AWC ◇フレッシュボイス2



#1385/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/17  13:29  ( 25)
神の声も悪魔の囁きもサイレント   永山
★内容                                         20/05/17 13:30 修正 第2版
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレント・ヴォイス シーズン2」第六話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 先週があまりにもあまりな内容だったためか、今週分は随分とよく感じる。伏線とい
うか暗示は充分にフェアだったし、構図の逆転のアイディア自体は面白かった。
 とはいえ、おかしいと感じた点もいくつかあります。
 真っ先に挙げねばならないのは、教会を誰でもいつでも自由に来ていいですよとオー
プンな状態にしておきながら、その内部で死んだ養女を車椅子に乗せて動き回ったり、
会話?していたりと無防備に過ぎること。見られてはまずいと分かっていたからこそ、
殺人に及んだ分けだし、理解に苦しむ。何時から何時までは完全閉鎖します的なことを
していれば分かるんですけど。
 次に、ご近所さんは野良猫のトラブルについて、正しく認識していたのかどうか。正
しく認識していたのであれば、そのことを聞き込みにきた刑事らに話さなかったのか。
逆に、誤って認識していたのであれば、当事者である被害者はその誤解を生前、一度も
否定しなかったのか。この辺り、終盤での構図の逆転を成立させるために無理を通して
いるように思える。
 三つ目。詳しくは知らないし分かりませんけど、作中に出て来た医療機器の数々、あ
れは使い始めたら一度もメンテナンスしなくていいんだろうか。業者が来てチェックす
る必要があるんだとしたら、そのときに養女の不在に気付いてしかるべき。そもそも、
養女は医者が診察に来なくても大丈夫な程度の容態なのかと。
 ついでに、被害者が「野良猫を見ると死んだ主人が猫をかわいがっていた様子を思い
起こしてつらい、だから苦情を入れていた」というのもだいぶ無茶な話で。まともに話
し合えていたら、「それなら猫の世話を一緒にして、ご主人と猫の記憶をよい思い出に
変えましょう」という風になっていたんだろうか。

 ではでは。




#1386/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/18  19:46  ( 33)
鉄分過多   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「鉄の骨」最終回を録画視聴。ネタバレ注意です。ラストという
ことで、いつものようにあらすじは省きます。
 ここまで風呂敷をほぼ広げる一方だったので、あと一回でどうやって締めるんだろう
と思っていました。ましてや前回の終盤に来て急に主人公の上司がまさかのたれ込み行
為に及んでおり、予測がつかない状態でした。
 始まってみると割とオーソドックスに展開していき、入札の前日になって、ある大手
デパートの経営破綻により、猪田組へ回す予定の工事がなくなり、談合の条件が崩れ
る。主人公らの池松組は譲歩を迫られるも断固拒否。大いにもめた末、貧乏くじを引き
かけている猪田組のみがガチンコの入札、当初の談合での予定価格も考え直すという裁
定を三橋が下す。
 ここまで観て、池松組もこれに乗じて談合の約束を反故にして、ガチンコ入札をして
くるのかな?と予想したのですが、どうもそんな雰囲気にならない。尾形常務は検察に
たれ込んでいるんだからガチ入札してもどうせ入札自体がなかったことになると分かっ
ており、意味ないのか……と思っていたら、やっぱりガチ入札してきた。(^^;どういう
こと? その直後に検察らが踏み込んできて入札は不成立。これってつまり、池松組の
矜持もしくは覚悟を示したという意味なのかな?
 で、入札に参加していたゼネコン各社はまとめて罪に問われ、指名入札停止の罰を受
ける。が、池松組は他社よりも罪が軽いとされ、停止期間も短め。大手よりも早く入札
に復帰できた池松組は、地下鉄工事を獲得することに成功した。とここまでが全て尾形
常務の策略だったということが明かされ、三橋に取り入るための駒として利用された平
太は憤慨するのですが、最初の面接試験の台詞に絡めてきて、うまくまとめた感じ。
 物凄くよかったとは言えないけれども、悪くはない物語でした。何度か書いたよう
に、談合を行う会社員が主人公だと全面的な応援はできないし、主人公も葛藤している
ようでいて案外素直に会社の指示に従っている描かれ方でしたし。そもそも、これも何
度か書きましたが、正義感の強い主人公が唯々諾々と談合の方針に沿って動くのが納得
しづらかった。
 あと、尾形常務の作戦は、工事の受注を取るためにはいいけれども、(仮に株式会社
だとしたら)株価がかなり暴落して一時的にせよ会社にとってマイナスになるんじゃな
いかと。
 母親の手術や恋人との関係は、かなりあっさりとした扱いで終了。描いたからにはも
うちょっと掘り下げて欲しかった気もする。

 ではでは。




#1387/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/19  20:28  ( 24)
何故アルキメデスをもじったのか   永山
★内容                                         20/05/20 14:11 修正 第2版
 「アルキメンデスは歩きながら食べる麺」だからといって、アルキメデスとは何の関
係もなさそうなのに。

 WOWOWでオンエアされた映画「アルキメデスの大戦」を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 若き天才数学者が巨大戦艦(大和)の建造を阻止すべく、数を武器に嘘を暴こうとす
る話。
 つっこみどころの多い話で、賛否両論あるみたいですけれども、これはもう作り手の
ここが描きたかったんだという部分を感じ取って楽しむのが正解なんじゃないかな。が
ちがちのシリアスな物語って訳ではなさそうですし。
 核となる物語のアイディアを思い付き、そのあとも物事が次々に符合するのを感じ
て、作者はにんまりしたのではないかと想像してしまう。(^^;
 勿体ないのは、それなりに名前のある俳優を揃えたのだから、それぞれに見せ場を用
意しておいてしかるべきでしょう。なのに実際にできあがった映画では、カメオ出演レ
ベルとは言わないまでも、中途半端で非常にバランスが悪い。舘ひろし演じる山本五十
六の存在感の薄さったらない。主人公の櫂に難題を頼んでおきながら、ほぼ丸投げとい
うのではキャラクター的にもマイナスのイメージが強まってしまう。
 まだまだビッグネームとは呼べない人達の演じる脇役達の方がきちんと見せ場があっ
て、個性を発揮できていてよかった。
 それにしてもこの作品に限らず、数式を駆使する場面が大なり小なり探偵ガリレオ風
の演出になってしまうのはどうにかならないのかな。新しい演出が見てみたいもので
す。

