AWC マジックを観に行こう>イリュージョンミュージアム   永山


        
#626/655 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/10/16  19:50  ( 66)
マジックを観に行こう>イリュージョンミュージアム   永山
★内容
 関西と九州の往復生活が長く続くと、どちらの地元の情報にも疎くなるのかもしれま
せん。大阪城内に新しくできた施設ミライザ内に、イリュージョンミュージアム・幻影
博物館が開設されたことを知らなかったのもその一つの証左になりましょうか。
 古今東西のマジックの資料展示や、実際にイリュージョンの不思議を体験できるコー
ナー、そして十五分間のマジックショーも連日行われるという風な謳い文句で、大いに
そそられます。プロデュースしたのは、テレビ出演も何度かあるマジシャンのメイガ
ス。オープン当初の混雑時期も過ぎ、ちょうどいいタイミングということもあり、行っ
てみました。名古屋に行くついでで帰りに寄るという荒技ですが(笑)。
 ところで――本題とは関係がないので詳細は省きますが、当日は、鉄道でのトラブル
が重なりました。行く先々で在来線がことごとく遅れる。都合四度。他にも、直接身に
降りかからなかった分を含めると、六度を数えました。原因は急病の乗客への対応、プ
ラットホームでの接触事故、緊急停止ボタンが押される(実際には何もなかった等々。
大きく報道されないだけで、鉄道の遅延そのものが連日それなりの数が発生していると
はよく聞きますが、まさかこんなにもまとまって自分に関係してくるとは、参りまし
た。幸いにも、全体のスケジュールに大きな影響が及ぶことはなく、おおよそ予定して
いた範囲内にやりたいことはやれましたが。
 さて、話を戻しまして、最寄り駅であるとされるJR森ノ宮駅で降り、ミライザを目
指しててくてく歩きます。事前に調べて近くの他の駅は徒歩二十分、森ノ宮駅は十五分
てことになっていたので、森ノ宮駅にしたのですが、実際に歩いてみるとだいぶ苦戦し
ました。地図上では分からないアップダウンがやたらとあるし、目印になる物はほとん
どないし、大阪城の近くに来ても案内板一つない。それどころか、大阪城の敷地内に足
を踏み入れて以降も、ミライザがどこにあるのかを示す地図が見当たらない。相当近付
いてからポスターまがいの大雑把な地図がありましたが、それを見ても場所を把握する
のは無理でしょう。
 結局、前もって調べていたルートの曲がり方と一致するという理由をよりどころにし
て、ようやく辿り着いた。徒歩三十分ぐらいかかったかも。
 問題はこれにとどまりません。ミライザの建物に入ったあとも、幻影博物館がどこに
あるのか分からない。分かり易い案内は一切なし。地下一階にあるのは事前に掴んでい
たので、エレベーターに乗り込む。と、地下一階はスタッフオンリーになってる。どう
なってんの?
 ようやくポスターの下に右向きの矢印があるのを見付けて、そちらに向かってしばら
く行くと、足元の高さぐらいにイリュージョンミュージアムの文言が書かれた黒板を発
見。やーっと、見付けた。責められにくくする工夫満載の城の内にある施設だからっ
て、いくら何でも不親切すぎ(苦笑)。
 券売機で入場料プラスショー観覧料のチケットを購入し、階段を降りて地下フロア
へ。そこには高校の教室二つ分ぐらい?のスペースで展示が行われていました。基本的
に撮影禁止ですが、例外あり。
 内容の方は、イリュージョンの仕組みの解説と簡単な実演、展示はマジック史の概説
と歴史的資料の数々。狭いながらも、資料は充実していたと思います。概説の方が手作
り感満載で、かつ、私でも知っているエピソードが結構多かったです。やたらと「新た
な奇術が上演されると、種を見破った人(同業者)がそのままいただいて自ら上演を始
めた」というケースが多かったなあ。
 ショーは、チラシからメイガス自身が出演するものと思っていましたが、違いまし
た。演じるのは女性マジシャン二人。演目の方は、スカーフがステッキに変化するネタ
でご機嫌を伺うと、定番のオンパレードだったと言っていいでしょう。小さめの檻に膨
らませた風船を入れて閉じ、布を被せたあと風船を割ると同時に布を取り去ると、檻の
中に女性が出現。五つの金属の輪っかを互いに通したりつないだりしたりするリンキン
グリング、これは東京五輪に掛けたところが時事ネタか。人体浮遊は浮かせたあと、巨
大な輪っかを二度通して支えのないことを示す古典タイプ。あ、輪っかに切れ目がない
のを確認する役目、私がやりました。(^^;
 人体切断は、箱の中に横たわった女性を腹のところで両断し、上半身と下半身の距離
を開けるスタイル。箱から出ている足首から先の部分を、一時的にでも観客から完全に
隠すよう、ぐるぐる回すのがよくある手順ですが、今回観たものはそれがなく、うまく
やったなと感じました。ショーの演目は以上(多分)。
 実際にイリュージョンを体験できるというのは一部、観光名所での顔出し看板の記念
撮影みたいな物でした。浮いているように見える、切断されたように見えるといった写
真が撮れますが、実際のマジックの種とは無関係です。
 その他は一つの展示につきスタッフ(マジシャン?)が一人、常に演じている……と言
えばいいのかな。一つだけ実例を書くと、(ホテルのカウンターによくある)ベルを鳴
らすと、テーブルの上に置かれた箱の前面がぱかっと開いて、中の生首が喋り始めると
いう……マジック自体はよくあるものですが、常時待機していなければならないのは大
変だろうな。いわゆる見世物小屋形式と言えそう。
 そんなこんなで、規模の割には詰め込んであります。ただ、ディープなマニア向けで
はなく、初心者というかマジックを好きになり始めた人向けと言えそうです。

 ではでは。





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