AWC 詐欺ドラマなので面白さは保障しない   永山


        
#497/503 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/06/12  21:14  ( 29)
詐欺ドラマなので面白さは保障しない   永山
★内容
 フジテレビ系で放送のドラマ「コンフィデンスマンJP」最終回十五分拡大を録画視
聴。ネタバレ注意です。
 ストーリーは捻りがあって悪くない。ドラマの造りとしては法廷物のバリエーション
で、メインとなる主人公グループの部屋が裁きの場。私設法廷、私的裁判ですね。
 反面、細かな点でこれまでの積み重ねが台無しにしている。まず、今回の敵役である
鉢巻が、ダー子らを“最高のコンフィデンスマン”と評価して犯人扱いしたけれども、
とても最高のコンフィデンスマンと思えない。騙したあとも信頼を得続けていることな
んてほとんどなかったし、顔ばれした件もあったし、詐欺を行った結果損をしたことも
あった。
 また、本ドラマのやり口からして、敵サイドの掴んだ情報や証拠がどこまで正確なの
か、疑って掛かる必要がある。そしてその通りのどんでん返し展開だったから。素直に
騙されようがない。
 そもそも、ダー子らは義賊でも何でもなく、単なる悪人グループ。共感や同情する余
地がなく、当然、応援する気にならない。「こいつらが手ひどい目に遭っても全然ハラ
ハラしない。いい気味だ」ぐらいに感じます。
 さらに、ダー子らの計画が綱渡りに過ぎる。鉢巻がもしも銃による殺害ではなく、刺
殺や絞殺を選んだとしたら、どう対処したのか。また、鉢巻が途中で逆上して、一人を
“殺す”のに全弾打ち尽くしてしまい、新たな銃を手にしていたら、どう切り抜けよう
というのか。完全に当初の予定通りに進む計画なんて望むべくもないんだから、計画に
柔軟性を持たせてはあると思うけど、今回描かれた計画は危険度が高くて命を落としか
ねない。
 ついでに言えば、鉢巻の父親の組織も迂闊に過ぎる。金と薬物を受け渡しする際に、
薬物の中身を確認するシーンが一切なかった。あれでは騙してくださいと言ってるよう
なものでは。そうさせたのもダー子らの計略の効力だというのであれば、そこを描いて
くれなきゃいけない。
 映画化が決定したとの報がありましたが、よほど脚本を磨かない限り、長丁場をもた
せるのは無理なんじゃないかなあ。

 ではでは。





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