AWC ◇フレッシュボイス2



#1388/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/20  20:20  ( 27)
文字上の魔術   永山
★内容
 正確に描写するのが難しい事柄って色々あると思いますが。
 この前、描こうとして意外と難しいなと感じたのが、
『二本の輪ゴムを使った輪ゴム貫通マジック』
 です。
 こう書くだけで状況を思い浮かべられる人はそれなりに多いとは思いますが、もしも
あのマジックを知らない人に、一から言葉だけで説明するとしたらどう描写すればいい
のか。やってみるとこれが相当難しいというか面倒臭いというか。
 まず、輪ゴムを左右の手に引っ掛けるところから始めようとしたのですが。
<二本の輪ゴムを長細い楕円形になるよう整えた後、十字の形に交差させ、置く。下に
なった方の輪ゴムの輪の中に右手の人差し指と親指とを入れて引っ掛ける。そのまま上
になっている輪ゴムが落ちないようにそっと持ち上げてから、左手の人差し指と親指と
を下方向から、上になっている輪ゴムの輪の中に入れて引っ掛ける。>
 これでどうにか伝わるでしょうか?
 伝わったとしても、実際にこのマジックをやる際に、こんな手順で輪ゴムを指に引っ
掛ける人はまずいない気がする訳で。
<二本ある輪ゴムの内の一本を広げ、その輪の中に右手の人差し指と親指を入れて引っ
掛ける。もう一本の輪ゴムの輪には左手の人差し指を入れて持ち上げる。だらんと垂れ
下がった輪ゴムの下端を、右手の指と輪ゴムとでできている輪っかに上からくぐらせ
る。くぐってきた下端を左手の親指に引っ掛ける。>
 こういう手順で引っ掛ける人の方が多いはず。
 あるいは、<手の中で二本の輪ゴムをクロスさせ、左右の手の親指と人差し指に輪ゴ
ムを引っ掛け、互い違いになるように引っ張る。>が一番多いかもしれないんですけ
ど、この短い描写で事足りているのかどうか心許ない……。
 結局ここまでで力尽きて、マジックの現象そのものは大幅に簡略化、種明かしについ
ては省いてしまった(苦笑)。

 ではでは。




#1389/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/21  20:56  ( 22)
前にも増して分からない   永山
★内容
 東京創元社の隔月刊誌「ミステリーズ! vol.100」に掲載の犯人当て『心理
的瑕疵あり』(法月綸太郎)にまた挑戦しているのですが、前回よりもさらに苦戦中。
 麻耶雄嵩よりは解きやすいと思っていたのに、まさかの難しさ。
“犯人が犯行現場からエアコンのフィルターを持ち出さねばならなかった理由”が、最
大にして唯一のヒントって感じ。三人の容疑者が三人とも現場近くの防犯カメラに映ら
なかった事実から、一人に絞り込めると言うんだけど何にも思い付かない。防犯カメラ
に映らないように、もしくはセンサーライトに反応しないようにするために赤外線を遮
断したいのであれば、エアコンのフィルターの銀イオンに期待するよりかはアルミホイ
ルを使う方が実際的なようだし。

 推理作家の浦賀和宏がこの二月に亡くなっていたことを今さらながら知りました。合
掌。
 正味のところ、その作品はあんまり肌に合わなかったけれども、人をくったような作
風は独自色に溢れていたとも言えるかと。
 ところで以前にも数度、作品をそれなりに読み込んだ推理作家やパズル作家の逝去
を、死の数ヶ月から数年もあとになって知るというケースがあったんですが、今回もま
たです。世間的にはさほど有名ではないという扱いで仕方ないのかもしれませんが、も
うちょっと大きく報じてもらうか、あるいは推理作家についてウォッチを怠らないよう
にしない限り、情報の洪水に飲み込まれて見落とすことを延々と繰り返してしまいそ
う。なんとなく、いや〜な感じ。