 ではでは。




#1388/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/20  20:20  ( 27)
文字上の魔術   永山
★内容
 正確に描写するのが難しい事柄って色々あると思いますが。
 この前、描こうとして意外と難しいなと感じたのが、
『二本の輪ゴムを使った輪ゴム貫通マジック』
 です。
 こう書くだけで状況を思い浮かべられる人はそれなりに多いとは思いますが、もしも
あのマジックを知らない人に、一から言葉だけで説明するとしたらどう描写すればいい
のか。やってみるとこれが相当難しいというか面倒臭いというか。
 まず、輪ゴムを左右の手に引っ掛けるところから始めようとしたのですが。
<二本の輪ゴムを長細い楕円形になるよう整えた後、十字の形に交差させ、置く。下に
なった方の輪ゴムの輪の中に右手の人差し指と親指とを入れて引っ掛ける。そのまま上
になっている輪ゴムが落ちないようにそっと持ち上げてから、左手の人差し指と親指と
を下方向から、上になっている輪ゴムの輪の中に入れて引っ掛ける。>
 これでどうにか伝わるでしょうか?
 伝わったとしても、実際にこのマジックをやる際に、こんな手順で輪ゴムを指に引っ
掛ける人はまずいない気がする訳で。
<二本ある輪ゴムの内の一本を広げ、その輪の中に右手の人差し指と親指を入れて引っ
掛ける。もう一本の輪ゴムの輪には左手の人差し指を入れて持ち上げる。だらんと垂れ
下がった輪ゴムの下端を、右手の指と輪ゴムとでできている輪っかに上からくぐらせ
る。くぐってきた下端を左手の親指に引っ掛ける。>
 こういう手順で引っ掛ける人の方が多いはず。
 あるいは、<手の中で二本の輪ゴムをクロスさせ、左右の手の親指と人差し指に輪ゴ
ムを引っ掛け、互い違いになるように引っ張る。>が一番多いかもしれないんですけ
ど、この短い描写で事足りているのかどうか心許ない……。
 結局ここまでで力尽きて、マジックの現象そのものは大幅に簡略化、種明かしについ
ては省いてしまった(苦笑)。

 ではでは。




#1389/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/21  20:56  ( 22)
前にも増して分からない   永山
★内容
 東京創元社の隔月刊誌「ミステリーズ! vol.100」に掲載の犯人当て『心理
的瑕疵あり』(法月綸太郎)にまた挑戦しているのですが、前回よりもさらに苦戦中。
 麻耶雄嵩よりは解きやすいと思っていたのに、まさかの難しさ。
“犯人が犯行現場からエアコンのフィルターを持ち出さねばならなかった理由”が、最
大にして唯一のヒントって感じ。三人の容疑者が三人とも現場近くの防犯カメラに映ら
なかった事実から、一人に絞り込めると言うんだけど何にも思い付かない。防犯カメラ
に映らないように、もしくはセンサーライトに反応しないようにするために赤外線を遮
断したいのであれば、エアコンのフィルターの銀イオンに期待するよりかはアルミホイ
ルを使う方が実際的なようだし。

 推理作家の浦賀和宏がこの二月に亡くなっていたことを今さらながら知りました。合
掌。
 正味のところ、その作品はあんまり肌に合わなかったけれども、人をくったような作
風は独自色に溢れていたとも言えるかと。
 ところで以前にも数度、作品をそれなりに読み込んだ推理作家やパズル作家の逝去
を、死の数ヶ月から数年もあとになって知るというケースがあったんですが、今回もま
たです。世間的にはさほど有名ではないという扱いで仕方ないのかもしれませんが、も
うちょっと大きく報じてもらうか、あるいは推理作家についてウォッチを怠らないよう
にしない限り、情報の洪水に飲み込まれて見落とすことを延々と繰り返してしまいそ
う。なんとなく、いや〜な感じ。

 ではでは。




#1390/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/05/22  10:53  ( 64)
「平家伝説…」と「吸血鬼伝説…」ネタバレ     HBJ
★内容                                         20/05/22 10:55 修正 第2版
いまだに「ミステリーオタクは何故物理トリックに萌えるのか」
が気になっているのですが。
5ちゃんで調べてみたら「平家伝説殺人事件」(内田康夫)が傑作、
とあったのでさっそくyoutubeで視聴してみました。
肝心のトリックのシーンは飛んでいた。
多分「銀幕の殺人鬼」(金田一少年)のトリックと同じでは。

「何故物理トリックに萌えるのか」はともかくとして、
謎解きの展開が気になりました。

「平家伝説…」には2つのトリックがあるのですが。
一つはフェリーから人が飛び降りるがどうも偽装らしいというもの。
もう一つはマンションから人が飛び降りるのだが、これも偽装らしく、
しかも密室。

探偵浅見光彦は一つ目の偽装に関しては、
たまたま暴走族に絡まれて、
その暴走族がカセットレコーダーで音楽を流しながら去っていく
(音楽がだんだんと遠のいていく)
という経験から、
「フェリーでの飛び降りも、悲鳴を録音したカセットレコーダーを海に
投げ捨てたのではないか」と思います。
2つめに関しては、たまたま公園で、マリオネット
(人形を釣り糸で操るもの)を見て「釣り糸を使ったのではないか」
と思い至る。

という事は、
事件 → 偶然事件解決のヒントを得る → 探偵浅見光彦の謎解き
という展開なんですね。

これに比べて、昔見た「吸血鬼伝説…」なのですが。
トリックに関してネタバレすると、
45(仮に)キロしか上がらない業務用エレベーターに
46キロの七瀬美雪を乗せて上げるにはどうするか、というもので。
血を1キロ抜いて、上に上げてから又血を戻す、というものでした。
そしてこの作品では、事件が起こる前に、体重の事やら、
首筋に血を吸った痕がある事など、伏線=ヒントを提示していました。

つまり
ヒントの提示 → 事件 → 探偵金田一少年の謎解き
という展開。
(この時、事件の前にヒントは出るのだが、
大抵のオーディエンスは事件が起きても気付かない。
そして、金田一少年の謎解きの後に「そうだったのか」とカタルシスを
得るのですが)。

この2パターンでどっちがいいのでしょうか。

「吸血鬼伝説…」みたいに先にヒントを出しておかないと、
事件が起きた時に、「そうだったのかー」という感動は無い訳で。
もっとも事件が起きた段階で「そうだったのかー」と読者にバレてしまっては
探偵の出る幕はなくなってしまうのですが。
又、まだ事件が起きていないのにヒントを出されても、
読者は退屈するのではないかとも思います。
一刻も早く事件を起こして「謎解き」がスタートしないと読者は退屈する。
しかし、「平家伝説…」みたいに、後からヒントが出るのでは、
偶然すぎないか、とも思えてしまう。

一番いいのは。
ヒントの触りを出しておく → 事件が起こる
 → 探偵がヒントの触りから捜査をしてヒントの全容が見える
 →謎解きをして読者はカタルシスを得る

という展開ですかね?




