AWC 消毒液とマスクをミステリに   永山


        
#1660/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/12/29  21:19  ( 26)
消毒液とマスクをミステリに   永山
★内容
 普段は物語の舞台がいつなのかをぼかした、年代不詳の小説を書くことが多いです
が、たまには、今ならではの物をこしらえてみたいなと思いまして。新型コロナの蔓延
っている世界での推理小説の構想を始めたですが、色々と分からないことが多い。
 たとえば、消毒液って乾ききったあとでも検出されるのかどうか。遺体の手のひらを
調べたら消毒液が全くなかった、または残っていた、とすることで次の展開が考えられ
るでしょ。
 アルコール分はすべて蒸発して分からなくなるとしても、消毒液には他にも何やかや
と入っているから、その成分が残りそうな気がするんですが、ちょっと調べた程度じゃ
分からないでいます。(^^;
 残るのなら、消毒液によって個性があるだろうから、「被害者はこの店に寄ったはず
なのに、消毒液の成分が店の物と合わない。被害者は別人じゃないか?」という理屈が
使えるんじゃないかと目論んでいます。
 他にも、スマホに消毒液の成分が付着していなければおかしいのに検出されない、と
か。消毒液のプッシュ部に指紋が残っていなければいけないのに見付からない、とか。

 あるいは、マスク。家の中で殺害し、遺体を屋外で遺棄し、外で殺されたように見せ
掛けるも、遺体がマスクをしていないことがきっかけで偽装を疑われる。
 逆に、殺したあとにマスクを付けさせたが、解剖すると花粉を吸い込みすぎていて状
況が合わない、なんてのも。

 すぐに作品の形になる見込みは薄いですが、ストックしておけばいつか役立ちそうな
予感。
 ……こういう風に前振りして、いかにも二〇二〇年辺りの物語だと思わせておいて、
実は全然違う時代の話、なんていう叙述トリックもあり得るな(笑)。

 ではでは。





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