AWC ◇フレッシュボイス2



#1949/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1948 ***
★タイトル (        )  21/10/02  14:41  ( 18)
同時翻訳は面倒くさい  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 永山さん、拙作をお読みくださり、ありがとうございます。

 というか、ミス多過ぎーーー。もっと見直ししないと。
 読点でなく句点を使っているところは、わざとです。明確な理由があるわけでなく、
雰囲気ですが。

 米国人が《》で話している台詞は全部英語です。え?本当の英語にしろ?だってだっ
て、英語苦手なんだもん。TOEIC300点くらいしか取れないし。
 えー、私のことは置いておいて、《》で話した内容を自衛官ないし米下士官が翻訳し
ているわけですが、《》内容そのままではないと思われます。しかし、英語で言った内
容をそのまま書いて、翻訳した内容も書いて、というと読みにくくなるし、テンポも悪
くなるので、こうしました。

 飛竜の魔力とフミコの存在感は……先をお楽しみに!です。(^^)

それでは。




#1950/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/03  03:07  ( 32)
忘れかけのドラ感2他   永山
★内容
 夢乃さん、レスをありがとうございます。
 句読点の件及び英語台詞の件、よく分かりました。本当の英語にしろだなんて、全然
思ってないです。(^^)
 で、インスピレーションを受けて、実際のしゃべりと通訳・翻訳の違いを、叙述トリ
ックに活かせないかなと考え中。うまく組み立てれば、堂々と嘘を書けそうな気がす
る。

ドラマの感想>
 WOWOWのドラマ「密告はうたう」第二回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 今回も粗筋を書きにくい。視聴者に想像を任せる、空白部分を穴埋めするように仕向
けてくる場面がいくつかあり、そこの解釈を素直に読んでいいのかどうかが分からな
い。といって、そのような場面を正確を期してフラットな視点から描写するのは煩雑に
なりそう。
 そんなこんなで、前に別のドラマWAでやったように、ポイントになると思われる事
柄をピックアップし、なるたけ簡便に記述してみようかと思ったんですけど、今回はプ
ロレスラーが出演していることに気付いてテンションが上がって、それどころではなく
なってしまった感じ(苦笑)。
 プロレスリングノアのエース級の一人、丸藤正道が、悪者役で出ていました。事前に
知らなかったので、気付いたときは嬉しいやら驚くやら。まだまだプロレスファンの気
持ちは残っているなあ、自分。少し前から奇妙なヘアスタイルをリング上でするように
なっていましたが、ドラマでもそれは変わらず、というかちょっと拍車が掛かっていた
ような。非合法に薬物を扱っている店の店員なのかな、拘束しようとする女性刑事を圧
倒しましたが、飛びつきの腕ひしぎ十字固めを決められて敢えなく終わり。でもまあ、
台詞が少なかったこともあって(汗)、悪くない演技だったと思います。すぐには丸藤
と分からなかったほどだし。
 演技と言えば、相変わらず松岡がうまい。表情や声は無論のこと、喉仏でも演じてそ
のニュアンスが伝わってきました。素晴らしいと思う。
 アキラ100%演じる情報屋は今回台詞があり、事件にかなり関わっている存在でし
たが……殺されてしまいました、残念。もっと演技するところが見たかった。回想シー
ンで出番が用意されているのかな。

 ではでは。




#1951/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1947 ***
★タイトル (lig     )  21/10/03  14:50  ( 27)
セイウチの解像度  らいと・ひる
★内容
永山さん>

 感想ありがとうございました。ご指摘の部分は、こちらで再度確認してから修正を行
おうと思っております。

 「孝允の基本方針」という反応を見て、その次の「■起爆装置」まで読まれているの
かと一瞬勘違いしてしまいました。まあ、続けて読まれるのなら問題はないです。(※
ここで読むのを止めるのではないという意味です。読む間隔が開いたとしても問題ない
ので、気にしないでください)

 メインキャラの掛け合いは計算というわけではなく、本来なら掘り下げるべきキャラ
クターたちのエピソードを削って物語を締めに入ったために、掛け合いでキャラ付けを
強めるしかないなという苦渋の決断だったと思います。

 あと、これは感想に対する返信と違うのかもしれませんが、一般人動画の解像度に触
れていたので、それに対するコメントかな?

 4K動画がアップロードできるサイトはそれなりにありますし、4Kで撮影する機材
も10万円以下で買えます。あとは、動画を見る側の環境によってはかなり高解像度の
ものも見られるんじゃないかな、というのが私の見解です。といっても、永山さんがど
ういう風に使おうとしているのかはわかりませんが。

 ↑実はこの解像度の話が出たのも、その次の話まで読まれているのでは? と勘違い
してしまった要因の一つでもあります。


ではでは。




#1952/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1951 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/04  17:15  ( 37)
読んでいたのを読まれた?   永山
★内容                                         21/10/04 17:16 修正 第2版
 らいとさん、レスをどうもありがとうございます。

※以下では、ユーチューバーとかウーチューバーとかややこしいので、それ系の人を便
宜上、「チューバー」と表現しています。あしからず。「動画職人」だとニュアンスが
異なるし(現に チューバー=ネット動画プレーヤー 的意味を有するのならすみませ
ん)。

※らいと・ひるさん作『アリスの二重奏』の一部ネタバレになっています。未読の方は
そのつもりでご注意ください。

 どこまで読んだか。
 レスを見て、えっ?と驚きました。と言いますのも、前回感想をUPした時点で「■
起爆装置」もほぼ読んでいたのは確かにその通りなんです。ただ、前回の感想を書き終
えた時点ではまだ、一切読んでいなかったものでして。感想の内容についても「■起爆
装置」に目を通したあと、何も付け加えたり削ったりしなかったため、読了していたの
は「■炎上」までとしました。
 あとから振り返ってみるに、「■炎上」読了段階で基本方針や解像度が気になったの
は、読者全般にとってある程度必然であり、物語の流れ・構造がそれだけしっかりして
いる、王道を行っている証なんだろうと思います。

 関連して、解像度について。
 読者が「■炎上」まで読んだ段階で、「人気チューバーがJCじゃなくなったのなら
今はJKで、当然一年生だろうから、あの一年生が元JC人気チューバーなのかな」と
当たりを付けるのに、ハードルはさほど高くないと思います(根拠はなくてもメタ的
に)。そこから、ネット配信の動画を見ただけで人物同定が可能か否か、解像度がいの
一番に気になるのも自然な成り行きかと。
 ついでに、私の思い付いたトリックにも触れておきます。
 あるチューバーAがマスク姿で配信するのが当然と認識されているのなら、別人Bが
Aになりすましても簡単には見破れないんじゃないか、だとしたらBがAをたとえば焼
死させた上で、“Aが実験で事故を起こして死亡する様”をBが演技で行って配信すれ
ば、Aの死は事故で片付くかも……というトリック。その上で、解像度が非常に高くて
変装なんてあっさり見破られる可能性も高いようであれば、そもそもこんなトリックを
用いた犯罪を計画しないかも、要確認だな、と考えた次第です。

 ではでは。書き込みのタイトル、他に「勝手に海象」「『読んでいたな!』(ペジテ
の長)」を思い付いたけど、一番オーソドックスなものに決めた(汗)。





#1953/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/05  20:10  ( 61)
ネット小説の読み方と消える作品他諸々   永山
★内容
↑ここで言う読み方とは、主にペースのことです。
 また、AWC等で知り合った後にその人の作品を読み始める場合はレアケースとし、
除いております。あくまでも小説投稿サイトでぱっと見付けた作品をどう読むかって
話。

 私の場合、パソコン通信時代は割と一気読みすることが多かったのですが、数年前か
らは目の疲労や集中力の持続時間との兼ね合いで、一日に1〜2話のペースが多い。も
ちろん1話の分量にもよるので、文字数で言えばだいたい二千〜五千字くらいかな。感
覚としては、新聞小説を読むのに近いかもしれません。一話で一万字超とかだったら、
面白そうと思っていても読み始めるのをちょっと躊躇う。※後述の通り、しおり機能を
使っていないせいもあるかも。
 継続して読んでいる作品は複数あり、それぞれブラウザの“お気に入り”に入れてい
ます。※自分が登録している小説投稿サイトでも基本的にログインせずに読む。誤って
評価ボタンを押したらまずいので。
 で、この読み方をしていると、時々、困ったことが起きます。そう、作品が非公開に
なるんです。一度、あと一話まで来ていて非公開になりました。ミステリだから多分、
余計に辛い。
 近頃になって感じ始めたのは、非公開になる割合が案外高いような。正確に統計を取
ったのではありませんが、“お気に入り”に残している分でざっと測ると、四割ぐらい
が作者の意思により非公開になってる感じです。作者から前もって非公開予告がなされ
る場合もありますが、そこまで細かく追っかけてないので。(^^;
 この事態を避けるには、一気読みに戻すか、でなければ公開されている分を一旦全部
表示させて、コピー&ペーストなり何なりで手元に保存しておくしかないのかな。あ、
別のサイトではまだ公開中というケースもありますけど、確実ではない。
 おっと、本題にしたいことからずれてしまいました。
 他の方の意見を伺いたいなーと思っているのは、読もうと思った作品の四割が非公開
になるというのは多いのか少ないのか?です。多いのだとしたら、その理由はもしかし
て、私みたいに“お気に入り”に入れて連日ちょこちょこと読みに来られるのを嫌って
非公開にする、なんてことはあるのかどうか。ログインせずに読んでいるものだから、
そのサイトにしおり機能があっても使えず、更新通知を受け取ることもしていない。な
ので、更新していない作品に連日アクセスし、目次だけ見て帰る挙動不審な奴がいる、
とか思われていたら気が引ける。(^^;

 ただ、作品探しの対象を一時、完結作品のみにしていたことがあり、そのせいで非公
開になる割合が高いのかもしれないと、仮説を立ててもいます。
 これまた統計を取った訳ではないですけど、完結してからしばらくすると非公開にす
る人が、一定割合いる気がする。自身の新作が目立たないからとかネットではない賞に
出すとか全面改稿するとか、理由は様々ですが、完結後も公開しっぱなしという人ばか
りでないのは事実のようで。

 あと、面白そうと思って開いてみたけど読む気が減退するパターンを二つ。

・ファンタジー系の作品で、登場人物のステータスがずらずらっと羅列してある
 あのステータスって読んどいた方がいいんですかね。正直言って、覚えられない。な
ので、キャラ名にカーソルを重ねたらステータスが表示されるようなシステムが、小説
投稿サイトに備わっていれば助かるかも〜と思っています。
 もしそんなシステムがあれば、他のジャンルでも色々使えそうだし。ミステリでも、
名探偵が解決してきた事件一覧とか。

・“ここはルーチンだから分かってるでしょ”的な導入の作品
 婚約破棄及びざまぁ物に多いと思うんですが、何で公の場で婚約破棄を言い渡すの
か、それが当たり前の世界ってどんな文明を築いてきたのか、社会秩序がよく保てるな
と疑問がたくさん浮かぶ。他のジャンルでは、分かってるでしょ的な書き方で充分通じ
る上に、面白さにつなげている作品もありますが……


 ついでに、粗筋の段階で読む気が萎えるのは、「感動の**巨編、ここに開幕」みた
いな紹介をしている作品。初見の読者に、“この作者、自己評価高すぎる人なんじゃな
いか”と思われるのは、日本では損だと思う。

 ではでは。




#1954/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1953 ***
★タイトル (        )  21/10/06  10:28  ( 46)
運営が煽ってくれないなら、自分で煽るしかないじゃない! 夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 ネット小説のこと。

>・ファンタジー系の作品で、登場人物のステータスがずらずらっと羅列してある
> あのステータスって読んどいた方がいいんですかね。

 ゲーム系ステータス表示ですね。(舞台がゲームでなくても、私は「ゲーム系」と呼
んじゃう(^^))
 あれは作者の自己満足と、データマニア向けのサービスなので読む必要はないと思い
ます。気になった時に後で見直すくらい。アニメなんかで(小説や漫画でも)登場人物
や作中用語をまとめたデータブックが発売されたりしますけれど、あれと同じ扱いで良
いと思います。

>キャラ名にカーソルを重ねたらステータスが表示されるようなシステムが、小説
>投稿サイトに備わっていれば助かるかも〜と思っています。

 これは有るといいですね。運営に提案してみては。
 ポップアップでなくても、アコーディオン(▶をクリックすると隠れているテキ
ストが表示されるような奴)でもいいですし。


>・“ここはルーチンだから分かってるでしょ”的な導入の作品
> 婚約破棄及びざまぁ物に多いと思うんですが、何で公の場で婚約破棄を言い渡すの
か、それが当たり前の世界ってどんな文明を築いてきたのか、社会秩序がよく保てるな
と疑問がたくさん浮かぶ。他のジャンルでは、分かってるでしょ的な書き方で充分通じ
る上に、面白さにつなげている作品もありますが……

 作者の手抜き、だと思いますが、婚約破棄/ざまぁでそんなに多いかな?という印
象。導入時点では不明でも、読んでいくと説明しているものが多い気がします。読んだ
作品が2個くらいなので、たまたまかもしれません。
 説明がなければ、単なる手抜きだと思う。


> ついでに、粗筋の段階で読む気が萎えるのは、「感動の**巨編、ここに開幕」み
た
いな紹介をしている作品。初見の読者に、“この作者、自己評価高すぎる人なんじゃな
いか”と思われるのは、日本では損だと思う。

 普通、と言うか、商品では、広告代理店が付けるものですからね。雑誌連載だったら
編集部が付けることもありますが。作者自身が言うなっと言う気持ちは良く解ります。
 しかし、同時に、ネット小説では作者自身がそれを書かないと、誰も書いてくれる人
がいないから、微笑ましく見守るくらいでいいんじゃないでしょうか(^^)

それでは。





#1955/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1954 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/06  20:13  ( 43)
昔々は本名を気にせずに使ってた   永山
★内容
ネット小説>
 夢乃さん、ご意見とご教示をありがとうございます!

 ステータスは、やはり読まなくてもよいと。
 一話だけで何人分もステータス一覧が書き連ねてあると、この作者さんは字数稼ぎの
ためにステータスを書いているのではないか?と勘ぐったこともありましたが、あれを
楽しみにしている読者もいるとのことで、(一応)納得です。
 ステータスというかキャラクターの属性を表示できるようにする機能は、ほんと、あ
れば便利な気がします。作者さんの中には冒頭で一話分を使って登場人物一覧を作って
いる人も結構いるように見受けられるので、需要はあるはず。
 一方で、スマホで読む人の邪魔になることはないのかなという懸念も(自分はスマホ
を使ってないもので分からない)。表示のさせ方も色々想定できますし、文中の名前に
紐付けるのではなく、別項として主要登場人物一覧をサイドに設けて、そこから参照で
きる形式の方が本文の邪魔にならずにいいかも、とか迷ってしまい、提案しようにもま
とまらない現状。(^^; 大雑把に希望だけ伝える形でいいのかしらん。

 分かってるでしょ的。
 私も、ざまぁ・婚約破棄物を多く読んでいる訳ではないので、こちらこそたまたまだ
ったかもしれず。そもそも、この系統で最後まで読み通せたのが凄く少ない。(--;
「というわけで別れてくれ」で始まるのもあったような。これくらいになると、笑いと
して認めなくちゃいけないのかもしれない。

 煽り・惹句。
 私も全否定はしませんです、はい。(^^) 個人的には読者側の反応・感情に立ち入っ
ているのが苦手かな。
 また、一大巨編などと銘打った作品の一話分文字数が二百字とか三百字辺りで延々と
続いているのを見たら、えっ、細切れ過ぎるんじゃ?と身構えてしまいます。PV稼ぎ
かと思ってしまうけど、スマホではそれくらい書いては投稿する人もいるみたいなの
で、一概には否定できないものの……。

 作者間でつながりのある人は、仲間内で互いの作品の惹句を付け合ってみると面白い
かもしれない。
 もしくは読み専で「私が読んで惹句を付けます」って人がいれば、結構依頼があった
りして。PV稼ぎに使われそうでもあるけど。
 むしろ作者側が募ればいいか? 一定期間募って、最も気に入ったものを採用します
的な。……応募ゼロだったときが怖い(汗)。

 自己アピール機能で欲しいと思ったのが、個人情報を特定されない形での公募の(ネ
ットではない)賞の受賞歴及び予選通過自慢(笑)。賞の名称を伏せて、某長編A賞二
次通過とか某短編アンソロジーB採用とか。その内容を運営サイドが保証してくれる
の。確認に手間が掛かるだろうな〜。

 ではでは。




#1956/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/07  20:01  ( 28)
照井嬢の記念日   永山
★内容                                         21/10/07 20:02 修正 第2版
 今日、十月七日は、ミステリー記念日とされています(他に、盗難防止の日でもある
とか)。
 それを狙ったかのように、横溝正史ミステリ&ホラー大賞への応募が、カクヨムから
もできるようになったとの告知が出てまして、テンションがちょっと上がった。でも締
め切りは来年の九月末だということを思い出して、冷静になった(笑)。
 まあ、この賞は前からWeb応募を受け付けていたはずなんで、大きな変化って訳じ
ゃないけれども、段々と様変わりしていくもんだなと実感。
 それにしても、募集要項にある枚数の条件が気になる。たとえば下限が、郵送(プリ
ントアウトした物)だと四百字詰め原稿用紙三百枚分であるのに対して、Web応募だ
と十二万文字以上とされている。そりゃあ四百字詰め原稿用紙で三百枚を換算すると十
二万文字になるけれども、実際は両者にはかなり差があるのは、原稿用紙に馴染みのあ
る人ならすぐに分かるはず。
 ……もしかして、それだけネット小説の作者は信用されてないってことかしらん。四
百字詰め原稿用紙三百枚分を下限にしたら、改行だらけでスカスカの物を寄越すんじゃ
ないかと警戒して。(^^;マサカネ

 ところで何ゆえ、十月七日がミステリー記念日なのか。
 ……ぼけようと思ったんですが、難しいのでやめとこ。(^^;
 米国の作家、エドガー・アラン・ポーの亡くなった日だからということですが、生ま
れた日ではなく、死んだ日を選ぶ辺りがミステリーらしいっちゃらしいのかな。

 ちなみにこの書き込みのタイトルは、推理小説界隈ではよくあるネタの亜流でして、

   照井嬢 → てりい嬢 → ミス・てりい → ミステリー

 という洒落になっております。

 ではでは。




#1957/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/08  20:44  ( 28)
モチベーション急下降から回復途上   永山
★内容
 横溝正史ミステリ&ホラー大賞がカクヨムからも応募できるようになったことが、
ユーザーにはどんな風に受け止められているのかなと、ちょっと気になりまして、巨大
掲示板の該当スレを漁っていたところ、以前から多少話題になっていたカクヨム発の某
作品のキャラ設定やトリックがそれぞれ先行作品にそっくり&同じだという件に、角川
から公式コメントが出ていることを知る。あ、対処しているのトリックの方のみです
ね。
 で、コメントを読んでみると、これがもやっとする決着の仕方だなと。
 先行作品の方が絶版ということもあって読めておらず、詳細は省きますけど、前に似
たような問題が発生したエブリスタから距離を取った身としては、カクヨムからも距離
を置くべきかしらん。折角、やる気が上乗せされていたところだったのに。
 それとも、逆にネット小説界隈はこんなもんなんだと割り切って、エブリスタへの投
稿を復活させようか。(^^; 過去をほじくり返したら、似たような案件があちらこちら
から出て来るみたいだし。

 そういう考え方もあるなと、己に半ば無理矢理言い聞かせ、久々に、エブリスタの開
催する賞を調べてみる。と、宝島社の「この文庫がすごい!」大賞をやるのね。ジャン
ルはミステリ限定ではなくエンタメ全般だけど結構、魅力的かも。

 それで、カクヨムからの横溝正史ミステリ&ホラー大賞への応募は早速集まっている
みたいで、タグを頼りにいくつか冒頭部分に目を通してみた。
 いくつかは、賞のカラーとは明らかに違うよなってのがあって、何でもかんでも応募
するタイプの作家さんが一定数いることがよく分かる。それだけならまだしも、文字数
が足りていないのに完結となっている作品は、どういうつもりなのやら。募集の要項を
読まずに出してる人もまた一定数いるんでしょうけど……ミステリを書く人なら普通、
横溝正史の名を冠した賞ってだけで、より慎重かつ丁寧に調べようとするものなんじゃ
ないかと思ってた。時代が移り変わったということか。

 ではでは。




#1958/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1953 ***
★タイトル (lig     )  21/10/09  18:20  (126)
非公開は秘後悔? らいと・ひる
★内容                                         21/10/09 18:27 修正 第3版
ネット小説の読み方>(注:#1953へのレスというわけでもなく、現状の分析

 スマホの普及で隙間時間にネット小説を読む方が増えてきました。ゆえに、投稿時間
を朝の通勤時間帯やお昼休みに絞るとPVがいつもより増えたりします。

 娯楽が増えすぎた結果、ネット小説に求められるものは「暇つぶし」という感覚が強
くなってきていますね。

 週刊誌マンガと同じ……いや、ファストフードといった方がいいのかな?

 安い、早い、そこそこお腹を満たせる → 無料、早く読める(タイトルから内容が
すぐにわかるものも多いっていう意味でも)、そこそこ面白くて満足できる。

 たぶん、これが今のネット小説に求められるものでしょう。じっくりと面白いものを
読みたいならプロの書く本を読めばいいのですから。

 一話が二千〜五千字で収まっているものが多いのも、隙間時間で楽しんでもらうこと
を考慮してでしょう。

 そういう意味では、ネット小説は推理小説やSFなんかのジャンルとは相性が悪いで
すね。(※暇つぶしをメインとする読者には)

 まず一話の最初の数行で、面白いかどうかの判断をくだされてしまう。紙の本のよう
に読み始めたら最後まで読んでもらえるのは稀です。二話目を読んでもらうのですら
ハードルが高いのが現状。

 あと、隙間時間の娯楽なので、精神的に疲れるものは避ける傾向にあるでしょう。

 もちろん永山さんのようにネット小説にも本格的な推理ものを求める人もいらっしゃ
るとは思いますが、少数派ではないかと思われます。

 ここでいう少数派というのは、気軽に素人の小説を読めるサイトが有名になった(及
び増えてきた)ために、その他の読者人口が上がったという意味でもあります。少数派
が悪いというわけではないので、誤解なきように。

 「異世界もの」が流行っているのも、ファストフード的な娯楽を求める読者が増えた
ためだと思われます。

 難しい知識がなくてもすんなり読めるってのが強みなのでしょう。ここらへんも語り
たかったのですが、まあ、実績出せてないので調子に乗らないでおきます(苦笑)




ネット小説で非公開の件>

 読むジャンルが違うのか、それともたまたまなのか。私は非公開に当たったことがあ
りませんね。あるとしたら、アカウント停止か作品自体が消えてしまった場合。

 とはいっても、私が読むのは「小説家になろう」がメイン。ここだと「非公開設定
(下書きに戻す?)」はありません。永山さんのおっしゃってるのは「カクヨム」「NOV
ELDAYS」あたりでしょうか?

 読んでいるサイトやジャンル自体が違うので、単純に「非公開に当たったことはあり
ません」という答えではあまりにもお粗末なので、少しだけ分析してみます。

 それで非公開にする理由ってのをいくつか考えてみたのですが、

1.公開する予定ではない日に投稿してしまい。そのまま公開されてしまった。→あと
で気付いて非公開にする。

2.読み返して重要なミスに気がつき(誤字脱字レベルではなく、伏線や設定自体の根
幹的な間違い)いったん非公開にして、時間ができたらゆっくりと考えて修正するた
め。

3.感想欄が荒れてしまったために一時的に非公開にして、事態の収拾に努める。

4.パクリがバレた、バレそう、という段階で作者がチキる。つまり公開していたこと
に怯えてしまう。

5.真夜中のラブレター効果。つまり、恥ずかしくなって消したくなる。→いや消すの
はもったいないので非公開にする。度胸がなかった場合。

 1の凡ミスは私もやったことがあるので、それなりの人数はいるかと。

 2はファンタジー、恋愛、現代ドラマあたりなら、多少の設定ミスがあっても強引に
書き進める人も多いから、非公開にして読者を逃がすなんてことはしないかも。

 逆に推理、SFなんかの場合は、伏線や設定のミスは、物語の根幹を揺るがす致命的な
もの。だから少しでも傷口を広げないために、ミスの箇所は非公開にする。

 そして、その箇所だけ直しても物語全体が破綻しないなら、再び公開をする。ダメな
ら、良い修正方法が見つかるまで非公開。連載もストップする。

 これを理由とする根本的な原因は、「連載」を前提として「見切り発車」して投稿を
始めてしまったためでしょう。完結まで書いてから投稿すれば、こういう事態は防げま
すからね。

 3は、うーん、感想欄荒れたら感想欄を閉じた方が効率がいいので、あまりこういう
ことをする方はいないかな。レアケースで、まとめサイト(または動画)で叩かれた場
合は感想欄は関係ないので、非公開にするかな……いや、でもそうなら作品自体を非公
開(または削除)にするか。

 4は、どれくらいの数がいるかまったく把握できてません。ただのオマージュから重
度のパクリまで、ピンキリでいるのがネット小説ですので、なんともいえず。

 5は、個人的な理由ではなく、何かしらの圧力がかかった場合もあるか(苦笑)


 スマホの普及もありますが、大昔と比べて小説を書く人が多くなってきました。ゆえ
に、覚悟のない人も出てくるのではないのかな? というのが、個人的な感想です。



>・ファンタジー系の作品で、登場人物のステータスがずらずらっと羅列してある


 夢乃さんがおっしゃった通りで、とりたてて私が言うこともないのですが、ちょっと
引っかかったので……。

 もしかしたら、その数値に意味があってトリックが隠されている作品もあるかもしれ
ないですね。不特定多数の人たちが投稿しているのですから、「読まなくてよい」と断
言されるのはもったいない(笑)

 とはいえ、そういう作品に当たるかどうかは、宝くじの4等くらいの当選確率ですか
ね?