#1391/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1390 ***
★タイトル (AZA     )  20/05/22  21:42  ( 54)
同じくネタバレ注意   永山
★内容
※小説『平家伝説殺人事件』(内田康夫)ならびに漫画『金田一少年の事件簿 吸血鬼
伝説殺人事件』(天樹征丸 さとうふみや)の内容に触れる場合があります。ご注意く
ださい。

 私は『平家伝説殺人事件』はドラマを、『吸血鬼伝説殺人事件』は漫画、アニメ、ド
ラマ版でそれぞれ観て・読んでいまして、ネタバレの規制線に引っ掛からずに済みまし
た。記憶頼みになりますがどうにか思い起こしながらレスしてみます。(^^;

 先に、『吸血鬼伝説殺人事件』において、体重の件は確かにヒント・手掛かりでしょ
うが、血を吸われた痕跡というのはおどろおどろしい雰囲気作り、吸血鬼伝説に“らし
さ”の上を与えるための演出という役割がより強いかと思います。その上でヒント・手
掛かりになっており、巧さの表れと言えるかと。


 ヒント・手掛かりを出す位置付けについて。
 まったくの私見になりますが。凄く大雑把に分けると、読者に推理させる本格ミステ
リには二種類あると言えそうです。

・手掛かりそのものを読者が苦心して見付け、そこから一足飛びに真相に迫るタイプ。
・手掛かりはあからさまに配置され、それらを元にあれこれ推理し、真相に迫るタイ
プ。

 もちろん、手掛かりを見付けること自体が難しい上に、やっと見付けた手掛かりを元
に込み入った推理を組み立てねばならないタイプもありますが、とりあえずここでは先
の二種類が基本ということで。
 作者は自身の考えた手掛かりが見付けやすいものであると思うのなら、事件が起こっ
てから読者の前に提示するのが安全だと言えるのでは。
 逆に、一見しただけでは手掛かりと分からぬような手掛かりであるなら、事件が起き
る前から堂々と配置しておくのが、読者に対して「やられた!」感を起こしやすい。
 そういう訳で、手掛かりの性質によって、その手掛かりを事件発生の前に出すのがい
いのか、あとの方がよいのかが決まってくる側面があると思います。

 その他の点について。
 『平家伝説・』のヒント・手掛かりが、偶然目にした物事からもたらされているの
は、一時、「名探偵が都合よく閃くのはけしからん」みたいな意見があったので、それ
に対する最も簡単な解答なんだと思います。「都合よく閃いたんじゃなくて、偶然にも
ある出来事とを見掛けたので思い付いたんですよ」という理由付けですね。その偶然の
部分があからさまに過ぎると、ご都合主義だなと見なされてしまうので、乱発は注意し
たいところだと思います。


>又、まだ事件が起きていないのにヒントを出されても、
>読者は退屈するのではないかとも思います。
>一刻も早く事件を起こして「謎解き」がスタートしないと読者は退屈する。

 この箇所は判断が難しいですね。事件を早く起こしてもらいたい気持ちは読者は多か
れ少なかれ持っていると思います。が、事件が起きるまでが長くても、読者を退屈させ
ないだけのエピソードを考え、描くのが作者の腕の見せ所だろうとも思います。
 読者の方も一人の作家に慣れてくると、「この作者のことだから事件が起きるまでの
この場面に、何らかの手掛かりを仕込んでいる可能性が高い!」と踏んで、退屈せずに
じっくりと読むようになるものなのかも。

 ではでは。





#1392/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/23  20:51  ( 23)
機械化探偵   永山
★内容
 プロレスラーの木村花が死去。二十二歳。合掌。
 死因など、正確な状況が分からない内は何ともコメントのしようがないのですが。
 一月の新日本プロレス東京ドーム大会に出場して、その五ヶ月弱あとに死を迎えるな
んて、ただただ信じられない。
 最初にニュースサイトで見出しを目にしたとき、<テラハ出演の木村花さん>云々と
書いてあったので、「同じ名前の人がバラエティ番組に出ているんだな」ぐらいにしか
思わなかった。
 とりあえず、見出しにも職業を入れてほしかったと思う。プロレスラーという肩書き
は、テラハ出演者というニュースバリューに劣るのですかと。


 BSテレ東で再放送された「サイレント・ヴォイス特別編 悪魔の学問」を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 HBJさんの感想を先に読んでいたため、ハードルが下がっていました。行動心理学
云々は抜きにして、推理物の二時間ドラマとして見ればまずます、こんなもんじゃない
のと。
 恩師との対決はスペシャル感があるし、終盤のひっくり返しの連続は定番の構成とは
いえそれなりに工夫がされていた。
 行動心理学を用いた捜査はそれ単独では万能感がきつく、胡散臭さがつきまとうか
ら、いっそ、機械で測定して人間の微妙な反応動作を見逃すことなくキャッチできる、
なんていう設定にすれば多少はすっきりするかも。

 ではでは。




#1393/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/24  19:46  ( 19)
コロンボで言えば「溶ける糸」の位置付けかな   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレント・ヴォイス シーズン2」第七話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 結果的にストーリーにはたいして関係していなかったけれども、女子生徒が転落死し
ていた場所についての状況説明が不足していたように感じた。どこからどう転落したの
かよく分からないまま話が進むので、フラストレーションが溜まる。
 流産させるためにわざと厳しいトレーニングを課していたというなかなかに気分の悪
くなる設定でしたが、流産を経験した人の遺体って、司法解剖したらその経験があるこ
とが痕跡として残るものだと思っていました。ドラマを見る限り、どうもそうではない
らしい。赤ん坊がどのくらい成長していたかとか、どのような形で流産にいたったかに
よって変わってくるのかしらん。ともかく、その思い込みがあったため、真っ先に思い
付いた可能性を自ら潰してしまい、真相を言い当てられなかった。(^^;
 終盤の主人公激怒のシーンはよかった。本ドラマがもし仮にドラマの歴史に残るよう
な名作のシリーズ物として認識されたとしたら、この回のエピソードは主人公が激怒し
た回として評価されるかも。
 関係ないけど、高校にも駅伝部というクラブ活動があるのを初めて知りました。陸上
部の活動に含まれるとものだとばかり。近年まで日本でしか行われずにいたスポーツで
ある駅伝を専門に行うというのは、不思議な気がします。

