AWC いわゆる“信用できない語り手”   永山


        
#1755/1767 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/04/04  19:56  ( 41)
いわゆる“信用できない語り手”   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「インフルエンス」第三回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 真帆が友梨に代わって里子の祖父を密かに転落死させた件は、事故と判断された。里
子は有利に礼を言うが、友梨は自分は手を下していない、あれは事故だと押し通す。そ
の後、三人は深く関わり合いを持つことなく卒業を迎えるが、直後に不審に思った里子
が、友梨と真帆を呼び出して問い詰める。真帆は里子の祖父殺害を認め、友梨のために
やったことだ、あなた(里子)は目的が達成できたんだから文句ないでしょうと言い放
ち、さらには友梨が自分のために殺人をしてくれなかったことが悔しいんでしょうと里
子へのライバル心を露わにする。里子は真帆が犯行時に落としたと思しきボタンを保管
しており、それを持って警察に行くことを匂わせる。険悪なムードになった二人を仲裁
し、友梨はこんな目に遭った私達三人が幸せにならないのはおかしい、幸せになると約
束しようと言ってその場を収めた。別れ際、真帆は友梨に「里子が私に何か仕掛けてき
たらあなたが里子を殺して」と言い置いて行った。
 それから六年後、書店で働くようになっていた友梨は、本の在庫の有無を聞かれたの
をきっかけに、男性公務員の夏目と親しくなる。だが、友梨はかつて真帆を助けるため
に男を刺した体験故、今でも包丁を使えず、料理で切る必要があるときはハサミを使っ
ている。そんな女が幸せな結婚生活を送れるはずがないと思い、交際に踏み切れないで
いた。そんな折、里子から連絡があって、久しぶりに会ってみるとホステスをしていた
ときに知り合ったと年上の男性と結婚し、子供もいるとのこと。
 里子が幸せになっている様を目の当たりにして、友梨の心にも変化が生じた。夏目の
誘いに応じて、デートから始める。
 と、今度は真帆から連絡があって、久々の再会を友梨の自宅で果たす。真帆は小さな
女の子を連れてきていた。彼女によれば結婚して子供も生まれたがDVに遭って困って
いるという。そして友梨に、夫を殺してくれるように頼んできた。六年前の記憶が甦っ
た友梨は、真帆の幸せを守るためと自身に言い聞かせるようにして引き受ける。
 真帆が子を連れて実家に戻っている間に、友梨は真帆から預かった鍵を使って家に侵
入し、夫を刺殺する。ところが現場から立ち去り、バスに乗り込んだ友梨は窓の外、道
路の向こうに立つ真帆と目が合った。アリバイ作りで実家に帰っているのではなかった
のか? その後、友梨は実家に帰ったとき、母親から真帆についての話を聞く。真帆は
結婚せずにばりばり働いているらしいのだ。では友梨が殺した男は一体誰?
――以上のようなところが今回の粗筋でした。
 俄然、面白くなってきた。反面、無理もたくさん通している筋書きですが、まあ勢い
で気にならないくらいになってきたかも。
 前にも触れた通り、ドラマの大部分は現在の友梨(と称する女性)が語る過去、とい
う形でしかなく、どこにも事実である証拠はありません。今回は話を聞いている及川が
裏付けを取るべく、当時友梨ら三人の女子生徒が暮らしていた団地を訪れるも、里子及
び真帆の家族は引っ越したあと、友梨の家の表札は出ていたが住人とコンタクトを取る
前に、友梨からの電話が入ってうやむやに。この辺の匂わせ、思わせぶりが終盤でどう
効いてくるのか楽しみにしてるんですが、一方でハードルを高くしすぎるのもよくない
だろうと予感が働いております。(^^;

 ではでは。





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