AWC マジックを観に行こう>健闘するも検討の余地   永山


        
#418/692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/04/08  20:28  ( 93)
マジックを観に行こう>健闘するも検討の余地   永山
★内容
 久々の“マジックを観に行こう”ですが、ほんとはもう一つ、去年の秋口に大きめの
ショーを観に行ってます。そちらの方は長時間に渡っており、ショーの模様を収録した
DVDを購入したので、それを見直した上で、いつかレポートしようかと。
 で、今回観に行った場所は、例によってショッピングモールの催し物会場。二人掛け
の白いベンチが四十脚ほど設置されていますが、観覧無料とあってかいつも立ち見が出
ます。今回も観客人数の点では、盛況でした。
 肝心の演者は、大阪剣刀隊なるグループ。テレビで見た覚えがあるようなないよう
な。一応、初見ということにしておきます。女性五人組で、色違いの丈の短い着物がコ
スチュームのようです。
 定刻より五分ほど遅れてスタート。大音量で音楽がかかる中、まずは二人が登場。ス
テージ中央には前もって、怪しげな(笑)マジック道具が台に乗せられ、しつらえてあ
ります。四角錐の一角を切り取ったような形状の箱で、サイズは大人一人がすっぽり入
れるほど。というか、実際、このあと入るのですが。
 一人が箱の上に立ち、もう一人はその外側の台に立って、大きな布を垂らす。これに
より箱に立った人は観客からは見えなくなる。と、布をさっと取りのけると、箱の上に
人はいない。これは見事な早業でした。
 もう一人は剣を五本、順に箱に刺していく。人が潜むスペースなんてどこにもないか
のように見える。台を少し動かし、観客に違う角度から見せたあと、剣を抜いていく。
全て抜き終わってから、再び台に立ち、箱の上の空間が隠れるよう、布を足らず。布を
振って数秒後、消えた人が台の上に姿を現した。
 五人揃って登場し、自己紹介。正直言って、喋りはやや舌足らずな感じで、あんまり
うまくはないような。ここでこういったショーでは定番の、全員でやる腕のストレッ
チ、に見せ掛けたシンプルなマジック。腕を捻った状態で両手を組んだのに、演者だけ
が普通に手を解くことができるというあれです。何回目だ。
 そうこうする内に、またも大げさな道具が登場。身長測定器みたいな形の黒い棒と土
台。それと銀色の輪っかが八つほど。その内の五つは、棒に下から間隔を空けて付けて
いき、残り三つは演者三人がそれぞれを持ち、ステージを降りて、舞台に上げる観客三
名を選ぶ。上がった三名は、銀の輪っかに切れ目がないことを確認。その間に、演者一
人が輪っかの中に身体を通す形で、棒の前に立つ。そして残り三つの輪も取り付けら
れ、演者は頭の天辺から爪先まで、輪っかが邪魔になり、動けない状態に。そして道具
もろとも大きな布で覆って隠し、布を演者二人がかりでしばしゆらゆらさせてから取
る。と、そこには、輪っから抜けて棒の傍らに立つ演者が。再び布で覆い、ゆらゆらし
たあと、布をどけると、また輪っかに中に。さらにまた布でゆらゆら、再度、輪っかの
外に出たtころで、この演目は終わり。
 次、演者は二人で、またまた大きな道具が。今度は直方体で、側面の一つには長い棒
が付いています。心太を突き出す道具のでかいやつを想像すれば、大体当たっていると
思います。ただ、」突き出し棒をスライドさせる側面はほぼ切り取られ、中が丸見え。
そこに演者一人が入り、横たわります。もう一人の演者は、見えている窓の部分を備え
付けの布(在来線の電車にある日よけみたいな感じに留めることができる)で覆うと、
棒を押し込んで行く。横たわった人は箱の上面から片腕を出し、無事であることをア
ピール。が、突き出し棒が最後まで押し込まれると、腕は引っ込む。布ごと押し込まれ
たので直方体の中は丸見えですが、人はいない。完全に“プレス”したことをアピール
する演者。が、そこから一転して突き出し棒を引き戻し、布を外すと、最初に横たわっ
た演者が無事に登場。
 と、ここまで基本的に似たような演目が続く。さすがに飽きが来ると踏んでいるの