 ではでは。




#1394/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/25  20:54  ( 40)
太陽だけに絵空事、なんて意味じゃないとは思うけど   永山
★内容                                         20/06/01 13:28 修正 第2版
 WOWOWのドラマ「太陽は動かない −THE ECLIPSE−」初回無料放送を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 三年後に開催される予定の国際都市博覧会。その建設会場の一角で、爆発が起きる。
衆議院議員で元副総理の中尊寺から依頼を受けて動いたAN通信(表向きは通信社だが
その実、諜報組織)の鷹野は現場で基板を見付け、爆発が事故ではなく事件だと確信す
る。
 爆発の報道を見たNPO法人職員の落合香は、これは事件であり、中尊寺が絡んでい
ることを直感する。というのも博覧会の候補地は他にも湾岸地帯があり、中尊寺の一派
が推進していたが世論に押されて敗北。今回の爆発は中尊寺が仕掛けたもので、博覧会
会場を湾岸地帯に変更させようという狙いだと踏んだのだ。
 実際は違った。もっと複雑に事情が絡み合っていた。中尊寺は建築会社や暴力団を動
かして事故を装った爆破を計画していたが、情報漏洩の危機を察知して計画は中止。だ
が、中止したにもかかわらず何者かが計画を乗っ取って、実行したらしい。このまま事
件であることが明るみに出れば、中尊寺らに疑いの目が向くのは必定。そうならない内
に爆破犯を突き止めるのが、AN通信並びに鷹野への依頼である。
 鷹野は暴力団や建築会社が計画を実行に移したのではないことを確認し、さらに中尊
寺の第一秘書から本来の計画について聞き出す。それは本館ビルを派手に破壊する予定
だったという。真犯人の目的が中尊寺を陥れることだとすれば一度目の爆破で注目され
ている時点で第二の、より派手な爆発を起こす可能性が高い。そう睨んだ鷹野は、教育
するよう押し付けられた見習いの田岡を伴い、本館に潜入。首尾よく見付けた爆弾は巨
大で天井から吊り下げられて設置されていた。やや手こずった鷹野らだったが、無事に
解除成功。
 しかし会場から車で遠ざかる鷹野らをあざ笑うかのように、爆発は発生した。真犯人
はダミーの爆弾を解除させることを織り込んだ上で計画を実行し、まんまとやりおおせ
たのである。
 ――以上が初回の大まかな展開です。
 うーん、どう評価するのが適当なのか。
 とりあえず、途中までは結構シリアスに進んでいたのに、本館に仕掛けられた爆弾の
場所を、爆弾の気配で探知する機械が出て来て、一気に現実味が薄れてしまったよう
な。本当にそんな探知機があるのか。あるのならもっといかにも実在するように描写し
て欲しかった。
 このあとも現実味をなくしかねない演出がいっぱいあって、これはわざとやっている
のかもと思えてきたです。AN通信という組織も荒唐無稽なところがあり、親に育児放
棄された子供達を集め、諜報活動の訓練をする。ここまでならまだしも、絶対服従させ
るために心臓付近に爆弾を埋め込み、二十四時間に一度の報告を怠った場合は情報を持
ち逃げしたと見なされ、爆死させられるというルールがある。
 まあこういった扱いを間違えれば絵空事になってしらける恐れの高い題材をどう料理
してみせてくれるのか、まだ期待しつつ視聴継続です。

 ではでは。




#1395/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/26  20:59  ( 30)
マッチするタグ   永山
★内容
 小説投稿サイトを覗いてみると、たいていは作者が小説にタグを付けて、自作のア
ピールとするシステムが採用されていますよね。
 あのタグって、どれほど内容を反映したものにするのがいいのか、作者サイドは迷っ
ていないのかしらん。
 ジャンルによって事情は異なるかもしれませんが、まずミステリーの分野では、「叙
述」とか「叙述トリック」なんてタグを付けるのはどうかと。仮に、創出した叙述トリ
ックによほど自信があって、たとえ前もって叙述トリックを用いていることを読者に知
らせても、絶対に見破られない!という場合でも、タグで叙述トリック仕様を示唆する
のはマイナス面が大きい気がします。読者からすれば、何にも知らされない状態で騙さ
れたかった、となる人の方が多いと思うし。
 同様に「一人二役」とか「変装」とかもタグにするのはやめた方がいいような。アリ
バイや密室などと違って、叙述トリックや一人二役、変装は原則的に、読者に対して明
かされる瞬間まで用いられていることが伏せられているトリックなので、そうと知らず
に読んだ結果、騙される方がきっと驚きが大きいはず。読者からすればいらない情報だ
と思える。
 そこで提案したいのが、タグを二段階にすること。一段階目のタグは最初っからオー
プンされていて、作品検索の対象になるのもこれ。二段目のタグは逆に伏せられてお
り、見たい人だけが“めくって”見ることができる仕様にする。作品検索のキーワード
として扱うかどうかも、読者が決められるようにすればいい。
 ミステリー以外のジャンルでも、叙述トリックや一人二役は用いられることがあるの
は言わずもがなですが、それ以外に伏せて置いて欲しいキーワードといったら何が考え
られるか。
 「ざまぁ」や「悪役令嬢」は展開が読めてしまうだろうから、ない方がいいように感
じるんですが、人気があるので仕方ないのかな。
 時代物・歴史物で年代をずばりタグにしちゃうのって、場合によっては先が読めてし
まう恐れがありそう。時間SF物でも、どの時代にタイムスリップしたのかが読む前か
ら明かされると、興味が若干薄れるんじゃないかと心配になります。

 ではでは。





#1396/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/27  20:24  ( 26)
犯人付きの家   永山
★内容
 TBS系列で放送のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」、夜中に再放送されて
いる分を観てみたらちょうど観たことがない回だった。
 その中で、「子供が拾ってきたペットを親に隠して飼うあのパターン、マックス人ま
でいける説」というのをやっていました。そのまんまのタイトルですが一応補足する
と、小さな子供が大の大人ひとりを、親に内緒で家の中に置いておける限界を探ろうと
いうものです。といっても真面目な検証とは言い難く、母親は元から知っている、知ら
ないのは父親だけという状況で行われていました。
 子供が本当に小さい(四歳だったかな?)ため、もし母親が知らなかったとしたら、
開始して一時間保たなかった感じ。
 で、これ、子供がある程度大きくても、一日が限度かなと思いました。
 ところが。
 本日五月二十七日付の海外(米国)ニュースで、二十一歳の男が十二歳の少女の部屋
のベッド下などに隠れ住み、一ヶ月後に見付かって逮捕されたとの報道が載ってまし
た。何とタイムリーな。というか、TBSはこの海外ニュースを先んじて知っていて、
狙って再放送をぶつけてきたのではないかと勘ぐりたくなる。
 記事をよく読むと少女と男はSNSで知り合い、少女は承知の上で男を住まわせてい
たと。家には少女の他には祖父がいるだけだったので、比較的隠れやすかったと言えま
す。それでも約二週間で一度見付かり、追い出されている。男は性懲りもなく舞い戻
り、またも約二週間後に発見され、今度は逮捕となったみたい。
 てことで、「水曜日のダウンタウン」のくだんの説に答を付けるとしたら、“人を隠
れて飼うのは二週間が限度”となる?

