AWC トップリーグのボトムの話   永山


        
#1163/1178 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/11/05  19:46  ( 52)
トップリーグのボトムの話   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「トップリーグ」第五回を見逃し配信で視聴。ネタバレ注意で
す。
 与党の裏金疑惑を記事にする気満々だった灰原に、かつての同期で上司になった松岡
やさらに上の阿久津らはストップを掛け、実情を伝える。不正は与党ではなく芦原首相
個人のものとし、記事もその方向で行くと。さらに記事は松岡自身が書くことに。灰原
にこれ以上関わらせたくないが故の措置であった。灰原に最初に情報をリークした人物
は関連会社に栄転となり、連絡が取れなくなる。
 刑事の柴田は、新たに捜査の網に引っ掛かった議員秘書から事情聴取していた。車強
盗に遭い、二千万もの金を奪われたというのに警察に届けていなかった点を問い詰める
が、日が経つといつの間にか届けは出されており、所轄の連絡ミスで伝わらなかったの
だということになっていた。これも与党が裏で手を回したに違いないが、証拠がない。
 納得のいかない灰原はじかに首相へのコンタクトを試みる。だが、首相の秘書から松
岡にクレームの連絡が入り、灰原を改めて止める。松岡は事前に首相に会い、裏金疑惑
があること、この件は表沙汰にしないと近藤と取り決めたという嘘の説明をする。
 その裏で、松岡と阿久津は近藤の意を受けて、裏金の件を芦原首相一人に被せる記事
を、総裁選の三日前に出す線で推し進める。
 クラスター事件の報道を諦めきれない女性記者の大畑は、酒井の頼った松岡の心変わ
りが理解できないでいた。裏で何かよほどのことがあったのではないかという思いと、
預けたままの資料を取り戻せないかと期待して、大畑は子育て支援の法整備取材を名目
に、松岡の妻に取材を申し込む。夫の友人だった酒井からの紹介と聞いて、松岡の妻も
すんなり受け入れる。大畑は、松岡の妻が娘の世話に気を取られている隙に、松岡の仕
事部屋に入り込みあちこち漁る。預けた資料が仕舞われていると思しき抽斗は鍵が掛か
っていてどうしようもなかったが、別の抽斗から寄せ書きを見付ける。それは松岡の娘
が階段から突き飛ばされて骨を折ったとき、見舞いに友達が書いてくれた物だった。寄
せ書きの日付を見て大畑は想像し、合点が行った。クラスター事件を暴こうとした途端
に幼い娘が怪我させられた。それだけで松岡の心変わりはよく理解できた。
 酒井達に過去の行為を理解してもらえた松岡は、柴田刑事からも接触を受ける。柴田
は大畑から話を聞き、松岡の経歴などを調べていた。松岡は父親のことをほとんど何も
覚えていなかったが、柴田の口から意外なことを聞かされる。松岡の父はある議員の秘
書を近藤らと共にしていたが、裏金が集まり出した頃合いに暴走車輌にはねられて事故
死を遂げていた。父は不正をただそうとして口封じされたのかもしれない? 松岡は現
状のままではいけないと奮起し、家族を田舎に籠もらせた上で、裏金疑惑の記事はやは
り与党全体の不正とする記事に書き直して、ぶち上げようと準備を進める。そしていよ
いよ記事が紙面を飾ろうかという日、同じ新聞社のウェブサイトに速報版の記事が出
る。松岡の許可していないその記事は、裏金は芦原個人の物とする内容だった。近藤に
そそのかされた灰原が書いた物だった。彼女は与党から立候補する約束まで取り付けて
いた。
 この事態に松岡は芦原と面会。党はあなたを切るつもりだ、会見では本当のことを話
してくださいと後押しする。近藤の裏切りに憤慨した芦原は承知したのだが、いざ始ま
った会見では、記事の内容を全面的に認める。裏では、近藤の脅し交じりの説得に屈し
た形になっていた。
 ――以上があらすじ。いよいよ近藤の強さが表に出て来て、芦原も知るところに。そ
れれで大きな争いになるかと思いきや、近藤の圧勝。キングメーカーが強すぎる。阿久
津も与党が大きな失敗をしても現状の野党では代わりは務まらない。だから与党が倒れ
ぬように振る舞って恩を売り、これからも裏情報を流してもらう魂胆でいる。もうトッ
プリーグと言うより、トップの横暴って感じ。悪い循環を断ち切るには内部の誰かが動
くほかなさそうですが果たして。
 次週で最終回。近藤が圧倒的に強くて、このままではとてもじゃないけど逆転は望め
ない。ここからどう持って行くのか。ご都合主義を感じさせない、おおっという手並み
で風呂敷を畳んでくれることを期待。

 ではでは。





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