 ではでは。




#1390/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/05/22  10:53  ( 64)
「平家伝説…」と「吸血鬼伝説…」ネタバレ     HBJ
★内容                                         20/05/22 10:55 修正 第2版
いまだに「ミステリーオタクは何故物理トリックに萌えるのか」
が気になっているのですが。
5ちゃんで調べてみたら「平家伝説殺人事件」(内田康夫)が傑作、
とあったのでさっそくyoutubeで視聴してみました。
肝心のトリックのシーンは飛んでいた。
多分「銀幕の殺人鬼」(金田一少年)のトリックと同じでは。

「何故物理トリックに萌えるのか」はともかくとして、
謎解きの展開が気になりました。

「平家伝説…」には2つのトリックがあるのですが。
一つはフェリーから人が飛び降りるがどうも偽装らしいというもの。
もう一つはマンションから人が飛び降りるのだが、これも偽装らしく、
しかも密室。

探偵浅見光彦は一つ目の偽装に関しては、
たまたま暴走族に絡まれて、
その暴走族がカセットレコーダーで音楽を流しながら去っていく
(音楽がだんだんと遠のいていく)
という経験から、
「フェリーでの飛び降りも、悲鳴を録音したカセットレコーダーを海に
投げ捨てたのではないか」と思います。
2つめに関しては、たまたま公園で、マリオネット
(人形を釣り糸で操るもの)を見て「釣り糸を使ったのではないか」
と思い至る。

という事は、
事件 → 偶然事件解決のヒントを得る → 探偵浅見光彦の謎解き
という展開なんですね。

これに比べて、昔見た「吸血鬼伝説…」なのですが。
トリックに関してネタバレすると、
45(仮に)キロしか上がらない業務用エレベーターに
46キロの七瀬美雪を乗せて上げるにはどうするか、というもので。
血を1キロ抜いて、上に上げてから又血を戻す、というものでした。
そしてこの作品では、事件が起こる前に、体重の事やら、
首筋に血を吸った痕がある事など、伏線=ヒントを提示していました。

つまり
ヒントの提示 → 事件 → 探偵金田一少年の謎解き
という展開。
(この時、事件の前にヒントは出るのだが、
大抵のオーディエンスは事件が起きても気付かない。
そして、金田一少年の謎解きの後に「そうだったのか」とカタルシスを
得るのですが)。

この2パターンでどっちがいいのでしょうか。

「吸血鬼伝説…」みたいに先にヒントを出しておかないと、
事件が起きた時に、「そうだったのかー」という感動は無い訳で。
もっとも事件が起きた段階で「そうだったのかー」と読者にバレてしまっては
探偵の出る幕はなくなってしまうのですが。
又、まだ事件が起きていないのにヒントを出されても、
読者は退屈するのではないかとも思います。
一刻も早く事件を起こして「謎解き」がスタートしないと読者は退屈する。
しかし、「平家伝説…」みたいに、後からヒントが出るのでは、
偶然すぎないか、とも思えてしまう。

一番いいのは。
ヒントの触りを出しておく → 事件が起こる
 → 探偵がヒントの触りから捜査をしてヒントの全容が見える
 →謎解きをして読者はカタルシスを得る

という展開ですかね?




#1391/1397 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1390 ***
★タイトル (AZA     )  20/05/22  21:42  ( 54)
同じくネタバレ注意   永山
★内容
※小説『平家伝説殺人事件』(内田康夫)ならびに漫画『金田一少年の事件簿 吸血鬼
伝説殺人事件』(天樹征丸 さとうふみや)の内容に触れる場合があります。ご注意く
ださい。

 私は『平家伝説殺人事件』はドラマを、『吸血鬼伝説殺人事件』は漫画、アニメ、ド
ラマ版でそれぞれ観て・読んでいまして、ネタバレの規制線に引っ掛からずに済みまし
た。記憶頼みになりますがどうにか思い起こしながらレスしてみます。(^^;