か、次は、また観客の手伝いを一人、募る。小さな子供が選ばれ、舞台上へ。演者は大
きなトランプと普通サイズのトランプを用意し、子供にどちらが好きかを尋ねる。普通
サイズが好きという返事に、「普通サイズはあとで重要になるので、ここに置いておき
ます」と、またまたいかにもな細長い教卓のような台に置く。大きなトランプの方を扇
に開き、裏向きの状態で、子供に好きな一枚を選ばせ、引いてもらう。子供と他の観客
だけでそのカードを確認(ハートの2)。演者は普通サイズのトランプを台の内部にセ
ットし、きれいに巻いた状態の巨大な白い傘を持ち出すと、「選ばれたカードを、この
傘でさして当てる」という。そして台にあるスイッチをいじると、普通サイズのトラン
プが、ばばばばって感じで上向きに飛び出した。その舞い散るカード吹雪に、演者は傘
を突っ込む。するとその先端には、一枚のカードが。これこそ子供の選んだカードだと
言うが、見てみると、スペードの5。ちょっと変な空気になるが、演者は落ち着いた調
子で、「傘にはもう一つ、別のさすことができます」云々と言って、傘を開くと、そこ
にはハートの2が大きく描かれていた。
 続いて子供に手伝いを頼む。次のマジックかと思いきや、散らばったトランプを拾い
集めるのを手伝って欲しいとのこと。言われた通りにした子供に、プレゼントをすると
いう名目で、新たなマジシャン登場。YOSHIKI(ローマ字表記かどうか分かりま
せんが、何となく)という男性マジシャン。空っぽの金属製バケツを示し、そこに蓋を
して、おまじないを掛けた後にまた空けると、キャンディで溢れていた。さらにまたも
やありがちなマジック用の取っ手の付いた袋を取り出すと、中に何もないことを示して
から、子供にキャンディをたくさん掴んで袋の中に入れるように言う。子供がその通り
にやってから、男性マジシャンが袋におまじない。改めて子供が袋の中に手をやると、
キャンディでできた首飾りが出て来た。首飾りをプレゼントして、YOSHIKIの出
番はおしまい。
 大阪剣刀隊のみに戻り、演者一人が、大きくてペラペラのトランプカードを皆に見せ
る。それを折り畳んで、少しずつ破いていく。細かくちぎったカードをひとまとめにし
て、もみもみすると、元通りになった巨大トランプが現れる。
 次は、お手伝いを二人を選ぶところから。やっぱり小さな子供二人が選ばれました。
この小さな子供を選ぶことに、ここではちゃんと意味がありました。というのも、今度
のマジックは一本足のテーブルにテーブルクロスを掛け、そのクロスの端二箇所を手に
持って操作すると、テーブルが宙に浮くという演目だったから。このマジックで、残る
クロスの端を子供に持たせ、再度、テーブルを浮かせると、子供は自然に下から覗く格
好になる。観客に対しても、かなりクロスをまくり上げていましたから、種のない不思
議な感じを出すことに成功していたと思います。
 最後の演目は、最早お馴染み、怪しげかついかにもなマジック道具らしい箱の登場。
衣装入れと宝箱が合体したような形状で、もちろん?人が中には入れます。演者は二人
で、一人が中に入ると、もう一人は箱の蓋を閉め、剣二本と錠前二つを使って、箱を完
全にロック。そして全身を四方から覆い隠せるほどの大きな布を持ち、箱の上に立つ。
布を頭上まで持ち上げ、再び下げた次の瞬間、中に入っていた人が姿を現し、布を持っ
ている。逆にさっきまで布を持っていた演者の姿がない。脱出した演者が箱のロックを
解くと、そこから消えた演者が現れた。
 三十五〜四十分ほどのショーで、演目を目一杯詰め込んだのはいい。でも、演目その
ものは似通ったものが多い気がした。あと、喋りが今ひとつかな。舌足らずな感じとは
言え、ちゃんと進行はできてるし、笑いも時折取っている。だけど、演目から受けるイ
メージと大きく異なるのはいかがなものか。刀や剣を小道具に、厳しい表情で緊張感の
ある演目にしようとしているのに、トークがこれでは、緊張感が薄まってしまうので
は。

 ではでは。




 続き #454 マジックを観に行こう>ほぼバルーン   永山
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