AWC 新奇か否かの境界線   永山


        
#1364/1410 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/05/01  20:12  ( 23)
新奇か否かの境界線   永山
★内容
 「ライ・トゥ・ミー」というドラマを見たことは多分ないのですが、検索してざっと
調べた限り、「サイレント・ヴォイス」が同作に似ているという声は「サイレント・ヴ
ォイス」ドラマ化前からあったみたいで。
 ここで気になるのは、捜査手法が同じだからといって即、先行作品のものまねだと批
判的に論じてよいのかという問題があると思うのです。
 たとえば現代では当たり前になった、捜査におけるDNA検査。少なくとも今の作品
で、DNA検査を取り入れているからといって、先行作品のものまねだと批判する声は
ないでしょう。捜査の一手法であり、公にされている技術であるのだから。
 では逆に、捜査の一手法だからというだけで、先行作品のオリジナリティを尊重しな
くていいかというと、そう単純に判定できないのが実情かと。
 世に出て間もない技術とか、誰でもできるが誰も思いつけなかった新たな手法とか
は、後発作品がものまねするのはちょっと待ってほしい気もします。
 年月を経てその技術が当たり前に用いられるようになったら、一般的な捜査手法とし
て取り入れて何ら問題ない。とはいえ、どこから線引きするのか意外と難しいように感
じます。
 今、米国ではDNAを元に家系図みたいなのを作っていって、容疑者をあぶり出す手
法が使われ、実際に長らく迷宮入りしていた事件の真相が分かったり、えん罪事件の逆
転判決が出たりしているようです。これなんかも後発作品が取り入れると読者(視聴
者)の反応はどうなるのか、想像しづらい。
 行動心理学を利した捜査はまだ一般的なものとは言えない可能性が高そうですから、
風当たりが強くなるのはやむを得ないかな。

 ではでは。





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