 それにしても米国の事件のような構図でもし仮に殺人が起きたとしたら、誰が犠牲者
になったとしても不可解な状況ができあがりそう。

 ではでは。




#1397/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/28  22:18  ( 33)
中身がスリかえられたかのような違和感   永山
★内容
 作品をUPするつもりでしたが、ちょっと予定変更。

 BSテレ東で放送の二時間ドラマ「優雅な悪事」を録画視聴。ネタバレ注意です。
 ……と言ってもまだ半分をちょっと過ぎたところまでしか観ていないのですが。
 原作は佐野洋が書いた同名の小説で、私は未読ですが、佐野洋作品には一定の信頼を
置いていることもあり、正統派のミステリが楽しめるものと期待して録画設定をしまし
た。
 ところが視聴を始めると、どうも肌触りが違う。コメディテイストが強い。出演者が
やたらとカメラの方を振り返って、作品外の台詞を吐く。そして何よりもミステリとし
て弱い気がする。
 主人公はジュエリーデザイナーとしても成功した元女優。映画でスリを演じたときに
その道のプロから指導を受け、凄腕を身につけたという設定。その技術を実際に悪用す
ることはなく、嫌なことをしてきた相手を懲らしめるためだけに使う。
 ある建築会社社長のセクハラに対して、財布を抜き取ることで対抗した主人公は、そ
の財布の中に日付未記入の死亡診断書を見付け、不穏なものを感じ取る。診断書に名前
を書かれているのはスナックのママで、社長はこの女性を病死に見せ掛けて殺害するつ
もりなのではないか。
 そこから両陣営(社長サイドと主人公サイド)は死亡診断書の奪い合いを繰り広げる
のですが……偶然が多くてげんなり。たまたま同じ店で出くわすとか、敵の手下が何故
か主人公の顔を知らないとか。
 加えて、主人公は死亡診断書を見付けた時点で、何故か警察に届けない。財布は拾っ
たことにして、届ければ何ら問題ないだろうに。その後、一度奪われた診断書を再奪取
し、今度こそ警察に提出する流れになったのですが、何故か自らが出向こうとはせず、
顔見知りの刑事を呼びつける。何で? そのせいでまた奪われる。が、これもすぐに奪
還する。
 ここで観るのを一端やめて休憩にしました。このあと一時間近く、何をするの?と心
配になったから。(^^; 前半と同様に診断書の奪い合いを延々と繰り広げるんじゃない
だろうな〜。
 前半を観ただけですが、佐野洋らしからぬ芸のない、しかも地に足の付いていない絵
空事の作品だと感じたので、いつ執筆したのかと調べてみたら一九七六年。うーん、謎
だ。原作を相当いじっている物と信じたい。

 ではでは。




#1398/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/05/29  17:36  ( 53)
条件反射トリックは児戯的かと悩みます     HBJ
★内容                                         20/05/29 17:40 修正 第3版
最近思い付いた条件反射トリック。
例えば、女の性器を舐めまくってイカせまくって(加藤鷹の様に)、
女を潮吹き女に開発する。
その際、ユーミンの「守ってあげたい」のサビを繰り返し聞かせておく。
そうすると、「守ってあげたい」のサビを聞くだけで
膣液を分泌する様になる。
八王子市では午後2時になると「守ってあげたい」が流れるので、
それを聞く度に潮吹き状態になる。
そこで男は「パンティをプレゼントするよ」と約束する。
更に(伏線として)この女とピクニックに行き、
紐を引っぱって酸化カルシウムで温める焼肉弁当を食べる。
以上が仕込み。
そして、八王子の山奥の吊り橋に連れて行き、ターゲットの人物と一緒に
午後2時丁度に女に吊り橋を渡らせる。
吊り橋の真ん中でユーミンの「守ってあげたい」が流れてきて、
女は突然「あつ、熱い、熱い」と騒ぎ出して、
ターゲットと一緒に崖下に転落。
実は女のパンティ(男がプレゼントしたもの)には
酸化カルシウムが仕込まれていて、
ユーミンの「守ってあげたい」に反応して
潮吹きで濡れて高熱を出したのだった。

…というトリックを夜間に思いついて、「これは使える」と思うのですが。
朝起きると「下らない。児戯的だ」と思えるんですね。
しかし、夕方あたりから夜にかけて又、
「いや、受けるんじゃないか」と思えてくる。

これはなんなんだろうと思うのですが。
脳の状態が一日の内で時間によって違うのかとも思う。
#962にも書きましたが、
人間の脳は、海馬的な時と尾状核的な時があって、
どうも起きてから午後までは海馬的で、
夕方から夜にかけては尾状核的になる感じがする。

午前中は、どういう作品がいいと思っているかというと、
ミステリーで言うなら横溝正史など。角川映画の
森村誠一だの大藪春彦だの、人間臭いものがいいと思えているので。
そういう脳の状態で、「潮吹き女と酸化カルシウム」なんてネタを考えると、
「児戯的でバカらしい」と思えるのですね。
しかし夕方から夜にかけての脳のモードは
作家で言えば綾辻行人、有栖川有栖など新本格以降の作家に変わっていて、
そうなると「潮吹き女」のネタも使えるのでは。と思えるのです。

もしかして永山さんが#1369でおっしゃっていた
「人間を描く事」と「児戯的」というのの差というのも、
この私の昼間の脳と夜の脳の違いなんじゃなかろうか。
などと思いました。

ではまた。








#1399/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1398 ***
★タイトル (AZA     )  20/05/29  21:29  ( 21)
一筋縄でいく   永山
★内容                                         20/05/29 21:29 修正 第2版
※由良三郎の短編『勘違い』のトリックを明かしております。ご注意ください。

 HBJさんが例に挙げたトリック、エロティックなところがあるので、直感的には横
溝正史の世界や江戸川乱歩の世界にはそれなりに合致する気もします。若干ユーモラス
な空気が漂っている感じも受けますので、そのまま横溝世界や乱歩世界にはめ込むより
は、トリックをより効果的に見せられ作品世界を構築するのが一番だとは思いますが。
 で、ミステリのトリックには、エロティックなものに分類される一群が存在すると言
えます。数は多くないけど、逆に言えばそれだけ開拓の余地があるのかもしれません。
 二つ、挙例しておきます。
 広義のトリック、ここではバラバラ死体にした理由となりますが、複数の作者が使っ
ている例です。SM趣味の男女間で過失致死が起きた、そのまま通報すると遺体に縛っ
た縄の痕跡がばっちり残っていて、SM趣味を皆に知られてしまう。窮余の一策とし
て、縄目に沿ってのこぎりで遺体をバラバラに切断した、という仕組み。
 由良三郎の短編『勘違い』では、女性の使う自慰道具に青酸系毒物を塗布しておくと
いうのがあります。話は逸れますが、専門家によれば実行不可能な殺害方法とのことで
す。ただ、由良三郎は常日頃からトリックにはセーフティを設けると言ってきた作家な
ので、わざと実行できないトリックにしたのかもしれません。
 こういった傾向のトリックばかりで統一して、連作ミステリもしくは長編ミステリに
仕立てれば、特色を打ち出せていいかもしれませんね。