 先に、『吸血鬼伝説殺人事件』において、体重の件は確かにヒント・手掛かりでしょ
うが、血を吸われた痕跡というのはおどろおどろしい雰囲気作り、吸血鬼伝説に“らし
さ”の上を与えるための演出という役割がより強いかと思います。その上でヒント・手
掛かりになっており、巧さの表れと言えるかと。


 ヒント・手掛かりを出す位置付けについて。
 まったくの私見になりますが。凄く大雑把に分けると、読者に推理させる本格ミステ
リには二種類あると言えそうです。

・手掛かりそのものを読者が苦心して見付け、そこから一足飛びに真相に迫るタイプ。
・手掛かりはあからさまに配置され、それらを元にあれこれ推理し、真相に迫るタイ
プ。

 もちろん、手掛かりを見付けること自体が難しい上に、やっと見付けた手掛かりを元
に込み入った推理を組み立てねばならないタイプもありますが、とりあえずここでは先
の二種類が基本ということで。
 作者は自身の考えた手掛かりが見付けやすいものであると思うのなら、事件が起こっ
てから読者の前に提示するのが安全だと言えるのでは。
 逆に、一見しただけでは手掛かりと分からぬような手掛かりであるなら、事件が起き
る前から堂々と配置しておくのが、読者に対して「やられた!」感を起こしやすい。
 そういう訳で、手掛かりの性質によって、その手掛かりを事件発生の前に出すのがい
いのか、あとの方がよいのかが決まってくる側面があると思います。

 その他の点について。
 『平家伝説・』のヒント・手掛かりが、偶然目にした物事からもたらされているの
は、一時、「名探偵が都合よく閃くのはけしからん」みたいな意見があったので、それ
に対する最も簡単な解答なんだと思います。「都合よく閃いたんじゃなくて、偶然にも
ある出来事とを見掛けたので思い付いたんですよ」という理由付けですね。その偶然の
部分があからさまに過ぎると、ご都合主義だなと見なされてしまうので、乱発は注意し
たいところだと思います。


>又、まだ事件が起きていないのにヒントを出されても、
>読者は退屈するのではないかとも思います。
>一刻も早く事件を起こして「謎解き」がスタートしないと読者は退屈する。

 この箇所は判断が難しいですね。事件を早く起こしてもらいたい気持ちは読者は多か
れ少なかれ持っていると思います。が、事件が起きるまでが長くても、読者を退屈させ
ないだけのエピソードを考え、描くのが作者の腕の見せ所だろうとも思います。
 読者の方も一人の作家に慣れてくると、「この作者のことだから事件が起きるまでの
この場面に、何らかの手掛かりを仕込んでいる可能性が高い!」と踏んで、退屈せずに
じっくりと読むようになるものなのかも。

 ではでは。





#1392/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/23  20:51  ( 23)
機械化探偵   永山
★内容
 プロレスラーの木村花が死去。二十二歳。合掌。
 死因など、正確な状況が分からない内は何ともコメントのしようがないのですが。
 一月の新日本プロレス東京ドーム大会に出場して、その五ヶ月弱あとに死を迎えるな
んて、ただただ信じられない。
 最初にニュースサイトで見出しを目にしたとき、<テラハ出演の木村花さん>云々と
書いてあったので、「同じ名前の人がバラエティ番組に出ているんだな」ぐらいにしか
思わなかった。
 とりあえず、見出しにも職業を入れてほしかったと思う。プロレスラーという肩書き
は、テラハ出演者というニュースバリューに劣るのですかと。


 BSテレ東で再放送された「サイレント・ヴォイス特別編 悪魔の学問」を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 HBJさんの感想を先に読んでいたため、ハードルが下がっていました。行動心理学
云々は抜きにして、推理物の二時間ドラマとして見ればまずます、こんなもんじゃない
のと。
 恩師との対決はスペシャル感があるし、終盤のひっくり返しの連続は定番の構成とは
いえそれなりに工夫がされていた。
 行動心理学を用いた捜査はそれ単独では万能感がきつく、胡散臭さがつきまとうか
ら、いっそ、機械で測定して人間の微妙な反応動作を見逃すことなくキャッチできる、
なんていう設定にすれば多少はすっきりするかも。

