りますっ

それでは。




#641/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/30  22:39  ( 24)
睡眠車中   永山
★内容
 夜、暑くて寝苦しくて一時間半ほどしか眠れず。でも、朝五時四十分ぐらいに家を出
ると、寒かった。昼間の熱が二階の寝室に籠もったか。

 またまた九州行きのため新幹線に乗車。今度こそ新幹線フリーWi−Fiの接続を
と、前回の雪辱(駄洒落)を期していたけれども、Wi−Fi設備のある便じゃなかっ
た。残念。JR東海以外のJRも前日までにWi−Fi設備のある便を発表してくれれ
ばいいのに。
 ちなみに、前回接続できなかったのは、やっぱりウィルス対策ソフトのファイヤーウ
ォールが原因だったんじゃないかと推測。この件をきっかけに調べてみて、ウィルス対
策ソフトのファイヤーウォール設定がどんな具合になってるのか、初めて知った(汗
)。

 夢乃さん、レスをありがとうございます。
 あ、いや、期待が悪い意味でのプレッシャーになるのは本意でないので、外野からの
参考意見程度で。
 私も自作への感想で今後の展開予想をいただくと、そっちに寄せた方がいいのか、逆
に大きく裏切る方がいいのか迷ってしまったり、または展開予想の方が面白くて焦った
りと、色々経験してきたのを思い出しました。展開予想はほどほどにしておかねば(苦
笑)。
 あと、「直上」は、私は見掛けたことがありませんでしたが、そういう使い方もある
のかな。代わりに「直線上」ではどうなのかしらん。直線=細い(真っ直ぐな)ライン
で、厳密な感が出てしまうのがだめ?

 ではでは。




#642/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/31  20:51  ( 28)
攻めの姿勢ではなく当たり前に   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第三話をメンバーズオンデマンドで
視聴。ネタバレ注意です。
 二〇〇七年の夏、自衛官を夫に持つ野々宮恵理がビルから転落して死亡する。
 その一月前。当時はPKOの一環で自衛隊がイラクに派遣されていたが、任務を終え
て帰国した自衛官の何名かが自殺していた。そのこともあって派遣反対運動が一部で盛
り上がりを見せており、自殺した自衛官・菅田の妻も反対の立場を取っていた。野々宮
は現地任務中の事故で負傷し、車椅子上の人間になっていたため、野々宮夫妻も当然反
対派だろうと見た菅田の妻は、反対運動を煽る記者の大野司を恵理達夫婦に引き合わせ
るが、恵理らは取材を断る。
 二〇一八年、野々宮の息子で学生の広志が捜査一課を訪ねてくる。彼が持参したの
は、大野司の名刺。母の荷物を整理していると、名刺が出て来て、その裏には日付と喫
茶店の名前が書き込まれていた。日付はまさに恵理が死亡した日であり、当日、大野司
と会って取材を受けたのではないか? もしそうだとしたら、大野が有力容疑者に…
…。
 二〇〇七年の時点では小学生だった広志の訴えを受け、迷宮入りしていた事件の扉が
開かれる。
――さわりの粗筋は以上のようなところで。ここから二転三転、次から次へと可能性が
浮上するのはいつもの通りで、手慣れたものです。今回は他にもうまいなと思わせる点
がありまして、それは横浜スタジアムを絡めてきていたこと。舞台は横浜なので、横浜
スタジアムを物語に出そうと思い付くのは自然な流れだと思いますが、単に背景として
ではなく、横浜スタジアムをホームとするベイスターズが勝利した際に打ち上げられる
花火をも取り入れたのは、なかなかのクリーンヒット(洒落ではない)。ちゃんとス
トーリーの重要な部分を支える骨子になっている。
 あと、PKOとか自衛隊とかを殺人の動機絡みの題材にしたドラマ作りって、地上波
の局だと少々躊躇う気がする。前回に続いて、WOWOWならではの強みが発揮された
と言えそう。

 ではでは。




#643/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/01  20:01  ( 17)
でんのう……からついに出た   永山
★内容
 ネットで予約注文していた『ネクスト・ギグ』(鵜林伸也 東京創元社)が、午後一
時二十分頃に届く。発売日から一日遅れ。距離的に九州は不利なのか(苦笑)。ネット
上ではすでに(短いながらも)感想が上がっている。
 手に入れるのが遅くなるのが嫌なら電子書籍版を買えばいいのかもしれませんが、や
っぱり紙の本を手元に置いておきたい質なもので。両方を購入するほどの余裕はないし
(汗)。
 それよりも失敗したなと思ったのは、この本が出ると聞き、ネット書店で予約できる
ようになったらすぐに注文したんですけど、そのあとになって、出版社のサイトから著
者サイン入り本の注文受付が始まったこと。そういえば東京創元社はそういう販売をち
ょくちょくするところだった……。次の機会が巡ってきたら、そっちに賭けてみようか
しらん。ただ、ネット書店では期限付きのポイントが使えるからなあ(笑)。
 ここのところ読むスピードが以前に比べて遅くなりつつあるので、少し掛かりそうで
すが、とりあえず九十ページまで読んだ。四分の一強といったところ。
 東京創元社と言えば、雑誌ミステリーズVOL.91の犯人当て小説も、確信の持て
る解決をまだ見付けられないでいるし、読むのに考えるのにと時間を取られる〜。

 てことで、書き込みも短めに。ではでは。




#644/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #643 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/02  22:27  ( 24)
静かなる声   永山
★内容
 『ネクスト・ギグ』ほとんど読了(エピローグの手前で敢えて本を一端閉じた)。言
いたいこと、語りたいことはいくつかあるけれど、それは後日に回して。
 面白かったです、鵜林さん。そして、おめでとうございます。今後の御作にも期待し
てます。次の『ミステリーズ』かな?


 BSジャパン改めてBSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」初回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 あんまり期待していなかったのだけれども、案外、いい感じ。
 くせや仕種、行動パターン等から相手の言葉(言動も?)の真偽を見抜くスペシャリ
スト、楯岡絵麻を主人公にした捜査物。
 私感ですが、この手のドラマの第一話って、最新の技術(本作では捜査技術)を見せ
つける展開に終始して、視聴者を「へえー凄いねー、進歩してるんだね−」と驚かせ、
煙に巻いて、次回に続くってのが多い気がします。
 本作も中盤まではその匂いを強く感じさせる展開だったんですが、終盤に差し掛かる
辺りで、うん?と思わせる流れの変化があり、俄然面白くなった。第一話にして最新技
術にも限界がある、慎重に判断せねばならないという注意を促すとともに、ストーリー
を捻ってきたのがよい。
 犯人側の犯行計画は、かなり無茶をしてる。実際はこんなにうまく、思惑通りに運ぶ
とは思えません。そもそも、いくらバラバラ遺体の殺人が事件として派手だからといっ
て、現在進行形の誘拐をこんなに軽く扱う警察ってあり得ないんじゃあないかしら。そ
こは大いに不満を覚えたです。

 ではでは。




#645/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/03  22:36  ( 24)
明々白々な静かなる声   永山
★内容                                         18/11/03 22:59 修正 第2版
 橋本環奈出演の学園祭イベントが、観覧希望者の殺到、負傷者が出るなどしたため急
遽中止に。
 自作のレギュラーキャラに芸能人がいるから、という訳でもないですが、最近よく報
じられる芸能人のイベント中止のニュースが気になります。それぞれ理由があって、ネ
タ作りの参考になる?
 で、思ったのが、この手のイベントって、わざと混乱を起こすことができると。しか
も芸能人のイベントなら、不可抗力に見せ掛けるのが比較的簡単そう。
 となると……犯人が人を殺し、混乱のせいで事故死したように偽装する、なんて筋書
きも描きようによってはそれらしくなるんじゃないかしらん。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第二話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 第一話がよかったので期待のハードルを高くしていましたが、いささか物足りない出
来映え。
 事件の構図が、視聴者にも容易に想像が付く(であろう)ことがよくない。王道パ
ターンに乗っけて、視聴者をもてなすストーリー展開もありだと思っていますが、本ド
ラマは第一話の内容から推すに、そういう趣向は取らないはず。もう一段階、裏のある
構図にして欲しかった。
 あるいは、今回は視聴者に親切すぎたとも言えそう。ストーリーは元々、それなりの
難度を有しているのに、視聴者に対してあれだけ繰り返しヒントを出していれば、そり
ゃあ勘付く人の割合が高まって当然。見せ方を工夫して、もう少し視聴者に不親切でい
れば、いい塩梅になったかもしれない。

 ではでは。




#646/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/04  22:53  ( 23)
逆もまた真なり   永山
★内容
 ミステリを読んでいる途中で推理して思い付いたトリックが、もし正解じゃなければ
自作で使おうっていうのは“あるある”だと思いますが、思い付いたトリックが(読ん
でいたミステリ以外の状況では)使いづらかった場合は、どうしよう(苦笑)。似たよ
うな状況を設定するのが手っ取り早いけど、それだと逆に、読んでいたミステリで使わ
れていたトリックが自作では正解ではない理由をこしらえなければならなくなる訳で。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第四話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 若手刑事とそれに協力する煙鴉との関係が、馴れ合いになってきた。これまでも馴れ
合いの気はあったけれども、協力に至る(納得の行く)段階を踏まずに当たり前のよう
にバディとして描かれるのは興ざめ。ルパン三世と銭形警部くらいの歴史を積み重ねて
いるのならまだしも(笑)。
 一方で、若手刑事の同僚が煙鴉の正体を見破りつつある節が、これまでずっと挿入さ
れ続けてきていましたが、今回で一端精算。まさかこんなにあっさりと、こんな形で疑
いを晴らすとは。ドラマのカラーに合っていると言える反面、原作にこのエピソードが
あるんだとしたら、どうやったんだろう? 原作漫画とドラマとでは、主人公刑事のキ
ャラクターが大きく異なってるため、同じ手は使えないはず。
 本筋の方は、スリをテーマに。毎回趣向を変えるのは面白いし、視聴者を飽きさせな
い工夫でしょう。ただ、こうして毎回変わる盗み関連のテーマに対して、煙鴉が万能に
過ぎるのがちょっとつまらない、もしくはずるい。初登場のときは、空き巣として伝説
的大物という位置づけのように描いておいて、実は何でもござれでしたというのは、後
出しっぽい。

 ではでは。




#647/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/05  22:58  ( 28)
びっくり3   永山
★内容
 世界的なプロボクサーであるフロイド・メイウェザーが日本の格闘技興行RIZIN
に参戦決定。無敗のキックボクサー那須川天心と対戦。
 色々な意味でびっくり。米国の総合格闘技団体UFCと交渉している風だったのが、
一転してRIZINとは。ギャラが洗払えるのかとか、那須川との体重差、試合ルール
とかほんと気になることばかり。中でも一番は、当日リングに上がるまでメイウェザー
が試合をするかどうか、安心できないこと(苦笑)。

 引退から復帰を目指しているプロレスラーの森嶋猛が、タクシー運転手を殴って頬骨
を折る重傷を負わせる。料金のことで押し問答に。
 これも驚いたけど、何だかさみしくなる。引退に至る過程について、きな臭い噂が立
っていたし、復帰が延期になったと思ったら、今度はこの騒動。前途多難。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第三話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 第二話で期待値が下がりましたが、今回はまた大きく盛り返した。
 今回は占い・予言ネタで、序盤はその手口について基本かつ有名なところを描いて、
容疑者が追い込まれる。このまま行くのかなというぐらいの勢い。でもこのままだとよ
くあるネタをなぞっただけになるので、何かあるなとは想像が付きます。で、中盤は容
疑者が盛り返し、主人公の女性捜査官も相手の矛盾した反応に困惑する。この辺りも定
番の流れですが、主人公が理解に苦しむ謎が、視聴者にとっても分かり易く提示されて
いるので、一緒になって考えられる。これがいい。尤も、前回の第二話も同じ構造と言
えるんですが、第二話は謎が簡単だったのが激しくマイナス。
 対して第三話では、軽くツイストを決めてきた。意外性のある答に、にやりとさせら
れる。通常なら考え付かない動機が、このエピソードではどうにかこうにか成り立って
しまう。そして答えに至るヒントが、ドラマの冒頭から堂々と明かされていたことに気
付き、またにやり。