 ではでは。




#1400/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1397 ***
★タイトル (AZA     )  20/05/30  20:13  ( 25)
優雅にはほど遠く   永山
★内容
 BSテレ東で再放送されたドラマ「優雅な悪事」の感想の続き。ネタバレ注意です。
 最後まで観ましたが、最後までだめだった。佐野洋がこんな無茶苦茶で下手な作品を
書いていたとは到底信じられない。なので、そういう興味から原作小説に目を通してみ
たいと思ってしまった。
 診断書の取り合いはやっと一段落して、あとはもう悪者側の強硬手段ばかり。推理も
何もあったものじゃない。犯人が共犯者を口封じで殺すところ、どうやって天井から墜
死させたのか、そこからどうやって逃げて外の車に乗れたのかの説明がなく、さっぱり
分からない。
 人物の行動が早すぎる。各建物や場所は全て隣り合ってるんじゃないかってほど行動
が素早い。
 早すぎると言えば、刑事は警告なしにいきなり銃を発砲して犯人一味の一人の足を打
ち抜くし。
 犯人、わざわざ偽の死体まで用意して自殺を偽装したのに、そのあとすぐに行動を起
こして主人公を始末しようとする。何のための偽装自殺なんだろ?
 そもそも死亡診断書が重要なアイテムになっていない。決定的な物証ではないから、
いくらでも言い逃れが利くはず。犯人一味は一時取り戻したときにすぐに焼却処分にで
もすればいいのに、何故か後生大事にポケットに仕舞ってる。
 事件とは無関係だけど、主人公が、危ういところを助けてくれた刑事ではなく、あん
まり役に立たなかった若い方になびくのが意味不明だった。若けりゃいいってこと?(^
^;
 本ドラマの制作年は二〇〇一年で、二〇〇三年にシリーズ第二作が制作されていたこ
とにまたびっくり。今回の第一作再放送の翌日に、第二作もオンエアされていました
が、当然視聴せず。どうして作られたんだろう。第一作の視聴率がよかったのかなあ?

 ではでは。




#1401/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1399 ***
★タイトル (sab     )  20/05/30  21:35  ( 14)
長老のデビュー     HBJ
★内容                                         20/05/30 21:37 修正 第2版
由良三郎さん。

スマホで調べてみると、62歳でデビューして10年間活躍した、
とありますね。
こんなに年齢でもデビュー出来るのか。
しかし医学部教授という事でサントリーミステリー大賞でも
多少の特別扱いはあったのでは、と思ってしまいますが。
そんなのは著作を読んでみないとなんとも言えないのですが、
最近、古本も図書館の本も読みたくなくなってしまいました。
先日購入した「ミステリ百科事典」も1週間ぐらい放置してから
パラパラとめくっていますが、なんとなく落ち着かないですね。
これからは電子書籍が流行ると思います。

ではまた。




#1402/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/06/01  20:08  ( 21)
いつの間にか最終回   永山
★内容
 BSテレ東で放送のドラマ「サイレント・ヴォイス シーズン2」最終話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 いわゆるネット民三十万人を味方に付けた国会議員が相手という、現代的な設定であ
る意味最終回らしい的と言えると思います。
 また、動機そのものはありがちでしたが、その裏に潜んでいたどんでん返しは皮肉が
効いていてよかった。
 一方で、物語としての綻びらしきものもちらほら。国会議員が容疑を掛けられたこと
に憤慨して世間に、ネットに実情を訴えるぞと脅し気味に言うシーンがありましたが、
その時点で宇和島が自白しているという事実をどう捉えているんだろうか、この議員
は。前の段階で、「宇和島君は無実です」と言い切っておいて、その後宇和島が自白し
たんだから格好が付かない。世間やネットから叩かれるのが当然の流れじゃないかと感
じたんですが、そういうのは一切なし。あの時点で勝ち誇れる神経が分からない。
 どんなマンションの一室を借りていたのかはっきりしませんが、防犯カメラの類はマ
ンション周辺にも一切なかったんでしょうか。新聞記者死亡の件で警察は問題の部屋の
人の出入りを徹底的にチェックするはず。家出娘の死体を部屋から搬出し、車で運ぶと
いう一連の作業を誰にも見られず、記録もされずにやってのけるのはかなりの困難を伴
うと思える。
 あと凶器の枕。証拠になると思ったんなら、遺棄ですませずに、焼却ぐらいすればい
いのに。

 ではでは。




#1403/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/06/02  20:06  ( 49)
物語は動く   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「太陽は動かない −THE ECLIPSE−」第二回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 爆弾処理でダミーを掴まされた鷹野と田所は、その爆弾の構造から、かつてAN通信
の仲間で鷹野の教育係だった桜井という男が関係している可能性に気付く。しかし桜井
は八年前に任務の最中、鷹野の目の前で爆死したはずなのだが。
 中尊寺の第一秘書・永島は中国人組織から接触を受け、爆破が彼らの仕業であること
を知ると同時に、寝返るように誘われる。これを受けて永島は鷹野らに内密の話がある
と言って呼び出し、罠に掛ける。
 建物の地下駐車場で片言の日本語を話す集団に襲撃された鷹野ら二人。田所がやられ
て連れ去られそうになる様を見て、鷹野もわざと殴られ、一緒に連れて行かれることを
選ぶ。
 その間、永島は二世議員の桐野と秘密裏に会う。元首相の息子で人気先行型と目され
る桐野だが、野心を秘めていることは一部の者にとって周知の事実。彼がいつ牙を剥く
つもりなのか探りを入れる永島だが、結局はぐらかされる。
 港湾の倉庫のようなアジトに連行された鷹野と田所は、尋問を受ける。「香港を拠点
とする中国人組織にAN通信の人間が潜り込んでいるとの情報を得た。誰なのかを白状
すれば命は助ける」と。そして大きなスクリーンに、香港にけおる組織のボスらの食事
の模様が映される。出席者の中にはAN通信の人間が確かにいる。田所の前の上司・山
下だ。しかし鷹野らは知らぬ存ぜぬを決め込む。
 山下はその食事会で組織のボスであるワンの情報が詰まったスマホから密かにデータ
をコピーし、外に持ち出す準備をすでに整えていた。あとは無事に立ち去るだけでいい
のだが、出席者の中で唯一の日本人であるため疑われる。銃を突きつけられても顔色を
変えずにカニにぱくつく山下。
 AN通信の人間なら胸に手術痕がある(定時連絡を怠ったときに爆発する爆弾を埋め
込むため)から調べればいいとの部下の助言を得て、ボスは山下にシャツを脱ぐよう要
求。
 山下が脱ぎ始めたのを見て田所は我慢できなくなり、決定的なことを口走ってしま
う。一方、山下の胸には傷一つなかった。食事会の席では疑いが晴れた雰囲気になった
が、田所の反応が決定的な証拠となり、いよいよピンチに陥る。
 あわやという瞬間、それまでボスの忠実な部下だった男が突如発砲。山下の逃亡を助
ける。男はAN通信が送り込んだ潜入者で、組織内で高い地位に就くまで三年を要して
いた。それが田所の反応のせいで、命を落とす結果になってしまった。山下はどうにか
逃げ延び、コピーしたデータも手に入れたが、田所には電話で「二度と顔も見たくな
い」といって突き放す。
 AN通信の司令塔・風間は永島の動きに不穏なものを感じ、真の狙いを探る。
 ――以上が今回の粗筋。これでもすっぱり削ったエピソードがあります。盛り込みす
ぎではないかと言いたい。(^^;
 都合のよい偶然がちょっとあるものの概ね緊密なストーリーを保てていた回だと思い
ます。
 上の粗筋では端折りましたが、捕らえられた鷹野と田所は、謎の仮面の男の助けもあ
ってどうにか脱出。この仮面の男の正体が、どうやら桜井っぽい雰囲気。
 桜井が爆弾から生還した方法はまだ伏せられていますが、今回の映像を見る限り絶対
に助かりっこないレベルの室内での強烈な爆発。金属製の扉越しに衝撃波を受けた主人
公が、壁際まで吹っ飛ばされる。しかもがれきの中には桜井がはめていた腕時計と同じ
物を身につけた人の腕が転がっているという念の入れよう。
 初めから潜入捜査官をこしらえる目的で、準備万端芝居を打ったのかもと思ったけど
そうでもないみたいだし……どう説明してくるのか興味津々。

