AWC 先週分で気付いてたけど二〇一九年の話だったのね   永山


        
#682/696 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/12/06  21:21  ( 46)
先週分で気付いてたけど二〇一九年の話だったのね   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第八話を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 一九九六年当時、ブルセラや援助交際が性の社会現象としてはびこっていた。冬のあ
る日、男子高校生の杉田が、ひき逃げに遭って死亡する。同日、彼の恋人で女子高校生
の皆本は、ラブホテルで赤ん坊を出産するも置き去りにして逃げていた。
 それから二十三年後。皆本の娘・凛の携帯端末に、本当の父親と称する人物から、杉
田の死の真相を知っているとのメールが届く。凛自身は乗り気でなかったが、保護観察
官(凛は詐欺事件の受け子として逮捕歴がある)の勧めで、石川刑事らコールドケース
班に情報がもたらされた。
 皆本の父親は代議士で、しつけに非常に厳しい上に、当時は衆議院選挙を控えてい
た。父親がスキャンダルを恐れて口封じしたのか? 
 杉田に伴われて皆本が受診した産婦人科の女医は、今では堕胎反対の運動をしてい
た。その考えは二十三年前から持っており、皆本と杉田にも、妊娠十二週目で今から堕
胎手術は厳しいと言い、実際にどのようにして堕胎するかの写真を見せてまで、止めさ
せようとした。さらには、そのとき持参した手術同意書の親のサインが本物かどうか、
電話をして確かめると脅しまでかけていた。皆本の父がそんなサインをするはずがな
く、実際には数学教師に頼んで書いてもらっていた。嘘の同書を提出されて怒りから、
高校生の命を奪うようなことがあるのか?
 その後、赤ん坊の父親が杉田ではない可能性が出て来たと、皆本が自覚していたこと
が分かる。相手は同じ高校の生徒・小池で、ブルセラショップに出入りする皆本を見付
け、誰にも言わないでいる代わりにと無理矢理関係を持ったという。小池の住所へ何度
訪れても長期の留守だったため、捜査員が中に踏み込むと、底にあったパソコンから凛
の携帯端末に問題のメールが送られていたことが判明。その上、凛の勤めるカフェに来
店しては、盗撮していたことも分かる。やはり、“本当の父親”が杉田殺しの犯人なの
か? 様々な可能性が浮かぶが、決定打がない。
 赤ん坊が自分の子ではないかもしれないと知らされた杉田は、皆本と一時的に距離を
置いたが、しばらくして赤ん坊を欲しいと言っている人がいる、その人に子供をやっ
て、自分達はやり直そうと言い出す。杉田が見付けた赤ん坊を欲しがってる相手とは誰
だったのか。
 ――終盤の一歩手前までの粗筋はこんなところで。
 今回も力の入った脚本で、よかった。犯行の証拠となる決定的な物はないんだけれ
ど、そこは親子の情愛話にありがちではありますが、自白しても不自然じゃない構成に
なってい他と思います。
 一つ不思議だったのは、代議士である父親が、ことの処理は秘書に任せた、みたいな
発言をしたから、次に刑事らが聴取に行くのはこの秘書だなと思っていたのに、具体的
な場面はなし。ちゃんと描く予定が、尺の都合でカットされたのかなと思ってしまっ
た。
 もう一点、産婦人科の女医は、ある種偏執的に描かれていたから、高校生カップルに
堕胎を諦めさせる際にも嘘を吐いたのかなと想像して観てました。その嘘のせいで、皆
本が妊娠に至る性交渉の時期を誤認し、赤ん坊の父親が杉田ではない別の男だと考えて
しまう……っていう展開を考えたけど、違った。よし、自作で使おうかしらん。
 刑事のキャラの掘り下げも進み、課長代理の本木には、長く顔を見ていない孫がいる
こと。立川刑事は子供ができなくて色々と手を尽くしたが、だめで、離婚していること
が明かされました。これはまだまだシリーズが続く予感。

 ではでは。





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