AWC 誰も逃亡しない   永山


        
#1750/1767 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/03/30  21:32  ( 46)
誰も逃亡しない   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「トッカイ 〜 不良債権特別回収部 〜 」第十一回を録画視聴。
ネタバレ注意です。
 トッカイの若い男性メンバーが処理した案件が詐欺に当たるとして、検察が動く。社
長の東坊はまったく関知していないことであったが、書類に押印しており、監督責任に
とどまらない様子。
 誰が情報を検察に漏らしたのか。不正な取り引きに関わっていない限り、知りようが
ない。調べていくと、債権回収先の会社社長が別の罪で捕まった際に、交換材料として
録音していたテープの中身を聞かせたものらしい。本来、回収される側からすればトッ
カイ憎しの感情もあって、今度の動きになったと思われた。
 ただしテープには改竄した(切って中を抜いてつなげた)痕跡があり、証拠能力とし
ては甚だ弱い。検察側も決め手を欠いているが、一度拳を振り上げたからには黙って降
ろす訳にも行かず、落としどころを探っている。そのことを仄めかされた東坊は、自ら
の首を差し出すことで丸く収めるように頼んだ。
 その後、東坊と若手メンバーは起訴見送りで釈放。東坊は回収機構の社長を辞するだ
けでなく、弁護士資格も失うことになった。
 これにほくそ笑んでいたのが政府。東坊は国民人気が高く、次期首相候補とまで囁か
れていたが、政府与党にとって目の上のたんこぶとなっていた。さらに、役所や銀行と
真っ向対立するようなやり方をされるのも困る。実際、脆弱なテープの証拠で検察が動
いたのは、政府の意向が働いたのかもしれない……。
 それからしばらく経って、柴崎班長の元へ電話が入る。東坊が心筋梗塞を起こし、そ
のまま亡くなったという。絶句するトッカイの面々。
 通夜と葬儀が執り行われ、トッカイメンバーも皆で手伝う。政府からも与党からも弔
問どころか、花一つ届けられなかった。そんな中、辞職願を出すも自宅待機扱いになっ
ていた若手メンバーが弔問に来るも、入りづらそうにしている。気付いた元の仲間に呼
び入れられ、男性メンバーは遺影の前で土下座をして不義理を詫びた。
 翌日、班長は住専問題処理を主導してきた役人を待ち構え、花一つ出さないのは何故
なのかと問い質す。上面だけの悔やみを述べる役人に、班長は東坊の遺志を継いで仕事
をやり遂げると宣言して立ち去った。
 回収業務はいよいよ“京都の怪商”仁科の金の流れを掴みつつあった。カナダの金融
機関を利用し、タックスヘイブン制度のあるケイマンに置いた六つものペーパーカンパ
ニーに分散し、香港を経由した上で、仁科が高校時代の友人にやらせているガソリンス
タンドへ増資名目で戻って来ている。だが、その金が、仁科が借りた金である確かな証
拠がない。仁科と仁科の旧友との関係を聞いた班長は、嫌々やらされているのではない
かと踏んで、その旧友を直に攻める作戦に出た。その結果、保管してあった書類のコ
ピーから、証拠として使えそうな物が見付かる。これで仁科を逮捕できる!
 しかし帰国した仁科は、警察に捕まっても余裕の笑みを見せるのであった。
 ――以上が粗筋になります。次で最終回とあって、佳境に入ってきた感、盛り上がり
が凄い。東坊の死は実に情感に訴える描き方をしてあって、感動ものでした。
 どこまで事実に即しているのか、気になる。モデルとなった弁護士も人気があって、
国民からの支持も高かったけれども、晩節を汚したイメージが強かったんですが。実際
にはこんなことが起きてたのかしらん。
 前にも触れた専門用語を知らないメンバーが、今回も似たようなやり取りをしてまし
た。ここまで繰り返されて、ようやく合点が行った。これ、ネタとしてわざとやってる
のね。そう捉えるなら笑える……と言えなくもない。(^^;

 ではでは。





前のメッセージ 次のメッセージ 
「◇フレッシュボイス2」一覧 永山の作品
修正・削除する コメントを書く 


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE