AWC ◇フレッシュボイス2



#1202/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/08  19:45  ( 22)
「主人公は僕じゃなかった」を地で行く   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ「ミス・ジコチョー」第八話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 今回はミステリとして非常にフェアな作りで、しかもことの性格上、真相はシンプル
であるため、視聴者に見破られやすい。そんな弱点をカバーするべく用意されたであろ
う、呪いだの祟りだのの味付けですが、効果は薄かった。せめて一番騒ぎ立てるあの老
女が、もっと貫禄があって、横溝正史作品に出てくるようなキャラの二番煎じじゃな
く、別方向でインパクトの強いキャラだったら楽しめたんでしょうけど。
 ダイイングメッセージを残した理由が、はっきりとは語られなかったですが、役目を
全うしたいという被害者の無念と、危険性を強く訴えるため、だったと解釈すればいい
のかな。ダイイングメッセージの謎で引っ張ってきておいてこの真相だと、真正面から
推理小説で描いたら本を壁に叩き付けられそう。本ドラマではそう感じさせない、うま
い使い方をしていたと思います。
 本筋とは別に用意されていたのが、レギュラーメンバーが離れるんじゃないかという
やりとりでしたが、こちらの方も紆余曲折ありつつも、最後には元の鞘に収まるお決ま
りの展開。まあ、このドラマがシリーズ化されて、第二、第三シーズンと作られる最中
のエピソードとしてなら、レギュラー陣が途中退場することだってひょっとしたらある
かもと思えるけれど、最初のシーズン(?)ではまあないわなあ。
 あ、でも、某米国ドラマのシリーズ第一作の第一話で、いかにも主人公の位置づけの
キャラが出て来て、これからこの人を軸にして回していくんだろうなと思って見ていた
ら、その第一話のラストで殺されるという展開があって、びっくりというか唖然とした
記憶があります。こういうのもたまに紛れ込んでいるといいよね。

 ではでは。




#1203/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/09  20:02  ( 22)
寝込んだ猫に犬は居ぬ   永山
★内容
「駄洒落を言うのは誰じゃ!」よりも「下手な洒落よしなしゃれ」の方が出来は上だと
思う。

「猫じゃ猫じゃ」>
 感想レポート、ありがとうございます。私も夜道と思いつつ、先送りしてきて気にな
っていたので、参考になります。
 本格のアイディア剥き出しみたいな作品をイメージしていましたが、案外、枝葉の付
いた物語だったんですね。紹介をしていたエッセイがうまかったということか。(^^; 
やはり実物を読んでみないと分からないことっていっぱいあるんだなと改めて認識。
 獣医やブリーダーを犯人にすると、動物による事故死で収まりそうなところを警察か
ら疑われる可能性が高まりそう。五十歩百歩ですが、条件反射の専門家(学者)を犯人
に設定した方が、まだすっきりするかも。
 条件反射のトリックの作例で思い出したのが、映像作品になりますが、刑事コロンボ
の「攻撃命令」。あれ、単なる餌付けだと思い込んでましたが、確か作中にも「条件反
射」云々という台詞が出てきたような。名探偵コナンにも似た感じのがあったと思うの
ですが、中身を覚えていない……。
 とりあえず、推理物では犬を使う条件反射トリックがすでに複数あるみたいなので、
犬以外の動物で条件反射トリックを成立させれば、それだけで評価が高くなる可能性
が。ましてや人間に条件反射させてターゲットを死に至らしめるうまい方法を案出すれ
ば、大発明?(^^)

 ではでは。




#1204/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/10  20:19  ( 18)
切るに切れない   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ニッポンノワール」第九回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 本ドラマのファンの人がいたら申し訳ないけど、作り手からばかにされているような
気分になったです。お茶の間にはこの程度で充分だろ?的な手抜き感。次で最終回なの
で最後まで付き合いますが、これ、途中なら切っていました。
 そのひどいと感じた点は、やはり主人公の記憶に関すること。組織によって植え付け
られた偽の記憶で、見当違いのことを真実だと思い込まされかけた主人公だったが、そ
の直後に真の記憶がよみがえり、だまされずに済んだ……という展開。
 主人公はどうやって、真の記憶は真であり、偽の記憶は偽であると区別ができたの
か。あとから思い出した方が偽ということはないのか。ないと言い切れるのなら根拠
は。これまでに思い出した記憶の中に偽の記憶は混じっているのかいないのか。
 そして、もし偽の記憶だと分かるような程度の低い技術なら、ニッポンノワール(も
しくはガスマスクの人物)はどうして使っているのか。
 途中、人体改造とか言い出したときに、「仮面ライダー」などの子供向け特撮番組に
出てくる悪の組織を連想したけれども、それは子供向け特撮番組に大変失礼でした。こ
んなお手盛りな筋書きはなかなかないと思う。

 ではでは。




#1205/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/11  19:59  ( 23)
伏線は絶対条件か否か   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「シャーロック」第十話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 評価が難しいエピソードかも。それなりに面白かった、楽しめたけれども、既視感が
強くて、意外性がほぼ皆無。よくあるパターンの組み合わせと捻りでこしらえたエピ
ソードだから当然と言えば当然ですが。
 寄せ集めをうまく組み合わせて作ったなと感じたのも確かだし。うーん、だから評価
が難しい。(^^;
 疑問点というか明らかな不満点を挙げるとしたら、自作自演を行った当人は、いつど
のようにして皆の前に帰還してみせるつもりだったのかが示されなかったこと。そりゃ
あ、どこか遠くの山小屋にでも隠れていたのならどうとでもなるでしょうけど、元々自
分のいた部屋(寮内の相部屋)の天井裏に隠れ潜むなんて、アイディアは突飛だけど、
出づらいったらないでしょ。最後まで偽装誘拐をばれぬように貫こうとすれば、普通に
考えると寮の外に出る必要がある訳で、潜伏生活で疲労した肉体では困難だと思われま
す。
 端から、ある程度日にちが経ったところで「誘拐は嘘でした〜!」とやるつもりだっ
たのなら可能だろうけど、そのことをドラマ内で言ってほしかった。
 さて、そんな横糸に対し、縦糸の守谷の件は、無理矢理進めている感があったのです
が、今回のラストに来て、今まで味方できた刑事が捜査会議に現れず、夜の街に向かっ
て謎の哄笑をするシーンが挿入され、俄然興味がわいてきた。伏線あったかな? 伏線
なしにいきなりこの展開になったとしたら、ある意味斬新かも。
 現実世界には伏線なんてある方が珍しい、というテーマだったりして。(^^;

 ではでは。




#1206/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/12  21:18  ( 18)
同じとは気付かなかった   永山
★内容                                         19/12/15 22:30 修正 第2版
 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第一回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 タイトルだけなら、悪魔を弁護する人間とも取れますけど、もちろんそのような話で
はなくて。
 どことなく何となく既視感がある設定だなと思って、視聴後に検索してみると、かつ
て四年くらい前にWOWOWでドラマ化された「贖罪の奏鳴曲」の原作を含む、シリー
ズ作品のドラマ化なのね。そういえば主人公の名前同じだ。(^^;
 タイトルや事前の宣伝から連想するほどは悪魔って感じはなく、勝つためには手段を
選ばず、そして勝つためにコツコツ積み上げる努力の様が押し出されていたような。こ
の演出は、作品的にはOKなのかな。終盤近くで示唆される主人公・御子柴弁護士の過
去の行状は、充分に悪魔で、元が取れてお釣りが来ますけど。落差によるインパクトを
狙った、とか?
 まだ出だしで、判決どうこうっていう前に次回に続くとなったため、面白いとまでは
行かないかな。興味をひくには充分な設定だと思います。
 この第一話だけで、この回扱っている案件の裏が透けて見えるような作りはわざとで
しょうから、他にも何らかの趣向があるはず。悪魔ぶりの発揮に尺を取るのかな。

 ではでは。




#1207/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/13  21:30  ( 22)
暗示も条件反射と同工異曲かな   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「探偵が早すぎるスペシャル」前編を録画視聴。ネタバ
レ注意です。
 昨年、シリーズが作られたドラマの続編てことで、何故か一時間ずつに分けて二週に
渡っての放送。二時間ドラマの枠を取りにくくなったのか。
 で、観てみてちょっと納得。物語としてはだいぶ薄い。薄い分をギャグで埋めていく
のは前作と同じだけど、今回はその比率が高かったような。これは二時間ドラマには向
いていない。ギャグの寒さで震えるレベル。(^^;
 肝心のトリック返しも、やや不満が残るできばえ。前作では、曲がりなりにもきちん
とした理屈を元に犯人の仕掛けたトリックを事前に察知して不発にした上で、逆に仕掛
けていた。これに対して本作では、察知ぶりが神懸かってきた。しかも犯人の仕掛けた
手段が、暗示によって人を特定の場所に連れてくることが前提になっており、かなり苦
しい。
 その暗示について色々と伏線があったことは分かりましたが、ではそれを察知した探
偵が、この短期間でトリック返しの仕掛けを用意できるかというと、無理なんじゃない
かと。
 廊下を覆うだまし絵だけでも、制作にどんだけ掛かる(時間もお金も)んだって話。
 費用の面で言えば、犯人サイドもいかほど使ってるんだというくらいお金を費やして
いる。コストパフォーマンスのよくない殺人と言えそう。
 そういった悪い意味で現実離れした箇所を除けば、まあまあ楽しめる作りになってい
るかと。

 ではでは。




#1208/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/14  20:22  ( 21)
「ツイストしょう思たけど、ついストップしてもた」   永山
★内容
 本年の漢字は「令」。
 発表を見たとき、「ひねりなさいひねりなさい(by嘉門達夫)」とフレーズが頭を
よぎった。

 NHKで放送のドラマ「ミス・ジコチョー」第九話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 シリーズ二度目となる前後編の前編にして、最終回の一歩手前。後編を観ない内に言
うのも何ですが、先の前後編エピソードが引き延ばした薄味だったのに対して、今回は
きっちり詰め込んでいそうな予感。主人公と母親の対立を明確に打ち出し、さらに主人
公が金を渡したホストは、恐らく主人公の兄弟か何かかな? 最終エピソードに家族・
身内の問題を持って来るのは定番中の定番ということで、舞台は整った!感がありま
す。
 取り上げる案件の方は、高齢者による乗用車事故と、極めて現代的なテーマ。自動車
メーカー相手にミスを立証するというミッションは、視聴者にその困難さが分かり易く
伝わるし、ラストにふさわしい。
 当然、ドラマの中には乗用車が登場して、事故を起こし、製品不良とおぼしき現象が
確認されるんですが。撮影に使われた車って、現実にはどこの何という車なんだろ? 
ロゴは当然変えるとして、デザインやフロントを開けたときのぱっと見なんかも実物と
は変えているのかしらん。あと、メーカーの許可を取るのかな。事故を起こす車として
使いたいんですがって打診が来て、OKを出すメーカーがあるのかって気もする。

 ではでは。




#1209/3021 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1206 ***
★タイトル (AZA     )  19/12/15  22:31  ( 26)
例外は認める?   永山
★内容
 ある芸能人に関する記事で、年下で会ったことのない人は呼び捨てするのが当然と考
えている旨がブログで綴られていたみたいなんですが。
 その自己ルールの是非はさておくとして、言葉足らずで色々と漏れがあるんじゃない
のかと。親戚のまだ会ったことのない小さな子供も呼び捨て? 当人が歳を取って、世
間の半分以上が年下になったときも、会ったことのない年下は呼び捨てするのかしら
ん。
 「呼び捨てにしてもいい」ぐらいの注釈を付けておけば、恣意的に運用できる。(^^;

 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第二回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 前回の感想で“テレビ朝日系”と書いたのはミスです。すみません。
 前回の事件の続き。犯人が誰かという点については予想通り、というか、ドラマの演
出上あってしかるべき展開と書くべきかな。とにかく、視聴者に「真相はこれなんじゃ
ない?」と意図的に思わせていた通り(多分)に物語は進む。
 そこからの細かなひっくり返しが、今回のエピソードのポイントかな。これしかない
と思い込んでいるところへ、別の答を突き付けられ、それなりの根拠が以前から示され
ていたとなれば、感心もします。善から悪への反転が鮮やか。
 主役の御子柴を演じるには要潤ではちょい荷が重いかなと思ったんですが、どうして
どうして、ちゃんとこなしている。WOWOW版の三上博史がよかったので、そのイ
メージが強いですが、フジテレビ版は要潤なりの御子柴を出していけそう。時折棒読み
っぽくなる台詞も、感情のなさを表現していると思えばさほど気にならない。
 相方役のベッキーは今のところ大きな出番がなく、可もなく不可もなし。次回予告を
見ると、ある特定の台詞を言わせたいがためにキャスティングしたのではないかと勘ぐ
ってしまう。

 ではでは。




#1210/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/16  20:01  ( 25)
文句つけつつ   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「ニッポンノワール」最終回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 やっと終わったっていうのが正直な感想。
 唯一の評価できる点は、曲がりなりにも真犯人に辿り着くための手掛かりを、これま
でにちらほらと蒔いていたこと。録画して映像を一時停止してチェックしないと分から
ないような、間違い探しレベルではあると思うけど。でも最終回前にちゃんと手掛かり
を拾い上げて、真犯人を言い当てていたサイトもちらほらあるみたいなので、一応フェ
アってことになるのでしょう。子供のクラスについては、問題行動が出てクラス替えが
行われた可能性なきにしもあらず、と難癖を付けてみる。(^^;
 テレビ朝日系で単発で作られる犯人当てドラマ「安楽椅子探偵シリーズ」も同じよう
に映像をチェックしないと解けないことがほとんどですが、私、「安楽椅子探偵」の方
は好きです。「ニッポンノワール」を受け付けない理由は、登場人物が途中で手掛かり
に気付いていながら、それをひた隠しにして、最終回で絵解きをしたところかな。何で
気付いた時点で、真犯人を問い詰めなかったのかが分からない。これだけの凶悪犯罪者
を放置し、結果、犠牲者を増やすことになったんじゃないのかと。
 そしてここ数回の感想で繰り返し言ってきた記憶についての扱いが、あまりにも自由
自在でご都合主義である点は、結局解消されず。ほんと、これをやると、解き明かされ
た真実っていうのも真実なのか疑わしくなる。
 で、振り返ってみると……記憶操作、人体改造、整形、性格改変、仮死状態、暗示に
よる殺人と、これほどチート臭漂うガジェットを並べた作品が荒唐無稽にならない訳が
ない……と妙に納得できたりする(苦笑)。
 ラストの、まだ続きがあることを匂わせるかのような意味ありげで、後味の悪い終わ
り方はどーでもいい。取って付けた感とそれ以上に陳腐さが際立ったような。

 ではでは。




#1211/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/17  20:57  ( 24)
ある意味いかにもな最終回   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「シャーロック」最終回三十分拡大を録画視聴。ネタバ
レ注意です。
 原則的に一話完結である連作タイプのドラマは四つに分けられるかもしれない。

・各エピソードが面白く、特別仕立ての最終回も同じく面白い。
・各エピソードは退屈だが、最終回だけは特別仕立てで面白い。
・各エピソードは面白いが、特別仕立ての最終回は何かつまんない。
・ずっとつまらない。

 本ドラマに対して私が抱いた印象は三つ目。前回まではそこそこ楽しめたのに、最終
回はいまいちだった。
 まず、どう特別仕立てだったかを書くと、宿敵の守谷と相対峙し、雌雄を決するとい
う点が、これまでのエピソードと異なる。普通なら、この構図だけで盛り上がるように
しておくものですが、本ドラマではそこの仕込みが薄かったように思う。何で誉れが守
谷を宿敵扱いしているのか、守谷の犯罪者ぶりはいかほどのものなのか、たいして伝わ
って来ないまま、ラストを迎えた感じ。
 加えて本ドラマは続編を作りたいという意識が満々で、決着を曖昧にするのが見え見
えだった。原案と言える“聖典”も同じように一度は終わったんだからと文句ないでし
ょ的なものも感じる。
 あと、前回の感想で期待するような旨を記した警部の謎の行動ですが、大きな意味は
なかったみたいで。守谷達が行動を開始したのが、警部の昇進見込みが立ったのと連動
しているかのようなタイミングだったから、関係があるのかと思ってしまった。

 ではでは。




#1212/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/18  19:47  ( 39)
年末と言えばAWC大賞   永山
★内容
 今年は告知がまだですが、AWC大賞がもし催されるのだとしたら、提案がありま
す。
 以前にもちょっと話題にしたことですが……。
 AWC外のネット上(個人のホームページ、小説投稿サイト等)に投稿や公開された
作品も、作者自身が指定することでAWC大賞にノミネートできるスタイルにするとい
うのはどうでしょう?
 実施したことで活性化につながるかどうかは微妙なところかもしれませんが、とりあ
えず、投票の対象となる作品数(及び作者)が増えてほしいというのが個人的な本音で
す。(^^;
 仮にやるとして。
 投票に当たってノミネート作全部を読む義務はないものの、無条件で参加OKにして
いては際限なく作品が指定される可能性もゼロではないので、一定の制限は付けるべき
でしょう。
 たとえば私案ですが、

・作者は今年一年の間に、AWCのどこかに一度以上書き込んでいること。
・一作者が外部からノミネートできるのは、連、長編、短編の各部門に一作品ずつま
で。
・原則的に未完作品は連載部門、完結作品で長い物は長編部門、完結作品で短い物は短
編部門とし、長さについては各人の判断に任せる。
・AWC外にて、今年一年の間に初公開された作品、もしくは今年一年の間に一度以上
更新が行われた作品を対象とする。※誤字脱字の訂正などは更新と認めない。

 といった感じで線引きすることが必要かなと。
 あと、言わずもがなですが、

・会員登録などの手間を掛けなくても、当該作品が容易に読める状態にあること。
・各小説投稿サイトそれぞれのルールに反しない範囲でノミネート作を指定する。
・ノミネートはここフレッシュボイスで当該作品URLの明記等により意思表明と見な
すとともに、外部の指定作品が間違いなく指定者の作品であることを示すために、何ら
かのサインを取り決め、外部サイトの適切な箇所に書き足すことで完了する。
・開催告知はAWCのみで行う(?)

 といった辺りも整備しなきゃいけない。
 上はほぼ思い付きでこしらえましたが、漏れのないきちんとした文言を作るには時間
が厳しいかな? やるやらないも含めて今年の決定が難しいようであれば、せめて来年
以降の検討項目ということにしてもらえると嬉しいです。(^^)

 ではでは。




#1213/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/19  20:12  ( 24)
予期せぬ同期   永山
★内容
 テレビのニュース番組を観ていて、新幹線車両内殺傷事件の判決が有罪・無期懲役に
なったというアナウンサーの声が耳に届くと同時に、「被告、万歳したんと違うか」と
呟いたんですが。
 直後、ニュースの続きで被告が万歳三唱したと言ったので、こういうことで先読みで
きても、とても不快に思うだけだなと実感。

 NHKスペシャル「よみがえる美空ひばり」拡大版を録画視聴。
 年齢的・世代的に、美空ひばりへの特段の思い入れはなく、祖母が大変その歌を好ん
でいたことぐらいしかないのですが、某お笑いトーク番組で千原ジュニアが、AIの美
空ひばりに言及し、なおかつCG以外はとてもよかった旨で絶賛していたので、観てみ
る気になりました。
 で、確かによかった。感動もした。AI技術の現状が何となく把握できて(ドラマ
「チート」でAIに声紋を学習させて他人の声を合成するってのがあったけど、あんな
短時間でできるはずないという点では嘘だったと分かった)、それを踏まえてどこをど
う修正し、何が必要なのか、開発者がどれほど努力しているかも分かった。
 そういった技術の進歩と人々の研鑽に感動したのとは別に、歌にも感動していた。こ
れは何だか怖い。亡くなった人の唄い方を可能な限り再現して、新曲を唄わせたら、思
い入れのあるファンや関係者だけでなく、新規ファンを獲得し得るということがはから
ずも実感できてしまった。
 ただ、番組ではAI美空ひばりによる新曲が二度、フルで流れましたが、初めて聞い
たときの感動が、二度目ではすーっと潮が引くみたいに薄まった。これは何だろ? 作
り物と知っているからこその冷めた感覚が作用したのしらん。

 ではでは。




#1214/3021 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1212 ***
★タイトル (GVB     )  19/12/19  23:47  (  6)
AWC大賞改革 祭
★内容
 対象をAWC外に拡げるというのはありかも知れませんね。
 AWC外でも二票をとるというのはそれはそれで結構すごいことなのであまり他に制
限はなくてもいいかなという気はします。
 誰でもアクセスできるってことは必要だと思いますが、後はわりとゆるくてもいいか
なと。広く作品を紹介する機会ということでね。
 と、その辺も考えつつ近日AWC大賞告知。




#1215/3021 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1214 ***
★タイトル (AZA     )  19/12/20  21:02  ( 59)
AWC大賞改革>   永山
★内容                                         19/12/21 01:42 修正 第3版
 祭さん、ご対応をどうもありがとうございます。

 最初の提案を書き込んだあと考えてみて、作品エントリーの方ばかりに意識が向き、
投票資格について忘れていたと気付きました。
 これまでのAWC大賞のルールを適用すればOKだろ……と軽く見ていたのですが、
前回の規定に目を通すと、投票資格についての言及なし。あら、AWCにメールアドレ
スが登録済みであることが必須だと思い込んでた。
 で、投票資格について改めて考え始めると、かなり重要だぞと思えてきました。それ
こそ、なるべく多くのメンバーで時間を掛けて議論すべきであり、外部作品参加可の導
入は次回に見送るべきかもしれない、と感じるほどに。自分から提案しておきながらな
んですが(汗)。

 私がこの度、AWC外の作品もOKにしてはどうかと提案した一番の意図は……
 今までAWCに参加してきた方達(メールアドレス登録の有無に関わらず)が、小説
投稿サイトなどで活動を続けているのであれば、外部にある作品をいちいちAWCにU
Pし直さなくてもAWC大賞に参加できるシステムにしたら便利じゃないかな。
 ……というものでした。
 だから資格についてあくまで理想を言うとですが、外部作品を自薦でエントリーする
資格は「去年(二〇一八年)までにAWCに書き込み歴があること」とし、投票資格
は、「去年(二〇一八年)までにAWCに書き込み歴があり、かつ、現在AWCにメー
ルアドレスを登録済みであること」てな感じを希望しておきます。

 ここからは危惧していること。
 小説投稿サイトで人気のある作家さんにはものすごい数のお気に入りや読者が付くみ
たいですし、そうでなくても固定ファンが三名もいれば、今のAWC大賞でなら“無双
”できる可能性が高い。
 AWC外の作品参加を認めたからって、いきなり、「これまでAWCに縁もゆかりの
なかった作家が参戦、固定ファンからの得票で大賞をかっさらう」なんて事態は起きな
いとは思います(今回導入にこぎ着けても外部作品のエントリー期間は最長で十日ほ
ど。外部ゼロも充分あり得る)が、“開放路線”に舵を切ることで将来そうなる可能性
はあるはず。
 AWCに関係のなかった作品・作者が年末にぽっと参加表明して、「AWC」と名の
付く賞を持って行くのは、嫌だ、認めたくないというのが感覚的にはあります。選ばれ
て不自然じゃない程度にはAWCに関係のある作者・作品にもらってほしい。
 尤も、前回までのルールでも、年末に初めてAWCに来た人の作品が大賞を取る事態
は起こりえました。開放により、そうなる可能性が高まるからといって投票(及び作品
エントリー)資格に新たな枷をはめるのが適切なのか否か、迷いも生じています。

 次に、不正投票対策も考えないといけないのかな。パソコン通信時代、PC−VAN
内でやっていた頃は、複数のメールアドレスを取得するのってお金も手間も掛かったは
ずだから、わざわざそこまでして1SIGの賞を獲ろうなんて考える訳がないと思って
ましたが、現代はどうなんだろ。賞品が出るかもしれない訳だし。(^^;

