AWC @コラム384 米国は9月11日以降も変わっていない ヨウジ


        
#7670/7701 連載
★タイトル (CKG     )  01/10/03  22:17  ( 53)
@コラム384 米国は9月11日以降も変わっていない ヨウジ
★内容
テロ事件があった9月11日以降アメリカは変わったというが、
私は何も変わっていないと思う。
ソ連が崩壊し、冷戦後唯一の超大国となった米国は
その圧倒的な経済力と軍事力に物を言わせ
ここ数年横暴さが目立っていた。
特に現ブッシュ政権になってからは単独行動主義と言われ、
米国の反対で国際条約がことごとく潰されて来た。
世界規模の通信傍受(エシュロン)の悪用疑惑。
政治・経済分野における国益優先のための二重基準(ダブル・スタンダード)。
京都議定書からの一方的離脱宣言。
国益のため地雷や銃の規制の国際条約に反対。
パレスチナ問題で国連決議に拒否権発動。
CTBT批准の拒否。
EUやロシア等世界各国が反対する中での
ABM条約の一方的破棄とミサイル防衛構想の推進強行等々・・・
テロ事件はちょうど米国の横暴が頂点に達したところで起こった。
確かにテロ事件への対応でブッシュ政権のイメージは一変した。
単独行動主義から国際協調主義へと変わった。
滞納していた国連の分担金も方針転換して一部支払いを決めた。
しかし、これは報復攻撃とテロ撲滅のためには
どうしても世界各国の協力が必要だったからだ。
つまり、国益追求のための国際協調なのだ。
国益優先は利己主義から来る。
単独行動主義も自己中心的発想と利己主義から来る。
よって、米国は利己主義ということでは
9月11日以降も変わっていないと言える。
冷戦時の共産圏勢力に代わって出てきたテロの脅威が
米国の横暴を一時的に抑えているに過ぎない。
ブッシュ政権が率いる米国が
これを切っ掛けに良識を取り戻し、
これまで世界から厳しい批判を受けてきた諸問題についても
利己主義を改め国際協調主義を優先させることができれば
世界の未来は明るくなり、
テロリズムの根もなくなるのだが・・・


                     ヨウジ
*--------------------------------------------------------------------*
| Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2   |
| PC-VAN:CKG36422  e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp                     |
| NIFTY :BXC02020  e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp |
| Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/                       |
*--------------------------------------------------------------------*

P.S.戦争という破壊行為では生活できないばかりか、
    経済の足を引っ張るだけである。
    人類全てにとって戦争はできれば回避すべきものである。
    結果としての戦争に対処するより
    戦争に至った根本原因をなくすことの方が何十倍も重要である。
    犯罪には必ず動機がある。
    金、権力、名声、性、嫉妬、怨恨、等々・・・
    テロの動機は何か?
    テロリストを殺せば済むのか?




前のメッセージ 次のメッセージ 
「連載」一覧 ヨウジの作品 ヨウジのホームページ
修正・削除する         


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE