AWC ドラキュラには向かない作業   永山


        
#486/3053 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/06/03  20:04  ( 29)
ドラキュラには向かない作業   永山
★内容
 大蒜の刈り取り?で包丁(鎌が足りないので)を使い続けていたら、手が痛い。握力
が変な感じで、パソコンを触るのがちとしんどい。

 WOWOWのドラマ「60 誤判対策室」第一回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 えん罪事件のあぶり出しを名目に、政治家の人気取りによって作られた誤判対策室。
無実の人間を殺人犯にしてしまった過去のある定年目前の刑事の有馬英治、三連敗を喫
して左遷された検事の春名美鈴、エリート若手弁護士の世良章一の三名からなるその部
署は、どこからも煙たがられていた。
 やる気のない態度を取りながらも、己の過去の贖罪が頭にある有馬は、行き付けの風
俗店の風俗嬢から、ある話を聞き込む。それは、印鑑詐欺に絡むある殺人事件がえん罪
である可能性を示唆していた。記録に当たってみると、盗みに入った男が家人に気付か
れ、女生徒その幼い娘二人を殺害、家に火を放った放火殺人で、犯人とされた古内博文
は、すでに死刑確定しており、再審請求を出してもいない。自白しており、犯人しか知
り得ないであろう秘密の暴露もあった。この事件のどこに、えん罪の匂いを嗅ぎ取った
のか。
 ――初回の粗筋はこんな具合。付け足すとしたら、春名の上司・西島が誤判対策室に
関する検事側の窓口で、なおかつ、放火殺人の担当検事だったという設定。
 最後まで観れば面白そうと興味が湧いたのですが、序盤はちょっと首を傾げる導入で
した。舘ひろし演じる有馬刑事が風俗店を利用する様が描かれるのですが、病人やアル
中を思わせるようなぐたぐた振りで、気怠さ満載。その上、光をやたらとまぶしがる風
に見えて、日常生活を送るのすら辛そう。こんなのでまともに刑事の仕事ができるのか
と心配になるレベルでした。
 結局、そんな気怠い感じの理由は明かされず、話は進んで、えん罪の匂いを嗅ぎつけ
た途端、突如としてしゃきっとする。閑職だった誤判対策室の仕事にも身を入れる。こ
れなら、やる気のなかった有馬が何らかのきっかけで行動を起こすというストレートな
手法の方が、視聴者を惹き付けられたのでは。まあ、話が進むに従って、この導入で描
かれたシーンの意味が明らかになるのかもしれませんが。

 ではでは。





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