 ではでは。




#1393/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/24  19:46  ( 19)
コロンボで言えば「溶ける糸」の位置付けかな   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレント・ヴォイス シーズン2」第七話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 結果的にストーリーにはたいして関係していなかったけれども、女子生徒が転落死し
ていた場所についての状況説明が不足していたように感じた。どこからどう転落したの
かよく分からないまま話が進むので、フラストレーションが溜まる。
 流産させるためにわざと厳しいトレーニングを課していたというなかなかに気分の悪
くなる設定でしたが、流産を経験した人の遺体って、司法解剖したらその経験があるこ
とが痕跡として残るものだと思っていました。ドラマを見る限り、どうもそうではない
らしい。赤ん坊がどのくらい成長していたかとか、どのような形で流産にいたったかに
よって変わってくるのかしらん。ともかく、その思い込みがあったため、真っ先に思い
付いた可能性を自ら潰してしまい、真相を言い当てられなかった。(^^;
 終盤の主人公激怒のシーンはよかった。本ドラマがもし仮にドラマの歴史に残るよう
な名作のシリーズ物として認識されたとしたら、この回のエピソードは主人公が激怒し
た回として評価されるかも。
 関係ないけど、高校にも駅伝部というクラブ活動があるのを初めて知りました。陸上
部の活動に含まれるとものだとばかり。近年まで日本でしか行われずにいたスポーツで
ある駅伝を専門に行うというのは、不思議な気がします。

 ではでは。




#1394/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/25  20:54  ( 40)
太陽だけに絵空事、なんて意味じゃないとは思うけど   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「太陽は動かない −THE ECLIPSE−」初回無料放送を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 三年後に開催される予定の国際都市博覧会。その建設会場の一角で、爆発が起きる。
衆議院議員で元副総理の中尊寺から依頼を受けて動いたAN通信(表向きは通信社だが
その実、諜報組織)の鷹野は現場で基板を見付け、爆発が事故ではなく事件だと確信す
る。
 爆発の報道を見たNPO法人職員の落合香は、これは事件であり、中尊寺が絡んでい
ることを直感する。というのも博覧会の候補地は他にも湾岸地帯があり、中尊寺の一派
が推進していたが世論に押されて敗北。今回の爆発は中尊寺が仕掛けたもので、博覧会
会場を湾岸地帯に変更させようという狙いだと踏んだのだ。
 実際は違った。もっと複雑に事情が絡み合っていた。中尊寺は建築会社や暴力団を動
かして事故を装った爆破を計画していたが、情報漏洩の危機を察知して計画は中止。だ
が、中止したにもかかわらず何者かが計画を乗っ取って、実行したらしい。このまま事
件であることが明るみに出れば、中尊寺らに疑いの目が向くのは必定。そうならない内
に爆破犯を突き止めるのが、AN通信並びに鷹野への依頼である。
 鷹野は暴力団や建築会社が計画を実行に移したのではないことを確認し、さらに中尊
寺の第一秘書から本来の計画について聞き出す。それは本館ビルを派手に破壊する予定
だったという。真犯人の目的が中尊寺を陥れることだとすれば一度目の爆破で注目され
ている時点で第二の、より派手な爆発を起こす可能性が高い。そう睨んだ鷹野は、教育
するよう押し付けられた見習いの田岡を伴い、本館に潜入。首尾よく見付けた爆弾は巨
大で天井から吊り下げられて設置されていた。やや手こずった鷹野らだったが、無事に
解除成功。
 しかし会場から車で遠ざかる鷹野らをあざ笑うかのように、爆発は発生した。真犯人
はダミーの爆弾を解除させることを織り込んだ上で計画を実行し、まんまとやりおおせ
たのである。
 ――以上が初回の大まかな展開です。
 うーん、どう評価するのが適当なのか。
 とりあえず、途中までは結構シリアスに進んでいたのに、本館に仕掛けられた爆弾の
場所を、爆弾の気配で探知する機械が出て来て、一気に現実味が薄れてしまったよう
な。本当にそんな探知機があるのか。あるのならもっといかにも実在するように描写し
て欲しかった。
 このあとも現実味をなくしかねない演出がいっぱいあって、これはわざとやっている
のかもと思えてきたです。AN通信通信という組織も荒唐無稽なところがあり、親に育
児放棄された子供達を集め、諜報活動の訓練をする。ここまでならまだしも、絶対服従
させるために心臓付近に爆弾を埋め込み、二十四時間に一度の報告を怠った場合は情報
を持ち逃げしたと見なされ、爆死させられるというルールがある。
 まあこういった扱いを間違えれば絵空事になってしらける恐れの高い題材をどう料理
してみせてくれるのか、まだ期待しつつ視聴継続です。