 一番いいのは、ミステリ好きの者同士で情報交換をする。ミステリ好きのオススメす
る異世界転生(または転移)ものであれば、何かしら伏線があるわけですから、そうい
う場合は注意して読めばいいわけですね。

 自ら新規開拓は……まあ、自己責任でお願いします(笑)


ではでは





#1959/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1951 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/09  22:43  ( 93)
未・読了>らいと・ひるさんの『アリスの二重奏』   永山
★内容                                         21/10/09 22:58 修正 第3版
 「■カピパラ」まで読みました。※未読の方はネタバレ注意でお願いします。

 先に、気になった箇所を挙げてみますと……。

@@引用開始(指摘付き)@@
女を隠し撮りし(スマホは校内で禁止されているので、普通に隠しカメラを使
        ↑
 この辺の倫理観、ちょっとだけずれた感じなのが何とも味があるというか。スマホ禁
止の校則は守るけど盗撮は気にしない的な


「お金の問題だけじゃないよ。あんな大仕掛け。一人じゃ無理。あたしみたいな電
                     ↑
                   句点ではなく読点かも?


ミドリーの意見だけど、説得力はある。だから、他にも誰か協力者がいるの可能性
                                 ↑
                              不要な「の」?


人気がでるはずがない。あたしなんか、地道に一年くらい動画挙げて、それでじわ
                            ↑
                        動画は「上げる」ものなのでは?


 期待せずに待つことにしよう。そうそうあの人を頼っていられない。
  ↑___↑
 この表現、重複かな?と迷うことがたまにあるのですが、いかがでしょう? ご意見
を聞かせてもらえると嬉しいです(^_^) 


 さすがに尾行しているかなめも、教室内まで入れないので外で待機しているのだろ
う。
 ↑
 表現したいことはもちろん理解できますが、「さすが」の位置がここだと「尾行」に
掛かっているのかと早呑み込みされやすく、読者のストレスになるかも。「尾行してい
るかなめも、教室内まではさすがに入れない」ぐらいの方がいいかなと思いました


 そう。うちらが、まずやらなければならないことは市原央佳を探すことだ。
    ↑
  孝允視点でも「うちら」ってこれまでも使ってましたっけ


 本日の時間割は頭の中に入っている。三時間目から使用される予定があるが、今
          ↑
 記憶しているという意味で使うのなら、「頭に入っている」の方がしっくり来るよう
な


「ヒドい事をするようなヤツが、「許してくれ」って、言うわけないじゃん」
               ↑
           一応、「」の中にまた「」なのが気になります


「……じゃあ、どうすれば良かったよ! あいつらに」
                ↑
       「良かったのよ!」または「良かったんだよ!」でしょうか?
@@引用終了(指摘付き)@@

 あと、「次回 ファイエル!」の予告があって、次の章題は「笑顔」となっています
が、これは笑顔と書いてファイエルと読ませる、ということでしょうか……と思った
ら、ちゃんとお断りがあった。(^^;
 となると、次の「カピパラ」もわざと「カピバラ」じゃない表記にした?

 内容に関しては――。
 名前の付け方に、そんな伏線があったとは。油断してました。(^^)
 もう一つ、とある登場人物の正体についても驚きましたが、そちらの方は伏線なり暗
示なり仄めかしなりがあったのかしらん? 気になる。

 孝允の基本方針の件。ナナリーの言葉に動かされて方針転換の流れは、なかなかス
ムーズで、納得の行くものでした。

 初めて計画阻止に失敗するのかとはらはらさせておいての、土壇場で追い付くという
展開は、これまでになかったこともあってはまった感がありました。“物語終盤だし、
失敗してもおかしくないよな”と読者としてはメタ的に考えてしまいがちですし。(^^;

 起こそうとした事態が事態なだけに、一応の解決後の仲間になるくだりは、やや早す
ぎではと思わないでもありませんが、ここに姉を配することで、巧みに消化した印象。

 少し遡りますが、図書室・図書館での内緒話のシーンがありましたよね。私、あの場
面は孝允を騙すためのわざと仕組まれたものではないかと、疑っていました(汗)。
 何故かというと、およそ図書室ほど内緒話にふさわしくない場所はないと感じている
ものでして。この手のシーンが小説やアニメなどに出て来る度に、人に聞かれたくない
話をするのに静かにせねばならない場所を選ぶのはおかしいんじゃないかと常々。一般
的な小中高校に限っても、もっとふさわしい空間があるだろうに、何を好きこのんで図
書室を選ぶのか、皆様なりの理由が知りたい!と思う昨今。(^_^) 

 ではでは。

 追記.ネット小説云々の件へのレスをありがとうございます。詳しい再レスはまた後
日いうことで。




#1960/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1949 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/10  03:18  ( 50)
結んで開いて   永山
★内容                                         21/10/10 03:20 修正 第2版
読了報告>夢乃さんの『異世界転移 〜変貌を遂げた世界で始まる新たな生活〜』
 5−1まで読みました。未読の方、ネタバレ注意でお願いします。

 最初に、気になった&引っ掛かりを覚えた箇所。

@@引用開始(指摘付き)@@
る。小さな光を灯す程度のことは、今のマコにとっては指を曲げるくらいに自然な魔力
操作に過ぎないのだが、それでも気力のない今の状況では疲労を感じてしまうようだ。
                ↑___↑
 一つ目の「今」と二つ目の「今」では示す時点が異なるので、どちらかを別の表現に
置き換えた方が分かり易いかもしれません。たとえば、一つ目を「魔法を身に付けた本
来のマコにとっては」にするとか


今までの生徒の中で一番魔力量が多いのは、おそらくヨシエだ。
                    ↑
 間違いではないですが、念のため。言葉にうるさい本によれば、恐ろしくもないこと
に「おそらく」を使うのはあまりよくないそうで……と指摘しようと思ったんですが、
この8行ほどあとでは、恐ろしいことが懸念される場面での「おそらく」が漢字表記
「恐らく」となっている。ニュアンスに応じて漢字と平仮名とで使い分けていらっしゃ
る?


「飛竜はあたしよりずっと沢山の魔力を持っていたけど、あたしは魔法で飛竜の上を行
けた。それは、飛竜が初歩以下の魔力の使い方しかできなかったけど、あたしは毎日魔
力操作の練習をしていたし、色々な使い方を考えてきたからね。あたしが飛竜を押さえ
た方法は、あたしくらい魔力を持ってないと無理だけど、魔力が少ないなら少ないなり
                       ↑
 このブロックを読んでいて「〜けど」の三連続が最初気になった……のですが、声に
出して読んでみるとそうでもない、むしろリズムがよい感じもする。うーん(^^;
@@引用終了(指摘付き)@@

 内容面は、今回読んだ分は比較的静かな流れが続いたかな。
 飛竜の魔法等、前回の感想で触れたことの詳細が語られており、補足してもらえたの
で、私個人としては満足です。一方で、もっと激しいジョットコースター的展開が続く
のを期待している読者もきっといるでしょうから、バランスを取るのにセンスが求めら
れそう。

 5−0で、他の地域がどんな様子なのかを示唆したのは、日本の状況がどうなってい
るのかおおよそ掴めて、とてもいい配置(配慮)だと思いました。ヒャッハーの世界に
なりそうなところを踏ん張ってる感じ。

 最後の方のバトルヒロインアニメのくだりは、確かにそうだとうなずけました。強大
な力の相手を、少ない力で倒すというのは頭脳戦に通じるところもあって、好みです。
 あと、マコの魔力があるとき突然回復しなくなる、あるいは体力の方が完全に尽き
る、なんてことにならないかと、割と心配しながら読み進めていたり。(^^;) 魔力・魔
法なのだから物理法則を厳密に当てはめなくてもいいんでしょうけど、プラスの面ばか
り描かれるとかえって不安になる〜。

 ではでは。




#1961/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1960 ***
★タイトル (        )  21/10/10  15:37  ( 15)
恐らく恐らくからは恐れる意味が消えている  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 永山さん、拙い作品をお読みいただき、ありがとうこざいます。

 「恐らく」ですが、調べると「推し量って考えること。多分」と「確実ではないがほ
ぼ間違いないと推測する様子。多分。大方。」などと出てくるので、恐れるの意味は消
えているのかなぁ、とそのままです。
 「」内で同じ語が繰り返し出るのは、台詞なので読んでみて違和感がなかったのでそ
のままにしました。

 飛竜は、はい、お読みいただいてお判りの通り、よくあるファンタジーのドラゴンと
違って、頭は悪いです。前肢が翼になったトカゲレベル・・・この作品ではそんなもん
です。扱い酷い(^^) 超常的なのもいるんですかね? 今後のお楽しみです。

それでは。




#1962/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1959 ***
★タイトル (lig     )  21/10/10  21:23  ( 75)
クララとアリスの4枚目  らいと・ひる
★内容                                         21/10/10 21:25 修正 第2版
永山さん>

 感想ありがとうございました。ご指摘の部分は、こちらで再度確認してから修正を行
おうと思っております……と、毎度定型文になってしまって申し訳ないです。


>期待せずに待つ

 上記に関してですが、「期待して待つ」と「期待せずに待つ」があると思うのですが
いかがでしょう? 重複だからと、どちらかを省けば微妙なニュアンスが伝わりにくく
なりませんかね。まあ、他の言い回しを考えるべきなんでしょうが……。

 さらに、「期待しないから待たない」とか、最後はかなり使われる頻度が低いですが
「期待しているけど待たない」って場合もあるかと思われます。

 「期待して待つ」という言葉は、日本語だけでの微妙な言い回しと思っていました
が、調べてみると海外でも使われているようですね。


>もう一つ、とある登場人物の正体について

 本来なら、登場人物たちを掘り下げるエピソード(諸事情で締めに入ったために大幅
カット)で、そこらへんの伏線を張る予定でしたので、きちんとしたものは張っていな
いですね。とはいえ、彼女は第一章の12話あたりで登場していますので、いきなり出し
たわけではないですよ(ちょっと苦しい言い訳)


>図書室・図書館での内緒話のシーン

 まずはあのシーンの説明から。

 作者の書き方が悪くて伝わらなかったのに、それをわざわざ作品以外で語るのは格好
悪いのですが、「理由が知りたい!」との永山さんからのご質問がありましたので答え
させていただきます。

 まず誤解を解きたいのは、あのシーンは内緒話ではありません。そもそも妹は姉を避
けていたので、たまたま見かけた妹に姉が強引に話しかけただけですね。そのさい、図
書室ということもあって、姉は声のトーンを落としたわけです。(内緒にしたかったわ
けではない)

 内容が聞かれてかまわないような話です。もし、主人公達が話をきちんと聞いていれ
ば、あのような勘違いをすることがなかったでしょう。

 というか、ここらへんの勘違いをさせてラスボスだと誤認させよう(主人公達を)と
した作者側の意図はありますけどね。

 で、上記が作品に対する言い訳です(苦笑)


 ここからは、図書室に対する個人的な意見。

 まず学校の図書室というと「利用者が少ない」という印象があります。そして、本棚
がたくさんあることで、入り口からも閲覧テーブルからも「視界が遮られる」という状
況が作れます。

 空調などが稼働していればホワイトノイズが常にあり、さらに図書委員同士がヒソヒ
ソ声で喋っていたり、または貸出の対応をしていたりと、そこそこの雑音はあるのでは
ないですかね? 完全無音の図書室ってのは逆に不自然ではないかと。

 上記のような部屋って、密会するのには十分じゃないですかね?

 入り口から誰かが入ってくれば、それを確かめることもできますし(本棚の影
から覗ける)、状況によっては話をすぐに打ち切ることもできる。

 たまたま二人でいるところを見られても、ちょっとごまかせば本棚の本を探している
者同士との言い訳も出来ますからね。

 内緒話が聞こえるかどうかについては、また別の検証が必要でしょうけど(苦笑)

 とはいえ、今は内緒話なんかしなくてもスマホのメッセンジャーアプリ(LINEな
ど)を使えばいいじゃん、という話になりそう。


ではでは。





#1963/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/11  17:04  ( 59)
まとめて御免    永山
★内容
感想レスレス>夢乃さんの『異世界転移 〜変貌を遂げた世界で始まる新たな生活〜』
 レスをありがとうございます。
 飛竜と呼んでいる種類とは別に、賢い竜がいるのかいないのか、飛竜が賢くなること
はないのか等々、想像が広がる〜。こうなってくると、ボノボ的な賢いとされる猿が異
世界転移でどう変化しているんだろうかと、気になります。(^^)


ネット小説の読み方他>
 らいと・ひるさん、色々とありがとうございますその1。

 読まれるネット小説の傾向。
 ミステリだと、冒頭の掴みはOKだとしても、その後の展開が遅く感じられることは
避けられないかもしれませんね。毎回半ば強引にでも盛り上げるより、手掛かりや伏線
を仕込みたい訳で。ただ、巧みな人だと盛り上げつつ、同時にその裏でこっそり仕込む
ことを成し遂げる訳で、その辺りはミステリだからとあきらめるのではなく、研鑽して
いくのが正しいあり方なんでしょう。
 参考にしていいのかどうか分かりませんが、テレビドラマの感想でここのところ私が
酷評連発している某秋元作品の数々なんかは、視聴者を掴んでずるずると見させてしま
う点で、ネット小説向きの物語と言えそう(結末を除く ^^;)。

 ネット小説の非公開。
 自分が読む場合はカクヨムが一応メインです。読者から見て、非公開と削除は区別で
きるのかどうか?
 経緯を別記している作家さんだとたいていは、(書籍化に伴う)作品のブラッシュア
ップ・ネット外の公募に投じた・単に新作と入れ替えた、の三つのいずれかのようで
す。

 キャラのステータス。
 おお、そのような利用方法があり得るとは。具体的にはさっぱり思い付きませんが…
…シンプルなところで、キャラクターの名前を錯誤させるという手があるかな? キャ
ラAのステータスとキャラBのステータスがそっくり入れ替わる、みたいな。


感想レスレス>らいと・ひるさんの「アリスの二重奏」
 らいと・ひるさん、色々とありがとうございますその2。

 期待待ち。
 「期待して待つ」は「期待する」でいいじゃん!と反射的に思ったのですが、確かに
日常的に「期待して待つ」って使うよなあ〜と納得する自分もいる。(^^;
 似たようなケースで、「独り言を言う」なんかも使っていいのかなと迷う口です。ど
ちらかを平仮名にして対処した気になることが多い、かも(汗)。結局は字面だけの問
題であって、誤りとしての重複表現と見なすのがおかしいのかもしれない。
 もう何年も昔ですが、「犯罪を犯す」は「罪を犯す」と記述すればいいから重複表現
だとの見方に対して、「犯罪」と「罪」とでは意味するところが同じではないから、ど
ちらもOKなのではという意見がとても分かり易く(犯罪は法律を破る行為であるのに
対し、罪はそれ以外の倫理的・道徳的なルールに背いた場合も含める)て、以来、いい
重複と悪い重複があるのではと気になるようになってしまいました。

 図書ひそひそ。
 御作の図書室のシーン、そうだったんですね。この件の質問文を考えるときに、後の
展開が頭に入ってましたから、もうちょっと姉妹の仲がましな状態(会話くらいは日常
生活で普通にしている)だと思い込んでしまったようです。すみません。ラスボスっぽ
くみせかける叙述は成功していると思います。
 物語全般における図書室内緒話多用説に対する解釈の方は、うなずける部分とそうで
ない部分とがありますが、ご意見をありがとうございました。
 スマホ等の利用は、密談の内容(危険度レベル)にもよりますが、証拠を残したくな
かったという理由付けが成り立つ余地はありそうですね。

 ではでは。




#1964/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/12  19:30  ( 23)
推理作家は推理しない   永山
★内容
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」初回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 我ながら性懲りもなく、秋元康の原案企画ものに手を出す。(^^; 私の中ではもは
や、同氏の関わる作品は出オチドラマもしくは最後が残念なドラマの代名詞なんです
が、盛り上げ方には見習うべきところがあるのではないかと、そういう観点から見てみ
ることに。
 でまあ、これまで繰り返し用いられてきた手法がここでも使われている、ただそれだ
けという気がしたです。いかにも怪しげなキャラと意味ありげなカットをふんだんに投
入して、視聴者が勝手に伏線と思ってくれたらいい、って匂いがプンプンする。
 初回では、真犯人フラグが立ったように見えてもそれが誤りであることは視聴者には
分かっていることだから、何だかな〜と。
 少々変に感じた箇所が二つ。主人公が義母に電話したとき、深夜一時の電話に対し、
出るのがやけに早かったような。電話があることを予測していたのかもしれないし、単
に義母が夜型人間というだけかもしれない。
 主人公は夜、真っ暗な部屋に帰宅したのに、炊飯器の保温ランプの点灯を、朝まで気
付かない。妻子と連絡が取れないことで心配を募らせているのなら、もっと早く気が付
くと思うんだけど、違うのかな。
 あと、局の公式サイトのイントロに、“一億総推理作家”時代との表現があるけれど
も、言葉の選択がおかしい。推理作家ってのは推理しない、もしくは推理してもそれが
得意とは限らないんです。(^^) なので、ここは普通に、“一億総名探偵(気取り)”
時代でいいのでは。

 ではでは。




#1965/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/13  19:26  ( 30)
雨だからと散髪に行ったら   永山
★内容
何故か日中ずっと眠い。(--;

ドラマの感想>
 NHKで放送の「正義の天秤」第二話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 うーん、私の理解がおかしいのか、今回も冤罪を扱ったようには見えず。広めに解釈
を取ったとしても冤罪って、“無実なのに濡れ衣を着せられること”だと思うんです
が、本ドラマで描かれたのは前回も今回も、警察が容疑者の誘導にはまった捜査ミスで
あって、冤罪とは呼ばないんじゃないかな。
 まあ、その点は制作サイドの煽り文句の問題であって、そこをもってして、ドラマそ
のものの評価に多大な影響を及ぼすのは間違っている、はず。(^^)
 てことで心を広く持って観てみると……やっぱり、瑕疵が目に付いてしまう。具体的
に言うと、容疑者として捕まった男は、何故犯行後、被害者のブログを更新したのかが
分からない。ドラマで表したい筋書きは分かっているつもりです。妹をかばうため、六
年前の事件の真相に気付いた女性を死なせ、捕まってからも本当の動機を隠し、ブログ
の偽装記事に合わせた動機を自白(主張)をしていた。一見すると筋が通っているよう
ですけど、そもそも何で、捕まる前提なのか。犯行及びその直後の描写が漠然としてい
るので断定は避けますが、少なくとも被害者のブログにアクセスして偽装工作をしてい
るくらいだから、現行犯逮捕や緊急逮捕といった差し迫った状況ではなく、目撃者もい
なかったように思える。
 そして犯人の男が真っ先に心配すべきは、ブログの偽装等ではなく、被害女性がそれ
までに掴んだ事実を記録して残しているかもしれないことでしょう。被害者の住まいに
言って、記録をすべて持ち出す&廃棄することに心を砕くべきだった。※ただし、ドラ
マ上、被害者の周辺からそのような記録は出て来なかったみたいで、そこもまたおかし
な点だと思います。
 ドラマの構成に目を向けると、事件に関して詰め込み気味なのに、縦軸関連もしっか
り盛り込もうとしており、なのに何故か間延びした場面もちらほらあって、よく分から
ない。結果、ますます詰め込み感が出て来て、ぎゅうぎゅうのイメージ。時間を使うの
なら、主人公がきちんとした論理展開で真相に辿り着くようにしてほしい。

 ではでは。




#1966/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  21/10/15  08:49  ( 35)
原稿用紙の増やし方 朝霧三郎
★内容                                         21/10/15 16:42 修正 第3版
永山さんが下の方で書いていますが。
原稿用紙300又は12万文字というのはどっちなんだろうと思いますよね。
原稿用紙300枚では12万文字は行かないと思うんですよね。

「このミス新人賞」向けに「条件反射殺人」のネタを改造しているのですが、
応募枚数、40字×40行で100枚〜163枚
という事で軽くクリアできる感じだったのですが。
同時に、年末締め切りの「なろう」系のwebサイトの賞にも出そうか
と思っていたのですが、これが確か10万文字とかで。
40字×40行で140枚ぐらい行っても、
ワードなどの文字数カウントで調べると5万文字程度で。
そこで、web系のは諦めて、「クリスティー賞」にと思ったのですが。
これは、400字詰め原稿用紙換算300枚で。
それにも至らない。
40字×40行で140枚ぐらいの原稿でも400字詰めにすると
250枚ぐらいになってしまう。

そこで膨らますしかしょうがないと思ったのですが、
全然増えないですね。
ある段落で、その日の天気は、とか、相手の着ている服は、とか、
相手が一言喋る度に「口を真一文字に結んだ」とか「頬を不満気に少し
膨らませた」など、
余計な描写をどんどん入れても、
そうやって膨らませても、全然増えない。
試しに、クリスティー賞の過去の受賞作を試し読みしたのですが、
やっぱり、のらりくらりと描写してあって、ああやって描けば枚数は稼げるだろうなあ
とも思いましたが。

原稿用紙の枚数を増やすにはどうしたらいいでしょうか。
一番手っ取り早いのは改行を増やすというのですが。
(まあ、これだと、web小説の文字数10万とかには使えないのですが)。

(それにしても、この手のちょっとした書き込みでも、
書くのが辛くて。
そもそも描写とかも嫌いだし。)。




#1967/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1966 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/15  17:18  ( 48)
ふえーる○かめのようには行かないだろうけど   永山
★内容
文字数を膨らませる>
 私がやったことのある、もしくはやるとしたら……。
 まずは、朝霧さんも言及されている、人物が初登場する度に容姿等の描写を増やして
みます。髪がどうだの目がこうだのと書いていけば、ちょっとずつ字数を稼げる。さら
に擬態語・擬音語による形容を足せば、わずかながら上乗せできます。「切り揃えられ
た前髪」を、「シャンプーの香りが漂ってきそうな艶のある、さらさらかつふわっとし
た前髪は眉を隠すか隠さない程度に、真っ直ぐに切り揃えられていた」にすれば七倍ぐ
らいになる。(^^; ただ、バリエーションに乏しいのでやがて行き詰まるのと、全部の
登場人物で描写過多になるとさすがに重たくて、読みづらくなる可能性大。

 次に、ミステリだと手掛かりや伏線を出すシーンが必ずと言っていいほどあると思い
ます。その場面の記述を読み返し、手掛かりが剥き出しになっていたら、少し隠せない
かと考えてみる。たとえば犯行現場を第一発見者の視点で記述する場面で、机の下に落
ちているアイスクリームバーを食べたあとの棒が重要な手掛かりだとしたら、その棒だ
け描写するのは論外として、「ライターやリモコン、アイスの棒などが落ちていた」と
記述しても、まだアイスの棒だけ異様で目立つ。そこで、現場には食べさしや飲みさし
の物が散乱していたことにすれば、多少はカムフラージュできる。「カップ麺の空容器
には割り箸がX字に乗っており、机の下には半分ほど残ったお茶のペットボトルにアイ
スの棒、スナック菓子の袋などが転がっている。くずかごの縁に引っ掛かっているの
は、どうやらコンビニおにぎりの包装ラップらしい」ぐらい書き込むと、アイスの棒に
気を留める読者は少なくなるでしょう。

 三つ目は、本筋とはほとんど関係ないが意味ありげなシーンを付け足す。舞台が人里
離れた屋敷なら、おどろおどろし雰囲気を作り出すためにも、夜の嵐の場面を冒頭に設
けたり、いかにも動機絡みになりそうな過去の因縁話を語らせたりする。

 四つ目は、逆に本筋と関係ある場面を新たに作る。ミステリだと、第二第三の殺人を
起こすっていうあれですね。無論、当初の構成がしっかりしていればいるほど、新たな
事件を起こすのは難しくなってくるでしょうから注意が必要かと。二時間サスペンス的
展開でよければ、最初の犯行を目撃した人物がいたとか、そいつが脅迫してきたとかい
うことにして口封じのために殺人を重ねる、というのが定番。

 最後は、場面の先取り挿入(ちゃんとした用語があるのかもしれませんが、知らない
ので)。犯人が指摘される直前のシーンや殺人が今しも行われるシーンを、そのシーン
が実際にあるよりもずっと前の段階で予告的に見せておく。ミステリであれば、予告で
は状況Aと思わせておき、実は状況Bであったと分かるのが理想かな。

 あと付け足し。自分ではやらないし、ミステリに向いているかどうかは分かりません
が、小説投稿サイトで時折見掛ける、すでに描いた場面を、それまでとは異なる描写視
点を取り、「※登場人物Aの視点」と銘打って綴るやり方。あれも結果的には文字数稼
ぎになるはず。やるならやるだけの意味を持たせなければいけないんでしょうけど、ミ
ステリだとどうなんだろ?