 ではでは。




#648/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/06  21:26  ( 36)
スポットライト   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第四話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 一九九七年、引っ越しを終えたばかりの母子三人をトラブルが襲う。父親はアルコー
ル依存症の治療で家を離れており、母親は看護師で朝まで勤めがある。そんな状況下、
留守番をしていた十三歳と八歳の兄弟が何者かによって包丁で刺殺された。刑事の中島
は、帰宅直前に引っ越し業者の従業員・荻原を見たという母親の証言に加え、現場から
そう遠くないところにいた荻原の衣服に血痕が付着していた事実により、荻原を逮捕。
取り調べでも裁判でも荻原は頑なに罪を否定したが、二〇〇一年に死刑判決が確定し
た。
 二〇一八年、証拠のもみ消し等をしていたとの警察の不祥事が明るみに出て、関わっ
ていたと目される中島刑事が自殺した。九七年の事件で中島とともに荻原を取り調べた
金子は、当時の中島の捜査手法に一抹の不安を抱いていたことを思い出す。時を同じく
して、刑務官の寺山から連絡を受け、今現在の荻原の様子を知った金子は単独で、兄弟
殺しの件を改めて調べに掛かる。程なくして、母親の証言が中島の誘導によるものだと
判明し、荻原の有罪に疑問が出て来た。しかし、死刑の確定判決の出ている事件を今に
なって蒸し返すのは非常にハードルが高い。案の定、当時の捜査を指揮した現県警本部
長は、金子らからの再捜査の申し出をけんもほろろに却下する。
 ――中盤手前までの粗筋はこんなところで。
 個人的に待望していた、コールドケースチームの刑事の一人にスポットライトを当て
たエピソード。期待に違わぬ出来映えに満足。
 海外ドラマの捜査物では、捜査官の不祥事が発覚すると、その捜査官が携わってきた
全ての事件を洗い直さねばならない、という展開がよくありますが、(実際の)日本で
はどうなんだろ。寡聞にして、そんなことが行われたとの話を見聞きした覚えがない。
何十年も前の事件ともなれば、色々と難しい面はあるでしょうが……。
 本ドラマでも、最終的に真犯人が明らかになるんですが、果たして物的証拠があるの
か、公判を維持できるのかという疑問は浮かびました。
 もう一つ、大きなネタバレになりますが、荻原の刑が執行されてから数日で真犯人が
逮捕されるっていう展開、これも現実にこんなことが起きたら大変な騒ぎになるに違い
ない。不祥事を起こした刑事一人に責任をおっ被せただけじゃ、とても済むものでな
く、死刑判決に疑問が出ていたことを本部長は知りながら、自分のところで話を潰し
て、法務大臣ら関係各所には伝えなかったんでしょう。悪く取れば、力のある関係者に
働きかけ、刑の執行を急がせた可能性すらありそうで恐ろしい。
 今回のエピソードは現実目線で捉えればファンタジーだったかもしれないけれど、最
低限こうあって欲しい現場の刑事像が描かれており、熱かったです。

 ではでは。




#649/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #644 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/07  21:32  (102)
本の感想>『ネクスト・ギグ』   永山
★内容
・『ネクスト・ギグ』(鵜林伸也 東京創元社)15/4542
 ライブハウスの「ラディッシュハウス」にて月に三度、土曜日に催されるロックバン
ド「赤い青」のギグ。そのクライマックスで、ギターであるクスミがあり得ないミスを
した直後、ボーカルのユースケが倒れる。彼の胸には千枚通しが刺さっており、程なく
して絶命する。ユースケの死は他殺なのか。だとしたら衆人環視の状況下で殺した理由
と方法は? 関係者の中に犯人がいる可能性が高かったが、腑に落ちないものを感じた
ラディッシュハウスの従業員・児玉梨佳は、関係者に問い掛けて回る。「ロックとは
?」
 警察の捜査が進む中、第二の死者が出る。密室状況で見付かった死体は、明らかに他
殺だったが、自殺に偽装されていた。被害者が自身のスマホで遺した最後のツイート、
「ロックは人を殺す」とは何を意味するのか。
 本格的デビューを長らく待たれていたロジック派ミステリの担い手が贈る、最初の長
編。

***ネタバレ注意!***

 物語世界の中に構築されたミステリとして、充分に楽しめましたし、淀みのない推理
物で、端的に言って面白い。一方で、東京創元社から出る新人作家の長編ミステリ第一
作にしては、大人しめの部類に入るかと。知らない読者に手に取ってもらうには不利か
も。
 それから、読みながら、小峰元の諸作や栗本薫の“ぼくら”三部作に通じる空気を感
じていました。各作品の主要キャラの年代は違えど、青春という言葉で括れそうな共通
したイメージ。

 次に、気になったところ。

1.ロープに纏わる疑問
・タカがロープの存在を他の誰にも言っていなかったのは何故か。事件の起きる前な
ら、秘密にする理由が薄いような。
・逆に、ユースケやミナミが、タカがロープを使っているところを一度も見掛けていな
いのは、作り手の都合を感じなくもなし。
・タカが普段の日常生活において、ロープを多岐に渡って利用しないのは何故か。たこ
焼き屋二階から(靴を履かずに)ロープ伝いにスタジオに入り、帰るときもロープで。
スタジオから直に外へ行く必要が生じることもあるだろうから、当然、スタジオには置
き靴しておく。たこ焼き屋にも同様。と、こうすれば便利だろうに。タカの性格にも合
っていそうな?
 ついでに、結果的に本筋とは無関係ですが、路地の目隠しがどれくらいの高さなのか
を記しておいてほしかった気がする。
・タカが隠したロープを隙を見て処分しなかった理由。いくら深く考えずに行動したと
しても、これくらいは思い付くはず。
・そもそもバンドでドラムをやる人が、手に負担の掛かりそうなロープ登りをやるの?
っていう……。

2.ステージ上での殺人に関して、改め不足?
 たとえば――ユースケがお芝居で苦しむふりをして倒れ、真っ先に駆け寄ったミナミ
が隠し持っていた千枚通しで胸を刺す――という古典的トリックの可能性を、初期の段
階で潰しておいてほしかった。他のトリックについては否定してるのだから尚更。

3.殺人と関係ないからって黙っていていいものか?
 特に、クスミ! 早めに話してくれていたら、読者は余計なことに気を回さずに済ん
だものを。(^^;

4.エレベーターの機能について
 エレベーターには、稼働しないまま一定時間が経つと箱が自動的に定められたフロア
に戻るタイプもあるはず。そういうエレベーターではないことを、ちらとでも示してあ
ればなおよかった。

5.動機の問題
 この動機で人を殺めてしまうのは少々首肯しがたいし、一人を死なせてしまったあ
と、二人目にまで手を掛けるなんて、全く後悔していないのではとすら感じる。それだ
け想いが強いんだと受け取るべきかもしれませんが……。
 第一、この動機で行動を起こすような性格なら、日常的に幾度もトラブルを起こして
いるものでは? たとえばギグの打ち上げで入った店にて、クスミを悪く言うお喋りが
近くのテーブルから聞こえてきて……とか、頻繁にありそう。

6.描写視点のこと
 女性キャラの視点で描写されている訳ですが、書きっぷりが男性だなあと感じまし
た。
論理的にどうこうじゃなく、感覚的なものですけど。今の時代に男らしさ女らしさを
云々するのはナンセンスかもしれませんが、「ここは女性ならではの感覚だな」と感じ
させる箇所が少しでもあれば気にならなかったかも。

 あと、これは作者のツイッターにあるコメントを真っ向から否定する形になります
が、ロックや音楽に興味が薄い人には優しくない書き方をしてるな〜と、強く思ったで
す。最初のページから、知らない用語が頻出。想像で補えるところはもちろんあります
が、完全に分からない言葉もちらほら。いちいち検索して把握してから読むため、出足
が非常に悪かったです。物語の波に乗ってからならいいんですけど、初っ端からこれで
はしんどい。
 付随して、ドラムシューズについても説明が欲しかったかなあ。ドラムシューズが登
場したことで、私よく知らないものですから、ライブハウス内には普段履きの靴とドラ
ムシューズを履き替えるための下駄箱的なちょっとしたスペースがあるものだと考えま
した。だから、第二の事件発生を聞いたタカが隣家に向かうのに不自然なルート取りを
した場面は、靴を履き替える必要性からこのルートにしたんだなと解釈してた。

 料理の描写がやけに多い気がする。読者がふろふき大根とかいわれ大根を結び付けて
考えるよう、ミスリードするためだったりして。(^^;) 

 P250の2〜4行目の表現が分かりづらかった。理由を考えるに、台詞内と直後の
地の文とで、階段の上下の言い表し方が逆になっているせいかと。

 繰り返しになりますが、本作は掛け値なしに面白かったです。ロックについて門外漢
の自分でも、序盤を乗り切ればのめり込めましたから、リーダビリティは高い。上で挙
げた気になった箇所も、ほとんどは読了後に思い返し・読み返すことで浮かんだもので
す。
 ミステリとしての面白さを、物語としての面白さが上回った印象なのが、いいのか悪
いのかは分かりません。ただ、ミステリの部分をもっと単純な事件に置き換えたとして
も成り立つでしょうし、多分、感動の度合いもほとんど変わらないと思う。
 だから次の長編では、ミステリと物語とが不可分な作品、いやまあ不可分は大げさだ
としてもより密接なつながりのある作品を読んでみたい。と、一読者の勝手気ままな要
望でした。

 ではでは。




#650/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #647 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/08  21:37  ( 27)
分解すればシルマタ   永山
★内容
 「今年の漢字」の予想、というか私感による「今年の漢字」。
 装か没かで迷ったけど……『没』にしておこうっと。
 権威ある人の没落が特にスポーツ界で多かった。日本の企業の信頼性もその傾向があ
るような。予定されていたことや期待されていたことが覆って没になるケース、多々あ
った。没交渉で進まない物事も。自然災害で水没する町並みを何度も映像で見た。一方
で、災害などのボランティア活動に没頭したことで有名になった人がいたし、オリンピ
アンやノーベル賞なんて没頭の賜(今年に限ったことではないけど)。色々な流行り物
やネットの炎上騒ぎなどには、没個性、個人の埋没を感じる。神出鬼没の逃亡犯。そし
て今年も多数の著名人が没した(こじつけ)。

 プロボクサーのフロイド・メイウェザー、RIZINでのvs那須川天心公式戦報道
を否定。「エキシビションと聞いていた」。一方、RIZIN側は「契約書がある」
「調査中」とのコメントを出す。
 早い。試合がなくなるんじゃないかということ自体は、多くの格闘技ファンが危惧し
ていたでしょうけど、あまりに早い。
 メイウェザーはかつてプロレスのリングに上がってレスラーと絡んだくらいだから、
予め決められたショーをやる分には何ら抵抗がないはずだけど、その枠から一歩でも踏
み出すのは嫌なのかな、ボクシング以外で。ただ、那須川戦のルールはまだ発表されて
なかった=交渉中だったはずで、エキシビションと聞いていたというのが事実だとして
も、ボクシングルールを要求すれば障害は乗り越えられた気がする。そうせずに、いき
なり参戦辞退を匂わせる辺り、試合外のことで含むものがあるのか、あるいは他からよ
り好条件を示されたオファーがあったのではないかと、勘繰ってしまう。
 RIZIN側はこうなると、メイウェザー参戦が消滅した場合も考えて、善後策を練
らなければならない訳で、大変だわ。代替カードの編成に苦慮するのは目に見えてる
し、チケット払い戻しとかスポンサー筋への説明とかもあるだろうし。

 ではでは。




#651/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/09  22:19  ( 21)
ゲーリーの逆は……ベン・ピータース?   永山
★内容
 寝不足から来る頭痛でしんどい〜。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第四話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 安定の良作。前回は冒頭でぬけぬけとヒントを出してくれてましたが、今回はヒント
の色合いよりもミスリードの色合いの方が濃かったかも。あれのおかげで、途中までは
全然違った方向で考えてしまっていた。
 そこも含めて、事件の構図は凝っており、最後まで楽しめました。導入が、実際に起
きた事件を彷彿とさせる、というかそのまんまな設定(他人のパソコンなどを遠隔操作
してネット掲示板に犯行予告を書き込ませた事件。野良猫の首輪云々も同じ)だったた
め、どうなんかなー?と不安になりましたが、杞憂でしたね。
 この内容なら、コミカルさをぐっと抑えてスパイス程度にしておくのがいいと思うん
だけど、回を重ねる毎に逆にコミカルさを増している気がする。今回も、ヒロインの楯
岡が、腹を下した相棒役の西野に対し、「ゲーリー」絡みのあだ名を手を変え品を変え
何度も付けてた。いや、そこだけなら面白いけど、他の場面での西野の心の声による突
っ込みが鬱陶しい(苦笑)。
 あと、毎回のゲスト俳優がいい仕事してる。今回、人権派弁護士役で西村和彦が出て
いたんですが、凄く嫌味な感じに仕上がってた。「警視庁鑑識班」シリーズ等から、真
面目なイメージが強いんですが、こういう役柄もうまい。