 ではでは。




#1395/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/26  20:59  ( 30)
マッチするタグ   永山
★内容
 小説投稿サイトを覗いてみると、たいていは作者が小説にタグを付けて、自作のア
ピールとするシステムが採用されていますよね。
 あのタグって、どれほど内容を反映したものにするのがいいのか、作者サイドは迷っ
ていないのかしらん。
 ジャンルによって事情は異なるかもしれませんが、まずミステリーの分野では、「叙
述」とか「叙述トリック」なんてタグを付けるのはどうかと。仮に、創出した叙述トリ
ックによほど自信があって、たとえ前もって叙述トリックを用いていることを読者に知
らせても、絶対に見破られない!という場合でも、タグで叙述トリック仕様を示唆する
のはマイナス面が大きい気がします。読者からすれば、何にも知らされない状態で騙さ
れたかった、となる人の方が多いと思うし。
 同様に「一人二役」とか「変装」とかもタグにするのはやめた方がいいような。アリ
バイや密室などと違って、叙述トリックや一人二役、変装は原則的に、読者に対して明
かされる瞬間まで用いられていることが伏せられているトリックなので、そうと知らず
に読んだ結果、騙される方がきっと驚きが大きいはず。読者からすればいらない情報だ
と思える。
 そこで提案したいのが、タグを二段階にすること。一段階目のタグは最初っからオー
プンされていて、作品検索の対象になるのもこれ。二段目のタグは逆に伏せられてお
り、見たい人だけが“めくって”見ることができる仕様にする。作品検索のキーワード
として扱うかどうかも、読者が決められるようにすればいい。
 ミステリー以外のジャンルでも、叙述トリックや一人二役は用いられることがあるの
は言わずもがなですが、それ以外に伏せて置いて欲しいキーワードといったら何が考え
られるか。
 「ざまぁ」や「悪役令嬢」は展開が読めてしまうだろうから、ない方がいいように感
じるんですが、人気があるので仕方ないのかな。
 時代物・歴史物で年代をずばりタグにしちゃうのって、場合によっては先が読めてし
まう恐れがありそう。時間SF物でも、どの時代にタイムスリップしたのかが読む前か
ら明かされると、興味が若干薄れるんじゃないかと心配になります。

