AWC ながらは無理   永山


        
#628/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/18  20:41  ( 50)
ながらは無理   永山
★内容
 犯人当て『赤鉛筆は要らない』を考えながら観るドラマじゃない気がする(苦笑)。

 WOWOWのドラマ「真犯人」第四回をメンバーズオンデマンドで視聴。ネタバレ注
意です。
 現在(平成二十年)の事件を担当する日下は、尾畑理恵に「(昭和四十九年の誘拐殺
人の)真犯人が分かった」と告げる。それは昭和六十三年の特捜班を率いた重藤の言葉
であり、まだ詳しいことは分からないという。この話に微かな動揺を覗かせる理恵。実
は、真犯人が分かったというのは偽りで、重藤の策だった。日下も承知の上で、嘘を伝
えた。
 昭和六十三年の特別捜査は大詰めを迎えているかのように思えた。まず、元学生の米
山を本命と目する線では、米山に直に質問する機会を得た。そのときの感触から、何か
隠していると見抜いた刑事らはさらに調べて、米山が親戚から車を借りて、静岡県で交
通違反を起こしていたことを掴む。それは誘拐事件の身代金受け渡しが失敗に終わった
日と同じだった。苦労して過去の記録と記憶を掘り返すと、確かに米山は違反を起こし
ており、しかも激しい抵抗を見せたという。いよいよ嫌疑が増すが、決定打がない。さ
らに捜査を進めると、当時米山と同じアパートに住んでいた男が、事件のすぐあとに引
っ越していることが判明。米山を恐れていた様子が窺えたという。再び苦心の末に隣人
の男の居所を突き止め、事情を聞くと――昭和四十九年当時、世間を騒がせていた企業
ビル連続爆破の過激派グループと米山は接触を持っていたことが分かる。思わぬ犯罪が
明るみに出たが、誘拐殺人と米山は無関係だった。
 一方、被害者の遺族に疑問を覚えて調べる線では、尾畑守の祖父・清三の当時の行動
に不可解な点が見付かる。何故娘夫婦の引っ越しの手伝いをせずにさっさと帰ったの
か、おじいちゃん子だった守と最後に交わした会話や最後に見た守の行動を全く覚えて
いない(と証言している)のは何故か。加えて、誘拐発生当日、守は尾畑家から一度飛
び出す姿を目撃されていたことになっていたが、実は目撃されたのは姉の理恵だった可
能性が高まった。
 疑念を直接ぶつけられた清三は心外だと怒った様子を見せ、「夜来い。真実を教えて
やる」と告げる。指定の時刻に重藤ら三人の刑事が清三を再訪したところ、応答がなか
った。嫌な予感に囚われた重藤らは家に上がり込む。そこでは清三が農薬を呷って死ん
でいた。あらぬ疑いを掛けられ抗議するために死を選ぶとの遺書を残して。
 遺族を被疑者扱いした上に死に追いやったとして、重藤ら特捜班は責任を問われる。
県警本部長の強硬な方針により特捜班は解散、重藤は直に清三を追い詰めた立川刑事を
かばい、自らが警察を辞職することで責任を取った。
 立川は退職後も独自に調べ続けて平成三年に死亡。その調査メモを無念の思いと共に
重藤に託した。重藤は確かめたいことができたとして、静岡は三島に向かう。
 日下達は、理恵の引っ越し前の親しい友達・杉山敦子の父親が、須藤勲が殺される少
し前に会っていたことを掴む。そのことを職場(病院)で知らされた理恵は、刑事との
後の約束をすっぽかし、密かに職場を抜け出す。
 ――粗筋はこんな感じ。
 一層盛り上がって参りました。今回は、尾畑守の遺族が現在、警察に不信感を抱いて
いる背景がよく分かりました。同時に、尾畑清三の行動には、そりゃないよと声を上げ
てしまった(苦笑)。
 警察組織内の悪役を一身に引き受けていた県警本部長の榛ですが、今回は悪役には違
いないものの、重藤らの失態は確かに大きな問題なので、この展開も仕方がないか。た
だ、現場で捜査する刑事達のことを分かろうとしないどころか、それは君らの仕事であ
って私の仕事ではないと言い放つ辺り、酷い上司だなと。
 次週はいよいよ最終回。ドラマ的に一番ありそうだった線は、この第四回で一応潰さ
れましたので、これに代わる(納得の行く)真相が用意されているのか? わくわく。

 ではでは。





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