AWC “世界に一つだけ”の“花の歌”   永山


        
#989/3055 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/06/05  20:30  ( 23)
“世界に一つだけ”の“花の歌”   永山
★内容
 ノベルデイズの超短編コンテスト#4「世界に一つだけのお仕事小説」って、てっき
り“世界に一つのお仕事”の小説を求められているんだと思ってましたが、よく読んで
みると早とちりだったようで。
 “世界に一つ”の“お仕事小説”なのね。
 だから取り上げ得る仕事の幅は広がったと言える。
 ただ、要項をさらによく読むと、実体験を元にした作品を求められてる? だとした
ら、いくら何でもハードルが高すぎやしないかと。

 TBS系で放送のドラマ「インハンド」第八話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 前回ほどではないが、今回も各自のキャラクターを活かしたストーリーになってい
た。事件そのものは、強引に細菌を絡めてきた気がしないでもないけど、バイオアート
という一応の理由付けはなされていたことになる、のかな。
 殺人ではなかったけれども、個人個人がこういう行動を取る動機・理由っていうの
が、つきつめれば血の因縁ということになり、横溝正史テイストを感じさせる。最先端
科学を描く(であろう)本ドラマで、こういう風に横溝テイストを出してくるのは面白
い。この作品とは切り離して、最新科学と血の因縁の組み合わせを長編でじっくり描け
ば色々と発見があるかも。
 気になったのが、高家による人名紹介台詞。シーン半ばで、会話に出て来た人物が誰
なのかをはっきりさせるため、高家が台詞でその人物名を口にする。これが何度か繰り
返されて、シーンの流れをやや悪くしていた印象を受けた。視聴者のために分かり易く
しようとしてるのかもしれませんが、そこまでしなくてもいいのでは。

 ではでは。





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