 あと、これも先のことになるでしょうが、開放によってAWCの独自性が消えてしま
うとしたら惜しい。緩やかな変化は受け入れつつ、独自性を保つことに重きを置きたい
なと個人的には思います。
 もちろん、「変化大いに結構。開放するんなら一気に全面開放しようよ」って考え方
もあるでしょうし、「そもそも現状でも鎖国状態ではなく、開放している。現状のま
ま、外部作品参加可をきっかけに新たな書き手や読み手を呼び込めたらいいじゃない」
という見方もできましょう。

 てな訳で、何にせよ今回は時間が足りないんじゃないかというのが、中一日おいての
実感です。
 正式導入は次回以降とし今回は完全に見送るか、もしくは、今回はテストケースとし
て外部作品部門を設けた上で、外部で書かれているAWCの方々に自薦を呼びかけると
いった辺りが穏当な路線かなぁ。でもこれだと以前とほとんど変わらない気もするし、
悩ましいところ。

 ではでは。




#1216/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/21  22:58  ( 22)
改革は早すぎず遅すぎず?   永山
★内容
 紛らわしいタイトルですみません。(^^; ドラマの感想です。

 日本テレビ系で放送のドラマ「探偵が早すぎるスペシャル」後編を録画視聴。ネタバ
レ注意です。
 番組の途中、CMの入れ方がおかしかった(CM明けに三秒だけ本編が流れて再びC
Mになった)気がするんだけど、ネット検索してもその手の書き込みは見当たらず。今
いる区域だけに起きたミスまたは障害だったとしても、視聴者はそれなりの数に上るは
ずだから、何らかの情報が出ていてもいいのに……不思議だ。レコーダーから削除せず
に置いておけばよかった。
 内容の方は、前編を引き継いで、何となく緩い雰囲気で進行する。本筋とは関係のな
いギャグが多数差し込まれるのは連続ドラマの頃から分かっていたので覚悟できていた
つもりだったけど、久々だったせいかそれともミステリの度合いが薄くなったせいか、
ギャグがきつかった。ベースにギャグがあって、そこにミステリをのっけてる感じ。逆
にしてほしい。
 マジシャンが依頼を受けて動いている割に、依頼主の言うことを聞かないのはまあい
いとして、誘拐してきた子供を殺そうとするのは依頼主の意向と真っ向対立し、無理が
ある。命を奪う理由がない。探偵の千曲川と勝負したいのなら、別のやり方がいくらで
もあるんじゃないのかと。
 そして最早当然のように用意されている、アナザーエピソードのネット配信告知。テ
レビ局がテレビ離れをさせたがっているのか、それとも単に儲けにつなげるためか。

 ではでは。




#1217/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/22  22:33  ( 25)
実際に出すかどうかは別として   永山
★内容
 AWC大賞の賞品に、電子商品券的な物ってまだ無理かしらん? Amazonギフ
ト券とかnanacoギフトとか。明らかに役立ちそうな物を贈るのは、暗黙の了解?
に反するかもしれないけど。(^^;
 詳しいシステムを理解できてはいませんが、とりあえず思い浮かんだ懸念は、トラブ
ル(不正利用による額面不足など)が起きたときに、誰の責任か分かりにくい・定めに
くい・手間が掛かるような。あと、提供者から受賞者に直に(メールで)送るのがいい
のか、他の賞品同様にOPさんを介した方がいいのか、とかも気になる。

 NHKで放送のドラマ「ミス・ジコチョー」最終回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 なかなかよかった。けど、前後編の弊害が出たのか、流れがちょっとかったるい場面
もちらほら。
 ホストの正体については、予想が大外れ(苦笑)。唐突でぶっ飛んだ方向に進んで、
面白かったからよしとしよう。原発事故の問題が初回以降、出て来ないなーと思ってい
たら、まさかこんな形でつなげてくるなんて。
 自動車会社の社長が最後の最後まで悪党だったのは、今時珍しいかも? しつこいぐ
らいに音を上げないし、負けが確定したあとも相手に悪態をつく。そして小物感を出さ
ない。お金で解決しようとする辺り、もっと卑屈になりそうなのに、演出なのか演技力
なのか、上から目線を残していたのはよかった。
 最終回で残念だった点を挙げるとするなら、南雲の目が曇っていたことにせざるを得
なかったところかな。主人公に対する強大なライバルとして、これまで出してきたの
に、最後でちょっと下げるのは勿体ない。まあ、母娘の和解っぽい空気になっていたか
ら、強いままでなくてもいいという判断だったのかもしれないけど。続編を作るとした
ら、別の火種を持って来るのか、新たな強敵を用意するのか。

 ではでは。




#1218/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/23  19:59  ( 23)
ドラマとCMのギャップが大きい要潤   永山
★内容
 祭さん、AWC大賞の告知、お疲れ様です。
 外部作品についてはとりあえず見送りとなり、何となくほっとしています。年末の多
忙であろう時期に波風立てて申し訳ありません。もっと早くから提案をしておくべきで
した。
 今回のAWC大賞の結果が出たあとぐらいから、導入の仕方を探りつつ、ぼちぼち進
めていきたいものです。

 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第三回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 二番目のエピソードに御子柴を指導した教官を容疑者として持って来るとは、随分早
いなーという印象。全八話で四つのエピソード描かれるらしいですが、最終話にはどん
な容疑者を持って来るのか、今から気になります。
 今回は御子柴の過去に関わることでもあるので、御子柴自身はあくまでドライだけ
ど、全体にウェットな雰囲気が漂っていたような。第一エピソードに比べてれば、事件
についての濃密さは弱まったけれども、ドラマで魅せた回といったところかしらん。次
回後編は事件そのもので盛り上がることを期待。
 物語の本筋とは関係ないところで気になったのは、御子柴が担当する裁判の傍聴席。
弁護士の御子柴は少年時代に連続殺人を犯していたと報道されてから初の弁護仕事とい
だけでもスキャンダラス、被告人が御子柴のかつての教官という要素もあるんだから、
傍聴希望者が押し寄せて傍聴席は埋まると思うんですが、ドラマの画ではすかすか。何
でこんな風に描いたのか、意図があるのなら知りたい。

 ではでは。




#1219/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/24  20:45  ( 30)
本の感想>『股旅探偵上州呪い村』   永山
★内容
・『股旅探偵上州呪い村』(幡大介 講談社文庫)16/5461
 渡世人の三次郎は中山道倉賀野宿で、とある若い男の死を看取ったことから、事件に
巻き込まれる。故郷の火嘗村で名主屋敷の三姉妹が死に見舞われるという男・善七郎の
“遺言”を託された三次郎は、火嘗村へ老いた名主を訪ねた。程なくして怪異が起き
る。三年前に亡くなった名主の息子で、善七郎の父に当たる久右衛門の遺体が、棺の中
から消えていたのだ。村人の大多数は、久右衛門はモウリョウ様になってしまったと恐
れおののく。さらに、滝壺の上から、女が逆さに吊された状態で死体となって見付か
る。モウリョウ様の仕業じゃないかと騒ぎ立てる村人達。そしてついには、三姉妹の長
姉・お市の籠もる屋が、大岩に押し潰される事態まで発生。
 「あっしには関わりのねえことでござんす」と再三口にする股旅探偵・三次郎は、果
たして謎を解けるのか、否、謎を解くつもりがあるのか?

 上の粗筋では触れませんでしたが、後半から終盤に掛けて、冒険怪奇小説的な流れに
なります。これで真っ当な謎解きがほんとにあるのか?と不安になるほど、何でもあり
の展開です。そもそも、同じ作者による『猫間地獄のわらべ歌』と同様、登場人物らに
よるメタな会話が頻繁に差し込まれ、何でもあり感が強いだけに、なおさら不安になり
ます。
 でも、ちらっとよぎったある可能性から、これはちゃんと解決するかなと思えたの
で、安心して読み進められた(笑)。実際、ネタやトリック自体は古くからある物で、
剥き出しで使うとバレバレになるところを、見せ方のうまさで巧みにカムフラージュし
ていたんだなと、読み終わってから改めて感じさせられます。
 これも上述の粗筋では触れませんでしたが、火嘗村の事件に関わる前段階で、三次郎
は密室殺人を解決し、それによって名探偵と見込まれ、火嘗村でも探偵役を押し付けら
れるという段取りは、なかなかの手際。この段取りがないと、口癖のように「あっしに
は関わりのねえことでござんす」と言ってる奴が事件の謎解きに首を突っ込むはずがな
い、となってしまう。
 作中のメタ会話で続編まで匂わせていましたが、ぜひとも読んでみたいです。まだ書
かれていないようだけれど。

 ではでは。




#1220/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/25  17:40  ( 19)
宙ぶらりんかと思ったら   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「シャーロック」特別編を録画視聴。ネタバレ激しく注
意です。
 うーん。もう復活? 何のためのクリフハンガー? などと疑問に感じる反面、大ま
かな構成は聖典に従うであろうことは既定路線であるから当然、復活も確定事項であっ
て、だったらさっさと復活しちゃおう(放送はクリスマスイブイブだし)的なのりな
ら、それもありかなと。
 ただ、だったらもっとちゃんとしたミステリドラマとして作って、誉の復活を描くべ
きじゃないのかという疑問は残る。
 今回のやり方は、かつて「古畑任三郎」シリーズで行われたのと似ていると思うんで
すけど、このやり方は「古畑」シリーズだからこそ、笑いもふんだんに挟めておちも付
けやすかったのに対し、「シャーロック」はそこまで笑いに寄せてない。「古畑」にお
ける同種の趣向が完全に番外編だったのに対して、「シャーロック」は本編からの続き
でこうなったというのも、大きな違いだと思う。
 復活に至るまでの三年間、どこで何をしていたのか、姿をくらましていた理由といっ
た点ははっきりしていないので、これらを足がかりにシリーズ第二弾を作るという流れ
なんでしょうけど、変な方向に広げずに(モリアーティ:守谷が生きていて云々とか
)、サブタイトル通りに語られざる事件を描くことに特化してほしい。

 ではでは。




#1221/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/26  20:37  ( 22)
全体を知りて部分を知る   永山
★内容
 日食。
 ほぼ全国的に曇りか雨模様の予報が出ており、この辺りも見られないだろうなとあき
らめていたら、正午過ぎには思い掛けず晴れ間が広がり、こりゃ行けるかもと一転して
期待大に。大慌てで、前の皆既日食で盛り上がったときに買った日食用めがねを探す。
が、記憶していたところにない。三十分ほど探し続けていると、見付からないまま再び
曇ってきたのでまあいいかと放置。
 でもネットの気象庁。雨雲レーダー等を見ると、日食開始から間もなくするとちょっ
とだけ晴れ間がやってきそう。やはり念のため、日食めがねを見付けておかねばと探す
こと小一時間。ようやく発見。本の間に挟まっていた。
 で、日食スタートから三十分ほど経った頃、雲の切れ目から太陽が覗く。予報通りで
ほっとする。当然ながらすでに日食は進んでおり、デフォルメした猫の顔を上下逆に向
けたようなシルエットが見えた。
 何度か雲に隠れつつも、どうにかこうにか観られたのは約十分間。短かったため、太
陽の欠けた部分が広がる様は、ほとんど実感できず。その後は厚い雲が広がってどうし
ようもなかった。
 でもまあ、久しぶりに部分日食を観られてよかった。
 大昔の人は、部分日食にすぐに気付けたのかしらん? あまりにまぶしくて直視する
のは大変だと思うんだけど。木漏れ日が欠けた形になるから気付く可能性はあるでしょ
うけど、そもそも木漏れ日の形と太陽の形の因果関係を把握していたのかどうか。
 皆既日食を把握した後に、部分日食にも気を留めるようになったとかだったりして。

 ではでは。




#1222/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/27  21:10  ( 19)
安心ストールされないためのアンインストール   永山
★内容
 十二月に入ってから、お気に入りに登録してあるサイトの内二つで、ウィルス対策ソ
フトが反応するようになって鬱陶しい。
 どうやら広告系のやつで、侵入とかじゃなく、Windowsが壊れましたよ的な偽
警告で錯誤させてソフトを購入させようとするタイプだから、クリックさえしなければ
大丈夫だとは思うんだけど。
 そのサイトで対処してくれたかどうかが傍目には分からないから、とりあえずサイト
にアクセスしてみて、「あ、やっぱり警告が出た」の繰り返し。サイト側に連絡した方
がいいのかしらん。
 それとは別に、三週間ほど前、こういう偽警告を出す詐欺まがいのやり口が流行って
るみたいだよって、父に教えたのに、その翌朝、早速引っかかっていた。(――; クリ
ックしてから思い出したって。
 で、父のPCをチェックしてみたら、無料インストールまでは進んでいた。ネットの
情報を漁ると、このまま放っておくと繰り返し有料アップグレードへと誘導するメッ
セージが出るとかで、その時点金銭的な被害が出る訳じゃなくても面倒なことにはなる
みたい。
 駆除するための情報も調べると、ファイル名を別の名前に変え、見付けにくくしてあ
るというから結構悪質。早速、駆除したです。

 ではでは。




#1223/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/28  20:57  ( 22)
秘密じゃなくてひみつ   永山
★内容
 “どくさいスイッチ”で消された人は、消されている間、どういう状況に置かれてい
るんだろう?

 NHKで放送の「ドラえもん50周年ひみつ道具と科学」を視聴。
 漫画『ドラえもん』で描かれてきたひみつ道具が、徐々に現実の物になりつつあるよ
〜ってな番組で、あんまり期待してなかったんですが、漠然と思っていた以上に進んで
いることが分かって、よかった。
 個人的には、自動作曲と声の変換に特に驚いたです。自動作曲の方は公開されている
とかで、使用条件(著作権を含む)がどうなっているのかも気になる。歌詞を入力し、
曲の感じを選ぶと一秒経たない内に曲が作られるというのだから、ひみつ道具よりも多
分早い。昔、歌詞に桜の出てこない桜ソングができないものかと、歌詞をちょっと考え
てみたことがあるけど、あれを入力したらどんな曲になるのか試してみたい。
 声の変換についてはこのところドラマで描かれたり、AI美空ひばりで使われたり
と、注目していただけに、リアルタイムで変換される他人の声がどのくらいの精度なの
かが気になる。元になる人と真似をしたい人それぞれが二百五十九の文章を読み上げた
音声があれば作れるとか。完成するまでの時間も気になるし、声紋をごまかせるレベル
なのかな。

 “バイバイン”をふりかけた栗饅頭を噛まずに丸呑みしたら、体内でどんどん増えて
いって、食べた人は死ぬ?

 ではでは。




#1224/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/29  19:55  ( 23)
ナチュラルの中のアンナチュラル   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第四回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 原作四つに対して放送は全八回と聞いていたから、ドラマ二週分でエピソード一つを
消化するものと信じ込んでいました。なので偶数回の今回は後編だと思っていたら、事
件の解決にはまだ至らず。道理で、進展具合がゆったりしていると思った。
 ということで、今回も法廷物としての魅力はあまり発揮されず。代わりに、御子柴や
教官がどのようにしてこんなキャラクターになっていったのかが分かるよう、過去を掘
り下げた回でした。
 流れが自然なのがいい。唐突な展開にならないよう、丁寧に描かれているので好感が
持てます。心の動きも分かり易く伝わってくる。
 それなのに、台詞の方は所々で、芝居がかっている印象を受けたです。特に、教官が
子供の頃の御子柴に説教をする場面では、まさしく演劇で長台詞を弁じているみたい
に、作り物感が強かった。あそこをもうちょっと自然な台詞回しにするか、あるいは作
り物めいた台詞でも不自然さを感じさせない役者さんがやってくれたら、感動できたか
もしれないのに。どうしても伝えたいテーマか何かってことで、敢えて作り物っぽくし
たのかな?
 あと、ある意味で衝撃的だったのは、御子柴の父が自殺していた事実が明かされたこ
と。御子柴の犯した殺人で世間からの風当たりが強いところへ、被害者家族から損害賠
償の訴訟で八千万円を求められ、責任を取ると言って自殺したらしい。これ以上の説明
はなかったけど、その後が気になる。世間の反応はどうなったのかとか、損害賠償はど
う決着したのかとか。

 ではでは。




#1225/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  19/12/30  17:40  ( 41)
今年の反省と来年の抱負    HBJ
★内容                                         19/12/30 18:08 修正 第5版
今年はコールドスリープネタで
ミステリーズ!に投稿し落選
というムダに始まり、
NOVELDAYSに5000文字×2作品投稿して
両方落選というムダ、
コミpo!で漫画を描いてyoutubeにうpするというムダ
…などムダが多かったです。
これらの敗因は目的が明確でなかった事にあると思われます。

今年は条件反射トリックの長編をまず1本。
(とはいえなかなか条件反射トリックが思い付かないのですが。
女にガリガリ君ソーダ味を繰り返し食わせておいて、
ラムネフレーバーのコンドーム(相模ゴムから発売中)
を装着した野郎のぺニスを噛み切らせる
などというバカミスみたいのしか思い付かない)
この長編を横溝正史賞or鮎川哲也賞に応募する予定。
落選の場合には「なろう」で晒す。
なお作品は書けた順にここにうpする予定。
乞うご期待。

それからそれを提出後長編第二弾として
乱歩賞を予定しています。
まあこれは思っているだけで影も形もないのだが。

これらは何れも再来年の発表なので
来年は臥薪嘗胆の一年になると思われます。

その他都内の同人誌に参加しても、
とも思うのですが
これまたムダに終わりそう。
保留ちゅうです。

以上今年最後の夜勤の夜、スマホにて入力。

それではみなさんよいお年を。










#1226/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/12/31  21:12  ( 18)
自分も振り返ってみるとします   永山
★内容
 年賀状に「令和元年」と書きそうになった人、手を挙げて!
 私は、父がテキストデータの段階で間違っていたのを指摘しました。(^^) プリント
アウトする前でよかった。
 皆様、よい年をお迎えください。

 さて、反省することは多すぎてきりがないほどですが、AWC関連で個人的に一番反
省しないといけないのは、拙作「そばいる」シリーズ本編をきちんとした形の新作でU
Pできなかったことだな〜。ある山を越えれば、書きたい・書き易いエピソードは列を
なしている(^^;んですが、最初の山を乗り切れない。開き直って、詰まっているところ
はさらっと済ませようかなと。

 今年のAWCでの出来事では、$フィンさんが亡くなられたことが強く記憶に残って
います。SF方面の評価は私には難しいですが、小説書きとして(確か$フィン節とも
呼ばれた)その独自性は特筆すべき点だと思います。ああ、コンテストは公式サイトを
見て、無念の結果に終わったことを把握していますが、挑戦する姿勢には影響を受け、
発憤させられました。

 ではでは。




#1227/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/01  16:21  ( 18)
あけましておめでとうございます   永山
★内容
 今年もよろしくお願いします。

 AWC関連で反省すべきこと、もう一つ思い出しました。
 らいと・ひるさんのネット作品を二〇一九年中に読了する予定と書き込んでいたの
に、途中までしか行けなかった。すみません。面白く読んでいるのですが。

 話は換わって、年明け最初の書き込みは例によって例のごとく、数式パズルをば。

問題
 9876543210

 上の数字の並びに、四則演算記号及び丸括弧を入れて、答が2020になる数式を完
成させてほしい。

 正解例は、これもいつものように、AWC大賞が終わった頃を目安に書き込む予定で
います。

 ではでは。




#1228/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/01/02  16:26  ( 28)
明けましておめでとうございます      HBJ
★内容                                         20/01/02 16:39 修正 第3版
新年にあたり思うことは
昔を懐かしむのはやめよう、ということですね。
「昔はよかった」というのは結局
昔、ドーパミン他脳内化学物質が出ていた時の
快楽が忘れられないという事で、
これは田代まさしなどのジャンキーが
昔の快感を忘れられないのと同じでは。
宗教でも思想でもいいから
今脳内で思い、今正に脳内化学物質が分泌されているとなれば
懐かしい過去などいらないはず。

これは小説にも当てはまり
社会派ミステリーや普通の小説はみな
過去の出来事を懐かしんでいる感じですが、
本格ミステリーに限り、
今ここでトリックが晒されて
今この瞬間に読者の脳内に脳内化学物質が分泌されると思われるのです。
それだけ本格ミステリーは他の小説よりも臨場感があり、
高級であり、もし優れた作品であれば、これから死ぬという人をも
魅了するものではないか、などと思いました。

以上、今年初めての夜勤開始前、スマホにて入力しました。

それでは今年もよろしくお願いいたします。








#1229/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/02  21:06  ( 30)
「明智小ちゃんが叱られる!」   永山
★内容
 NHKBSプレミアムで放送のドラマ「黒蜥蜴」を録画視聴。ネタバレ注意です。
 昨年末最後に観たドラマが、こんな悪い意味でトンデモとは。NHKも何考えて作っ
たんだろうという疑問がふつふつと湧く。正直、いいところが見付けられなかったよう
な。
 原作を大幅にいじって近未来を舞台にしようが、荒唐無稽に拍車を掛けようが、全く
かまわないんだけど、話の節々におかしなことを入れられると、そこが引っ掛かって、
物語にのめり込めなくなる。
 たとえば、本ドラマでは、人物の認証にDNAが発する信号が用いられている世界が
描かれていましたが、それをごまかす技術もすでに確立しているらしく、何度も出て来
ます。そんな脆弱な技術なら、人物認証に使うのは即刻取り止めるべきで、いつまでも
用いているのは逆に犯罪者にどうぞなりすましをしてくださいと言っているようなもの
じゃないのか? ほんと、観ていていらいらしたです。
 港を出た潜水艦が海に潜ったあと、明智が海に飛び込みましたが、あれは何だったの
か。まさか潜水艦にしがみついた後、中に侵入して誘拐された女性を助けるつもりだっ
たのか? 事実、それを想像させる描写がありましたが、結局は身代わりになって誘拐
されていた女性による工作だった(だよね?)。で、明智が海に飛び込んだ理由がス
ルーされたまま終わり。
 黒蜥蜴の犯行の方法にも疑問が。ホテルを舞台にしたやり取りで、最後、黒蜥蜴の一
味は建物の一部に乗り込みロケットよろしく飛んで逃げましたが……自前のホテルにあ
んな仕掛けを作ってあるのなら、誘拐のターゲットを地下の部屋にかくまうふりをし
て、手品めいた仕掛けで不可能犯罪を演出するお遊びなんかせずに、端からロケット部
屋にかくまって射出すればいい。余計なことをして失敗していたら世話がありません。
 あとは……いくら近未来だからって、銃の乱射が過ぎる。日本とは思えない。あんな
孤島に大がかりな研究施設を建設したら、噂になって政府の調査が入りそう。同じく私
兵隊をどこでどうやって鍛えて、どこで待機させていたのか等々、おかしな点は枚挙に
いとまがありません。
 冒頭とラストに怪人二十面相を登場させ、続編を作りたげな空気を出していました
が、きっぱりお断りしたいです。

 ではでは。




#1230/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/03  20:45  ( 19)
道行きが退屈でも最後が凄ければ   永山
★内容
 HBJさんの書き込みを読んで、ふと思い出したことが。
 小説のジャンルに関して、よく言われる説ですが。
<本格ミステリは、他の小説(創作物語)と違って、途中がどんなにつまらなくても、
最後に明かされる真相に膝を打つ意外性があったり、トリックが奇想に満ちた素晴らし
いものであったり等すれば、それだけで高い評価を得る場合がある>
 これって、必ずしも物語性で勝負しなくてもよい、ということにつながると思うの
で、過去を振り返る感が出ない、と言えるのかも?

