AWC 本格ミステリー作家のサイコパシー傾向 HBJ


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#1328/3021 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  20/04/01  23:09  ( 70)
本格ミステリー作家のサイコパシー傾向     HBJ
★内容                                         20/04/01 23:10 修正 第2版
いまだに条件反射的トリックのネタを考えているのですが。
あんなものを考える犯人はどんな人か、
とふと思って。
サイコパスみたいな人なんじゃないのかと思ったのですが。

サイコパスとはどんな人種かというと、
よく、サイコパス診断とかいうのがあって。
例えば、
「あなたは警察の取り調べで
警察が知らない事までべらべら喋ってしまいました。
そんな事をすれば罪が重くなるのに何故喋ったのですか?」
という問いに対して、
一般人の答え。「警察がどこまで知っているのか知らなかったから」
サイコパスの答え。「自分の犯罪を自慢したかったから」
みたいなのがあるのですが。

これは脳科学的には、サイコパスは、
眼窩皮質とか扁桃体周辺など、共感する脳が活動していないので、
こういう事が起こる。などと説明されますが。

それはどういう事かというと。
普通、人は大人になる過程で、
共感する脳があれば、
挫折するとか、社会やら世界に対する尊敬の念が生まれるとか、
社会は凄いんだなあ、という遠慮の様なものが
生まれると思うのですが。
サイコパスの場合は、共感脳の活動が低いから、
世界やら社会に対する遠慮もなく、
反社会性パーソナリティ障害とかになる、と。

例えば医療に関して言えば、
普通の人だったら、大人になれば、
日本の医療はすごいんだなぁ、お医者さんは偉いんだなあ、
などと、漠然と思いますが。
サイコパスの人は反社会性パーソナリティだから、
徳田虎雄の様に、自分が日本の医療を変える、とか言い出すのでは。
(徳田虎雄さんがサイコパスだか分かりませんが)。

それと同じで、警察は凄いんだなあ、
という漠然とした尊敬があるから、
上の例の様に、
一般人は取り調べでつい喋ってしまう。と。
そうは思わないで、「自慢してやろう」と思うのは、
サイコパスは、「警察はすごい」という
権威への怯えがないからではないですかね。

そんな感じで、一般人はなんとなく、世の中は凄い、
社会はちゃんとしている、
みたいな漠然とした信用をもっているのに、
サイコパスにはそれがない。

で、ここで突然「アリバイ崩し…」を思い出したのですが。
2話の胃の内容物のトリックですが。
ああいうのも、一般人だったら、
社会的地位のある医師が弟を助けたいが為に何をしたのか、
みたいな事を考えるんじゃないでしょうか。
それをいきなり、モンブランがハンバーグに見える、
みたいな事を考えるのは、
何気サイコパス的な発想ではないか、と思えたんですね。

さらにいうと、奇抜なトリックで驚かしてやりたい、と思うのは、
「取り調べで警察に自慢したい」という心理と同じなのではないでしょうか。

という訳で、京大ミステリー研究会とか、ああいうところには、
サイコパスが多いんじゃないかと愚考しました。

何気思っただけですが。








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