AWC WからWへ   永山


        
#504/532 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/06/19  22:30  ( 39)
WからWへ   永山
★内容
 何だかんだで見てしまうW杯サッカー日本代表の試合。とりあえず、不発で終わるこ
とはなくなったのでよかった。

 WOWOWのドラマ「不発弾」第二回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 古賀の過去が語られる。高卒まで福岡は大牟田で生まれ、暮らした古賀は、父親を炭
鉱の事故で早くに亡くし、妹・睦美と共に母親・良美に育てられた。だが、母親は息子
と娘が長じてアルバイトができるようになると、次第に怠惰になり、勤め先の飲み屋に
出たり出なかったりという有様。中学生になった睦美は地元信用金庫の荒井の目に留ま
り、露骨に誘われる。そのことを知った古賀は荒井と揉め事を起こしてまで、妹を助け
る。やがて古賀は高校を卒業し、東京の中堅証券会社に就職。体力勝負の場立ちから異
例の抜擢を経て営業回りになり、さらに上司の中野からノウハウを教わることで、ノル
マを楽々達成するようになる等、のし上がっていく。全ては妹を東京に呼び寄せるため
だった。しかし、睦美は母親を見捨てられないと言って、大牟田を離れようとしない。
そうして何年かが経過した昭和六十二年。職場に掛かってきた電話が、古賀に妹の入水
自殺を伝える。睦美は男性関係に悩み、死を選んだと思われた。古賀はその男は荒井に
違いないと確信。荒井と、古賀の母親・良美に、睦美の死の責任があるとして復讐を考
え始める。
 そして現代。古賀は中野の指導もあって面識を得た三田電機の東田と懇意になり、中
野の出世に合わせるようにして、三田電機の中枢に関わるようになる。
 一方、警察の捜査も動いていた。首吊り死体で見付かった三田電機社員の橋本宅を訪
れ、残された妻に死ぬ前数日間の橋本の様子や交友関係、会社での仕事について何か語
っていなかったか等を聞くが、異変は感じなかった、知らぬ存ぜぬで通される。それも
そのはず、橋本の妻は橋本の指示で古賀を頼り切っており、夫の遺した封書を未開封で
手渡した上、善後策を授かっていた。封書の中身は橋本が三田電機の不正を克明に記し
たもので、古賀はそれを燃やすことで握りつぶす。
 ――粗筋はこんな感じですが、実は第一回の内容も少し混じっています。この方が分
かりいいかと思ったもので。
 古賀の立ち位置が悪役っぽくなっていますが、作り手側が視聴者をそちらへ誤誘導し
ようとしている節があるような。いくら妹の復讐名目とは言え、このままでは共感を得
にくい気がするので。多分、主人公像はもう一捻りあるのではと、願望を込めて予想。
 上の粗筋では省きましたが、古賀の母は既にひき逃げで亡くなっており、その加害者
が古賀の高校の後輩だと分かったシーン(現代)で、次回へ続くとなりました。
 昭和六十二年の時点で復讐を決意しているのですが、ドラマ上の現代は二〇一七年。
三十年の間に復讐を果たしたのかどうか明かされていないですが、どうもまだみたい?
 本当にそうだとしたら……昭和六十二年の十月に起きたいわゆるブラックマンデーに
ついても描かれていたので、証券マンの古賀はその対応に追われ、復讐どころではなく
なるのかしらん。

 ではでは。





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