 WOWOWでやっていた映画「女囚さそり」シリーズを何となく見る。
 成人映画だと思っていたら、単なるそれではなく、いい意味で無茶苦茶やっていて結
構面白い。最初にフィクションですと断れば何やってもいいのかってぐらいに、現実か
らかけ離れた描き方をしてると思うんだけど、小さなアイディアを色々とぶち込んでい
て、好感が持てました。
 ただまあ、ヒロインが包丁で三回斬りつけて刑事の腕を切り落とした場面には笑って
しまった。(^^; あと、拳銃撃ち過ぎ。
 ヒロインの台詞が極端に少ないのが、いい効果を生み出している。全体に説明のため
の台詞も少なく、今と違って観る側を信じているんだなと思う。

 ではでは。




#1231/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (lig     )  20/01/03  22:46  ( 73)
あけましておめでとうございます らいと・ひる
★内容

 昨年は短い間でしたが、一時的に復活させていただきました。
精神的に余裕のある限り書き込ませていただきたいのですが、今年はどこまで参加でき
るのかはわかりません。

 自作小説の方も筆が止まってしまった作品がいくつかありまして、あまり調子が良い
状態とはいえないんですよね。できる限り書き続けたいと思っております。

 プロにならなくても書けるのが、web小説の良い部分でもありますから。


 久々の書き込みなので、ちょっとしたレスをば……


永山さん>

 例の作品についてはお気になさらずにご自分のペースでお読み下さい。

 ついでに19/12/28の永山さんの書き込みについて言及。

・自動作曲
 NHKの番組は視聴していないのですが、個人的には昔、Band-in-a-Boxという自動作曲
ソフト(厳密には自動伴奏作成ソフト)を使っていたことがあります。二十年以上前か
らあるものですね。
 このソフトにも、自動作曲(ある程度ジャンルを決めてのボタン一発での作成)の機
能が存在しましたが、どこか不自然で使える(安心して聴ける)ものではありませんで
した。
 ランダムな生成は使えないので、コード(和音)を先に入力してからの生成という方
法をとっていたわけです。ここから使えるフレーズを抜き出したり、さらにアレンジし
て伴奏に使ったりしました。

 さて、このソフトで自動作曲を行った場合の著作権ですが、ソフトウェア使用者が作
曲者ということになるそうです。このソフトを製作している会社には著作権はありませ
ん。

 ただし、東京大学で開発した自動作曲の無償公開実験システム「Orpheus」は、実験段
階ということもあってか生成された作品の著作権は、本実験の運営者に属するとのこと
です。

 他にも自動作曲のソフト(アプリ)はあると思いますが、著作権に関する考えはソフ
ト製作者によって違ってくるので、使う際にはきちんと確認した方がいいでしょう。


・秘密道具(※バイバインと独裁スイッチに関して)
 あれはバーチャルな世界を見せているだけの道具だと思っています。

 バイバインは質量保存の法則に反する超科学。扱いを間違えれば国すら滅ぼす道具を
一般人(ネコ型ロボットを購入した人)に使わせるわけがありません。
 バイバインを使った効果をシミュレートしたものを使用者(とその周囲の者)に仮想
空間で見せているだけでは?

 永山さんの書き込みにあった「“バイバイン”をふりかけた栗饅頭を噛まずに丸呑み
したら、体内でどんどん増えていって、食べた人は死ぬ?」の答えは「死なないし、実
際には何も起きない」ではないでしょうか?

 たしかマンガ版では風呂敷に包んでロケットで飛ばして宇宙の果てに捨てたとの記憶
がありますが、あれを含めてバーチャルな世界だと思った方がスッキリしませんかね。


 独裁スイッチも、ドラえもん自体が「これは独裁者をこらしめるためのもの」(うろ
覚え)と言っているので、本当に消えているわけではないでしょう。そもそも一般人が
使える道具に誰かを一時的にせよ「消す」権限はないでしょう。

 というわけで、これも消えた結果、どうなるかをシミュレートするバーチャル映像を
見ているだけ、というのが私の見解です。

 ゆえに「“どくさいスイッチ”で消された人は、消されている間、どういう状況に置
かれているんだろう?」には、消されてはいないので、いつもと変わらない。状況とし
ては、独裁スイッチを使ってる人間の行動が周りには「おかしく」見えると。

 あまり科学的に考えすぎると面白くなくなるので、ある程度は思考停止がいいのかな
ぁ?





#1232/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/01/04  16:27  ( 39)
トリックと物語性に関して思った事
★内容                                         20/01/04 17:33 修正 第6版
4パターンぐらい思い付きますね。

パターンその1。トリックの為に物語をでっちあげる場合。
例えば「闇に香る嘘」(本格ミステリじゃないかも知れないが)など。
あれはオチの都合から残留孤児どうたらの物語をでっち上げた感じがしますね。
そうすると、読者はトリックだけあればいいと思っているので、
「何で残留孤児の話をながながと読まなければならないのか」
という文句が出てくる。

パターンその2。トリックさえよければいいという感じの作品。
「密室殺人ゲーム王手飛車取り」みたいな作品。
これだと、あまりにもトリックだけなので、
「ミステリーというよりクイズ本」などと言われる可能性がある。

パターンその3。物語(ホワイダニットの様なもの)とトリックが
上手く融合しているもの。
「サーチライトと誘蛾灯」(櫻田智也)という短編集の中に
「火事と標本」という短編があるのですが、
あれは、ホワイダニット(なんでそんな事をするのか)と、
トリックが見事に融合していて、よく出来ているなあと思いましたね。

パターン4。物語優先でトリックは添え物の様なもの。
「アルキメデスは手を汚さない」というのが昔ありましたが、
あれなんてそんな感じがしますね。
それに影響を受けたであろう東野圭吾(「容疑者Xの献身」)なども。




(自分で書いていると、
「読者はトリックしか求めていないのだから、こんな物語は余計だよな」
と思ってしまいますね。

でも、マジックにしても、便所の中、とか、満員電車の中とかでやっても
盛り上がらないだろうし、
ミスターマリックにしろ誰にしろ、雰囲気のある舞台でやるから盛り上がる
というのはあるので、
やっぱり物語はあってもいいのかも。とも思いますが。)。





#1233/3021 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1231 ***
★タイトル (AZA     )  20/01/04  20:41  ( 29)
パラレルよりはバーチャル   永山
★内容
 自動作曲の著作権。
 らいと・ひるさん、お手数をおかけしてすみません。それぞれのサイトに飛べば載っ
てるんですね。私ゃ、何故だか、すでに統一した見解が出ているのだろうと思い込んで
しまい、“AIによる創作物”“著作権”で検索した結果、見付からなかった次第です
(苦笑)。

 秘密道具(ひみつ道具)。※一応、ドラえもん「どくさいスイッチ」のネタバレ注意!
 らいと・ひるさんがここまで現実的アプローチをなさるとは、ちょっと意外。(^^; 
科学的なアプローチはまだしも。
 同じく秘密道具の「もしもボックス」が初登場するエピソードで、一種の実験装置と
いう意味の記述がはっきり書いてあったと思います。それが頭にあったため、実験装置
としての秘密道具には、作中で何らかの注釈がつくものと考えていました。なので、そ
の手の説明がないバイバインは現実に起きたこととして捉えたい気持ち。作品の枠外に
理屈を求めてみた。(^^)
 どくさいスイッチの方は、使用者をこらしめるための道具という説明が終盤にあるの
で、のび太に知らされた表向きの効果の他、何らかのからくりがあることは承知してい
ました。具体的な仕組みが分からないのが、隔靴掻痒というかじれったいというか。
 改めて検索してみると、どくさいスイッチ:パラレルワールド説を唱えるサイトがあ
りました。が、パラレルワールドに移ったのなら、その世界は誰も彼もが元からいなか
った世界であり、災害がそこかしこで発生するとか、インフラのあちこちが消えるとか
してえらいことになっていそう。のび太がタケコプターで飛んで街全体を見下ろしてい
ましたがそれ自体、おかしいと言えるかも。
 そういえば「どくさいスイッチ」の話で、のび太は夢で「だれもかれも消えちまえ
!」と叫んでスイッチを押した結果、色々と消えたことになりましたが、この「だれも
もかれも」はどこまで範囲が及ぶんだろ? 人間のみでロボットには及ばないのか。人
以外の生物は。動物と植物とで違うのか。高性能な道具なら、“使用者が知っている人
間全員”に収めそうなものですが。

 ではでは。




#1234/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/05  20:32  ( 31)
ドラマを見つつ、分類を考える   永山
★内容
 フジテレビで放送のドラマSP「教場」前編を録画視聴。とりあえずの感想は、引き
込まれた。それと、木村拓哉の新境地になるかもしれない作品じゃないかなと。よい原
作のおかげだと思いますが。
 HBJさんの分類に当てはめるなら、パターン3になるのかな。物語とトリックがか
なり密接につながっている気がしたです。ただ、トリックというよりロジック強めで
す。

 スカパー!開放を利して、ファミリー劇場チャンネルで放送の松本清張ドラマ「黒い
画集−草−」を録画視聴。ネタバレ注意です。
 滑り出しは、病院へかつぎ込まれる男性、不倫でもめているっぽい医師と看護師、そ
れを目撃していた薬剤師と、ありがちなキャラ配置でありながら清張作品らしい秘密や
陰謀が隠されていそうな、そしてそれを主人公が暴いていきそうな雰囲気で進むんです
が、中盤に差し掛かる辺りから様相が変わってきて、入院した男性が隠れて薬を酒で流
し込み続け、何だこれはと思っていたら、男性は最初から潜入調査目的で入院するため
にわざと薬を大量摂取し、退院と判断されないように薬を飲み続けていることが明らか
になる。たいていの清張ドラマは主人公の視点を取って進められるので、本ドラマの変
化球はちょっと違和感を伴い、スムーズさに欠けていた。病院のミスを告発する復讐者
の存在がちらつかされ、その正体が主人公の男性なんじゃないかと視聴者に思わせてお
いて、実は……という線を狙ったがために、このような構成にしたのは間違いないので
すが、何かすきっとしない。
 同じような手口は中盤から終盤にかけても繰り返され、まさかこの人物が大ボス?と
意外さを演出しておきながら、早々にひっくり返していました。こちらの方はキャステ
ィングの妙も込みで、もったいない使い方をしていると思ったです。
 クライマックスは大捕物になりましたが、ここは清張作品らしさは影を潜め、もう少
しで「西部警察」になるんじゃないかというほどのアクション満載。最初っからとても
逃げられる状況じゃないのに、さらに警察側に援軍が来た段階で暴れるという犯罪者側
の悪あがきぶりが、よく分からない。
 こちらの作品は、トリックは大したことないので物語重視なんでしょうが、変にいじ
って面白さが大分減じられたんじゃないかと感じました。

 ではでは。




#1235/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/06  20:14  ( 20)
予定されていない予定調和   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第五回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 元教官の稲見を御子柴が弁護する案件がついに決着。描き方や演出で、こういう流れ
になるであろうことは充分に予測でき、実際、予測した通りで当たっているし。それで
もまずまず面白く感じるんだから、ちょっと捻ってより面白くしてほしかった気もしま
す。予定調和とは違うんだけど、こう、いかにも主人公サイドが今回は負けますよって
いう雰囲気を滲ませすぎた。負けるイメージのなかった主人公が黒星を喫するってこと
が意外性なのかもしれないけれども、そういう作用が働かなかった。
 稲見の隠蔽工作だけど、辻褄を合わせるために少々偽装し、回りに指示までしている
のに、結局は辻褄の合わないところが出てしまっているのは、不自然さを感じなくもな
し。作中で稲見は優秀な人物として描かれていると思うので、辻褄の合わない見落とし
をするものなのかどうか。人を殺した者はどんな理由があっても罰を受けるべきだとい
う信条の持ち主だから、わざと矛盾点を残した、という訳でもなさそうだし。
 あと、描かれた事件の場合、適正な刑罰っていうのは懲役何年ぐらいが妥当なのか。
その妥当性を稲見はいかにして判断するんだろうか。ドラマでは六年と出ましたが、仮
に一審で懲役五年(殺人罪の量刑の下限)と出ていたら、罰が足りないとして控訴する
のか? 執行猶予付きの温情判決だったら控訴するのはまあ分かるけど。結局は、犯人
自身が量刑を決めることにつながるんじゃないかと、ちと、もやもや。

 ではでは。




#1236/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/07  21:35  ( 20)
状況をひっくり返す   永山
★内容
 フジテレビで放送のドラマSP「教場」後編を録画視聴。ネタバレ注意です。
 ミステリとドラマがうまく一体化していると感じた。強いて言うなら前編はミステリ
成分強め、後編はドラマ成分強めだったかな。もちろん、「強めじゃない」イコール
「薄味」ということはなく、元々濃いのがより濃くなっていた。気付きの面白さを改め
て示してくれた作品とも言えそう。
 後編はドラマ強めだったせいか、所々、舞台演劇みたいになっていたシーンがあった
かな。特に、卒業検定不合格を告げられた面々が教室に集められて、風間と改めてやり
取りするシーン。狙って舞台っぽくしている感がなきにしもあらずだけど、好みが分か
れそうな演出だし、あそこだけ毛色が違って見えたから成功とは言いがたいかも。
 もちろん作品全体としては傑作に入れていい出来映えだったと思います。原作はまだ
あるみたいなので、続編の映像化を期待してよさそう。原作小説を未読なので、主人公
のイメージがどれほど重なっているかは分かりませんが、そこを抜きにしても木村拓哉
の代表作に数えられそうだし。
 前後編に分けるほどの長いドラマですが、最初から最後までを貫く大きな謎がある訳
でなし、各人のエピソードの寄せ集めと言える作りは、今の日本のドラマでは珍しいの
では。この形式だと普通は軽いイメージになりそうなのに、本ドラマは徹頭徹尾重厚だ
った。それはとりもなおさず、教場という空間こそが本ドラマの主役であり、描ききろ
うとした結果、こうなるのは当然だなと。

 ではでは。




#1237/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/08  21:17  ( 20)
作品内の三年には負けるけど   永山
★内容
 アニメ映画「君の名は。」をやっとこさ、WOWOWで視聴。以前にも、WOWOW
で初オンエアされたときに観ようとしてたんですが、用事ができたんで、途中で視聴を
打ち切って、そのままにしてた。我ながらなんてスパンの開き具合だ(約二年と二ヶ
月)。
 以下、一応、ネタバレ注意です。
 ご都合主義とか矛盾とか違和感とか結構多いな、けど、それでも面白いなってのが第
一印象で。気になった点を書いていこうと思ったものの、もう公開からだいぶ時間が経
った作品だし、検索してみたら、気付かなかった分も含めてネット上に山ほど転がって
いたのでやめにした。(^^;
 その中から一点だけ挙げるとしたら、隕石だか彗星だか流星だかが落下して集落が
丸々壊滅、犠牲者が多数出た災害が、たったの三年であそこまで皆の記憶から薄れてし
まっている――というストーリーを押し通せる作り手の感覚に、悪い意味で驚いた。私
だったらああいう組み立てはできない。三葉の側を実は外国暮らしで、災害も外国での
出来事という設定にすれば、どうにか行けるかなぁ。ただ、その設定だと映像化には不
向き。小説での叙述トリックになっちゃう。
 あと、三葉から瀧への「好き」と、瀧から三葉への「好き」は全然異なっているよう
に映ったけど、あれはわざとなのかしらん。再会を果たすもうまく行かない暗示……。
でも、そもそも記憶がほとんど残ってないのだから、関係ない気もするし。

 ではでは。




#1238/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/09  21:15  ( 26)
年始から年齢を感じることを   永山
★内容
 あ、これ間違って覚えていたと気付かされることがたまにあるのですが、この前、何
かに気付かされたのに、ちょっと時間が経つと忘れてしまった。(^^; ぼけて来てる。
 割と有名な曲の歌詞に関することだったと思うものの、思い出せない。ヒントを得よ
うと、暇なときに動画をネット検索して、懐メロ系をざっと聞いてみたけれども、やっ
ぱりだめ。
 そんな検索の最中に、“次に再生するのにどうですか候補”として、「地上の星」の
替え歌で、「日常のドジ」というのが表示される。何かタイムリーな予感がしたので、
再生してみると、やはり物忘れの激しさを歌にしていて、笑えたです。
 で、元々探していた歌は、結局思い出せていないという……。

 備忘録をかねて、これまでに間違えて覚えてしまっていたことを書いとこう。もう何
度も書いてた内容だけど、これはぼけてるからではありません。
 エドガー・アラン・ポーの短編「黄金虫」の読みを“おうごんちゅう”のみだと思
い、初めて“こがねむし”と聞いたときは、作品からおどろおどろしさが抜けていくよ
うな印象を持ったものです。
 浴衣は“よくい”、約款は“やっきん”と最初に思い込んでしまい、なかなか直らな
かった。
 歌では、「青春時代」の歌詞。“あとからほのぼの想うもの”のところを、“あとか
らしみじみ想うもの”だと思ってました。ほのぼのだと穏やかにすぎるという感覚が、
頭のどこかにあったみたい。

 そういえば「地上の星」も最初に耳にしたときは、“草原のペガサス”が“蒼天のペ
ガサス”に聞こえました。が、これは、その次の“街角のヴィーナス”と対にならない
じゃないかと思ったので、すぐに聞き間違いに気付いた次第。

 ではでは。




#1239/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/10  21:05  ( 19)
くもり硝子のどちらが裏表?   永山
★内容
 濡れて透ける側が外だと困るだろうから、つるつるの面の方が表だと思うんだけど。

 歌詞の覚え間違い。
 昨日の書き込みのとはまた別口で、寺尾聰「ルビーの指環」の“問わず語りの心が”
ってところを、“問わず語りの言葉”と記憶していたことに気付かされた。“語り”の
イメージに引きずられて、“言葉”と覚えちゃったのかなあ。意味は“言葉”でも通じ
なくはない、と思いたい。

 んで、連想して?何故だか思い出したのが、ロバート・キャンベルが日本語に訳すの
をあきらめた歌謡曲っていう話がどこかのサイトにあったのを読んだことがありまし
て。その曲が何だったのか思い出せない。
 確か、というか間違いなく、「英語と日本語で同じ意味の単語を連ねている歌詞」な
んだけど……と考えて、しばらくしてふっと思い出した。
 井上陽水「リバーサイドホテル」でした。
 思い出してみれば、何と当たり前なことか。井上陽水に決まってるじゃないか(苦
笑)。昔気になった“白のパンダをどれでも全部並べて”の井上陽水なんだから、“川
沿いリバーサイド”“金属のメタル”ぐらいはあって当然なのだ、多分。

 ではでは。




#1240/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/11  21:00  ( 19)
九時に書き込み   永山
★内容
 バラエティ番組で、芸能人に年末ジャンボ宝くじを自腹で買わせ、当選番号発表の中
継を見ながら照らし合わせていく、一等が当たっている! でも中継自体が作り物でし
た、というえげつないドッキリをやってるのを見て思い出した。
 パズルの種本に書いてあったんですけど(例によって手元にありません)。――昔、
公衆電話ボックスに忘れたという体で、宝くじが置いてあって、見付けた人が持ち帰っ
て番号を調べてみると一等が当たってる。どきどきしながら銀行へ行って換金を頼む
と、「これ、偽造品ですね。ちょっとお話を」といういたずらが実際にあって、新聞ダ
ネになり、悪質ないたずらと評されたとか。宝くじを偽造するのは法律違反であり、偽
の宝くじを作って公衆電話に置いた人も犯罪になるとのこと。
 で、パズル本の著者が提案していたのが、法に触れずに、似たようなどっきりを仕掛
ける手口。いわく――公衆電話ボックスに忘れるのは宝くじだけでなく、新聞の切り抜
きとのセットにする。宝くじの方は正真正銘の本物。新聞の切り抜きは抽選発表の翌日
発行の物で、宝くじの当選番号が掲載されている。いわば嘘の新聞に嘘の当選番号を載
せるだけだから、この改竄は違法でも何でもない、という訳。他の媒体で当選番号をき
ちんと確かめなかった人だけがだまされ、恥を掻く。これならマスコミにも「良質ない
たずら」と褒めてもらえるのではないかと、締め括っていたと思います。
 面白いけど、当事者になるのはやっぱり嫌だな。(^^;

 ではでは。




#1241/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/12  21:14  ( 20)
同じ穴のアクマ   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 最終章突入とのことで、実の母親に殺人容疑が掛けられ、紆余曲折を経て御子柴が弁
護を引き受けると。
 死体配達人の母親であることがいずれ暴露されるんだろうなという予想は立ちます
が、まさか裁判中に検事がぶちまけるとは。行き過ぎた法廷戦術として、検事側が御子
柴の領域に足を踏み入れた、悪魔に魂を売ったと解釈していいのかな。
 実際に検事がこんなことをしでかしたら世間が大騒ぎになる大問題になって、すぐに
交代させられるんじゃないかと思ったんだけど、どうなんだろ。そもそも、この裁判が
始まるまで、御子柴の親族は一切マスコミにばれていなかった風に描かれているけれど
も、そんなことがあるんだろうか。以前のエピソードで、御子柴がかつての「死体配達
人」だと露呈された瞬間から、御子柴の親族の居場所を徹底的に調べて突き止めそうな
気がする。
 このドラマを観ていると、たとえ、かつて殺人を犯しながらも少年法で守られた男で
あっても、現在は弁護士として曲がりなりにもちゃんとやってるんだから、とやかく言
うなよと感じるんだけど。現実にこんな弁護士が公に登場したら、非難の一つも浴びせ
たくなるかもしれない。そういう自身の考え方の危うさを認識する意味でも、よくでき
たドラマじゃないかと思うようになったです。

 ではでは。




#1242/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/13  20:22  ( 35)
ファミリアじゃないよ   永山
★内容
 元大相撲力士でプロレスラーのミスターサクラダこと桜田一男が死去。七十一歳。死
因は現時点では不明とのこと。合掌。
 プロレスファンの間でもケンドーナガサキと言わないと分からないかもしれません
が、私が初めてテレビでこの選手を観たときは、「ミスターサクラダ」をリングネーム
としており、そのときの印象が強いもので。
 この人の経歴が語られるときに、よく飛ばされるのが、一九八〇年十月、全日本プロ
レスのジャイアントシリーズに参戦するため、凱旋帰国したこと。シリーズ前は、専門
誌に異能派が帰ってくる!みたいな煽り記事が載り、注目度が上がっていたと思うんで
すが。
 実際、凱旋帰国第一戦の暴れっぷりは鮮烈で、インパクトが大きかった。ジャイアン
ト馬場と組み、アブドゥーラ・ザ・ブッチャー、キラー・トーア・カマタとのタッグマ
ッチ。ブッチャーとカマタに血だるまにされながらも負けじとやり返し、相手二人も大
流血。一本ずつ取り合ってのドローに終わりましたが、当時ほぼいなかった日本人側に
付く大型ラフファイターとして、これからも期待できると思ったものです。
 が、その後は尻すぼみ。だいぶあとになって暴露本なんかで知りましたけど、馬場の
悪いところが出た感じでした(“後継者はジャンボ鶴田がいればいい。他の選手が目立
っては困る。凱旋帰国選手は緒戦だけ持ち上げ、あとは落とす”)。その後、二シリー
ズに参加するも特に活躍の場が与えられるでもなく、いつの間にか再び海外遠征に。
 次に戻って来るのは、二年後の十月。でも何故か覆面“外人”レスラーとしてドリー
ムマシーンを名乗っての参戦でした。このときは流血ラフファイトは影を潜め、どちら
かというと器用貧乏なスタイル。手強いんだけどトップには及ばない感じでした。
 馬場社長の扱いに愛想を尽かしたのかどうか、その三年後に全日本を離脱し、ライバ
ル団体の新日本へ移籍。最初のシリーズでは何故かランボーサクラダと称し、映画のラ
ンボーをちょっとだけ真似たような格好をしていましたが、インパクトは残せず。結局
その次のシリーズで、米国でも評判を取った落ち武者ペイントレスラーのケンドーナガ
サキに変身、ようやく日本のプロレスファンにも広く認識されるようになったように思
います。
 その後紆余曲折を経て、四十代後半という年齢で総合格闘技に挑戦。「プロレスラー
の中で喧嘩最強」と言われた腕っ節を見込まれてのものでしたが、二試合目に三十六秒
でKO負けを喫し、この路線から撤退したのは一抹の寂しさを覚えました。
 一九八〇年の凱旋帰国のあと四シリーズ目も日本に残り、タイガー戸口と組んで、鶴
田の次期エースの座を脅かす位置付けで競わせたら、もっと個性とよさが出たはず。勿
体なかった。