 ではでは。




#652/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/10  20:56  ( 20)
ヒントでピンと   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第五話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 今回も良作と言い切りたいのですが、基本のアイディアがかつて海外ドラマで観た覚
えのあるものと同じだった。同じアイディアだと視聴者側が真相に気付く可能性が高ま
る訳で、やはりそこは評価を割り引かねば。
 加えて、恒例の冒頭及び解決手前のヒントがもろで、これはさすがに視聴者を甘く見
すぎじゃないのかと思う。毎回途中で真相が分かるドラマよりも、時々分かる程度の方
がいい。
 他の点は、かなりよかったんじゃないかしらん。容疑者である高校生役が意外とうま
い演技してたのが大きい。正義感の強い優等生の仮面の下にある真の姿が小憎らしい。
「はよ後半になってコテンパンに言い負かされろ」って思って観てたくらい(笑)。
 また、目新しさを欠いたアイディアではあったけれども、その導入の仕方はなかなか
巧みだった。他のことで「失敗したら大ごとだぞ」的な台詞を言わせておき、実際にそ
れらしき失敗が起こり、あーどうなるんだろって思わせたところで本命のアイディアに
よる展開。一種の叙述トリックとも呼べそうな、誤誘導がきれいに決まっていました。
これで気の利いた捻りがちょっとでもあれば。
 あと、ヒロイン刑事の相棒である若手刑事、今回もトイレネタがあったけれども、定
番化するつもりなのかな。やめといた方が。

 ではでは。




#653/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/11  21:53  ( 17)
偶然ではなく狙って   永山
★内容                                         18/11/11 21:54 修正 第2版
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第五話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 煙鴉への疑い、前回で一区切りかと思いきや、しっかり継続していた。それどころか
大外から急襲する感じで、一気に追い込みにくる展開。煙鴉がこれに対応して、殺人事
件が絡み、それまでとはまたちょっと毛色の変わったストーリーに。
 と、上記の部分は結構緊迫感のある流れでよくできているのに、例によって若手刑事
のパートが軽くて緊張感を削ぐ。加えて今回はもう一つ、ギャグパートがありました
が、そちらの方はまだちゃんと機能していたので、よしとしたいです。若手刑事のパー
トがなくても成り立つ構成だったと思うんだけど、違うのかな。
 そうは言っても、メインとなる物語は、これまでの本ドラマの中で一番の出来映えだ
ったと言えそう。トリックとしての意外性、煙鴉の行動と先回りの意味、感動要素それ
ぞれが結構うまく噛み合っていた印象。応用が利きそうなアイディアでもあるし、記憶
にとどめておいていいかも。
 ラストでは、煙鴉の方が(主人公の同僚の)刑事側に宣戦布告する形で締め括り。次
回以降は、主人公もそう易々と煙鴉に相談を持ち掛けられないはずですが、果たして。
それとも単独捜査を継続するのか、同僚刑事。

 ではでは。




#654/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/12  22:30  ( 19)
白黒ついた   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第六話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 ヒロインの刑事が、他の登場人物からの言葉がたまたまヒントになって真相に思い当
たるという流れは、本ドラマでは意外と初めてか? これまでは自力でヒントを掴んで
いた気がする(記憶が曖昧で未確認です)。
 その辺はさておき、番組から視聴者へのヒントの提示はますます大胆に。ほぼ答を言
っているようなものだった。それでもなお、真相に至るには入り組んだ事情があって、
難しいとは思う。
 ヒロイン刑事を演じる栗山千明、この女優さんが視聴者に向けてヒントを出すシーン
が何か既視感あるな〜と前々から思っていましたが、あれだと気付いた。NHK−BS
で不定期放送される「幻解超常ファイル」、この進行役を務める栗山が視聴者に呼び掛
けるときと似ている。同番組の超常現象肯定キャラの“黒”栗山と、そうではない“白
”栗山の演じ分けは、ドラマ中でのヒロイン刑事のコロコロ変わる態度に相通じるよう
な。
 今回は相棒役の若手刑事がほとんど空気扱いでしたが、その分、お笑い部分に無理に
力を入れた脚本だったようで、付け足し感満載。そこはマイナスでしたが、総体的には
力の入ったシナリオで、楽しめました。

 ではでは。




#655/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/13  22:49  ( 35)
“チョー気持ちわかる”?   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第五話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 二〇〇四年夏。アテネオリンピックでの日本人選手の活躍に沸き返る中、銀行襲撃の
計画が進められていた。後に発生した三人組による銀行強盗事件では、行員の廣瀬亜紀
が一人射殺され、現金など一億円も奪われたまま、未解決になっていた。
 二〇一八年。新たに起こった銀行強盗事件で使われた拳銃の弾丸を調べたところ、十
四年前の女子行員射殺の弾と、線条痕が一致した。強盗の人数も同じ三人。同一犯の可
能性が高い。
 十四年前の当時巻き込まれた女性行員の一人を銀行に訪ねると、興味深い証言が得ら
れた。現場で見付かった特徴的なピアスについて、事件よりも前に見掛けた覚えがある
という。その人物は融資の相談に訪れた若い男性客で、萩野朔太郎と名乗った。萩野は
相談窓口で出迎えようとした女性行員がお辞儀をしたにもかかわらず、隣の窓口で作業
中の廣瀬亜紀に声を掛けた。見た目から言って、地味で平凡な廣瀬に対し、証言をした
女性行員は若くて美人だという自負があった。何故避けられたのか?
 荻野の交友関係に当たり、兄貴分の男が浮上する。そいつは元暴力団員で前科持ち。
閉めたばかりのバーを探ると、紙幣用の真新しい帯が見付かった。先日強盗が会った銀
行のそれと同じ物。観念した男は、共犯者の一人が荻野であることを認める。さらに意
外な証言を、つまり十四年前の銀行強盗では廣瀬亜紀も積極的に計画に関わろうとして
いたというのだ。
――前半三分の一ぐらいまでの粗筋は以上。ここからは当の荻野や第三の共犯者がそれ
ぞれ証言して、様相がくるくると変わる。男と女の立ち位置が、ネガとポジみたいに入
れ替わる。状況ではなく人が対象だからか、いつも以上にめまぐるしく感じられるよう
な。
 他にもちょこちょことサイドストーリーが展開されてた。前回、本部長をぶん殴った
金子は、今回謹慎でお休み。と言いつつ、職場には出て来ているから、自宅謹慎ではな
く、捜査で動き回るのを禁じられたってことかしらん。
 主役の石川百合刑事に以前のエピソードでモーションを掛けていた?検事の大江が再
登場。いつも利用しているバーを教えて立ち去る。ラストで石川が訪ねて大江と酒を飲
むシーンが思わせぶり。
 被害者の妹が姉妹仲を語る場面では、石川刑事が自分の妹のことを思い描きつつ、コ
メントする。容疑者の宿泊するホテルに突入するシーンでは、石川が銃の使用にためら
いを見せる節が(シーズン1最終話からのつながり)。
 という風にかなり詰め込んできた印象。これからどう回収していくのか、注目です。

 ではでは。




#656/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (        )  18/11/15  21:55  ( 25)
感想>「SS>密室」  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

「密室」拝読しました。これも、永山さんお得意のパターン、という感じですね(^^)
こういう短編の超能力の場合、想像しやすく解りやすい、ものが良いと思うのですが、
少々想像しにくかったかな、と感じました。その二本の指でモノを挟む、ということが
あまり無いからかもしれません。とは言え、そのために主人公も苦労しているわけで、
その苦労がないとこの短編の魅力も半減してしまうので、難しいところ。
それ以外は、面白く読ませて戴きました。主人公は、どうやってこんな使えない能力に
気付いたんだろう?なんてことも気になりましたが、その解説しようとすると短編には
収まり切らないでしょうから、寧ろ削るべきでしょうし。

誤字は三ヶ所、「あれ?これ、どう間違ったんだろう?」と悩むようなのも(^^;

「糸はさらに引っ張る音で」→「糸はさらに引っ張ることで」
「室内から施錠できたら、」→「室外から施錠できたら、」
「室内のある数台のドローンが」→「室内にある数台のドローンが」

も一個、御作に限らず出てくると「?」となるのですが、
「場所は屋上で、通常は入れない」
という表現、屋上へは「入る」のと「出る」のと、どちらが一般的なのだろう?と。
屋上を校庭に置き換えると、校外からは「入る」、校舎からは「出る」の両方の表現を
使い分けることになりますが、はて、屋上の場合は?私としては、校舎から「出る」の
方がしっくり来るのですが、一般的かどうかというと判断つきませんでした。

それでは。




#657/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #656 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/16  02:15  ( 28)
感想レス>『SS>密室』   永山
★内容
 夢乃さん、拙作を読んでくださり、どうもありがとうございます。面白いの一言が嬉
しいです。
 誤字の指摘もありがとうございます。特定の子音のキーが不調を来す時期があるみた
い。訂正していたら、ご指摘分以外にも「転落し」とすべきところを「転落死」にして
いたのを発見。意味がまるで違ってくるので焦った〜。
 あと、「室内から施錠できたら」は、室内側にあるつまみを回して施錠するというニ
ュアンスのつもりでした。伝わりづらいようなので……現時点では「室内側から施錠で
きたら」に直してみました。変わらない?

 屋上に関する表現は、目からうろこと言っていいのか、これまで意識していませんで
した。一般的には、閉じられた場所から開かれた場所へ移動する訳ですし、「出る」な
んでしょうね。その一方で感覚的に、通常使用を禁じられている場所=心理的な閉鎖空
間というイメージで捉えると、屋上に「入る」(足を踏み入れる)になるのかも。

 いかにして己の超能力に気付いたか問題。
 これはプロの作品でも割といい加減に扱われることが多いと思うので、掘り下げると
面白い気がします。能力に気付いたとしても、発動条件、効果の及ぶ範囲や持続時間な
どの限界、能力を行使することによる自身及び周囲への副作用的影響の有無といった事
柄を、正確に把握するのは相当困難であるに違いない。
 自作で、主人公が己の特殊能力を知るべく色々実験する様を描いたことありますけ
ど、結構面倒(笑)。絶対の確信が持てるようになるのは不可能だな〜と感じたです。

 ここしばらく(中途の作品の)筆が進まなくて、いかん、ちょっと“リハビリ”した
方がいいかなと感じたもので、思い付いたアイディアを短期間で一応形にするというの
をやってみました。もう少しやるかも。ミステリだけじゃなく学園物の方もしなくては
(^^;

 ではでは。




#658/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #657 ***
★タイトル (        )  18/11/16  15:19  ( 35)
感想>「SS>倒叙」  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

「倒叙」拝読しました。あまり、倒叙ミステリっぽくないように思いました。むしろ、
叙述ミステリと言った方が良いような。むしろ「密室」の方が倒叙っぽい。

※以下ネタバレ含みます。






倒叙っぽく見えない理由は、物語の最初に示された犯罪の犯人が主人公ではないこと。
厳密には主人公は死体遺棄をやってるわけで、その犯人という意味では倒叙ですけど。
しかし、死体遺棄というのはその前の殺人があってこそ、なので、倒叙と言うには何か
違うなぁ、と感じました。

次に、叙述っぽく見える理由。上で述べたように、最初の殺人を主人公が犯ったように
見せていること、後半で明かされる、被害者の秘書が数日(以上)戻ってこないことを
主人公が知っている理由、この二つのミスリードを誘っているように見えるため。

・・・と、ここまで考えてふと思ったこと。もしかして題名を「倒叙」とすることで、
倒叙トリックと見せかけて実は叙述トリックという、作品そのものが叙述トリック?
犯人視点で書かれていることに間違いはないから、倒叙と言っても嘘にはならないし。
だとしたら、やられたっ 深いです。


「密室」の、「室内から鍵をかける」話。
あ、なるほど、「室内側の機構を使って鍵をかける」ということですね。納得。ただ、
「室内から施錠できたら」と言うと、どうしても「自分が室内にいる状態で施錠」と
読めてしまって。どう書くのがいいんだろう?私が書くとしたら(深く考えず(-_-;)
「室外から中の錠を掛けることができれば」とか書きそうです。


それでは。




#659/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #658 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/17  01:47  ( 31)
感想レス>『SS>倒叙』   永山
★内容
 とその前にネタバレ防止のため、雑談を少し挟みます。

 何の気なしに「男顔」を検索してみたら、あるサイトに「男顔の女性は美人が多いと
言われる」という旨の記述が。初耳。
 これって定説というか常識なのかなと、改めて「男顔 美人」で検索し直すと、定説
と思えるくらい多数ヒット。
 「男顔は美人が多い」が定説だとしたら、ちょっとまずいことがある。拙作『そばに
いるだけで』の序盤で、ヒロインが男に間違われたのを気にして、「どうせ私は男顔で
すよ」みたいな感じで開き直るシーンを書いたけど、この台詞がまずい。男顔は美人が
多いのであれば、私は美人だと言っているのに近い訳で。そういうキャラクターではな
いから、こここは周囲で聞いていた友達が誰もこの定説を知らなかったことにするか、
もしくは知っている者に指摘され、ヒロインがいわゆる“はわわ”状態になるくだりを
追加するか。ちょっと考えどころ。

 那須川vsメイウェザー、やっぱりやるってよ。
 今回ははっきりエキシビションマッチと発表。滞りなく挙行するためにメイウェザー
側に示す必要があったんでしょうけど、事前にエキシビションと言われてしまうと、観
る側にすれば興味関心が薄れるのも事実。
 あとは那須川が一発でもいいのを当てることで、メイウェザーの本気を引き出す展開
になるのを願うばかり、かなあ。