 ではでは。




#1404/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (        )  20/06/02  23:26  ( 10)
感想>十二の恋はうつろわない  夢乃
★内容
ども、夢乃です。

「十二の恋はうつろわない」拝読しました。
最初は何やら不穏な気配で始まりつつも、最後は円満に終わって爽やかな読後感でし
た。良かった良かった。
しかし・・・登場人物、まんま純子とその両親ですね(^^) 彼氏も母の言葉からすると
信一そのままですし。そろそろあっちも・・・と、さり気なく(←ないっ)リクエスト
したりして(^^;

それでは。




#1405/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1327 ***
★タイトル (AZA     )  20/06/03  21:27  ( 26)
四月一日に嘘をつかなかったことをお詫びします(^^;   永山
★内容
 夢乃さん、拙作『十二の恋はうつろわない』を読んでくださり、ありがとうございま
す。
 爽やかと言っていただけて嬉しいです。その線を目指していたので。

 キャラクターの設定については、仰る通りほぼそのまんまで、いっそ純子と信一で書
いてもいいくらいですが、エピソードの性質上、無理があったためこんな形に。
 作中ではっきり新コロナとは書かずとも、二〇二〇年に限定されそうなネタはすでに
スタートしているシリーズ物では扱いが難しい。

 さて、拙作『そばいる』シリーズへのあからまさなリクエスト(^^)、大変ありがとう
ございます。
 本シリーズは、諸々あってこの一年くらいはほとんど書き進めていないのが実情で
す。すみません。その諸々とは、今年の四月一日の書き込み前半に記した通りでして…
…。
 一年ほど前、元号が改まる前後辺りから小説投稿サイトに参加するようになりまし
た。複数のサイトにそれぞれ別名義で登録し、AWCを含めて作品は被らないようにし
ようという方針でやって来たため、数をこなすのが正直しんどい(苦笑)。
 その結果、AWCの作品に以前と同じ力を注げなくなっています。ほんとは自分の作
品に軽重をつけてはいけないのかもしれませんが、特に『そばいる』や地天馬シリーズ
はきちっとした形で進めたいという思いがあり、現在、筆が鈍る傾向にあります。
 小説投稿サイトにも書き始めて一年とひと月が経過し、ぼちぼち方針転換していい頃
合いかもしれません。小説投稿サイト用の作品を減らし、『そばいる』他AWCでの自
作にもっと力を注ぎたい気持ちもあります。今しばらくお待ちいただけるとありがたい
です。

 ではでは。




#1406/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/06/04  16:33  ( 55)
小説投稿サイトなど     HBJ
★内容                                         20/06/04 16:57 修正 第4版
永山さんがそちらに挑戦中とのことですが
どんな塩梅か情報共有したいですね。
どれぐらい読まれている
とか
レヴューはどれぐらいついた
とか
その為に(バズる為に)何かやったとか。

私も近々(と言っても何時になるか)
ココと同時に複数の投稿サイトに
うpしようと考えておりまして
又読まれる為にツイッターでFFを
増やそうなどとも考えていて
そこらへんの情報を共有できたら
いいのではと思いますが。

というか、複数の投稿サイト
と
バズらせる為のsns(ツイッター)
の利用など
皆様普通にやっているみたいなので
そういうsnsの一つに
awcがある
と考えてもいいとか。
まあ色々思うのですが
作品が無い事にはどうにも
ならないが。
ではまた。(スマホより)




追記。
投稿サイトはともかくとして
ツイッターとawcぐらいはリンクしていても
いいのではと思いますが。
ココに書いたのと同じ事を
ツイッターにも書く、とか。
意味無いですかね。
ココが突然閉鎖されたら
自分のホームがなくなる様な気もするし。
というか80年代からやっていたココ
を絶やしたくない
というか
かつてのココでのやり取り
ぐらいの頻度の一団が
ツイッターにでも居ればいいのに、と。












#1407/1410 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1406 ***
★タイトル (AZA     )  20/06/04  20:58  ( 51)
ほどよく開いてほどよく閉じた世界がいい(^^)   永山
★内容
小説投稿サイト関連>
 ご質問の件は、小説投稿サイトでのキャリアが長い方々に尋ねるのが早いと思います
(すでにお尋ねでしたらすみません、私の読み落としか忘却です)が、私もとりあえず
応じられる範囲で書いてみます。

 最初にお断りを。伏せていることで色々仕掛ける余地が広がる面もあると考えている
ため、現時点ではどのサイトに何という名義で登録しているかについては伏せます。
 それから、現状ではまだAWCと他の小説投稿サイトに共通の作品を上げたことはあ
りません。

 どのくらい読まれているかはPVの値ですよね。はっきり言ってしょぼくれていま
す。全体から見れば明らかに下から数えた方が早いです。連載型の作品をこまめに更新
すれば、それなりの定期読者が付く(付いた)こともありますが、それとて一日に二桁行
くかどうかですからあとは推して知るべしかと。

 こんな具合ですのでレビューも当然少なく、正規のレビューは総じて二つか三つ。こ
う書くと登録しているサイトの一つが分かっちゃうと思いますが、応援コメントが二回
ほど。いいね的な星の数も二桁にはなかなか届きません。

