AWC ◇フレッシュボイス過去ログ



#9227/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  17/03/16  20:41  ( 23)
(仮面ライダー+『酔拳』)×ファンタジー   永山
★内容
 WOWOWで放送の中国歴史ドラマ「三国志〜趙雲伝〜」第二回を録画視聴。今回も
一応、ネタバレ注意です。
 前回の終盤から、趙雲が銀色の面を被って鉄面侠と名乗り、一帯を力で支配する山賊
と敵対しています。さらに剣の件(苦笑)で、董卓の配下の者からも捜索されている。
一方で趙雲らは、もう一本の剣の持ち主を探している。しばらくはこの流れを基本に進
む模様ですが、所々に挟まれるエピソードがユーモラスな味付けをされているのが特徴
的。たとえば董卓の配下連中に、宿(家?)へと押し入られた趙雲は素早く身を隠し、
一人残った友人・柳慎の妹・フ児が応対するシーンでは、フ児が悲しい身の上話(作り
話)を聞かせて、部隊長の男を丸め込んで、ごまかすことに成功。その柳慎はもっと上
で、お笑い担当的なところがあって、探している剣の持ち主と間違えた若い女性に一目
惚れするし、結構腕は立つはずなのにその若い女性には一方的にやられる始末。
 趙雲はさすがにシリアスな役どころですが、仮面を付けて戦う辺りは、子供向けの特
撮ヒーロー物めいています。また、李仁定に弟子入りを志願するくだりなんかは、ジャ
ッキー・チェンの初期作品を連想させられ、やはりユーモラス。
 他には、王允とその養女の貂蝉が、打倒!董卓を目指して、まず呂布に接近するエピ
ソードも描かれましたが……何でこうなるのかいまいち分からん流れでした。貂蝉が密
書を秘めた流し灯籠を受け取り、そこへ踏み込んだ呂布なのに、割と簡単に疑いを解
く。さらに、王允は密書の内容を利して、董卓に取り入ることに成功するけど、目的を
同じくするいわば仲間を売る形になっているのが、何ともかんとも。
 依然として多いワイヤーアクション等と相俟って、微妙な出来映えだとは感じます
が、今風の三国志と思って観れば楽しめます、多分。

 ではでは。




#9228/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  17/03/17  20:06  ( 24)
幽霊の正体見たり超能力   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「増山超能力師事務所」第十一話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
 今回も先週と似たり寄ったりの出来映えで、決してよくない。気持ち悪くない分、ま
しかなという程度。
 依頼がいわゆるポルターガイスト現象の解明なんですが、超能力の存在が公に認めら
れている世界で、心霊現象は謎なのか?というのがまず疑問。他の心霊現象ならまだし
も、ポルターガイスト現象なら超能力の念動力等と被るからなおさら。しかも、調査す
る側も最初から超能力である可能性を考慮しているにもかかわらず、その調査方法が理
解しがたい。これまでの回では、超能力が使われた痕跡を数値で捉えられる計測器(ま
たは計測法?)が登場していたのに、今回は影も形もなし。何故、数値を測定しないん
だろ? 警察しか使えないのか? それならそれで、警察しか使えないってことを示さ
ねば。
 それから、超能力は普通、幼少期に発現するものであり、十七〜二十歳ぐらいで突如
超能力が使えるようになるのはおかしいという“常識”を理由に、心霊現象である可能
性を追ったようですが、その“常識”に例外があることもまた、調査側は知っていた様
子。だったら、その例外の可能性を先に検討すべきだろうに、何故か後回しにする。作
り手の都合が透けて見えるようです。
 あと、増山所長の妻に関する事件?も、やっと明らかな形で動き出しましたが、「彼
女の能力をある人物が狙っている」とする流れが、唐突で意味が飲み込めない。増山の
妻の能力って、謀略じみたやり方で狙うほどたいそうなものには思えない。以前の感想
にも書いたように、この物語世界での超能力の位置づけがはっきりしないのが、そもそ
もの原因ではないかと感じます。

 ではでは。




#9229/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  17/03/18  07:46  ( 32)
佐七の〆   永山
★内容
 復旧が遅れる可能性なきにしもあらずってことなので、念のため、早めに一日一書き
込みをば。

 BSジャパンで放送の時代劇ドラマ「人形佐七捕物帳」第十二話『音羽の猫』を録画
視聴。ネタバレ注意です。と言っても、今回は倒叙推理なので、犯人は冒頭から明らか
にされますが。
 江戸で偽金が見付かり、まだ手掛かりが何ら得られないでいた。そんなとき、佐七の
子分の一人である巾着の辰五郎が、親しい仲の遊女・お咲を殺した疑いで、岡っ引き・
鳥越の茂平次に捕まる。遺体のそばに辰五郎の煙草入れがあったのを証拠とされたのだ
が、辰五郎の話では、お咲を訪ねた折に忘れた物だという。佐七は茂平次に土下座まで
して、三日間の猶予をもらうと、真の下手人を見付けるべく奔走する。辰五郎が言うに
は、お咲のかわいがっていた白猫がおり、辰五郎が珍しい爪だからと面白半分に切って
しまった。その爪には金色の粉が一面に付着していて、調べてみると本物の金だと判明
する。白猫の飼い主らしいとして名前の挙がった、旗本の元囲い者であるお銀の屋敷に
出向くが、はぐらかされて大した情報は得られぬまま、行方知れずになっている白猫を
探すよう頼まれる。
 お咲の身辺を当たると、彼女には将来を約束した芳太郎という錺職人がいたが、二ヶ
月ほど前から姿が見えないという。行方を追う佐七だったが、芳太郎もまた死体となっ
て見付かる。首吊りに見せ掛けてあったが、他殺の可能性が高い。そして芳太郎の手の
爪にも、金の粉が。――この辺りまでが中盤。
 何だかんだあって、お銀が犯人として捕まる訳ですが、その決め手が、佐七が言わな
い内から、被害者の職業をお銀が口走ったから、というもの。無論、捕物作品におい
て、科学捜査を押し出す訳に生きませんから、こういった証拠や手掛かりが多くなるの
は仕方がないのでしょう。ただ、多すぎる。今回ドラマ化された人形佐七シリーズのエ
ピソードでも、繰り返し使われていました。さすがに芸がないと思う。この第十二話は
猫が出て来るのだから、そちらを証拠につなげるといった工夫の余地があるだろうに、
勿体ない。
 この十二話で終了となりましたが、続編は作られるのかな? 特に伏線や拾い残した
挿話はなかったと思いますが、佐七役の要潤はまだ見た目若いし、原作はたっぷりある
から、それなりの反響があればまだまだ作られそう。

 ではでは。




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