感想レス>『SS>倒叙』
 夢乃さん、拙作を連日読んでくださり、ありがとうございます。
 倒叙・叙述云々は、「ふと思ったこと」以下の見方でご名答です。倒叙でありつつ叙
述トリックでもある作品を志向して始めたものの、掌編で描くにはいまいち弱い気がし
たので、冒頭に思わせぶりな(でも本来必要のない)文章を入れて、読者を誤誘導でき
たらいいなあと。(^^; 一応、倒叙についても叙述トリックについても言及しているか
ら、アンフェアではないだろうし。東野圭吾の『容疑者Xの献身』ほど、堂々とした伏
線提示ではありませんが(笑)。

 ではでは。




#660/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/18  20:16  ( 21)
余さんの都合   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第六話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 前回終盤の流れから一気に煙鴉と対抗する展開に持っていくのかと期待していました
が、今回は小休止の感。これまで通りのゆるめの展開がまた繰り広げられる……と思い
きや、そこまでライトな作りでもなし。
 序盤から中盤に掛けては、確かにいつも通りの軽いのりで、主人公の若い刑事が得意
がってるパターン。ただ、所々にポイントとなりそうな断片を入れており、これまでと
はちょっと違う雰囲気を出していたような。若い刑事と同じくキャリアの浅い女性刑事
が容疑者に逃亡されそうになる失敗をし、ややシリアスになった辺りから違いが顕著
に。
 そして最後は感動ネタにシフト。まさかこの作品でこうもうまく感動ネタに持って行
けるとは思いも寄らず。前回の第五話でも、感動ネタにしようという気配はあったもの
の、今回ほど明瞭ではなかった。容疑者役の余貴美子の好演もあって、軽い雰囲気で進
んだ中盤辺りまでの流れも芯が一本通っていた気がする。煙鴉役・遠藤憲一の出番がい
つもより少なめだったこともあって、その存在感は大きかった。
 伏せられていた真相も、そこそこ意外性があり、感動ネタと謎とがきっちり噛み合っ
ていたのがよかった。
 さらに、煙鴉に対して主人公が若干の疑問を抱くくだりも、今回の話の中でこそぴた
りとはまる。煙鴉が別離を示唆するメッセージを残して消えるラストで、次回へ思わせ
ぶりな引き。よくできている。

 ではでは。




#661/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (        )  18/11/20  17:40  ( 37)
感想>「カグライダンス・ミニ」&「ダイイングメッセージ」夢乃
★内容
ども、夢乃です。

「カグライダンス・ミニ」「SS>ダイイングメッセージ」拝読しました。

「カグライダンス・ミニ」は、少々物足りないと言うか、軸が無い感じを受けました。
「好感度」と言う言葉がテーマなのだと思いますが、もう一つ印象に残りません。どう
言えばいいのか・・・単に日常の場面を無作為に取り出しただけで、ストーリーとして
考えられてはいない感じ(それ言うと、私の作品、全部これなんで墓穴だけど(-_-;)
長編の中の一部ならあまり違和感は無いかもしれませんが、短編という、一つの作品に
なっているため、そう感じたのかもしれません。なので、本編を早よ(^^)

「SS>ダイイングメッセージ」は、あ、やっぱりそう来たか、と言う感じが(^^)
えーと、この後はネタバレ注意。

 ネ

 タ

 バ

 レ

 注

 意


被害者は、消しゴムの仕込みは予めやっていたのでしょうけれど(別の悪戯目的で)、
血文字と、鉛筆書と、さらに掌に(カッターナイフの刃で?)ダイイングメッセージを
残す体力と時間があったのなら、犯人がダイイングメッセージに気付いた時には、まだ
息があったのではなかろうか、もしかしたら目を盗んで逃走することもできたのでは、
と思いました。
話の展開的には、もう一個のダイイングメッセージがあるんだろうなぁ、と思いつつも
どこにあるのかまでは想像できなくて、楽しめました。


それでは。




#662/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #661 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/21  20:00  ( 24)
感想レス>『カグライダンス・ミニ』&『ダイイング〜』 永山
★内容
 拙作を続けざまに読んでくださり、ありがとうございます、夢乃さん。
 『カグライダンス・ミニ』は確かに、長い物語の中の一エピソード的な話になってい
ますね。落ちでどうにか結構を整えようとしたんですが、無理だったようで。
 本編の方は……以前の書き込みでも触れた気がするけど、分量的にはひとかたまり
分、だいぶ前にできているのですが、後に続く展開とのバランスを考えて、果たしてこ
れでいいのかもっといいやり方(構成や配置)があるのではないかと迷っていたら、こ
んなに間隔が開くことに。唐沢と町田二人きりのやり取りが多い点も、作者としては気
になる。世話焼きキャラになってる二人に背負わせすぎというか(苦笑)。なるべく早
くUPしたいと思っているのですが。

 『SS>ダイイングメッセージ』もご指摘の通りで、書きながら「この被害者、だい
ぶ余裕があるよなあ」と感じたため、詳しい犯行の状況は描かずに、なるべく簡潔にし
てごまかそうとしたです(汗)。最初、足だけ拘束されていたことにしようかと思った
んですけど、それだと何で手も拘束しないんだ?ってことになり、手が拘束されていて
は自由にダイイングメッセージが書けないというジレンマ。
 作品を離れますが、殺されそうになった普通の人が、助けを求めることなく、捻った
ダイイングメッセージを残そうとする状況って、換言すると、まずその瞬間には生き延
びる望みを絶たれているはず。加えて、ある程度考える時間が必要。となると、何らか
の形で餓死もしくは窒息死を待つだけの状況に置かれたときぐらいしか思い浮かばな
い。首を絞められるなり銃を突きつけられるなりした被害者が壁に後ろ手で字を書ける
状況だったとして、やはり抵抗するのが先でしょうし、捻ったメッセージを考える余裕
はなく、せいぜい犯人から見えない位置に書こうとするくらいが関の山かと。

 ではでは。




#663/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/22  20:58  ( 38)
若者の間では「クラブ歌手」は死語らしい   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第六話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 一九九五年冬、クラブ歌手の進藤マリアが絞殺死体となって公園で見付かる。捜査は
難航し、迷宮入り。
 遡ること七年。バブル最盛期の一九八八年には、暴力団もその恩恵にあずかってい
た。構成員の金村は、会長の命を受けて敵対勢力に乗り込み、一人を射殺、二人に重傷
を負わせた罪で、収監。三十年後の二〇一八年に仮出所した。その足で、自らに手錠を
掛けた本木刑事(現在は警視で、コールドケース担当課長代理)の元に出向き、挨拶す
る。服役中の金村は本木と手紙のやり取りをしており、初期の頃は進藤マリア殺害犯を
見つけ出し、この手で殺してやると息巻いていた。金村は進藤マリアと恋仲だった。本
木からおかしなことはもう考えていないなと念を押された金村は、もしやりたくても二
年前に脳卒中を患って半身不随に近い身体では無理だと答える。だが、その目に不穏な
ものを感じた本木は、進藤マリア殺しの洗い直しを始める。
 金村が属していた組は代替わりし、当時は下っ端だった安野がビジネスで才覚を発揮
し、トップにのし上がっていた。金村は現在入院中の元会長を訪ねて挨拶をした後、安
野のところへ行くが、はした金を渡して追い返そうとする安野と険悪な空気になる。
 本木ら刑事は、進藤マリアの働いていた店のママが、薬物絡みで逮捕拘留中だと知
り、話を聞く。すると、当時は命が惜しくて口をつぐんでいたが、今なら証言できるこ
とがあるという。マリアが殺された翌日、安野が店にやって来て、従業員全員にマリア
の男関係について何も喋るなと口止めをして行ったという。進藤マリアは元々、当時の
会長の愛人の一人だった。
 ――中盤までの粗筋はこんなところ。
 今回は、本ドラマにしては珍しく、事件の構図そのものにはさほど捻りのない展開で
した。観ていてそれが分かるほど、他にはないだろうという描き方だったので、その点
に関して不満はありません。どちらかと言えば、このシンプルさでこれほどぐいぐい引
っ張る筋立てにしたのが凄い。
 また「コールドケース」シリーズでは事件発生当時等過去の流行曲をBGMに使うこ
とで臨場感を出すのを恒例としていますが、今回はクラブ歌手がある意味主人公とあっ
て、歌が寄り身近な物語になっていたように思います。だから当時の流行曲をじゃんじ
ゃん大量に挿入したかというとそうでもなく、「恋人よ」「ラヴ・イズ・オーヴァー」
「とんぼ」の三曲にほぼ絞り込んでいたようでした。それぞれインパクトのある曲だか
らか、このやり方は非常に効果的で、ストーリーともマッチしており、印象に残ったで
す。
 もしも米国版コールドケースなら途中で金村は消されちゃうんじゃないか、という展
開もありましたが、そうならずに何だかほっとした(苦笑)。奥田瑛二の熱演もあっ
て、ついつい応援しちゃいましたよ。

 ではでは。




#664/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/23  20:33  ( 25)
さぎをこされた   永山
★内容
『高速道路際でガソリン切れを起こして困っていたカップルに、ホームレスが有り金全
部の二十ドルを渡して助けてやった。カップルはお礼としてホームレスが生活再建でき
る資金を集めるため、クラウドファンディングを起ち上げた。目標の一万ドルを大きく
上回る四十万ドル超が集まった』……という“いい話”の発端であるカップルとホーム
レスのやり取りが全くの作り話で、大金を集めることを狙った詐欺だったとのこと。米
国ニュージャージー州。
 この“いい話”が起きる以前から、クラウドファンディングを装った詐欺は実際に
多々あったみたいですから、先を越されたってのは正確じゃないけれども、小説のネタ
になるなと思ってました。単なる資金調達ではなく、恩返し的いい話から一転して詐欺
というのが、いかにも物語っぽい。
 加えて、分配を巡る仲間割れが露見のきっかけとあっては、あまりに出来過ぎで、陳
腐さすら感じてしまいます。こうも典型的というか、いかにも絵に描いたような詐欺を
実際にやられると、創作する側としては単純なストーリーでは最早書けないと意識せざ
るを得ない訳で。
 この手の詐欺話を土台に、捻るとしたら……詐欺グループの一人が被害者の殺人事件
を先に描くというのはやはり陳腐かな。大金を集めるくらい話題のクラウドファウディ
ングなら、関係者も有名人になってるだろうから、すぐにつながりがばれるだろうし。
 詐欺グループの一人に描写視点を取った倒叙物にして、仲間割れしていないのに仲間
が殺されていく、という展開ならまだ広げる余地がありそう。
 ホームレスは本当に親切な行いをしたが、実際に助けられたのとは別の人間が名乗り
出て、詐欺を働くというのもいけるかな。この場合、ホームレス自身はどんな人物を助
けたのか分からないでる必要があるけど、視力が弱いと設定するのは安易か。ここにも
何か捻りを入れたい気がする。

 ではでは。




#665/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/25  03:31  ( 25)
運動は苦手でも嫌いではなかった   永山
★内容
 はてなダイアリーでの匿名投稿「体育苦手だったけど社会に出たら困らなかった」に
共感多数、とのこと。「体育の授業が運動嫌いを作り出している」。
 この記事の中にあったコメント紹介で、競技ルールを説明することなく試合を開始
し、反則をやってしまったら「何で知らないんだ」と怒られたという旨の話、分かるわ
〜。
 自分は小学生のとき、バスケットボールの基本的なルールを知らなかった。シュート
を邪魔して怒られた。手で視界を遮る行為がだめだってことだと思う。怒られただけ
で、何の説明もなかったから推測。あと、中学時代には、クラスの授業でサッカーをや
ったとき、ゴールキーパーを押し付けられた生徒がやはりルールに不案内で、めっちゃ
どやされてた。私も知らなかったけど、言える雰囲気じゃなかった。理不尽極まりな
い。せめて、知らない者がいると分かった時点で、知っている者が丁寧に教えてしかる
べきなのに、そうしないのは何故なんだろ。これこれこういうルールだ!と大声で一度
言って終わり。
 ローカルルールが多岐に渡ることで知られる、トランプ遊びの大富豪(大貧民、ド貧
民)を、ルール確認をせずに始めても揉めるだけで済むが、体育だと知っているかそう
でないかの両極に別れがちな上、身に危険が及ぶ可能性があるので徹底しないと。
 同じく体育の授業で、相撲を取ったことあったけど、振り返ってみると恐ろしい。張
り手、つっぱりの類を出す子はいなかったけど、もし出したとしてもその子を非難でき
ない。肘関節を閂に決めるのも怖いなぁ。さらに言えば、授業で相撲のルールを説明し
てから始めるなんてことはまずないだろうから、グーで殴ったり、蹴ったりしても、説
明を怠った方が悪い……のか?
 と言うようなことを考えていたら、ネタが浮かんだので掌編に仕立てるか、作中のエ
ピソードの一つにするかも。

