AWC 自然なネタ作り   永山


        
#360/568 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  18/02/10  20:36  ( 28)
自然なネタ作り   永山
★内容
 TBS系で放送のドラマ「アンナチュラル」第五話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 今回は、中堂の自宅マンションを三澄らが訪れる流れがベースにあって、これだけを
取り出したらネタ回に終わりそうなんですが、そこに至る理由(研究所の外で死因を調
べねばならない)を、もう一つの大ネタ・遺体を無許可で解剖しちゃった!を掴みにし
て、巧みに組み立てている。
 終盤、被害者の恋人が中堂から結果を聞いた後、衆人環視のもとで犯人を刺す(誰も
止められないし、説得も効かない)という流れになりました。ネット上の感想をちらと
見たところ、「衝撃的な展開」と受け止める視聴者が意外と多いようで。このパターン
て、そんなに珍しいのかしらん。海外の捜査物では結構あるような気がする。日本のド
ラマでは少ない? 確かに、二時間サスペンスだと、説得されて復讐をやめるのが多い
印象があるなあ。
 知らないことやあまり知られていないことがたくさん出てきた回でもありました。推
理物では割と古くから使われているトリックを、推理だけでなく、最新の科学に基づく
物証により突き崩した、という一連の流れは、今回のミステリ面での白眉。
 物語の面では、中堂の立ち位置が明確になってきたことかな。恋人を殺した犯人を見
付けて復讐するためにUDIに勤めている。対して、三澄は中堂の本心を知る前まで
は、共感を覚えたり同情したりするシーンが散見されるも、ラストで本心を知ることに
より、一変。中堂にUDIをやめるよう言う。それを拒まれると、中堂の恋人を殺した
犯人をさっさと見付けて、片付けようと宣言する。中堂をUDIから追い出すためとも
取れるし、呪縛から解放してやるとの決意の表れとも受け取れる。対立を明確にしつ
つ、やるべき行動は一緒という見事な構成。さらに言えば、作品の縦糸に当たるであろ
う中堂絡みの事件を、秘密めかして終盤までずるずる引っ張らずに、シーズン半ばの段
階で位置づけをはっきりさせたのは、とてもいい。
 といっても、次回予告を見る限りでは、いきなり中堂の事件の捜査に集中するんじゃ
なく、別枠の事件も起きるみたいですが。ああ、これも海外ドラマによくある展開か
も。

 ではでは。





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