AWC 似て似てるもの   永山


        
#496/629 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/06/11  21:10  ( 48)
似て似てるもの   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「60 誤判対策室」第二、三回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
 誤判対策室の事案ではないが、独自に動いて放火殺人の調査を続ける有馬。えん罪事
件のあぶり出しで早く成果を出したい世良もこれについて来る。取っ掛かりは印鑑詐
欺。その実行犯の一人が収監中と聞き、面会に行った。有馬はかつて取り調べで使った
脅し透かしはったりなど緩急自在の攻めで、相手から元締めに関するいくつかの情報
(名前が矢野高虎など)を得る。さらに、大量発注を受けていた印鑑屋を訪ねると、店
の主人は詐欺には全く関知しておらず、注文客の情報をすんなり教えてくれた。それは
三十代の女で、店主と交わした世間話から、比較的簡単に居場所を突き止めることがで
きた。女が喫茶店で今まさに化粧品詐欺を働こうとする場を有馬は押さえ、化粧品詐欺
について通報するかどうかはおまえの証言次第だとして、矢野の動向を尋ねる。が、女
の口は堅く、矢野に逆らえば殺されると怯える。放火殺人の被害者・長谷川由美が死ん
だのは、矢野に逆らったからと考えていたためだ。
 有馬は単独でカメラを持ち、張り込んで、矢野の身辺を洗う。リサイクルショップ経
営の矢野には若い妻と幼い娘がおり、その妻こそが放火殺人犯として死刑判決を受けた
古内の娘だった。古内は、娘のために身代わりになったのか?
 刑務所に古内を訪ねた誤判対策室の面々。えん罪事件である可能性を匂わせても、し
かし古内は自らの有罪を唱えるばかり。再審請求を出すどころか、早く死にたがってい
るような発言までする。有馬は大きく落胆した。
 世良は父親(誤判対策室創設に尽力した議員)の秘書?から、いつまで弁護士をやっ
ているんだだの、誤判対策室に入るなんてお父様への子供じみた反抗はやめなさいだの
と言われ、かえって反発を覚える。※誤判対策室は表向きとは違って、死刑囚の再審請
求を速やかに退け、迅速な刑の執行を後押しするために作られた。
 検事の春名は、誤判対策室を突然訪れた上司の西島に、西島担当の放火殺人事件を再
調査している資料を見られてしまい、酷く叱責され、嫌味を言われる。それまでは検事
の本道に戻りたくて上司の言うことに従ってきた。が、前に世良から「検事はえん罪を
暴く気はないんですね」と言われたこともあって、内心で決意を固める。
 翌日、有馬が呼び出されて出勤すると、春名と世良が待ち構えており、放火殺人の案
件を正式に誤判対策室で扱うことに決めたと告げてきた。死刑囚自身が望まぬ現状で、
再審まで持って行けるのか不透明であるが、とにかく動き出す。それには裁判で使われ
なかった証拠の開示が鍵になりそうだが、それを握るのは西島。まともに要請しても、
拒否されるのは目に見えている。春名はカフェで引いたおみくじが大吉だったのを機
に、思い切って西島の部屋に忍び込むと、証拠に関する書類を探した。そこへ、部屋の
ドアを開ける人影が……。
 ――第二回と第三回の粗筋はこんな感じ。だいぶ削ってます。凄く気になるところで
続くとなった(笑)。
 誤判対策室という架空の設定を、いかにもありそうな周辺事情を付加することで、結
構現実味のあるものに仕立ててる。でも、刑事と検事と弁護士が同じ部署にいるという
状況には、やっぱり違和感の方が上回りますが。何も不正をしていなくても、馴れ合い
の温床と疑われて、世間から叩かれそう。
 あと、前のドラマW(WOWOWのドラマ)作品で視聴もした「イノセント・デイ
ズ」と似ている部分が多くて気になる。再審を求めていない死刑確定囚、えん罪が疑わ
れる、事件は放火殺人、犠牲者は母親と二人の子供。多すぎないか? いや別に似た要
素がたくさんあってもかまわないんですけど、「イノセント・デイズ」をやった直後
に、この「60 誤判対策室」を持って来る感覚がよく分からない。敢えて見比べても
らって、えん罪について考えてみませんか的な意図があるのかしらん?

 ではでは。





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