AWC ジェットコースター的展開   永山


        
#1154/1178 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/10/30  20:59  ( 53)
ジェットコースター的展開   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「トップリーグ」第四回を同時配信で視聴。ネタバレ注意です。
 酒井から取材資料を託された松岡は、半信半疑ながらも着手し、ほどなくしてこれは
記事にせねばならないと強く思うようになる。疑惑の対象である近藤官房長官の部屋に
乗り込み、直に質問をぶつける。が、そこへ阿久津が現れる。取材差し止めに来たのか
と警戒する松岡に対し、阿久津は「こんな大きなネタ逃すなんてできるか」っと言い放
つ。しかし続けて「だが、このネタを追うことで、もっと大きなネタを逃がすことにな
るかもしれん」と言い出した。そこへ近藤からメモ書きが示される。子育て支援の予算
に一千億円の大枠を通す方針が書かれていた。確かに大きなネタだが、だからといって
筒美ルートの裏金に関する疑いを封印していいことにはならない。松岡は口止め料代わ
りなのかと近藤に問うと、「あなたのご自由にどうぞ」という返事が。怪訝に感じた松
岡の携帯端末が鳴った。出てみると妻からで、保育園に通う娘が公園に出掛けた折、階
段から落ちて足を骨折したという。娘が言うには、誰かに突き飛ばされたとのことだ
が、誰がやったかは分からないまま。
 電話を終えた松岡が近藤と阿久津を見やると、「あなた次第ですよ」と念押しするか
のような言葉を掛けてきた。
 懊悩した松岡だったが、最終的には折れざるを得なかった。
 ――五年後、二〇一九年。
 五年前に阿久津のいたポストには松岡が就いていた。依然として首相や官房長官から
の情報で、スクープを連発。与党に利する方へ動くようになっていた。また、同期の灰
原美樹が経済部から転じてきて、昔の松岡と似たような位置に配属される。灰原は近藤
に取り立てられ、番記者になり、さらには働き方改革に関する政策記者の話まで出て来
た。この流れはかつての俺と同じだと感じた松岡は、近藤の計算尽くのやり口に一応抗
議するが、軽く受け流される。
 五年前、瀕死の重傷を負った酒井は、記者を辞め、学習塾で講師になっていた。かつ
ての同僚でともにクラスター事件を追っていた女性記者・大畑が訪ねてきて、取材を再
開しましょうと持ち掛けても、政治と政治家にほとほと嫌気が差したという態度で断
る。
 大畑は、松岡の前にも現れ、丸め込まれた彼を責めた上で、預けた資料を返してと要
求する。だが松岡はもうとっくに処分したと言って逃げる。
 五年前、クラスター事件を手掛けるも、はしごを外された格好になった刑事の柴田
は、ある小物の窃盗犯が逮捕前にやけに羽振りがよかったことから余罪があると睨み、
犯人の部屋を徹底的に調べる。すると床から二千万円の札束が出て来た。これを材料に
追及すると、犯人の男は車を停めさせて奪ったこと認める。そしてその車はNシステム
により、与党の議員秘書が金を運ぶ途中だったと推察された。無論、被害届は出されて
おらず、警察の方から問い合わせても知らぬ存ぜぬの一点張り。だが柴田刑事は筒美商
会の移転先を突き止めることに成功していた。これらの情報を持って、かつて連携した
酒井と会う。
 灰原の元へも、裏金の動きを示唆するたれ込みがあった。このことを知った松岡は、
近藤や阿久津に相談。すると、灰原には記事を書かせる、ただし裏金は党の物ではな
く、飽くまで首相個人の物だとして、支持率下落に歯止めの掛からない芦原政権を切る
ことにしたと言う。
 ――粗筋はこんな感じ。
 うーん、ちょっと飽きてきたかな。面白いんですが、暴力によって言いなりにすると
いうパターンがこうも多いと、げんなりしてくる。マフィアじゃないんだから、もうち
ょっと他の方面での手練手管も見せてほしい。いや、他のが皆無ではないけれども、比
重が違うっていうか、バランスがよくない。
 松岡がダークサイドに引き込まれる経緯をもっとじっくり描くものと思っていました
が、「五年後」で片付けられてしまいました。想像する楽しみはあるんでしょうけど、
実際に映像で観たかったな。(^^;
 ここから再び正義に目覚める展開になるんだとしたら、説得力のある理由付け・動機
付けが必要で、結構ハードルが高くなる気が。

 ではでは。





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