 まあ実際のところ、最初からきちんとした組み立てで長いものを書き上げるのがいい
んだと思います。短い物を膨らませると、水増し感がどうしてもにじみ出てしまい、物
語として重みが足りないというか一貫性が弱いとの感触を持たれがちな気がします。

 ではでは。




#1968/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1967 ***
★タイトル (sab     )  21/10/15  19:11  ( 56)
さっそくのコメントありがとうございます。 朝霧三郎
★内容                                         21/10/15 19:15 修正 第3版
昔、清水義範の小説に、書く事がない場合には兵隊に番号を言わせる

 番号ーっ
  一
  二
  三
  四
  五
  六
  七
  八
  九
  十

というのがありましたが。

拙作の予定では、
ユーミンの「守ってあげたい」のメロをセックスの時に聞かせて
ユーミンのメロを聞くと膣液分泌をするという条件づけをする、
というものなのですが、
条件づけをする犯人は、何故かお経を頭の中で唱えないと勃起しない
という設定にして、

♪you don't have to worry  worry
くーふー  いーしき しきそく ぜーくう

と、ユーミンのメロと般若心境を10行ぐらい書くとか。思い付きましたが。
(そもそも、ユーミンの歌詞を引用するというのも
著作権的にどうなのかとも思いますが)。

そんな事をやっても、250枚が251枚になる程度で、
一向に増えませんね。

永山さんのふえーる〇かめ法は参考になります。ありがとうございます。

例えばV系ファッションの女、とか出てくるんですが、それだけにしないで、
耳にピアス5個、眉毛に1個、
目の周りには真っ黒なシャドー、コンタクトはカラコン、
肌になると胸の周りに梵字のタトゥー、上腕には腕輪のタトゥー、
あと、へそピアスとまんピー、
着ているものは、スケルトン(骸骨)のパーカーに革ジャン、下はダメージジーンズ
などとすれば増える気もしますが、
これをやっても4分の1枚程度しか増えないし。

ただ、私の場合、自分では伝わっている積りでも、全然相手に伝わっていない
という事がままあるので、
ちゃんとイメージして描けば増えるのかも知れませんが。

コメント、ありがとうございました。
(しかし、ちょっとの間にあれだけ書けるんだったら、
枚数には困らないでしょうね。)。


それにしても、梗概5枚とかいうと
すぐに10枚ぐらいになってしまうのに、
本編だと、なかなか増やせないというのは何故でしょうか。




#1969/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/16  20:09  ( 29)
描写の天秤   永山 
★内容
 枚数(字数)。
 エッセイや創作論的な文章ならまだしも、長編小説を書くとなると、私も枚数を計算
立てるのが難しくて、なかなかうまく行きません。足りない分を、情景描写等を増やす
ことで補おうとした結果、言葉としては饒舌なのに物語は停滞して淀んでいる、みたい
な出来になることが多いです。基本は、あくまでも物語を膨らませないと。
 島田荘司が確か鮎川哲也との対談で述べていたやり方は、新人の頃は冒頭(謎・事
件)と結末(解決)を先に書いて、間を埋めていくことで枚数を調整したとか。実際の
作品名が挙げられていなかったので検証はできないんですが、このやり方は言うほど簡
単ではない気がします。(^^; 最初に書くべきことの青写真がきちんとできあがってい
てこその芸当であり、あとから無理矢理捻り出して付け足すのはやはり物語の贅肉にな
る恐れが高そう。

ドラマの感想>
 NHKで放送の「正義の天秤」第三話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 おっ、ちょっとよくなったかな。冤罪との関わりはまだ薄いけれども、扱う事件の幸
三がユニークだった。ただ、鬼検事がこんな簡単に揺らぐかなという疑問はある。はっ
きり言って、引っ掛かるはずないと思う。これが将来を嘱望されるエリート検事だが、
経験がまだ少ないという設定なら、分からなくもないんですが。
 事件の解決に関しては、相変わらずの主人公無双でつまらない。主人公の想像がこと
ごとく当たっている。しかも、根拠がほぼないほんとに単なる想像。ドラマ上明示され
るのは、せいぜい疑うきっかけぐらいしかない。逆張りで他の人とは違う意見を出して
やったらすべて正解してた、みたいな都合のよさしか感じないため、ミステリとしての
面白さは弱いなあ。
 それもこれも縦軸の方に尺を採りすぎていることが原因なんじゃないかと、疑いたく
なる。縦軸となる過去の事件に時間を全然割かないのは問題ありでしょうが、これは割
きすぎ。今回から観始めた人のためを思ってなのか、重複している部分が多く、無駄だ
と感じるし、今回限りの事件とのバランスが崩れている気がする。

 ではでは。




#1970/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  21/10/17  18:21  ( 28)
「クリスティー賞」向け300枚     朝霧三郎
★内容                                         21/10/17 18:30 修正 第2版
がようやっと266枚になりました。
が、それを、そのまま
「このミステリーがすごい大賞」向けフォーマット
40字×40行で100枚〜163枚
にコピペすると、
180枚になってしまう。

「クリスティー賞」の1次が5月初旬なので、
そこでの落選を確認してから、
「このミス」に使い回そうと思っていたのだが。
というか、元々は「このミス」が本命だったのですが。
なんでも、「このミス」は隠し玉を入れると
かなりの確率で書籍化されるとか。

これ以上枚数を増やすと、「このミス」に出せなくなる可能性がある。
というか、「クリスティー賞」の
400字詰め原稿用紙換算というのがおかしい気もしますが。
ここから先は改行改行で水増しするか、
或いは、すっとぼけて「原稿用紙換算300枚」と書いて応募するか。
(どうせ、印刷して応募するので、向こうはコピペして確認する事は出来ないので)。
などと考えています。

ではまた。

追記。40字×40行で100枚〜163枚で
180枚ではなくて、110枚でした。
まだまだ増やせる。





#1971/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1962 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/17  20:39  ( 41)
未・読了>らいと・ひるさんの『アリスの二重奏』   永山
★内容
 「■意識と身体」まで読みました。未読の方々はネタバレ注意ということで、よろし
くお願いします。
 あ、どこまで読んだのか正確を期すと、その一つ先もクリックしましたが、少しだけ
目を通したところでタイムアップ(風呂の準備)になりました。(^^)

 まずは読んでいて気になったもしくは引っ掛かりを覚えた箇所を挙げてみます。

@@引用開始(指摘付き)@@
ても、、「ハル」という名前は同名が多く。俺たちが当たりを付けたのはハル
  ↑読点一つ余分         ↑
          ここは句点でいいのでしょうか? 句点なら「多い。」かと


 「ちょっと待った」と言うかのようにミドリーが口を挟む。
           ↑
 実際には言ってないのかよ!と思わずツッコミました。(^^; 多分初めて見る言い回
しで、違和感があるけど誤りではないし、このユニークさは残すべきなのでしょう


積極的でもなかったし、いじめの復讐みたいな悪知恵が働くような子でもなかっ
                     ↑
      お、一応、「いじめの復讐」は「悪知恵」に該当するんですね
@@引用終了(指摘付き)@@

 あと、台詞の中の括弧が二重括弧になっていないケースは、これまでもそのままにし
ておられるようなので、指摘として挙げるのはやめることにしました。


 内容に関して。
 一気に突き進んでさらなる大ごとになるのかと思いきや、その手前で立ち止まった。
この流れは、いい意味で予想を裏切られました。面白いというか、一気に突き進まない
のは私の好みの展開かも。
 さらにそこに加えて、主人公二人の存在そのものに関わる事態にまで踏み込むとは、
重ねて予想を裏切られたっ。こちらの流れは、今後次第で好みかどうか違ってきそう。
(^^;
 何にせよ、物語のクライマックスに向けていよいよ大きく動き始めた感が強く出てい
て、盛り上がりを期待させますね。読み返してみると、キャラを登場させるタイミング
も含めて、この段階でこの構図に持って行く青写真がしっかりできていたんだろうなと
も思いました。

 ではでは。




#1972/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1961 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/18  07:42  ( 58)
朝からの読了報告   永山
★内容
読了報告>夢乃さんの『異世界転移 〜変貌を遂げた世界で始まる新たな生活〜』※ネ
タバレ注意

 5−7まで読みました。夜、感想を書いている途中で寝てしまい(汗)、朝起きてま
とめてるところ。
 最初に、読んでいて気になった、引っ掛かりを覚えた箇所を挙げてみます。

@@引用開始(指摘付き)@@
 畑で育てた芋が思いのほか早く収穫できたことから、畑の拡張を行うことにし
             ↑
 これは気候変動が起きた証と思ったのですが、あとの記述を見ると、以前より温暖に
なった訳ではないみたいなので、芋の方が変化している?


た。そのため、空いている土地として駐車場が上がったのだが、アスファルトが消
                     ↑
 ここは候補にあがるとの意味でしょうから、「挙がった」だと思います


 これはつまり、魔力を身体から離すことが可能であることと共に、念じることにより
魔力に“命令”を与えることができる、ということでもある、とマコは考えた。
           ↑
 さすがに「こと」が多過ぎるような。僭越ながら、<魔力を身体から離して保てると
共に、念じることで魔力に“命令”できるということでもある、とマコは考えた。>辺
りでどうでしょう?


しかもそれが交換することなく永久的に使えるなら、まともな暖房器具か無い今、
                                ↑
                               「が」?


その後、魔力の使い方を数日かけて教えているので、まだその程度の人数に納まって
                                  ↑
              「収まって」だと思うのですが、違ってたらすみません
@@引用終了(指摘付き)@@


 内容について。
 盗みに入った輩が捕まったあと、どうなったかに触れてあるのは凄くいいですね。

 ふと思ったのは、この作品の大枠って、“従来スキルで異世界スローライフ満喫物”
の変奏曲と言えるのかもしれない、ということ。タイプ分けの名称は私が勝手に付けた
もので、ふさわしいのかどうか分かりませんが、いわゆる一般的な意味での異世界転移
物で、“飛ばされた人間が本来身に付けていたスキルを使い、どうにか工夫して異世界
でもうまくやって行く”というあれです。
 魔力に気付いたマコが試行錯誤して魔法を使えるようになり、さらに工夫して暮らし
を豊かにしようとする様はもちろんのこと、魔法を使えない人達もそれぞれがんばって
いるなー、と。

 で、発明品は特許を取っておけば、後々、お金になるかもとか思ったり。(^^;
 そうそう、分離した魔力に命令を与えようと試行錯誤するくだり、私は魔法の発動を
時間指定できるようになるのかなと思って読んでましたが、外れました(笑)。

 自衛隊との取引?は当然あり得べき展開だと想像していましたが、意外とあっさり進
んでいる印象を受けました。裏があるのかないのか?

 ではでは。




#1973/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1972 ***
★タイトル (        )  21/10/18  16:39  ( 41)
何があろうと異世界転移と言い張る  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 永山さん、拙作をお読みくださり、ありがとうございます。

> ふと思ったのは、この作品の大枠って、“従来スキルで異世界スローライフ満喫物
”の変奏曲と言えるのかもしれない、ということ。タイプ分けの名称は私が勝手に付け
たもので、ふさわしいのかどうか分かりませんが、いわゆる一般的な意味での異世界転
移物で、“飛ばされた人間が本来身に付けていたスキルを使い、どうにか工夫して異世
界でもうまくやって行く”というあれです。

 私の感覚では、世界改変モノ(世界のルールが変わりました、とか、世界にダンジョ
ンが生まれました、とか)に近いかな、と思います。きっかけは「異世界が転移してき
た」ことなので、異世界転移と言い張りますが(^^)。あえて言うなら、“変わってしま
った世界でサバイバル・スローライフ”という感じですね。サバイバルでスローライフ
ってなんだよ、と突っ込まれそうですが(^^)
 この設定でも苦労してて、最初は世界丸ごと転移してきた異世界に呑まれる設定を考
えたのですが、それだと世界改変だか、こっちの世界が異世界に転移したんだか、判ら
ない、ということで、主人公の暮らす一部地域のみに転移してくるようにしました。ま
た、簡単に復興できてしまうと話にならないので、現代文明の基幹である情報通信と原
油(と、実は他にも)を壊しています。


> そうそう、分離した魔力に命令を与えようと試行錯誤するくだり、私は魔法の発動
を時間指定できるようになるのかなと思って読んでましたが、外れました(笑)。

 この作品の魔法や魔道具は、この作品を思いつく前から設定があって、それをそのま
ま踏襲しています。まあ、別の作品の設定を引っ張って来ているわけですが。しかし、
そっちの作品ではすでに魔力の使い方は一般大衆にも浸透していて悩むことなく使って
いたのですが、今回この作品を書いていると「あれ?これはどうやっているんだ?あ、
そうなっているのか」とマコの考えに教えられることがたくさんあります。うーん、作
者より登場人物の方が賢い・・・


> 自衛隊との取引?は当然あり得べき展開だと想像していましたが、意外とあっさり
進んでいる印象を受けました。裏があるのかないのか?

 米軍はいろいろ裏がありそうだけど、自衛隊は自国民のために動いているから裏はな
いのかな? いや、そう思わせておいて、とか・・・その内出て来るかも、来ないか
も。妄想しつつ、先をお待ちください。

それでは。




#1974/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/19  10:42  ( 24)
AI,ロボット   永山
★内容
 流行病が多少落ち着きを見せてきたので、ぼちぼち関西に一度戻っておこうかと、前
向きに検討中。その分、九州の家の方で片付けておくべき事柄がいくつかあり、結果、
書くのも読むのもややブレーキが掛かっております。

 夢乃さん、レスをありがとうございます。
 念のために書いておきますと、異世界(の)転移ものであることを否定した訳ではあ
りませんです。大変な事態になっているのに、登場人物達は必要以上に大騒ぎせずに堅
実に頑張ってるな〜という印象を持って、そこからの連想でした、多分。
 この手のジャンルに私の抱くイメージが少し前まで、異常事態になった原因及び元に
戻る方法の究明がいの一番で、他のことは比較的軽い触れ方で済ますという認識(思い
込み)だったのも大きいかも。

 アガサ・クリスティー賞。
 何となくですけど、名称だけ借りて、募る作品はクリスティ色が強かろうが弱かろう
が、広義のミステリなら何でもありという風に思えて、敬遠していましたが、調べてみ
ると、前々回の受賞作は、お掃除ロボットが冒険して探偵する作品らしい。粗筋だけだ
とまるっきり、メフィスト賞向きの作品じゃないですか。(^^; これはこれでアガサ・
クリスティの作風とは全然異なるとは思うものの、ミステリの新たな地平を開拓してい
る感があって俄然興味がわいた。まあ、この受賞作に対してですが。
 しばらくは同系統の作品が集まる可能性が高まるだろうから、そこからユニークな物
が世に出れば楽しみが広がるし、賞のカラーがはっきりするのはいいことかもしれな
い。

 ではでは。




#1975/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/20  14:50  ( 40)
漫画の感想二作   永山
★内容
・『魔女に捧げるトリック』(渡辺静 講談社)第一巻
 古本サイトでこの第一巻を購入して届いた直後に、電子書籍サイトで無料配信になっ
ているのを知って、がっくり来た(笑)。
 それはさておき、いっとき小説で書いてみたいなと思ってたことを、この漫画でやら
れてしまった。
 私が漠然と思い描いた設定は――マジシャンが異世界転生したと思ったら、そこはい
わゆるナーロッパではなく、ほんとの中世ヨーロッパ(要するにタイムスリップ)。普
通の人間が魔女や魔法使い扱いされて、死刑に処されていた。人を魔女に仕立てるため
の小道具が、のちのマジックにつながっている部分があって、それがマジシャンには許
せない。一つ一つ暴いて、真実の下にさらす――みたいな感じでした。歴史的な知識や
資料が必要なのと、暴いたあとどうなるのか、マジシャンはただで済むのかお尋ね者に
なるのか等、決めかねる点がたくさんあって、棚上げ。中世ヨーロッパそっくりの(魔
法の存在しない)異世界を舞台にすることも考えたけれども、それじゃ異世界転移と大
差ないよなあと乗れなかった。
 この漫画は、そういったハードルをクリアして、ちゃんとした物語に仕立てていると
思う。シリアス一辺倒ではなく、ラノベ風ではありますが、緩急を付ける意味でうまく
機能している感じ。
 あと、即興のマジックがそんなにうまく行くかいなと感じる点は多少ありますが、面
白いので許容できます。ただ、主人公の髪型は何とかならんのかと。悪魔に似ていると
して嫌悪され、また目立つのであれば、まずはその髪型をやめればいいのに。


・『薬屋のひとりごと』(日向夏, 倉田三ノ路, しのとうこ 小学館)第一巻
 ライトノベルで人気を博す作品のコミカライズ。ソニーの電子書籍サイトで期間限定
無料配信となっていたので、読んでみることに。
 推理物を読む気分で臨んだため、第一話を読了した段階では、「え、この程度?」と
思ってしまった。ここに描かれたのは豆知識の披露であり、ミステリとするにはあまり
にも弱い。推理物を読み慣れている人なら謎にすらならないのでは、と。
 でも三話辺りまで読み進める内に、受け止め方が変わりました。良くも悪くもこれは
キャラクター小説であり、推理物の要素は彩りなのだと。それに、進むにつれて、ミス
テリの趣向も凝っていったし、まだ先は分かりませんが伏線らしきものもちらりとある
しで、なかなか楽しい。物足りなかった第一話も、連作短編の導入部だと思えば、充分
ではないにしても悪くはない。第三巻まで期間限定無料のようなので、頑張って読も
う。(^^;
 作中、チョコレートが出て来ます。当時と現代とでは成分がかなり異なるのかな? 
チョコを食べる過ぎると鼻血が出るという話は今では否定されているようですが、本作
では使われていました。まあ、当時は信じられていたことにすれば、何らおかしくはあ
りませんが、注釈が見当たらないのでちょっぴりに気になった次第。

 ではでは。




#1976/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/21  14:48  ( 40)
バランス感覚がおかしいような   永山
★内容
 NHKで放送の「正義の天秤」第四話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 初めて捻りを入れてきた、いい傾向なんじゃないかと思ったのも束の間、最終回手前
で因縁を鮮明にするための演出だったみたい。
 今回は主人公が法廷に立たなかったので、当然、主人公無双はなかった訳ですが、代
わりに主人公の因縁の相手と位置づけられる検事が出て来て、視聴者には手掛かり一つ
与えていない情報を持ち出して来て、伏線も何もないただただ“あっと驚く”展開にな
りました。本ドラマ、一貫して、作劇がうまくない印象を受けてしまってます。
 明かされた真実も、恣意的なものが感じられ、所詮は作り手の都合による構図なんじ
ゃないかと。犯人が娘を殺した元少年らからそんな脅迫を受けたら、娘の秘密が公にな
る自体を懸念したとしても、とりあえず警察に行くと思うんですよね。何でそんな輩に
金払って、なおかつ手を汚して殺さなきゃいけないの。普通に訴えれば簡単に逮捕でき
るだろうし、かつて少年法で守られていた部分も今度は明かされる可能性が高い。
 で、そもそも、警察は犯人がどうやって元少年らの個人情報を知り、居場所を掴み得
たのかについて、ドラマでは全然出て来なかった。そこを突っ込まない・疑問を持たな
い弁護士側がどうかしてるんであって、丁寧にチェックしていればむざむざと検事の独
演会に付き合わされることもなかったでしょうに。
 今回に限らず本ドラマは総体に、肝心要な事柄をぽーんと飛ばして描こうとする傾向
が感じられ、そうすることで視聴者に意外な真相を提示しようとしている。この手法で
は、どんなに意外性溢れる真相が語られても視聴者からすれば面白くないし、舞台裏に
気付けばそれがすなわち綻びになっていることも露呈し、「なーんだ、しょうもない」
って感想しか残らない……と思うんだけど、言い過ぎかしら。原作がどうなっているの
かは知りませんが、ドラマの公式サイトでは法廷推理ミステリーと銘打っているのだか
ら、ちゃんと推理の部分を見せて欲しかった。
 公式サイトと言えば、主人公は“冤罪の悲劇に苦しみながら”ってことになってい
て、私はこのフレーズにより、毎回冤罪事件を扱うものだとばかり思っていましたが、
違うんですね。冤罪の疑いのある事件を調べていた恋人が何者かに襲撃されて長らく意
識不明の状態に陥っていることが、“冤罪の悲劇”らしい。ですが、この状況を“冤罪
の悲劇”と表現するのは牽強付会に思える。客観的に見れば、冤罪疑惑とは無関係に襲
われたのかもしれないし、仮に冤罪疑惑を調べたがために襲われたのだとしてもそれを
冤罪の悲劇とは言わない、普通は。言えるとしたらすべての背景が明らかになったと
き、ああ、冤罪による悲劇だなって言えるかもしれないだけで、これから始まる作品の
テーマであるかのように打ち出すのは、日本語としておかしい気がする。
 さて、最終回につながるシーンの一つとして、恋人が調べてまとめた資料が出て来た
っぽいんですが、恋人が使っていた部屋にあったなんて、安易な。だいたい、どうして
今まで探さなかった? 彼女が冤罪事件を追っていたのを知る人なら、真っ先に調べて
当然なのに。脚本をこしらえた人は読み返して、「自分、変なこと書いてるな」と感じ
なかったのかしらん。もしかしたら、この状況が変ではないストーリーが最終回で待っ
ているのか? だとしたら凄く楽しみなんだけど。

 ではでは。




#1977/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/22  19:35  ( 28)
忘れかけのドラ感一気   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「密告はうたう」第三回〜最終回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。感想コメントは主に第三回のものに、第四回から最終回までの雑感を付け足してお
ります。(^^;
 徐々に、各人物の結び付きが明らかになってきた。当初想像したのと大きく違ってい
た点も一つあり、私的には引っ掛かってしまったという気持ちと、え、そっちの方に行
くの、それだと事件が矮小化しちゃわない?という気持ちがない交ぜに。
 アキラ100%は回想で登場。演技はいいんだけど、当然短い。もうちょっと出番
を。
 松岡は抑えた演技だけでなく、上司に強く反論・反発するシーンもあって、らしさが
出て来た感じ。こんなに幅が広いとはほんと、思わなかった。お見それしました。
 捜査手法で、松岡の提案が却下されるんだろうなと思っていたら、続く場面では採用
されていたと分かる流れになっていて、どうして採用されたのかが飲み込めなかった。
目算があると語った部分に説得力があったってことか。
 で、最後まで観終わって。
 凝った構成で面白かった。大きな山場を越えて一度終わったように見えたけれども、
別個の過去の事件を洗っているとつながってくる、という流れが手際がよくて見事でし
た。
 じっくり描いたためもあってか、黒幕が誰なのかはかなり分かり易い部類に入ると思
います。それも結構早い段階で、当たりを付けることができるかもしれない。なので、
誰がやったんだ?という犯人当て的な興味はやや薄いかと。
 本作でネックを挙げるとしたら、このようなことで刑事が悪党の言いなりになるの
か、という点でしょう。直接の上司が出世間近で今問題が明るみに出れば迷惑が及ぶ、
との動機は分かるけれども、そこを踏みとどまってこその警察官ではないのかと。実
際、作中の刑事は己を罰して欲しくて、自らを告発する文書を匿名で出すという行動に
出てるんだし。そんな迂遠な手段を執るくらいなら、潔く事実を報告する方がよほどま
しだろうに、そうできないのが人間味を描いたことになるのでしょう。

 ではでは。




#1978/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1971 ***
★タイトル (lig     )  21/10/23  00:07  ( 24)
謝罪いたします らいと・ひる
★内容

永山さん>

 感想ありがとうございました。ご指摘の部分は、こちらで再度確認してから修正を行
おうと思っております。修正するまで少しお時間をいただけるとありがたいです。

>台詞の中の括弧が二重括弧になっていないケース

 上記に関しては、気分を害されてしまったら申し訳ないです。

 二重括弧になっていないケースがこちらのミスであることは理解しています。

 修正が遅れている理由について説明しようと思っていろいろと書いてみたのですが、
どれも苦しい言い訳にしかなりませんでした。

 なので、ここは素直に謝罪いたします。

 せっかくのご指摘していただいたものを修正せずに放置して申し訳ありませんでし
た。

 こちらの失態ですし、二重括弧に関しては手間がかかるようであれば、この先指摘し
ていただかなくても構わないです。

 重ね重ねお詫び申し上げます。




#1979/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1978 ***
★タイトル (AZA     )  21/10/23  12:36  ( 24)
そんなつもりはまったく   永山
★内容
 今回に限らず、読了コメントで私が気になった箇所として挙げているのは、明らかな
誤字・誤変換を除けば私感に基づくものですから、直す直さないは作者の自由だと理解
しております。なので気分を害すなんてことはまずないです。
 誤字・誤変換にしても、仮に直っていなくても、あとでまとめて直されるんだろうな
ぐらいの認識でいます。普段から「あの指摘、そろそろ直してくれたかな?」とチェッ
クをしに行っている訳ではありません。(^_^;)
 では何故今回、括弧が元のままだなぁと気付いたのかと言いますと、読了コメントを
書くために御作を遡って読み返した際に、たまたま目に留まったからでして。それで、
「もしもらいとさんが括弧内の括弧を二重括弧にしないルールを採用されたのだとした
ら、今後同様の指摘はうるさく感じられるだろうな」と思い、お尋ねするつもりであの
ように書きました。
 私の方こそ、らいとさんのご都合を想像できずに、手直しを急かすような物言いにな
っていたとしたら、大変申し訳なく思います。お気をつかわせたことと併せて、すみま
せんでした。

 なお、前回の読了コメントで省略した括弧の箇所は、次の通りになります。

@@引用開始(指摘付き)@@
いたんだよ。あっちゃんに「あなた、誰?」って酷い事も言ったことあるよ」
            ↑      ↑
           二重括弧になってないです
@@引用終了(指摘付き)@@

 ではでは。




#1980/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1979 ***
★タイトル (lig     )  21/10/23  19:58  ( 15)
U+1F647 らいと・ひる
★内容

永山さん>

 いろいろと深読みしてしまって申し訳ないです。

 実は過去(それこそPCVAN時代)に、似たようなことをやらかして(指摘されたところ
を修正していない)永山さんが不機嫌になられたような記憶が甦りまして(記憶違いか
もしれませんが)、恐縮した次第であります。

 はっきりした記憶ではありませんし、こちらの勘違いの場合もあるので、その場合は
申し訳ないです。


追記:二重括弧になっていない箇所を教えていただきありがとうございました。





#1981/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/24  17:24  ( 40)
深々とm(__)m   永山 
★内容
訂正のこと関連>らいと・ひるさん
 すみません、覚えていませんです>不機嫌になった件。
 過去ログを当たろうとするも、旧い分はフロッピーディスクに保存したまま読めない
ため、ほとんど遡れませんでした。今よりもずっと若い頃なら、不機嫌になったことが
ないとは断言できず、お恥ずかしい限り(汗)。
 そんなわけで昔はともかく、現在は、訂正されないから不機嫌になるなんてまずあり
ません、ということでよろしくお願いします。


 ここから雑談。でも軽くつながっていると言えばつながっている。(^^)
 そういえばオフ会に参加したとき、どなただったか初対面の方から「永山さんて、も
っと大柄な人だと思っていた」との第一印象をいただいたことがあるのを思い出しまし
た。自分にはそのつもりがなくても、書き込みの言葉遣いプラス量でそのように想像さ
れていたようで。

 若い頃は記憶力に自信があるというか、自分が物忘れするなんて考えもしない時期が
あるもので、その当時の自分からすれば、今のていたらくは想像できなかった。ネット
の書き込みでもやらかしていないか、不安になる今日この頃です。
 特に人の名前。多少昔の話になりますけど、書き込み用の文章をこしらえているとき
に、らいと・ひるさんと悠歩さんを間違えていたことがあったし、同じく『凍死』の作
者として天津飯さんと書くべきところを、祭さんと書いていたこともあった。これらは
UPする前に気付きましたが、気付かずに書き込んでしまったケースが今までいくつか
あったんじゃないかと思うと、こわい。
 もう一点、心配になるのは、昔聞いた話を再び聞いたとき、初耳であるかのような反
応をしてしまうケース。この場合は自分自身では気付くのが難しく、なおのことこわ
い。前に説明をしてもらっているのに、また聞いてしまうとかも。

 記憶力が衰えると、創作にももろに影響が出ると痛感。
 以前は、どのネタを使い、どのネタはまだ使っていないかぐらいなら、メモを取らな
くても大丈夫だったのが、ここ数年は非常に怪しい。複数の小説投稿サイトで別々に書
くようになったことも、負担?を大きくしているかも。
 私の場合、小説のジャンルとは無関係に、作中にマジックを演じる場面をよく出しま
すが、どの作品に何のマジックを登場させて、さらにそのマジックの種明かしを作中で
やったか否かを把握する必要があると気付き、今さらながらメモを取るようになりまし
た。これを間違えると、“前に種明かしされたマジックをまた見せられているのに、同
じように不思議がる主人公”なんてシーンを書いてしまうことに。(^_^; さらに、表面
上は同じ現象を見せるマジックなのに、種が異なる場合があるので、なおさらややこし
い。

 ではでは。




#1982/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/25  17:00  ( 31)
暗示は手掛かりとして採用しない主義   永山
★内容
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第二回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 意外と普通に進行していて、びっくり(苦笑)。ただ、視聴者に対して不親切なのは
相変わらずであり、本当は無関係なものも怪しく描くのはいつもの手法なんだろうな。
 この状況で、冷凍死体が送られてきた事実を、警察が伏せておくというのはあり得る
ことなのかしらん。普通は早い段階で公表するもんだと思うのですが。

 続いて同作第三回を録画視聴&ネタバレ注意です。
 “相変わらず”と評した事柄が相変わらず続けられている。(--; 一般的な人なら取
らないであろう行動を取る人があまりにも多く、それを利して視聴者を煙に巻いている
感がたまらなく嫌だなぁ。
 警察は新たに見付かったローファーに関しても情報を伏せる方針のようで、実際の捜
査でこんなことするかな? ネットではすでにばれているのだから、そのネタを最初に
書き込んだ者を特定するための情報隠しはありなんだとしても、その後の警察の動きが
描かれていないから、何もしていないかひどく遅いように感じてしまう。
 主人公は十六歳の娘に二十三歳の彼氏がいたらしいことにショックを受けていたけれ
ども、それよりも、娘から助けを求めるメッセージが自分には来なくて、彼氏の方に届
いていたことにもっとショックを受けるべきじゃないのか。
 で、その助けを求めるメッセージの時刻が十六時過ぎってのはおかしい? 十七時半
ぐらいまでは母子三人揃って無事にいたんじゃないのか。制作ミスではないのだろうけ
れど、ストーリー上、あの段階で誰も時刻の不自然さに気付かない・指摘しないのは妙
に思える。
 橘が主人公にコンタクトを取ろうとする手段が変。カフェで主人公のいるテーブルに
カウントを書いたメモを置いて出る → アカウントへ主人公からコンタクト → 文
章を残したくないから直接会って話したいと返信 → 実際に会う という流れになっ
ていましたが、それなら最初のカフェで話し掛ければいいのでは? 仮にそのカフェが
場として気に入らないんだったら、メモ書きにアカウントなんか乗せずに「お話があり
ます。場所を変えられませんか」とでも記せばいい。何ゆえ、煩雑なやり方を取ったの
やら?

