AWC 中身がどんなに濃くても   永山


        
#1631/1725 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/12/01  20:28  ( 75)
中身がどんなに濃くても   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「夜がどれほど暗くても」第二回放送を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 週刊時流から月刊時流に異動させられた志賀は、そこの編集長である楢崎から、週刊
時流在籍時に報じたタレントの不倫スキャンダルの第二弾を書くよう言われた。前に部
署のネタをそのまま持って来るのは非常識な行為とされ、志賀も断ったが、ここでのボ
スは自分だと楢崎に命じられる。志賀はせめて仁義を通そうと、前の部署の編集長・烏
飼と会い、ネタを持って行くことを伝える。鵜飼いは一度怒ったふりをしてみせたあ
と、志賀の覚悟と決意の程を知ると、ネタの件は了解してくれた。もちろん烏飼の側で
も後追い記事を出すべく取材は続行する、これからは競争だと。
 両親を亡くした奈々美は、警察の現場検証が終わったということで、自宅に戻ってく
る。警察の手配により反抗の痕跡のクリーニングは済んでいたが、それでもなお残る血
の染み跡に、奈々美は恨み辛みを募らせる。
 志賀と妻の鞠子は、事件を契機に仲がぎくしゃくし始める。迷惑電話などにノイロー
ゼ気味の鞠子を気分転換に夜の散歩に誘い出すも、そこでも口論となった。そこへカッ
ターナイフを持った人物が現れ、志賀に襲いかかる。二の腕辺りを切られたが、相手を
取り押さえる志賀。それは奈々美だった。奈々美は志賀が週刊時流に乗せた父親として
の反論を読み、加害者が被害者面していることが許せない、息子を化け物みたいに育て
た責任を取れよと捨て台詞を残して去る。
 通り掛かった警官に連れられ、交番で治療を受けた志賀。そこへ殺人事件を担当する
長澤刑事が駆け付け、事情を聞く。襲撃者の正体は分からないと志賀は答えたが、長澤
は簡単に見抜き、奈々美ではないかと推測を述べる。これを認めた志賀は、彼女を責め
ないでくださいと申し添えた。
 息子を怪物呼ばわりされた志賀はショックを受けたが、健輔との思い出を振り返って
も、どうしても殺人を起こすようには思えない。鞠子が田舎に引っ込み、家に一人にな
った志賀の元に、健輔が配達指定していた母親への誕生日プレゼントが届く。それは犯
行のあった日の前日に出されていた。これでさらに確信を強めた志賀。
 長澤からどうして送検をためらっているのですかと問われた宮藤は、志賀健輔と被害
者の一人である希久子(講師)を含めた周囲との関係は良好で、また就職活動の一環と
してOB訪問も近日中に予定していた。そんな人物がいきなり悪意を爆発させ、殺人に
走るだろうか? その疑問が引っ掛かる宮藤は長澤に、念のため同じく殺された希久子
の夫・隆一(漢字不明)の周辺にトラブルなどが起きていなかったかを調べるように命
じる。
 星野隆一は、外国人留学生・研修生等を働き手として派遣する企業の監視を仕事にし
ていた。細々としたトラブルは日常茶飯事だったが、労働環境の改善を約束させるなど
して、だいたい丸く収めていたらしい。犯人は志賀健輔で決まりと考えている長澤はト
ラブルなしと報告するも、資料に目を通した宮藤は、五百人以上の派遣を行っていた企
業が、改善命令を受けたあと潰れていることを見付ける。発端はバイトテロにあった。
この件に着いてより掘り下げて調査することになった。
 志賀は不倫スキャンダルで男性の側に、ICレコーダーを構えての突撃インタビュー
を試みるも、殺人容疑者の父親であることを相手に気付かれ、スマホで撮影される。こ
れをネットに流されると困る志賀は、相手が持ち掛けてきたICEレコーダーとスマホ
それぞれのデータを消去して、なかったことにするという話に応じた。これのおかげで
仕事ができないと判断された志賀は、街頭アンケートを命じられる。従った志賀だが、
じきに殺人容疑者の父親だとばれ、一人の男が散々からかい、罵倒する。その様を周り
の野次馬が撮影、ネットにも動画が流れた。その結果、月刊時流には抗議が殺到。やか
ましくて仕方が無い状態にはなったが、楢崎編集長はこれでこそ売り上げが伸びるんだ
とうそぶいた。
 志賀は気持ちの整理を付けたくて、犯罪被害者及び加害者やその家族に寄り添うこと
を旨とする“葵の会”を訪れる。ちょうど同じタイミングで奈々美が姿を見せ、鉢合わ
せになる。彼女は志賀を罵って走り去ってしまった。奈々美を担当する葵の会の人間か
ら、奈々美が学校でいじめに遭っていると聞き、怪訝に思う志賀。ストーカー殺人との
報道により、奈々美の母は教え子である健輔に色目を使っていたのではないかという憶
測が飛び、それがいじめにつながったのだという。
 その後、奈々美はいじめをしてきた同級生から「おまえが先生に告げ口したせいで評
価が下がる」と逆恨みされ、廃工場でリンチまがいの目に遭う。そこへ志賀が駆け付
け、奈々美を助けて代わりに殴られる。いじめの加害者達が去ったあと、混乱する奈々
美に志賀は「君には一生謝り続けなければいけないと思う。それでも息子が人を殺した
とはどうしても信じられない」と訴える。奈々美はこの言葉を絶叫とともに拒絶するの
だった。
 ――あらすじは以上のようなとところで。
 初回の中身が濃かったせいか、すでに三話分ほど観たつもりになっていました。感想
を書こうとして、え、まだ二話目?と驚いたくらい。
 事件が冤罪だとしたら警察の捜査がほとんど進んでいないなーと思っていたら、最後
に来てちょろっと進展がありました。あらすじでは省きましたが。
 刑事の長澤が奈々美に対して過剰なくらい優しい。普通、警察が被害者遺族の泊まる
場所の手配や犯行現場になった家のクリーニングとか、しないんじゃないかと思うんで
すが。まだ学生だからということを考慮に入れても、捜査の先頭に立つような刑事では
なく、もっと適した部署の人がやるイメージだったのですが。
 志賀は記者として優秀な人物として描かれるものと思ってましたが、取材対象との
データ交換に応じたり、野次馬からの写真攻撃にただ逃げるだけだったりと、えらく脆
い。せめてデータ交換の場では、実はもう一つICレコーダーを隠し持っていた、とい
う流れになると信じでましたが、そうじゃなくて拍子抜け。キャラがぶれたと言うより
も、人間的な弱さを見せたと受け取るべきなのかな。

 ではでは。





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