AWC “Kと王の対面”   永山


        
#632/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/22  21:33  ( 32)
“Kと王の対面”   永山
★内容
 「感動する」って、「いいこと」にしか使っちゃいけないんでしたっけ?
 先の駅伝で、這ってまで次の選手に襷をつなげた行為について、一般の感想の中に
「感動した」という人が一定数いて、それらに対して「美談にするな」という声が多く
上がる状況に。
 で、ふと浮かんだ疑問が、「感動した」イコール「美談にしている」となるのかどう
かなのですが。私の感覚では……何らかの“すごいものごと”に接したときに感動する
場合があって、“すごい”は程度の甚だしさを表すのだから、いいも悪いもないよう
な。ただ、「だめなもの」に感動することはないかなあ、とか思ったり。だめってこと
は凄くないんだから。じゃあ、「すごくだめ」はどうなるんだろ、とか(苦笑)。

 WOWOWのドラマ「真犯人」最終回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意&最終回ってことで粗筋はなしです。
 大きな驚きはなかったが、かなり丹念に作られたよいドラマだった。大満足とならな
いのは、細かいところで引っ掛かりを覚えるポイントがいくつかあったため。
 伏線は敷かれていたけれども、ミステリとしては二つの点でちょっと弱い。一つはあ
からさまであること、もう一つは決定打ではないこと。決定打となる伏線ならぬ証拠は
出て来たけれども、決定打であるが故に最後、大詰めに入る直前に据えられていたし。
 感動要素――ここでは泣かせる要素ですね(笑)――である富士山云々は、多分、最
初の頃に出て来たフレーズなんだろうけれども、まさかそれが関係してくるとは思わず
に聞き流してしまったみたい。記憶にない(苦笑)。
 理恵の動きが要になるという想像は当たりましたが、彼女が行動を起こすタイミング
と、その行動のスパン(スケジュールか?)が何でこうなったのかがいまいち分から
ず。病床の母の言葉がきっかけなんだからタイミングはまあ理解できるとして、どうし
てこのような行動を取ったのかの動機付け、意味づけが弱いように感じました。無論、
ドラマで描かれたのは取り得べき選択肢の一つであるのは間違いないのですが、絶対に
これでなければならないというものではないはず。
 キャラクターの行動といえば、もう一人、別の人物の行動にも首を傾げたくなる部分
がなきにしもあらず。上と同じ感想になりますが、ある出来事に対してその人物の取っ
た(選択した)行動は解決策の一つには違いないけれども、最善策とは思えない。何で
犯罪にしちゃったのか? 事故ではだめなのか?

 ではでは。





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