AWC しのぶくれない   永山



#409/1003 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/04/02  20:30  ( 33)
しのぶくれない   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「闇の伴走者〜編集長の条件」第一回無料放送を録画視聴。ネタ
バレ注意です。
 フリー編集者の醍醐真司は、大人向け漫画雑誌ブレイブの立て直しを、出版元の想起
社の社長らから請われるが、自分はそういうタイプではないと難色を示していた。だ
が、元々ブレイブの立て直しを引き受けて編集長に就いた南部正春の名を聞き、少し興
味を惹かれる。さらに、南部が大人向け漫画誌のヒットの法則を知ったが、それを実践
すると消されるかもしれないと語っていたこと、それからしばらくしてビルの屋上から
転落死を遂げたことを聞かされ、醍醐は決意する。要請を受けてブレイブ編集長になっ
た醍醐は、社長に呼ばれて、想起社を訪問してきた女調査員と会う。その調査員、水野
優希とはかつてある事件の解決のために協力して動いたことがあり、顔馴染みであっ
た。
 水野が想起社を訪れたのは、アジマプロからの依頼で、ある漫画原稿に纏わる調査の
一環だった。今は亡き漫画家の阿島には、長らく行方知れずになっていた漫画原稿があ
り、その一つ『紅忍者』の生原稿が、アジマプロへ郵送返却されてきたのが発端。差出
人は、南部正春。南部は、その原稿を送って間もなく、死亡していた。
 水野が元刑事から聞き出した情報によると、南部の死は酒に酔っての事故と判断され
ていた。だが、南部は癖のある人物で、編集者や漫画家等から恨みを買っていた。そこ
へ加えて、「消されるかもしれない」という呟き。他殺の疑いも出て来た。そんな折、
南部の借りていたマンションの部屋から、新たな漫画原稿一枚が見付かる。作者不明の
それはサイズも不自然で、並行して走る二組の線路を俯瞰図として描いたようだった。
 一方、醍醐は編集員の一人で正社員の綿貫なる男が出した領収書の中に、ある聞き慣
れない企業名を見付け、そこから南部の死は他殺である疑いをより強く持つ。
 粗筋はだいぶ省略してこんなところ。漫画や漫画雑誌に関する蘊蓄を織り交ぜて、軽
妙な調子ながらシリアスに進んでいきます。
 前作「闇の伴走者」がそこそこ楽しめたので、今回もそれなりに期待しています。古
田新太演じる醍醐と松下奈緒演じる水野のコンビは、二作目とあってか板に付いてきた
感じ。他にも個性の強い、あくも癖もある役者が揃っているので、視聴者としては煙に
巻かれぬよう、眉に唾を付けて観る必要がありそう。
 あと、ストーリーとは全く関係ないけど、本職の漫画家二人が、架空の漫画家の作品
を描く形で製作協力していて、タッチを見ただけでその漫画家だと丸分かり。作中で、
その漫画はけなされる位置づけなんですが、いいのかしらん(笑)。

 ではでは。




#492/1003 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #409 ***
★タイトル (AZA     )  18/06/07  22:22  ( 34)
およそ二ヶ月ぶり   永山
★内容
 気になるニュースが多くて、何か書こうと思ったものの、絞れなかった。
 てことで、ドラマの感想。

 WOWOWのドラマ「闇の伴走者〜編集長の条件」第二回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 これまた初回を視聴してからだいぶ時間が空き、忘れかけていましたが、公式サイト
の粗筋紹介などを読んで記憶を補完。
 想起社の漫画雑誌「ブレイブ」の編集長に就いた醍醐は本来の力を発揮し、掲載作品
の質を高めると同時に、編集者達の意識にもよい影響が出始める。同時に、不良?社員
である綿貫の動向にも注意を払い、金の出入りにおかしな点があると、社長及び専務に
伝える。すると専務が「この件は私が」的な申し出をしてきた。醍醐は訝しみつつも、
表面上、それを受け入れた。
 一方、調査員の水野は、ブレイブ編集部のバイト・伊東とともに、漫画原稿の調査を
続行。出所を探る内に、ある古本屋に行き当たり、そこの主人・三浦から画稿の故買物
件を扱う古本屋リストを入手する。その中の一つ、コミックスープレックスは、綿貫が
毎月定期的に不審な金の入れ方をしていた先だった。さらに、想起社の創業者と、綿貫
の祖父とは大金に基づく面識があり、強い結び付きを感じさせる写真の存在も明らかと
なった。
 醍醐と水野は、転落死した南部の死に様がある漫画のシーンに似ていること、また、
南部の残したメモから彼が昭和の未解決事件を題材にした、ノンフィクションに見せ掛
けたフィクション漫画を誰かに描かせようとしていたことを知る。加えて、南部が死亡
したのと同時期、一家皆殺しの殺人事件が発生したせいで、南部の一帯はろくに解剖さ
れずに事故として処理されたことも掴む。もし南部の死が他殺だとしたら、鍵は南部が
死ぬ前に送ってきた漫画原稿にあると踏んでいる。その出所を探るべく、水野は偽名で
コミックスープレックスに査定依頼の電話を掛けた。
 ――粗筋はこんな具合。警察の捜査がないせいか、多少、とっちらかった感はあるの
ですが、南部の死の真相を突き止めるという目的が明確なので、軸がぶれずに進んでい
きます。
 脇道も面白い。醍醐が見せた編集長としての顔や、それに対する漫画家や編集者の反
応の描き方がしっかりしていて、視聴者も納得できる。枝葉と呼ぶには結構大きいし、
本筋へのヒント(多分)につながるエピソードなんでしょうけど、こうした丁寧な作り込
みは好感が持て、非常にいい。

 ではでは。




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