 ではでは。




#1243/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/14  22:04  ( 22)
耳をすましてばかりじゃいられない   永山
★内容
 「耳をすませば」実写映画化。十年後の姿を中心に、十年前の過去(つまり原作の頃)
も描くとのこと。
 こういう場合、漫画『耳をすませば』が実写化と書くべきなのか、それともアニメ映
画「耳をすませば」が実写化されると書くのがいいのか、よく分からん。記事を読む限
り、原作漫画の世界を忠実に云々とあるので、漫画の方みたいなのですが、関係者やフ
ァンの反応はアニメ映画を思い描いているような。
 私見では、ストーリーとしては長さのこともあって、漫画よりもアニメの方が上だと
思いますので、アニメを原案に据えた実写化がいいんじゃないかと。

 気になるのは、配役紹介の前置きにあるキャラ説明。“恋も夢も中途半端なまま大人
になった雫”って書いてある。
 てことは、あのアニメ映画のあと、雫は結局、聖司ときちんとした形では結ばれず、
小説執筆でも成果が上がっていないってことか〜。何か寂しい。中途半端ってことは、
一次・二次選考に残ったことが何度かある、ぐらいのニュアンスかも? で、現在は小
説投稿サイトに趣味で書いている、とかの現代の要素は入れないでほしいな。
 てなことを想像しながら最後まで記事を読んだら、あらすじが書いてあった。ある程
度予想が外れていてよかった。(^^;
 ただ、アニメ映画のときと同じテーマを、大人になった二人でもう一度やるっていう
のは、見たいような見たくないような。せめて、雫も努力して夢を叶えたけれども、聖
司はさらにその上を行く大成功を収めて、くらいには捻ってもよかったのでは。

 ではでは。




#1244/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/15  20:12  ( 18)
ふゆのだい△   永山
★内容
 多分寝不足から来る頭痛で今日の書き込みは本の感想棚卸しだなと思っていたけど、
ちょっと回復したので、昨日からの流れで。

 テレビ東京系で放送のドラマ「ゆるキャン△」第一回をBSテレ東で録画視聴。一
応、ネタバレ注意ってことで。
 昨日触れた「耳をすませば」と同じ、漫画原作があって、先行してアニメ化された作
品がこの度実写化という作品。こっちの方は原作漫画を未読なので、私的にはちょっと
違うんですけど。あ、何年後を描く、というのもないな。
 実写化されることを一週間ぐらい前まで知らなくて、知ったときには、再現度につい
ては本作品の場合、表面上似せるのはその気になればいい線行くだろう、ぐらいに思い
ました。が、ここまで似せてくるとは。似すぎていてそれだけで面白くなるレベル。
 で、ここまで同じだと、逆に実写化の意味はどこに?ってことになりかねないけど。
この作品なら、小難しい理屈や屁理屈はいいんだよ、ゆるくて楽しければそれだけでい
い〜とも思える。

 ちょっと油断するとキャンが抜けて、「ゆるさんかっけい」と入力しそうになる。

 ではでは。




#1245/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/16  21:05  ( 20)
なまものがかり   永山
★内容
 ニュースサイトの見出しを見ていて。
 アーティストのいきものがかりを“いきもの”と省略するのはどうかと思う。
 いきもの事務所って。

 これを言い出すと、ポルノグラフィティを“ポルノ”って略すのも挙げないといけな
いかな。勝手に想像すると、当初は新聞のラテ欄に“ポルノ”って書いてあったら、つ
いつい見ちゃう人がいるかもしれないという期待から、略し始めたんじゃないかしら
(笑)。

 インターネットが当たり前になって以降、急激に増えたと感じるのが、その業界内で
のみ通じる専門用語や略語、及び業界の代表的な著名人について説明が全くない記事。
 これはネットニュースの仕組みも関係してるんでしょうけど、たとえばサッカー専門
サイトを飾ったニュース記事を、ポータルサイトのニュース欄がそのまま載せているの
はどうかと思う。サッカー専門サイトを普段覗くような読者には当たり前でも、たまに
しか興味を持たない読者にとっては、ちんぷんかんぷん。
 ニュースを出した側、引っ張ってきた側どちらでもいいから、難解な用語には注釈を
付けてもらいたいなあ。下手したら検索しても容易には分からない用語があって、読む
のに非常に手間。

 ではでは。




#1246/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/17  21:41  ( 28)
区切りは終わりじゃない   永山
★内容
 1.17。
 当時も関西にいたけれども、震度四の地域で、家への被害はたいしたことがなかっ
た。周辺も同様で、屋根瓦が落下した家屋がいくつかあった程度だったと記憶してい
る。
 それでも、テレビのニュースで、打ち上げなどで何度か出向いたことのある神戸の街
並みが報じられ、何か一つずれていたら大きな被害に巻き込まれていた可能性があると
思い至る。所用のため中心的被災地を車で通ったとき、本当にこの脇を通り抜けていい
の?っていう建物がいくつもあった。
 二十五年が経って街は元通り、表面上はもう完全に立ち直ったように見えていても、
依然として復興半ばの人がいるであろうことを、先日のNHK「ノーナレ」でやってい
て、また気付かされた。

 ブラウザ。
 Windows7のサポート終了に合わせて、IE:インターネットエクスプロー
ラーの方もエッジに移行するのが当たり前の流れになっているとか。で、IE対応を辞
めるサイトがぽつぽつ出て来てる。
 しょうがないのでそのサイトを見るときだけ違うブラウザを起ち上げるかな〜と思っ
ていましたが、やってみると面倒なので最初から全部、エッジかFirefoxで閲覧
するように。まだ不慣れで使い心地はいまいちだけど。
 エッヂで個人的に不便と感じたのは、エッジそのものをアンインストールするのが簡
単じゃない点、お気に入りに登録したリストを一旦、まとめて削除したいんだけどでき
ないらしい点、あとお気に入り使用後のスクロール?が独特な点かな。一つ目は滅多に
ないことだし、三つ目は慣れればどうってことないと思うのでまあいいとして、二つ目
のは今、やりたいことなのでちょっと困る。一つずつ削除しなくちゃいけないみたいで
面倒だ。

 ではでは。





#1247/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/18  20:23  ( 37)
ハンマー・ジャック   永山
★内容
 変な感じの夢を見たです。
 河川の手前の斜面に鉄道の駅があって、その駅舎のサイドには河川を渡る橋に続く通
路が設置。通路の途中から枝分かれする階段があり、そこからは河川敷に出られる。さ
っきの通路から横手を見れば大きな通りがあって、商店が続いている――みたいな舞台
設定。時間帯は多分昼下がり、駅も橋もそれなりに利用者がいる。
 で、大通りをテレビ局とタレントがロケをしているっぽい。野次馬がちょろっとい
る。通路を上がっていた私は誰が出てるんだろ?と脇に逸れて、大通りに少しでも近づ
こうと、河川敷に通じる階段へと出る。結局よく分からないので、階段を降りて大通り
の方に出ようと考える。
 降り始めて、ふと気付く。前を行く男性が右手に何かを持っていて、腹の前辺りで小
さい軌道ながらびゅんと振り回す動作を繰り返している。ちらと覗けた範囲で、男が持
っているのはでかい槌。周囲に人がいることを思うと、何となく危ない。でも今の段階
では人に当たることはなさそう、という注意をするには微妙な加減。少し距離を取って
階段を降り続ける。やがて駅への出入り口と階段とが交差する地点に来たとき、前から
「うぉぉ」って感じのどよめきが。男ではなく、その周囲の人が発したもので、くだん
の男は何かに対して槌をふるった様子。ばしばしばしと三度ぐらい殴りつける動作のあ
と、槌が柄のところで少し曲がった。男はその部分をまっすぐにしようとしながら、こ
っちを振り向く。
 ここでようやく男の足下に倒れている人がちらと見える。
 やっとこさ、やばいと感じる。気付くのが遅れたのは、前がよく見えなかったことに
加え、襲撃場面を目撃したであろう周りの人々が悲鳴も叫び声も上げず、「すげえ」等
と呟きながらスマホで撮っていたから。襲撃はテレビ撮影の一環だと思い込んだ、とい
うことらしい。
 振り返った男は髪を脱色したそこそこの高齢者で、槌を直すことにこだわりつつも、
次の獲物を探し求めている雰囲気。こっちはさっき最初に槌が目に留まった時点で、後
ろから蹴っていれば、なんて無茶な後悔をしつつ、何故か身構える。階段は混雑はして
いなかったので多分、逃げるだけのスペースはあったはずなのに。槌の曲がり方が思っ
た以上にきつかったのであれなら使い物にならない、何とかなるかも、と思ってしまっ
た。こっちは二段ほど高い位置にいるから有利だと思うんだけど、何故か待ちの姿勢。
柄が曲がったなりに男が持ち方を工夫するのを待っている。
 いよいよ振りかぶったというタイミングで、槌が巨大になる。ここでやっと「あ、夢
だったの?」と把握したんですが、槌はそのまま振り下ろされてきてガードしきれるか
不安だけど腕で受けようかって言うときに、目が覚めました。
 起きて嫌な気分になったのは、逃げるスペースがあるのに逃げずに応戦しようとした
こと。意識のどこかで、早々に夢だと察していたってことならいいんだけど。

 ではでは。




#1248/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/19  19:22  ( 26)
焦った   永山
★内容
 朝、AWC大賞の投票の文章を整えなきゃなあと思いながら、投票要項を見直してい
ると、締め切りが十八日となっていて、びっくり。え、昨日? でも締め切りの曜日は
日曜区切りが通例だったはず。実際、18日(日)と書いてあるし。
 てことで、これは曜日優先で受け止めていいはずだと判断し、送りました。

 そういえば、エッジでメールを送るのって今回が初めてになる予定でしたが、ワープ
ロソフトで作った文章を貼り付けてみると、改行が効いていないところがいっぱい出
た。直に修正しようとするもうまく行かない。これでは送った先でどう表示されるのか
心許ないため、IEで送り直したです。

 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」第七回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 なかなか動きの激しかった回。特に、御子柴の心境の変化(もしかしたら変化したの
ではなく、元からそうだったのかもしれないが)がはっきりとした形で視聴者に示され
たのは初めてで、印象に残る。
 ただし、事件の道行きという意味では、いささか強引もしくは恣意的な誘導があるよ
うに感じられたような。福岡の刑事の登場が唐突で、何でもっと自然な形にしなかった
んだろうとか、意味ありげにフレームインしている男性に何か意味があるのかと思った
らそんなことー?ってレベルだったし。
 事件の真相について、もし私の想像が当たっているとしたら、作り手のミスリーディ
ングがあからさまで、わざとらしさが鼻につく感じ。面白いんですけどね。
 分からなかったのが、被告人である母親が御子柴の接見を拒んだあと、次に御子柴が
来たときには受け入れている理由・背景が不明。怒りが収まった、といった単純なこと
だったと解釈していいのかしらん。

 ではでは。




#1249/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/20  20:50  ( 23)
パズルの答ほか   永山
★内容
 AWC大賞の結果発表、お疲れ様です>祭さん。

 外部作品のAWC大賞参加に関する議論は、ぼちぼちでも進めて行きたいところ。外
部作品の参加を認めるか否かも含めて、フレッシュボイスかAWC編集室にて、自由に
意見を募るといった辺りから始めるのが基本ラインかなあ。
 ただ、現状のAWCだと、期限を設けづらいのが問題……。


 数式パズル2020。
 そんなこんなで、答合わせです。例によって、問題文を再掲した上で答の一例を書い
ておきます。

問題
 9876543210

 上の数字の並びに、四則演算記号及び丸括弧を入れて、答が2020になる数式を完
成させてほしい。

答の一例
(−9×87)+65×43−2+10=2020

 ではでは。





#1250/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/21  20:26  ( 18)
れんれんれんぽから探し始めた   永山
★内容
 前にも書いたかもしれませんが。
 歌曲「前前前世」のタイトルを見て、森博嗣の小説『恋恋蓮歩の演習』(講談社)を
連想した人が少数でもいるはずだと思い、折を見て検索を重ねてきたのだけれどもヒッ
トしない。(--; “恋恋恋歩”と三文字続きじゃないからか。

 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」初回二十五分拡大を録画視聴。ネタバレ注
意です。
 原作は同名漫画、未読です。事前の番宣などで「僕だけがいない街」を連想させる設
定だと知り、期待を持って視聴。
 で、初回はまあ悪くはない。心の動きがちょっと雑で、物語の展開に合わせて都合よ
く変わって行ってるなーと感じた部分があったんだけど、終盤で父親を信じると決める
くだりがなかなかよかったので、帳消しということにしときます。(^^;ナンカエラソウ
 ストーリー展開は、この手のタイムスリップ物として定番中の定番、ベタなもの終始
して、意外性は乏しいものの、安心して観られたかな。ここからどう独自色を出してく
るかに注目。パラドックスとして知られているらしい“テセウスの船”にいかにして結
びつけてくるのかも含めて。

 ではでは。




#1251/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/22  20:14  ( 67)
これまた二年ぶり   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
 同じWOWOWで放送された「監査役野崎修平」の続編が登場。前シーズン最終回の
感想で、続編が作られたら観る的なことは書きましたけど、丸二年が経っていると、
色々と忘れております。(^^;
 国からの税金投入により国有化したおおぞら銀行。だが、三年経っても業績は芳しく
なく、頭取が辞することに。請われて新頭取に着いたのは、かつて監査役に抜擢されて
旧おおぞら銀行に大なたを振るい、おおぞらを潰した男・野崎修平。おおそら銀行を辞
め、企業再生機構のナンバーツーになっていた彼の出戻りを歓迎しない者も多くいる
中、野崎は挨拶をする。任期二年の間に傲慢な銀行のままならおおぞらを潰すと。
 これに反発を隠さない行員も大勢いた。その内の一人、融資部の企業担当・石原は強
い反感を抱いている。そんなことは知らず、フットワークの軽い野崎は融資部に現れ、
中小企業への融資がどんどん減っていることについて、石原の説明を聞く。回収優先の
方針のために、中小企業に対する貸し付けの判断を厳しくしている。社長が死んだらす
ぐに潰れるような中小企業には、よほどの実績があるか、担保を取れない限り貸せない
と現状をぶちまけた。野崎は現場の声が聞けてよかったと言い、融資部で否決した稟議
書を回すように命じる。
 否決された稟議書を読み込んだ野崎は、その一つ・天沢建設を担当しているかつての
同志・坂本を尋ね、二人で天沢建設を訪問する。そこで社長の熱意と夢を直に聞き、こ
こなら融資しても大丈夫と確信。坂本に、もう一度稟議書を出してくれ、ただし今度は
社長の夢にも筆を割くようにと頼む。
 天沢建設に関する二度目の稟議書を手に取った石原は、中身を見ずに何でまたこんな
物がと直の上司に不満をぶつける。上司は頭取案件だからよしなに頼むと言うも、石原
は突っぱねる。無理矢理通させるのならコンプライアンス統括部に訴えると啖呵を切っ
た。その場面をちょうどやってきた野崎が目撃。野崎は石原と二人きりで話をする。そ
こで野崎は、中小企業の唱える夢や地域貢献等を評価できる基準を新たに作ってほしい
と宿題を課す。
 石原は、中小企業向け融資が好調な帝光丸菱(※漢字は想像)銀行に勤める旧友に頼
み、その銀行の用いているスコアリングシートを丸写しし、頭取に提出する。が、野崎
は即座に突き返す。野崎は丸菱のスコアリングシートを知っており、それをコピーして
きたことにも失望したが、それ以上に宿題の答に何らなっていない物を持って来たこと
に腹を立てていた。野崎から宿題の再提出を命じられ、石原は途方に暮れる。
 そんな折、野崎に先々代の頭取であった京極が心筋梗塞で亡くなったとの方が入る。
通夜に出向いた野崎は、京極が再びおおぞらの頭取に返り咲くことを熱く語っていたと
知る。さらに、京極の息子・春樹と初めて顔を合わせる。春樹は元エリート官僚で、米
国の銀行にいたのだが、高給取りの座を捨てておおぞらの取締役就任が決まっていた。
 役員会議の場に姿を見せた京極春樹は、就任前のご挨拶として、父親がおおぞらの立
て直しをことあるごとに口にしていたこと、その意志を継ぐつもりでいることを仄めか
す。
 野崎は、法人営業部を統括し、実績を上げていた西條を個人営業部に転じるように命
を下す。中小企業部門こそおおぞらの本分としたい頭取にとっては当たり前の判断なの
だが、西條は反発する。だが頭取命令故、受けざるを得ない。陰で不満を募らせる西條
に、京極春樹は声を掛け、野崎頭取は長くない、じきにいなくなって元通りになります
よと言う。
西條は他に立川(野崎のかつての同志。おおぞら初の女性支店長を経て、初の常務に)
にも声を掛け、野崎頭取体勢に揺さぶりを掛ける。
 石原は頭取に宿題の答を持って来た。提出されたファイルを野崎がめくると、白紙が
一枚あるきり。石原は宿題に答えるために、中小企業を一社ずつ回り、中小企業の持つ
夢や地域貢献のやり方は千差万別、一つとして同じものがない。これらを一つの物差し
で測ろうとすること自体が間違いであり、一つ一つ真剣に向き合い、見極めることこそ
が答だと説明。野崎は合格点を出した。
 帰宅した野崎の前に、ブン屋の男から情報がもたらされる。かつて野崎が不正を暴く
ことで刑務所送りにした東都政策研究所(総会屋)の海藤が仮出所したという。「あん
たを恨んでいるだろうから気を付けた方がいいよ」と忠告し、記者は立ち去る。
 ――初回のあらすじはこんな感じでした。
 前シーズンに比べ、テンポが非常によくなったような気がする。ポイントを絞ってぽ
んぽんぽんと進むので、えっとそれなんだっけ?と立ち止まるところがほぼなかった。
 野崎を演じる織田裕二は、やや誇張気味か。下手ではないが、演技演技している感じ
が出てしまっていると言えばいいのかな。かつて自分の演じた役を自分でパロディにし
ている、みたいな。
 総体に、善人と悪人がはっきりしている印象。無論、裏がある設定の人物もいるんで
しょうけど。善人面した悪党が足りないかもしれない。強面の善人なら前シーズンから
いましたけどね(笑)。
 前シーズンでの活躍を期待してたのにあまり目立たなかった立川は、今度こそのし上
がるか? 一話を観た限りでは、京極と組むも利用されただけで一敗地にまみれそうな
雰囲気がぷんぷんと漂いましたが、果たして。

 ではでは。




#1252/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/23  20:19  ( 16)
許す許さんかっけー   永山
★内容
 テレビ東京系で放送のドラマ「ゆるキャン△」第二回をBSテレ東で録画視聴。一
応、ネタバレ注意です。
 本ドラマは継続視聴するも、感想は初回限りでもう書くつもりじゃなかったんです
が、第二回でちょっと気になった点があったので、かる〜く、メモ的に。批判ではな
く、違和感ですね。
 気になったのは、テントには色んな種類があることを紹介する場面や、キャンプ場で
の注意事項を挙げる場面で、背景が箱庭風になっていたところ。
 アニメでの同シーンをドラマで再現という意味ではこれが一番いいんだろうと思える
反面、人物やテントや薪が実写のままというのは、何とはなしに違和感を覚える。箱庭
風の演出に頼らず、全部実写でやるべきという気がしないでもなし。
 この感覚って、アニメの中でテレビアニメ見ているシーンが何となく変な感じがする
のとか、アニメ「名探偵ホームズ」では犬が人間並みの暮らしを送っていて、他の獣は
獣のままであることにどことなく居心地の悪さを感じるのと、根っこは同じ……かもし
れない。

 ではでは。




#1253/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/24  22:32  ( 21)
はまり役   永山
★内容
 芸能人の不倫とドラマ出演自粛を伝える見出しを見て、ふと考えた。
 そのドラマが不倫をテーマにしたドラマだったらどうなるのかと。あるいは、ドラマ
の中で不倫する役だとしたら。
 ちょうどぴったりだし、自粛せずに出演したらええやん、とはならないご時世なのは
当然として。
 個々の事情とは無関係に、刑事事件じゃないんだから出演させるべし、いいや傷付く
人物がいるからだめ、世間に不倫を是とする風潮を広げかねないからだめ、といった考
え方もあるでしょう。
 で、不倫を是とする風潮云々を言い出したら、出演者の不倫どうこう以前に、不倫を
テーマにしたドラマ自体が放送してはいけないだろ、となる。

 俳優やタレントなどが起こす不祥事で、他にどんな場合が自粛となって来たか。
 薬物や性犯罪、交通事故や違反、酒乱、暴行……この辺りが代表的? 最近では※※
ハラスメントも加えるべきか。SNSでの炎上で自粛は寡聞にして知らないけど、不適
切発言で降板する事例があるくらいだから、その内ある? ドラマ出演の決まった芸能
人はドラマが終わるまでSNS禁止、という業界ルールができたりして。
 上記のいずれもが映像作品で描かれる可能性のある事柄ですが、肯定的に描かれるこ
とはまずなさそう。その点、不倫は肯定的に描いたドラマはかつてあったと記憶してい
ますから、特殊なケースと言えるのかな。

 ではでは。




#1254/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/25  22:45  ( 20)
大相模と書かれても気付けない   永山
★内容
 大相撲。幕内の優勝争いにて、二十年ぶりに幕尻優勝が出るかどうかで話題に。
 角界的にはこんなことで話題になるのは、上位陣がふがいないことの裏返しでもある
ので、不本意なんでしょうけど。
 二十年前って誰だっけ、ああ貴闘力かと思い出せたんですが、幕尻が優勝したのはそ
のときが初めてだったということを忘れていた。蔵前国技館最後の場所で多賀竜が優勝
を飾りましたが、あれが幕尻だったと思い込んでいたせいもあり。
 蔵前最後の大相撲は、今場所よりも混沌としていて、面白かった記憶がある。昔のこ
とほどよく見えるっていうあれかもしれませんけど。(^^;
 綱取り挑戦の大関・若島津が終盤までは優勝争いのトップグループにいたし、千代の
富士は復帰場所とはいえ大横綱として強さを示していたし、外国人力士の小錦が黒船来
襲と騒がれるほどの大活躍、そこへ多賀竜が伏兵としてあれよあれよと勝ち進んだこと
が重なって、ほんと混沌としていた。何よりも、今場所よりもキャラクターが揃ってい
て、子供でも分かり易かったように思う。
 日本側の二本柱、若島津と千代の富士が平幕の小錦に惨敗とも言える内容で倒され
て、久々に外国人力士の優勝か?ってときに多賀竜が踏ん張った(実際には、大関の琴
風が小錦優勝の芽を摘んだんですが)。今よりも外国人力士が圧倒的に少数だった時代
に、これほど日本対外国を感じさせた構図は、小錦の存在感と勢いが凄かったことの証
でした。

 ではでは。




#1255/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/26  19:29  ( 22)
あくまでもドラマか   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「悪魔の弁護人」最終回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 ほぼ想像していた通りの展開に終始したので、意外性は感じられなかった。きっと大
多数の視聴者が分かっていたと思うので、本ドラマの視聴者牽引力は事件の謎解きにあ
るのではなく、テーマの重さ、テーマを考えさせることにあったんだなと再確認できた
感じ。
 ドラマでは御子柴の心情や立場が角度を変えて何度も描かれ、深く掘り下げられてい
る。だからこそ、かつて中学生の時分に幼い女の子を殺害し、ばらばらに切断して色ん
な場所に送り届けた“死体配達人”である御子柴に、視聴者は肩入れする。
 でも実際に、かつて殺人を犯して捕まるも、未成年者であったが故に罰を受けること
なくやがて社会復帰し、弁護士になった人物が公に現れたとしたら、ドラマの御子柴に
対するような気持ちにはなれそうにないし、部分的な理解もなかなか生まれないように
思う。世間一般のほとんどは、事件についてよく調べもしない内から、とりあえず非難
から入る気がする。
 罰を受けなかったことから生じる苦しみのみに焦点を当てると、「だったら少年法を
なくして、みんな一律の基準で裁けば済む」で片付ける向きも大勢いそう。未成年者が
未成長であるが故に起きた犯罪、という点をもっとクロースアップしてもよかったんじ
ゃないかなと考えた次第です。
 そういった点を除けば、ラスト前に御子柴が初めて笑みを見せるなど、ツボを押さえ
た構成の、非常に安定した作品だったなと。