 ではでは。




#1983/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/26  19:33  ( 25)
今日は早めに寝床へ   永山
★内容
 本日早朝から午前中いっぱいを使って関西の家に戻りました。朝は気温が低かったの
でコートを着て出たけれども、到着してみたら二十五度近くあって暑くてたまらん。で
も次に九州に向かうときは絶対にコートが必要なので仕方がない。

 駅でお土産を買って帰るつもりだったのが、流行病による自粛の影響がまだ残ってい
るのか、土産物屋が開いていなかった(みたい)。はっきりそれと分かる張り紙がして
あった訳ではないんですけど。これまでは朝七時を過ぎるといくつか開いてたのが、閉
まっているってことは、そう考えてしまう。

 道中、簡単につながるはずの新幹線Wi−Fiが、なかなかうまく行かなくて往生し
たです。帰ったら帰ったで、家からのネット接続の方法が九州でのやり方とは異なって
いることは覚えていたんだけど、IDやパスワードがなかなか思い出せなくて、またも
悪戦苦闘。これだけでも意外と疲れるものです。

 で、家を一年近く放っていると、庭などの雑草がやはりえらいことになってました。
笹が横に延びて、家のがらり戸に刺さってた。(^^; 他にも何やかやとあり、書いたり
読んだりの時間がすぐには確保できないかもしれず。図書館には行くけれども。(^_^;

 その図書館も、まだ自粛の影響があって、貸出カードの番号の末尾が奇数の人は奇数
の日に、偶数の人は偶数の日に来館するようにとお願いが出ているのをホームページで
確認。なので今日は行けなかった(行かなかった)。貸出カードの期限そのものが今年
の四月末で切れているので、更新をしないと、ネットでの貸し出し予約もままならな
い。

 ではでは。




#1984/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/27  19:27  ( 28)
腕がだるい   永山
★内容
 雑草の処理に取り掛かりましたが、まだ先は長そう……。まともに抜いていたら、土
がめくれてなくなるかも。(^^;

 今回、関西に向かう道中、駅までは特急バスでした。通常運行のバスなら一時間半ほ
どかかる駅までの所要時間を、一時間足らずに短縮してくれる。私が乗車するバス停か
らはノンストップなので、座れなかったらしんどいのですが、幸いにも今までそんな事
態になったことはありません。
 前回駅まで乗った際は、日曜日であることと新型コロナ流行の影響もあって、三名ほ
どしか乗客がいませんでしたが、今回は座席数の半分は埋まっていたと思います。
 どうしてそう推測できるかというと、二人掛けの座席のほぼすべてに一人ずつ座って
いる感じだったから。
 で、唯一、二人掛けの席に二人座っていたのが、私のとこ。(^^; 別に知り合いって
訳ではなく、見ず知らずの男子学生(多分、高校生)。私が座っているところへ、最後
に乗ってきた彼が隣に座った形です。
 いくらまだ新型コロナの対策が求められているからと言って、駅まで一時間近く立っ
ているのは馬鹿らしいから、隣の席が埋まっていようが座るのは分かります。そこで、
どうして私の隣なのか(笑)。その日の乗客の中で、恐らく一番大荷物だったんです
よ、私。膨らんだ大きなナップサックとノートパソコンのバッグを持ってた。でもそれ
らを隣の席に置いていたのではなく、足元にパソコンを置き、膝上にナップサックを抱
えて座ってました。
 そんな窮屈そうな男の隣をわざわざ選んだ理由を、くだんの高校生に問いたかった。
もちろん聞けませんでしたが。(^_^;)
 よほど、人畜無害に見えたのかなぁ。

 前にも書いたように、私、旅先で(つまりよく知らない土地で)道を聞かれる頻度が
多いなーと感じるのですが、そのことと今度のことは理由が同じなのかもしれない?

 ではでは。




#1985/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/28  20:38  ( 33)
突然BBS   永山
★内容
 某スポーツ新聞系サイトのとある記事に対するコメント欄で、ちょっとした衝撃を受
けた話。
 その記事は、過去を振り返るリバイバルっぽいもので、総合格闘技の黎明期に一大勢
力をなした一族および武術……って間怠っこしいな、要するにグレイシー一族の過去と
現在を書いたものでした。
 これに対する読者の付けたコメントの一つに、日本の総合格闘技で一大ブームを巻き
起こしたPRIDEの最初の興行に関するものがあり、「当時、『プロレスラーの高田
が勝てる可能性は1パーセントもない』と書き込んだら総スカンを食らった」という旨
でした。
 で、これに対する別の読者達からの反応があって、その何割かは「どこに書き込んだ
の?という、コメ主を半ば疑うニュアンスの質問で占められていました。PRIDE最
初の興行が催されたとき、そんな掲示板は存在していなかっただろう、ということらし
い。
 ちなみに、というか必要な情報として書きますと、PRIDE.1の開催は一九九七
年の十月です。通信回線を通じて誰もが書き込める掲示板ならすでに存在していた。大
手だってあった。ただしパソコン通信という形態で。
 私を含めて当時からのユーザーにしてみれば当たり前のことなんですが、どうやらそ
の当たり前が通じなくなってきている。
 「当時、そんな掲示板あった?」という書き込みには驚くと共に、あー、今の(若
い)人達の大多数からすれば、掲示板とはその変遷も含めてそういう認識なのか、いき
なりインターネットから始まったと思われているのかなと。何となく、最初の人間は神
様が土をこねて作りました的なことを連想してしまった。(^^;
 この辺りのこと、きちんとしたデータにして残しておかないと、ほんとに完全に忘れ
去られる日が来そう。今でさえ、私、ネットの検索機能がいつから劇的によくなったの
か分からないですし。
 まあそういった歴史を知らずとも、不便はないかもしれませんが、何とはなしに寂し
い。
 それに、物語を創作する者にとっては、調べても過去のネット事情が分からないのは
困る! 某本格ミステリ作家の御大がある作品で、インターネットがほぼ普及していな
い時代が舞台なのに、ネットでバンバン情報を得ていく展開を書いているとか。大真面
目に、この手のデータベースが欲しいと思わされます。

 ではでは。




#1986/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/29  19:13  ( 20)
借りられるのが六冊までなので未読二冊返却した   永山
★内容
 予約図書が揃ったとのメールがあったので図書館に行き、そのついでに期日前投票を
しておこうと思ったら、投票所が開設されていなかった。しょうがないので物凄く遠回
りして、商業施設に作られた投票所で投票してから図書館に行くルートを選択。
 これまでは毎回、開設されていたのに、今回ない理由が投票お知らせ券には記されて
いないみたいですが、やっぱり新型コロナ関連なのかしらん?
 で、ふと思ったのは、新型コロナ対策として期日前投票所の数を減らすというのは有
効なのかどうか。少なくしたら、それだけ一所に集まる人が増え、より密な状況を生み
出す易くなるのではないかいなと、列んでいる間中考えてた。(^^; むしろ、増やした
方が密を避ける意味ではよいということもあるんじゃないか、とか。
 人員や消毒液、アクリル板などに割ける予算は上限があって厳しいでしょうから、投
票所をおいそれと増やせないのは想像できますが、せめて減らさないようにして欲しか
った。

 さらに、地域によって対応に差があるのかもしれないと気になったので、ネット検索
してみたところ、増やしているところもあれば、減っているところもあるとまちまち。
しかも増減の理由は新型コロナとは関係ない模様。各地の事情に合わせて、投票行動に
つなげるためにあれこれ試しているケースが多いのかな(この理由付けならニュースバ
リュ−があるため、検索結果の上位に来るというだけかもしれません)。

 ではでは。




#1987/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/30  19:36  ( 36)
忘れていた訳ではないドラ感   永山
★内容
 NHKで放送の「正義の天秤」最終話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 うーん? 明らかに不完全な物を見せられたような心地。
 静岡の事件がどうして冤罪、というか又吉の逮捕からそのまま犯人認定されてしまっ
たのかの説明が簡単すぎて、いまいち分からない。
 一ノ瀬は「(真犯人の偽装した、被害者の血痕の付いた)百円玉を証拠採用するよう
に当時のトップの検事に言ったが聞き入れられなかった」というようなことを言ってい
たけれど、証拠採用されていても大勢に影響ない気がするんだよなあ。又吉が犯行現場
から持ち出した百円玉であると解釈すれば、何ら矛盾しない。百円玉の件は、又吉への
判決を左右しなかったと言える。
 ではそもそも何で、警察は又吉逮捕に至ったかというと、衣服に付いた血痕と動機。
 ただし、被害者一家の死んだ順番は血痕を仔細に調べれば、子供が先に殺されている
ことは当時の科学捜査でも分かるはず。なので動機がおかしいとなる。結果、逮捕され
ることはあっても犯人と断定するには無理が生じる。
 そういう捜査の流れにならずに、又吉を犯人と決め付けた捜査が延々と続けられた理
由が見当たらない。警察が真相を見誤るような要素がある風には、描かれていなかっ
た。
 その一方で、一部の検事達は真犯人が木村(南野)であることを把握していたと思わ
れるんだけど、何で把握できたのかも描出不足。

 次に、一ノ瀬が当初、真実を隠蔽しているかのような態度で登場したのは何故か。鷹
野と示し合わせて木村(南野)を極刑に追い込みたいのなら、端っから事情を明かして
協力を取り付ければいいのに。視聴者を惑わすためだけの演出と見なさざるを得ない。

 静岡の事件を冤罪のまま放置する結末にも疑問。鷹野は恋人が命懸けで探っていた真
相を公にしないまま、封印してしまっていいのか。木村(南野)を一生掛けてでも“治
療”。すると言っていたが、それは冤罪の分も償わせてこそではないのか(鷹野の言う
治療なら、死刑囚に対してでもできるでしょう)。濡れ衣を着せられたまま死んだ又吉
とその遺族に対しては、何も思うところはないのか等々、非常にフラストレーションの
溜まるストーリーだった。
 もちろん、作り手が描こうとした“正義の天秤”の意味は分かる。けれども、その状
況へ持って行くまでがうまくなかった。最終盤の鷹野の大演説にしても、物の見方が限
定的でほとんど響かなかったです。
 続編を望む声がそこそこ上がっているようですが、同じテイストで第二シーズンを制
作するのであれば、推理だのミステリだのの謳い文句は外して欲しい。

 ではでは。




#1988/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/10/31  17:02  ( 36)
怒濤の怪力は人間発電所と分けたか?   永山
★内容                                         21/11/01 19:40 修正 第2版
 コンビマジシャンのナポレオンズの一人、パルト小石が肺炎により逝去。六十九歳。
ご冥福をお祈りいたします。
 ここ数年、著名人の訃報を聞いて大なり小なりショックを受けることが多くなってい
るのですが、まさか“あったまぐるぐる”の人がこんなにも早く亡くなるなんて。
 私、いっとき頻繁にマジックのショーを観に行っていましたが、ナポレオンズを生で
目の当たりにしたかどうか、記憶が定かでない(汗)。コンベンションにゲスト出演し
ているのを一度観たことがあった気がするのですが、メモ書きを遡っても出て来ませ
ん。(^^; ナポレオンズはテレビ出演が多かったし、やるネタはほぼ固定でしたから、
時代や場所を特定する材料が乏しく、思い出せないのだ……と思いたい。鉄板ネタがあ
るのも、観客にとっては良し悪し?
 コミカルな芸風で人気を博しましたが、シリアスな演目も(笑いに包んで)こなす、
絶妙のコンビでした。一方で、超能力を称するマジックには厳しい目を向けていて、特
番で自称超能力者がやった“超常現象”をナポレオンズがその場で再現し、降参させて
いたのが印象に残っています。
 “あったまぐるぐる”の名人芸を、ボナ植木は新たなパートナーと組んで行うのか、
それとも後進に伝授するのか、はたまた永遠の謎として(^^)封印か。気になるところで
す。


 スポーツサイトのプロレスリバイバル記事で、一九七四年九月二十日、ストロング小
林がブルーノ・サンマルチノのWWWF世界ヘビーに挑戦して、ノーコンテストに終わ
ったと当時のレポートを紹介していました。
 この試合結果、ほんとかな? 当時、小林は猪木との世紀の一戦に敗れて米国武者修
行中。対するサンマルチノは馬場の親友にしてライバル。猪木より格下と位置づけられ
た小林が、そんなサンマルチノと“引き分けさせて”もらえるだろうか。
 かような疑問が浮かんだので、検索してみると、当時のWWWF地区の試合結果をま
とめたサイトを発見。くだんの試合はサンマルチノのカウントアウト勝ちとなっていま
した。
 同年末に小林は猪木と再戦することが決定事項でしたから、恐らく、試合を取材した
日本のスポーツ新聞社が新日本プロレス(猪木の団体)に気を遣ったんでしょう。
 一方、馬場はこの三ヶ月ほど前に米国に飛んでWWWFのリングに上がっています
が、もしかしたらこのとき、「小林をあんまりいい扱いするなよ」とWWWFの幹部に
言い含めておいたかも? そもそもこの海外遠征自体、小林の扱いに釘を刺す目的が先
にあって計画したという可能性すら……。もちろん妄想です。(^_^) 

 ではでは。




#1989/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/01  19:35  ( 40)
足跡の問題:何故、足跡を付けてはならないのか?   永山
★内容                                         21/11/01 20:52 修正 第2版
 えー、図書館で借りた本のいくつかは、次の予約をしている方がおり、貸出延長がで
きないため、集中的に読む必要が生じております。
 かような訳で、皆様の作品を読む時間を取りにくい状況がしばらく続く見込みでし
て、どうかあしからず。m(__)m

 で、その借りてきて読んでいる本の一冊、『名探偵は嘘をつかない』(阿津川辰海 
光文社文庫)について。まだ読了には遠いのですが、序盤〜前半で示された“謎”の設
定及び論理展開に、ちょっと首を傾げてしまったのでそのことを書いてみようかなと。
 現場は個人宅の離れで、中にいるのは九歳の少女と十四歳の少年の二人だけ(という
ことになっています)。雨がやんで間がないため、周囲の地面はぬかるんでいます。母
屋からは少年の靴による足跡だけが続いており、少女は雨が降っている最中に離れに行
ったので、足跡が残っていない。
 少女の父親が帰宅し、第一発見者となります。被害者の少女は刺殺された上に、身体
を各部に切断されています(自殺や事故ではあり得ない)。少年は頭を殴られて気絶
し、そばに倒れていました。こういった密室殺人めいた構図で、犯人と疑われた少年が
己の無実を論理立てて説明し、さらに真犯人が離れをいかに脱出したかの推理を開陳し
ます。
 大前提として、真犯人は足跡を残さずに脱出せねばならなかった理由が必要だと思う
のですが、探偵役の少年は「もし痕跡を残すと犯人特定につながるような特徴的な靴を
履いていたのでしょう」としています。うん? おかしくないか? 特定されるような
靴を履いていたのなら、その靴は手に持ち、少年が履いてきた靴を使えばいい。サイズ
が合わずとも突っかけてつま先立ちぐらいできるでしょう。それが無理だとしても、犯
人は自身の靴を履いて、靴底の跡が分からなくなるくらいにぐりぐりと泥にめり込ませ
ながら立ち去れば、特定の材料にはならないはず。
 だからここでは少年は、「真犯人は僕(少年)に罪を擦り付けるために足跡を残した
くなかったんでしょう」とでも言うべきだったんじゃないかしらん。
※少年の推理では、真犯人が密室状況に取り残されたあと「どうしよう?」と悩んでい
るときに、少年が離れにやって来たことになっているので、前後関係に多少の差違はあ
りますが、大勢に影響はありません。むしろ、少年がいない時点で足跡を付けずに現場
から脱出しようと考える真犯人の心理が変。

 という疑問を覚えたんですが、この推理小説、一筋縄ではいかない構成・キャラ配置
になっているのは、最初からびんびん伝わってくるんですよね。上で記した少年は大人
になって名探偵として活躍しているものの、態度は傲岸不遜で親しい物からの評判は悪
い。その上、事件解決のために新たな犠牲者が出るよう犯人に仕向けたんじゃないかと
いう疑惑があり、初の探偵弾劾裁判に掛けられようとしている。
 こんな具合なので、私の感じた疑問が実は真相解明の手掛かりの一つでしたという展
開も充分に考えられる。楽しみと期待がいや増します。

 ではでは。




#1990/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/02  20:01  ( 46)
些末なことをこねくり回す   永山
★内容
 昨日に引き続き、『名探偵は嘘をつかない』(阿津川辰海 光文社文庫)から。
 今回は内容についての疑問ではなく、表現に関するもの。
 同書初版第一刷の253ページ五行目に、次の記述があります。

「三宮さんがじきに到着すれば、持ってきてくれるはずだ」と遠上が応じる。

 前後関係が仮に分からなくても、この一行だけで何となく据わりの悪さを感じるので
すが、いかがでしょうか。
 念のために説明しますと、この部屋にあるべきだが足りない“ある物”――手紙を、
あとで三宮という人物が持って来る手筈になっていることを記した、ただそれだけの
シーンです。

 まず、“じきに”が必要なのかどうか。必要ではないと思います。もし必要ならば、
たとえば“じきに”を“三日後に”に置き換えたら成り立たないことになる。ですが実
際には、文章として成り立っています。物が手紙だから時間の経過の長短は関係ない。
 次に、“到着すれば”も必要かどうか。いらないと思う。「三宮さんが持ってきてく
れるはずだ」で充分です。むしろ、よほど分かり易い。
 もちろん、何でもかんでもシンプルに表現すればいいってものでもありません。小説
の文章に限らず、装飾によって表現に膨らみが持たせられるなどの効果が生じ得ます。
でも、ここに挙げた一行は、それに該当しないのではないか。
 結局のところ、私が感じた据わりの悪さは、重複表現に対するそれに近いものだと言
えます。“すれば”という近い将来ほぼ確実に起こるであろうことを仮定した表現を入
れておきながら、そのあとに続けて“はずだ”という、これまた近い将来ほぼ確実に起
こるであろうことを希望的観測込みで表現した結果、くどくなっている。

 もしどうしても“じきに到着すれば”を入れたいのなら、どう書くのが収まりがいい
か。

「三宮さんがじきに到着すれば、揃う」

 これくらいしか思い付きません。“すれば”を捨てるなら、他にもある。

「三井さんがじきに到着する。持ってきてくれているはずだ」

 こんな具合に。「くれる」を「くれている」にしたのがポイント。


 尤も、元の文のままでも、読者の方で言葉を補えば間違いであるとは言い切れない。

「三井さんがじきに『この建物に』到着すれば、『手紙をこの部屋に』持って来てくれ
るはずだ」

 こう解釈すればどうにかこうにか……いやー、それでも“じきに”は収まりが悪いよ
なぁ。(^^;

 ではでは。




#1991/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/03  19:35  ( 40)
本の感想>『名探偵は嘘をつかない』   永山
★内容
・『名探偵は嘘をつかない』(阿津川辰海 光文社文庫)13/4441
※ほんの少しだけネタバレ注意。

 探偵が警察を補う資格職業として機能している世界。名探偵だが傲慢で知られる阿久
津透は、ある連続見立て殺人の捜査において、唯一人の助手・火村つかさの兄で刑事の
明を犠牲にすることで犯人逮捕の決め手を掴んだ、との疑いが生じた。調べてみると過
去にも同様に疑わしい事件が複数あり、もしそれらが疑いではなく事実だとすれば探偵
の資格を剥奪されて当然と言えた。かつて少年時代の阿久津にはめられた刑事の黒崎
が、阿久津を探偵弾劾裁判に掛けようと動いており、阿久津の助手を辞したつかさはこ
れに協力する。
 阿久津透は真の名探偵なのか否か? 裁判の行方はいかに。

 新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」第一回受賞作で、大幅に改稿されているとの
こと。
 最初に述べた粗筋はまだほんのさわりで、入り組んだ展開を見せます。神様だの転生
だののファンタジーめいた設定も取り入れており、ある意味、ネット小説っぽいとも言
えるかも。書きっぷりは通常のエンターテインメントとライトノベルの混ぜ合わせって
感じかな。融合ではなく混ぜ合わせですが、それでもやはりいわゆるネット小説のイ
メージとは一線を画す感はあります。
 色々と詰め込んで、謎の設定にはそれなりに魅力があるし、ロジックも悪くない。意
欲作であるのは認めます。でも、何だかとっちらかった印象が強い。上で記したように
書きっぷりは混ぜ合わせで、ともすればちぐはぐだし、キャラクターの行ったことに対
する決着のさせ方には首を傾げるところがある。何よりも、殺人事件を扱うミステリで
転生の概念を持ち出したことにより、犯罪の形成があやふやになっているような。
 そういうモヤッとした点が多々あって、諸手を挙げて賞賛できる作品ではないと思い
ますが、切って捨てるには惜しい味わいがあるのも確かではないかしらん。

 前に指摘した足跡に関する推理の件は、そもそもが見せかけの推理でした。なので、
真相との照合はできないんですけど、見せかけの捨て推理だからといって、その齟齬を
他の登場人物が誰も指摘しないのはやはりおかしい訳で。

 あと、特に序盤で顕著だったと感じたのが、読んでも読んでも情景が浮かんでこない
のがちょっとつらかった。犯罪が起きた描写が続くんですが、第一発見者と被害者のこ
とばかり書いて、どんな場所でどれくらい人がいて、その直前の状況はどうだったかな
どが欠けているため、想像の膨らませようがない。情報を隠すことによる叙述トリック
だったなんて仕掛けもなく、ただただフラストレーションが溜まった。これらも改稿し
て欲しかったなと。(^^;


 ではでは。とりあえず一冊読破。(^^)




#1992/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/04  19:54  ( 28)
仮面の栄光   永山
★内容
 プロレスラーのミル・マスカラスが秋の叙勲で旭日双光章を受章。外国人プロレス
ラーでは、四年前のザ・デストロイヤーに続いて二人目。
 栄誉であり快挙だと言っていいのかな。デストロイヤーのときは、まあありだよねと
納得感の方が大きかったのに対し、マスカラスが受章というのは驚きの方が大きい。
ブームを起こし、長らく人気を博したとは言え、プロレスの界隈に限られたものだと思
っていました。それが、ここまで世間一般に浸透していた(いる)んだなあって。デス
トロイヤーとはライバル関係だったから、バランスを取ったというのではありますま
い。
 マスカラスに受章させたとなると、一気に、他の外国人プロレスラーにもって思って
しまう。(^^) 少なくとも、テリー・ファンク、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイ
ガー・ジェット・シン、スタン・ハンセンの四名は受章していいんじゃないの。悪役レ
スラーには難しいかしらん?
 日本のプロレス界内でもプロレスの殿堂を設けて、誰から順番に入ってもらうかで結
構揉めてるとかどうとか。第一回ではアントニオ猪木、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴
田、藤波辰爾、長州力、天龍源一郎が殿堂入りしています(この順番で発表された。第一
号は猪木という扱い)。存命者優先なのかというとそうでもないし、力道山や豊登、吉
村道明らや初代タイガーマスクがいないのも変な感じ。打診されて遺族が断ったのでは
という話も出ていますが、今ひとつすっきりしない。