 ではでは。





#1396/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/27  20:24  ( 26)
犯人付きの家   永山
★内容
 TBS系列で放送のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」、夜中に再放送されて
いる分を観てみたらちょうど観たことがない回だった。
 その中で、「子供が拾ってきたペットを親に隠して飼うあのパターン、マックス人ま
でいける説」というのをやっていました。そのまんまのタイトルですが一応補足する
と、小さな子供が大の大人ひとりを、親に内緒で家の中に置いておける限界を探ろうと
いうものです。といっても真面目な検証とは言い難く、母親は元から知っている、知ら
ないのは父親だけという状況で行われていました。
 子供が本当に小さい(四歳だったかな?)ため、もし母親が知らなかったとしたら、
開始して一時間保たなかった感じ。
 で、これ、子供がある程度大きくても、一日が限度かなと思いました。
 ところが。
 本日五月二十七日付の海外(米国)ニュースで、二十一歳の男が十二歳の少女の部屋
のベッド下などに隠れ住み、一ヶ月後に見付かって逮捕されたとの報道が載ってまし
た。何とタイムリーな。というか、TBSはこの海外ニュースを先んじて知っていて、
狙って再放送をぶつけてきたのではないかと勘ぐりたくなる。
 記事をよく読むと少女と男はSNSで知り合い、少女は承知の上で男を住まわせてい
たと。家には少女の他には祖父がいるだけだったので、比較的隠れやすかったと言えま
す。それでも約二週間で一度見付かり、追い出されている。男は性懲りもなく舞い戻
り、またも約二週間後に発見され、今度は逮捕となったみたい。
 てことで、「水曜日のダウンタウン」のくだんの説に答を付けるとしたら、“人を隠
れて飼うのは二週間が限度”となる?

 それにしても米国の事件のような構図でもし仮に殺人が起きたとしたら、誰が犠牲者
になったとしても不可解な状況ができあがりそう。

 ではでは。




#1397/1397 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/28  22:18  ( 33)
中身がスリかえられたかのような違和感   永山
★内容
 作品をUPするつもりでしたが、ちょっと予定変更。

 BSテレ東で放送の二時間ドラマ「優雅な悪事」を録画視聴。ネタバレ注意です。
 ……と言ってもまだ半分をちょっと過ぎたところまでしか観ていないのですが。
 原作は佐野洋が書いた同名の小説で、私は未読ですが、佐野洋作品には一定の信頼を
置いていることもあり、正統派のミステリが楽しめるものと期待して録画設定をしまし
た。
 ところが視聴を始めると、どうも肌触りが違う。コメディテイストが強い。出演者が
やたらとカメラの方を振り返って、作品外の台詞を吐く。そして何よりもミステリとし
て弱い気がする。
 主人公はジュエリーデザイナーとしても成功した元女優。映画でスリを演じたときに
その道のプロから指導を受け、凄腕を身につけたという設定。その技術を実際に悪用す
ることはなく、嫌なことをしてきた相手を懲らしめるためだけに使う。
 ある建築会社社長のセクハラに対して、財布を抜き取ることで対抗した主人公は、そ
の財布の中に日付未記入の死亡診断書を見付け、不穏なものを感じ取る。診断書に名前
を書かれているのはスナックのママで、社長はこの女性を病死に見せ掛けて殺害するつ
もりなのではないか。
 そこから両陣営(社長サイドと主人公サイド)は死亡診断書の奪い合いを繰り広げる
のですが……偶然が多くてげんなり。たまたま同じ店で出くわすとか、敵の手下が何故
か主人公の顔を知らないとか。
 加えて、主人公は死亡診断書を見付けた時点で、何故か警察に届けない。財布は拾っ
たことにして、届ければ何ら問題ないだろうに。その後、一度奪われた診断書を再奪取
し、今度こそ警察に提出する流れになったのですが、何故か自らが出向こうとはせず、
顔見知りの刑事を呼びつける。何で? そのせいでまた奪われる。が、これもすぐに奪
還する。
 ここで観るのを一端やめて休憩にしました。このあと一時間近く、何をするの?と心
配になったから。(^^; 前半と同様に診断書の奪い合いを延々と繰り広げるんじゃない
だろうな〜。
 前半を観ただけですが、佐野洋らしからぬ芸のない、しかも地に足の付いていない絵
空事の作品だと感じたので、いつ執筆したのかと調べてみたら一九七六年。うーん、謎
だ。原作を相当いじっている物と信じたい。

 ではでは。




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