AWC @コラム391 心臓取られた小泉首相  ヨウジ


        
#7686/7701 連載
★タイトル (CKG     )  01/11/26  14:26  ( 55)
@コラム391 心臓取られた小泉首相  ヨウジ
★内容
いよいよ構造改革も正念場に来て
小泉内閣として何か目に見える成果を
出すことが期待されていましたが、
国民が落胆する内容となってしまいました。
まず、今年度の国債発行額30兆円の枠が守れなかったこと。
抵抗勢力の圧力に負け旧態依然の財政出動による公共事業等
2.5兆円の第2次補正予算を出してしまったこと。
国の保有資金から支出するから国債の増発には当たらないと言い、
だから今年度の国債発行額30兆円の公約は守ったと言っていますが、
これは「@コラム390」で述べた通り目くらましに過ぎません。
つまり国債償還費として取ってあるものを使うので
将来、その分国債償還費が足りなくなり、
他から穴埋めしなければならなくなるからです。
その「他」が支出を切り詰めることで捻出するものなら
実のある公約遵守と言えますが、
そういう保障はどこにもありません。
国民が忘れた頃、国債発行で穴埋めすることになるわけです。
国債発行枠の意義とは
名目的、表面的な国債発行額のことではなく、
行政の借金依存体質を改めることにあるわけです。
歳入に見合った歳出をし財政規律を確立することにあるわけです。
だから、小泉首相は国債発行額の枠を守れなかったことになります。
小泉首相は初心を忘れ、段々、詭弁、誤魔化しが多くなって来ました。

もう一つは特殊法人改革です。
目玉の道路公団改革が抵抗勢力の圧力に負け
大幅な妥協をして骨抜きになってしまったこと。
当初、公団の借金償還期間は30年という前提条件で
道路整備を見直すことになっていたものを
50年にすることを飲んでしまったこと
これにより現在でも返済不能な程の
巨額の赤字があるにも係わらず、
今後とも採算の合わない公共事業を続けることを許してしまったこと。
改革の大幅な後退となりました。
国民の目から見れば抵抗勢力が改革の方針に従ったというより
抵抗勢力と密約を交わし改革が骨抜きになったという印象を受けました。
このことは取りも直さず、
その分、国民負担が増え、福祉が削られ
国民生活が苦しくなることを意味します。
良い思いをするのはトライアングル関係者だけです。
「妥協」の小泉に変身。
改革の行く末が危うくなりました。


                         ヨウジ
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P.S.抵抗勢力との交渉が決まった直後、
    あの人はニヤリとし「心臓取ったり」と言いました。
    小泉首相の心臓を、ライオンハートを・・・




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