 まあ、プロレスは“底がまる見えの底なし沼”とたとえられるくらい、分かったよう
で分からない世界だと思うので、あれこれ推測しても真相には辿り着けないんでしょ
う。(^^)
 かつては、世界最高峰のタイトルNWA世界ヘビー級王座に関して、次の王者を誰に
するか、毎年10月のプロモーター達による総会で話し合って決めていたそうで。王座
交代させる場合、チャンピオンには誰に負けてタイトルを落とすか決める権限があった
とか。プロレスが普通の格闘技ではないことが分かる裏話でした。

 ではでは。




#1993/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/05  20:43  ( 26)
ネックハンギングツリー   永山
★内容
 同時並行で読んでいた二冊目読了……したけれども、次の人から貸出予約が入ってい
たはずなのに、今日図書館のサイトで確認したら“予約が入ってますよ”的マークが消
えてる。何でかなと調べてみると、絶版本だったのが最近、電子書籍で配信されるよう
になっていたから、それが理由なのかしらん。

 法医学のネタ。
 絞殺・扼殺死体と首吊り自死とを区別する判断材料の一つである吉川線て、日本の吉
川澄一氏が提唱したものであり、それまでは確立されていないものだと当たり前のよう
に思っていました。けれども、1247年に著された『洗冤集録』(宋慈)を日本語訳
した『中国人の死体観察学』(徳田 訳/西丸與一 監修 雄山閣)を今回借りてきて
読んでいると、すでに『洗冤集録』で言及されている記述を見付けたです。知らなかっ
た驚きと、日本人的にはちょっと残念。(^^;
 というか、そうなると不思議だな。『洗冤集録』は割と早くから各国語に翻訳され
て、日本でも江戸時代、検屍のバイブルとして用いられていたとのこと。恐らく、絞殺
しておいて首吊り自殺に偽装した事件も起きていたと思うんだけど、その当時、いわゆ
る吉川線を判断材料にしていたのかどうか。していたのならその後、吉川澄一氏が学会
発表するまでの間、どうして使われなくなったのか。

 ついでに、別の本によると、首吊り自殺(定型的縊死)した場合は顔面蒼白、絞殺・
扼殺された場合は顔面が真っ赤になると書いてあるのですが、『中国人の死体観察学』
では首吊り自殺では顔は赤紫色を帯びるとある。蒼白と赤紫ではだいぶ違うような。多
分、『中国人の死体観察学』では非定型的縊死の場合を述べているものと思いますが、
その辺の明記がないため、もしかしたら判断を誤ったケースもあるんじゃなかろうか
と、別の心配も浮かんできます。

 ではでは。




#1994/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/06  21:41  ( 36)
周回遅れの創作   永山
★内容
 少し前からの流行り物――古代中華もしくは古代中華風ファンタジーでのライトミス
テリに今さらながら手を出してみようと思い、昔々の法医学関連の書籍を当たっている
のですが。そもそもその手の小説をほとんど読んだことがなく、どこをどうすれば似て
しまい、どうすれば違いが出せるのかがいまいち掴めない。なので、同ジャンルの作品
いくつかにも今後当たらねばならない。
 と思いつつ、習作がてら、見切り発車してみた。書いていく内に感じたのは、どこま
で史実に沿うべきかという問題。
 仮に古代中華を舞台に取るとして、当時の検屍・法医学の参考となるのは昨日挙げた
『中国人の死体観察学』や『棠陰比事』辺りが主だったところになるのは当然。でもど
の資料も長い年月における事実・経験・知識の集成であり、時代が広範囲に渡ってい
る。宋の時代に明らかになったが、漢の時代にはまだ分かっていなかったなんてことが
あるはずなんですが、その判断が私には恐らく無理。仔細に調べて、他の歴史資料にも
当たって突き合わせれば判明することもあるでしょうけれども、すべては不可能かと。
もしかしたら、時代の流れか何かで、一時的に廃れた手法なんてのもあるかもしれませ
んし。

 そういうのを気にしていたら、具体的に時代を設定して書くのは至難の業だなと思い
始めて、とりあえず中華風ファンタジーを舞台にしてみた。逃げとも言う。(^^;
 ただ、今度はファンタジー世界なら史実を無視して、何でもありにしてもいいのかと
いう懸念が。『中国人の死体観察学』に出て来る方法ならまとめて全部ありでいいんじ
ゃないかという気もしますし、それぞれの方法が発見・確立された時代には差があるの
だから、判明しているものだけでもそれなりに時代をずらすべきじゃないかとか、迷っ
てしまう。迷うで思い出したけど、時代特有の迷信もありますしね。ある人骨にAとい
う人の血を垂らして染み込めば骨の人物とAは親子である、とか。そういうのもどう取
り入れるか、あるいは無視するのがいいか。

 あと、悩ましいのは、指紋の有効性に気付いた者がいたことにするのはどうかなとい
う誘惑(笑)。指紋が個人識別に使えるんじゃないかという考えが生まれたのは、日本
で言えば明治時代の頃。『中国人の死体観察学』の時代とは何百年も隔たりがある。そ
れを知った上で敢えて、指紋が犯罪捜査に使えると気付いた人物を、中華風ファンタ
ジーに登場させるのはありやなしや。個人的には、なしに傾いているものの、使えない
訳じゃないとも思う。指紋で犯人逮捕に成功するも、指紋を証拠とする手法は時の権力
者にとって都合が悪く、あってはならないものとして抹殺された――てな筋書きにすれ
ば行けるのではないかと画策中。

 ではでは。




#1995/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/07  20:18  ( 42)
みんな真面目か   永山
★内容
 お笑い芸人の陣内智則が、郵便局員をネタにしたコントでプチ炎上し、謝罪したとの
こと。
 私はそのコントを観ていないんですが、局員が「暇だから」という理由で収集された
手紙を勝手に開封し、中身を読み、そこから笑いにつながる内容みたい。クレームの方
は、局員のやっていることは違法だという指摘が主らしい。
 炎上の規模(クレーム数)が分からないし、そもそもクレームを入れた人達のどれほ
どの割合が本気で言っているのかも分からないので、とりあえず、こんなことまでニ
ュースとして取り上げるなんて、ややこしい世の中になったものだとしか。その内、“
法律を守らない者がいるこの世界はおかしい。謝罪しろ!”とか言い出したりして。
 登場人物が法を犯したらだめと言うのなら、ほとんどの推理物やコントの大半は恐ら
くだめになるやん、ネタをネタとして観られないでどうする……ってな当たり前の反論
をするのすらしんどい。この手のクレームをする人の何割かは、“ネタをネタと分かっ
ているけれども敢えてネタと思わずマジに受け取る”という芸をやってるんじゃないか
しらん。

 さて、この記事を取り上げてみた本目は、別にあります。
 ご存知の方も多いと思いますが、いくつかの創作物語が抗議を受け、中にはお蔵入り
になっている、ある意味お馴染みの事柄があります。それは、「図書館の司書が独自の
判断で利用者の情報を第三者に閲覧させる」シーンのある作品。有名どころでは、ドラ
マ「相棒」の1エピソードが、“図書館を訪れた主人公の刑事らの(令状なしでの)求
めに応じ、司書が奥の部屋に案内して、ある利用者の貸出履歴を自由に閲覧させる”と
いうシーンに、図書館協会から抗議が来て、テレビ局の判断でお蔵入りになったとか。
 これに対しても「フィクションなんだから目くじらを立てるなよ」「違法捜査がだめ
なら引っ掛かる刑事ドラマなんていくらでもある」といった擁護があるのをネットで見
付けたんですが、ちょっと違うんじゃないかと。
 私、司書講習を受けたことがありますが、それとは関係なしに、まず、物語としてだ
めだと思う。刑事が捜査して情報を得る、その捜査方法が実際にはあり得ないものだっ
たら、物語はどうなるか。成立しません。もうこれだけで刑事物として不出来でしょ
う。古い例になりますが、佐野洋『推理日記2』(講談社文庫)に、次のような旨の記
述がありました。“『スターリン暗殺計画』(檜山良昭 中央公論社)には登場人物が
ソ連の現代アカデミーに裁判記録の閲覧を請求し、マイクロフィルムが送られてくるく
だりがあるが、こんなことはあり得ないと指摘されている”。これと同類ではないか
と。
 あるいは、刑事が民間人に違法行為をさせて情報を得る、と解釈すれば物語は成立す
るが、刑事物の主人公(一応、正義のヒーローだろうから)としてだめってことに。

 で。
 仮に、陣内智則が図書館司書による情報漏洩をネタにしたコントを作って発表した
ら、郵便局員ネタと同じようにクレームが付いて、同じように擁護されるのかな。(^^;


 ではでは。




#1996/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/08  19:07  ( 34)
出オチフラグが立っています   永山
★内容                                         21/11/11 23:46 修正 第2版
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第四回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 冷凍遺体が送り付けられていたことが何者かによって炎上系チューバーにリーク、暴
露され、主人公及び勤務先は偉いことになる展開。
 その構図自体はいかにも現代風で悪くないんですけど、そもそも、前から言っている
疑問、警察は何で冷凍遺体が送り付けられてきたことを伏せるよう主人公らに指示した
のか、が腑に落ちないのでしっくりこない。
 冷凍遺体の件が公になったあと、警察には、少年が行方不明になっている家族が何組
も訪れるシーンがあり、遺体の身元の照会をしていましたが、その際に警察は問い合わ
せてきた人達に冷凍遺体のことを何と説明していたのか? まさか「我々警察も把握し
ていませんでした」と嘘は言えないだろう。とりあえず、「捜査の一環として非公開に
しておりました」と問い合わせ家族だけでなく世間に向けて記者発表するのが筋だと思
う(捜査の方針で非公開にする意味づけが弱いのは横に置くとして)。が、そのような
シーンはなし。
 だいたい、冷凍遺体の件が暴露される以前は、警察はどうやって遺体の身元を調べよ
うとしていたんだろ? 時期の合う失踪・行方不明の事案と照らし合わせる場面は前に
あったが、それだけ? だとしたら、母子三名失踪事件として捜査しているだろうに、
随分とのんびりしている。

 主人公の家のドアにシールがベタベタ貼られていたけれども、これだけの事態に巻き
込まれていて防犯カメラを設置していないのかしらん。

 主人公のご近所の奥さん、何やら見られてはいけない物を隠している様子。子供が押
し入れを開けたら見付けていたようですが、秘密にしなければならない物をそんなすぐ
見付かりそうな所に隠す?

 主人公に対する誹謗中傷の、勤務先への悪影響が酷くなり、会社の元で記者会見を開
く流れになりましたが、会社は「しっかり質疑対応の対策をするように」と主人公に言
うだけで実際には何ら力にならず、個人の努力に投げっぱなしっておかしくない? 記
者会見が失敗したら会社もさらなるダメージを負うと想像できるのに。

 炎上系チューバーを演じる柄本時生が段々、アンガールズ田中に見えてきた(笑)。

 ではでは。




#1997/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/09  20:11  ( 27)
ロボッターではなくフォゲッターでもなく   永山
★内容
 日本テレビ系のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』を観ていたら、大事な物をなく
したときに位置情報を教えてくれるタグを紹介してた。三千八百円もするタグを、大事
な物それぞれに付けなきゃいけないとなるとたいそうな出費になるなあ。
 ドラえもんの秘密道具に似たようなのがあった気がする。その道具を付けた物体は呼
んだら返事するようになる、みたいな。名前が思い出せない……。
 もしこの手の物が当たり前の世の中になったら、殺人犯は犯行後に被害者の持ち物を
慎重に処分しないと、簡単に行動がばれそうだし、遺体を隠してもすぐ見付かる恐れが
あるな。あ、もちろん創作での話。(^^)

 図書館本、今読んでいるのは『毒殺』(上野正彦 角川書店)。推理小説ではなく、
法医学の権威として著名な作者によるエッセイです。
 タイトルから想像できるように、いくつかの毒物に絞って、様々なエピソードが綴ら
れているのですが、その合間合間に挟み込まれる小ネタが興味深い。知らなかったこと
がたくさんあって、これはミステリで使えるぞというものもちらほら。
 ただ、刊行が一九九九年と二十年以上前。すでにプロアマ問わず複数の推理作家が使
っていてもおかしくない。というか使われている前提で検索してみたんですけど、ヒッ
トしないな。
 これこれこういうネタを使った作品、知りませんか?と問い掛ける訳にもいかず(だ
って、ネタの中身を知られたら、いざ自分が使うときに困る ^^;)。
 何はともあれ、二十年以上前の本でもこれだけ知らないことがあるのだから、最新の
法医学となればどうなるんだろうと心配になってくる。
 いや、案外、推理小説に使えるアイディアという意味では、一昔も二昔も前の技術の
方が応用が利くかもしれない。最新の技術は何ていうか、一点突破!みたいな性格の技
術で、ある一つのこととのみを追究している感じがする。それ故、他のことへの応用で
きる幅が狭そうな……偏見かしらん?

 ではでは。




#1998/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/10  23:33  ( 46)
二人のマスクマン   永山
★内容
 今日は久しぶりに小説を書く方で非常に調子がよく、危うく一日一書き込みを逃すと
ころだった。(^^;
 が、書き込むネタをこしらえていない……うーん。

 NHKのドキュメントバラエティ「逆転人生」、十一月八日放送分を録画視聴してい
たら、本筋とは無関係なところで小さなミスを発見。
 この回の主人公は、幼い頃からヒーロー(特撮物やアニメ、プロレスのタイガーマス
クといった)になるんだ!と思い続けていた人。いくつかの挫折を経て、今、ふるさと
の秋田を中心としたご当地ヒーローショーで大活躍しているというエピソードの持ち主
でした。
 生い立ちを紹介するVTRの中で、上にも書きましたようにプロレスの初代タイガー
マスクに魅せられていくくだりがあったのですが、その際に出たテロップが間違って
た。1980年のことと表示されたのですが、初代タイガーマスクのデビューは198
1年4月23日なのです。
 この回の主人公の人が小学六年生のときとナレーションが入りましたが、上記のよう
なことですので、学齢の計算を間違えたか記憶違いだと言わざるを得ません……。(^_^;

 元プロレスラーのマッハ隼人が逝去。七十歳。ご冥福をお祈りします。
 専門誌の記事やインタビューでは、朴訥とした人柄であると同時に、後述するように
日本のプロレス団体育ちではないため、誤解されることも時折あった様子。逸話に事欠
きません。
 プロレスラーを志すも、小柄だったため、昭和の日本のプロレス団体では採用され
ず、それでもあきらめずに単身メキシコに渡って、当地でデビュー。のちに国際プロレ
スに参戦・入団。メキシコ流のプロレス、ルチャリブレで主にちびっ子人気を博したレ
スラーです。初代タイガーマスク登場以前では、覆面日本人レスラーで空中殺法と言え
ばこの人だった。入団から二年足らずで国際プロレスが崩壊すると、猪木率いる新日本
プロレスとの対抗戦が計画され、マッハ隼人も初代タイガーマスクとのシングルマッチ
が発表されたが、すでに海外転戦が決めていたため辞退(他にも、海外修行中に知り合
った新日本の若手選手の態度が横柄だったことも辞退の理由かと。ちなみに全日本所属
の天龍とも知り合い、よくしてもらったとのこと)。その後二年あまりが過ぎ、一九八四
年一月に今度は馬場の全日本プロレスに参戦。マッチメーカーがルチャそのものを低く
見ており、重用されず。四月、新団体として旗揚げされるUWFへ、馬場の紹介で参
戦。当初はルチャスタイルの試合が組まれていたが、初代タイガーマスクこと佐山サト
ルのUWF参加を機に団体の方向性が大きく変わり、格闘技プロレスを標榜するスタイ
ルに。これに合わない元国際の選手が離脱したため、マッハ隼人も同調するものと思わ
れていたが継続してUWFに参戦。会場に来ないと思われていたところへ現れると、佐
山らに驚きと感謝をもって迎えられたとか。プロレスキャリア最晩年でまったく異なる
スタイルに溶け込もうと食らいつくも身体が言うことを聞かなくなり、一九八五年四
月、引退。最後の試合を勝利で飾ったあと、引退の言葉を述べてマスクを脱ごうとした
が、佐山や観衆から「脱がなくていいですよ」と言われ、マスクのままリングを去る。
 海外でもメキシコやアメリカ、カナダのみならず中南米の国々のリングにも上がって
おり、世界を駆け巡った流浪の名レスラーでした。
 私が見た中では、メキシカンキャプテンフォールマッチというルチャスタイルの試合
で、生き生きと動き回るマッハ隼人が格好よかったな(でも負け役なのよね)。

 ではでは。




#1999/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/11  23:03  ( 22)
紙vs電子   永山
★内容
 読了したことのある本が、購入した物なのか図書館から借りた物だったのかの記憶
が、段々あやふやになってきた今日この頃。
 そこへ加えて、映像の方でも似た現象が。プロレスや格闘技の試合映像なんですが、
レンタルしたかどうかではなく、ネット動画で見たのか、あるいはオンエア&購入ソフ
トで見たのかがあやふやに。さすがにダブって買う状況にまでは至ってないけれども。
この調子なら、いずれすべてネットでお金を払って見るようになるのはしょうがない
か。あの試合(を記録したメディア)、どこに仕舞ったっけと家の棚を探さなくても、ネ
ットにアクセスすれば済むから時間の節約になる。

 電子書籍は、それなりに前からぽつぽつと買うようになったんですが、その買う基準
にまだ迷いがあります。
 まず、電子書籍は古本屋に売れないので、「読み終えて売り払うつもりがない本」を
買うのが理にかなっているかなと思った。そもそも、滅多に売らないんですけどね。
 しかし一方で、好きな本は紙の書籍の状態で手元に置いておきたいという欲求があ
る。電子書籍サイトが万一潰れて読めなくなったら嫌だし。そして、好きな本とは古本
屋に売るつもりのない本とほぼ被る。これでは矛盾してしまう。どうしよう。
 で、今のところは、その電子書籍サイト(二箇所利用している)で、期限付き値引き
クーポンやポイントがもらえたときだけ、電子書籍で買うことにしている。
 あと、紙書籍よりも電子書籍の方が安価に設定されることが結構ありますけど、あの
差額によってはたまに迷うなぁ。

 ではでは。




#2000/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/12  15:32  ( 40)
使い始めも遅かったし   永山
★内容
 私、今もいわゆるガラケーを使い続けているのですが、先日、充電差し込み口のフタ
(正式な名称を知らない ^^;)が取れてしまった。拾って、リードの役割を果たしてい
るプラスチック製の紐?にはめ込み、どうにか復活――したのも束の間、昨日の朝、枕
元で充電していたのを取り上げたときにはフタが消えていた。外れて寝床の周りに転が
っているはずなんですが、散々探しても見付からない。
 しょうがない、このまま注意しながら使うかと思ったけれども、念のため、このフタ
がないまま使うのはどれだけリスクがあるのかをネットで調べてみると、埃が溜まった
り水分が入り込んだりすると最悪、充電できなくなるとある。これはいかん。
 フタもしくは代わりになるパーツみたいな物が売られていないかと検索したところ、
スマフォの物ばかり見付かる。それもほとんどがUSBの差し込み口用みたいだし。商
品写真を見て、そもそも厚みから言ってガラケーには使えない気がしたのでパス。
 これは修理だなと某dショップへ持ち込みを考える。が、このご時世、来店予約を入
れるようにお願いされているのを思い出し、パソコンで予約を入れようとする。ところ
がそもそもアカウントでログインできない。契約形態の違いでログインできないらし
い。おかしな。急いでいるのでこの辺りの確認は飛ばして、ネット経由で修理依頼がで
きるとある。そっちを試そうと、まずは型番を入れてみると、“取り扱い終了”と表示
された。orz でも待てよ。修理の取り扱い終了したのは本体の修理であって、たかがフ
タの取り付けくらいできるのではないか。
 そう思って、ネット検索で先例を探す。すると十年ぐらい前の話がいくつか上がって
いて、ショップに持ち込んだら修理してくれてしかも無料だったと。色や型番の合う部
品がなかった場合は預かりになることもあるが、とにかく修理される。
 これでちょっとは希望が持てました。もう十年が経ったのだから無料とは行かなくて
も、部品があれば修理を引き受けてもらえるのではないか。そう期待して、最寄りのシ
ョップに直に行ってみたです。
 入店して体温を測り、消毒液を手に取っていると店員さんが近寄ってきてご予約はさ
れていますかと問うてくる。予約できなかった旨を伝え、さらに修理の取り扱い終了の
型番ですが充電差し込み口のフタの修繕ならできるのではと打診してみると、ちょっと
難しい顔をされたものの、部品が残っているかどうか調べてみますと受けてくれまし
た。
 待っていると十分も経たずに、同じ色のフタを持って来てくれた。ただ、フタのみで
はなく、プラスチックのリード付き。私の持っている本体からリードを外して、リード
ごと取り替える物だそう。その場で引っこ抜くことは無理だったので、預かってもら
い、カウンターで作業していました。程なくして、きれいに交換されて戻って来まし
た。よかった、助かった。
 で、財布を取り出したところ、「これは無料サービスですので。部品がなくなったら
もうできませんけれど」とのこと。おお、十年経った今でも無料とは素晴らしい。(^^)
 頭を下げてお礼を言って、意気揚々と店を出たのでした。
 もうなくせないなあ。というか、ついに買い換え時かしらん。

 ではでは。




#2001/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/13  22:41  ( 38)
かもん氏は凄い   永山
★内容
 替え歌を作品に出してみたいと思ったことが何度かあるんですが、許可を取るのが難
しそう(単なる想像)で、まだ試してません。
 で、思ったのが、替え歌の歌詞だけを書いて、ふわっと示唆する場合でも、元歌の著
作権及びその周辺の権利に関わってくるのかどうか。その場合、替え歌の歌詞は、元歌
の歌詞とほとんど被っていないのがとりあえず条件として課してみる。そもそも元歌が
分かるかどうかというのがあるのだけれども。

“ヒーヒーフー ヒーヒーフー ヒーヒーフー ヒーヒーフー ラマーズ法だねぇ〜”


“パイパパイ パイパパイパパイパパイ  パイパパイ パイパパイパパイパパイ
 パイパパイ パイパパイパパイパパイ  パイパパイ パイパパイパイは円周率”


 これだけ書いてると阿呆っぽいな(汗)。
 上記二つはアダルトネタが続いた流れで、次もそうだと思わせておいて実は違うとい
うパターンに合いそう。
 元の歌詞とほとんど被ってるけど、同工異曲でこんなのも思い付いた。

“リンリンリリン リンリンリリンリン  リンリンリリン リンリンリリンリン
 リンリンリリン リンリンリリンリン  リンリンリリン リンが叫ぶ「ケーン!」
”

 某世紀末アニメとの合わせ技……と説明しないと多分伝わらない。

 あと、最近読みふけってる大昔の中国での検屍ネタ。分かる人にしか分からない。

“忤作《ごさく》は検屍する ぺたぺたぺた ぺたぺたぺた 遺体に酒酢塗る
 犯人が細工する とんとんとん とんとんとん 頭に釘を打つ”

 忤作は当時の検屍を実際にやった人のことをこう呼ぶんだそうで、今で言う検屍官で
すね。ただ当時は、官(役人)ではなかったようです。
 頭に釘を打つというのは殺害方法。つむじの辺りに釘を打ち込んで殺したあと髪をき
れいに整え、自然死か何かに見せ掛けたらしい。生きている人が大人しく釘を打たれる
訳がなく、その様を想像すると恐ろしい。これが検屍の本に載るくらいポピュラーな殺
し方になっていたのもまた恐ろしい。

 ではでは。




#2002/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  21/11/14  11:59  ( 17)
電子書籍のニッチな市場     朝霧三郎
★内容                                         21/11/14 12:00 修正 第2版
「ミステリーズ!」新人賞に
こりもせず出そうかと思って、
やっとここで「去年の受賞者は」
と、ぐぐってみると、
なんと69歳の茨木在住の老人が受賞していた。
電子書籍では110円で読めるのだが、
どうしようかと迷う。

ただ、「ミステリーズ!」新人賞も、
web応募された作品をそのまま校正してオンライン出版する
という
何か新しい業態の様に思えてきました。
一度も紙に印刷される事なく電子書籍になった作品というのは、
出版された事になるのでしょうか。

そういう形でも出版されれば、
小説投稿サイトよりかは、かなりマシか。




#2003/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  21/11/14  14:43  ( 11)
感想>「三人書房」     朝霧三郎
★内容                                         21/11/14 14:44 修正 第2版
「ミステリーズ!」新人賞受賞作です。
キンドルにポイントがあったので買ってしまいました。
内容は書きませんが。
やっぱり、歳の行った人が描いた作品という感じはしましたね。

ミステリーの読者も若い人ばかりではなく中高年もいるだろうから、
そういう層を掘り起こす為にも
ある程度、いやかなり歳の行った書き手も必要なのかも知れませんね。
何しろ、日本の高齢者は金を持っていますから。

ではまた。




#2004/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/14  20:58  ( 25)
岡嶋二人の一人   永山
★内容
 共作推理作家・岡嶋二人の一人、徳山諄一が逝去。七十八歳。ご冥福をお祈りいたし
ます。
 岡嶋二人作品、一時期好んで読んでいました。最も印象に残っている、面白く感じた
のは『そして扉が閉ざされた』(講談社)で、こんな形の本格推理もあるんだ感じた覚
えがあります。
 解散後、井上夢人が書いた『おかしな二人 岡嶋二人盛衰記』(講談社)にて、共作作
業の実態と解散に至る経緯を赤裸々に綴られていて、一読して感心と驚き、そしてさみ
しさを覚えたものです。
 岡嶋二人の場合の共作は、アイディアは二人で練り、磨き上げたあと、執筆はすべて
井上夢人が受け持っていたとのこと。なので、解散後に井上夢人が単独で執筆・発表し
た作品も、岡嶋二人のテイストが濃厚なんだろうなと想像していましたが、だいぶ異な
っているなと意外に思った。面白さの方向が異なる感じ。やっぱり、小説はアイディア
が主なんだなという実例と言えそう。