 ではでは。




#666/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/26  02:34  ( 30)
毎度どうものマインドコン   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマスペシャル「警部補碓氷弘一・マインド」を録画視聴。
一応、ネタバレ注意。原作小説は未読で、これより前のドラマ化第一弾の方も未見で
す。
 同時に起きた二つの殺人&二つの自殺の謎という謳い文句に惹かれて観てみました
が、期待したのとは違いました。まあ、タイトルに「マインド」と入っている時点で、
心理的なものがテーマだとは想像できたけれども、その裏を掻いて物理的・機械的なト
リックで四件同時殺人のトリックが用意されているかもしれないと淡い期待を込めてい
たのですが。
 でも、物理的・機械的なトリックではなくても、それなりに納得のできるトリックが
示されることは当然、担保されているものだと思っていたのですが、そこもすかされた
感じ。こんなぼんやりした描き方では、視聴者の納得を得るのはおろか、作中の検察だ
って起訴を躊躇うのではと思ってしまった。原作はもうちょっと納得の行く描き方にな
ってるのかな?
 ラスト前にもういっぺんどんでん返し(姉が妹を操っていた)があるかと待ち構えて
いたが、そこも不発でがっかり。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第七話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 まさしく連鎖する犯罪。それも犯人自身は悪いことをしている意識はまるでなく、被
害者のためを思って善行をしているのだと信じ込んでいるところが酷刑であり、怖くも
ある。真相を見抜いたあと、主人公らは痛烈に犯人を批判していたものの、ほんの少し
は同情できる余地があるかなとも感じた。ただまあ、犯人は他のやり方を知らなかっ
た、自分のやり方が最善なんだと信じて疑わないような振る舞いをしたけれども、教師
として世間に出ているのだから、それは通用しないわな。
 今回も凝った構成で、ストックホルム症候群だけで片付けるのかと思いきや、一筋縄
ではいかず。ヒントも結構散りばめられていたのに、気付くのに時間が掛かったのは、
問題(謎)が難しいと言うよりも、ドラマを楽しもうというこちらの意識が強いからか
な。

 ではでは。




#667/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (        )  18/11/26  23:05  ( 31)
感想>「SS>アリバイ」  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

「SS>アリバイ」拝読しました。
これも永山さんのお得意の展開、という印象ですが、ちょっと物足りない感じです。
以下、ネタバレ注意。


ネ

 タ

  バ

   レ

    注

     意


この状況で、小百合のところに警察が来ない、って有り得ないんじゃないかな、と思い
ました。被害者が余程気を付けて身を隠していた、ということも考えにくい。理由は、
描写からして、それほど頭の回転が良くなさそうだから。そんな男が近付いていたら、
矢代が気付かない、というのも腑に落ちないですし。寧ろ、警察が小百合を訪ねて来て
『犯人は自首して来たが、名は明かせない』ことを伝えられ、それは誰だ、と小百合が
悩んでゆくような展開の方がしっくりするかも。ただ、そうすると短編には収まらない
かな?とも思うので、なかなか難しいところです。

あとあと、小百合のフルネーム、最後だけ「武井小百合」になっちゃってますよ〜

それでは。




#669/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #667 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/27  02:22  ( 40)
読了>夢乃さんの『終末のサイエンティスト』12. 他レス 永山
★内容                                         18/11/27 17:56 修正 第3版
 御作読みました。前章に続いての過去エピソード編とあってか、私は読みやすくて、
楽しめました(悲劇的な話なんだから楽しむは違うかな?)。11、12と物語の構成とし
ては若干、二番煎じの感はあるものの、麗子と光俊、同じような経験をしているのだか
らやむを得ないんでしょう。ここは二人の対比を味わうところかな。
 少年時の光俊のキャラクターが、現在とは結構違っているのはさもありなん。この悲
劇を契機に変わっていったと解釈して、充分納得できます。
 光俊が夢と分かっていながら夢を見続けるのは、途中でやめることがほんとにできな
いからなのか、それとも悪夢と分かっていても家族や凛華にまた会いたいという気持ち
故なのか、もしくは今度はハッピーな結末かもしれないと微かな期待を抱いているのか
……と想像してみると、なかなか興味深いです。

 本筋とは全然関係のないことですが、光俊のペンダントヘッドの形状を脳裏に描いて
みて、何となく、簡易化したイカっぽい形?と感じてしまったです。すみません。(^^;

 「漁る」は「とる」と読ませるのだと思いますが、だとしたら正式な読みにはなく、
慣用的にも珍しいようなので、一応指摘してみました。

 「東から西へ、光の帯が走っている。」のくだりを読んでふと気になったんですが、
ここの「東から西へ」は、「西から東へ」に置き換え可能なのか否か? ムーンベルト
に明確な向き・方向性があるのかなって思いまして。

 これも念のためですが、「数秒後─数分後かもしれない─に身体を」にあるダッシュ
は、原則的に二升(――)使うものだそうです。ツイッターにおける制限等に起因する
ものでしたら、ごめんなさい。


感想レス>『SS>アリバイ』※一応ネタバレ注意
 拙作を読んでくださり、ありがとうございます、夢乃さん。
 短くまとめるのが難しいということは、私がアイディアの料理法を間違った訳で。こ
こは長くするか、短くまとめられるだけの補強をすべきでした。今になって考えるに…
…姉崎を米国留学(勤務でもいいけど、年齢を明示にしていないので一応学生ってこと
で)のそこそこエリートにして、かつ小学校時代にキスじゃなく喫煙してた(写真はな
し)ことに。竹地の人気が出始めたのをたまたま知った姉崎が、ネットを通じて米国的
な軽いのりでアプローチしてきたと。竹地も適当にあしらっていたが今度帰国するから
会おうって言い出され、悪い方向に想像が膨らみ、昔のことをたとえ噂の形でも広めら
れるとまずいと考え――やっぱり長くなりそう(汗)。
 またキャラ名間違い。竹地が竹井ではなく武井になったんだから、気付いてもよさそ
うなものなのに、何故か見落とす……。(--; なるべく気を付けます。

 ではでは。




#670/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #649 ***
★タイトル (j_m     )  18/11/27  12:07  (  5)
私も読みました。
★内容
「ネクスト・ギグ」
私も読み終えました!
面白かったです。
永山さんの感想、ここに置いておくのはもったいないので鵜林さんに届けてはいかがで
しょうか。




#671/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #669 ***
★タイトル (        )  18/11/27  23:09  ( 18)
感想レス>「終末のサイエンティスト」12 話  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

拙い作品をいつもお読みいただき、ありがとうごさまいます。楽しめて戴けて何より、
なのですが、この後どうしよう、どう話を展開しよう、と悩んでいたり。ラストだけは
決まっているのですけれど、どうやってそこに到達しようか、と考え中です。

「東から西へ」は、特に方向性は無く、東西に伸びているだけです。ひょっとすると、
光俊の目には流れるように映っているのかもしれませんが。

「漁る」については、時々敢えて辞書に無い読み方を使うことがあるので・・・けど、
ここは敢えて変な使い方をするところでもないですね。「獲る」に直そうかな。

ダッシュが一個なのは、Twitterって1ツイートの文字数が制限されているので、
確かどこかで1つにしたんじゃなかったかな。余裕があるところでは2つで良いのですが
一度1つで使って以来、統一しています。・・・記憶が怪しいので、しれっと2個に
しているところもあるかも知れませんが(-_-;

それでは。




#672/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #670 ***
★タイトル (AZA     )  18/11/28  12:55  ( 28)
電脳怪快疎にして漏らさず   永山
★内容
↑電脳を使ってもじりを作ろうとするも、意味がよく分からなくなってしまった……。

>まあぷるさん
 お久しぶりです。あ、『厭結び』、まだ全部は読めておりません、すみません。『ミ
ステリーズVol.91』掲載の犯人当てを解こうと、時間を掛けて挑んでるのに、ど
うしても詰め切れないのが主な原因。(^^; 解決編の載るVol.92には鵜林さんの
短編も掲載予定とあり、待ち遠しい。
 さて本題。感想を評価されるのって、面映ゆいもの(笑)。
 『ネクスト・ギグ』、端正なミステリに仕上がっていて、音楽小説としても引き込ま
れて、楽しめましたね。他の方の感想が知りたくて、作品名と“感想”で検索をかける
のが日課にしてましたら、まあぷるさんの感想も見付けました。共感できることばかり
で、何だか嬉しくなったです。
 他の人の感想といえば、電脳ミステリ作家倶楽部の方々がどんな感想を抱くのか興味
あった(特に久遠さん。『ネクスト・ギグ』での靴跡云々が、確か久遠さんの作品にあ
った靴下の手掛かりに通じるものがあるように感じたため)ので、会員リストを頼りに
皆さんのHPを訪ねてみたのですが、多くの方が閉じているか更新停止状態で、ちょっ
とさみしい。一部の電ミス掲示板やチャットは生きてる模様なので、皆さんで集まって
読書会……も連絡手段がなさそうだから難しいのかしらん。
 それで、鵜林さんに私の感想を届けるというのは、ツイッターを始めるのは私の中で
は依然としてハードルが高いので、やるとしたら、鵜林さんが設置した質問箱経由か、
大きな感想サイトに書き込んで作者に見付けてもらうのをひたすら待つことになるかな
あ。(^^; ここは古風に、出版元へのファンレターでもいいんですけど。
 あと、感想には追記するかもしれず。警察の動きを描かない構成はうまいけどずるい
なあ、とか。警察の動きを想像すると、結構面白いと思うんですよ。たとえばクスミが
ギターをミスした件、警察も注目したに違いないから絶対に本人に理由を問い質してい
るはず。それに対してクスミが何と答えたのかが気になる〜。

 ではでは。




#673/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #672 ***
★タイトル (j_m     )  18/11/28  23:10  ( 17)
ネクスト・ギグ
★内容
こんばんは。私の感想も読んでいただけたようで嬉しいです。
もう少し詳しい感想も近々、鵜林さんに送りつけようかとw
「厭結び」は正直、素人作品集ですし、竹書房は文章の校正も全くしないので私から見
ても酷い文章の作品があります。内容は面白いのもつまらないのもあります。ですか
ら、いつでもお暇な時に。

感想の送り方ですがツイッターをやっていないとDMは送れませんが、質問箱はツイッ
ターをやっていなくても書き込めますので気軽でよろしいかと。
あとはAMAZONのレビューがまだ一つしかないので、もちろんネタバレは出来ませんが、
そこに書きこむという方法もあります。
もちろんファンレターっていうのも古風ですがいいですよね。

警察の件。私も上手く出さないようにしてるなあと、それでいて不自然になっていない
のは凄いですよね。出さなくて正解だったと思います。クスミさん、あんな感じだから
警察にも本当のこと言ってなくて疑われてたかもですね。
登場人物ではかいわれ大根ちゃんとクスミさんが好きです。
来月のミステリーズのスピンオフも楽しみですね。




#674/692 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #673 ***
★タイトル (j_m     )  18/11/29  08:05  ( 12)
それから
★内容
電脳ミステリ倶楽部の方々では、久遠さんと九竜さんがツイッターアカウントをお持ち
なんですが、久遠さんはご家庭の事情で、九竜さんも原因は判りませんが数年前から止
まってしまっていますね。あとの方はどうされてるのかまったくわかりません。寂しい
限りです。私も数年前、パソコンが壊れてからホームページビルダーを購入してないの
でサイトは停止状態ですが、作品の多くは「小説家になろう」のほうに転載していま
す。
電ミスのサイトに残っている皆さんの作品もいくつかありますが、過去にとても完成度
の作品がありましたので、本当に惜しいなと思っています。

個人の事情なので難しいかとは思いますが久遠さんや九竜さん、他の方もまたいつか戻
ってきてほしいですね。今は個人サイトの時代ではなくなったので、投稿サイトにで
も。




#675/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/29  21:03  ( 26)
ドクター中松が飛び跳ねていた頃   永山
★内容
 まあぷるさん、電ミスの方々の近況をお知らせくださり、ありがとうございます。久
遠さんは何年か前までチャットの点検?に来られていたのが、ぱたりと止まったので、
気になっていました。已岬さんのところも活発だったのがいつの間にやら。皆さん活動
再開&再会できるようになればいいなあ。
 話換わって、『ネクスト・ギグ』の好きなキャラクター……かいわれ大根ちゃんは、
佳境に入ってちょっとキャラ変した印象を受けましたが、愛すべきユニークな造形で存
在感抜群ですね。対照的にくせのない感じの斉木君とか、豊川悦司を思い浮かべたタナ
ベリクも印象に残りました。あと、ミナミさんはロックについての説明が論理的で、ミ
ステリ読みには一番しっくり来るかも。


 ひき逃げ死亡事故と思われていた案件が、転落死と判明。自動車運転処罰法違反で逮
捕の男性を釈放。東京都。死亡した女性が近くの建物から転落する様子が、防犯カメラ
に映っていたとのこと。
 またもや、似たような状況を小説のアイディアとして凄く昔に考えたことある――。
『暗がりを乗用車で走行中、突如、上から歩行者が出現し、避けきれずに跳ねて死なせ
てしまう』という状況を構築したい。だけど、高所から転落した人間は通常、重たい頭
が下向きになると聞くので、そのままでは歩行者が突如出現したようには見えないだろ
うなと判断し、保留に(自殺なら足が下になることもあるそうだけど、それならそれで
足を揃えているだろうから、歩行している風には見えないかな)。足にジャンピングシ
ューズを装着していたことにすれば、脚部に多少は重みが加算される上に、『ジャンピ
ングシューズで飛ぼうとして失敗し、空から落ちてきたところを跳ねられた』ように描
けるかな、とか色々変な設定を考えてた(苦笑)。少年探偵団シリーズ的な話なら使え
るか?

