#1293/3054 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 20/03/01 22:05 ( 25)
配信行為 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「アリバイ崩し承ります」第五話を録画視聴。ネタバレ
注意です。
今回もアイディアは優れたものがあると思うんですが、その反面、活かし方がいまい
ちに感じられてしまう。
まず、どうして犯人を、格闘ゲーム自作できる設定にしたのか。あの設定のおかげ
で、一日限定の配信をダウンロードしていた、というアリバイを主張されても、何か技
術的なことをやってどうにかしたんじゃないかって視聴者は考えてしまう。ダウンロー
ド自体は限定配信の日にやっておいて、その翌日、ダウンロード先のスマートフォンに
あとから細工をして、いかにも今、ダウンロードしましたよという画像を出すとか、ダ
ウンロードした内容を一旦取り出して、アリバイ工作の日に犯人自身の機器から二台目
の機器へ“配信”したのではないかとか。
そう思い込んでほしくて、わざとこういうキャラ設定したのだとしたら、ちょっと間
違っている気がする。今回のアリバイトリックの眼目は、日をまたぐところでしょうけ
ど、それ以上に、探偵が気付く手掛かりがよい(限定配信の具体的な日を口にしなかっ
た)。あそこを光らせるためには、シンプルに、限定配信のダウンロードは絶対に当日
しかできないことを状況設定として提示して、視聴者に焦点を絞らせるべきだと思う。
アリバイをメインにしたミステリでこれを言っちゃいけないのかもだけど、犯人があ
っさり犯行を認めすぎに感じる。今回も、アリバイを崩されただけで簡単に自供しちゃ
った。確かに犯人はアリバイ作りしたとしかいえないような妙な行動をしており、調べ
れば記録もちゃんと出てくるでしょう。それでもまだ言い逃れる余地はある。「あいつ
を殺すつもりでアリバイ作りをしたが、行ってみたらすでに殺されていたんだ」とでも
主張されたら、警察は別の証拠を出さなきゃ苦しくなるのでは。
ではでは。