AWC 攻めの姿勢ではなく当たり前に   永山


        
#642/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/31  20:51  ( 28)
攻めの姿勢ではなく当たり前に   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「日本版コールドケース2」第三話をメンバーズオンデマンドで
視聴。ネタバレ注意です。
 二〇〇七年の夏、自衛官を夫に持つ野々宮恵理がビルから転落して死亡する。
 その一月前。当時はPKOの一環で自衛隊がイラクに派遣されていたが、任務を終え
て帰国した自衛官の何名かが自殺していた。そのこともあって派遣反対運動が一部で盛
り上がりを見せており、自殺した自衛官・菅田の妻も反対の立場を取っていた。野々宮
は現地任務中の事故で負傷し、車椅子上の人間になっていたため、野々宮夫妻も当然反
対派だろうと見た菅田の妻は、反対運動を煽る記者の大野司を恵理達夫婦に引き合わせ
るが、恵理らは取材を断る。
 二〇一八年、野々宮の息子で学生の広志が捜査一課を訪ねてくる。彼が持参したの
は、大野司の名刺。母の荷物を整理していると、名刺が出て来て、その裏には日付と喫
茶店の名前が書き込まれていた。日付はまさに恵理が死亡した日であり、当日、大野司
と会って取材を受けたのではないか? もしそうだとしたら、大野が有力容疑者に…
…。
 二〇〇七年の時点では小学生だった広志の訴えを受け、迷宮入りしていた事件の扉が
開かれる。
――さわりの粗筋は以上のようなところで。ここから二転三転、次から次へと可能性が
浮上するのはいつもの通りで、手慣れたものです。今回は他にもうまいなと思わせる点
がありまして、それは横浜スタジアムを絡めてきていたこと。舞台は横浜なので、横浜
スタジアムを物語に出そうと思い付くのは自然な流れだと思いますが、単に背景として
ではなく、横浜スタジアムをホームとするベイスターズが勝利した際に打ち上げられる
花火をも取り入れたのは、なかなかのクリーンヒット(洒落ではない)。ちゃんとス
トーリーの重要な部分を支える骨子になっている。
 あと、PKOとか自衛隊とかを殺人の動機絡みの題材にしたドラマ作りって、地上波
の局だと少々躊躇う気がする。前回に続いて、WOWOWならではの強みが発揮された
と言えそう。

 ではでは。





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