 ではでは。




#676/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/11/30  21:21  ( 19)
森の中で吹いてる物   永山
★内容
 雑誌ミステリーズの犯人当て『赤鉛筆は要らない』、詰め切れない。登場人物の誰で
も犯人にしようと思えばこじつけられそう。
 参加することに意義があると思って、一番なさそうな犯人でいくことにした。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第七話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 煙鴉の出番はかなり少なめ。同僚刑事との因縁についての説明に費やされたので、
ターニングポイントになるエピソードではあったかと。
 今回の本筋の方は、病院長の不正を暴くってことで、丁々発止のやり取りが繰り広げ
られましたが、最後の決め手が充分に予想できる範囲内だったのが残念。そもそも、密
閉空間で行う手術だからリラックスして口が軽くなるからって、見学者がいる場で秘密
をぺらぺら口に出すものなのかしらん。
 演技の面では、年嵩の女刑事が芸達者なところを見せて、なかなかよかった。役柄と
して芸達者なところを見せるってことは、演じる俳優もそうでなければならない訳で、
感心させられたです。
 あと、ちょい役で、お笑い芸人コンビのおかずクラブ――ゆいP&オカリナが出演し
ていましたが、これって完全に、若い女性刑事の特技(オカリナを吹ける)に合わせた
キャスティングだよね(笑)。

 ではでは。




#677/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/01  20:49  ( 30)
ネタバレしないの〜   永山
★内容
 雑誌ミステリーズの犯人当て『赤鉛筆は要らない』問題編が、東京創元社のウェブで
無料公開されていたんだけど、解答受付の締め切りが過ぎたから当然非公開になったと
思いきや、まだ読めるのね。
 紙媒体の出版が続く限り、この手の募集は公平性を保つため、解決編の載る次号の発
売日から二週間ほど空ける必要があるんでしょうけど、電子出版のみになったら、どう
なるんだろ。

 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第七話を録画視聴。ネタバレ注意…
…のつもりでしたが、今回は内容には触れないことに。
 と言いますのも、今回のエピソードは、本家「コールドケース」のとある回のエピ
ソードの焼き直しで、下手に触れると両方同時のネタバレになるので、まあ止めておこ
うかと。元々、日本版は本家のフォーマットライセンスの許可を得て製作していること
もあり、これまでも本家エピソードの焼き直しはあったはずですが、気にするレベルじ
ゃないと判断してました。今回は元の内容をすぐに思い起こせるくらいの出来映えでし
たので、例外的に。
 そして何よりも、このエピソードの構造がとても好きだから。通常考えたら、関係者
がこのタイミングでこんな殺人を犯すなんて心理的にあり得ない、でも最後に明かされ
る真実は納得の行くものだという本格ミステリのテイストを感じさせるところが、特に
お気に入りです。
 細かいことを言うと、本家の米国版では、上述の「あり得ない」が終盤まで徹底され
ていたと記憶していますが、今回視聴した日本版では、割と早い段階で、何人かは殺し
てもおかしくはないかなぐらいのヒントを堂々と提示しています。ラストにおける意外
性と腑に落ちる感では本家、犯人当ての雰囲気を楽しみたいのであれば日本版を推しま
す。
 あと、今回は脇役刑事の内、滝藤賢一演じる立川にスポットライトが当たったように
思いますが、準主役級の活躍ではなく、飽くまで演劇にうるさい刑事キャラという立ち
位置だったのがちょっと惜しいかも。それでも各所での笑いや締めに設定が活かされて
おり、よかった。

 ではでは。




#678/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/02  20:49  ( 28)
ちょっとかんがるーから待ってて   永山
★内容
 スカパー!開放で色々と視聴。
 キッズステーションでアニメ「はじめの一歩」の一挙放送を観ていて、ロシア人ボク
サーのリングネームが、ヴォルグ・ザンギエフであることに今さらながら気付く。
 てっきり、ヴォルク・ザンギエフと持っていた。だって、リングス常連外人選手のハ
ンは、ヴォルク・ハンだったから。
 どっちの発音がより言語に近いのかと気になって調べてみたら、どうやらヴォルクら
しい。ちょっとほっとした。じゃあ何で「はじめの一歩」ではヴォルグとしたのかは、
分からないままだけど。

 アニマックスでアニメ「デスノート リライト」をちらちらと見る。どの辺がリライ
トなんだ、総集編的再構成をリライトと呼んでいいのかという疑問はさておき、Lの指
示で夜神家に監視カメラが多数設置されるとこの話で、気になったこと。“夜神月が机
でやっている行為”を鮮明に捉えられる位置にカメラを設置しなかった理由が分から
ん。設置したらしたで、月はカメラの位置を全て把握しているのだから、違う場所でデ
スノートへの書き込みをしたんだろけど、L側の対処が、デスノートの存在を知らない
とは言え、対象者が手書きする可能性を見落としていたとはちょっと考えにくい。何か
理由があって、カメラを取り付けられなかったんだったっけ?

 ディスカバリーチャンネルのバラエティドキュメンタリー(?)番組「オーストラリ
ア鉄道」シリーズを観ていて、主に小麦を運ぶための貨車を改造して、積載時が従来通
り上からだが、搬出時は貨車の底が開くように改造するも、一ミリほどの隙間が閉まり
きらず、小麦が落ちる。それも数粒ってレベルはなく、小さな山を作るくらい。直す暇
がないから布を詰め、ガムテープでとめて出発。どうにか港に届けられたんだけど、そ
の場面に被せるナレーションが「貨車の思い切った改造は成功だったようだ」と。
 え、成功? 落ちた小麦はもう売り物にならないだろうし、布とテープでいつまで保
つのか怪しい上に、修理している余裕はなさそうだったけど、成功なのかと。

 ではでは。




#679/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/03  19:58  ( 22)
白とカラス   永山
★内容
 ユーキャン新語・流行語大賞の大賞に「そだねー」。
 今年の冬季五輪以前から使われてた気がするけど、広まったのは五輪からってこと
で、いいのね。いつだったか、「リベンジ」が流行語として話題になったときも、格闘
技ファンの間ではずっと前から使われてるよってな感覚あったもの。
 ところで、小学館「大辞泉」も新語大賞を発表してるのを知らなかった。これからは
両賞が区別できるように記さねば。てことで、大辞泉新語大賞は「空白恐怖症」に決定
したとのこと。初めて聞いたとき、漫画の余白が怖い症状かと思ってしまった。

 NHK−BSで放送のドラマ「カラスになったおれは地上の世界をみおろした。」を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 事前に内容の予備知識をほとんど入れずに、カラスと肉体交換した男の視点で進む
話、程度の認識で観てみようと決めたんですが、期待していたのとはちょっと違った。
 このストーリー展開であれば、カラスである必要性はほとんど感じられないのが残
念。他の空飛ぶ生物でもいいし、幽霊や天使でもいいし、下手すると主人公が飛ぶこと
すら省けるかもしれない。もちろんカラスである理由が皆無という訳ではなく、たとえ
ば駆除を名目にカラスをボウガンで殺そうとする若者グループが出て来て、カラスにな
った主人公も狙われるシーンと、それに対応する本来のカラスの主張とか。
 いい話風にまとめると見せ掛けてのオチには、テーマの不徹底さを感じてしまう。そ
れはこのオチが取って付けた感満載で、視聴者をびっくりさせることを優先した結果に
過ぎないからだと思う。せめて、暗示の二つ三つも用意して欲しかった。

 ではでは。




#680/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/04  20:22  ( 26)
カラスからのカラスそしてクロ   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第八話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 煙鴉という存在を、万能ツールとして使って物語を組み立てている感が強く出てお
り、ちょっと気に入りませんが、話そのものは佳境に入って面白くなってきた。
 何よりも感心したのは、刑事に接近していた煙鴉が、ちゃんと(泥棒としての真っ当
な)同期があった点。こういうことなら、初回からの煙鴉の行動、まずまず納得が行
く。でもまあ、煙鴉の言葉を鵜呑みにしていいのかっていうのもあるし、これもまた見
せ掛けの流れなのかもしれない。
 ついでに言うと、警察の捜査能力を低く見積もることでストーリーが成り立ってい
て、その辺はややご都合主義かな。
 ゲスト俳優の大友康平がいい味出していたけど、台詞に聞き取りにくいところがあっ
たのは残念。上島竜兵の方は、いつもの役割をこなした印象。

 NHK−BSで放送のドラマ「クロスロード3」第一回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 1,2とシリーズになっているようですが、いずれも未見。番宣を目にして、面白そ
うだなと思った覚えはあるものの、何故か見逃してきた。
 そうして今回、第三シーズンを視聴してみて、面白いと思えた。前シーズンまでの人
間関係が取り入れられているようなのだけど、分かりにくくはなく、むしろうまく物語
の中に溶かし込んでいる。いかにもな説明をせずに、ストーリーの流れで視聴者に分か
らせるのはいいですね。
 中身の方もよくできているんですけど、一箇所、承服しがたいところが。中学生の自
殺の背景を取材し、いじめが原因で、その加害者生徒を匿名で報じた記者に対して、え
らく当たりがきつい。加害者生徒がネット上で名前などを特定され、自殺未遂を起こし
たからというのが理由なんだけど、その理屈で話を転がすのは無理があると思う。

 ではでは。




#681/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/05  20:29  ( 28)
暖冬大   永山
★内容
 ここのところの暖冬のせいか、雑草がよく伸びている……ような気がする。てこと
で、畑周りの草刈りの手伝いに。刈ってくれたのを一輪車(乗るやつじゃなくて、運搬
用のあれ。念のため)に積んで運ぶだけなんですけど、結構しんどかった。と言うの
も、前日までの雨で、草が重みを増しているため。通常は、晴天が続くときにやって、
刈った草もしばらく置いて乾かして、軽くなるのを待つんですけど、今回は区域の大掃
除との兼ね合いで、雨の翌日にやらざるを得ず。
 ただ、いくら気温が高いと言っても、やはり冬。夏に刈った草を乾き切らない内に運
んだときよりは、だいぶ軽く感じた。

 二本立ての夢を見て、朝から疲れた心地。
 特に一本目は、自分にしては珍しく(多分、初めて。見た夢を忘れることが多いので
確言はできないが)超常現象の出て来るホラー展開で、しかもそんな内容なのに夢と気
付かない有様だったため、余計に疲れた。
 創作の役に立つかどうか怪しいけれども、夢の内容をメモしておくと――金属製のタ
ッパーにラザニアっぽい料理が作られていて、テーブルに置いてある。みんなで食べよ
うとしたら、何故かタッパーが横向きに立ち上がり、中身を飛ばしてきた。怪奇現象な
んで、みんな物陰に隠れる。遅れた人がラザニア?を肌に食らって、痛がる。よく見る
とラザニアは銀色の輝きを発している。コップを手に持ち、その欠片を受け止めようと
試みたが、コップを跳ね飛ばされ、さらに手のひらに銀の欠片を浴びてしまった。熱く
も痛くもなかったけれど、その銀の欠片(平べったくて剃刀の刃ぐらいのサイズ)は見
る間に手のひらに入り込み、皮膚を通して空かし見える状態になった――こうして書く
と全然怖くないなあ(笑)。ここまでで目が覚めてしまった。
 もう一本は、子供のときの外見のまま同窓会をやってる、みたいな感じ。内容はどう
ってことないけど、夢の中でさえ、相手の顔は覚えてるけど名前を思い出せないっての
は、いらいらする(苦笑)。