 ではでは。




#1256/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/27  22:10  ( 59)
頭取を落とす勢い   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」第二回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 よその銀行が次々と大型合併を行い、業界全体に再編の気運が高まっている中、不良
債権処理で立ち後れていたおおぞら銀行にも、周回遅れでチャンスが巡ってきた。メガ
バンク化の流れに乗り遅れまいと、他行からの引く手あまたの状況になりつつあった。
 ところが頭取の野崎は、合併には反対。メガバンクだけが生き残る道ではない。むし
ろいまのおおぞらにはお客の顔を見た細やかな仕事の方が合っていると考える。彼に対
し、京極や立川は異議を唱える。合併してメガバンク化こそおおぞらの生き残る道であ
り、細かな仕事は小さな銀行に任せておけばいいという立場を表明する。結局、合併に
ついて検討する委員会の起ち上げを承認する野崎。あくまで参考意見を伺うつもりで、
京極にとりまとめを命じる。
 委員会を任された京極はこれを足掛かりに、合併ありきで物事を進め始める。金融庁
勤めの先輩にも打診し、その方向でかまわないとのお墨付きをもらうことに成功。立川
も取り込んで、進めていく。
 そんな折、野崎に親しい記者から情報がもたらされる。おおぞら銀行の行員が内部情
報を売って、小遣い稼ぎをしているというのだ。買い取っているのは、かつておおぞら
に務めていた沖田で、内部情報を使った株取引で大きな利益を上げているらしい。
 野崎が手配して調査したところ、二十余名の者が個々に漏洩していた事実を掴む。野
崎はある細工をした後に、記者会見で行員による情報漏洩があった事実を公表すると言
い出す。立川は「おおぞらは立ち直る過程にあり、今そんなことを公表したらまた顧客
が減る。内部での処分だけで充分よ」と大反対するが止められず。記者会見で公表し、
矢面に立たされたのは立川だった。
 沖田は、大ネタとして掴んだ内部情報が、実は野崎のこしらえた偽情報だったため、
大損を食らう。その上、不正取引等で警察に逮捕された。
 京極が強引かつ秘密裏に進めようとしていたおおぞらの合併話は、行員の不祥事公表
により、二の足を踏む銀行ばかりになり、まとまらない。それでもメガバンク構想に強
い意欲を持っているはなゆめ銀行との話をまとめる。はなゆめ側から野崎頭取が反対し
ていることを気にされたため、京極は立川と組んで、野崎の追い落としを画策。元々半
野崎派の取締役らを引き入れ、過半数の十六名を確保。臨時取締役会での野崎失脚に向
けて地盤を固めた。
 その動きを察知した野崎は追い込まれたが、最後の切り札とも言うべき手に出る。
 迎えた臨時取締役会で、立川ははなゆめ銀行との合併を議題として提出。野崎派の取
締役から委員会の設置目的と違う云々と抗議を受けるも、自らの主張を述べ立て、野崎
から合併話が承認されれば頭取を降りるとの言質を取る。
 早速その場で採決が行われ、賛成者の起立が求められた。立ったのは立川と京極……
二人だけだった。確保したと思っていた役員らは当日の朝になって、財務大臣から直に
意向を伝えられ、合併反対へと鞍替え。全ては、野崎が企業再生機構勤め時に築いた人
脈を活かし、財務大臣に直接お願いしていたためだった。
 一難去ってまた一難。おおぞらが筆頭銀行を務める日雲商事が巨額の業績不振に陥っ
ている事実を掴む。にもかかわらず、日雲商事はAPPという大きな再開発事業を進め
ていた。まさにその頃、かつて野崎を襲った総会屋の海藤が、再開発地区の土壌汚染が
隠蔽されている事実を掴み、事業規模四千八百億円の一パーセントの金でこの情報を買
ってくれと日運を脅しに掛かった。
 ――第二回のあらすじはこんな感じで。前にも書きましたが、異様なほどテンポが速
い。時間を掛けて描くなら、たとえば電話があって、直接会って話をし、色々と手を回
した結果、これこれこういう逆転が起きた……となるところを、電話があって、はい逆
転、実はこうでしたという風になっている。視聴者としては状況を掴みやすいという利
点がある一方、あまりのテンポのよさに物語そのものが軽くなったかのようなイメージ
が強まり、これは長所とは言い切れますまい。
 それと、野崎が財務大臣に頼んで手を回したというのは、拍子抜けするくらいにずる
くて呆気ない。野崎のキャラにも合ってない。ここは“地道な飛び道具”がほしかっ
た。
 野崎と対立する位置に躍り出た立川でしたが、クーデターはあえなく頓挫。今回も又
いまいち成り上がれずに、早くも終戦かと思われましたが。辞めさせられておかしくな
い状況の中、野崎から不良債権案件の処理を命じられるという意外な展開。難題なのは
間違いないが、くびになるよりはましということなのか、引き受ける。このあと立川が
どう動くかで、物語の流れが左右されそう。

 ではでは。





#1257/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/28  19:51  ( 38)
長けりゃいいものでもなし    永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第二回十五分拡大を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 何となくですけど、この二回分は枠を拡大したことが悪い影響を及ぼしているように
感じました。すなわち、時間をもたせるため、間延びしたようなシーンが多いのではな
いかと。
 それは事件や捜査との関係が弱い場面で顕著で、退屈とは言いませんが、捜査を進め
てくれよという気分になってしまいます。
 拡大した時間分を使って、主人公と過去の家族とのふれあい、今の家族の真の心の内
を描き出すのが狙いなのは分かる。充分に感動的な要素も含んでいる。ただ、この段階
では早い。登場人物達にまださして思い入れがないのに、あれやこれやと感動要素をつ
ぎ込まれても、効果は薄いんじゃないかなあ。
 事件との関連が強いシーンも、その話の運びには強引さがほぼむき出しで、あまり褒
められたものではない。文吾が田村を未来から来たと信じるのはまあいいとして(究極
的には親子で通じ合ったと解釈すればいい)、田村が文吾に見せたくない逮捕記事と、
他の記事とをいつまでも一緒にしておくのが不可解。未来から来たと信じてくれたんだ
から、出せる記事は全て見せるべきじゃないのか。
 他にも人物の動きが変。・小学校で飼っているウサギの変死が発覚した直後に、長谷
川が自転車でやってきて、ウサギの件には全然触れないままやり取りが行われる。・そ
の長谷川から子供達は田村が農薬を盗んだ泥棒だと吹き込まれているのに、田村が担任
になった挨拶の場面では児童は普通に歓迎している。・田村が金丸刑事から「担任なら
あかねちゃんを怪しまれずに誘い出せるだろ」と言われたとき、文吾の娘の佐野鈴は、
あかねが田村を毒殺犯だと強く疑っていることを知っており、あかねが田村の誘いに乗
るはずがないと分かるはず。なのに、そういう弁護はしてくれない。・あかね捜索で
「一帯を隅々まで探した」と言っていたけど、あかねが監禁されていた小屋は村から離
れた場所にあった風でもなし、何で手つかずだったのやら。文吾の妻・和子は身ごもっ
ているにも関わらず雪が積もって凍り始めていそうな野外を出歩く(おなかの子が生ま
れてこない事態になったら、主人公の田村心はこの世に存在しなくなる)。・犯行を示
唆したと思しき絵にあった風速計を、文吾がわざわざ絵を九〇度傾けて「竹とんぼか
?」と発言。せめてそのままの向きで「飛行機か?」なら分かるけど、竹とんぼはない
でしょう。
 その風速計だけど、画面に映った代物はほんとに風の速さを測れるんかいな?と思え
るほど、頼りない感じ。ここは風向計でいい気がする。
 教員免許がなくても学校の先生になれるという話は聞いた覚えがありましたが、クラ
ス担任になれるというのは知りませんでした。調べてみたら、一九八八年に法改正があ
ってそうなったんだとか。ドラマの舞台の一年前だから、問題なしってことか。
 次回は拡大なしの通常ベース。ここからテンポよく事件を描いていって欲しい。

 ではでは。




#1258/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/29  20:24  ( 21)
マが抜けると顔文字にしづらそう   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第一話の再放送を
録画視聴。ネタバレ注意です。
 初回を見逃していたので、再放送を待ってました。初回を逃すとそのまままあいいや
って諦めることも結構あるんですけど、本ドラマは原作が若竹七海の小説で未読です
が、この作家のミステリならまあまあ好みに合うはずと、再放送で追い掛ける気になっ
た次第です。
 感想は……想像混じりですが、小説で読む方が面白いんじゃないかな?って印象。若
竹七海作品を小説で読むと、マイナスの感情を描く場面が多いような気がする、多くは
ないのかもしれないけど、そういう場面が目立つ、印象に残る。
 その感情を描くのに、テレビドラマでの表現だと剥き出しになってしまうのか、妙味
が薄れたような。といっても原作未読なのだから、もちろん、原作ではドラマでの表現
と同様になっているよって場合もあり得ますが。
 ストーリー展開の方は、よくあるパターンと見せかけて、ちょっとずつ捻ってくる感
じ。視聴者の立場からは、簡単に真相を見破れそうでなかなか完璧には見破れない。
 そんな中であれ?っと思ったのが、終盤になって探偵自身が指摘した事実。犯人が実
際にする犯罪計画よりも、便利で簡単な方法があるのに、そうしない理由がなんなの
か。答は単純、犯人が思い付かなかっただけという……。ミステリ作家に自覚的にこう
いうことされると、まともに推理したって当たるはずがないなと思うです、はい。
 それでも面白いと思えたんで、視聴継続。次からは本放送を録画しようっと。

 ではでは。




#1259/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/01/30  16:25  ( 46)
テザリングと「テセウスの船」        HBJ
★内容                                         20/01/30 16:41 修正 第3版
今月末より、通信の環境を
フレッツ光を解約して
楽天モバイル(月額1800円)のスマホを
ルーターとして使う、つまりテザリングに切り替えた
のですが。
切り替え前の実験では
スマホをルーターにしてのpcの使用はきついが
タブレット(ファーウェイの14000円もの)
で使う分には動画再生もスムース、画質も鮮明
だったのですが
ここにきてスマホ単体で使用していても重いという感じ
になってきました。
スマホのスピードは1mbpsしかなので
これをルーターにするのは無謀だったか。
という事で、awcへの書き込みは質量共に減りそうです。


あと、スマホでのテザリングでのタブレットでの
画質チェック時にtverで「セテウスの船」一回
を見て
まあ、殺人事件よりもタイムスリップしたという事実
の方が数千倍重要だろう
と思いつつも
「早くしないと殺人事件が起こる」という
サスペンスに引っ張られて結構夢中になって
しまいました。
二回は永山さんご指摘の様に
殺人事件が進んでいるのに
星を見上げて家族の絆をたしかめている場合じゃない
とは思ったものの
殺人事件を回避して家族愛を取り戻す
というのがテーマなので
狙いは狂っていないのか、とも。

あと、自作の条件反射ものにはサスペンスがないなあ
と急に白けてしまいました。
ミステリーにはサスペンスも重要なのですかね?

まあ「テセウスの船」もネタバレ感想を読んでしまい
ああいう展開だと
家族愛とかヒューマンドラマ的部分を描かないと
尺がとれないのでは、とも思いましたが。

それではまた。
夜勤の日の夕方、
スマホにて。




#1260/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/31  20:39  ( 24)
カッコ付けるのを変えてみた   永山
★内容
 今年から、UPする作品において、漢字の読みを表す方法をこれまでの()ではな
く、《》にすることにしました。
 複数の小説投稿サイトを見て回ったところ、ふりがなには《》を使う“記法”が主流
のようなので、いずれその手のサイトに自分の作品をUPすることもあり得ると見越し
て、最初から《》にしておこうかなと。

 ミステリにはサスペンスも重要か否か。
 作品のタイプにもよると思いますが、事件(犯罪)が作中で現在進行形であれば基本
的にサスペンスが重要というか必要だとみなしていいのでは。
 ただこれがある特定の作品タイプ、たとえばユーモアミステリやコージーミステリと
言われる物に当てはまりそうなタイプなら、たとえ事件が進行形であっても、サスペン
スはあんまり盛り込まない方が合っている気がします。
 逆に、サスペンスをより一層盛り込むべきタイプを考えてみますと、巻き込まれ型の
話でしょうか。主人公に、警察や探偵のように積極的に事件に関わる人を据えるのでは
なく、否応なしに巻き込まれた人物を設定するなら、サスペンスの演出に力を入れるべ
き。巻き込まれておきながら、安全安心な状態だと、何のための巻き込まれ型なんだ?
ってことになりそう。

 ドラマ「テセウスの船」で、そういえば気になっていたことが。
 雪崩による死亡事故を防いだのに、未来から持って来た新聞の切り抜き記事は、その
まま事故死しになってたような。シンプルに過去に行ったのではなくって、別世界に紛
れ込んだいうことになる?

 ではでは。




#1261/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/01  19:52  ( 19)
懇切丁寧明々白々   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第二話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 今回は非常によくできたストーリーであると同時に、いささか分かり易い、分かり易
すぎると言っていいくらいに早い段階で、事件の真相が見えてしまったような。
 それだけ丁寧に作られていた証と言えなくもないんですが、何となく消化不良を起こ
したような気分になった。もっとうまい見せ方があったんじゃないかという思いが残
る。具体的にどうしろというのはまだ浮かびませんが……次から次へと依頼が途切れず
にある状況は、たまたま案件が早く片付いた結果、いわば偶然そうなったということで
もあるので、この不自然さは何とかして解消したいところ。無論、主人公が世界一不運
な探偵と呼ばれるほどなのに、依頼が次々と舞い込むそれこそが犯罪の証拠だというバ
カミス的なロジックが面白さの眼目の一つなのは理解した上で、やはり、ほんのりと漂
うご都合主義的展開が気になってしまう。
 別に、次々と依頼を用意しなくてもいいと思えるんですよ。一つの依頼が想定よりも
早く解決したが、依頼者に報告すると「いや、まだ分からないからもっと調べてみてく
れ」と何故か調査の続行を頼んでくる。少し変に感じつつも、期間が延びればそれだけ
報酬が入ってくるので探偵も引き受ける。が、何かおかしい……と、こういう風な流れ
でも行けたでしょうに。

 ではでは。




#1262/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/02  19:53  ( 24)
警察が現場不在証明を承るドラマ   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第一話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 原作である大山誠一郎による同名小説の評判が高く、気になってたんですが、なかな
か読めないまま、ドラマを先に見ることに。(^^;
 初回の感想は、面白いんだけど、現実的に想定できる状況をかなり都合よく端折っ
て、アリバイトリックを成立させている印象を受けました。
 防犯カメラがあれば一発で崩れるし、そうでなくとも、警察が丹念に現場及び容疑者
宅周辺で聞き込みをすれば、車の目撃証言が出てくるでしょうから、やはりアリバイト
リックは解ける。
 “そういうことを全然調べていない警察”の象徴として、有力国会議員のボンボン息
子の刑事とか、そのボンボンにごまをすってばかりいる周りの刑事とかを配置してるの
だろうか。ここまで何もできない警察だと、普通、ミステリドラマが成り立たないレベ
ルなんですが。
 では何が面白かったのか、よかったのかというと、手掛かり。これはもう作者の真骨
頂だと思うんですが、提示された手掛かりは何気ないものが多く、観ている側が手掛か
りと気付きにくい。そういう手掛かりが複数個、解決シーンで連発するとそれだけでも
「おおっ!」となる。
 あとはまあ、キャラクターもまずまずよかったかな。今後の動かし方次第の面もあり
ますが、コメディ色を邪魔にならない程度にうまく出せれば。

 関係ないけど、ドラマの中で遺影として登場した森本レオの写真を最初、仲本工事と
見間違えてしまってた。

 ではでは。




#1263/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/02/03  12:56  ( 25)
感想「アリバイ崩し承ります」【ネタバレ】   HBJ
★内容                                         20/02/03 13:53 修正 第3版
図書館に本を返しに行くのに、
ついでに何かを借りてこようと
大山誠一郎「アリバイ崩し承ります」を予約しようと思ったら
八王子市の全図書館で貸出中。
大山誠一郎はこんなに売れているのか、と思ったが。
ドラマ化されていたんですね。
さっそくtverで視聴。
よかったですね。
いかにも偏差値が高い人が描いた感じで
(偏差値が低そうなのが米澤ほのぶ)
安心して見ていられました。
伏線のはりかたも自然だったと思いますね。
防犯カメラについては作家宅は一軒家なので無くて
マンションは管理人がどうにかしたとかでは。
疑問だったのは一時間の内に二回も扼殺されるか、というところか。
冒頭、頬を引っ掛かれシーンがありましたが、
あれがなければ、傷の偽装と思ったかも。
次回以降楽しみにです。
ところでこのドラマには縦糸がないのでしょうか?

ついでに「テセウスの船」3話を見たが。
やっぱり殺人事件よりタイムスリップの方が大ニュースと
思えてならないですね。

ではまた。




#1264/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/03  20:42  ( 48)
渦巻く人間模様が面白い   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」第三回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 野崎を頭取の座から追い落とすためクーデターを仕掛けるも失敗に終わった京極春樹
は、次の一手として金融庁の元上司に働きかけ、おおぞら銀行へ検査を入れるように画
策。後日、検査が入ることを野崎に報告。その際に、同じクーデーター未遂に終わった
立川を日雲商事の不良債権処理に当たらせたのはいざというときに責任を取らせるため
かと揶揄。野崎は否定し、立川と同じ立場である春樹にはそのような役目を与えていな
いだろうと反論する。春樹は自分は起立しなかったといけしゃあしゃあと述べ、金融庁
の検査への対応は自分に任せてもらうことを取り付ける。
 野崎は不良債権がありながら大プロジェクトのAPPを進める日雲商事について詳し
く知るため、石原を日雲へ出向させるとともに、かつての腹心・坂本を呼び寄せて、立
川に協力するように命じる。
 坂本は立川に、金融庁検査に対して付け入られる隙を見せたくないとして、融資先と
しての日雲商事の評価を上げることができないか、三パターンのシミュレーション作成
を命じる。後に結果を記した資料を持って来た坂本に対し、唯一かろうじて評価が上が
るパターンだけを残して、他は廃棄するように言う。そのようなごまかしには加担でき
ないとして、拒否する坂本。結果、坂本は外され、代わりに西條が入った。西條は立川
の命令を飲む一方、京極春樹の動向にもアンテナを張り、勝ち馬に乗るつもりでいる。
 坂本から事情を聞いた野崎は、西條が日雲に関する内部データの内、不都合な物を削
除する可能性があると踏み、システム部に急いであるシステムを作らせた。それは行員
の物が銀行内にあるデータにアクセスし、削除しようとした場合は削除をストップさせ
た上で、通報が来るようにするものであった。それは実際、西條の行為を暴き出し、削
除も未然に防げた。ただ、システムを作った者は忸怩たる思いがあったらしく、野崎の
部屋を訪ねて、こういうのはおおぞららしくない、野崎頭取らしくないのではないかと
訴える。
 坂本からの報告や西條の暴走的行為により、立川が腹に一物を持っていると改めて把
握した野崎は、彼女を呼んで不良債権処理の進捗状況を聞く。その場で、野崎からその
やり方を非難された立川は、どうせトカゲの尻尾切りをするためにこの役目を負わせた
んでしょうと、春樹と同じ見解を示す。さらに元頭取の京極にやり方が似てきたとまで
言う。
 二人の者から相次いで、かつてとやり方が違ってきたと指摘された野崎は結構落ち込
む。
 一方、出向という形で日雲商事に潜り込んだ石原は、悪戦苦闘の末、APPの開発す
る土地は土壌汚染されていること、さらには野崎と因縁のある総会屋の海藤が、日雲に
超高額な口止め料を要求していると知る。思った以上に大きな爆弾の登場だが、その報
告を受けた野崎は石原にくれぐれも注意するようにと伝える。
 ――第三回のあらすじはこんなところで。これでもかなり省略しています。
 省略したのは、海藤に関連する事柄が多いですね。要は土壌汚染をネタに四十八億円
を日雲に要求、払えないときは担当者の家族らに危害が及ぶことを匂わせる。ラスト近
くで野崎と石原の前に姿を見せるくだりは、なかなか緊迫感があってよかった。
 今回の見所としては、野崎が京極と似てきたと言われたのを気にして?落ち込む辺
り、野崎の人柄を表していて興味深い。
 気になったのは、クーデターの神輿として担ぎ上げられた立川が、造反者の寝返りに
よってクーデターに失敗したことを、さして立川は気にしていないこと。普通、クーデ
ターが失敗したのは、とりまとめに失敗した春樹のせいだとして、春樹をこき下ろして
もいいだろうに、一切なかった。話の運びをスムーズにするためかなあ?

 ではでは。





#1265/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/04  20:40  ( 25)
恣意的な(印象を受けたとこを)指摘   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第三回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 うーん、通常枠になって事件に関するシーンが増えて緊密になるものと期待していま
したが、ちょっと微妙な作りだったかなあ。
 事件や捜査にまつわる描写は多かった一方で、思わせぶりな描写が一気に増えた気が
する。ドラマの手法、ストーリーテールの手法と言ってしまえばそれまでなのかもしれ
ませんが、いくつもあるとあざとい印象が強まるだけで、あんまりプラスには働かない
と思う。
 未来(現代)から持ち込んだ資料を捨てたあと、何者かが拾ったことになりました
が、もし本当に犯人が拾ったんだったら、偶然性が強いというかご都合主義というか…
…。あの状況あのタイミングで、犯人が単独行動していて、なおかつ拾うだけの納得の
いく説明があとでなされるのだろうか。
 「父親に打ち明けるのが早いなあ」「金丸刑事が急に信じ始めたぞ」「金丸刑事が襲
われた?」と、第三回にしてえらく急展開だなあと思っていたら、再びタイムスリップ
が起きて、現代に戻って来た。何であのタイミングで元の時代に戻されるんだ? 何か
を解決した訳でなく、父親に打ち明けたからでもなさそう。あの場所に行けば、現代と
事件当時とを自由に行き来できるのか? ここにもご都合臭を感じてしまう。あとでき
ちんと説明があることを期待。
 というか、まさかこんなに早く現代に戻って来るとは完全に想像の外でした。もっと
事件当時になんやかんやとやってから、父親のえん罪を晴らせたと目処が付いた後、現
代に戻って来るも、「あれ? うまく行ってない」と分かり、再び過去へ――と、この
程度のタイムスリップの繰り返しならあるかもしれないと思っていましたが。
 そういえば、現代に戻って来たのなら、主人公の車があると思うんだけど、とりあえ
ず映ってなかったような?