 バズることを狙って何かしたかというと、何もしていません。宣伝ゼロ。会員間交流
も極微少です。最初の頃は読んだ作品に星を贈ることもしていたのですが、$フィンさ
んやらいと・ひるさんが前に言及なさった組織票どうこうの話が気になって調べてみた
ら、なるほどと。噂レベルですが投票マシンとしての相互とか複数アカウントとかある
みたいで、特に切磋琢磨のない相互には巻き込まれたくないなあと思い、星を贈ったり
感想を書いたりする手が縮みました。作者用のIDと読者用のIDを所持できたらいい
んですけど。

 あと、サイトとの相性は確実にある気がします。そのサイトに参加している読み手と
の相性の他、サイト公式のコンテストで審査する人との相性も。コンテストでかすりも
しないことが続くとさすがにへこみます。で、コンテスト入選作をいくつか読んでみ
て、「うーん……物差しが違うのかなあ」という作品があまりに多い場合は、撤退した
方がいいのかなと。

AWCと小説投稿サイト、ツイッター>
 私はツイッター等をやっていないためそちらの方面には何とも意見しづらく、感覚的
な話になりますが、AWCを昔の形のまま今後も残していきたいのであれば諸刃の剣っ
て気がしないでもないです。
 話題から少しずれますが、前回のAWC大賞のときに、余所の小説投稿サイトにUP
されている作品でも参加可とするのはどうかという意見を出しました。が、色々考える
内にどうも悪い方の想像が膨らんでしまい、なかなか踏み切れないなと痛感しました。
 今年のAWC大賞に関して現時点でぼんやりと考えているのは、「二〇一九年までに
AWCへの書き込みの実績がある人は、AWC以外のネット上で発表した作品でも自薦
でAWC大賞に参加できる」みたいな形。当然、各所のルールに抵触しない範囲で、小
説投稿サイト内やSNSなどで投票を呼び掛けるのはあり(※AWCに書き込み経験の
ない投票者はできれば前もって一度書き込んでもらうか、投票メールの本文にどこそこ
のサイトで誰それの作品を読みました的な付記をして欲しい気がしますが、条件を付け
ると投票行動につながりづらいだろうし、その辺はまだ検討課題です)。
 もしかすると投票数が激増してAWCOPさんが大変な目に遭う可能性がないとは言
いきれない? ^^;)ユメデゴザル

 ではでは。




#1408/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/06/05  20:36  ( 25)
フィルターを持ち去る理由が分からぬまま   永山
★内容                                         20/06/05 20:37 修正 第3版
 ぼかした形になりますがお許しを。
 昔から気になっていた短編ミステリの賞が、今年の開催回よりネット経由でも応募で
きるようになってた。そのことに気付いたのが、締め切りの八日ほど前。慌てて書いて
出してみました。
 で、少し前に一次選考の結果発表があって、通ってました。びっくり。けど恐らく今
回はここまでで精一杯。何せ、一次の発表が終わったら五月末までに落選作としてAW
CにUPするつもりでいたぐらいでして。
 久々の公募挑戦でおおよそ十分の一に入れたのはもちろん嬉しいのですが、これなら
もっと磨き上げた形で応募したかったと後悔も。

『心理的瑕疵あり【問題編】』(法月綸太郎)を読んだ雑感>
 東京創元社の雑誌「ミステリーズvol.100」掲載の犯人当て小説です。
 前回の麻耶雄嵩に比べたらまともにやり合えると思っていたのですが、豈図らんや、
この手の短編形式の犯人当てでは一番苦戦したと言えるかもしれません。手掛かりに対
する仮説がさっぱり浮かばないという意味で。
 小説としての道行きは退屈だったと言って多分大丈夫だと思うんですが、その分、解
答編で物凄いロジックが炸裂するのではないかと期待値が上がっております。「推理小
説は解決さえよければ、トリックさえ物凄ければ、ロジックさえ決まっていれば物語と
してどんなに平凡であっても許され得るジャンル」とされているので。(^^)
 そんな訳で全然分からないまま、作中で提示された容疑者三人は無視し、こじつけて
被害者と別居中の妻を犯人とする推理を解答として提出(送信)しました。
 こじつけとは言え芯の部分はそれなりに使える論理展開だと思っているので、外れて
いることを確認したら、いずれ自作で使うかもしれず。

 ではでは。




#1409/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/06/05  21:40  ( 28)
えっ、投稿生活していたんですか?     HBJ
★内容                                         20/06/05 21:45 修正 第2版
確か前にコラボをしましょう、
みたいな話があった時に
「最近はそういう事もしていない」
みたいな事を仰っていたと思ったのですが。
(フレッシュボイス過去ログ7402あたり)

あれから8年も経ったんですか。
元号が変わってからは投稿サイトにも参戦して
衰えを知らぬ創作意欲、という感じです。

自分の場合、一次にも引っ掛からないのは
年齢で落とされているのだ
などと勝手に決め付けていましたが
そんなことも無いのか?
逆に考えると、年齢にも関わらず
一次通過という事は
可能性があるのではないでしょうか。

人様の事とはいえ
落ち着かない気分です。

結果が分かったら教えて下さいませ。

(下衆の勘繰りとしては
もしかしてその雑誌がやっている
犯人当てクイズに何回も参加していたので
それで一次にも通ったんじゃないか、とか。)





#1410/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/06/06  21:35  ( 22)
齢は弱い理由にはならないかと  永山
★内容
 投稿。
 出版社の賞への投稿は、本当に久しぶりに再開しました。※小説投稿サイト内の公式
コンテストには、一年とひと月前の時点からちょこちょこ参加しています。
 自分としては「もうこの先絶対投稿しない!」なんていう考えは端から頭になかった
ものですから、驚かれたような反応に驚いたです。(^^;

 新人賞と年齢。
 高齢だから即落とされるというようなことはないと思います。古い例になりますけど
前に名前の挙がった由良三郎もそうですし、「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」
辺りは高齢の、それこそ六十代の受賞者を多く輩出している印象があります。

 これから一年間ぐらいは新人文学賞は投稿作全体のレベルが上がり、より厳しい戦い
になるかもしれませんね。
 というのも――今回の新型コロナ渦で自宅にいる時間が長くなった分、小説を書いて
みたって人がそれなりの数いると思うんですよ。そういう普段は書けないけれども暇さ
えできれば書いてやろうという意欲のある人は多分、得意分野を活かしたネタを温めて
きているはず。満を持してそれを作品にするのだから、文章力がよほどひどくない限
り、面白い物語になる可能性が高いんじゃないかなあ、と。
 そういう人達がもしも賞に投稿せず、小説投稿サイトの方に流れたとしたら案外埋没
してしまうのかもしれませんが。

 ではでは。




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