AWC 長けりゃいいものでもなし    永山


        
#1257/1291 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  20/01/28  19:51  ( 38)
長けりゃいいものでもなし    永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「テセウスの船」第二回十五分拡大を録画視聴。ネタバレ注意
です。
 何となくですけど、この二回分は枠を拡大したことが悪い影響を及ぼしているように
感じました。すなわち、時間をもたせるため、間延びしたようなシーンが多いのではな
いかと。
 それは事件や捜査との関係が弱い場面で顕著で、退屈とは言いませんが、捜査を進め
てくれよという気分になってしまいます。
 拡大した時間分を使って、主人公と過去の家族とのふれあい、今の家族の真の心の内
を描き出すのが狙いなのは分かる。充分に感動的な要素も含んでいる。ただ、この段階
では早い。登場人物達にまださして思い入れがないのに、あれやこれやと感動要素をつ
ぎ込まれても、効果は薄いんじゃないかなあ。
 事件との関連が強いシーンも、その話の運びには強引さがほぼむき出しで、あまり褒
められたものではない。文吾が田村を未来から来たと信じるのはまあいいとして(究極
的には親子で通じ合ったと解釈すればいい)、田村が文吾に見せたくない逮捕記事と、
他の記事とをいつまでも一緒にしておくのが不可解。未来から来たと信じてくれたんだ
から、出せる記事は全て見せるべきじゃないのか。
 他にも人物の動きが変。・小学校で飼っているウサギの変死が発覚した直後に、長谷
川が自転車でやってきて、ウサギの件には全然触れないままやり取りが行われる。・そ
の長谷川から子供達は田村が農薬を盗んだ泥棒だと吹き込まれているのに、田村が担任
になった挨拶の場面では児童は普通に歓迎している。・田村が金丸刑事から「担任なら
あかねちゃんを怪しまれずに誘い出せるだろ」と言われたとき、文吾の娘の佐野鈴は、
あかねが田村を毒殺犯だと強く疑っていることを知っており、あかねが田村の誘いに乗
るはずがないと分かるはず。なのに、そういう弁護はしてくれない。・あかね捜索で
「一帯を隅々まで探した」と言っていたけど、あかねが監禁されていた小屋は村から離
れた場所にあった風でもなし、何で手つかずだったのやら。文吾の妻・和子は身ごもっ
ているにも関わらず雪が積もって凍り始めていそうな野外を出歩く(おなかの子が生ま
れてこない事態になったら、主人公の田村心はこの世に存在しなくなる)。・犯行を示
唆したと思しき絵にあった風速計を、文吾がわざわざ絵を九〇度傾けて「竹とんぼか
?」と発言。せめてそのままの向きで「飛行機か?」なら分かるけど、竹とんぼはない
でしょう。
 その風速計だけど、画面に映った代物はほんとに風の速さを測れるんかいな?と思え
るほど、頼りない感じ。ここは風向計でいい気がする。
 教員免許がなくても学校の先生になれるという話は聞いた覚えがありましたが、クラ
ス担任になれるというのは知りませんでした。調べてみたら、一九八八年に法改正があ
ってそうなったんだとか。ドラマの舞台の一年前だから、問題なしってことか。
 次回は拡大なしの通常ベース。ここからテンポよく事件を描いていって欲しい。

 ではでは。





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