AWC それぞれのキャラ   永山


        
#1742/1767 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/03/22  21:09  ( 37)
それぞれのキャラ   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「トッカイ 〜 不良債権特別回収部 〜 」第十回を録画視聴。ネ
タバレ注意です。
 官民合併して会社名は新しくなるも、やるべき仕事は同じという、通常のドラマでも
結構あるあるな展開。(^^; 現実でも似たようなものだったんでしょうから、おかみが
いかに無駄なことをやっているのか、あるいは天下り先を増やすことにかけては労力を
惜しまないかの証なのかも。
 仕事は変わらないと書きましたが、社長の東坊は別の仕事も抱え込もうとしていた。
優れた技術を有する町工場を守るためには、単に債権回収するだけでなく、よりよい解
決策を考えていかねばならない。そもそも住専問題で苦しんでいる町工場の多くは、バ
ブルが周りで勝手に膨らんで、勝手にはじけて、恩恵には何ら浴することなく、悪影響
ばかり被ってしまった。これを見捨てていては日本の未来はない、との信念に基づく行
動。これが班長にも伝播していく流れは、視聴者の共感を得やすい、うまい作り。
 巨額回収先である仁科は外国へ金を移しており、追跡が困難。そこへ、トッカイのメ
ンバーの一人(女性)が、不正に使われる可能性の高い海外の銀行のリストを持って来
る。かつて信金勤めだったときに加担させられた“飛ばし”で使っていた海外の銀行だ
という。自らの汚点を明かしてまでも回収に力を尽くす姿勢に、みんな感じ入る。これ
を発端にして、徐々に糸口らしき物が見えてくる。
 この、ドラマの本筋から派生して、もう一つ別の流れにつながってくるのもうまい。
女性メンバーに好意を抱いている若手男性メンバーが、彼女が気概を見せた場面では一
緒に奮起するでなく、暗くて硬い表情をしていた。これに気付いた副班長が若手男性に
どうしたんだ?と直に問い質す場面があり(結局そこでは白状しないが)、ただの錆び
た鉄骨だけの建物を十億円分の価値があるものとして回収に紛れ込ませていた件につな
がっていく。ここの何がいいって、若手男性メンバーのちょっとした異変に気付くのが
副班長である点。班長が気付くことにしても物語の流れに影響はないでしょうけど、あ
の班長のキャラでは男女の恋愛的な仲がどうこういう機微には長けていないのが明ら
か。副班長にこそぴったりの役目だと思いました。
 あと、細かいところで、え?っとなったのは、以前登場した大阪の刑事が警察を辞め
て、
合併後の新回収会社に勤めることになった点。実際にもそんなことあったんだろうかと
気になる〜。
 もう一つ。序盤の頃の感想で、専門用語の説明がない、少ない旨を記していたと思い
ますが、今回のエピソード内では「タックスヘイブン」を説明していました。タックス
ヘイブンなら世間一般にも広く知られていると思うんですが、何でまたこの用語をドラ
マ内で、専門家であるはずのトッカイメンバーの一人が他のメンバーに尋ねるという形
で説明したのやら。作り手のバランス感覚がよく分からない。

 ではでは。





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