 ではでは。




#1266/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/05  20:33  ( 25)
記事を書かずば読まれまい   永山
★内容
 ニュースサイトなどで時折、ちょっと話題になっているブログ漫画の紹介が載ってる
んだけど、気になったからその漫画を読もうとしても、なかなか辿り着けない問題。
 何でか知らないが、紹介している漫画作品そのものへのリンクは張られていなくて、
ブログ漫画全体へのリンクだけがある。漫画のタイトル(もしくはサブタイトル)も書
かれていない。だからそのブログに行っても、紹介されていた作品がどこにあるのかな
かなか見付からない。大分昔だけど、漫画が当該ブログに掲載されてから数ヶ月経って
紹介したケースがあって、ブログ記事をいくら潜っても見付からなくて凄く疲弊した覚
えが。
 今のネット社会で、これはおかしいと思い、とりあえず特徴的なキーワードを抜き出
して検索してみると、私が最初にその記事を目にしたのとは別のサイトに元々の記事が
あって、元記事にはちゃんと紹介した漫画作品へのリンクが書いてあった。よそから引
用紹介する形で記事を引っ張ってくる際に、何らかの約束事でもあるのかしらん? 記
事本文中のリンクはコピーしちゃだめ、というような。理由は分からないけど。
 不便だし手間が掛かるんで、問題がないようなら改善してもらいたいもの。

 だいぶ前に、サッカーの記事で不満を書いたこともあったっけ。
 サッカー専門サイトの記事をそのまま一般的なニュースサイトに持って来られると、
専門用語の理解度が違うので、往々にして、ちんぷんかんぷんなものになりがちじゃな
いかと。
 その業界では代表的な人物だが、一般に紛れるとピンと来ない。なのに名字だけで全
てを察しろと言わんばかりの記事見出しを書かれても……ということもあった覚えが。
 いずれも、もう何年も経っている気がするんだけど、今も同じ形式がまかり通ってい
るのがまた不思議です。

 ではでは。




#1267/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/06  19:44  ( 21)
“誕生ナウ”   永山
★内容
 Eテレ(教育テレビ)で放送のドキュメンタリー「ナウシカ誕生」を視聴。「風の谷
のナウシカ」を歌舞伎舞台化するまでの記録ですね。
 放送のだいぶ前に、同舞台の公演で骨折事故が起きて、それを報じるニュースサイト
にて尾上菊之助演じるナウシカの写真を拝見、「・・・」となってしまった。
 なので、この番組も本放送時に録画だけして、見ようかどうしようか迷ってとりあえ
ず寝かせるつもりでいたんですが、再放送していたのをたまたま目にしたから、そのま
ま視聴した次第。
 まず、ニュースサイトでビジュアルだけ見て抱いた私の感想というかイメージは、“
ナウシカファンの人が作品が好きすぎて、盛大に勘違いしてやらかしちゃった舞台”と
いうものでした。
 でもこの番組を観て印象が変わった。大勢のプロの本気度と、それでもなお残る迷い
がうかがえる内容。手探り状態、試行錯誤の連続の中、当事者なりの答を見付けようと
奮闘する様は凄いし、美しいと形容していいと思えた。稽古の後半になって合流できた
中村七之助(クシャナ役)が新たな意見を出して、それを他の人達も受け入れ、また一
から検討する辺り、時間がない中どんだけ貪欲なんだと。
 腐海の色使いを決めるに当たって、原作者・宮崎駿の拘りを手掛かりにしたり、衣装
や表現にも古典的な歌舞伎の技法?を応用する一方で、全く新しい物を取り入れたりも
する。ほんと、全力を注いだのが伝わってくる舞台裏の話でした。
 あと、七之助のクシャナがはまり役だったらしいのは、よく分かった(笑)。

 ではでは。




#1268/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/07  20:10  ( 19)
計量の機会はワンチャンじゃないけど   永山
★内容
 海外の総合格闘技組織「ONE Championship」(略称ONE)に出場の
日本人選手が、試合前の尿比重値オーバーにより、計量パスできず。キャッチウェイト
に変更して試合は行われる、とのニュース。
 階級制のある格闘技をそれなりに観てきたつもりですが、今回のこの記事には、何の
こっちゃ?となりました。
 ONEは水抜き減量(計量が試合前日に行われることを利して、計量は脱水状態に近
い身体でパスし、試合当日には本来の階級の上限を大きく超えた体重にして試合に臨
む)を禁じている(希有な)団体として有名なのですが、尿比重値というものまで計測
しているとは、全く知らなかったです。
 検索してみると、身体が脱水状態になるに従い、尿比重値は上がるらしい。アスリー
トやペットの健康状態を診るのに使うみたい。
 そんな数値、選手側が個人でコントロールできるのかいなと思ったけど、とりあえず
測定する器具は売ってるみたい。それでも、値は刻々と変わりそうな気もするし、体質
とか関係ないのかしらん?
 記事によると、尿比重値をパスしないと、キャッチウェイトでも試合はできないとか
で、水を一リットル飲んで再計測し、基準内の値に収めたとのこと。水分を摂取すれば
てきめんに改善されるのだから、脱水の指針なのは間違いないんでしょうけど。

 ではでは。




#1269/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/08  20:25  ( 24)
副題はいらない気がする   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第三話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 前回に引き続いて、今回も分かり易いと言えば分かり易い作り。ただし事件の真相が
二段構えになっていたため、見破ることは難しい。観ている途中で、偽の解決とほんと
の解決、いずれかを察知する視聴者は結構多いかもしれない。正確に言い当てるのでは
なく、何となくこんな感じじゃ内かなっていうぐらいなら、充分に推測可能。
 問題があるとしたら、二つある解決の内、どちらが真でどちらが偽なのか、視聴者に
はその根拠が明示されていないことかな。明示していたら、途中で本当に気付かれる可
能性が高まるかもしれないけど。それに、実質的に物証がないまま幕を閉じた事件なの
で、厳密にはどちらが真実だったのか、誰にも分からない、と言えなくはないでしょ
う。かようなスタイルの物語だから、誰にも言い当てられないような形で、二段構えに
するのは当然の帰結だった、のかな? ただまあ、さじ加減一つ、台詞一つでどちらを
真相にするかを決められそうな構造は、ちょっとずるい印象がある。
 他にも不満がない訳ではなく。たとえば、終盤で示された真相だと、マンション高層
階から転落死した遺体を、同じ高層階の部屋にいた人物が第一発見者になり、墜落現場
にはしばらく他の誰も近寄らないことが条件になる。いくら年始の夜でもきつくないか
と疑問に感じる。ここはどうにかして、転落した人物が最初から年賀状を握りしめてい
た状況をひねり出すべきだったような。

 あと、『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』の“〜世界で最も不運な探偵〜”
の上の部分を何と呼べばいいのか知らないのですが、内容にそぐわないと思えるので他
のフレーズにした方がいい。少なくとも、世界で最も不運な感じは出ていない。

 ではでは。




#1270/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (lig     )  20/02/08  20:46  ( 68)
おそれすおそれず らいと・ひる
★内容

かなりの遅レスとなってしまって申し訳ありません。

永山さん>

 まずは、AWC大賞で私の書き込みへの一票と、別サイトにあげられた作品への一票を検
討されていたことに感謝します。ありがとうございました。

 そういやAWC大賞ってフレボイの書き込みも対象だったことを失念しておりました。AW
C内の作品をまったく読んでいなかったので投票を控えていたのですが、フレボイで投票
する手もあったのですよね。



外部作品のAWC大賞参加に関する議論>

 うーん……たぶん根本的な問題として、もしAWC大賞を盛り上げるのであれば、アクテ
ィブメンバーを増やす方が先決だと、個人的には思っているのですが……。

 ここ数年の大賞の消滅問題にしても、参加者の少なさがネックとなっていませんか?

 新たなルールを加えても、それに参加する人がいなければ意味がなくなってしまいま
す。まあ、そもそも参加人数を増やすことを望むメンバーがどれだけいるかなんですけ
どね。

 さて、ここでAWCのアクティブメンバーを増やす具体的な方法を上げるべきなのでしょ
うが、残念ながら私はこれといった名案を出すことはできません。

 AWCを小説投降サイトとして見た時に、その類似サイトの多さ、そして新規参入者
にとって、残念ながらこれといった特色のないこのサイトに魅力がないのが現状です。

 すみません、ディスってるわけではないのですが、今の時代にAWCは合わないと個
人的には考えております。

 ただし、人数の少なさに却って魅力を感じているというのが私自身の感想ではありま
す。身も蓋もない喩えですが『永山さんのブログ』としてみれば、けっこう面白くて興
味深いという……。

 話が逸れましたが、出版社がバックについた大手サイトさえ苦戦するという状況で、A
WCに新たな投稿者やアクティブメンバーを増やすのは難しいでしょう。

 それでもなんとか「昔のような盛り上がりを!」と画策するのであれば、最初にやる
べきことは昔AWCメンバーであった人を再び引き込むのが近道ではないですかね?

 私のように、書き込みはしなくてもROM専でここの掲示板を見ている人もいるかも
しれません。

 そのような人たちに、帰ってきやすい居場所を提供するのが、メンバーを増やすため
の一つの方法でもあるかとも思います。具体的な方法を上げられなくて申し訳ないで
す。

 もちろん、古いメンバーばかりでは、新規が参入しずらい雰囲気になるかもしれませ
ん。だからといって、今のままでは、新しい人さえ取りこむことはできないでしょう。

 とはいえ、昔のアクティブメンバーもかなりな年齢で、時間的余裕のある方も少ない
かもしれません。ROMまでは引き戻せても大賞への投票に参加させるのは、少し難し
いような気もしますが……。

 外部作品のAWC大賞参加に関する議論の前に、大賞自体を改めて考えてみた方がい
いのかもしれません。もちろん、このまま『AWC大賞該当者無し』を何年も続けていくの
を、ある意味風物詩として捉える方もいるでしょう。その場合は現状維持こそが望まれ
ている場合もあります。

 なんだか否定的な意見ばかりで申し訳ありません。



ではでは。




#1271/3021 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1270 ***
★タイトル (AZA     )  20/02/09  20:12  ( 52)
旧正月じゃないけれども   永山
★内容
 らいと・ひるさん、あけましておめでとうございます。(^^)
 そして、ご意見をありがとうございます。

外部作品のAWC大賞参加>
 私も迷っているというか自信がないというか、昨年末に、一気に「やりましょう!」
という風に持って行くまで気持ちが盛り上がらなかったのには、いくつか原因がありま
すが、一番大きいのはAWCの独自性を保ちたい、になるのかな。
 この独自性というのは、類似サイトに比べてここが勝っているとか、こんな特長を有
しているとかだけでなく。
 昔アクティブだった方が、AWCに久しぶりに書き込まれたとき、正確な文言はちょ
っと忘れましたが、「残っていてよかった」「戻れる場所」というニュアンスが多く見
受けられたように思います。そういう懐かしい場所として独自性を保っていくのはかな
り重要なんじゃないかと感じます。
 そこを重視するなら、今、下手に開放する(今様の小説投稿サイトに寄せに行く)と、
メンバーが増えようが増えまいが、AWC大賞参加作が増えようが増えまいが、雰囲気
が変化してしまう恐れはあるかも。

 新しい人達だけでなく、昔のメンバーの人達をまた引き込めたらという考え方は、本
心を言えば大賛成です。が、その方法を思い付きません。
 とりあえず、今でも作品を書かれている方が、いわゆる今様の小説投稿サイトには作
品を投稿するけれども、AWCには投稿しなくなった理由を知りたいところです。手間
かもしれないけどこっちにも書いてくれよん(^^;的な、素朴な疑問。
 ひとまず、小説投稿サイトに投稿する理由を考えてみるに。
 参加人数は大きな差がありますが、では小説投稿サイトの方が比例して感想をもらっ
ているかというと、そうでもない気がします。「なろう」以外の代表的なところをうろ
うろと見て回ったんですが、それなりの人気作を書いているか、グループ化?していな
い限り、コメントの類はほとんどもらえていないのが実情じゃないかなあと。あと、希
にですけど、けなすためだけのコメントも散見されますし、中にはけなすために自主企
画を立ち上げて募るなんて話も、某巨大掲示板の書き込みで知りました(事実かどうか
は確かめられませんでした)。
 プロになれる可能性がある、書籍出版の可能性がある、お金になる可能性がある――
この辺りは容易に理解できますが、そういう書き手ばかりじゃないのも事実で、すがす
がしいほどにアマチュア精神の持ち主も大勢いるように見受けます。さらに、昔からあ
る文学賞も最近では、Web応募可とするところが増えているようですから、一部小説
投稿サイトのみの利点とはならないはず。
 となると、書き手にとって、読まれているという実感が一番なのでしょうか。どんな
感想を持たれているかは分からなくても、PVの数値によって読まれていること(読ま
れていないことも)だけは分かる……。
 この気持ちは納得できる。ただ、それならサイトとしての規模は小さくても感想のや
り取りがしやすいところとどっこいどっこいじゃないかと思わないでもなし。

 人数については、以前から幾度か書いてきた通り、小説投稿サイトとして適切な規模
というものが確実にあると思うんですが、具体的にどうこう言えるほどじゃないし、規
模が大きくなりすぎるのを防ぐためにたとえばツイッターによる情報発信禁止、なんて
のは現実的でないし。
 今様の小説投稿サイトの規模では大きすぎる、とだけは確実に言えそう。
 あ、それと今のAWCでは少ない、ということも言える。(^^;

 思い付くままに書きましたので、まとまりを欠いているかもしれませんが、今回はこ
んなところで。

 ではでは。




#1272/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/10  19:39  ( 25)
非監視社会のドラマ   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第二話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 うむ。このドラマは原則的に、防犯カメラの類がほとんどない世界の物語として楽し
むべきなのかなと理解。以後、「防犯カメラがあったら一発じゃん」なんて感想は抱か
ないことにします。
 ただ、今回は序盤、インターフォンのモニターに記録が残るのかどうかが気になって
仕方がなかった。当然、映像が記録されて残るタイプも残らないタイプもあるんでしょ
うけど、だったら視聴者に、このインターフォンは記録が残らないタイプですと分かる
ように描いてほしい。
 それと今回は、死亡推定時刻がふわっとしていた――夕方から夜にかけて――ため、
どうとでも取れるように感じた。その上で、夕食のメニューが投稿された時刻を根拠に
犯行時間帯を絞り込んだような演出であるため、視聴者は「だったら被害者ではなく犯
人が夕食の写真を投稿したんだろ」と早い時点で見なしてしまい、それ以上深く考えな
い恐れがある。ほんとは奥により複雑でユニークなアリバイトリックがあるというの
に、これではもったいない。犯人による偽装投稿だけはでアリバイを崩せないよと、き
ちんと明示すべきだったのでは。
 さて、そのアリバイトリックが面白い。というか、一部、考えたことがあるネタだっ
た。スイーツ弁当のくだりね。うまい使い方が見付からないので放置してましたが、な
るほど、こういう使い方があったか〜。
 もう一点。ストーリー展開が強引だった。容疑者二人の内、Aはアリバイがあるから
と早々に容疑から外し、Bも調べていくとアリバイ成立したから、やっぱりAが怪し
い、「Aもアリバイあるけど俺が捕まえて吐かせますよ」って、無茶苦茶だ。せめてA
のアリバイに綻びが見えた、みたいなことを挟まないといかんでしょ。

 ではでは。




#1273/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/02/10  19:51  ( 85)
感想【ネタバレ】「テセウスの船」他  HBJ
★内容                                         20/02/11 10:33 修正 第8版
「テセウスの船」4ですが。
現代に舞い戻ってきて
母親他一名自殺
女房(上野樹里)とは赤の他人に戻り
可愛い我が子も無に帰す
がそれでも父親の無罪が第一で
熱く演じます。
この状態で冤罪が証明されて
しまったらかえって困ると思うのだが。
なんとしても音臼村の過去に
再びタイムスリップして
毒入り鍋料理事件を止めないと。
でもそんな事したら
「バタフライエフェクト」みたいなのりに
なってしまうかも。
そして、これはだけSF的要素が
出てきても
クライマックスは
被害者の遺族会に乗り込んで行って
新たな証言を得る場面らしく、
もうカットバックとBGMで
迫って来るのですが
見ているこっちは白けてますね。
これは脚本と演出に無理ありかも。

続いて「アリバイ崩し承ります」2ですが。
【ネタバレ】ですが。









これも今回はつらかった。
が、何故か嘱託殺人から管理官の
謎解きのシーンでは
感涙に咽んでしまった。
これは原作はともかく
演者と演出がいいからでは。

今回はそんなところです。
ではまた。


ps。
永山さんの感想を読んで
そうなのかとも思いました。

確かsnsへの投稿に関して言われるシーンは
「胃の内容物の消化具合とも一致」
とか言われていたような。
それでこれはもう動かぬ証拠と思い込んで
しまいましたね。
tverで再生を止めて推理をしたのですが
全然分かりませでした。

胃の内容物の消化の時間がおかしい、
という事を
明確にオーディエンスに意識させて
考える様に仕向けてくれれば
謎解きの段階で
「そうだったのか」と思ったかも。

後は動機と手口が絡んでいるか
ですね。
動機は美容師の弟をたすけたい
という事ですが
これは別にモンブランのトリックとは関係なく
美容師が床屋でもマッサージ師でもいいわけで。
そこを弟はパティシエで胃もたれしないスイーツ
を研究していた
とかすれば
(或いは、お弁当スイーツを考案していた、
そして姉はそれをヒントに手口を思い付いた
とかすれば、伏線にもなるし)
動機と手口が絡み合って良い作品になるのでは。
動機がおざなりになると
ただのクイズになってしまう気がしますね。








#1274/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/11  21:17  ( 34)
訂正二つ   永山
★内容
 らいと・ひるさんの前の書き込みが今年初だと思い違いをして、あけましておめでと
うございますをしてしまいました。すみません。元の書き込みを修正したいけど、残そ
う。

 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 現代に戻って来て、どういう因果関係があったのか分からないけれども、主人公が過
去に介入したおかげでかえって悪い方に変化していた……ということは、変化の仕方に
よっては、主人公自身が死んじゃう、あるいは生まれてこないなんてケースもあり得た
ってか。これは仮に、再び事件当時にタイムスリップできたとしても、迂闊な行動は取
れないな。
 現代編で、木村先生が登場。やや老けすぎの感があるけど、まあそれは事件に遭遇し
たからだとして、何でこんなにも音臼小事件の犯人を憎んでいるのかが分からない。身
内が犠牲になった訳じゃないようだし、教え子が死んだからというだけでは弱いよう
な。養子の息子の嫁(主人公の姉)に対する扱いも、嫁いじめの姑って感じで、嫁が殺
人犯の娘だと元から知っていた、とでもしないと納得できないレベル。
 主人公の方の嫁が、主人公と結婚していないばかりか、知り合ってさえいなくて、週
刊誌記者になっているという唐突な展開。過去をいじった結果がどうつながって、こん
なことになったのかは説明されるんだろうか。
 そうそう、主人公と記者とがこの時点で結ばれていないってことは、元の現代で生ま
れていた赤ん坊は存在しないことになったんですよね。この事実は、主人公にとってと
ても重い結果だと思うんですが、割とあっさり簡単に済ませられた印象。
 収監中の文吾が、次男坊である主人公を見て「心さん」と名前で呼ぶのはいいとし
て、そのやり取りがいまいちぴんと来ない。文吾からすれば、面会に現れた主人公が、
タイムスリップの前なのかあとなのかは分からないはずなのに、あとと決めてかかって
いるのは不思議。

ドラマ「アリバイ崩し承ります」第二話感想補足>
 完全に書き漏らしていました。
 トリッククイズ本で読んだんですが、消化物で死亡時刻を推定することを逆用し、死
体の胃にチューブと注射器を使って食べ物を送り込むという古典的トリックがあると
か。それが頭にあったものですから、ドラマも「この推定時刻は当てにならないよな
〜」と思いつつ視聴してました。もっと素直に観ないといけなかったです。

 ではでは。




#1275/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/12  20:22  ( 72)
テンポよくてもあらすじ長い(^^;   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 野崎は総会屋・海藤の件でリスクマネジメント会社のIRMを訪れる。そこは、おお
ぞら銀行の元専務である武田が興した企業であった。野崎は海藤率いる総会屋グループ
の一掃を武田に依頼する。
 不良債権処理を任されている立川は、海藤の件で日雲商事を訪ねる。援助の打ち切り
を匂わせた立川に、日雲側は彼女が帰ったあと、土壌汚染を隠蔽するべく、別会社を作
ってAPPの一切合切を背負わせようと考える。その別会社の社長を命じられた塩田
は、とかげの尻尾切りだと分かっていながら引き受けざるを得ない。ところが会社から
の帰途、正体不明の車に故意に轢かれそうになる。危ういところで、野崎が武田を通じ
て密かに付けた護衛が助けてくれたおかげで、命を取り留めた。おおぞら銀行が何故、
日雲の自分を助けてくれるのかと不思議がる塩田に、野崎は会社が社員を守らないどこ
ろか切り捨てる風潮に憤慨していると一席ぶつ。感銘を受けた塩田は、土壌汚染に関す
る全ての資料をおおぞら側に提供する。
 その資料を持って野崎は単身、日雲の社長室に乗り込み、事の真偽を問い質す。なお
も保身に走ろうとする日雲上層部に対し、野崎は全ての公表を要請する。
 土壌汚染などを日雲が認めたとの記事を見て事後に知った立川は、日雲を潰すつもり
なのかと野崎に詰め寄るが、野崎の信念は揺るがず。
 海藤ら総会屋は、武田の“兵糧攻め”により、土木工事を始めとする企業の事業に絡
めなくなり、上がりが激減。武田は海藤らの動きを警戒し、警備レベルを最大にまで引
き上げろと部下に命じた。
 一方、おおぞら銀行への金融庁による査察は続いていた。主席検査官の紅梅は、日雲
商事関連の資料の少なさ、バランスの悪さを指摘し、隠蔽がないか問い詰める。当初は
全て資料を提出したととぼけた立川及び京極春樹だったが、紅梅に本店をくまなく捜査
すると迫られ、まだ見落としがあるかもと態度を改め、一週間の猶予を得た。その間を
利して、立川は重要資料をさらに別の場所に移すよう、西條に命じる。西條はボイラー
室に隠すが、そこを見ていた京極は別のことを画策する。
 野崎の元に角張った字で書かれた告発状が届き、ボイラー室に資料が隠されていると
の内容。野崎は急いで資料を見つけ出し、紅梅に知らせた。資料隠蔽を深く詫び、関係
者の処分を約束する野崎に対し、紅梅は「それだけじゃ済まなくなるかもしれない。ト
ップの頭取が責任を取る事態になるかもしれない」と忠告する。
 査察に対して資料隠蔽を行った立川を、野崎は責める。立川は銀行のためだと抗弁す
るが、野崎は彼女におおぞらを辞めるように言う。立川はやはり責任を取らせるために
この地位に就けたんだと野崎を非難。そんな彼女に、外の世界を見てきた方がいいとす
すめる野崎。
 立川の自主退職が報告された役員会議の場で、京極はもっと大きな問題が起きたとき
は頭取が責任を取るのかと問い、言質を得る。
 日雲は土壌汚染によるAPP中止のダメージが大きく、他の部門では業績良好なとこ
ろもあるものの、全体ではどうしようもないと判断したおおぞらは、日雲を精算させる
方針を固める。おおぞらから日雲に出向して社員達を間近で見ている石原は、債権回収
を優先して企業を潰すことが銀行の本来の仕事であっていいのか、他に何か策はないの
でしょうかと野崎に訴える。その考えに賛同した野崎は、石原達に日雲再建策をまとめ
るように命じる。石原達は、優良部門のみを切り離して新生日雲とし、そこへおおぞら
銀行のみならず、おおぞらグループのおおぞらベンチャーやおおぞら証券らから出資し
たファンドを起ち上げ、日雲を支えていくことを提案。野崎はこれを認め、支店長会議
に諮る。
 その会議の場で、京極は日雲再生は無駄であり、五百億もの金を出すのは馬鹿げてい
る。さっさと債権を回収することこそ、おおぞら銀行が健全化する近道だと訴える。支
持の声をが多く上がったが、野崎がこれに反論。銀行としてあり得べき姿をとき、形勢
をひっくり返す。
 再建策が認められ、より張り切って仕事に臨む石原。そんな彼は、少し前に、日雲の
社員達から、おおぞらから来たのは日雲を潰すためだったんだろうと誤解から吊し上げ
られたのだが、石原が本気で日雲再生に取り組む姿を目の当たりにした日雲社員達に、
徐々に理解が広まる。
 政府系金融機関が統合され、小口取引の窓口の少なさを補うため、おおぞら銀行を引
き入れようという計画が進んでいるとの情報を、金融庁の先輩から仕入れた京極は、元
総理大臣の鷹山に働きかけ、紅梅を動かし、おおぞら銀行の不良債権は日雲再生に手を
貸すと決めたことで拡大・確定し、おおぞらの債権は無理だとの判断を出させる。
 そして本格的に動き出すおおぞら統合話。京極をバックアップする鷹山のそばには海
藤がいた。野崎へ直接の復讐にこだわる海藤ところが別の動きも出ていた。外資系のフ
ァンドに再就職した立川は、おおぞら銀行買収を提案するのだった。
 ――以上が、第四回のあらすじです。今回はなるべく時系列順に記述しましたが、文
字にしてみると随分、断片的になりますね。映像で見る分には、これはテンポが早いっ
てことなので気にならないのですが。
 敢えて言うと、テンポのいい細切れの展開の犠牲になったといえるキャラが、京極。
何だかんだと策謀を巡らせるも野崎に跳ね返される。これを短い間に繰り返されると、
京極が何をやっても失敗するキャラクターに見えてくる。
 これまで幾度となく活躍するチャンスが巡っていたのに、中途半端に終わっていた立
川、さしたる活躍もないまま退場か?と思わせておいての、外資での復活。これは次回
最終回においてそれなりに活躍しそう。第三の勢力っぽいけど、結局は主人公側につく
予感が。

 ではでは。




#1276/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/14  20:15  ( 26)
排除の基準   永山
★内容
 歌手が薬物絡みで逮捕されたことを受けて、各所の対応がニュースになっています
が、少なくともネット上の書き込みを見ると、自粛・排除の対応の方が優勢なようで
(あくまでもぱっと見た感覚です)。
 そんな中、NHKが楽曲の使用に変更なしと発表。賛否両論が上がっているものの、
やはり否が多いみたい。素晴らしい歌が作れたのは薬物のおかげと見なされるのがよく
ない、という理屈もあるようで。
 で、思ったのが次。
 作詞作曲家のAが何らかの罪で逮捕された → テレビ局など「楽曲を使うのをやめ
ることにしました」 → Aは全く作詞作曲を行っていないことが判明。作品は全て
ゴーストライターBによるもの → さてどうする?
 Bはゴースト活動以外は、後ろ指をさされるようなことは一切していないとしたらど
うか。それでも楽曲の使用は認められないか、一転して認めるのか。
 さらに、人間によるゴーストライターではなく、AI等の技術を駆使した機械的な曲
作りだとしたら?

 ついでにもう一つ。もっと極端な例が思い浮かんで、作品のネタになるかもしれない
し、メモ代わりってことで。
 科学者のXが薬物関連の罪で捕まった → Xはノーベル賞間違いなしと言われる偉
大な医学的成果を上げており、現に多くの人の命を救っている → 「どんなに素晴ら
しかろうと、犯罪者が編み出した技術を使うのはけしからん。使用禁止だ!」
 現実に起きた場合、どうなるんでしょ。いやまあ、答は明らかだと思います。先と同
じ理屈を当てはめると、薬物のおかげでノーベル賞級の発明発見ができたんだと思われ
るのは好ましくない……となりますけど、芸能と医学では話が別だ、とでも言って。

 ではでは。





#1277/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/15  19:57  ( 20)
突然の変異   永山
★内容
 連日の新型コロナウィルスの報道を見ていて、ふと、郵便物や小包の類も気を付けな
きゃいけないのかな?と思った。検索してみたら、三日前の情報だけど、郵便物などを
介した感染事例はまだなく、一般論として郵便物のような物体に付着した状態で何日も
生きるウィルスはいない、そうな。

 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第四話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 およ。ここに来ていきなりのホラーチックな展開。これまでの三エピソードはどれも
真っ当に現実世界で完結していたのに対し、今回は現実世界とはちょっと考えにくい展
開で、しかも解決もされない。これまでのテイストを好んで着いて来ていた視聴者にと
っては、ひどくもやもやの残る終わり方でした。
 で、いくら何でもこれでこの話は終わりってことはあるまいと、検索を掛けてみたと
ころ、どうやら他のエピソードにつながるみたいな文言があったので、ほっとしたで
す。ネタバレを回避するために、ざっとしか目を通していないので誤解している可能性
もあるけど。(^^;
 ただ、この第四話の事件をまともに謎解きするとなると、一体どんな手があるんだ?
 視聴者(読者)の側が不安になるレベルだと思うんだけど。ぜーんぶ、知り合いの仕
掛けた大きなだましの仕掛けってことぐらいにしか思い浮かばない。

 ではでは。




#1278/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/16  17:23  ( 23)
周囲が見えると壊れそうな物語   永山
★内容                                         20/02/23 20:03 修正 第2版
 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第三話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 今回目先をちょっと変えて、アリバイ探しの要素を付け足してきた訳ですが……びし
っと決まった!って感じは受けなかったですね。序盤から中盤にかけて、容疑者のアリ
バイを探すと大見得を切ったように見えたものだから、当然このあとの流れは、思いも
寄らない、あるいは何気ない事実から容疑者のアリバイが証明されて、犯人ではない、
となるものと期待したんです。
 ところが蓋を開けてみれば、手掛かりを、容疑者にアリバイが成立するように解釈し
て状況を再構築すると、アリバイ成立する余地が出て来た、という段階にとどまったよ
うに思えたです。こう考えれば色々と説明が付くし、真犯人も浮かび上がってきたから
これが真実だ、というやや強引さの目立つロジック。
 犯人にしても凝ったトリックを案出・実行した割に、肝心なところが抜けている。ど
んだけトリックに自信があろうとも、指紋ぐらいちゃんと処理しておけよ〜ってなる。
もしくは、あの床に容疑者の指紋が付着していても全然おかしくない、という状況を事
前に作っておけばよかったのに。
 今回、警部の妻が電話で登場して、浮気を疑っていましたが、そのあとの展開はてっ
きり、美人容疑者を救って感謝されているところに妻が登場、「その女が浮気相手ね
!」とドタバタ喜劇風な落ちになるのかと思ってました。

 今のままでもそれなりに楽しんで観ていますが、多分、原作である小説の形で読んだ
方がもっとのめり込める気がしてきた。

 ではでは。




#1279/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/17  20:16  ( 28)
やきもきも程度問題   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第五回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 今回もじらしにじらして、事件の解明はほとんど進まずというパターンかと思ってい
たら、終盤に来てそれなりに進んだ印象。でも結局は、真犯人につながる手掛かりは得
られず。じらし方も、結論を最初に言わなかったがためにという、最も単純な手法によ
るもので、芸がない。もっと工夫が欲しい。
 で、展開上での問題は木村。裏主人公かってぐらいの大活躍?で、常軌を逸した言動
に拍車が掛かり、気分が悪くなるレベルに達しそう。今週分の中盤くらいまでは、被害
者家族(養子縁組だけど)の立場ならこういう人物もいるかもなあと、ぎりぎり許容で
きそうだったのに、終盤に来て、妊婦に薬を飲むように命じて昏倒させたり、事件をひ
っくり返す証言をする決意をした松尾を(恐らく)毒殺したりと、許容範囲を超えてし
まった。こんな人物はいない。あるとしたら、事件の真犯人かその身内ってところが一
番腑に落ちる気がするんですけど、それだと事件の謎がシンプルに過ぎるような。
 あとは……根本的に、佐野文吾を殺人犯とする証拠が弱い気がする。青酸系毒物を隠
し持っていたのは確かに証拠と呼べるけれども、この小さな音臼集落にはメッキ工場が
あって、管理はかなり杜撰と思われる節がある。そんな工場があるのに、警察官を逮捕
して死刑判決確定って、無理があるような。死刑判決確定から何年経過しているのかは
覚えてませんけど、事件発生から三十年以上経ってまだ執行されていないのには、とき
の法務大臣を躊躇させる何かがあるんじゃないのかと。そしてそんな性格の事件なら、
世論がもっと盛り上がってしかるべきなのに、ドラマでは全く逆。どうもしっくりこな
い。

 作品の終わり方をタイトルから推測すると、主人公家族にはまた幸せが訪れるもの
の、それは元の幸せとは全く違ったものであり、これでいいのか?と疑問を投げかける
形で、ラスト、もう一度過去に行くチャンスが訪れて選択に迷うシーンで終わるんじゃ
ないかと妄想。

 ではでは。





#1280/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/18  19:26  ( 28)
テンポよすぎてはみ出した感   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」最終回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 いつものように、有料放送でのドラマ最終回はあらすじを省略ということで。
 それなりに面白かったものの、前作の「監査役野崎修平」には及ばない感じ。原因は
新鮮味が薄れたというのもあるだろうけど、それ以上に今シーズンはテンポがよすぎ
た。展開が早すぎるというか、一つ一つのエピソードに割り当てられる時間が短くて、
見応えが乏しくなった気がする。
 この最終回でも――元首相の鷹山がおおぞら銀行をなくそうとする動き。これに対抗
して、野崎らは新聞記者の協力を得て鷹山に関する金の動きを細部に渡って調べ上げ、
不正献金を暴く。スキャンダルで権勢を失うかに思えた鷹山だが、まだ地力を残してお
り、おおぞらの倒産が確定。――ここまででドラマ開始から十三分ほど。冒頭に前回ま
での振り返りがあったので、実質十分ぐらいじゃないかな。ジェットコースター的展開
にもほどがある。(^^;
 この早さは軽さに通じており、一つ一つの出来事が流れ作業のように進んでいった。
そこに加えて、こういうドラマだから仕方がないけれども、主人公側にとって都合がい
い展開になったなあ、という印象が強いです。
 その他、各キャラクターを見ていくと、立川は前に予想した通りの動きをしました(
笑)。こうも的中だと、捻ってくれと言いたい。
 前作では野崎のライバル的立場であり、大活躍だった武田は、今回は終盤になってや
っと登場。重要な役割を果たしはしたが、あまり目立たず。あくの強いキャラだけに、
勿体ない。
 総会屋の海藤は野崎への復讐に取り憑かれていて、ずっと存在感がありましたが、最
終回に来て、急に短絡的な行動に走り、あっさり拘束されてしまう。何だかよく分から
ない。命を狙われるような人間(野崎)が頭取をやっている銀行なんて、渡欧イメージ
ダウンを狙った鷹山の策らしいのですが、ピンポケな作戦だと思う。
 さすがに第三作はないだろうなと思って検索してみたら、新・監査役というのが原作
漫画にあるとかで。映像化なるかな?

 ではでは。




#1281/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/19  19:20  ( 26)
『人類最強を決める世界大会!』   永山
★内容
 ……じゃんけんで。

 スポーツ新聞系のサイトのトップページ大見出しに、「女子開幕戦は無観客試合」と
あった。
 これだけでは何のスポーツだか分からない。極端なことを言えば、そのサイトは将棋
や囲碁なども扱うので、スポーツかどうかすらあやふや。まあそれは言い過ぎだとして
も、女子のプロスポーツがごくわずかだった頃ならともかく、今の時代にこれはないで
しょうと。そもそもプロスポーツとも限らないですけど。
 以前に、よそから引っ張ってきた記事をそのまま載せているがために、しばしばこう
いう分かりにくい状況が発生するんじゃないかという旨の書き込みをしたと思います
が、自前の記事でもこれでは、もう読み易さや分かり易さはどこか遠くへ置いてきてし
まった感じ。ただただタイトルをクリックさせたくて、こんなことやってるのかしら
ん。
 例に挙げた見出しの記事は、ゴルフのコーナーにある物と同じでした。大見出しに持
って来る過程で、分かり易くするための付け足しって、そんなに面倒なのか。あるいは
無理なのか。
 だったら、スポーツのジャンルを分かり易く図にしたピクトグラムを活用してみての
はどうかと思う。ゴルフを示すマークを「女子開幕戦」云々の見出しの冒頭か末尾に付
けるだけで、ある程度分かり易くなる(音声読み上げでどうなるのかという問題はあ
る)。

 あー、あと、女性の有名人が野球などで始球式をやる度に、それを伝えるニュースの
見出しに「ノーバン」を入れるの、今年から禁止にして、違うアイディアを絞り出した
らどうか。

 ではでは。




#1282/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/20  22:03  ( 47)
きっかけは天龍   永山
★内容
 ちょっぴり下ネタになりますが。
 学生時代、友達の住むアパートに泊まりがけで遊びに行くことが時々ありました。
 何をして遊ぶかというと、まずコンピュータゲームなんですが、その当時から私は機
械がらみのゲームを好んでやるタイプではなかったもので、パスしていました。
 他に何があるかというと、手動式(笑)ゲームの一つ、マージャンをやっていまし
た。といっても私自身は基本的なルールと役を知っているだけで、点数の数え方は覚え
なかったという、遊びの領域を一歩たりとも出ない文字通りのゲーム。点数計算は他の
人任せ、信頼の原則というか、要するに友達としか打てないマージャン。(^^;
 あるとき、五人が集まったので2抜けで交代するルールで、四人がマージャン、一人
が一人が休憩という形に。
 で、上述した通り、部屋にはマージャンセットの他、コンピュータゲームもありま
す。他の四人はそれなりにコンピュータゲームをやる面々だったので、マージャンを抜
けている間も暇つぶしができます。もちろんマージャンを観戦するのもあり。
 一方、私が抜けたときはやることがないので、黙ってマージャン観戦するのが常だっ
たのですが、そのときは原因は忘れましたがとにかく滅茶苦茶眠たくて睡魔が襲ってき
た。だったら次のマージャンが始まるまで寝てればいいんですが、どうやらその半チャ
ンはサクサク進む雰囲気で、中途半端に寝てる余裕がなさそう。
 起きているために何かないか尋ねたら、友達の一人がコミケで入手した同人誌がある
ので読んでみたら、という。アニメや漫画に人並みに興味はあるものの、コミケには無
縁だった私は参考がてらに一冊(確か十七か十八冊ぐらいある中から選んだ)手に取っ
て、ぱらぱらと見てみました。
 お――目が覚めた(汗)。
 エロネタにまだ免疫があまりなかった頃だったもので。(^^;
 決して厚くない本でしたが、途中まで読んだところでその回のマージャンが終了。私
は次の回に加わったため、その同人誌は結局、最後まで読めず。
 で。
 半月ほど前に突然、そのことを思い出しまして、続きを読んでみたいと古本販売サイ
トで探そうとしたのですが……題名が分からない。ざっくりとした内容は覚えているも
のの、オリジナルなのかパロディなのか、パロディなら何の作品のキャラクターを使っ
たものだったのか等も分からない。作者名もサークル名も覚えていない。
 普通なら手掛かりなしで諦めるところですが、思い出とともに蘇った記憶がありまし
て。
 それはくだんの同人誌の(多分)サークル名を見たときに、「ふうん。これってまる
で天龍源一郎じゃないか」と感じたこと。プロレスや格闘技好きなもので、そういう結
び付け方をすることがたまにあります。
 その記憶を手繰って、少し考えていたら、とあるフレーズが頭に浮かびました。確か
アルファベット綴りだったなと思い、アルファベットで検索を掛けてみたら――サーク
ル名として古本サイトの掲載商品に出て来ました。さらに大雑把ながらいつ頃のマージ
ャンだったか、年を思い出し、絞り込むと、それらしき同人試作品を発見。実は、絵柄
は記憶にあったのとだいぶ違ってたんですが、その作品名でネット検索を掛けたらデジ
タル化された見本が出て来て、内容が一致しそうだと確認。これで間違いないでしょう
ってことで購入し、先日届いた。中身を見ると、合ってました。エロよりも、懐かしさ
を感じた(苦笑)。
 サークル名はここには明記しませんが、プロレスに、天龍源一郎についてちょっと詳
しい方なら、当たりを付けることができるかも。

 ではでは。




#1283/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/21  21:28  ( 20)
巡り合わせがよくない   永山
★内容
 大学入試、新型コロナウィルス対策で対応分かれる、
 厳しいところでは、発症していたら受験させない上に、再テストの機会も設けないと
か。
 その一方で、入試当日、受験生全員の体温を測り、平熱でない者には別室でテストを
受けさせるという大学もあるそうで。
 多くはセンター試験の点数や内申書その他で判断するとか。それにも大学によって
色々とやり方や基準が異なるみたいで、受験生とその保護者、先生はこの土壇場に来て
面倒ごとが増えて大変。
 今九州の方にいるんですけど、こっちの代表的な大学が早々に、発症していたら受験
させない&再テストなしを発表したとかで、へえ〜まじかと思い、検索してその大学の
ホームページの該当箇所に飛ぼうとしたら、「404 Not Found」になって
た。確認や問い合わせが殺到してサイトが重くなったので削除したのか、あるいは対応
を改めることを前提に協議を始めたので削除したのかしらん?

 ただ、ちょっと時間が経ってから、大学ホームページのトップページから案内に従っ
て順に辿ってみたら、新型コロナウィルスについての対応に関する、先とは異なるUR
Lのページに行けた。なので、古いページを削除しただけであり、検索のキーワードの
方が追っつかなかったのかな。

 ではでは。




#1284/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/02/22  11:45  ( 35)
「アリバイ崩し…」3話の感想 HBJ
★内容
ミステリーマニアというのは多分、
ミステリーのメカニズム、というか病理、
みたいなものを意識しているのでは。
それがトリック大全的な書籍や、黄金の羊毛亭、とか、
類別トリック集成(江戸川乱歩)みたいなものだと思うのですが。
そして一回一回のドラマは、その病理を症状に還元したものに過ぎない、
と思えるのです。
だから、一回一回のドラマでは、トリック以外はえらいおざなりになる。
犯行の動機が浮気(1話)だとか保険金殺人(2話)だとか。

だから、ミステリーを深く理解するには、
症状(一回一回のドラマ)ではなく病理を意識しないとダメだ
などと思ったのですが。
そう思って考えてみると、1話は、
「実はろうあ者が唇を読んでいた」というのがミソで
(Googlebooksで読めるのだが)他はどうでもいいのではないか。
2話は、胃の内容物入れ替えみたいなのがミソで他はどうでもいいと。

そうやって考えると、「そうか、ミステリーマニアは、そうやって、
ミステリーの病理をドラマという症状に還元してくるのか」
と思えて分かった気になるのですが。

しかし、3話は、いかなる病理をいかなる症状に還元したのかが不明でしたね。
何か、夢遊病患者が知らない内に犯罪を犯すという思い付きがあったのだが、
それを上手く料理出来ないで、諦めたが、
しかし全て削除する事が出来なくて残骸が残った、
みたいな感じではないのか
と思いました。

今夜は4話なので楽しみです。









#1285/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/22  20:26  ( 36)
厚みが分からないまま本を読むような不安と効能   永山
★内容
 HBJさんの病理と症状のたとえはユニークで面白いですね。
 全てのミステリーが、病理以外の部分がおざなりとは思えませんが、どちらに力が入
っているかというと、病理の方に重きを置いたタイプの方が多いかもしれません。
 トリックをきれいに成立させるために登場人物の職業や性格、名前を決めたり、物語
の場所や年代をいじったりするのが多数派。物語が先にできていて、その登場人物が案
出しておかしくないトリックをここに当てはめよう、なんて書き方をする推理作家はご
く少ないはず。


 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第五話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 進まないな〜と思いつつ観ていたら、前後編ものだったようで、次回に続くとなっ
た。前後編ものであることが分かり易いようなサブタイトルにしてほしい……。
 冒頭、ハムラが探偵の看板を下ろすシーンから始まったので、何ごとかと思ったら前
回の事件を引きずっているという設定だった。あんなホラーめいた内容で探偵としてや
っていくことが揺らぐってのはよく分からない。真っ当な事件なのに結果がああなった
としたら打ちひしがれても理解できなくはないけれども、前回は特殊すぎで、あれを基
準に持って来るというのは違和感がある。
 さて今回分は、前後編の前半だということからか、随分と余裕がある作りで、じっく
り描いていると言うよりも、悪い意味でのスローペース。しかも関係者のほとんどが何
か隠しているらしいという展開だから、観ているこちらは隔靴掻痒感が強まり、いらい
らも募る。
 個人的に今回特に腑に落ちなかったのは、依頼人である父親の行動。娘が家に帰って
来ない、娘の友達が居場所を知っているはずだから口を割らせてくれ――ここまではい
い。その後、離婚した妻が現れ、「うちには娘は来てない」「元夫は娘が行方不明にな
ったことを伝えてこない」と言う。父親は元妻に「娘はいつものように君のところにい
ると思っていた」と答える。
 うん? そう思っていたのなら、探偵に依頼する必要はない。依頼したからには、そ
う思っていなかったはず。だが依頼に踏み切るには、まず元妻の家に娘がいないことを
確認する必要がある、なのに確認していない。辻褄が全然合っていない。
 探偵が何か気にしている様子はあるものの、このおかしなポイントを気にしてのもの
か否かは不明。
 結局、観ている間中その点が気になったが、説明なしで後編に続くとなったため、も
やもやが取れない。

 ではでは。




#1286/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/23  20:02  ( 22)
即席の足跡トリック   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第四話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 前回の第三話では、それまでと違ってアリバイ探しという捻りを使ったから、本来の
アリバイトリックそのものは割とオーソドックスに行こうとしたのかなと思ったけれど
も……この第四話も似たような作りになっていた印象を受けたです。
 足跡のトリックは正直言って、使い古された感があるもの。偶然の重なりは仕方がな
いにしても、最終的には山梨県警の捜査能力を下げる(靴が同じだからといって異なる
人物が付けた足跡の違いが分からないことは普通ないと聞いた覚えが。さらに犯人は長
靴を履いていたと推察しているのだから当然、長靴の中を詳細に調べるはず。繊維片や
毛などが採取できていればアリバイとは無関係に犯人特定可能では)ことで成立してい
たようなところがあって、残念。あと、警部らが窓から目撃したときに、被害者の足跡
以外にすでに着いていた足跡があるにもかかわらず、気付かない辺り、ご都合主義が顔
を覗かせているなと。
 それから、本筋ではないですけど、事件当夜の天候についての言及がなかったような
のが気になりました。アリバイミステリ(もしくは密室ミステリ)の作法として、犯行
時刻以降は雪が降り止み、足跡はきれいに残っているというのが常道ですが、だからと
いって省略してよいものではないような。
 他にも、久々に会った幼馴染みに、夜十一時に離れの時計塔で会おうと言われて、ひ
ょこひょこ出向いていく神経がよく分からない。「何だよ話があるんなら部屋でしよう
ぜ」とはならないのかな。詐欺で共犯関係にあったとかなら、まだ分かるんですけど。

 ではでは。




#1287/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/24  20:19  ( 25)
色々と残念な展開   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第六回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 些末なことばかり気になる。これはドラマにのめり込めていない証なんだろうなぁ。
 前回、今回と、音臼小事件の当時の関係者を訪ねて回るシーンが続きましたが、みん
な宮城県じゃなくて関東近郊に住んでいるのかな? 凄く違和感がある。事件を機に生
まれ故郷を離れる決断をした人もいるでしょうけど、全員揃ってというのは変。東京か
ら近い順に巡っているのだとしても、重要人物が集中している不自然さは否めない。
 主人公達が移動する交通費等の出どころも気になる。父親が殺人を犯した元警察官の
死刑囚である一家が、裕福な暮らしを送ってきたとは考えにくい。記者だって充分な取
材費をもらえている雰囲気はこれっぽっちもない。
 音臼小事件当時、文吾は刑事仲間からどう思われていたのか。金丸も中野も文吾は犯
人ではないと考えていた節が描かれたのに、他の刑事達は全員が文吾は殺人犯に決まっ
ているという態度で、落差がひどい。捜査がどのように行われていたのか、捜査員の動
きを少しでいいから描いてほしい。
 同様に、現代で発生した証人毒殺事件の扱いもぞんざいだと思いましたけど、長くな
るので割愛します。
 首の締め痕について。捜査資料や証拠は、文吾に付いた弁護士が頑張れば開示させる
ことができると思うんですが、それをやらなかったのかな? 主人公達が中野刑事の家
を訪ねて、たまたま個人的に保管していた捜査関係資料を見て写真を手に入れるという
流れは、現実離れしてる感じ。文吾にしても、金丸が「首の締めあとがおかしい」と言
っていたことを、捕まった当初は主張しなかったのだろうか? 三十年以上経った今に
なって初めて言い出したんだとしたら、作者によるご都合主義じゃないのかなあ。
 で、ラスト近くでタイムスリップ。ここまでの描き方だと、恣意的に過ぎる。こうい
うルールがあったとの説明を待ってますが、期待薄かなぁ。

