AWC テンポよくてもあらすじ長い(^^;   永山


        
#1275/3022 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/02/12  20:22  ( 72)
テンポよくてもあらすじ長い(^^;   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「頭取野崎修平」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 野崎は総会屋・海藤の件でリスクマネジメント会社のIRMを訪れる。そこは、おお
ぞら銀行の元専務である武田が興した企業であった。野崎は海藤率いる総会屋グループ
の一掃を武田に依頼する。
 不良債権処理を任されている立川は、海藤の件で日雲商事を訪ねる。援助の打ち切り
を匂わせた立川に、日雲側は彼女が帰ったあと、土壌汚染を隠蔽するべく、別会社を作
ってAPPの一切合切を背負わせようと考える。その別会社の社長を命じられた塩田
は、とかげの尻尾切りだと分かっていながら引き受けざるを得ない。ところが会社から
の帰途、正体不明の車に故意に轢かれそうになる。危ういところで、野崎が武田を通じ
て密かに付けた護衛が助けてくれたおかげで、命を取り留めた。おおぞら銀行が何故、
日雲の自分を助けてくれるのかと不思議がる塩田に、野崎は会社が社員を守らないどこ
ろか切り捨てる風潮に憤慨していると一席ぶつ。感銘を受けた塩田は、土壌汚染に関す
る全ての資料をおおぞら側に提供する。
 その資料を持って野崎は単身、日雲の社長室に乗り込み、事の真偽を問い質す。なお
も保身に走ろうとする日雲上層部に対し、野崎は全ての公表を要請する。
 土壌汚染などを日雲が認めたとの記事を見て事後に知った立川は、日雲を潰すつもり
なのかと野崎に詰め寄るが、野崎の信念は揺るがず。
 海藤ら総会屋は、武田の“兵糧攻め”により、土木工事を始めとする企業の事業に絡
めなくなり、上がりが激減。武田は海藤らの動きを警戒し、警備レベルを最大にまで引
き上げろと部下に命じた。
 一方、おおぞら銀行への金融庁による査察は続いていた。主席検査官の紅梅は、日雲
商事関連の資料の少なさ、バランスの悪さを指摘し、隠蔽がないか問い詰める。当初は
全て資料を提出したととぼけた立川及び京極春樹だったが、紅梅に本店をくまなく捜査
すると迫られ、まだ見落としがあるかもと態度を改め、一週間の猶予を得た。その間を
利して、立川は重要資料をさらに別の場所に移すよう、西條に命じる。西條はボイラー
室に隠すが、そこを見ていた京極は別のことを画策する。
 野崎の元に角張った字で書かれた告発状が届き、ボイラー室に資料が隠されていると
の内容。野崎は急いで資料を見つけ出し、紅梅に知らせた。資料隠蔽を深く詫び、関係
者の処分を約束する野崎に対し、紅梅は「それだけじゃ済まなくなるかもしれない。ト
ップの頭取が責任を取る事態になるかもしれない」と忠告する。
 査察に対して資料隠蔽を行った立川を、野崎は責める。立川は銀行のためだと抗弁す
るが、野崎は彼女におおぞらを辞めるように言う。立川はやはり責任を取らせるために
この地位に就けたんだと野崎を非難。そんな彼女に、外の世界を見てきた方がいいとす
すめる野崎。
 立川の自主退職が報告された役員会議の場で、京極はもっと大きな問題が起きたとき
は頭取が責任を取るのかと問い、言質を得る。
 日雲は土壌汚染によるAPP中止のダメージが大きく、他の部門では業績良好なとこ
ろもあるものの、全体ではどうしようもないと判断したおおぞらは、日雲を精算させる
方針を固める。おおぞらから日雲に出向して社員達を間近で見ている石原は、債権回収
を優先して企業を潰すことが銀行の本来の仕事であっていいのか、他に何か策はないの
でしょうかと野崎に訴える。その考えに賛同した野崎は、石原達に日雲再建策をまとめ
るように命じる。石原達は、優良部門のみを切り離して新生日雲とし、そこへおおぞら
銀行のみならず、おおぞらグループのおおぞらベンチャーやおおぞら証券らから出資し
たファンドを起ち上げ、日雲を支えていくことを提案。野崎はこれを認め、支店長会議
に諮る。
 その会議の場で、京極は日雲再生は無駄であり、五百億もの金を出すのは馬鹿げてい
る。さっさと債権を回収することこそ、おおぞら銀行が健全化する近道だと訴える。支
持の声をが多く上がったが、野崎がこれに反論。銀行としてあり得べき姿をとき、形勢
をひっくり返す。
 再建策が認められ、より張り切って仕事に臨む石原。そんな彼は、少し前に、日雲の
社員達から、おおぞらから来たのは日雲を潰すためだったんだろうと誤解から吊し上げ
られたのだが、石原が本気で日雲再生に取り組む姿を目の当たりにした日雲社員達に、
徐々に理解が広まる。
 政府系金融機関が統合され、小口取引の窓口の少なさを補うため、おおぞら銀行を引
き入れようという計画が進んでいるとの情報を、金融庁の先輩から仕入れた京極は、元
総理大臣の鷹山に働きかけ、紅梅を動かし、おおぞら銀行の不良債権は日雲再生に手を
貸すと決めたことで拡大・確定し、おおぞらの債権は無理だとの判断を出させる。
 そして本格的に動き出すおおぞら統合話。京極をバックアップする鷹山のそばには海
藤がいた。野崎へ直接の復讐にこだわる海藤ところが別の動きも出ていた。外資系のフ
ァンドに再就職した立川は、おおぞら銀行買収を提案するのだった。
 ――以上が、第四回のあらすじです。今回はなるべく時系列順に記述しましたが、文
字にしてみると随分、断片的になりますね。映像で見る分には、これはテンポが早いっ
てことなので気にならないのですが。
 敢えて言うと、テンポのいい細切れの展開の犠牲になったといえるキャラが、京極。
何だかんだと策謀を巡らせるも野崎に跳ね返される。これを短い間に繰り返されると、
京極が何をやっても失敗するキャラクターに見えてくる。
 これまで幾度となく活躍するチャンスが巡っていたのに、中途半端に終わっていた立
川、さしたる活躍もないまま退場か?と思わせておいての、外資での復活。これは次回
最終回においてそれなりに活躍しそう。第三の勢力っぽいけど、結局は主人公側につく
予感が。

 ではでは。





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