AWC つっこみのつき らいと・ひる



#1543/3055 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (lig     )  20/09/21  19:45  ( 93)
つっこみのつき らいと・ひる
★内容                                         20/09/21 19:47 修正 第2版
 この書き込みは永山さんの作品「きづきのつき」のネタバレ要素が含まれているの
で、まだ未読の方は、続きを読まれないことをオススメします。










※ネタバレ回避改行
******************************














>感想?

 永山さんの「きづきのつき」を拝読しました。といっても、ちょっと特殊な状況で読
んだので、あまりまともな感想は言えないのでご容赦ください。

 経緯としては、夢乃さんの「感想>きづきのつき」を全て読んでしまい、それで内容
に興味を持って、改めて永山さんの作品である「きづきのつき」を拝読しました。

 なので、事前にネタバレを知っていての上で読んだので、かなり特殊な感想となって
います。

 まずはタイトルが永山さんらしくていいですね。きづきの「月」とつきをかけている
という、オヤジギャグにならない程度のお洒落感とシンプルさはさすがだと思います。

 鬼月とかけて、旧暦7月1日を舞台にしていたら、さらに素晴らしかったのではないか
と考えたり。

 さて本編についてですが、その前にまずは私個人が知っている吸血鬼の設定について
話しましょう。

 「ポルフィリン症(またはポリフィリア症)」という病気がありまして、太陽光など
の刺激によって過敏症を引き起こし、身体にダメージを受けるものがあります。

 太陽光線には「紫外線」「可視光線」「赤外線」が含まれていますが、光線過敏症を
起こす光線の多くは紫外線(UV)と言われています。

 吸血鬼の設定の元ネタになったのではないかという説もある病気ですね。まあ、他に
もいろいろ諸説はあるので、私のこの意見が正しいわけではないことは予め言っておき
ます。(※ドラキュラのモデルとなったヴラド3世のことも知っていた上で書いていま
す)


 さて、吸血鬼は太陽光を浴びて灰になるわけですが、原因は紫外線ではないかと考え
ています。(吸血鬼が実在しているわけではないですが、設定として理詰めで考えるな
らそれが自然でしょう)

 ここで本編でも重要な鍵となった月の存在を考えてみましょう。

 月光は太陽光の10万分の1程度の紫外線量と言われています。さらに紫外線にはA波と
B波の2波があります。

・A波はゆるやかに確実に肌の奥まで届き、ダメージを与えるもの。
・B波は肌の奥に届くことはないが、その力はA波の数千倍を誇ります。

 通常「日焼けする」のはこのB波によるものです。
 ところが月の表面はこのB波を反射しないようにできています。
 このおどろくべき偶然により月光による月焼けはしません。

 以上のことから、吸血鬼は月光の下でも行動できるわけですね。

 まあ、私が何にツッコミたかったかはもうお解りになると思います。

 とはいえ、言葉遊びの短編にケチ付けるってのも無粋でしたね。そこのところは反省
しております。



 投稿するのも久々だし迷ったのですが、吸血鬼の設定があまりにも滑稽なので思わず
書き込んでしまいました。


 ちなみに最近(もう何十年も前から)は、デイウォーカーという昼間でも出歩ける吸
血鬼が主流となりつつあるように思えます。

ではでは。




#1544/3055 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1543 ***
★タイトル (AZA     )  20/09/21  21:09  ( 32)
きづきのつきのきづかないふり   永山
★内容                                         20/09/21 21:12 修正 第2版
読了もしくは感想レス>『きづきのつき』 ※ネタバレ注意
 らいと・ひるさん、拙作を読んでくださり、ありがとうございます。

 本作は、某小説投稿サイトに別名義で上げていた物を取り下げて、こちらに持って来
た物でして、改題しております。某サイトにてつっこまれるほど読者に読まれなくてよ
かった。(^^;
 お褒めいただいたタイトルに比べると、元のタイトルは恐らく捻りすぎで何のこっち
ゃになっていた気がするので、改題後が正解だったのでしょう。

 光。
 なるほどそのような偶然が。A波やB波は何となく聞いた覚えがあるようなないよう
な……。
 この手のモンスターを創造した作者は、そのことを知っていたのかどうか、気になる
ところです。
 で、ちょっと検索してみたら、原点たるブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』
においてドラキュラ伯爵が夕陽を見つめるシーンがあるとか。まだ作品そのものには当
たっていませんが、驚きました。

 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第一部や第二部に出て来る石仮面による吸血鬼も同じ
か〜。サンタナは人工的な紫外線で封じ込められたと記憶してるけど、あの光の詳しい
データって記述があったかしらん?

 ポルフィリン症。
 これは昔々、テレビ番組で見たことがあります。実際に症状のある方々には申し訳な
いですが、知った瞬間に吸血鬼の元ネタなんじゃないかと思った覚えがあります。これ
を元に吸血鬼の話を書こうと色々設定を作り込んだあと、すでに広く唱えられている説
であることなどを知り、作品化せずにお蔵入りにしました。あ、ドラキュラのアルファ
ベット綴りを逆から読んでアルカードというネタも思い付いて取り入れていたのです
が、やはり同じ発想の作品がすでにあると知ったのもお蔵入りさせた理由の一つ。
 発想のネタ元バレバレでもいいから書いてみたいとは思っているのですが。

 ではでは。




#1546/3055 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #1544 ***
★タイトル (AZA     )  20/09/23  20:11  ( 31)
えたるとぼつ   永山
★内容                                         20/09/24 14:10 修正 第2版
 前々日の書き込みにて、作品の執筆が止まったり、書き出す前に没にしてお蔵入りす
るケースについて書きました。自分にはこれまでどんなケースがあったかを、ちょっと
思い起こしてみた。

 やっぱり多いのが、同じような発想が先行作品にあると知って書くのが止まるケー
ス。前の書き込みでいうとポルフィリン症やドラクールですね。
 UNKNOWNをアノンに通じさせる言葉遊び?に、同じような発想があると知っ
て、『アノンサーガ』は続きを書く気力が徐々に薄れてしまった。軍師の策を考案する
のがあまりにも大変だというのもありますが。すでに背水の陣と似たようなことをやっ
ていました。(^^; 兵法書が伝わっていることにすれば、史実にある兵法・策をファン
タジー世界の軍師が行使してもある程度は許容されるのかな?

 塔のてっぺんの部屋に一人で籠もった人物が云々という謎を考えていたとき、法月綸
太郎の『誰彼』(講談社ノベルス他)を知って、これは完全に見劣りする、だめだぁ〜
と没にしたこともありました。今なら「しょうがない。短編で使うか」と切り替えると
思いますが、その当時は長編で使うことにこだわっていたもので。

 他には……読者からの感想で今後の展開を予想され、それが当たっているときや予想
の方が面白くなりそうなとき。これは困る。(^^; 変えられるときは変えますけど、無
理なときはお手上げ。

 エピソードはできているけど大事な作品なので心身ともに万全なときに書きたい。こ
れに当てはまるのは『そばいる』。すまんこってす。
 もっと面白くなるはずだったから書き直したい、よりよいアイディアが閃くのを待っ
ている。これは連作物が一つに、連載物が一つ。一応、ともに推理物。特に連載物の方
は時間が経ち過ぎて、その当時の社会でどんなことができてどんなことがまだできなか
ったのか、確信が持てなくなってきた。(--)
 愛着がわいて終わらせるのが惜しくなった。このケースはさすがにないですが、惜し
くなることはあります。(^^;

 ではでは。




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