 ではでは。ギロチンの夢でも見ていたら、書き込みのタイトル、ピタリとはまったの
に。




#682/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/06  21:21  ( 46)
先週分で気付いてたけど二〇一九年の話だったのね   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第八話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 一九九六年当時、ブルセラや援助交際が性の社会現象としてはびこっていた。冬のあ
る日、男子高校生の杉田が、ひき逃げに遭って死亡する。同日、彼の恋人で女子高校生
の皆本は、ラブホテルで赤ん坊を出産するも置き去りにして逃げていた。
 それから二十三年後。皆本の娘・凛の携帯端末に、本当の父親と称する人物から、杉
田の死の真相を知っているとのメールが届く。凛自身は乗り気でなかったが、保護観察
官(凛は詐欺事件の受け子として逮捕歴がある)の勧めで、石川刑事らコールドケース
班に情報がもたらされた。
 皆本の父親は代議士で、しつけに非常に厳しい上に、当時は衆議院選挙を控えてい
た。父親がスキャンダルを恐れて口封じしたのか? 
 杉田に伴われて皆本が受診した産婦人科の女医は、今では堕胎反対の運動をしてい
た。その考えは二十三年前から持っており、皆本と杉田にも、妊娠十二週目で今から堕
胎手術は厳しいと言い、実際にどのようにして堕胎するかの写真を見せてまで、止めさ
せようとした。さらには、そのとき持参した手術同意書の親のサインが本物かどうか、
電話をして確かめると脅しまでかけていた。皆本の父がそんなサインをするはずがな
く、実際には数学教師に頼んで書いてもらっていた。嘘の同書を提出されて怒りから、
高校生の命を奪うようなことがあるのか?
 その後、赤ん坊の父親が杉田ではない可能性が出て来たと、皆本が自覚していたこと
が分かる。相手は同じ高校の生徒・小池で、ブルセラショップに出入りする皆本を見付
け、誰にも言わないでいる代わりにと無理矢理関係を持ったという。小池の住所へ何度
訪れても長期の留守だったため、捜査員が中に踏み込むと、底にあったパソコンから凛
の携帯端末に問題のメールが送られていたことが判明。その上、凛の勤めるカフェに来
店しては、盗撮していたことも分かる。やはり、“本当の父親”が杉田殺しの犯人なの
か? 様々な可能性が浮かぶが、決定打がない。
 赤ん坊が自分の子ではないかもしれないと知らされた杉田は、皆本と一時的に距離を
置いたが、しばらくして赤ん坊を欲しいと言っている人がいる、その人に子供をやっ
て、自分達はやり直そうと言い出す。杉田が見付けた赤ん坊を欲しがってる相手とは誰
だったのか。
 ――終盤の一歩手前までの粗筋はこんなところで。
 今回も力の入った脚本で、よかった。犯行の証拠となる決定的な物はないんだけれ
ど、そこは親子の情愛話にありがちではありますが、自白しても不自然じゃない構成に
なってい他と思います。
 一つ不思議だったのは、代議士である父親が、ことの処理は秘書に任せた、みたいな
発言をしたから、次に刑事らが聴取に行くのはこの秘書だなと思っていたのに、具体的
な場面はなし。ちゃんと描く予定が、尺の都合でカットされたのかなと思ってしまっ
た。
 もう一点、産婦人科の女医は、ある種偏執的に描かれていたから、高校生カップルに
堕胎を諦めさせる際にも嘘を吐いたのかなと想像して観てました。その嘘のせいで、皆
本が妊娠に至る性交渉の時期を誤認し、赤ん坊の父親が杉田ではない別の男だと考えて
しまう……っていう展開を考えたけど、違った。よし、自作で使おうかしらん。
 刑事のキャラの掘り下げも進み、課長代理の本木には、長く顔を見ていない孫がいる
こと。立川刑事は子供ができなくて色々と手を尽くしたが、だめで、離婚していること
が明かされました。これはまだまだシリーズが続く予感。

 ではでは。




#683/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/07  20:15  ( 29)
永遠の小僧   永山
★内容
 爆弾小僧の異名で知られた英国のプロレスラー、ダイナマイト・キッドが死去。六十
才の誕生日に。ご冥福をお祈りします。
 前に、国際プロレスのDVDボックスを購入したときの目当ての一つが、キッド初来
日時の試合でした。寺西勇との一戦は、後のイメージとは異なりねちっこい英国スタイ
ルでしたが、そんな展開の中にも激しさを体現するキッドらしさも出ていた。このあと
ジュニアヘビー王座に挑戦が決まっていたキッドを、ここで勝たせずに、何で引き分け
にしたんだろ。
 あと、私の四度目のプロレス生観戦が、キッドの参加した新日本プロレスのシリーズ
でして、その頃は初代タイガーマスクのライバル一番手として日本でも人気を博してい
たと思います。で、当日組まれたのが、星野勘太郎とのシングルマッチ。これが現在、
伝説の喧嘩マッチの一つに数えられているのですが、当時の私にはそういう鑑識眼はな
くて、とにかく変な試合だったとだけぼんやりと覚えています。元々、両選手ともに気
が強く、がんがん攻めるタイプなので、技がうまく決まらなくても、まあこんなものか
と。今になって写真入りで詳しく解説してあるサイトで見ると、流れるような攻防がほ
とんどなく、互いに技を受けないどころか、急所蹴りの応酬、かみつき、拳で頬骨をゴ
リゴリといった異様な戦いだったのが分かります。観客が異変を感じ取っていたかどう
かは怪しく、急所攻撃が出る度に笑いが起きていたような記憶も……。最後はキッドが
それまでの流れを無視して唐突かつ強引にツームストンパイルドライバーからのダイビ
ングヘッドバッドという必殺技コースに入り、フォール勝ち。多分、星野が大人の対応
をした結果であり、事なきを得たものの、もしもそこで決着していなかったら、そのま
まテレビ中継に雪崩れ込んで、喧嘩マッチを全国のお茶の間に届けてしまっていたかも
(当日は生中継が入っており、星野vsキッドの次の試合から放送されました)。とい
うか、生中継があったからこそ、星野が大人の対応をしたのかも?
 後に全日本プロレスに戦いの場を移しますが、その最初のシリーズ、契約上の問題で
テレビ中継に出られず、夢の顔合わせが映像として残っていないらしいのは本当に惜し
い。テレビ中継そのものは行われたのだから、キッドの試合も収録されていておかしく
ないんだけど。

 ではでは。




#684/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/08  23:07  ( 26)
カラスと親子鷹   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」第九話を視聴。ネタバレ注意です。
 ようやくと言っていいのか、煙鴉と十三係との全面対決の構図が敷かれ、展開してい
く。これまでのこともあって、煙鴉の本気度が見えない。そこを払拭するためなのか、
主人公の若い刑事が煙鴉に左腕を撃たれる小エピソードを入れたのは、強引だけど効果
的ではあったかと。
 十三係の総指揮を執る女性刑事が、十三係創設の目的が煙鴉逮捕だということは今ま
で度々言及されていたけど、何故か他のメンバーには伏せていた。今回も明かさないで
いる理由が分からん。目的を最初からメンバー全員に通達していれば、主人公があっさ
り捕まえていた可能性もなきにしもあらずだったのに。終わり近くで、昔から面識があ
ったよな描写があったけれども、ぴんと来ない。
 その女性刑事、傷害事件を窃盗よりも重要な犯罪だと上に見る発言があったけれど、
窃盗専門の十三係の人間がそんなこと言っていいのかしらん。憎まれ役って訳でもない
のに、共感を得づらいキャラにしたのも理由が分からないなあ。

 米国のプロレスラー、ラリー・ヘニングが死去。八十二歳。合掌。
 最後の来日となった一九八一年の世界最強タッグ決定リーグ戦でのファイトしか知り
ませんが、大ベテランで年齢の割に腕っ節の強いレスラーだなと思ったものです。他の
外国人レスラーもベテラン、大ベテランが多かったのですが、その中でも特に元気だっ
た。このときの参加が実現したのは、若いときに取り立ててもらったハリー・レイス
が、恩返しとしてヘニングをパートナーに選んだと言われており、そんな事情があるの
なら米国でも徐々にフェイドアウトしていくのかなと思いきや……息子のカート・ヘニ
ングがデビューしたのを受けて、親子タッグで活躍する機会が増え、意気軒昂なファイ
トを長く続けることに。ほんと、頑丈を絵に描いたようなレスラー。
 なお、息子のカートは、十五年前に四十四才の若さで没しています。

 ではでは。




#685/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/09  22:57  ( 23)
ついついツイスト求めがち   永山
★内容
 歴史の教科書が昔と今とで大違い的な番組をやっていて、ふと思った。自作のキャラ
クターに安易に「聖徳太子が〜」とか言わせるのは要注意だなと。

 BSテレ東で放送のドラマ「サイレントヴォイス」第八話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 極めてシンプルかつ古くからあるネタを扱いながら、終盤に至るまでそれと気付きづ
らくなっている。楯岡刑事のマイクロジェスチャー読み取り能力が煙幕になっていると
ころろが大きいものの、うまいと言えましょう。
 実を言うと、中盤当たりまでは、もう一つの可能性を有力視していました。被害者と
思われている人物は実は生きていて、他人を殺して黒焦げ炭化死体にすることで身代わ
りにしたのかなと。そっちの方向のミスディレクションがなかったのは、すっきりした
ストーリーを目指したのか、単に考慮に入れなかったのかは分からないけど、結果オー
ライの感。
 また、今回はいつも楯岡の補佐をやらされている西野刑事が、取り調べ役に回るとい
う捻りを入れてきた。自信満々で臨むも、簡単に丸め込まれてという展開は予想通り
で、最後の詰めだけ西野の手柄になるというのもまあありがちかな……と思わせておい
て、最後の最後でそれさえも楯岡の後手に回っていたという二段オチ。細かいところで
凝ってる。
 次週は最終回を含む二話連続スペシャル。イレギュラーな放送休止があったのかなと
思ったけど、スピンオフが用意されてるみたいだから、最初から決まっていたと見なせ
るし。来季の地上波放送に対応可能な編成ってことかしらん。

 ではでは。




#686/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/10  22:45  ( 24)
道路苦労す   永山
★内容
 五十代男性が免許更新をした直後に飲酒運転で逮捕。千葉県。
 ニュースを聞いて最初、更新を終えて運転して飲食店で飲酒して……という流れかと
思ったんですが、実際は更新前から飲酒しており、手続きの際に違和感を持った担当職
員が署員に伝えて逮捕に至ったと。何かの罰ゲームか度胸だめしをさせられたんじゃな
いのかってくらい、あり得ない。

 NHK−BSで放送のドラマ「クロスロード3」第二回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 かなりテンポよく進んだ気がする反面、うん?と思うような箇所もちらほら。警察が
行方を捜している本橋が、記憶喪失状態になって板垣(記者)の息子がやっている花
屋?に現れるとか。捜査の主流から外されたと思った若い田中刑事が、電話で接触して
きた茜と二人だけで会い、交換条件を飲むとか(そのことを警察仲間の誰にも言わな
い)。
 他にも、偽りの自首をしてきた荒木を帰すに当たって、そいつがネット上での風評で
狙われていると分かっているのに、何の護衛も見張りも付けずにおくのかな? 大々的
に記者会見を開いて任意同行を報じさせておいて、放免するときはひっそりと帰すので
はバランスが取れていない。少なくとも、これこれこういう理由で放免しましたって会
見しないと。でなきゃ、荒木にお灸を据えるために故意に無防備で帰したとしか。
 話そのものはやっぱり面白いんだけど、何名かの登場人物が、相当に独善的な心情で
行動していて、ついて行けない部分はある。視聴者として共感できないだけならまだい
いんですけど、その行動基準を理由に突飛もない行動を取られるとストーリーが破綻し
かねないような。杞憂に終わればいいんですが。