 AI等を駆使して歌手や小説家といった著名人の物故者を“復活”させるプロジェク
トが、いくつか行われて、また今後も行われるのでしょう。
 もし仮に、技術的に高いレベルで実現可能で、ファンの大半が支持して、そして何よ
りも井上夢人が意欲をもって望める環境にあるならば、AIで岡嶋二人の作風を“再現
”したミステリを一度でいいから作ってみて欲しい。個人的には、徳山諄一の役割をA
Iに担わせて、アイディア出しと磨き上げをやってみるという形が、最も気になりま
す。
 遠い将来、アイディアの磨き上げを一緒にやってくれるAIが一般向けに販売された
りして。

 ではでは。




#2005/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/15  17:24  ( 48)
重箱の隅以外も見たい   永山
★内容
 『三人書房』、楽天Koboのクーポンがあるのを思い出して買おうとしたら、購入
額の総計が千円以上でないと適用されないものだったので、保留。(^^; 試し読みで読
めた二ページ分ほどで判断すると、乱歩の生きていた時代の雰囲気・らしさを出そうと
しているかなという気がしないでもなかったですが、いかんせん、判断材料が少なくて
何とも言えず。(^^;) 


ドラマの感想>
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第五回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 だめな作品とか作り手が楽してるなと感じる作品のマイナス要素というものが、誰し
もあるかと思います。本ドラマでは、私の基準でマイナス要素がちらほら出て来て、ス
タート時からどんどん評価が下がっている訳ですが。
 たとえば、

・肝心要な台詞だけ視聴者に聞こえないようにする。

 これってとても安易だと感じる。重要な部分を堂々と隠すのだから、お手軽です。ク
ロスワードパズルみたいに残りの見えている(聞こえた)部分から、隠された部分を推測
できるのならまだしも、そうなっていない。使うのならここぞという場面で一度きりに
してもらいたいところ。

・明らかに変人なキャラを大勢出す。

 これも安易。“実は裏を返せば変”ではなく、傍目にも分かる変人として日常生活を
送っている人物が多数出て来ている。とりあえず、“怪しい人物”が増えるんだから、
ミステリとしてはお手軽に難度を上げられる(一応)。そして何故か、序盤では警察の
捜査対象にならないケースが多く、ご都合主義を感じることも。
 この手のキャラは一作品に、多くても一名にして欲しい。

・視聴者が推測しようがないことを正解に据える。

 今回の放映分で言えば、ドライブレコーダーの映像を見て主人公が感じた違和感。
長々と引っ張っておいて、視聴者の知らないことが答では徒労感を覚えるばかりでカタ
ルシスがない。さっさと正解を示すべき事柄だったと思う。

 まだありますが、とりあえずここまで。

 他に気になったのは、主人公が犯人からと思しきアクションをされると、すぐに警察
には行かずに、ワンクッション挟むことが多いような気がする。何でそこで別の人に会
いに行くのよ、っていう。すべての登場人物が論理的思考をして、かつ最善の選択を常
に採るようにしろ、とは言いません。でも、公式サイトの予告によるとこの主人公は論
理的な思考の持ち主らしい。ならばこれまでの行動は残念なことだらけでひどい。

 とまあ短所ばかりに意識が向いてしまうのですが、それでも視聴を続けているのだか
ら、惹きつける何かがあるのでしょう。

 ではでは。




#2006/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/16  20:29  ( 35)
そして今日も重箱の隅を見る   永山
★内容
 昨日に引き続いて、創作物語でだめだなあ・作り手が楽しているなあと感じる要素、
個人的に。ドラマ「真犯人フラグ」からは離れて、私が個人的に思っているものです。

・多重人格ネタをいきなり出してくる。

 元々、多重人格ネタは好みではないのですが、それでもじわりじわりと読者を誘導す
る風に小出しにし、充分な伏線を敷いた物なら感心することもあります。一方で、“意
外な犯人”をこしらえるために実は多重人格でした〜とやられては、その本を投げたく
なります。魅せ方次第なんでしょうけれど、どうも唐突に豹変するパターンの方が多い
印象があるなあ。


・記憶を操作改変できる技術や能力がある。

 これも使い方次第ではあるんでしょうけど。一歩間違えれば、それまでの物語すべて
信じられなくなる恐れがあるし、視点だの描写だの叙述トリックだののよりどころがな
くなり、無茶苦茶になる。さらに極端なこと言えば、記憶を操作下切る能力を持ってい
るキャラクター自身、記憶を改変されている可能性もある訳で、そこまで勘繰りだした
らきりがない。


・物語の枠の外でヒントを出す。

 小説で言えば副題の頭文字をつなげるとメッセージになっていたりとか、ドラマでな
ら公式サイトの登場人物の表示の仕方とか、物語の外でヒント(あるいは答までも)を
出す仕掛けのことですね。私はこの手の細工、物語作りとしては高く評価しないけれど
も、あとから分かって本当に感心するような“遊び”なら面白がります、多分。最悪な
のは、物語の途中で仕掛けが露呈して、ネットで広まり、正解を否応なしに知ってしま
うケース。制作サイドは“集合知”を甘く見積もらないでほしい。


 念頭に常にあるのはこれくらいかしらん。あ、ご都合主義的展開はなるべく少ない方
が望ましいのは言うまでもありません。

 ではでは。




#2007/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/17  21:25  ( 26)
真が異もの   永山
★内容
 昔、初代のタイガーマスクが日本のみならず米国でも一大ブームを博した頃、米国の
落ち目のテリトリーでは「タイガーマスクを呼ぼう」と計画したところがたくさんあっ
たそうな。実際には新日本プロレスが簡単に手放すはずもなく、契約は不成立。現地の
レスラーがそれっぽいマスクを被り、“**タイガー”とか“タイガー@@”と名乗っ
て試合したとか。当然、本家には遠く及ばず、人気回復にはつながらなかったみたい。

ドラマの感想>
 関西ローカルの深夜に再放送中のドラマ「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」を録画
して観ています。「このミステリーがすごい!大賞」最終候補作で後に出版された『大
江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(山本功次 宝島社文庫)が原作ってことで、一応興
味を持ってたんですけど、以前、九州での本放送時には一話目を見逃したため、何とな
くスルーしてた。
 で、三話ほど視聴して、ずーっと気になっていたことが一つ。
 江戸の町で偽薬を売る闇商売が出て来て、正規の薬より安く手に入るから買う人もい
るということなんですけど、その薬があんまり効果がないみたいなんですよね。それど
ころか、死人が出てる(恐らく、偽薬の成分のせいで死んだのではなく、効能を信じ切
っていたが効かなくて症状が進行したってことなんでしょうけど)。
 いくら安くても効き目のない、下手すると死んでしまう(と噂が立っておかしくな
い)偽薬を買おうとするものかしらん? 利ざやを得ている薬屋を通さずに、正規の物
を直に回して安く売るというのなら分かるんですが、粗悪品を売り捌いていたらすぐに
悪い評判が広まって、闇商売が成り立たなくなるわ通報されて足がつくわで何にもいい
ことないでしょうに。
 何らかの説明があるんだろうと思ってたのに、第三回まで進んでもそのままだから、
私の認識がおかしいのかと不安になってきた次第。

 ではでは。




#2008/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/19  19:54  ( 24)
本の感想>『宋の検屍官』   永山
★内容
・『宋の検屍官』(川田弥一郎 祥伝社)16/5451
 芝居小屋で人気の美女が急死する。調べても死因が分からないが妊娠しており、妊婦
によくある突然死かと思われたが(紅油傘)。裕福な家の夫人がほぼ全裸で屋敷の梁か
ら吊り下げられた状態で死んでいた。身体中に傷があったが、死因は窒息、しかも首に
は絞め跡がないという奇妙なことに(懸垂婦)。酒楼で妓女同士が激しい喧嘩となり、
片方が死亡。死因は頭部打撲とみられた。が、二人は普段から不仲でよく諍いを起こす
も、今回に限って体格に優る方がやられて死んでしまった(五色光)。
 中国は宋の時代を舞台に、当時の世界最先端の法医学をもって、数々の変死事件に当
たる検屍ミステリ連作短編集。

 絶版本だったのが、とあることがきっかけで一部で有名になり、それ故なのかどうか
は分かりませんが電子書籍として復刊されたもの(私は図書館から借りて読みました
)。
 作者は江戸川乱歩賞作家であり、お医者さんでもあるとのことで、推理物としての構
成や遺体の描写はお手の物といった感があります。宋の時代にこれだけ検屍で色々分か
るというのも、驚くべきことで興味深かった。
 ストーリーはミステリらしくちょっとした捻りを入れるために、作中の検屍官は腕が
立つのにミスもするということにせざるを得ないのか、やや矛盾を抱えているような。
 途中で主人公が転勤して、部下が代わるのは面白いんだけど、どういう意図があって
のことなんだろう? レギュラーキャラの女性の最後のお願いというのが何だったの
か、まだ明かされないまま、この巻は終わってしまった。続編があるのかしらん? 軽
く調べただけでは分からなかった。

 ではでは。




#2009/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/20  20:33  ( 27)
見たことないものを模倣する試み   永山
★内容
 少し前に、(その時点から)一ヶ月くらい先に刊行される予定の新刊長編小説の予告
を読んでいて、ふと思い付いたこと。
 その小説に付せられたごく短い粗筋と章題一つを“お題”にして、物語(短編)をこし
らえてみたらどうなるか。
 もちろんそっくり同じストーリーになる訳はないけれども、部分的にはある程度似た
展開になるかもしれない? もしくはまったく別物が生まれる可能性も充分ありそう。
 てなことを思い描きつつ、やってみました。ちなみにジャンルはライトノベルのミス
テリ。ミステリだからこそ単語一つから想像を膨らませやすいと言えるかと思います。

 で、お題にした小説をようやく手に取ることができたので、目を通してみたところ…
…やっぱりだいぶ違っていた。(^^) あ、タイトルは一応伏せておきます。
 章題から、あるネタをストレートに使うんだろうなと予測していたのですが、捻って
あった。一回で使い切るのはもったいないな。まず捻らないパターンで描いて、次の機
会に捻るのかと思ってたが外れた(笑)。
 一方、似通っていた点もなくはなし。自殺と他殺の偽装の捻り具合は、私も似たこと
をやっていた。あらすじでは事件発覚当初の状況しか記されていなかったので、そこか
ら広げる方向はいくつか想定できるんですけど、ミステリ的に一番栄えるのは?と考え
れば行き先は同じ方を向くってことかしらん。

 昔、フレボイに書き込んだことがあると記憶していますが、ミステリの粗筋だけで、
トリックが分かるケースがたまにあります。ミステリを読み慣れたから、ではなく、恐
らく粗筋の書き方がよくないんだと思う。
 あるミステリの粗筋が、“誘拐された人物の指が送り付けられてきて、その切断面を
検査すると生体反応がなかった。被害者がすでに殺されていると分かり、刑事らは一層
奮起するが”だったとして、大半の読者はぴんと来るのでは。

 ではでは。




#2010/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/21  21:30  ( 38)
本の感想>『混沌の王』   永山
★内容
・『混沌の王』(ポール・アルテ 著/平岡敦 訳 行舟文化)15/6441
(以下のあらすじは出版社による紹介文を引用しました)
 夜、白い仮面を目にし、鈴の音を耳にしたら用心せよ――
 芸術家を目指す青年アキレス・ストックは、ロンドンで友人になった自称・名探偵
オーウェン・バーンズから厄介な頼みを押しつけられる。自分の代役として、名門マン
スフィールド家にまつわる呪いの調査をしてほしいというのだ。それも、依頼人の婚約
者に成りすまして。
 長女の婚約を巡って愛憎渦巻くマンスフィールド家に集まるのは、やり手の貿易商と
その腹心の部下、美しき夢遊病患者に高名な霊媒師……と、一癖も二癖もある面々。そ
して彼らは一様に、毎年の聖夜に現れて一族の誰かの命を奪うという白面の亡霊「混沌
の王」の影に怯えていた。それはいにしえの伝承でなく、三年前のクリスマスにも当主
の息子エドウィンが、完全な密室の中で殺されたのだという。
 そして「混沌の王」を呼び出し鎮めるための交霊会が開かれた夜、新たな殺人事件が
発生し――過去と現在の二つの「雪密室殺人」が交差する、奇想と幻影の不可能犯罪ミ
ステリ!
――ここまで――
 名探偵オーウェン・バーンズシリーズの第一作である長編に、短編「怪狼フェンリ
ル」を別冊子として封入。

 感想は一応、ネタバレ注意です。そのものずばりではないですが、謎解きのヒントに
なる表現をしていると思いますから。

 謎の設定はとても魅力的でわくわくさせられるんですが、解決がちょっとねえ。私、
そこそこ無茶な謎解きでも受け入れるタイプの読者だと時分で思っているんですが、本
書のこれは、部分的にやや芸がないかなあ。同じ理由付け(同じトリックにあらず)を
繰り返し使っており、何でもかんでもそれかい!って思ってしまう。正直言って、一番
謎めいたところを簡単に片付けられてしまって、がっかりした感はあります。※あらす
じを引用で済ませたのも、謎について魅力的に綴ろうとするとどうもフェアじゃなくな
る気がしたもので。
 あるトリック及び犯人の正体について、それにつながる記述が出て来たときに、う
ん?もしかしてこれか?と思ったんですが、そのあとに出て来る不可思議現象の記述を
読むと、やっぱりこれじゃないよなあと思い直した。にもかかわらず、上述のようなが
っくり来る種明かしだったので、評価がだいぶマイナスになった次第。読んでいる間の
期待感はもっと高得点だったから、ハードルを知らぬ間に上げすぎていたかも。
 別冊の短編「怪狼フェンリル」の方は密室もので、トリックはじきに分かる人が多い
んじゃないかと。でもシンプルで面白かった。

 ではでは。




#2011/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/22  20:47  ( 25)
数々の難点   永山
★内容
ドラマの感想>
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 主人公が愚か者だということが明白になった回。
 お人好しとか人を疑うことを知らないと言ったレベルではなく、いい歳した大人の考
えができないキャラクターだったの? それまでは曲がりなりにも真っ当な社会人とし
て描かれてきたのに。今回で一気にがたがたになった。ドラマを成立させるために、キ
ャラを途中で変えるとか、あり得ない行動を取らせるとか、だめドラマ判定基準引っ掛
かるポイントだと思うんですけど。
 それでいながら、これまでの回では、疑問点が見付かっても確認を先送りにしてきた
感が多々あったのに、今回は疑惑を対象の人物にストレートにぶつけていたなあ。この
辺りのちぐはぐさも理解できない。
 さらに、“主人公は論理的思考をする人物だ”って話を、どうして今回持って来たの
やら。全然、論理的思考をしていないのに。反語か何か?

 IT社長の説明生配信、あれで火消しが成功するとはとても思えなかった。今の世の
中、成人男性が女子高校生とお付き合いをしていると公表すれば、いかなる理由付けを
しようとも叩く方が圧倒的多数派を占めるのでは?
 真帆の携帯端末からしし座流星群をとらえた写真が送られてきて、「真帆は生きてい
る!」と判断していましたが、何で? そもそも流星の写真が今年のものかどうかすら
確定していないようなのに。
 真帆との約束を大切にしている主人公、だけど真帆との日常会話は上の空なことが多
い……これまたおかしな設定しているなとしか言えない。

 ではでは。




#2012/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/23  18:21  ( 27)
くまモンの衣装、じゃなかった   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「ソロモンの偽証」全八回を録画及びオンデマンド及び見逃し配
信で視聴。ネタバレ注意です。
 原作は宮部みゆきの同名小説で、未読です。映画化もされていますが、同じく未見。
 原作では一九九〇年の公立中学校が舞台だったのを、ドラマでは現代の私立高校に変
えていました。その他にも細かい変更はあるのかもしれません。
 学校で裁判を行うという大枠だけ知って観始めました。そのせいか、学校裁判が始ま
るまでが長く、ややじれったく感じられた。
 学校屋上から転落死した生徒の死の真相を究明するべく、学校で生徒が裁判を開く、
という絵空事をどうやって現実味を与えて、“開廷”まで持って行くかに意を割いた作
りですから、そりゃまあ時間を要しますよね。被告となる生徒の父親の犯罪とか匿名告
発文を巡る動きとかは、単調になりかねない前半のストーリー展開にメリハリを付ける
意味もあって、構築されたのかなという気がする。学校サイドの常識的判断に見せ掛け
ただめっぷりも強調されて、戯画的な演出になっているのは皮肉が込められているのか
な。
 後半、本題である学校裁判に突入。開廷直前や休廷中に弁護側と検察側が一緒に事案
の話をするという、本当の裁判ではまずあり得ない場面がいくつもあって、面白い。証
人には生徒もいる訳ですが、保護者の中にはそんな場に立たせたくないって親も当然い
て、そのヒステリックな拒みように苛々。(^^;
 終盤を迎え、意表を突く証言や証拠が出て来て、様相が覆っていく流れに引き込まれ
る。さらに実際の裁判では絶対にあり得ない展開になり、意外な事実が明らかになっ
て、事件関係者の赦しと浄化と勇気へとつながっていく。判決は、被告人に対するもの
にととどまらず、他の関係者や事件全体に対する総括になっていて、これまたほんとの
裁判ではあり得ないでしょう。もしかしたら作者は、テーマとして学校裁判ありきでは
なく、上述のような実際の裁判ではあり得ない展開をさせたいがために学校裁判の状況
を用意したのかなとの印象を受けたです。

 ではでは。




#2013/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/24  19:53  ( 33)
夾雑物?が多いほど感動しづらい、かも   永山
★内容
 NHKの情報バラエティ番組「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」で、eスポーツ
を取り上げた回を視聴していて、不安に駆られたこと。
 他人がやっているeスポーツを観て、感動のしどころがどこにあるのかが分からない
……。「すげー!!」が伝わって来ないというか。これから先、小説でそういった場面
を描くケースが増える可能性が高いだろうに、感覚を皆目掴めないのはまずい(汗)。

 人が身体を使った従来通りの(日本語の)スポーツなら、選手のプレーがいかに凄い
か、感覚で理解できると思うんです。たとえその競技に興味がなくても、選手の動きが
驚異的であることは想像が及ぶ。
 これが、競馬やモータースポーツといった競技のように、人間が身体を使っているこ
とが観戦者から見えにくくなるほど、比例して凄さも見えにくくなる、というのが私
見。
 競馬やモータースポーツ以上に人が身体を使っている様子が見えにくいeスポーツだ
と、なおのこと凄さを想像しづらい傾向があるのでは。
 もちろん、「自分にはあんなプレーできないな」と感じる点は生身のスポーツと同じ
なのですが、eスポーツだとどの程度凄いのかが掴めない。平凡なプレーとファインプ
レーとの差がどこにあるのか。そこが素人目にも明確でないと、「凄い」が感動に結び
付かないような気がする。
 あるジャンルに興味を持ってもらうために「一度でいいから見れば分かる」というこ
とがありますが、eスポーツではその手が非常に通用しにくいんじゃないかしらん。極
端なことを言えば、「機械の中で何か細工してるんじゃないの?」「ずるをしていない
担保は?」と疑いを持たれて終わり、とか(※無論、生身の人間が身体をぶつけ合うス
ポーツでも八百長やインチキを完全に排除するのは簡単ではないけど、それはそれとし
て)。魅力を伝えるために「一度でいいからやれば分かる」では敷居が高いだろうし、
素人が初めてのゲームを難しいと感じるのは当たり前で、効果が薄そう。
 そう考えてくると、プレーしない人を観客として取り込むには、どうしても壁があ
る。かといってeスポーツ業界が、プレーする人だけを相手にビジネスを広げていくと
は思えない。プレーしない人をプレーする人に変えて行こう!!なんて方針を採るとし
たら、その内、日常生活でゲームを強いる場面が増えてきたりして。買い物をしたあと
「ゲームの得点に応じて割引き率が決まります」とか。あ、でもそれならゲームの得意
な身内や知り合いに買い物を頼めばいいか。(^^;

 ではでは。




#2014/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/25  21:17  ( 20)
本の感想>『罪人よやすらかに眠れ』   永山
★内容
・『罪人よやすらかに眠れ』(石持浅海 角川書店) 16/5551
 札幌は中島公園に程近い場所にある豪邸。そこは業を抱えている人を引きつける場で
あった。泥酔した友人を救うためにその恋人を呼んだ男、人生初の一人旅で迷子になっ
た女子小学生、自宅に帰るに帰れない中年男性、小学生時代の親友を突如思い出したO
L、他の女を守って死んだ恋人にわだかまりのある女性等々。彼らの話を聞いただけ
で、館の住人の一人、北良なる美貌の男性が秘められた真実を掘り起こす。
 新しい形の“館ミステリ”。を標榜する連作短編集。

 どのようなスタイルなのか分からずに読んだ一話目が、最もよかった。形式を大まか
に掴んでから読んだ二話目以降も、まずまず面白く感じられた。
 この作者はその作品を読んだ読者から比較的よく、(作品の善し悪しとは別に)倫理
観がちょっとずれている的な感想をもらうことが多いようなのですが、少なくとも本作
に鍵って言えば、バッドエンド寄りの物語が好みなだけではないかという気がしないで
もなし。ドラマ「世にも奇妙な物語」のテイストに近いですかね。かなりロジカルな
「世にも奇妙な物語」という感じ。
 ただ、後味のよくない物ばかり揃うと飽きが来るし、連作短編集としても単調になる
きらいがあると思うので、できれば爽やかな締めくくり、笑えるオチ、じんわりくるい
い話といったバリエーションがあればもっとよかったかもしれない。

 ではでは。




#2015/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/26  20:15  ( 32)
リラ荘の鴉   永山
★内容
 カクヨムで現在催されている『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートス
トーリーコンテスト』に参加してみようと、募集要項を読んで、ストーリーをこしらえ
てとりあえず書き上げたんですが。
 このコンテストはメーカーの東洋水産が当然噛んでいて、作中に少なくとも一度は
「赤いきつね」または「緑のたぬき」の言葉を使うようにするなど、商品関連の条件が
定められているのですが、その中の一つに、“本社公式サイトで紹介していない作品は
作中で使わないように、使うと選考対象外になる可能性があるよ”との旨が記されてい
ます。
 ルールは書き始める前から認識していたんですが、キャンペーンで今まさに(コンテ
スト開催告知が出た時点で)売り始めたばかりのあの商品が、公式サイトで紹介されて
いないなんてことはあるまいと高を括ってました。
 自作の推敲をする前に何だか急に不安になり、念のためにと企業サイトへ確かめに行
ったところ、載ってなかった。orz レギュラー商品じゃないからかなあ? コンテスト
の結果発表予定がだいぶ先で、結果発表時点で販売していないかもしれない商品のこと
を書かれてもしょうがない、という……。

 そんな訳で、敢えなく没に。商品名の一部を伏せ字にすればいいってものでもないだ
ろうし。
 で、気になって他の人の参加作品で、私が考えたのと同じ商品を取り上げている物は
ないかいなと、ざっと見ていったところ、ありました。(^^; それとなく教えて差し上
げるべきか否か、迷う。要項は選考対象外になることがあると言っているだけで、問答
無用で選考対象外だとは言ってないので、もしかしたらがあるかも……と作者の人が分
かっててやっている可能性もあるので口出ししづらい。

 ちなみに。
 くだんの禁止事項を一読した当初は、ライバルメーカーの商品を作中に登場させない
ようにという意味かなと受け取っていました。「赤いきつね」「緑のたぬき」vs「ど
ん兵衛うどん&そば」のグルメバトル物とか、どんなに面白くて幸せしみる結末だった
としても採用できないでしょうから。


 ではでは。




#2016/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/27  22:53  ( 61)
未・読了>らいと・ひるさんの『アリスの二重奏』   永山
★内容
 感想の前に少し雑記をば。本日の昼頃、九州にある父の実家に到着。
 朝早くに出発して車内では眠れなかったため、今とても眠い。(--;
 新幹線Wi−Fiを利用して、車内で持参のPCをネットにつなぎ、皆さんの作品を
また読み始めるぞと着手したのですが、小倉を過ぎた辺りで接続できなくなってしまい
ました。orz 原因不明。車掌さんに尋ねた訳ではないですけれども。
 とりあえず、車中にて読めた分から。今回はらいとさん『アリスの二重奏』、「■争
奪戦 〜 The Hatter IV」まで読みました。未読の向きは、ネタバレ注意ということでお
願いします。

 まず、気になった箇所、引っ掛かりを覚えた箇所を挙げてみます。

@@引用開始(指摘付き)@@
私立であり設備も整っている。講堂にはエアコンも取り付けられているので、通常通り
の式となった。

 いつも通り校長が長い話をする。前日の自殺の件や、その前のいじめ問題。これ
  ↑
 空白行を挟んであるとは言え、「通常通り」と「いつも通り」が連続して、ちょっと
気になる


 彼女が繋いだ両手を上下にぶんぶん振って、喜びを露わにしているようだ。
                        ↑
 「露わに〜ようだ」って普通は使わない組み合わせの表現だと感じたんですが、ここ
はアリスの主観であり、ひいてはアリスの性格・性質・物の見方を表している?


グ研究会を解散に追い込む。。
            ↑
            余分な句点


と、ドローンを取り上げて、内臓されたスイッチを押す。
             ↑
            「内蔵」かと


 あまり物事に熱くなれないプレさんが、珍しくそう言った。
          ↑
 確認です。「ならない」じゃなく「なれない」なんですね?


