AWC 長編小説とトリックは相性が悪い 朝霧


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#1535/1545 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/09/16  17:10  ( 49)
長編小説とトリックは相性が悪い     朝霧
★内容                                         20/09/16 17:17 修正 第3版
歌野晶午が「密室殺人ゲーム王手飛車取り」と「容疑者Xの献身」を
比較しているのですが。

https://youtu.be/l7l9DpGKKdQ
13:15あたりから

「容疑者Xの献身」はトリックと物語のバランスがいいのだけれどもぬるい、と。
それはそうで、怨恨程度の普通のホワイダニット(物語)に
とんがったトリックを使ったらおかしくなる訳で。

そうすると、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」みたいな
とんがったトリックはどういう物語に乗っければいいかとなると、
犯罪の手口を磨く事がホワイダニット、みたいな感じになってしまう。
(という事を歌野晶午は言っていると思うのですが)。

それと同じで、条件反射トリックも、
普通のホワイダニットだったらわざわざあんなトリックを使う必要もなく。
となると、どうしても条件反射トリックを見せ付けないとならないホワイダニットが必
要で。
それは例えば、黒幕が、探偵(仮に、これを病院勤務の臨床心理士として)
の大学(心理学科)の恩師で、その恩師は文系の心理学者という事で
医師にコンプレックスをもっていて、
それで、病院の医師に見せ付ける為に条件反射トリックをやった、
とかにすればいいのか、とか。

そういう設定にしたとしても、
次から次へと条件反射トリックが繰り出されると、
退屈しないかというのは疑問で。

やっぱり、条件反射トリックの競演みたいな設定にすれば、
いくら条件反射トリックが出てきてもいいのでしょうか。
それは「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の犯罪自慢みたいなノリになるのか。

だとしたら、大学の教授、というよりかは、心理学科OBが
あちこちの病院で、「お前は所詮文系の心理学科出身者」
とドクハラにあっていて、
それで「心理学科の力を見せ付けてやろう」と、
犯罪の手口を競っていた、という設定なら、いいのか。などと思いますが。

しかしそれって、長編にする必要あるのか、とも思いますが。
短編連作でいいのではないか。
結局、歌野晶午も言っている通り、
「密室殺人ゲーム王手飛車取り」には物語なんてない訳で。
物語がないのだったら長編にする必要はないのではないか、などと思いました。










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