 ではでは。




#687/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/11  22:29  ( 56)
“寒い国から帰ってきたスパイ”   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第九話を録画視聴。大いにネタバレ
注意です。
 一九五四年の十一月三日、高島埠頭で横浜新聞の記者、藤沢智世の溺死体があがる。
バッグの肩紐だけが残されていたことから、当時はひったくりに遭って海に転落したも
のとして処理された。が、六十五年後の現在になって、横浜新聞の廃刊が決まり、編集
室を整理していたところ、読者相談コーナーへの手紙に紛れて、藤沢の筆跡によるメモ
が見付かる。それは高島埠頭でマリーなる人物と待ち合わせをする内容で、「やっぱり
私は許せない」という文言もあった。ちょうど、藤沢の当時の同僚で、米国に渡って作
家として成功を収めたマリ浅井が講演のために帰国していた。万が一、彼女が犯人であ
れば時効は成立していないことになる。コールドケース班の石川刑事らはホテルにマリ
浅井を訪ねるが、六十五年も前のこと、しかとは覚えていないとかわされる。代わり
に、藤沢が当時の女性としては非常に強気で、男性と対等に渡り合うほどだったが、そ
れ故に小さなトラブルも起きていたことを聞かされる。読者相談の係に嫌々ながら回さ
れていた藤沢は、ある男性から「妻に離婚をそそのかした」と怒鳴り込まれ、口論にな
っていた。
 刑事らはその男性に会いに行くも、既に亡くなっており、息子に代わりに話を聞く。
それによると、藤沢智世は父がシベリア抑留で大変な目に遭ったことや帰還後もシベリ
ア帰りというだけで共産主義者扱いの差別を受けたことなどを知り、自宅まで直に謝り
に来ており、父とも和解していたという。その頃居候していたやはりシベリア帰りの土
岐田とい若者とたまたま出くわした藤沢はお互いに一目惚れし、付き合うようになっ
た。
 その話を元に、今度は土岐田を訪ねる刑事達。施設暮らしの土岐田は、藤沢との付き
合いは順調に進んでいたと語り、あるとき喫茶店で二人でいると、藤沢の後輩の男性記
者が駆け込んできて、約束はどうなったと怒りを露わにしたという。
 後輩記者に話を聞くと、横恋慕した訳ではなく、記事の代筆を頼んでいたのに、一向
に進まないから苛立っていたとのことだった。後輩記者は藤沢に、浅井から聞いた話と
して土岐田の出自が怪しいと指摘。浅井は身寄りがいないと語っていた土岐田には、マ
リーという愛称の妹がおり、今度会わせるという。妹は空襲で死んだと聞かされていた
藤沢は、この時点ではまだ単なる行き違いと信じていたが、妹と直接会ってやり取りを
し、土岐田と名乗る男が実は足立というスパイで、抑留中に土岐田らの計画した反乱を
密告し、その結果、土岐田は死亡したと分かる。足立は帰国後も昔の仲間から恨みを買
って襲われるのを懸念し、土岐田と称することにしたのだった。
 浅井から(藤沢の普段の言動から触発されての)米国行きを打ち明けられ、あなたも
あんな男のことなんかきれいさっぱり忘れて、新たな一歩を踏み出しなさいよと励まさ
れた藤沢だったが、どうしても足立を許せず、記事にする気でいた。その草稿を見せる
ために、土岐田の妹マリーと会おうとしていた。ところがマリーは足立の存在を恐れて
関西に移っており、速達は新聞社に返送。その前の段階で、偶然にもメモの中身を把握
した足立が、待ち合わせ場所に現れ、藤沢と言い争いになる。挙げ句、海に落ちそうに
なった藤沢を助けようとした足立だったが、凍傷によって指を二本失っていた彼の手か
ら手袋がすっぽりと抜け、彼女の手もするりと離れてしまったのだった。
 病床にあった足立は、事実を認めるも、程なくして息を引き取った。後日、横浜新聞
の紙面を、藤沢智世の死の真相と彼女の書こうとした記事が飾った。
 ――以上が粗筋。次週が最終回ってことで粗筋には触れないかもしれないので、今回
は全部書いてみた(笑)。なお足立の漢字は確認してないので、違う字かも。
 毎度のことながら、捜査の矛先を次から次へと移していくその転がし方には感心させ
られます。これをそのまま小説にしてもかなりうまく叙述しない限り、何だか都合よく
進むなあぐらいの印象になってしまうんじゃないかな。映像で見るから、謎が謎を呼
ぶ、みたいなスリルのある展開に感じられるんだと思う。
 偶然が一箇所あったのは少々引っ掛かりを覚えましたが、そこにつながる前段階の行
動にはちゃんと理由付けがされており、さほど無理を通しているようには見えない。許
容範囲にあると言えます。
 あと、レギュラーメンバーの脇役達のキャラ付けが、ここに来てますます顕著になっ
た感じ。上述の通り、次で最終回ですが、第三シーズンに向けての布石だと信じたいと
ころ。

 ではでは。




#688/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/12  22:57  ( 25)
ランキングの季節   永山
★内容
 二〇一八年の漢字は「災」に。
 ……何というか、面白味に欠けると言ったらおかしいかもしれないけれど、「あ、そ
う」で終わってしまうような当たり前感が。
 面白味のある、なるほどと思うような漢字でなければならない理由はないものの、イ
ベントとして催すからにはそういうのが選ばれる余地は残しておいて欲しい気もする。
 てことで考えてみるに……。

1.一度選ばれた漢字は対象から外す
2.投票制とは別に、合議制でも一文字選ぶ
3.獲得票上位十傑に得票数もしくは得票率に応じた当選確率を与え、発表当日にくじ
引き

 このどれか一つでも取り入れれば、今よりはまだ面白味のあるイベントになると思う
んだけど、無理かなぁ。


 自分が信頼を置いている(評価基準が近い)推理小説の個人感想サイトで、『ネクス
ト・ギグ』があんまり高く評価されていないのを読んで、ちょっと考えた。元2ちゃん
ねるの5chでも、「普通」という書き込みを見掛けたけど、本格推理を過度に期待し
てから読み始めると、外れだった印象になる?
 でも『このミステリーがすごい!2019年版』では、十五位に入ったそうだし(十
月末発売かつ無冠新人の初長編としては異例の大健闘のはず)。うーむ、好みが分かれ
る作品てことになるのかしらん。

 ではでは。




#689/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/13  20:51  ( 26)
あなたに噛まれた訳ではないけれど   永山
★内容
 小指がちょっと痛い。小さな傷口から菌が入ったみたいで、腫れている。四、五日前
から腫れ始めて、恐らく今がピーク。
 これまでにも何度か経験しており、四日ほどで治っていたと記憶しているけれども、
年齢を重ねると自然治癒力が落ちて治りが遅くなるのかな。あるいは、年齢を重ねて視
力が落ちると、爪切りの際にミスをし易くなって、比較的大きめの傷を作り、そこから
菌が比較的多めに入る、という因果関係も想定できなくはないけど。
 痛みそのものはたいしたことないものの、キーボードを叩くときに違和感があるのは
嫌な感じ。

 『ネクスト・ギグ;』、「本格ミステリ・ベスト10」の方では十二位にランクインし
てるのね。ツイッターをメインとするミステリファンの投票による「エアミス研」でも
上位に入っている。こうなると逆に、自分と近い評価基準だと思ってる個人サイトが比
較的低い評価を付けた理由を分析すべきかも。

 ナウシカブキ、じゃなくて漫画・アニメ「風の谷のナウシカ」を歌舞伎舞台化の報
道。
 王蟲役は香川照之しかいないとの声が上がっている、という記事を見て、あの大群を
どうやって香川照之一人にさせるんだと思ったけど、ナウシカと対話した王蟲のことな
のね。
 で、歌舞伎に詳しくないせいかふと気になったのが、いわゆる男勝りな女性キャラク
ターって、歌舞伎ではどう演じるんだろう? 下手にやると男が男を演じてるだけに見
えるのではと思い、検索してみたけど、そういうキャラ(女丈夫、女武道?)の登場す
る演目があることぐらいしか分からず。観客から見てこの人は女形ですよと一目で分か
る記号的なものがあって、そこからさらに男っぽい演技をするのかな?

 ではでは。




#690/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/14  20:36  ( 38)
こんがらがりそうでこんがらがらない   永山
★内容
 WOWOWで放送の映画「祈りの幕が下りる時」を録画視聴。ネタバレ注意です。東
野圭吾による加賀恭一郎シリーズの同名小説が原作で、二〇一八年一月二十七日公開。
ん? 公開から十ヶ月強でテレビ放送されるのは珍しいような。
 滋賀県の女性が東京の安アパートで、他殺体になって見付かる。現場の部屋の住人は
男性で、行方不明になっている。被害女性の押谷直子は急に上京を決めたらしく、その
少し前に養護施設を訪れた折、施設に居座っている年老いた女性が同級生・浅居の母親
ではないかと声を掛けてちょっとしたトラブルになっていた。そのことから、押谷は東
京で女優をやり脚本家・演出家として成功した浅居博美を訪ねたのではないかと警察は
目星を付け、廣見に話を聞く。博美は押谷と会ったことをあっさり認め、特段何事もな
く別れたと答える。博美にはアリバイが成立したため、押谷殺しの犯人ではあり得な
い。
 加賀は、押谷殺しの捜査には携わっていなかったが、従弟の松宮が加わっていたた
め、簡単な情報のやり取りはあった。その過程で、犯行現場にあったカレンダーの各月
に、日本橋にある橋の名前を書き込んであると聞かされ、目を見張る。というのも、
昔、加賀の家を出て行った母親が病死したとの報を受け、受け取った遺品の中に、同じ
書き込みのあるカレンダーがあったのだ。筆跡は母のものではなかったため、晩年の母
が付き合っていた男性・綿部俊一が書いたものではないかと考え、ずっと綿部俊一を探
していたのだった。
――中盤に差し掛かる手前ぐらいまでの粗筋は以上。加賀自身の生い立ちにも関わる事
件を扱った、シリーズの掉尾を飾る作品という位置付けみたいです。力が入っていま
す。
 少し前のドラマ「サイレントヴォイス」への感想と似た感じになりますけど、実にシ
ンプルで古典的なアイディアを効果的に使っています。観る者にすぐにそれとは悟らせ
ないよう、何段階も踏む必要がある、込み入ったストーリー展開になっていますが、映
画の序盤ではやたらとテロップが出て、状況を説明してくれるので分かり易い(ていう
か、いくら何でも観る人の理解力を軽く見積もりすぎと思ったのほど馬鹿丁寧)。
 一箇所、これミスディレクションのつもりなのかな、違うのかなと思ったのが、押谷
直子が東京へ行く前に、同僚に漏らしていた言葉「贅沢しに行く」。これを聞いて、私
は最初、「ああ、お決まりの脅迫してお金を手に入れるつもりなんだな」と感じたんで
すけど、違った。うまくミスリードされてしまったんですが、では押谷が言っていた贅
沢とは何だったのか。東京に行って、それなりのホテルに泊まって、人気の舞台を観劇
することが贅沢、と言えばそれまでなんでしょうけど、押谷は飽くまでも旧友に会うの
が主目的なんだから、贅沢とは違う気がする。※個人の感覚の問題です(笑)。
 何にしても、シンプルで古典的なアイディアを使っているとは言え、謎解きには趣向
を凝らしており、加賀が加賀であるからこそ真相に至るきっかけを掴めるというのは、
よく考えられていると感心しました。

 ではでは。




#691/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/15  20:47  ( 24)
季節外れジャガ仕方がない   永山
★内容
 遅れていたジャガイモの収穫を手伝ったところ、小指の腫れがぶり返したので、自重
することに。明日は雨の予報だし。

 ネット注文していた雑誌「ミステリーズVol.92」が届く。
 お目当ての作品が三つも掲載されているのは、私にとって最近では珍しいのですが、
とりあえずは犯人当て「赤鉛筆は要らない」の解決編を真っ先に読む。
 ――完敗。大きな仕掛けが二つ三つあって、この分量にしては予想外の贅沢さ。
 尤も、答を聞いてからの揚げ足取りはたくさん思い付く(苦笑)。描写視点を有する
キャラが、大事なこと・普段とは違うことを認識しながらも描写しないというのは、フ
ェアかアンフェアか意見の分かれるところだと思います。また、物語の舞台は架空の国
Jで一応日本と同等と見なしてよい作りになっているのですが、手掛かりの点で、いつ
の時代を想定しているのかが分からないのはちょっと困る。
 と文句を付けつつ、仕掛けに気付けなかったのは正直、悔しい。
 それから、この雑誌の宣伝広告にあった文言を素直に解釈すればこの人が犯人で決ま
りだよねって思ってた人がそのまま犯人だったので、驚いたです。ただ、犯人は分かっ
てもこの人物を犯人に持っていくロジックが、あまりに脆弱な(五人の容疑者の中で一
番弱い)ものしか作れなかったので諦めて、キャラクターの設定上一番あり得ない人物
を犯人に仕立てて答を送ってしまった。
 かつて同誌で行われた犯人当て企画と同様、今回もいずれ一冊の本として刊行される
んでしょうけど、そのトップに来るであろう本作がこんなに難問とは思わなかった。こ
れまでに犯人当てアンソロジーや犯人当て短編集の初っ端で躓いた経験はなく(綾辻行
人のあれとかも)て、比較的易しめの作品が配置されるのがセオリーだとばかり。

 ではでは。




#692/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/16  20:58  ( 24)
“二酸化炭素を吐き出さずに呼吸できるかー!”   永山
★内容
↑人生幸朗のぼやき漫才風に。

 特段の理由はなくふと思い付いて、たまの代表曲「さよなら人類」をムーディもしく
はしっとりと歌い上げる人がいないかと、動画検索してみた。漠然と思い描いていた歌
い方の人は見付からなかったものの、ウクレレで弾き語りしてる人が案外悪くないなー
と。

 日本テレビ系で放送のドラマ「ドロ刑」最終回を視聴。ネタバレ注意です。
 決められた枠の中で精一杯、ガチャガチャやってみましたといったところかなあ。こ
れまでの放送で感じた違和感やすっきりしない引っ掛かりについては、一応、解消され
たと言えそう。でも、何でそれを隠しておく必要があったのという疑問は残ったけれど
も。あと、司法解剖や検死についても、ちょっとご都合主義だったかも。
 事件が一段落し、煙鴉が負傷した上で捕まって、病院のベッドで横になっているシー
ンは、いつ姿を消すんだ、もう消えるだろ、まだ消えないのかって感じで見てました。
もしかして最後までベッドに寝たままかと考えたほどぎりぎりまで引っ張って、最終的
に消えたけど。で、病室の窓から出たとしか思えない野に、その窓ガラスのクレッセン
ト錠、ロックされていたような(録画しなかったので未確認)。もしかしたら、病室の
隅に隠れただけで、出てはいないのかも(笑)。
 それにしても煙鴉、心理的に強いモチベーションがあったとは言え、一般市民がよく
ぞ大泥棒に転身できたもんだと感心しきり(苦笑)。キャリアの面でもそんなにないの
に、どこでどうやって技を身に付けたのやら。それとも、家族がいる頃から“本業”は
泥棒だったのかな。

 ではでは。




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