 ではでは。




#1288/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/25  20:02  ( 31)
だぶるの悲劇   永山
★内容
 NHK−BSプレミアムで再放送のドラマ「Wの悲劇」を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 ちょっと前に言及した“死体の胃にチューブと注射器を使って食べ物を送り込む”ト
リックって、この作品だったのね。映画版を見た記憶があったんですが、全然覚えてい
なかったわ〜。(^^;
 原作小説にもある殺人を、映画版では劇中劇に仕立てているのに対して、本ドラマは
ちゃんと(汗)殺人が起きる。それは当然あるべき姿なんで歓迎するところなんです
が、できあがった映像は何だか変だった。まさしく劇みたいに、次々と登場人物が現れ
て自己紹介する幕開けで印象づけられというのはあるでしょうが、ずっとお芝居を見せ
られているような心地になりました。カメラワークの大部分や人物が画面から退場する
ところなんか、劇に見えてしょうがなかった。
 ストーリーの方は、ミステリとしてのアイディアは非常に面白いものの、現在ではち
ょっと食い足りない気もする。真犯人の計画が相当綱渡りなのが最大の弱点かな。若く
てかわいらしい女性が人を殺してしまったと名乗り出れば、みんな隠蔽に加担してれく
れるという根拠を欠いた論法は、ある意味、女性を道具としか見ていない犯人らしさを
表しているのかもしれません。が、それなら和辻家の他の男も似たり寄ったり性質だと
分かっているはずだから、「そんな女かばう必要ない。さっさと警察に突き出そう」と
いう空気になるとは考えないのか。
 特に、医者が描かれたように協力的になるとは考えにくい。ばれたら医師免許は取り
上げられるだろうからリスク大だし、女性をかばう理由もない。
 そもそも、どういう隠蔽工作をするのかは犯人にとって全く予測できないことであ
り、たとえば遺体を別荘の外に運び出して、行方不明になったように見せかけよう、と
かになっていたら、犯人は隠蔽を露見させるためにかなり苦労しなければならないので
は。まあ奥の手として、匿名の告発状みたいな物を警察に送りつければいいとも言えま
すが。
 ヒロインが自宅に戻ったとき、母親の別れた夫(ヒロインの父親)が現れたけど、あ
んまり意味のないシーンだったような。あのとき父親を誤って死なせてしまい、その罪
からも逃れるために、本来の計画が大きくゆがんでいく展開になるのかと思ってまし
た。

 ではでは。




#1289/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/26  21:58  ( 22)
聞き怪快   永山
★内容
 新型コロナウイルス対策の一環でイベントの中止や延期が相次いで発表され、プロボ
クシングやプロレスなども同様の対応を取っている中、「リアルジャパンプロレス」は
開催を明言。※東京後楽園ホール3月19日開催
 会長の新間寿が「コロナウイルスを吹っ飛ばす」云々と怪気炎を上げたとのこと。
 うーん、そんな発言をして大丈夫なのかと心配になる。過激な仕掛け人と呼ばれ、初
代タイガーマスク登場からしばらく続いた新日本プロレスブームを作った切れ者という
イメージだったけど、ここでこの判断は……開催当日までに新型コロナの流行が収まる
可能性は低そうだし。
 社長が、会場では万全の対策を取ると言ったそうだけど、どうなんだろ。一歩譲っ
て、観客やスタッフは万全の対策が取れたとしても、選手はどうするのか。まさかマス
ク(覆面じゃないよ)を付けて試合をさせる訳にもいきますまい。

 上の文章を書いていて、「かいきえん」の漢字変換は「怪気炎」のみだといううこと
に気付く。
 あれ? 「快気炎」は?と思って調べてみると、「快気炎」は「怪気炎」のもじりな
のね。知らなかった。
 というよりも、「快気炎」が元々あった表現で、それをもじって「怪気炎」なる言葉
ができたんだとばかり思ってました。
 こんなに長い間小説を書いてきて、こんなことを知らずにいたなんて、思い込みは恐
ろしい。

 ではでは。




#1290/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/27  20:52  ( 34)
小説書きとして念頭に留め置くべき年   永山
★内容
 物語を綴るとき、舞台を現実に即したものにすることは当然あります。年月日や曜日
にこだわって、現実の事件事故や天候、経済動向に法律なども取り入れて描く場合もあ
るでしょう。
 それでも何から何まで全て取り入れるなんてことはまずない。現実に起こった出来事
から取捨選択して、現実味のある小説を書いていく。
 そして通常、取捨選択は大きいものは取り上げ、小さいものは除くことになるはず。
西暦二〇〇一年の○月×日午後四時頃、A町のB道路で乗用車とトラックが接触事故を
起こし、乗用車を運転していた会社員のX氏が足の骨を折る大けが、トラックの運転手
のY氏が軽い打撲を負った――というような事故が実際に起きていたとしても、普通は
小説には関係ない、取り入れない。たとえその年月日時間帯のA町を物語の舞台として
選んでいても、たとえその事故が元で大渋滞が起きて普段なら三十分で行けるルートが
当時は三時間以上掛かったとしても、作品に取り入れることはまずない。レギュラーキ
ャラクターの誕生日の都合で、どうしてもこの日にしなければならないという事情があ
れば、このくらいの事故が起きたことを知っていたとしても、無視するもの。
 しかし、無視するには大きすぎる出来事も世間では起きてる訳で。
 たとえば、一九九五年一月十七日や二〇一一年三月十一日から向こう三ヶ月くらいの
日本を舞台にした小説を書くのなら、それぞれの大震災について作中で全く触れないと
いうのはあり得ない。フィクションだからでは片付けられない。一九九五年とか二〇一
一年を物語の時間に選んでおきながら、そこに触れないのであれば、冒頭で明示してほ
しい。「この作品はパラレルワールドを描いたものです」とでも。

 と、こういう方針を基本的に採っている私にとって、二〇二〇年もまた大きすぎる出
来事が起きた年となりそう。
 小説内の二〇二〇年一月から三月〜にかけての描写で、海外旅行に出て何ら不安がっ
ていないのは不自然になる。全国の小中高校に臨時休校が要請された、これだけで、学
園を舞台にした作品は展開が変わってくる。その年頃の子供を持つ家庭も、大なり小な
り影響を受ける(ニュースで、臨時休校により看護師が我が子の面倒を見る必要が生
じ、出勤できない事態に陥ると言ってました)。ありとあらゆることに影響が及ぶ。

 こんなことを記しつつ、実はこれまで書き進めていたある作品がちょうど二〇二〇年
を舞台にしていて、諸々の都合で簡単には直せない状況に陥っておりまして。登場人物
の年齢をいじれば二〇一九年にずらせるかもしれないけど、その労力を思うと。(^^;

 ではでは。




#1291/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/28  21:36  ( 20)
無観客試合は意外とうるさい   永山
★内容
 AbemaTVで。アジアの格闘技団体「ONE Championship」のラ
イブ配信を視聴しているのですが。
 新型コロナウイルス対策で、この興行(シンガポール開催)は観客を入れずに開催さ
れています。
 なので、会場はシーンとして静かなのかと思ったら、案外にぎやかで、ライブ配信を
観ている分には普段とあまり違いを感じない。
 まず、選手入場時やラウンドインターバルに流される音楽のボリュームがでかい。い
つもの興行と変わらないはずなんですけど、大音量に聞こえる。ついでに、花火・火薬
系の演出もあって、にぎやかかつ華やか。
 次に、選手のセコンドの声がよく聞こえる。これは普段から大きくて、試合中の選手
にもよく届いているんだろうなと想像できてたんですが、無観客だとなおのこと大きく
聞こえる。恐らく、対戦相手にもまる聞こえでは。(^^;
 そうして一番やかましく感じた要因だと思われるのが、解説陣。日本向けに日本の解
説が付いているのですが、解説の男性アナウンサーとゲストの女性アイドルは無観客を
意識して盛り上げようとするためか、いつもに比べてはしゃぎ気味のような。そこへ持
って来て解説の格闘家は、しゃがれ声で知られる青木。話は的確でも声が耳障りでうる
さく感じてしまった。

 ではでは。





#1292/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/29  20:28  ( 21)
今のところはふ〜んな探偵   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』第六話を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 前回と合わせての前後編かと思って観ていましたが、次回最終回を含めての前中後編
だった。orz 正直、年を取ってきたせいか、よほど面白い仕掛けか興味を惹きつける謎
でもないと、この長尺&細切れでは集中力がもちません。
 原作者の力量を信じているので、最終的には「おお」と驚かせてくれるか「ああ」と
納得させてくれるかの満足感は得られると思っています。探偵の不運ぶりについても、
膝を打つような説明もしくは展開を期待。その上で、道行きをもっと面白く、ミステリ
的な興味をひくような仕掛けをしてほしかったというのが本音。
 今回、不可解というか変に感じたのは、警察というか岡田は水地の存在を掴んでいた
ようなのに、何故か水地の住居などは全く調べていない雰囲気だった点。岡田は切れ者
設定なんだろうから、ここは調べておいたとする方が自然なのに。ただまあ、岡田には
68会という事件関係者が多く所属するグループに加わっていた過去があるみたいなの
で、理由があって秘密裏に動いているのかもしれないけど、
 また、水地のネット上の名前を突き止めるくだりが、富山店長の独自の解釈が一発で
当たりって、ちょっとおかしくないかいな。まるで富山が黒幕みたいに見える。
 レギュラー陣で怪しいと言えば、アケミも捜査の方向を誘導しているように見える。
どちらも違うんだろうけれど、もうちょっと描き方ってものがあったのではないかと思
った次第です。

 ではでは。




#1293/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/01  22:05  ( 25)
配信行為   永山
★内容
 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第五話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 今回もアイディアは優れたものがあると思うんですが、その反面、活かし方がいまい
ちに感じられてしまう。
 まず、どうして犯人を、格闘ゲーム自作できる設定にしたのか。あの設定のおかげ
で、一日限定の配信をダウンロードしていた、というアリバイを主張されても、何か技
術的なことをやってどうにかしたんじゃないかって視聴者は考えてしまう。ダウンロー
ド自体は限定配信の日にやっておいて、その翌日、ダウンロード先のスマートフォンに
あとから細工をして、いかにも今、ダウンロードしましたよという画像を出すとか、ダ
ウンロードした内容を一旦取り出して、アリバイ工作の日に犯人自身の機器から二台目
の機器へ“配信”したのではないかとか。
 そう思い込んでほしくて、わざとこういうキャラ設定したのだとしたら、ちょっと間
違っている気がする。今回のアリバイトリックの眼目は、日をまたぐところでしょうけ
ど、それ以上に、探偵が気付く手掛かりがよい(限定配信の具体的な日を口にしなかっ
た)。あそこを光らせるためには、シンプルに、限定配信のダウンロードは絶対に当日
しかできないことを状況設定として提示して、視聴者に焦点を絞らせるべきだと思う。
 アリバイをメインにしたミステリでこれを言っちゃいけないのかもだけど、犯人があ
っさり犯行を認めすぎに感じる。今回も、アリバイを崩されただけで簡単に自供しちゃ
った。確かに犯人はアリバイ作りしたとしかいえないような妙な行動をしており、調べ
れば記録もちゃんと出てくるでしょう。それでもまだ言い逃れる余地はある。「あいつ
を殺すつもりでアリバイ作りをしたが、行ってみたらすでに殺されていたんだ」とでも
主張されたら、警察は別の証拠を出さなきゃ苦しくなるのでは。

 ではでは。





#1294/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/02  20:47  ( 31)
オトウスの船    永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 新章突入!とあるから何か劇的な変化があったっけと思い返してみたら、前回ラスト
で再び過去へタイムスリップしたんだった。すっかり忘れてた。(^^;
 まあ、それだけ二度目のタイムスリップを確実視して観ていたってことなんですが、
またまた都合がいい展開のオンパレードだなと。
 まず、二度目のタイムスリップでどの時点に行くことになるのかに注目していました
が、現代に一度戻って三十一年前の自分が消えた時点に、うまい具合にまたやって来る
というのは、一番楽で安易な流れだなと。一旦過去を離れて現代で新たな情報を仕入れ
て戻って来て捜査続行。何て言うか、「手掛かりを得るために情報統括センターに行っ
て申請したら教えてくれた」みたいな手軽さを少々感じます。実際の作りはそれよりは
ずっとましで、探偵作業を経て情報を得ているんだけど、都合のいい感じがどうもよく
ない。
 それから、小学生のみきおの悟りがよすぎる。三十一年後の情報を音声の形で得て、
あそこまで察しよく立ち回れるものなのか。また、移動手段はどうしているのか。急に
いなくなって皆が会いたがっている、いわば注目の存在なのに、たいして変装もせず、
動き回れるのか。大人の共犯者がいるのではないか。
 で、主人公達がみきおの単独犯行だと信じ切って動くのも、理解しがたい。みきおの
家に行ったとき、靴があったけど、あれを見て中に誰かいるとは考えないのか。ほとん
ど警戒せずに上がり込んで、毒などの物証探しに明け暮れるのは、無防備すぎてひやひ
や。
 あと、レコーダーをみきおが拾う偶然は出来過ぎだし、共犯の可能性がありそうな田
中正志と対面したときの主人公の反応が変。もっと疑っていいだろうに。
 とまあ、他にも何だかんだあったと思うけど、割愛。

 物語の舞台が原作漫画では北海道だったのが、ドラマでは宮城に変えられたとの記事
を最近見掛けたんですが、何か理由があるのかしらん? まさか音臼小事件関連で過去
をいじったがために、佐野一家の住居が変わって地震と津波の犠牲になる、とかじゃな
いよね。

 ではでは。





#1295/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/03  21:52  ( 24)
くだらなくはない下らない上り坂の話   永山
★内容
 以前、検索でたまたま引っ掛かった、書き出し小説大賞がなんかちょっと面白くて、
ついつい読んでしまうことがありました。
 よく知りませんが、デイリーポータルZのコーナーで開催されているらしい。
 で、今日これまたたまたま検索でヒットしたので、読んでいると、ん?と思った箇所
が。
 第百八十回の規定部門モチーフ「擬人化一人称」に、月嫁という方の作品、
<おれは上り坂。で、こいつが下り坂。>
 というのがありました。
 この作品に対する選者?のコメントが、「頂上で紹介された。」となっていて、ん?
となったです。
 頂上で紹介されたのであれば、「おれは上り坂」と名乗った方も、下り坂に見えるの
では。
 今まさに上りのクライマックスで、あと数歩で頂上に立つという瞬間、向こう側にあ
る下りの道が見えるのであれば、まあ成り立たなくもないでしょうけど。
 あるいは、下るのを禁止された一方通行の坂があって、そいつが帰り道を指し示して
言ったのなら一応、問題ないかな。
 理屈にこだわるとしたら、坂を上っている途中でこれから進もうとする道が、「おれ
は上り坂。で、そいつが下り坂。」と言ったことにするのがいいかもしれない。「こい
つ」ではなく「そいつ」とするのがポイント。(^^)
 真面目な話、作品を考えた人は、どういう状況を想定してたのか気になります。上り
坂は自分が上り坂と思い込んでいるだけで下り坂にもなるんだよ、ってなニュアンスを
含んでいるのかどうかとか。

 ではでは。




#1296/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/04  21:44  ( 21)
心理描写を残したくなる心理   永山
★内容
 故あって、六千文字ちょっとあった文章を、四千字以内に収める作業に没頭。時間は
要したものの、どうにか達成し、意外とシェイプアップできるものだ、それだけ贅肉が
多かったんだなと我ながら感心&呆れる一方で、縮める作業を行うと、言い回しが似た
ようなものばかりになってくるなあと、改めて感じたです。
 動詞で「〜して、」となっていたところを「〜し、」にしたり、「〜しました」を
「〜します」と現在形に変えたり、「最初の関門」「一番目の関門」「一つ目の関門」
を「第一関門」にしたり。
 あるいは人名で止める形も増やしてしまった。「Xは@@を**した」を「@@を*
*したX」にすると一文字節約になるものの、こればっかり続くと味気ないし、リズム
がおかしくなるので、ある程度はばらけさせないといけない。
 人名と言えば、名前をそのまま書くよりも、彼・彼女などに置き換えた方が短くなる
ので、多用しました。すると今度は彼・彼女の連続が何だかイラッときて(^^;、主語で
省けそうなところは省いていったら、意外とよくなったような気がしたです。
 もちろん、そんな細々として手直しだけでは二千文字も削れるはずはなく、ばっさり
捨てた部分もあるのですが。
 短いシーンを丸々カットするのは、話の流れがすっきりする効果があり得るのでまあ
いいのですが、心理描写の一部をなかったことにするのは、結構嫌でした。特に最初に
書いたときに、これいい感じで書けているなと思えていたくだりだと、最後まで残した
くなるものだなあ、と。

 ではでは。




#1297/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/06  20:33  ( 22)
小は大を兼ねない   永山
★内容
 分量の短い拙作のUP先を、誤って長編ボードにしてしまいました。すみません。
 執筆時に、書式設定が変更されていたことに気付かず、ページ数だけ見てこんなに長
い訳ないのに変だなーと感じつつ、長編ボードの方に上げてしまった次第。上げた直後
に、本来の行数が出るので、そこで気付きました。
 短編ボードへの再UPも考えましたが、削除してボードに穴をあけるのも何だかなー
と思い、また、長編化できなくはない内容だとも思いましたので、将来を見越して(^^;
そのままにしておきます。あしからず、ご了承ください。

 新型コロナウイルス流行でイベントの中止や延期、無観客開催などが相次ぐ中、プロ
レスでは以前、新間寿が会長を務める団体が開催を発表して、大丈夫かいなと思いまし
たけど、他にも予定通り開催する団体が多いみたい。中止や延期にしたら、経営的に危
ないところは立ち行かなくなる恐れがあるので、やってしまいがちなんだとか。それだ
け小規模なプロレス団体が国内で乱立してる証でもある。
 それで開催した結果、感染者を出す、感染元になるなんてことにもしもなったら、取
り返しの付かないイメージダウンになりそうですが。

 初めて生で観たプロレス興行で、セミファイナルに出ていた外人レスラーの訃報が出
てた。全くメジャーでない、中堅選手で、しかも当時は覆面を被ってゲシュタポという
リングネームだった(今なら無理?)。初めて生で見た覆面レスラーってことにもなる
なぁ。合掌。

 ではでは。




#1298/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/07  19:53  ( 31)
ふーんで終わった……   永山
★内容
 NHKで放送のドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』最終回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 あれ〜、期待外れに終わってしまった。第五話から最終回に跨がる前中後編エピソー
ドが、一番退屈だった。初回から第三話までは、なかなか面白くて、第四話でホラー風
味が交わって、ちょっと変だな、でもたまには変化球を入れるのもいいか、と納得して
いたのですが……このラストのエピソードには惹かれなかった。よくあるハードボイル
ド調って感じで、本格としての魅力が感じられず。
 68会の面々の行動がおかしい。その趣味とか動機とかはともかくとして、同じ会の
メンバーの娘を巻き込んだのなら、早めに知らせておかないとだめだろう。知っていな
がら面白がって?放っておくから、そのメンバーが探偵に捜索依頼を出し、ことが公に
なるきっかけとなっている。仲間の刑事が隠蔽してくれるから大丈夫と、高を括ってい
た? にしても脇が甘いにもほどがある。
 勝ち組・金持ちのくせして、これだけの行為をさせておいて成功報酬が二百万円。し
かもだまして参加させているから、仮に成功者が出ても、二百万じゃ口止め無理だろう
し、元から支払う気があったとは思えない。作中で、何度となく「ゲームだ」と言い訳
していたけれども、参加者に報酬を払うつもりがない時点でそのゲームのルールすら守
っていないことになる。こういう綻びが、キャラクターとしての悪役を台無しにしてい
るんじゃないかしらん。
 ついでに、参加者もおかしい。eスポーツ隆盛のご時世だしゲームするだけで二百万
円という誘い文句に乗ることはとやかく言わないけど、成功率を聞くとか、成功した人
からじかに話を聞くとかしたようには見えない。ゲーム参加で二百万円なんてイベン
ト、いくら秘密裏にやろうと、どれだけ口止めしようと、高校生ぐらいの女の子が何人
もチャレンジしていたら、成功失敗に関係なくネット等で話題になってしかるべきなの
に、全然そうなっていない。この事実一つ取っても、説明を求めて当然なのに怪しまず
に参加するものだろうか?
 と、文句ばかり並べましたが、どうやら原作のジャンルは結構ばらけているみたい
で、統一感のない連作物になったのは映像化に当たってのチョイスに問題があったのか
も。端からハードボイルド系だと分かっていたら、まあまあ観られたので。
 あ、「世界で最も不運な探偵」というフレーズは結局、余計だったと思う。

 ではでは。




#1299/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/08  20:15  ( 24)
緊急開放、承ったそうで   永山
★内容
 スカパーの番組がちらほら無料になってるなーと思ったら、新型コロナウイルス対策
の一環である休校要請などに合わせて、自宅にいても楽しめるようにというサービスが
緊急決定したんだとか。

 テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第六話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 何だか東川篤哉作品のような雰囲気。本ドラマではそもそもその傾向が強いと個人的
に感じていましたが、今回は特に。新たな登場人物が一気に出て来て、極端な個性のキ
ャラが揃っていたことに加え、刑事が警部と時乃の関係を疑って、最後に「そっちかー
い!」に持って行く辺りは、ラブコメ漫画の定番の流れと言える。これで寒いギャグや
駄洒落があれば、東川作品と区別つかないかも?(^^;
 まあそれは半分冗談ですが、いつもは冴えているトリックや手掛かりのアイディアも
今回はいまいちに感じられてしまい、残念。堅実なんだけど面白みを欠く、みたいな。
今回描かれた事件は、警察が解くべきものに思えた。銃の知識とか、無理にヒロインに
解かせている感が出てる。
 堅実と書いたものの、実効性があるかどうかはちょっと怪しい。厳密に弾道を調べな
いなんてことがあるのかどうか。
 あと、よく知らないんですけど、コカインを注射したらドラマ内で描かれたように、
撃たれた痛みを3〜6時間も感じずに、動かないでいるものなのかしらん? 加えて、
脚部の撃ち方・当たり所によっちゃあ、犯人が改めて銃で撃つ前に被害者は出血多量で
命を落とすことだってありそう。いくら製薬会社勤めだからって、そんなデータまで持
っているのかな?

 ではでは。




#1300/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (        )  20/03/09  12:30  ( 14)
感想>「クリスマスツリーは四月に解ける」  夢乃
★内容
ども、夢乃です。「クリスマスツリーは四月に解ける」拝読しました。

率直に言って、いまいち消化不良な感じです。締めが弱いと言うか。最後の部分で、
もう少し劇的な何かがあると良いのかな、と思いました。乗ってくる新幹線の号数で
「光のマジックの種明かしをする人が乗って来るにはお似合い」(だけ)ではなく、
それが種そのもののヒントになっている、みたいに。
(もしかして、実はそうなっているけれど私が鈍くて気付いていないだけ?)

あ、それと、多分誤字です。

× 背はグラスで真ん中ぐらい、
○ 背はクラスで真ん中ぐらい、

それでは。




#1301/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/03/09  19:45  ( 27)
今度こそあけましておめでとうございますかな?   永山
★内容
感想レス>『クリスマスツリーは四月に解ける』
 夢乃さん、拙作を読んでくださり、ありがとうございます。誤字の指摘もどうもで
す。直しておきます。何でこんな誤字をやらかしたのかが謎。(--;
 内容は、消化不良&締めが弱い、ですか。これっていう強めのテーマがあった訳では
ないのですが、ほんわかした雰囲気の作品を目指していた感じで、それが消化不良の形
で表に出ては全くダメダメですね。
 改めて読み返してみると、拙作『そばいる』にありそうなエピソードの劣化版みたい
になっているかも。分量が短いと伏線をそう張れないので、その分、エピソード自体を
強めにしないといけなかったと反省。

ドラマ感想>
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第八回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 構成上、ずっと不思議に感じていたことがありまして。
 それは、ここまでの展開で、何でタイムスリップを複数回入れたんだろ?という疑
問。 入れるにしたって、行って帰ってくるの往復一回でいいじゃない。その方がス
マートというもの。二回も過去に行けたんだから次にまた失敗しても、もう一回行って
やり直せばいいやってならない?
 一応、過去から戻った現代において犯人がみきおだと突き止めたみたいなナレーショ
ンがあったけれども、現代に戻って来たから犯人が分かった訳でもないような。あくま
でたまたま、犯人が勝手に勘ぐってぼろを出した結果のような気がする。
 で、今回も都合のいい展開はあったものの、ここ数回よりはましだったと思う。主人
公側が後手後手に過ぎるのが気になる。
 音臼小事件が起きなかったことになり、過去の改変が未来にどんな影響を及ぼしたの
か知らないけど、あのとき死ななかった子がこんな大事件を起こした、みたいな展開だ
ったらブラックで結構好きかもしれない。

 ではでは。




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