「なんか暑そうだよね。っていうか、わたしじゃなきゃダメなんだっっけ?」
                               ↑
                              「っ」余分


でしょう。天罰という神の意志が介在するなばら、尚のことあなたには救われる道
                   ↑
                  「ならば」
@@引用終了(指摘付き)@@

 内容について。
 実を言いますと、前回読了分のあとどんな方向に進むのか、まるで見当が付いていま
せんでした。そういった先行きの見えなさ込みで、面白かったです。なるほどこういう
流れになるのねと。
 一番重要そうな孝允の件は分からないまま戻って来て、お預けかなーと思ったら、そ
のあとでまたヒントらしき展開がちょっとあって、これは作者の掌の上でうまく転がさ
れているなぁと。今回は特にリーダービリティが高く、引っ張られました。

 ではでは。




#2017/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1973 ***
★タイトル (AZA     )  21/11/28  02:19  ( 77)
駅まで歩いたせいか、筋肉痛で寝付けない(--;   永山
★内容
 ならば早めに、もう一つの(途中まで)読了報告を書き込んでおこうと。

読了報告>夢乃さんの『異世界転移 〜変貌を遂げた世界で始まる新たな生活〜』
 6−3まで読みました。以下、未読の方はネタバレにご注意ください。
 例によって、気になった箇所等を挙げてみます。

@@引用開始(指摘付き)@@
「暖かい、ですね。魔力“回路”ではなく、魔力“懐炉”ですか」
            ↑          ↑
 この二つの言葉、発声のみで違いを表現できるか否か。私は無理(^^;


「解りました。今即答はできませんが、基地に持ち帰って上役に諮ります。が、
       ↑
       「今即答」は一応、重複表現に当たるかも


 それにより、民間人の帰国が途中で中断していること。
              ↑
    うるさいことを言えば「途中で中断」は重複表現かと


 レイコは雄弁な溜息を吐いた。
     ↑
    “雄弁な溜息”、よい言い回しですね


 逸らされた海竜の首が勢い良く起き上がり、前方で止まると同時に開かれた口腔
 ↑
「反らされた」?


 駆逐艦の後方に姿を現した海竜に向けて艦砲が発射される。しかし海竜は、それを嘲
笑うかのように身を捩って砲弾を躱し、首を反らして勢いを付けると口から水
↑
このバトルシーン、ここまでに三度「嘲笑うかのように」「嘲笑うように」が出て来ま
した。このすぐあとにも「嘲笑うように」があり、物凄く気になります。何かの暗示?


 三十秒にも満たない問答に焦れてきたマコは、一か八か、ここの狭い窓から覗くだけ
でやるしかないか、と考え始めた時、博士が彼らに割って入った。マコが驚いたこと
に、マッド博士が一言二言話しただけで、水兵が敬礼し、すぐに案内に同意したらしい
ことだ。
 ↑
 上記の文章、二つともやや捻れているような。僭越ながら一文目は、
“三十秒にも満たない問答に焦れてきたマコは、一か八か、ここの狭い窓から覗くだけ
でやるしかないか、と考え始めた。その時、博士が彼らに割って入った。”
 か、もしくは
“三十秒にも満たない問答に焦れてきたマコが、一か八か、ここの狭い窓から覗くだけ
でやるしかないか、と考え始めた時、博士が彼らに割って入った。”

 二文目は、
“マコが驚いたことに、マッド博士が一言二言話しただけで、水兵が敬礼し、すぐに案
内に同意した。”
 または、
“マコが驚いたのは、マッド博士が一言二言話しただけで、水兵が敬礼し、すぐに案内
に同意したらしいことだ。”
 辺りにするのが妥当ではないかと。
@@引用開始(指摘付き)@@

 あと、海竜はシーサーペントだと思っていたのですが、サーペントでもいいんです
ね。

 内容面、主に登場人物達のキャラに絡めて。
 やはりレイコが際立っていますよね。この状況に置かれて、来春まで先を見通して計
画を立てるというのは、なかなかできることじゃないと思う。レイコの優秀さの一端が
現れていると感じました。その他のシーンでも、リーダーらしさまたは母親らしさが垣
間見えて、よかったです。海竜との戦闘になり、このあとレイコがどう出るのかが怖く
もあり楽しみでもあるような。
 マッドなサイエンティストはすっかりこの呼び方が定着しましたが、最初にイメージ
したほどマッドではない気がしてきた。主人公達と一緒にいる時間がもっと長くなれば
より一層活躍して、格好よく映るようになるかも?
 キヨミはちょっと出番があったかな。個人的にはもっと活躍して欲しい。(^^)
 フミコは一気に評価が高まる言動をしましたが、これが悪い意味でのフラグじゃない
ことを願っております。

 ではでは。




#2018/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2017 ***
★タイトル (        )  21/11/28  13:45  ( 27)
ストーリーは逸れないように  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 永山さん、拙作を読みくださり、ありがとうございます。

【反らす・逸らす】は調べたら、
 1.[反] 反対の方に弓なりに曲げる。
 2.[逸] 外からの力、心の動きなどを、わきにそれるようにする。ねらい・視線など
  を、(意図的・失敗どちらにせよ)はずす。
ということで、うーん、この場合はどちらが適切なのでしょう??? どちらでも良い
ような気がしてきた・・・

 レイコは有能ですね。けれど、あくまでも会社経営で培った能力を政治(自治会レベ
ルですが)に応用しているだけなので、いつまでも上手くいくかどうかは未知数です。
作者としては、ずっと上手くやっていって欲しいところ。そうすれば、作品の描写をマ
コに絞れるので(^^)
 もともとは、マコに魔法を探求させるには周囲の環境が落ち着いていなければならな
い、ということで、その役をレイコに負わせたので必然的に有能になってしまっていた
りして。おかげでこの先、xxxxxがxxxxとxxxxことになったりするのです
が(^^)

 狂博士は、マコが「マッドサイエンティストに違いない」と思い込んだのを、地の文
でもそのまま使っているわけですが、研究にのめりこむことはあってもマッドっぽい言
動が少ないですね。今後、マッドの面目を躍如する場面はあるのか?

 いったん、8−10で完結しました。この先もお楽しみいただけると幸いです。

それでは。




#2019/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2016 ***
★タイトル (lig     )  21/11/28  20:38  ( 40)
ひかりあれ らいと・ひる
★内容
永山さん>

 感想ありがとうございます。ご指摘の部分は、即行で修正しました(苦笑)

 「通常通り」と「いつも通り」の重複に関しては後者を「相変わらずの校長の長話に
うんざりさせられる。」に変更させていただいております。これがベストな修正でない
ことも承知しおります。少し時間をおいて読み直して、さらに良い表現があれば変更す
る予定です。

 「喜びを露わにしているようだ」に関しては、読み直しておかしいなと感じたので
「彼女が繋いだ両手を上下にぶんぶん振ってストレートに喜びを表現していた。わたし
はなんとなく照れてしまう。」と変更いたしました。

 これは孝允視点ならもしかしたらおかしくなかったのかもしれないのですが、この段
階で彼は消失しているのでその言い訳は通用しないですね。これも暫定的な修正となっ
ています。


>確認です。「ならない」じゃなく「なれない」なんですね?

 上記の件に関しては、ネット上とはいえ孝允にとっては長い付き合いで、それなりに
性格は把握している(と彼は思い込んでいる)ので、「なれない」でいいのではないか
と思いました。

 まあ、ここらへん複雑な事情が絡んできますので、細かい部分を指摘されるとボロが
でそうなんですけどね。


 他の部分に関しては単純なミスです。申し訳ありませんでした。


>新幹線のwifi

 そもそも携帯電話の電波を利用しているので、電波状況の悪化で繋がらなくなること
もあるのではないかと思います。

 あとは、ルーターの性能があまりよくないというのもあるかと思われます。
 大勢の人が一気に接続したり誰かがデータ容量の大きな通信を行うと、エラーが起き
て勝手にキックされたり、車内の電波が一時的に弱くなることもあるそうです。





#2020/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/29  18:18  ( 66)
体調不良につき   永山
★内容
 夢乃さん、らいと・ひるさん、レスをどうもありがとうございます。ちょっとだけさ
らなるレスをしたい箇所があるのですが、当方の体調が芳しくないため先送り(多分)に
させてくださいね。


 以下、前日に途中まで読んだ朝霧さん作『仏教高校殺人事件』の気になった箇所の指
摘となっています。内容面については後日ということでよろしくお願いします。

途中まで読了>朝霧さんの『仏教高校殺人事件』
 5まで読みました。

@@引用開始(指摘付き)@@
 今は授業が始まる前で、佐伯海里は3年8組の教室の一番後ろの廊下側の席に
だら〜んと突っ伏していた。
     ↑
 席というと椅子のイメージが強く、「席に」「突っ伏していた」と書くと、椅子の座
面に突っ伏していることになりそうですが、ここは恐らく机に突っ伏している?

とかすれば、一気に逆方法に振り切って、一気に浄土を目指せる」
         ↑「逆方向」?

V系の曲とかファッションとかコスメとか、そういうのでニルヴァーナに至ると実感
しただよ」
  ↑「しただよ」という語尾はわざと?

 北側に校舎を背にして、南側の部室棟に向かって、海里とリエラは、プールだの
体育館の横を歩いて行った。
↑「プールだの体育館だのの横」でしょうか……?

 伊地家が行ってしまうと、城戸弘がが突然リエラに言った。
                 ↑「が」一つ多い

「リエラはカクカクと指をコの字曲げては伸ばすを繰り返した。
↑              ↑
不要な括弧          「に」脱字?

 でも、学校ではプラムがあって、ロン・ハワードみたいな、スクールカースト下位の
        ↑自信ないですが「プロム」?

 だから世界に接しられないの。
       ↑「接していられない」?

なのがそこに一緒に並んでいたら似合わわないでしょ」
                  ↑「わ」余分

 ユーミンを聞いている女は、ハンバーガーとかがばがな食ってぶっというん〇
                      ↑「がばがば」?

 それじゃやさっそく反復運動をやってみるか、女性上位で。
     ↑不要な「や」

「え、あの3人も、ガルシア効果に関係があるの?」
 とリエラ
     ↑句点が抜けているみたいです

 オレは心の中で正拳三段突きをする。
        ↑心象が絵に浮かぶ比喩でいいですね

 途端にあたりが難民キャンプの様になる。
        ↑この比喩もユニークで特色が出てる

 しかし、味の素を舐める様ななジャンキーだものなあ。
              ↑余分な「な」
@@引用終了(指摘付き)@@

 ではでは。




#2021/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2020 ***
★タイトル (sab     )  21/11/29  20:23  ( 26)
感想ありがとうございます   朝霧三郎
★内容                                         21/11/29 20:26 修正 第2版
あの作品は、「クリスティー賞」に出そうと思っていたのですが
枚数がどうにも足りず諦めました。
次に「このミス」に出そうと思ったのですが、
それでもまだまだ枚数が足りず、
なんと、
全文章改行という暴挙に出たものです。
本当はもっと物語を膨らませればよかったのですが
飽きが来ていたというか、
どうにも書く事に疲れてしまって
早く終わらせたい一心で全改行という事になってしまいました。
又、書き終わってすぐに黒歴史の予感が出てきました。
書いている時にはそんなでもないのですが、
書き終わってすぐに、
これは黒歴史だ、
万万が一受賞になんて事になったら世間に恥をさらすたけだ
という思いにかられました。
そんな訳で、「このミス」にも出すかどうか未定です。
(出したところで予選にも引っかかる訳ないし、
万万が一残っても黒歴史ですから。
印字するだけ紙の無駄、という感じですかね。
ただ、年賀状用に購入したインクが余れば印刷してもとも思いますが。
ではまた)。


追伸。お体、お大事に。





#2022/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/11/30  20:32  (  8)
体調補遺   永山
★内容
 今の状況下だと、昨日の書き込みの話が例の流行病かと思われる可能性がわずかなが
らあるかなと気付きまして、一応、補足しておきます。
 小学六年生ぐらいのときに罹った病気にまた罹ってしまいました。血液検査の結果が
今日出て、入院の必要はなしとなりましたが、養生は必要というような具合です。

 朝霧さん、お気遣いをどうもありがとうございます。

 ではでは。




#2023/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2020 ***
★タイトル (lig     )  21/11/30  23:06  (  9)
ご自愛ください らいと・ひる
★内容
永山さん>

 「レスをしたい箇所」というのが私の書き込みに対してのものかわかりませんが、
そういうものは気にしないで回復に専念した方がいいですね。

 永山さんの書き込みがないのは寂しくも感じますが、しばらくネットから離れるのも
いいのかもしれません。

 お大事にお過ごしください。




#2024/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/01  21:50  ( 18)
月初めから予定がクルー   永山
★内容
 らいと・ひるさん、ご心配をお掛けしてどうもすみません。
 書き込みの方は、短めの雑談か、関西滞在中に読んだ図書館本の感想のストックを棚
卸しして、しばらく続けてみようと思います。(^_^;)

 体調を崩した影響もあって、創作関連の予定が目算通りと行かず、歯がゆいばかり。
 カクヨムコンには規定の十万文字以上書き終えてから投じたかったのだけれども、見
切り発車となってしまいました。ストックに乏しく、更新がじきに滞るため、初日に出
す意味はなかったかも。あとは、旧作に新エピソードを付け足して応募する予定。
 他の小説サイトでは、ノベルデイズで青い鳥文庫小説賞プロット部門の一次発表があ
って撃沈。対象年齢向けの物語であることをどうアピールすればいいのか測りかねて、
難しかった。
 挫けずに、さらに別のサイトでのコンテストに、これまた見切り発車で別の作品を出
してみた。こっちの方はカクヨムコン用よりもさらに進んでおらず、厳しいんですけど
ね。
 まあ、いずれもお祭りに参加して雰囲気を味わいたいという気持ちが、今のところ強
いかな。

 ではでは。




#2025/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/02  19:55  ( 21)
漫画の感想>『黒祠の島』   永山
★内容                                         21/12/02 20:55 修正 第2版
 初っ端から、本ではなく漫画の感想になってしまいました。前もって書いていた分の
棚卸しじゃなく、読了したばかりのものです。
 頭痛が残っているため、小説やドラマで筋を追うのが少々しんどい、漫画なら行ける
だろうかと思って読んでみたのが、小野不由美の同名原作小説をコミカライズした『黒
祠の島』(山本小鉄子・画 幻冬舎コミックス)全三巻。
 読み始めて程なくして感じたのが、字の多さ。上に書いたような理由で漫画を選んだ
のに、会話文や文字情報があまりに多くて、漫画化した意味あるのかこれと怒りたくな
ったほど(すみません ^^;)。
 内容というかストーリーの大半は、閉鎖的な島で起きた事件を外部の者が単身で調べ
て回るも島民は皆信用ならない、という定番設定で、捜査は遅々として進まない。事件
の様態にしても、伝奇ホラーともミステリとも着かぬ曖昧なボーダーライン上を行く感
じで、どこまで科学的に捉えるべきなのか掴めない。
 そんな隔靴掻痒感を抱えながらも、どうにかこうにか読み通し、大詰めに来て一転、
本格推理の芳香が立ちのぼった。これで読んだ甲斐があったと思えたのでまあよかった
です。
 ロジックにはちょっぴり異議を挟みたい箇所もありましたが、概ねOKだと言えそ
う。
 因習が今なお残る島の設定は絵で見てしまうと非現実感が強まる気がしました。文字
でこそ描けるものなのかもしれません。

 ではでは。




#2026/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/03  20:55  ( 25)
落語デスノート   永山
★内容                                         21/12/03 20:55 修正 第2版
 えー、今回の書き込みネタは、関西にいる間に書き込み用にメモしていたものに、ち
ょっと手を加えて整えました。念のため、『デスノート』のネタバレ注意です。

 関西にいる身内に古書店で店舗受け取りしてもらっていた本が何冊かありまして、そ
の中のある少女漫画を読了。世間の評判を知りたいなとネット検索してみた結果、一部
に漫画『デスノート』(大場つぐみ・小畑健 集英社)のパクリとする感想が出てた。
知らなかったけれども初掲載当時は、悪い意味でそこそこ話題になったそうで。
 で、私はどう思ったかというと、まず『デスノート』についてアニメ版と実写劇場版
しか知りませんが、とりあえず大筋は変わらないであろうとの前提で、くだんの少女漫
画が剽窃扱いされなければならないほどの類似だった?と甚だ疑問に感じた口。あ、漫
画の絵の作風や構図が似ているか否かについては判断できないのでパスです。対象はス
トーリーのみ。
 未成年の主人公のところに死神が現れて、人間を消すことのできる能力を主人公が得
る……明確に共通するのはこれくらいでは。この程度なら同じ設定の物語が古今東西、
山ほどありそう。お題レベルだと個人的には感じた次第。
 これで『デスノート』の剽窃だとするのなら、『デスノート』は落語「死神」からい
ただいていることになりやしませんかと問いたいものです。
・主人公の元に死神が現れる ・人間の生死を左右できる能力を得る ・能力によって
一時的成功を収める ・ピンチを迎える ・死神を陥れて危機を脱出 ・主人公は最終
的に死神によって命を落とす

 なお、断るまでもないかもしれませんが、落語「死神」は、グリム童話に編まれたあ
る小話を翻案したもの。(^^)

 ではでは。




#2027/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/04  20:44  ( 16)
だいぶ回復中   永山
★内容
 五歳児が魚図鑑のミスを見付けて、出版元に知らせたところ、図鑑の表記が修正され
ることになったとの報道。
 記事を読んだとき、現代ではこれがそれなりに大ニュースになるんだー、と軽い驚き
を感じました。と言うのも、自分も確か幼稚園児ぐらいの頃に、鉄道図鑑のSLのイラ
ストに誤りを見付けて、出版社に手紙を出した(母に出してもらった)覚えがあるの
で。もちろん当時はニュースにならなかった(笑)。

 あと、これはフレボイにも書き込んだ記憶がありますが、『頭の体操』(多湖輝 光
文社)シリーズのとあるパズルについて、答が間違っているように感じ(正解例よりも
少ない回数でできる!)て、出版社に葉書を出したなぁ。いつだったか覚えてないけ
ど、少なくとも大学以降。当然ニュースネタにはならず。(^^;
 葉書だから書くスペースが少なく、ぶしつけな文言になっていたかもしれない。け
ど、きちんと礼状が送られてきたし、次の版からは訂正されてた。光文社、すごい。(^
^)

 ではでは。




#2028/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/05  21:11  ( 25)
夢の中のコマ劇場   永山
★内容
 眠っているときによく見る夢って、年齢を重ねるにつれてある程度固定されてくるの
かな。
 もしそうだとしたら、私の場合、それは「学校にいる場面」になるかと。定期的とま
では言わないけれども、そこそこの頻度で学校にいる夢を見ます。
 ただし、いつの学年・学校であるかはばらけている。小中高大と様々。割合で言えば
高校が一番多いかしらん? 時々、登場人物と学年がごちゃ混ぜになっていることもあ
って、よく分からない。(^^;
 そういった学年とは関係なしに、学校にいる夢を見るとほぼ確実に出くわす(という
か出て来るというか)シチュエーションが一つあります。
 それは――「次の授業、何だっけ?」「**だよ」というやり取りがあって、学生鞄
かランドセルかナップサックか、あるいは机の中を探ると、次の授業の教科書やノート
が入っていない!――というもの。
 夢の中で冷や汗を覚えながら、時間割を確認しようとすると、時間割もまったく思い
出せない(当たり前と言えば当たり前か)。(小学校なら)クラスに貼ってあるはずの
時間割表を探しても、見当たらず、焦りは募るばかり。
 で、ここでようやく「これは夢だ。またあのパターンだ、やられた」と気付く。パ
ターンに慣れてきたせいか、夢だと気付いてもしばらく覚めずに夢が続くこともありま
す。
 教科書やノートなど授業に関係する物を忘れたことなんて、実際にはすべて合わせて
も五指に満たないと思うんですが、何でこんなに繰り返し見るのだろう?
 学校の夢を見る → 必然的に授業の場面がある → 現役時の時間割なんてまった
く記憶に残っていない → 夢の中で忘れ物をして当たり前……てな理由付けをしてみ
たけれども、果たして。

 ではでは。




#2029/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/06  20:32  ( 19)
がたがくる   永山
★内容
 症状とは関係なく、右膝に痛みが……歳を取ってきた証拠かなぁ。

 九州に戻るなりバタバタしていたので今まで気付かなかったけれども、離れの小屋に
置いていたリモコンの類すべてに不具合が起きてた。約一ヶ月使わなかった間に、日々
の寒暖差で金属が疲弊したんだろうけれども、六つ全部が同時になるのは珍しいという
か初めて。

 フロッピーディスクドライブ、最近のパソコンでは使えなくなって困ってたけれど
も、2DDのディスクならほぼ問題なく読み込み・書き込みともできるらしいことに、
今さらながら気付く。これなら関西に置いてある物凄く旧いデスクトップパソコン(今
のネットにつなぐと恐らくだめなやつ。USBはない)を起動して、2HDDのディス
クからデータを読み込み、それを2DDのディスクに書き込んで行けば、現在愛用の
ノートPCにデータを移すのも割と楽になるはず。業者に出すと費用掛かるし。
 これに気が付いたのが九州に戻ったあとだったので、実行するのはだいぶ先になる
〜。それまでに旧パソコンが保ちますように。
 ……と書いたあと気になって、FDDを試してみたら、一週間ほど前には読み込めて
いた文書が何故か読み込めず、その他の不具合も起きる。試す度に違うな。

 ではでは。




#2030/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/07  20:00  ( 25)
求む参考図書   永山
★内容
 二ヶ月足らず前に中世(もしくは古代)中華風の推理物を書いてみようと思い立っ
て、いざ書き始めてから迷ったことがありまして。
 それは人名の表記。
 漢字で記すか片仮名で記すかでまず迷い、とりあえず漢字だと、(私にとって)慣れ
ていない人名は文章に埋没する恐れがあるなと考えて、片仮名表記を選択。まあ、初登
場時のみ併せて漢字表記も示して、あとは片仮名で行こうかなと。
 次に迷ったのが、姓名のどちらを主に使うかの判断。昔の中国を舞台にした映像作品
を見ていると、・フルネームが結構多い ・役職があれば姓+役職 ・親しい仲では舌
の名前だけで呼ぶこともあるが常にではない といった傾向があるように感じられたの
ですが、統計を取った訳でなし、文字通り感覚でしかありません。他にもニックネーム
や幼名もぽんぽん出て来るし。
 大まかにでも何らかの基準があるのなら知りたいと思って検索してみたら、昔と今と
で違うし、「さん」付けはあまりしないとか「先生」は日本語とは異なる意味だとかあ
って、混乱に拍車が掛かる。(--;) 
 「先生」が日本語のそれとは違って「さん」程度であるということなら、中華風な創
作物語の中でも、師匠的なニュアンスで「先生」は使わない方がいいのかどうか。呼び
捨てが普通であるなら、「さん」付けせずに通すべきなのか。迷いどころがいっぱいあ
って、これはもう実際の作品や中華風創作の参考書に当たる必要があると考えたとこ
ろ。参考書は秀和システムから刊行されている一冊を古本で入手して少しずつ読み進め
てますけど、名前の呼び方なんて項目はまだ出て来ない。(^^;
 実際の作品の方はどれがいいのか分からないので着手していません。創作の参考にす
るのならこれがいいかもしれませんよという小説などがありましたら、教えてもらえる
と嬉しいです。(^^)

 ではでは。




#2031/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2030 ***
★タイトル (sab     )  21/12/07  21:51  (  6)
中国の小説かどうか不明ですが     朝霧三郎
★内容
「なろう」にある「薬屋のひとりごと」というのは、
中国みたいな場所を舞台にしたミステリーだった様な気がします。
参考になるかどうか分かりませんが、
すぐに、ただで参照できますので。

ではまた。




#2032/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2030 ***
★タイトル (GVB     )  21/12/08  00:05  (  9)
中華風図書 祭
★内容
「中華風」でよければ朝霧さんの言っている「薬屋のひとりごと」もそうだし、メジ
ャーどころだと「十二国記」ですかね。
 リアル中国だとそれこそ四大奇書や紅楼夢、金庸らの武侠小説がありますが、なにし
ろ長い。
 手頃なのは短編集の聊斎志異かと思います。各出版社から抄訳が出ています。私が読
んだのは光文社古典新訳文庫です。
 ただ、うろ覚えながらあまりお互いの名を呼んでいない気がする。
 中国じゃないけど源氏物語なんか主要登場人物の大半に作中では名前がついていない
わけで、名前を使うのを忌む文化があるかもしれない。




#2033/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/08  20:03  ( 39)
なんちゅーかほんちゅーか   永山
★内容
↑ネタがあまりに旧くて伝わらない人の割合が多そう(汗)。

中華風創作参考図書>
 朝霧さん、祭さん、ご教示をどうもありがとうございます。

 『薬屋のひとりごと』は少し前にコミカライズされた物が(三巻くらいまでだった
か)期間限定無料配信されていたのを読んでいました。面白かったのに忘れてた。(^^; 
読んだときは、中華風物語での人名の呼び方なんて頭になくて、全然気にせずに読み進
めていましたが……思い起こすに、やはり「さん」付けは少なく、別名・愛称的な呼び
名がちらほらあったように記憶しています。
 後宮を主な舞台にしていることから、特殊な環境を描いているとみるべきかしらん。
だからといって市井の人々は普通に「さん」付けで呼び合っていた、なんてこともなさ
そうですが。

 『十二国記』はアニメ版を遙か昔にちらと観たきりで、内容もほぼ覚えてないです。
この機会に原作小説に目を通してみるのもありかなと思う一方、未だに作品が続いてい
るとか聞くと、参考図書として見る程度に収めた方がいいような気も。(^^;) 
 この作品も王だの跡継ぎだのが主題で、描かれるのは特殊な環境だと思いますが、現
代日本人のキャラクターが関わることにより多少は「さん」付け会話があったような?
 それを参考にしてよいのかどうかは別問題として、電子書籍サイトの試し読みで確認
しようとしたのですが、電子書籍化されていないらしく、残念。

 『聊斎志異』は初耳で、検索してみました。色んな所から出ているんですね。概要説
明を読むと面白そうな内容で、参考図書云々を抜きにしても読んでみたいかも。てこと
で電子書籍サイトで試し読み可能な部分に目を通してみましたが、名前を呼び合うシー
ンがほとんどなし。あっても呼び捨てで、唯一?、漫画版で女性の幽霊が男を「**
様」と呼んでいたくらいでした。
 少し前に『棠陰比事』(岩波文庫版)を読んだのですが、雰囲気が似ていると感じま
した。『聊斎志異』の方が一編が長く、物語性も高いですけど、事態そのものを表すの
に言葉を費やし、登場人物の会話は必要最小限にとどめるスタイルが似ているかなと。

 ここまでのところ感触だけで言えば基本フルネーム呼び捨てで、親しい間柄や二人き
りの場面では愛称や下の名前で呼ぶケースもあると。官職など位を表す語句を付けると
きはフルネーム、名字のみ、下の名前のみのいずれもあるような気がします。
 自分が書くなら、下の名前をメインに使いたいかな。名字がメインだと同じ呼び方の
人が山ほど出て来て、混乱するのが目に浮かぶ。「さん」付けは依然としてよく分かり
ませんが、特定のキャラだけが使うようにすれば、特徴付けの一つになるかも。

 ではでは。




#2034/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2033 ***
★タイトル (AZA     )  21/12/09  19:53  ( 19)
念のため手短に   永山
★内容
 体調がかなり回復した(気がする)ので今日、外掃除を手伝ってみたら、疲労感を覚
えるのがいつもよりも早かったような。(--;) 単に年齢のせいという可能性もある。(^
^;

 昨日の書き込みのあと、折を見ては中国での呼び方を検索で調べてみました。
 古代とか中世とかに拘ったがために、余計な検索ワードを指定しているんじゃないか
と思い、そういうワードを外して検索してみた結果、中国では呼び捨ては親愛の情を表
しているとの記述が見付かりました。逆に「さん」付けなどをしたら改まった感じがし
て、たとえば先生が生徒を「さん」付けで呼んだら、生徒の方は「これから叱られるん
だ」と身構えるそうで。
 これでだいぶすっきりしてきました。(^^)
 となると、キャラ付けのために「さん」付け連呼という設定は、思惑とはちょっとニ
ュアンスが違ってくる。丁寧なのではなく、誰に対してもよそよそしい性格の人物とな
ってしまうのかしらん?

