AWC 鵜の目す鷹の目す   永山


        
#776/3054 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  19/02/05  20:33  ( 46)
鵜の目す鷹の目す   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「孤高のメス」第三回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 実川は空也少年を救うため、卜部に生体肝移植の実施を訴えるも、時期尚早だとして
取り合ってもらえない。さらに、実川の動きを同僚から聞き及んだ野本は、生体肝移植
云々を実川のスタンドプレーと認識、自らが近江大に戻るポストを奪われぬよう、実川
潰しに掛かる。卜部に働きかけ、病院内に倫理委員会を作ることを提案。これは臓器移
植手術を認めるためのものではなく、歯止めを掛けるためのもだとしてすぐに実現す
る。
 一方、当麻は病院長と看護婦の翔子に頼まれ、湖水町町長の大川宅に往診に出向き、
過去の検査結果から判断して正式な検査を受けるように話す。町長は一応承諾するが、
今は忙しいから無理だと答えた。大企業誘致を進めたい町長が今病院で検査を受けよう
ものなら、町立病院建設を訴える反町長派に何を云われるか分からない。ましてや病気
が見付かって職務をこなせないとなると、企業誘致は水泡に帰すかもしれないという。
 同じ頃、当麻は熊本の母に電話をして、健康診断を受けるように念を押す。その結
果、血圧が高めだと言われたという返事をもらい、ひとまず安心する当麻。だが、電話
の向こうで、母親はまだ何か隠しているような気配……。
 近江大病院では空也少年の症状が悪化の一途を辿り、生体肝移植敷かないという状況
に。すでに父親がドナーになることを承諾している。実川の再度の要請にも首を縦に振
らなかった卜部。だが、後日、国立の大病院である天満橋病院へ、扇谷院長に呼ばれて
出向くと思わぬ話が待っていた。扇谷は一年程で退任を考えているが、後釜の最有力候
補とされる徳武とは過去の因縁があり、継がせたくない。そこで対抗馬として、臓器移
植に踏み切るのではないかと噂のある近江大病院の卜部を押し上げることを思い付く。
近江大病院で臓器移植を実施し、成功させれば天満橋病院の院長の椅子を譲ると囁か
れ、卜部は心変わりした。
 近江大に戻った卜部は、実川に生体肝移植手術の実施を認める。ただし、倫理委員会
には諮らず、外科部で内々に行うという条件付き。日は十一月二日と決められた。実川
はチャンスを逃すまいと、準備に走る。最も重要なのは、レシピエントとドナーの両者
を同時並行的に手術するため、実川の他にもう一人、腕の立つ医者がいること。実川は
当然、当麻に白羽の矢を立てた。打診を当麻は快諾。そんな大きな手術の前に、一度熊
本に戻って母親の顔を見ておこうと思い立つ。スケジュール上、十一月一日が帰郷に当
てられた。
 ところがその後、空也少年の様態が急激に悪化。一刻も早く手術を行わねば命に関わ
る。電話で実川から説明された当麻は、帰省の予定があったことを伏せたまま、十一月
一日への手術日変更を承知した。
 ――今回の粗筋はこんな感じ。伏線というか暗示のオンパレードで、先の展開はおお
よそ読めるんですが、それでもはらはらどきどき。他にも野本が暗躍して、マスコミに
移植手術強行のネタを漏洩し、ややこしくなりそうな流れになっています。また、反町
長派の有力議員の一人が、妻の大病を当麻に診てもらったことを経て、町長派に鞍替え
するくだりもあった。誘致云々の件はうまく収まりそうですが、町長の病の進行が果た
してどうなるのか?と密かに不安が進行中。
 気のせいなのかどうなのか、俳優陣の演技が初回より第二回、第二回より第三回と、
右肩上がりによくなっているような。製作現場に慣れたとか、興が乗ってきたとかある
のかもしれない。
 んで、野本。何でこのレベルの人物に、協力する輩がたくさんいるのか、やっぱり理
解に苦しむ(笑)。

 ではでは。





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