AWC 志望者が減りそうな   永山


        
#1669/1683 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  21/01/05  20:24  ( 37)
志望者が減りそうな   永山
★内容
 フジテレビ系列で放送のドラマSP「教場2」後編を録画視聴。一応、ネタバレ注意
です。
 充分に及第点に届いている出来映えであるにも関わらず、前作「教場」がとてもよか
ったおかげで、何やかやと欠点が目に付いてしまう。ある意味不幸な作品。
 その「教場」にしても、初ものの珍しさ、インパクト、そして木村拓哉の新境地とま
で評されたはまり役があってこその高評価だと思うので、そういった下駄を履かせる効
果がほとんど消える第二作が厳しくなるのは当然といえば当然。
 純粋に物語としてみれば、警察学校にこんなに体力のない人や資質を欠いていそうな
人ばかり集まるなんてことがあるか?という批判が出ているようですが、そこはもうそ
ういう人達が集まってしまったからこそ、この物語になったという風に解釈すればまあ
収まるのでいいとして。私が個人的に気になったのは、謎の作り方。昨日の書き込みで
も触れたように、容疑者特定の家庭が恣意的で、作り物感が強い。多数いる生徒の中か
らこれこれこういう理由で絞り込んだ、になっていなくて、たまたまおかしな言動をす
る生徒を見付けたので調べてみたら今起きているトラブルと関わっていた、という流れ
になっている。そこがどうもすっきりしない。
 すっきりしないと言えば、問題を抱えていた生徒の症状が、一つのエピソードを乗り
越えることで克服できたように描いてあった点も引っ掛かりを覚えた。本当に克服でき
たと確信できるエピソードならいいんですが、とてもそうには思えない。問題点を浮き
彫りにしただけと感じられるエピソードばかりだったような。
 構成が、全体的に格好を付けたつなぎ方を多用して、分かりづらさを増していたのも
気になった。後に手掛かりになるエピソードをぽいと放り出して、そのあといくつか別
のシーンを挟んでから、手掛かりとしての意味がふっと起ち上がるのは意外感を伴って
いて、決まると観ている側も腑に落ちて凄く心地がいい。でもそればかりやられると、
記憶しておかねばならないポイントがいくつもあって、正直しんどい。さらにいえば、
今回の女性陣の配役は似た髪型・顔立ちの人が多く、区別するのにも通常よりも強く意
を払わなければならなかった。格好よさを優先するあまり、視聴者を置いてけぼりにし
たかのように感じられた次第です。
 今回最も感心したのは木村拓哉の演技。前の「教場」では意外な一面を見せてくれた
的な評価が大部分を占めたように思うんですが、本作の演技は磨きが掛かって、風間と
いうキャラクターを目一杯表現していた。“近寄りがたい”と本心から感じさせる人物
になっていたんじゃないかしらん。それこそ、警察官になろうという人が減ってしまい
そうなほど。

 第三弾の制作を期待させる終わり方をしましたので、また一年後に新作が観られるの
かな。今回以上にハードルは高くなっているかもしれないけど、それでも期待大です。

 ではでは。





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