 あとは小さな子供が大人の名を呼ぶ場合が気になるかなあ。検索しても見付からない
でいます。まあ、やっぱり呼び捨てでいいってことになっていそうですが。

 ではでは。




#2035/3020 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2034 ***
★タイトル (        )  21/12/09  20:48  ( 12)
中華風でのキャラクター  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

 「さん」付け連呼のキャラクターというと、「薬屋のひとりごと」にも先の方で出て
来ますよ。小説家になろう版しか読んでいないので、小説版やコミック版で出てくるか
は解りませんけれど。
 中国が舞台、ではなく、中華風な舞台、なら、作品の中で統一されていればこだわる
必要はないのでは?と思います。

 それと遅ればせながら、「彩雲国物語」も中華風な世界観ですね。(アニメを何話か
見たくらいですが)

それでは。




#2036/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/10  21:31  ( 25)
ラーメンは日本食説   永山
★内容
中華風キャラ>
 夢乃さん、ご教示をありがとうございます。
 『薬屋のひとりごと』なろう版、実はまだ目を通しておりません。
 夢乃さんとらいと・ひるさんの御作をなろう版で読んでいる途中なのに、『薬屋のひ
とりごと』に寄り道するのは道理が合わない――と変に拘ってしまう。(^^; でもまあ
現時点では呼び方を参考にするだけなので、いずれ確認だけしてさっと引き返すことに
なると思います。

 中華風の物語世界を文字でどう構築するのか、まったくの手探り状態でして、苦戦し
ています。書いた分を読み返すと、今のところ登場人物が全員中華風の名前、古代〜中
世中華の頃の知見によってトリックを解明し、事件を解決してるだけに過ぎず、中華っ
ぽさは醸し出されているのかこれ?というのが自己感想。風景や衣服の描写がほとんど
ない(まだ知識不足でできない)ため、まずはしゃべりを中華風の物語らしくしてみよ
うと画策したのですが……ご覧の通りの有様で、行き詰まっていました。
 しゃべり以外で中華の雰囲気を出せる力を付けるのが先決のようで。

 『彩雲国物語』、私もアニメでしか知りません。全話は見てないし。確か第一回日本
ファンタジーノベル大賞……と思ったら違った、『後宮小説』だった。(^^;

 こうしてみると、中華風の物語と言えば後宮を絡めた作品が圧倒的に多い?
 流行り物の後追いをしている自覚があるので、自作は後宮の色合いを払拭して、街中
での事件をメインで扱うことにしたものの、あとになって検索してみると中国のテレビ
ドラマでそういうのが結構作られているらしく、ちょっとがっかり。

 ではでは。




#2037/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/11  20:12  ( 33)
とりあえず専用ビール   永山
★内容
 ちょっと気になる表現。
 時々、「もっぱらだよ」「もっぱらである」という表現を見掛けるのですが、気にな
る場合と気にならない場合があります。「うちでは最近、朝食も米飯がもっぱらだ」の
ような使い方は当然ありとして、「噂」が絡むパターンで気になる場合が。
 先に、気にならない場合を記すと、「彼と彼女は別れたという噂がもっぱらだよ」と
いう風な形なら気にならない。「もっぱらの噂だよ」の言い換えであることがすぐに飲
み込めるから。
 では、気になる場合とはどんなのかというと、「ついに連載再開じゃないかってファ
ンの間ではもっぱらだよ」このタイプ。要するに「噂」が抜けている形です。省略した
といえば聞こえはいいけれども、まだ市民権は得ていないんじゃないかと。曲解するこ
とができますしね。「ついに連載再開じゃないかってファンの間ではもっぱらデマが流
れているよ」とか。(^^;

 自分はお酒がだめな口で、そのせいか酒を飲むシーンで細かい描写をすることはなか
なかないんですが。
 定型句か枕詞のごとく使われていた「とりあえずビール」がだいぶ前から嫌われる・
避けられるようになっているという話を、それこそだいぶ前に聞いた覚えがあって、ふ
と、理由は何かなと疑問が。ビール飲みたい人は「とりあえずビール」でいいじゃない
か。“とりあえず”にビールを軽視してる響きがあると思われているのか?などと想像
してから検索。
 で、結果。どうやらグループで飲みに来て、「とりあえずビール」だと全員が一杯目
にビールを強要される形になるから、らしい。
 ああ、そういう風に使われるフレーズだったのか。てっきり、個々人が注文するとき
にビールを飲みたい人が「とりあえずビール」と言うのかと。これまで経験した飲み会
で、全員一杯目ビール強要なんてなかったから思いも寄らなかった。

 ところで検索結果の中には、“とりあえず”がビールを軽く見ているとする意見もち
らほらありまして。そういう方達の前では“まずは”と言い換えればいいのか。もっと
ランクを上げて?“何はなくともビールは絶対に飲むからビール”と言うべきか。実
際、“とりあえず”は“まずは”や“何はなくとも”的なニュアンスを含むはずで、決
して軽視するものではないと思う次第。

 ではでは。




#2038/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/12  19:54  ( 20)
気象予報と空の耳   永山
★内容
 NHKニュースのローカル枠天気予報のコーナーで、「“西高低東”の気圧配置」と
言ったように聞こえたんだけど、訂正がなかったから、私の空耳なんだろう多分。

 WOWOWで総合格闘技とボクシングの試合をやっていたので、ザッピング状態で観
て堪能。そのあとにあったダンスバトル番組を惰性で見ていたら、摩訶不思議な表現に
出くわしたです。
 ダンスチームの一人がコメント:「生だとライブ感が出るから」。
 ……ん? 生だとライブ感て当たり前じゃないのかしらん? 当たり前のことを言っ
ていけないことはないけれども、これは気になる。
 ダンス用語として何か特殊な意味を持つ“ライブ感”があるのかと考えて、検索して
みたけれども見付けられなかった。番組で誰もつっこまなかったところを見ると、意味
は通じているはず。

 NHK−BSで放送の「ウルトラセブン」第三十八話『勇気ある戦い』を録画視聴。
金属を集めるためにわざわざ地球に来て地球人の使っている車をかっさらっていくとい
う、非効率的なロボット怪獣と星人。もしも現代に合わせて作り直すなら、二酸化炭素
削減のためにガソリン車を回収していくロボットということになったりして。シオマネ
キを想起させるクレージーゴンのアンバランスなデザインが不細工で格好いい。

 ではでは。




#2039/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/13  19:35  ( 23)
久ドラ感   永山
★内容
ドラマの感想>
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第七〜九回を録画視聴。ネタバレ注
意です。
 「ウルトラセブン」を観てちゃんと筋が終えるくらいに回復してきたので、ドラマも
観てみましたが……まとめて観たせいもあったか、いつにも増してしんどい。(^^;
 この作品、“登場人物ほぼ全員を怪しく見せよう”という姿勢?やり方?が、間違っ
ている気がしてきた。みんなが怪しくて、しかも奇人変人揃いとなってくると、もはや
誰が犯人であろうがどうでもいいやって心持ちになるから。あれと似ていますね、我が
子にキラキラネームを付けたけれども、周りもキラキラネームばかりで埋没しちゃうっ
ていうのと。
 現状だと、犯人と判明して「え、このキャラが犯人だったの?」と驚けるのは、ブッ
クバーのマスターくらい。なので、是非ともマスターが犯人であってほしい。(^^)
 第九話では真相編・序を謳いながら、新たな要素・仄めかしをどんどんぶっ込んでく
るのは、この回では解明するつもり皆無なのがよく分かる。序になっているかどうかす
ら怪しい。
 主人公の妻と不倫していた疑惑の林、十年以上も不倫のことを黙っていられるかな
あ? ちょっと酔っ払った程度で、生命保険金の件をたれ込んだのは自分だって大声で
言っちゃうようなタイプでしょ。十一年の間にぽろっと自慢げにしゃべっているのが当
然と思える。しゃべっていないのなら、実際には肉体関係には至っていなかったと捉え
るべきところなんですが……このドラマの脚本がそっちの方向に練り込まれているとは
考えづらくて、恐らくないんだろうなー。

 ではでは。




#2040/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/14  20:11  ( 28)
暗黙の了解   永山
★内容
 昨日の書き込みで、言及するつもりだったのに忘れてるな、何だっけなと思い出せず
にいたので、ネット検索。他の人の感想やレビューを見てみたら思い出すかなと。
 で、思い出した。
 それは宗教を出してきたこと。最初に感じたのは、またかという思い。秋元康の関わ
った以前のドラマでも宗教を絡めていたので。誰のアイディアか知らないけれども、二
番煎じ感が強い。
 個人的には、ミステリで宗教を取り入れるのはかなり優れた趣向がないとだめだと思
っています。宗教を絡めると、けったいな出来事や奇妙な殺害方法、ぶっとんだ動機と
いった謎がたいてい強引に説明づけられてしまう。謎が謎でなくなるんですよね。まっ
たくもって便利な“道具”です。これを臆面もなく使用するのは、相当に度胸のいるこ
とだと思います、割と真面目に。
 「真犯人フラグ」で宗教がどのような位置を占めるのかはまだ確定していませんが、
マイナスの印象が強まっただけ。

 あと、他人様の感想を見ていて、「二宮がいつも(カセットテープ音源?の)イヤホ
ンで何か聴いているが、あれは宗教施設で流されていた歌曲に違いない」的な意見がそ
こそこ目立っていました。
 うーん。真っ当なドラマなら、そんなことはまずないと思うんですけど。何故って、
日常的にいつもイヤホンで何か聴いている同僚がいたら、普通は誰か一人くらい「何聴
いてるの?」と尋ねるでしょう。そして二宮は普通に返事して何を聴いているか教えて
おり、その返答が周りの者にとって受け入れられる自然なものだった――と、視聴者は
解釈しなければいけない(二宮は職場で普通に人間関係を築いており、周りも腫れ物に
触る感じではなく、親しく接しているので)。もし仮にそうでないのであれば、尋ねら
れたときの二宮の反応を作中で描いておく必要がある。「秘密」と隠すか、「こういう
曲」と聴かせたらみんなが引いたといった様子を。
 ただまあ本ドラマは真っ当なドラマではないかもしれないので……。

 ではでは。




#2041/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/15  19:50  ( 29)
ダブルミーニング   永山
★内容
 今朝夢で、小学生の頃に好きだった女性アイドルが亡くなったニュースが報じられる
というのを見て、飛び起きた。(^^; 年齢的には健在でいて当然だからか、ご丁寧にも
事故死の設定だった。好きなアイドルに限らず、こういう人が亡くなる類の夢はほんと
に寝覚めが悪い。
※ここからちょい、下ネタ。
 で、何でこんな夢を見たのかと考えるに、ネット広告でたまにでてくる内容が怪しい
芸能ネタの広告のせいかなと。“現在の姿を見る前にティッシュのご用意を”っていう
あれ。意識していないつもりだったけど、意外と印象に残っているのかしらん。
 あの手の広告を実際にクリックしたことはないので、クリックしたらどうなるのかを
検索して調べてみたら、名前の出ていたアイドルとは全然関係ない写真が延々と出て来
るんだそうで。
 いや〜、てっきりアダルトサイトに誘導するものだとばかり思っていました。つま
り、ティッシュを別の用途に使う物と捉えていた。(^_^;)

 子供の頃と言えば。
 学園祭で作業するために、大工道具的な物をみんなで持ち寄って使うことになって、
うちからもいくつか持って行って、その中の一つに錐がありました。作業がすべて終わ
って、道具を集めてみたら、錐だけがなくなっており、いくら探しても見付からない。
 これがほんとの“きりがない”
 とオチが付いたところで終わって、錐が出て来ずじまいだったけれども、現代なら明
らかに問題視されそう。

 昔見たパズル本に載っていた問題。
 イラストで、虫ピン、釘、金槌、ドライバー、ハサミ、画鋲、ペンチ、クリップ、釘
抜き、錐が横並びに描いてあって、「さてこれは何を表している?」
 答は後日。というかその前に正解されると思います。

 ではでは。





#2042/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/16  20:15  ( 21)
蘇る動機   永山
★内容
 “リハビリ”がてらに、もう何度も観ている「刑事コロンボ」の一作を視聴。犯人は
人気テレビ番組の司会者で、動機はかつてポルノビデオに出演したことを掴まれ、ばら
されそうになったからという設定でした。
 実際、ビデオソフトとしては世に出たが、DVDソフト化されていない作品は多数あ
るはず。一方、動画配信がごく当たり前に利用されるようになり、レンタルビデオショ
ップどころかレンタルDVDショップですら実店舗が閉じられ始める昨今、もっとこの
手の動機を描いた作品が増えていいんじゃないかと感じたです。閉店したレンタルビデ
オショップから有名無名問わず大量のソフトが中古市場に出回り、長らく知られていな
かった作品がマニアの目に留まり……という流れは自然で描きやすい。俳優によって
は、アダルトでなく通常の作品でも“黒歴史”として封印したい場合があるだろうし。
また、当時はよくても今なら問題視されるケース、たとえば差別を下手に扱った内容な
ら隠したくなることも想定できる。当人に大きな仕事が入っていればなおのこと。
 小説の新人賞でも、過去の人種差別的発言(書き込み)が問題になって、受賞辞退に
なったことが現実に起きていたとか、あとになって知りました。ネット上の書き込みだ
と、一人二人殺したって隠しようがないから殺人事件のミステリには結び付かないでし
ょうけど、他の状況を設定できれば行ける。交換日記にまずいことを書いていたとか。
ただ、紙の交換日記そのものが今や非常に珍しいでしょうから、その辺をうまく理由付
けるか、物語の舞台を過去にするか、もしくは何十年も前の出来事が動機になる流れに
するか、工夫が必要となるでしょうね。

 ではでは。




#2043/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/17  20:41  ( 28)
えくぼもあばた   永山
★内容
 また変な夢を見た。内容は他愛ないもので、大まかに言うと「うちに選挙の応援運動
にやって来た嫌な感じの中年男性。何故か候補者の名前を言わないのであとをつける
と、途中で小さな妖精に変身した」てな具合。こんな荒唐無稽な展開なのに、夢を見て
いる間はちらともおかしいと思わず、行動しているのが我ながら不思議。
 常に、何でもかんでも信じ込んで夢を見るのならまだ分かるけれども、途中でこれは
夢だと気付く場合もある。気付く気付かないの差は何なのかしらん?

 だいぶ昔、AWCではないよそのサイトでのこと。すでに完結済みのミステリ作品を
読んでいる途中、おかしな描写に出くわして、これは指摘しとこうとメモに取る。その
後、終盤に差し掛かってそれが伏線の一つだったと判明。作者の書き方がまずかった訳
ではなく、非常にフェアだった結果なんで、読者として体験したままを感想に入れて書
き込んだのですが、自分の感想をあとで読み返すと「早い段階で真相が分かったぞ!」
という風な自慢みたいにも読めると気付いて、冷や汗かいた。(^^;
 それはさておき。
 他人様の小説を読んでいて、作者のミスだと思っていたら、実は巧妙な伏線だったと
いうケース、稀にありますよね?
 上述の場合は完結済み作品であり、私も全部読了していたから、先走って「ここおか
しいですよ」と指摘する事態にはならずに済みました。が、仮に連載中の作品で、本当
は伏線なのに作者のミスだとする指摘のコメントを受けたら、どう対応すればいいのか
――という風な話が、某巨大掲示板の一つに出ていて、ちょっと考えさせられた。
 もちろん「そこは伏線なので……」と返信する訳には行かない。「ご指摘ありがとう
ございます。修正する方向で考えます」だと読者に嘘を言っている形になるし、修正さ
れるまで待とうと考える読者だっているかもしれないので避けたい。で、自分なりに捻
り出した返事があるんですが、それを今ここに書いちゃうと、将来本当に伏線を矛盾と
して指摘されたときの返信に使えない(使うと、そこは伏線ですと認めたとばれる可能
性がある)ため、伏せます。(^^)

 ではでは。




#2044/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/18  21:12  ( 22)
キリの話を切り上げて別のキリを   永山
★内容
 三日前の書き込みで引用したパズルの答をば。

問.イラストで、虫ピン、釘、金槌、ドライバー、ハサミ、画鋲、ペンチ、クリップ、
 釘抜き、錐が横並びに描いてある。さてこれは何を表しているのだろう?

答.「ピンからキリまで」


 こういう風にして書くと、「ピンからキリまでってキリよりもピンが上だと思ってい
たけれども、錐の方が価格的にはピンより上じゃないの?」という疑問が湧く向きもあ
るかも。(^^; 私は同じ疑問を持ってだ〜いぶ昔に調べて、外国語由来だとする説にへ
え〜となった口。


 話題換わって、キリはキリでも爪切りの話。
 この間、NHKの情報バラエティ番組「所さん大変ですよ」で、足の巻き爪のことが
取り上げられていて、その中で、足の指用の爪切りがあることを始めて知りました。手
指の爪はカーブして切るのが理にかなっているのに対し、足指の爪は水平にカットする
のがよいんだそうで、よって足指用の爪切りは刃が真っ直ぐになっているとのこと。
 これはミステリのネタに使える、と思った。(^^)

 ではでは。




#2045/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/19  21:02  ( 24)
ゲルかベロか   永山
★内容
 小学校の国語か道徳の授業で、悪人と同じ名前だから殺してしまえ的な展開の話が教
材にあったような記憶があるんですが、その名前がゲルニカだったかベロニカだった
か、はたまた全然違う名前だったかも含めて思い出せない……。

 自作用にこしらえた登場人物の名前でネット検索していると、久々にアダルト女優さ
んと一致してた。(^^; 漢字が一部違うけど、音が一致するのはやはり避けたいので変
更しておこう。

 前々から小説に使えるだろうなとメモしてるのが、名前が著名人と一致するネタ。
 たとえばシンプルに、女の子が自分の名前を検索してみたら、大昔のアダルト女優と
まったく一緒だった。そこを起点に……1.名前を付けた親を恨むシリアス物 2.ク
ラスメートに知られないように奮闘するドタバタコメディ 3.そのアダルト女優のフ
ァンだったいい歳した大人につきまとわれるサスペンス……等、色んな展開が考えられ
る。
 また、男の子が女優の名前と一致したらどうなるか。実在の人物で言えば、あまみゆ
うきとか。その上、名前の一致が母親の再婚によって起きるとなると、その再婚を阻止
しようとするかもしれない。
 さらに、名付けの段階では有名人との一致はなかったが、成長したあとにあって、同
姓同名の有名人が出現するパターン。好感度の高い芸能人やスポーツ選手との一致なら
まだいいんだけど、嫌われキャラのお笑い芸人とかよい噂を聞かない政治家とかだと、
やはり嫌だろうな。特に、凶悪犯と名前が被ったら、年齢や環境によっては耐え難い事
態になり得る訳で。

 ではでは。




#2046/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/20  17:27  ( 25)
たまには文句だけでなく推理も   永山
★内容
 日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第十回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 第一部最終回ということでしたが、何でここで区切るのか分からない。何らかの解決
を示唆してからのクリフハンガーならまだしも、明らかにミスリードと分かる「パパが
ママを殺した」では、区切りの役目を果たせていないと思う。
 あと、色々詰め込んであったけれども、謎の解明という観点からは、進展がほとんど
なかった回。まあ、それは毎度のことかもしれませんが、今回は親子の情愛を描くのに
長く時間を使った分、進んでいない感が分かり易く露呈したのかも。
 上島竜兵が裏社会の人間ぽい役で登場しましたが、このキャラクターがまたおかしな
人物だった。もう出てくる人出てくる人こんなのばっかり。
 主人公・凌介の会社の個人用メールアドレスに、捨てアドからのメールで「今晩九時
に」という表現があったけれども、凌介は戻って来た子供の心配をして病院に張り付い
ており、いつ出社して、いつメールを見るか分からない。それなのに「今晩九時に」と
指定するのはおかしい。逆方向から推測すると、出社することを掴める立場の人間が
メールの差出人なのかな? だとすれば、一緒になって調査をしてくれている面々の誰
かが怪しいってことになりそうで。
 子供が蘇生しましたが、ほんとに助かるものなのかしらん? どのくらいの時間、冷
凍状態に置かれて運ばれていたのか分からないけど。犯人が子供を死なせるつもりが端
からなかったのだと仮定すると、実際には荷物として発送していなくて、凌介の職場に
直に持ち込まれたんじゃないのかと妄想。
 一方で、子供が蘇生して犯人が焦っているんだとしたら、随分と馬鹿なミスをしたも
ので、確実に息の根を止めてから発送するべきだったということになる。この辺り、し
っくり来ない。

 ではでは。




#2047/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/21  20:33  ( 24)
タグはプロレスのタッグの語源   永山
★内容
 小説投稿サイトを利用していると、サイト内で作品を探すための検索の使い勝手が悪
いという話を(某巨大掲示板の関連サイトなどで)ちらほら目にするんですが、個人的
には使い勝手が悪いという実感があまりなく、よく分からない。ミステリのジャンルだ
とそれなりに絞り込める気がする。ミステリだと、ジャンル特有の用語がはっきりして
いて、意味も共通認識がほぼできあがっているからかも。私が自発的に読むことの少な
いファンタジーのジャンルを見てみると、用語の持つ意味が定まっていない感じがした
ので、そこからの類推ですが。

 ミステリのジャンルでも、タグ付けが悩ましいケースはもちろんあります。
 用いていること自体を伏せておきたいトリック、たとえば「叙述トリック」「一人二
役」「変装」といったところがまず挙げられます。
 さらに、それ以外のトリックでもタグに付けるべきか否かを迷うことも。つまり、
『探偵ガリレオ』の某長編を例に挙げるまでもなく、Aトリックに分類されるミステリ
だと思わせておいて、実はBトリックを用いたミステリだった、という仕掛けのある場
合。
 分かり易く、密室トリックだと思ったらアリバイトリックだったというミステリ作品
を書いたとしましょう。タグに「密室」「アリバイ」と馬鹿正直に付けるのは、読者に
与える驚きが減じられる恐れがあり、躊躇を覚える。かといって実際には密室トリック
が使われている訳ではないのに、「密室」とだけタグを付けるのも心苦しい。逆に「ア
リバイ」とタグを付けるのは、もっと愚かしく、早々に作品の仕掛けを見抜かれる恐れ
を高めてしまう。こんなとき、私だったら原則的には「密室」のみを付けるかな。読者
を騙してなんぼなので、多少の嘘は許してねという心理。

 ではでは。




#2048/3020 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/12/22  20:18  ( 21)
“ステータス?何それ美味しいの?”なキャラ   永山
★内容
 今度は鼻の中が炎症を起こしているみたいで、ここ数日、気分がすっきりしない。
 前は体調が悪いと感じることが滅多になかったのに、一度崩すと、些細な変調でも気
にしてしまう。
 てことで、昨日の書き込みのネタが、約一年と七ヶ月前の書き込み内容と被ったの
は、この不調のせいかもしれません(汗)。

 異世界転生ものに詳しい方に伺いたいのですが。
 一般的な異世界転生もので、ステータスが表示されるようになるタイプの物語があり
ますが、あのタイプで、転生させられてきた主人公が、ステータスそのものが何のこと
やらさっぱり分からず対応できない、転生に関与した神様的な存在がいくら説明しても
理解できない、そのためスタートからもたつく。そのもたつき具合を面白おかしく綴っ
た作品て、すでにありますでしょうか?
 今朝、ふっと思い浮かんだネタで、実際に書くかどうか分かりませんけれども、もし
もまだほとんど書かれていないようであれば、頭の片隅で意識しておこうかなと。
 仮に書かれていても、主人公がステータスを知らない理由の設定次第で、バリエーシ
ョンはそれなりに広がりそう。その手のゲームやライトノベルに触れた経験がないため
知らないというのが基本にあって、まず考えられるのは世代とか国とかの違いでしょう
けど、もっと極端にコンピュータゲームのない時代の著名人を引っ張り出してきてもい
いかも。織田信長とか卑弥呼とか諸葛孔明とか、ベタに。(^^;

 ではでは。




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