AWC 「六兵衛がしゃべった!」?   永山


        
#566/661 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/08/18  19:41  ( 41)
「六兵衛がしゃべった!」?   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「黒書院の六兵衛」第四回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 前回は評価をやや下げましたが、今回盛り返した感じ。
 ミステリの手法が使われているとやっぱり面白く感じてしまうのは、個人的な好みに
よるさがで、甘くなります。特段、これといった伏線があった訳じゃないけれど、六兵
衛お正体に関して英国が差し向けた間諜だという説がいきなり出て来たシーンはこれは
正解じゃないんだろうなと分かりつつも、なるほどとそういう考え方もありかと思っ
た。曰く、六兵衛が一言も喋らないのは、喋らないのではなく喋れないからであり、英
国の意を受けて城に潜り込むために旗本株まで調達し、居座ろうとするのは新政府の側
から手を出させて、それを盾に英国は日本と一悶着を起こした後、乗っ取ろうという腹
ではないか、と。で、結局、瓦版屋というか新聞記者の福地が英語で尋ねると、六兵衛
は筆談で漢文を書いて寄越した。これは英国のスパイではないと判明。いい加減な噂を
福地に教えたお坊さん、人騒がせな(笑)。
 その後に大きな動きが。本物の六兵衛に大金を貸していた高利貸しの淀屋辰平を訪ね
た加倉井と福地は、偽の六兵衛がいかにして旗本株を手に入れたか、その経緯をようや
く掴む。後に偽の六兵衛となる男が店にやって来て、旗本株を手に入れたい旨を伝えて
きた。常識的に旗本株の売買なぞ不可能。そこで淀屋は試しに五千両とふっかけてみ
た。すると翌日、六兵衛は大名貸から金を調達。余程の者でない限り、大名貸から金を
都合するなどできるはずがない。対処に迫られた淀屋はお偉いさんの元に駆け込み、相
談すると、どこかの旗本の家屋をそっくり入れ替えればいいと悪知恵?を授かる。ちょ
うど大金を貸しっぱなしの本物の六兵衛の家がある。早速、事の次第を告げると、六兵
衛は家族を守りたいと言い出した。偽の六兵衛の方に話を伝えると、本物の六兵衛との
み入れ替わることを承知。他人の家族の面倒を見てまで、侍の地位を欲した理由は分か
らないまま。
 少し時間が流れ、城の明け渡しから三ヶ月ほど経った七月下旬。六兵衛の体調不良を
感じ取った加倉井らは、城の中庭?で鰻パーティ(笑)を催す。当時一番のスタミナ食
でごちそうでもある鰻の蒲焼きで、六兵衛の心身を和らげようというつもりだったが、
加倉井の部下は業を煮やして、食べさせてやる代わりに出て行ってくれと懇願する。そ
んなやり方が気に入らない加倉井は……と。残りは端折りますが、一番の見せ場でし
た。ここまで台詞がないどころか、ほとんど反応がなかった六兵衛は、鰻の蒲焼きを見
て喉を鳴らしたり涎を滲ませたり、身体が震えたりと、大きな違いが現れました。まさ
か食い物が突破口に?と思っていたら、鰻を食べたあと、六兵衛は体調不良に陥って、
見るからに病気の様相。折角呼んだ医者の触診を断るも、外見から判断した医者は、質
素な食事を続けていた者がいきなり鰻を食ったら胆汁などが出過ぎておかしくなるのは
当たり前。このままでは危ないと、薬を処方する医者だが、六兵衛は頑なに拒む。そし
てついにぶっ倒れてしまい……。
 粗筋と感想が入り交じっていますが、ついに六兵衛が声を発した場面がありました。
正確には音と言うべきかもしれませんが、鰻を食べるときに、「ああ」と「はふ」が折
り重なったような反応が喉から漏れてました。些細なことだけど、よく考えられた演出
だなと思ったです。

 ではでは。





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